1月23日(日)第190回例会

1.参加者全員の自己紹介と最近の授業の様子

オンラインとなったため、留学先のイギリスから、国内遠方から、あるいは部活がなくなった「おかげ」でご参加可能となった先生がおられました。コロナ、オミクロンの感染拡大の状況のなかで、「神経をすり減らしながら」やっている、オンライン、ハイブリッドでの苦労やむずかしさと併せて、利点(怪我で入院の生徒も参加など)もある、北原先生が12月に示範授業をされた千葉県の中学の先生からは、「以来、生徒は楽しそうに英語の授業に臨んでいて、できない子でも、わからなければ『I

don’t know』でいいんだ、クチャーカードのQ&Aで積極的に発言している」との報告が印象に残りました。

この日メインの示範授業ビデオ視聴のまえに、北原先生より

「突然ですが、学生(上智の)のリアクションペーパーのなかからすごいのがあったので 音声読み上げで」と。

4名の学生さんの北原メソッドを学んでの気づき・感想が紹介されました。できる範囲でメモできた内容を以下に。

1人目

・(4年次に履修した学生)3年次「北原先生の授業すごいよ」「授業をうけてみないとわからない」と日頃冷静な友達すら興奮気味にいっていた、その気持ちよくわかる。考え方やり方すべて衝撃的。体験したらわかった。講義のハンドアウトの題名「考え方が

180

度変わる北原メソッド」のとおり、そのやり方考え方どこを切り取っても自分が体験してきた方法とくらべものにならないほど生徒のために効率よく、なにより各段に楽しい、200%たのしかった。「音」を大切にする、文法用語使わない、生徒とのやりとり楽しく行う点、すべて理にかなっている。仲間全員でたのしんでいる、身体の動きもうまく活用する、教師が教えたいようにでなく、生徒がなにを学ぶか何を身につけるか中心。自分がうけてきた授業とちがうポイント。私にとって宝物。教師となって実践し、楽しく学べる生徒を増やしていきたい。教師も生徒も堂々と楽しみ自信をもってついていける。

・北原先生はご自身の返信の内容に触れ、「生徒にいじめがないこと」それには「人をリスペクトし、自分も肯定で

きる」からで、どちらが欠けてもだめ、と言われたことが心にのこりました。

2人目

・帰国子女・留学経験者が多く、人とくらべスピーキング能力に自信なくして受験英語なんだったのか、ともやもやしたジレンマに一つの答えを得た。日本で着実に上達させる方法。発音指導などは、ネイティブより非ネイティブが教えるほうが効率的。文法やライティングにも通じる。「日本は他国より遅れているといわれていて、授業には限界がある」と思っていたが、日本の指導要領を生かし

4

技能バランスよく身につけることができる方法があった。北原メソッドの重要な点。全体的に復習が重んじられ、どこで習ったか確認できるよう、その箇所を板書する。生徒が、「なぜこうなるのか」と疑問もったとき、どの項目でやったかがわかること重要。わからないことそのままにすること少なくなり苦手意識軽減される。間違いを否定するのでなく、生徒自らの気づきを大切にすることでモチベーションを保つことができる。できる生徒に教えさせる、さらに課題を与え、競争させたりして、落ちこぼれ、浮きこぼれ防ぐことができる。紙芝居、テキストのリーディングテストなど豊富なパフォーマンステストが組みこまれ、話すことへの抵抗感をなくしていく。筆記でうまくいかなくても、パフォーマンステストで頑張ろうと生徒は思う。

公立中学でも、真剣かつ意欲的に取り組むことができ向上させられる。学びの場に焦点。従来の英語教育をいかしながら、自発的な学びを促進するのが北原メソッド。

自分の英語学習にも生かしていく。

・北原先生自身の返信に触れて「中学英語に予習は必要ない。」 (私は真っ先に「悪のノート」おもいだしました!)

3人目

教育上の問題点、英語教育の遅れーー先進国でここまでできないのは珍しいとよく聞く。北原メソッドがこの風潮かえてくれるとおもった。

魅力1 まちがえること恥ずかしくない。

B

パターン:ピクチャーカードで積極的発言、能動的に参加、まちがっても協力して答えにたどりつく環境つくることできる。大切なのはまちがいを共有すること。英語に苦手意識をもつ、まちがいや失敗をおそれる、この考えは誤り。ネイティブでもはじめからぺらぺらではないし、日本人でも日本語の誤用、漢字のまちがいなどある。

北原メソッドでは、間違いは成長のために必要なステップと教師が示すことで積極的に学ぶことできる。点と線を結ぶ。テストでいい点とることでなく、

自分に落とし込んでできるようになることが目標。

Aパターン:新しい文法を、突然でなく既習事項から新しい事項結び付けられるようになっている。北原メソッドは、最終目標は習得だと認識して構成されている。

間違えながら覚えていく。ティーチャートークも効果的。生徒、先生両方の視線から効果的である。一人の間違いをクラス皆

の課題として連帯感を持てる機会をつくっている。

北原先生、ご自身の返信にふれて・・・

「正解することができるのは間違えた生徒のおかげだよ!」と日頃からよく言っている。Be authenticいかに大事か。 先生の視点から言うと、

なるべく先生が「サボれるように」している。私は、定時でかえって家で仕事もしていない、と。

4人目

(北原先生が「これがすごい!」という4年生感想」)

・上智入って誇れること

北原メソッドにであったこと。革命的なもの敬虔な信者として信奉したいほど、英語教育にとって光。ご教授いただいたこと誇りに思う。地方からでてきて東京に馴染めなかったが、シェイクスピア演劇に出会った。大学院志したもう一つの理由「教員免許

英語教育における知見の獲得」 地元で教師を志すと決めたが、遅いスタート。

この先生の生徒に嫉妬を覚えた。十二分に吸収したいとおもった。北原メソッドは「本質的」「生徒目線」「そこに笑顔あり」。

本質的とは、練り上げられたもの、研究・理論・実践によって培われた主体性が詰め込まれている核心をついた教育をつづけてこられた。時代は北原先生に追いついた!

生徒目線、生徒にやさしい。鼻セレブのよう!(花粉症なので)先生でなく生徒が主体の授業。「アウトレイジ」

にでてくるようなおお顔ですが(ここで爆笑してしまいました)徹底して温かい授業。「日活より松竹」(アクションより寅さん!、ということですね)

それが北原メソッド。英語は最初はだれしもやる気あるが、従来の英語教育はやる気そぐことに長けていた。北原メソッドはそれへのアンチテーゼ。

笑顔や関心や感情があふれてしまうような授業。北原メソッドたよりに文学好きの自分を生かしていきたい。

・北原先生:「昨日来たばかりの4人のメール。これで北原メソッドがわかる!」

北原メソッドにふれた新鮮な感動を優れた文章表現で、その本質とすばらしさを、別の角度から光をあてて見せてもらえました。二人目の学生さんの、「英語苦手意識をもっていたが、非ネイティブだからこそ、教えられる利点があること」や、「そういう経験があるからこそ、落ちこぼれも浮きこぼれもつくらない、北原メソッドの強みにつながっていいく」という点、改めて教えられました。それぞれに個人的体験や志なども盛り込まれた個性あふれるリアクションペーパーも、やはり人間味あふれる先生に触れたからこそ引き出されてくるのだなと感じました。

1.12月に北原が行った示範授業ビデオ視聴と解説、質疑応答

上智での北原先生の講義をうけられた教え子で教員になられた先生の勤務校(千葉県)にて、

とても明るく素直で元気な中学1年生30名のクラスでの授業。

北原先生も生徒さんたちも本当に楽しそうに授業をしていました。教師も生徒も幸せになる北原メソッドのそのものでした。

この動画視聴直前に、大学生によるすばらしいリアクションペーパーの描写の数々に触れたおかげで、

書かれてあったポイントすべてそのとおりに動いてる様子を目の当たりできて感動が深くなりました。

1.-1 Greeting: Good morning

K: Do you know me? You can find my name in your textbook. Please look at

the back of your textbook.

Sunshineの教科書にちなんだ自己紹介で、生徒は「ほんとだ すげえ!」

Mr. Kitahara is a supervisor.(監修)I have been one of the authors

I was a junior high teacher until 2 years ago.

Then the university’s name is Sophia.

I taught Ms K when she was a University student.

と、ここまでで生徒との距離がグッと縮まり

1.-2 Routine Work Song

K: Can you sing this song?”

(Eternal Flame がかかるー歌詞表示のYouTune?)

よく声がでていて楽しそう 電子黒板(スクリーン?)に歌詞提示

K: Do you know a secret of this song? Look at the first line. (play

いまの二つなに、・・・命令文。

Close your eyes. Give me your hand.

(前列に座る生徒に Give me your hand.)と言って

「コロナだからさわらないけどね」

北原先生コメント「幹の本にも書いたが、(できあいの)歌詞カードに必ず間違いがある。

二つ目の質問 一つ目 命令形 二つ目でつまずいたのは?

歌詞カード 最初「?」ついてた 2番目はついてないという齟齬

Verseの一つなので「.」や「?」はつけないが 私の歌詞カードにはつけている

そこまで手をいれてあげないと、歌う価値がさがる。」

1.-3 Q & A (ピクチャーカードによる)

「いよいよ本番」(拍手が起き生徒は「やったー」)

ピクチャーカードがすでに大好きな様子が伝わってきます。

K: Raise your hand if the answer is not good ぶぶー

When you raise your hand, stretch your elbow.

What is this? 「まちがえたっていいんだよ どんどん間違えて」

生徒 He has a box. A Short answer is OK

What is this?

It’s box(ブー)他の生徒 “It’s a box” (ピンポン)

Who is this man? 生徒「知らないよー」北原先生「しらなかったらなんていうの?」

生徒”I don’t know.” (ピンポン) しらなかったらI don’t knowでいいんだよ

Does he look happy? 生徒 “No” ピンポン

というようなやり取りがつづく。

「習ってないんだから、間違ってあたりまえ」

現在進行形ですでにしっかり答えた子に

「あなたはこの授業にいなくても大丈夫(爆笑)」

「あ、てがまがってるとあてないよ」

これI don’t know なの?

「ただしい答えじゃなかったけど手を挙げた人すわっていいよ」

「英語の授業はいっぱいまちがえないと。」

大学生がペーパーのなかで、北原先生&北原メソッドの生徒への「やさしさ」を強調していましたが、

これらの言葉掛けの一つひとつにそれが表れています。

北原先生:「学生にも見せてびっくりしていた。

これくらい初対面の人のキューに対して 答えてくれるのはいいですね!」

1.-4 Oral introduction

北原先生が、少し大げさな演技で笑いを誘いながら、登場人物を描き分けていました。

1.-5. Introduction of New Words

フラッシュカードをつかったVocabularyの導入。

オンライン参加の生徒にも声かけながら進めていました。

少しリピート練習が進んだところで、 北原先生が、

「自分の声聞こえるひと?黒板に自分の声があたって返ってくる声をきくように」というと、

もともとよく出ていた声がさらに大きく大合唱の様相!)

「All 口をたてにあけて」

北原先生は、マスクから、口元が見えるマウスシールドに付け替えて発音指導。

All right 「rは口をまるく うーーーーright」

「日本語の〈らりるれろ〉とちがって 口の中に舌があたっていないのがR」

Turn off「くちをあまり開けないで turn off nとoくつけて」

Wipe 「eでおわっているとき 緑色の線 Wipe 〇i〇eの単語しってる? 生徒「like、 line ・・・」

こんどは先生が読むので

意味が分かっている人いたらジェスチャー

“Dad” is “father”. Small children, dad, adults, father.

All right わかった

Turn 「 辞書引いて! 引いたら立って 読んでてね。近所の人教えてあげて」

Turn の意味 (北原先生がくるり回って見せる) 水泳も 向きをかえて離れるのがTrun off

Turn off the TVなら?

Jack Mark Hey

「Wipeするものは?」生徒「wiper!」(拭くジェスチャー)

Wiping

さあいくよ

ジェスチャー―しながら

(カードずらして語の部分みせながら)生徒が発音するが、

「おそい! ここで(少しだけ見えた段階で)いわなくちゃ!」

と生徒を刺激して、集中力を高める声かけ!

「そしたらつぎは日本語から英語」 (ゆびでつづる)

北原先生コメント「フラッシュカードでないと先生の口とカードが同時に見えない。JackやMark

は読めればいい。発信語彙と受容語彙を、順序を変えて分けるが、デジタル教科書ではそれができない」

休憩後

1.-6 Comprehension of the text

音読練習で後についてリピートさせながら、ジェスチャーについてきめ細かい指示が挟まれます。

メモを取れた範囲で以下に列挙します。

最後(=疑問文で語尾を)あげるときはこうして(首をかたむける)

How about you, mom? 手を差し出す

I’m busy 美人ていってるのだれ(笑)

I’m cleaning the living room て何の部屋?

Are you sure? ってどういうこと? 生徒が「信じてない」じゃそういう風(気持ちをこめて)に言ってよ。

Now I’m not watching TV.

not→平手を顔の前で振る watching →両手で前をさす □

Can you come here? キャニュー(音のつながり)

Sorry I can’t, Dad.

I’m cleaning the bathroom now.

Am ing

How about you, Mark?

Cleaning Cをクーていわないように ク(無声音)リーニング

Living L 口をみせて(生徒は一瞬マスクをはずして発音チェック)

Roomはr

「先生と同じペースで読んでください(オーバーラッピング)

じゃあ今日の宿題 ボックスあるでしょ 先生のアイデアでつくったんだよ。」

レジュメに掲載されている生徒の感想文について、

「生徒の感想 アンダーラインの種類変えている。こういうことすると自分の授業の振り返りになる。印刷してわたしてあげると、オーこういう事か、となる。」

このBパターンの手順毎に区切って北原先生がコメントし、つぎの場面を再生するまえに、「次は~~?」と参加者につぎの手順を問いました。

「レジュメを見なくても言えないと!」と手順がとっさにでてくるか、をチェック!なんというか、この教師としてのスキのなさ!

ぼんやりしているところをハッとさせて、生徒をどこまでも伸ばそうとする姿勢が、北研会員に対しても炸裂!しました。

2 A パターンの文法導入③

2年生 Program1 未来形

ある一家の家族の夕食当番表が板書で示され、

I mmm dinner on Sundays (mmmのところguessさせる 答えはcook)

「Eatとかhave入れる人がいるけど そんなに貧しいのか!」

突っ込みをいれて、場面、状況にあった言語使用が大事、ということを北原先生は教えます。

My father cooks on Saturdays.

こうして現在形、三単現→yesterdayにして過去形を、

tomorrowにして未来へと段階を踏んで進んでいきます。

わからない人のための第1ヒントが、既出の文法事項の掲載箇所がPrg.2-1などと示され、

第2ヒントは、つづりの一部分を板書で示す、など、どこまでもやさしい!

この段階的確認のあとに、ターゲットの文法事項を含んだBasic Dialogue(シンプルな4行(AとBの間での2往復の会話))が用意され、

ペアで練習して発表→合格したら、暗写、という、水も漏らさぬプロセス!

「本文無理だったら、これだけ覚えればいいよ、と(本文が長くなっているので)」Aパターンの

「ここだけは最低限生徒のためにのこしてあげないと」とやはり学習者に優しい配慮!

大学生たちが北原メソッドを「素晴らしい」という点。

早くから、be going to とwillの違いをジェスチャーで、 be going to は手帳をひろげるジェスチャー(予定が決まっているから)

早くからニュアンスの違いをわけて教えている。

複雑になると時間に収まらないところがある

でも全員が暗記するところまでやる

3.じゃれマガ

2016年のものからアカデミー賞でプレゼンターにまちがった受賞者名がいってしまったことを取り上げたThe Wrong Card

時間をはかって読んだ後、先生が朗読、そして次のよう文法・語法じょうのポイントを生徒に確認しながら、進みます。

was held 受け身/ wouldは 主節のwereと過去を一致 /envelop

は→封筒/co-presenterのcoは一緒にだから、一緒に働く人は?→co-worker/had been given 過去完了は高校レベル

「でも時間を直線に表現して完了形が過去になったことを示して理解」

wrong 反対は right など

最後に余計な、設問の「余計な語ーーSome の前にtheがあった」を見つけておわりました。

今回は、北原メソッドの典型的な流れ、そのコンポーネント・手順・留意点など、あらためてよく復習できました。

大学生のリアクションペーパーを先に読んだことで、それらの要点が、随所で心のなかでよく響いてきました。

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00、参加者の自己紹介 21人の参加者の自己紹介

0、上智大学生のリアクションペーパーより

北原先生に昨日届いたホヤホヤのものから。

●リアクションペーパー①

考え方、やり方、全てにおいて衝撃的。参加したらその凄さがわかる。新しい新鮮なもの。英文学科という英語が好きで得意な子たちの考え方をさえ、

180°変えてしまうメソッド。実際、生徒が何を学ぶか何を身につけるかが重視されている点など、考え方が変わった。教師としての立ち振る舞い、生徒がその先生に自信をもってついていける姿も学んだ。

北原先生の返信

私が目指して来たのは無駄な勉強をさせない、コスパのよい授業。それを目指して来た。生徒目線。いじめは北原先生の授業では出てこない。人をリスペクト出来る、自分もリスペクトできる。

S先生

キタハラメソッドは生徒目線。生徒も教師も幸せ。

M先生

上智の生徒たちの反応が素晴らしい。

T先生

生徒目線の授業はまだまだ少ない

●リアクションペーパー②

帰国子女や留学経験者が多く、劣等感を抱き、自分のスピーキング能力に自信をなくしていた。しかし、北原メソッドはもやもやしたジレンマを払拭してくれた。復習が重んじられ、わからないままにすることが少なくなり、苦手意識を克服できるようにすることができる。落ちこぼれ、うきこぼれの両方を防ぐことができる。人前で英語を話すこと自体の抵抗感が薄れてパフォーマンステストで頑張ろうという意欲が生徒に芽生える。

output for input

インプットしてからアウトプットすることが大事。

●リアクションペーパー③

先進国でここまで英語を話せない国は珍しい。

しかし、北原先生の授業では、公立の中学校でもここまで出来ると言うもの。間違えることは恥ずかしくない。協力して答えに辿り着こうという環境を作ることができる。一般的には、間違いや失敗を恐れている気持ちが大きいが、間違いを共有し、間違いは成長するためのステップであることを学べる。テストでいい点を取ることだけでなく、自分の中に落とし込んで活用出来るようにすることができる。現地の子供たちも間違えながら覚えていく。語学学習上、Teacher

Talk も大変有効。

北原先生の返信

正解できるのは間違えた生徒のおかげだよ、という。実はなるべく先生がさぼれるように作っている。

●リアクションペーパー④4年生の感想

上智大学に入って誇れることは、北原メソッドに出会ったこと。本質的、生徒目線、そしてそこに笑顔あり。笑顔や関心が溢れる授業、感情が漏れてしまうような授業が北原メソッド。

(自分の感想)

詳しく自分の受けた授業と比較して北原メソッドの楽しさや素晴らしさを言葉で伝えてくれている文章でした。北原メソッドのような生徒目線、理論、データに基づく指導法は他にはなかなかありませんので、若い世代の先生たちには、是非北原を通じて楽しく英語の指導をしていってほしいですし、生徒に楽しく力をつけてあげてほしいと思いました。

1. 12月に北原先生が行った師範授業ビデオ視聴と解説、質疑応答

・自己紹介と挨拶

・エターナルフレーム(歌)

歌の後、命令文、疑問文が含まれていることを気づかせる。Do you notice ?秘密があるよ。わかった人?ワンフレーズ聞かせてから考えさせる。

歌をも楽しく学ぶ道具にしてしまう。

歌詞カードにはミスがあるものなので、クエスチョンマークがついていないので気づかなかったね。

歌詞カードにピリオドやクエスチョンマークをつけてあげるといい。

・ピクチャーQ&A

簡単なショートアンサーでいいと言ってあげると子供たちは失敗を恐れず発表する。

・オーラルイントロダクション

教師が内容をよく理解して演じることが大切。

・New words

1、 生徒だけ(英語)

2、すぐ言う(英語だけ)

Rの発音について指導 う、と言ながらライトぅ

Turn off

Wipe 緑色の線 そのままの読み- I -e

Like, rice ice

3、出来る人はジェスチャーしてみて。

英語→日本語

辞書turn

引いた人は立ってね。引いた人は読んでて。引いた人は教えてあげて。ページは言わないでもっと後ろとか前とか言って。

全部立ったらsit turn

ジェスチャーしてみて。

電気のスイッチで、Turn off、Turn onの説明

Wipe するものはwiper

Wiping I gotがついた、eが消えた

4、ジェスチャー付きで言う

5、英語を見て、一部を隠してチラ見した単語を早く言う

6、日本語を見て英語

7、スペル

最後はeで終わっていたなあ、間違ってもいいんだよ

簡単なやつ、two words

発信語彙と受容語彙に分けて指導する。

・本文内容理解

①教師の範読

(この後いつもは生徒の読解力をリサーチするため、生徒だけで読ませるが今回はカット)

②教科書置いてすぐにジェスチャーしながら言う

疑問文を言うときは顔をかしげる

位置関係を大事に。エミリーとマークの関係

busy→読み方難しいね。

Are you sure? 信じていないように言うよ。

You’re watching TV.

なんでわかるんだろう?次にわかるんだな。

I can hear the sound.

No, I’m not watching TV.焦っている

I’m wiping the TV set.オロオロしながら言う。

All right.なんで?誤解だってわかったから。

Turn off the TV.

Oh no!

③教科書持って。先生の後にリピート。

カタカナ降らなくていいよ。

Cleaning CとLの発音

Living room

④先生と同じペースで読む

Paste reading

授業内で5回は読むようにする。

音読マーク5回読んだら一個塗るよ

●生徒の感想を線分けして分析する

フィードバック

●質疑応答

BDがAパターンの日にやれなかったとしたら、Bパターンの日に必ずやるべき?

北原先生→もちろん!BDは北原メソッドの真髄の一つだから。

(自分の感想)

北原先生の師範授業を通して、自分の中で今まで曖昧だったところがクリアにされ、自信を持って教えることが出来るようになりました。本文理解では、

ただ読むのではなく、読みが難しい言葉やシチュエーションをよく理解しながら音読させることが大切だとわかりました。

ピクチャーQ&Aやオーラルイントロダクションをもっと極めて、生徒に楽しく力をつけさせたいです。オーラルイントロダクションについては、教師がしっかり内容理解していなければ出来ませんし、演技力も求められます。新語もしっかり理解して、何を生徒に伝えたいか、それを把握していなければ出来ません。

教師の英語力も磨きつつ、しっかり伝えていきたいと思いました。いつも北原先生の跡を追うので必死なのですが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。今回のようにオンライン研修をして頂けるのもとても有難いです。本当にいつもありがとうございます。

まだまだ北原先生から学びたいことばかりです。どうぞ、コロナに負けず、落ち着いたら対面でお願いします。またもしオンラインでも開催していただけるならそれも大変嬉しいです。全国の先生が忙しい中、北研に集まって学ぶ姿を見せていただけると勇気が出るからです。

みんな苦しい状況で、何とか頑張って教えているので、現場の声をこれからも吸い上げて下さい。コロナ禍で、BD(scenes

check)が難しくなっています。

歌も元気に歌って、と言うことは出来ません。グループ活動やインタビュー活動はしばらく出来そうにありません。それでも隙間を縫いながら生徒のために頑張っていきたいと思います。

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●上智大生のリアクションペーパー

4人の方からの最新のリアクションペーパーと北原先生の返信を紹介していただきました。どの学生さんのものも素晴らしかったです。北原メソッドは、自分が受けてきた授業とあまりに違いすぎる、というような内容があったと思うのですが、学生さんが中学生の頃というのは6~8年前という割と最近のことですが、それでも全然ちがうものだったのか、と思いました。北原メソッドが学生にかなりの衝撃を与えるのは、一つ一つの活動にはきちんとした意味があり、生徒が何を身に付けるのかが考えられており、楽しい、それでいて力が付く、ということが明らかだからなのだと思います。そしてさらに、人として大切なことも教えてくれる。私も、自分の「幹」を揺らぎないものにしていきたいと、改めて思いました。

●北原先生の師範授業(K中 12月3日)

元気で反応がよく、授業に一生懸命取り組むとてもいいクラスでした。

Bパターンの授業です。

1. Greeting

北原先生の自己紹介 教科書の後ろに名前を見つけて「すごい」という声も。

2. Song

歌詞カードは間違いがあることが多いので、必ず確認を。?や.はつけてあげて、手を入れてあげることが大事。ある歌詞をそのまま使うと価値が下がる。

3. Q&A

手の挙げ方の指導。「間違ったっていい。どんどん間違って」short answerでもいい。そこからlong answerに広げてあげる。北原先生とは初対面なのに、手がたくさん挙がっていました。

4. Oral Intro.

ピクチャーカードを用いて。教科書を見てしまう子には「一生懸命やってるから教科書見ないでこっち見て。芸人みて。」本当に芸人のようでした。終わったら自然と拍手が。

5. New Words

ここにかなり時間をかけていました。デジタル教科書ではなくお手製のフラッシュカードを使用。デジタル教科書でTVモニターを使うよりも、絶対にフラッシュカードを使った方が集中すると思いました。デジタル教科書ではできない、フラッシュさせたり一部分を見せたりなど、様々な方法で繰り返せるし、発表語彙と授業語彙を分けて指導できるなど、利点が多い。北原先生から、スクリーンを使うと、先生との距離が離れる場合があるので、口の形を見せづらいという話がありました。

6. Comprehension of the Text

ジェスチャーを用いながら一文一文一緒に意味の確認。必要ならば時々日本語も使用。疑問文の時は最後に首をかしげる。気持ちをかなり込めていました。

7. Reading

登場人物の気持ちがとってもこもった音読。オロオロしながら、など。CDによる音声は一切使わずに行っていましたが、先生がこういうふうに読んであげるととってもいいと思いました。

生徒とのやりとりで作り上げていく授業はやはりいいものだと思いました。北原先生も生徒も楽しそう。見ている私も楽しかったです。

●Aパターン文法導入③

助動詞will

「我が家の夕食当番」の表を用いてのwillの導入。黒板に貼ってもOK。電子黒板に映し出すのもいいかも、と思いました。2年生の1学期の内容ですが、1年生に戻る文法指導。わからない場合は1つずつヒントを与えていく。こうやって、最初に習ったところまで戻ってあげて、その都度復習をする機会をつくる。英語は言葉なので、1回やっただけではできるようになりませんし、復習を意図的に入れていってあげることはとても大切なことなのだと思います。

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1. 参加者の自己紹介と近況報告「日々奮闘」

留学中のT先生も早朝のイギリスから参加してくださいました。コロナ禍の現場の状況など共有しました。

2.上智大生のリアクションペーパー紹介「北原メソッドとの衝撃の出会い」

大学生の「北原メソッドは、本質的、生徒目線、そしてそこに笑顔あり」という捉え方が印象に残りました。その通りだと思います。

・安心して学べる教室

「一人の間違いを共有し、クラス全体の課題にする」「正解することができるのは、間違えた生徒のおかげ」

・システマティックな授業

「点と点を結ぶ」「インプット⇒アウトプット」「ゴールは習得」

3. K中での北原先生師範授業ビデオ視聴「初対面で超笑顔!」

学ぼうとする意欲に溢れ、素直にどんどん吸収していく生徒さんたちでした。

・新出単語

発信語彙と受信語彙を区別。着目点によって、扱い方を決める。

「ジェスチャーや状況から意味を類推する」「辞書で引かせる」(turn)「発音ルールを確認し、他の例を挙げさせる」(wipe)「反意語」(on/off)

・本文

音声とジェスチャーで導入。状況に合わせた北原先生の迫真の演技・台詞回しで生徒は内容理解。何度も発話練習するので、開本時には既に言える状態。北原先生のスピードに合わせてナチュラルに音読。授業内にここまでできるようになっていると、箱読みの宿題に対して、自然にやる気が起きると思いました。

4. Aパターンの文法導入 第3回 助動詞will

使用場面、状況を把握させ、1年の最初の文法から(現在形⇒三単現⇒過去形⇒未来形⇒既習助動詞canの否定形⇒新出willの否定形⇒Basic

Dialog会話文)順々に導いていく。点と点を結んで線にして定着させる。

5. じゃれマガ 間違い探し

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◯上智大学学生のリアクションペーパーについて

まず、私の感想として、上智大学の生徒さんは皆さん本当に理解されるのが早く、北原メソッドのすごさを感じられて的確に表現されていることに、驚きました。

学生の皆さんの中で、「すごいんだけど、実際受けてみないとわからない!口では説明できない」という評判になっていらっしゃることもすごいと思いますし、受けられた生徒さんたちが「今まで受けてきた授業と180度違い、200%力になる」「先生が堂々と授業を楽しみ、生徒が自信をもって先生についていける授業」「留学経験がなく、劣等感に苛まれていたが、非ネイティブの私が英語を教える意義を教えてくれるものだった」などとコメントされているおり、上智の学生さんにも支持される北原先生って本当にすごいんだなと改めて実感しました。

北原先生の「英語が得意な人も苦手な人も一人も取りこぼさない、全人教育が私の目指してきたメソッドです。勉強だけできる人はシッシッ、みんながお互いを思いやる教室です。世界平和はそこからはじまるのですから。いじめだって、私の授業では出現しません」というコメントにも、そんな壮大なことを考えられていたのかと驚くばかりでした。

◯K中1年三組の授業

北原先生が生徒に向けて授業をされているのを見させていただいたのは久しぶりでしたので、先生の授業のリズムを感じたいと思い、楽しみでした。

今回の授業は

歌、ピクチャーカードを用いたQ & A、オーラルイントロダクション、フラッシュカード、ジェスチャーリーディングをしながら本文の内容理解、教科書の音読で先生のリピート、先生と合わせて読む

という内容でした。

Q&Aの際、「しゃべって!まちがえてもいいから。黙ってんの最低」「正しい答えじゃないけど手を挙げた人、◯◯」と名前を言って褒めていました。

オーラルイントロダクションの際、生徒が教科書を見ようとしたとき、「一生懸命やってるんだから、教科書読まないで芸人見て!」と言われていたり、生徒の名前を呼びながら指示をされていたりされていて、初めて授業を受けたとは思えないほど生徒が心を開いていて、距離が近かったように思います。

また、フラッシュカードの際には、「自分の声聞こえる人いる?黒板にぶち当たって返ってくる声をきいて」と北原先生がいったところ、生徒たちはとても大きな声で単語を読むようになりました。

新出表現のTurn offについては、turn を辞書で引かせて、全員立ったところで意味を言わせ、「向きが変わるのがturn」その後電気のスイッチのところに行き、「向きを変えてつくのがon、離れるのがoff」といわれたところ、生徒が声を揃えて、「あ〜ぁ!」と言っていました。

Wipeとwipingの単語をみせて、「変わってるとこどこ?」と言うと、「ingついた。」と生徒。そのあとに「他には?」ときくと「eが消えた!」と生徒がルールに気づいていました。

ジェスチャーリーディングでは、「教科書読まないで、ジェスチャーつけて聞こえた音リピートして」と言われ、「疑問文で最後あげるときは、体ななめにして」というと全員で頭をななめに。「◯◯かわいいじゃん。」という北原先生の言葉に生徒大爆笑。

また、Are you sure?という文の時は、「もっと疑って!!」No,I’m not watching TV . というときは「バレた時はもっと焦って!!!」とアドリブでNo, no,no,no,no!!とNoの数を増やしたり、そのシーンをリアルに再現させていました。

教科書音読の時には、読めない生徒には「カタカナ振らなくていいよ、心配ないよ。さっきジェスチャーした時のこと思い出して」との一言も。

最後に先生とリズムを合わせて読む時には、「先生と同じペースで読んでみて。ぴったり同じように読めた人は先生の声は聞こえないはず」と。

2回目は速く読まれて、「言えた人!おおー素晴らしい」と拍手で授業が終了しました。

生徒たちもとても朗らかで反応も良く、先生も生徒も楽しいだろうなあと思いながら、こちらも楽しく見させていただきました。

今回は北原先生の生徒への声かけに意識して、必死に内容をメモしました。愛情たっぷりで、ユーモラスで心温まる授業でした。

そして、生徒たちのコメントを打ち込まれて、楽しい、面白い、タメになる、勉強になった、などに分けてアンダーラインの種類を変えると、どんな感想が多かったか分析できるとのこと。「生徒が一生懸命感想を書いてくれてるのだからこちらも応えないと。こういうことをやると自分の授業の振り返りにもなる。」

とのこと。打ち込んで生徒にプリントして渡すと「そういうことか」となる、とも。

◯Aパターンの文法導入

Willの導入についてでしたが、willとbe going toの違いを早い段階で教えるために、be going toの時は手帳を開くジェスチャー、willの時は手を突き上げるジェスチャーをするということでした。

このAパターンの文法導入の内容をシリーズ化していただいて本当にありがたいです。

◯ジャレマガ

今回のジャレマガは、2016年the academy awardsでthe winnerが”La La Land”と呼ばれたものの、”Moonlight”だったという話についてでした。

そんな話あったなあと思い出しました。2016年ってもう7年前なんですね。月日が流れるのは本当にはやいものですね。

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 参加者自己紹介では、12月にとった生徒アンケートの報告をしました。英語授業について、「とても好き」が58%、「好き」が23%、「少し好き」が17%、計98%、英語学習について「とても好き」が44%、「好き」が36%、「少し好き」が17%、計97%でした。43項目をgoogle formsで行いました。ほぼ全ての活動のやる気も問い、やる気が出る活動の一位はAパターンでした。結果が一瞬で表示されて感動しました。教科通信にして、生徒、学年団、英語科、管理職に配りました。

 学びベスト3の形で報告いたします。

まず、「北原メソッドは全人教育であるからこそ生徒の伸びが尋常じゃない」ことです。始めに、上智大学学生さんのリアクションペーパーと北原先生の心のこもった返信を共有してくださいました。北原メソッドが全人教育であり、世界平和につながること、いじめはおきないことを返信に書かれていました。「人をリスペクトすること、自分も肯定できること」を常に大切にされていて、人としての在り方を磨くことが根底にあるからこそ、人格ある学力が身につくのだと改めて思いました。

二点目は、「安心が意欲を喚起すること」です。北原先生は、一年生のピクチャーカードのQAで、”I don’t know.”もOKにされたり、「正解することができるのは間違えた生徒のおかげだよ!」とおっしゃったりしています。間違いは共有し、クラス全体の課題とされています。この点が私はまだ弱いので、身につけていきたいです。

三点目は、「ジェスチャー音読の際の内容理解の深さ」です。Bパターンの授業映像の中で、北原先生が実際にジェスチャー音読を指導される様子を見せて頂きました。ジェスチャーをつけたり、感情をこめて読む際、本文の登場人物の心情をよく考えることが、楽しく要求されていました。日本語訳がいらない理由が以前より、深くわかりました。私はここまで深く正解なジェスチャーができていませんでした。次から改善します。

他にも、北原先生からのお言葉には学びが常に詰まっていました。北原メソッドは働き方改革につながる、とのお話には本当に納得です!Aパターンを身につける前は、さまざまな本質を外したプリントを夜中まで作っていたなあ、と思い出しました。北原先生は、ほとんどご自宅で仕事をなさらないそうです。エッセイにもあるように、ご家族のために美味しいご飯を作られるのを楽しまれているからこそ、全人教育であるメソッドが完成され、生徒が伸び続け、教師を目指す学生を育ててらっしゃるんだなあ、と思いました。私ももっと北原メソッドに磨きをかけ、家での仕事を無くし、人として成長していきたいです。

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・参加者の近況報告

大阪でもコロナの感染が広がり、休む生徒が多くなり、ペアやグループ学習もほとんどできないのがつらいところです。全国の先生方もオンラインとのハイブリッドの授業を行ったり、いろいろ工夫されているということをお聞きし、私もできることをがんばってやらないといけないなと思いました。

1、上智大学生のリアクションペーパーと北原先生の返信

どのリアクションペーパーも北原メソッドの核心をつくものばかりで、本当に素晴らしかったです。読ませてもらうことで、こちらも改めてできていないことを振り返ることができました。

「生徒が何を学んだか、何を身につけるかが重視されている」「どこで学んだかを振り返る。振り返ることで自分の課題を確認することができる。」「テストで点を取るのがゴールではなく、自分の中で落とし込んで、活用できるようにすること」「正解することができたのは、間違えた生徒のおかげだよ」「人をリスペクトできる。思いやることができる生徒を育てる。そして自分も肯定できる。それが授業でできる。それが北原メソッドのいいところ。」

北原メソッドが全人教育であり、世界平和につながるのだということ。そして、すべては周りの人を思いやることから始まるのだと改めて思いました。授業でそれを伝えていけるのは、本当にすてきなことだなぁと。それを仕事にできるのはなんてすてきなんだろうと。そして、何より学生さんと同じように、北原先生と出会えたことが本当に幸せだなぁと私も思いました。

そして驚いたのは、北原先生はほぼ定時で帰り、家でも仕事をされていないということ!働き方改革にもバッチリの北原メソッドですが、その点も私はやはりまだまだです。

どの学生さんも本当に北原メソッドをしっかりと理解して、それを伝える力をもたれていると思いますので、ぜひ教師として活躍していただきたいなぁと思いました。

2、北原先生の師範授業

・song

市販の歌詞やインターネットからのものは、間違いがあることも。歌詞カードはピリオドまでちゃんと入れて、自分で作らないといけない。

・Q&A

手をあげるときはしっかり上げるように指示。「間違えたっていいんだよ。」「short

answerでいいんだよ」「英語の授業はいっぱい間違えたほうが得」などの声かけがたくさんありました。とにかく、生徒さんたちも楽しそうでした。

・ピクチャーカードを使ってのOral Introduction

発音の仕方、間のとり方など、その状況、場面がしっかり伝わるようにしておられました。

・new words

①生徒だけで読む

②発音確認+語彙も rの発音、wipe -i-e「ほかにどんなのがある?」

③意味確認 分かる人はジェスチャーで turn off辞書「立った人は教えてあげて」

④英語を見て+ジェスチャー

⑤白のカードで隠して、ちらっと見えた語を発音

⑥もう一度+ジェスチャー

⑦日本語を見て読む

⑧日本語見て空でつづり書く「書けた人?」確認 発信語彙と受容語彙を分けて指導

「カードでこうやってやらないと使えるようにならない。スクリーンだと音と先生の口の形が同時に見えない。」

・ジェスチャーで内容確認

Are you sure?「信じているの?信じてないように言ってよ」

「怒った感じで」「ばれたときの焦った感じで」など、どういう場面かを確認し、感情を込めたリーディングをされていました。しっかりと場面、状況を考えて読むことが大切だと改めて思いました。

・本文リピート

両手でしっかりと教科書を持ってリピートしていました。自分がやったジェスチャーを思い出しながら読む。lとrの発音の仕方、日本語の「ク」とは違うcの音の確認など、発音指導もしっかりとされていました。

そして最後は先生と同じペースで読む練習をして、宿題の☆読みを指示されていました。

3、Aパターンの文法導入(will)

「我が家の夕食当番の表」をつかいながら、willの導入の仕方を教えていただきました。

be going to 手帳を開いて見るジェスチャー will 手を突き上げるジェスチャーで区別する。そして、Basic

Dialogにつなげる。これは、全員が暗記するまでやる。一人もとりこぼさないでする。

4、じゃれマガの間違いさがし

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0-1 参加者の自己紹介

0-2 上智大学の学生のリアクションペーパー

それぞれの学生が北原メソッドの良さを言葉巧みに表現してしました。シェイクスピアの研究をしている学生が「北原メソッドは、鼻セレブ。」と言う、表現をしていましたかが、北原メソッドは、生徒にも先生にも優しい物だと改めて実感しました。

北原メソッドは、ホワイトなので、授業準備に費やす時間もだんだん少なくなってきたので、その分、パフォーマンステストのことを考える準備に時間を充てられるようになりました。

1北原先生の師範授業(Bパターン)

この授業については、北研のメーリングリストの中でも投稿があり、実際に見ることが出来ることを楽しみにしていました。また、北原先生が中学生にどのように授業をされるかを見ることが出来る二度とないチャンスだと思って見させていただきました。

1.1あいさつ

ここから、子どもたちと打ち解けていました。

1.2歌

Eternal

Flameを歌わせることに加えて、歌詞の文法や間違いにも注目させていました。歌詞もしっかりと着目させるとかなり面白い教材になると発見がありました。

1.3Q &A

子どもたちに間違いを恐れずに答えさせていました。

生徒にとっても、短答でも答えて参加できる、できる子にはフルセンテンスを求めるなど、誰でも参加でき、力がつく活動に出来るのだと思いました。その観点を持って、今年度最後のQ

&Aを考えていきたいと思います。

また、挙手もしっかりと手を伸ばして挙げると言う指導も徹底していかないといけないと自分の指導を見直す機会になりました。

1.4オーラルイントロダクション

教科書を見ている生徒に「芸人をみる!」と和やかな指導をされてました。オーラルイントロダクションもオーバーアクションで子どもたちが楽しそうに聞いており、理解している様子でした。

1.5単語確認

一つ一つの音を丁寧に指導されていました。また、辞書指導を挟んだり、ジェスチャー、空中書きなど、子どもたちも常に暇出来ないほど忙しそうでした。それでも楽しんで取り組んでいました。あとは、発信語彙と受容語彙の選別も子どもたちの負担を減らすことに繋がるので、私自身がもう少し気をつけるべき点だと思いました。

1.6内容理解

ジェスチャーを交えた音読。みんな意欲的に取り組んでしました。身体を使うことで、本当に理解に繋がっているのだと改めて実感しました。

1.7音読練習

1.8宿題の提示

2北原メソッドAパターンの授業(willの導入)

一年生の一学期に必ず戻る指導をしながらどんどん新しい文法を導入。最後は、ベーシックダイアログで暗唱。

Aパターンの理解しているようで、理解していない部分も大いにあると気づいたので、次年度への課題にしたいと思います。

北原メソッドのAパターンには私自身かなり救われています。この前に何人かの卒業生が「あの板書の授業のお陰で、どんどん力がつきました。そのことを是非、後輩に伝えてください。」と目を輝かせて言いにきてくれました。その声を伝えたら、子どもたちが途端に目の色を変えてAパターンの授業に臨んでくれました。

3ジャレマガ

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まず、全国の先生方の近況報告でした。

頃なウイルスが広がって、休校になっている学校が多い一方、3年生を担当しており、授業に悩んでいる先生方のお話も聞きました。

リアクションペーパーを読む時間がありました。

印象に残っているところは

2つです。

北原先生はいじめのない授業を作っているということと、北原メソッドでは定時で帰れるという北原先生の言葉です。

自分自身の授業は、私語があったり、落ち着きがない生徒がいたり、授業に集中ができない生徒が数名いる一方、北原先生の授業は授業規律を大事にしており、かつ魅力のある授業を行っていることから、子供を引きつける授業を行っているなという印象を受けました。私自身もそのような授業を目指していきたいと思いました。

また、定時で帰れるということですが、私は1年生、2年生、3年生とも授業を担当していて、相当の時間を授業準備にあてています。

北原先生は北原メソッドでは、定時で帰れるというのですが、どういうところが働き方改革につながるか具体的に説明していただけたら嬉しいです。北原先生のアドバイスのおかげで前よりかは授業準備が楽にはなったが、まだまだ授業準備がたいへんように思います。もしアドバイスがあれば幸いです。

2、北原先生の師範授業

・Song

私自身もお音楽を取り入れていますが、今までは聞いて終わりという感じでした。

きちんと音楽を題材にして、色々考えさせることもできるなと気づかされて、大変勉強になりました。

・Q&A

Q&Aは北原先生のおかげで自分も授業で行っていて、大変表評判が良いのです。

・ピクチャーカードを使ってのOral Introduction

北原先生ののOral Introductionについて疑問があります。

先生自身はどいうところを意識して読んでいるかまた教えていただきたいです。

声のトーン、芝居、スピード、などです。

今現在はデジタル教科書を使っておりますが、だたパソコンで読ませるよりかは、教員自身がオーラルイントロダクションという形で読んだほうが効果的のであれば、その理由を教えていただきたいのです

・new words

北原先生の語彙指導は本当に素晴らしいなと思います。しかし、相当準備が必要だなとも思います。教員の力(英語力)によりますが、毎回それぞれの単語、語彙を確認して、どう絞らせるか考える、準備するのは大変だなと思います。

wipe確かに like, mike, quite などと引き出せるなー、

See,Three, Meet , meet, ああ、eeがあると いーと発音するんだ。など

一つ一つの単語について深く考えるのは大変で、語彙指導はあらためて奥深いなと思いました。

3、Aパターンの文法導入(will)

文法指導、導入は私にとってはまだ課題であって、北原先生のやり方でパワポにすることは可能かどうか?は研究しております。

本来のやり方は板書なのですが、今は都内のどの学校にも電子黒板がおいており、ぜひ使っていきたいと考えます。

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0-1. 参加者自己紹介

0-2. 上智大学生のリアクションペーパー

ワードの音声読み上げ機能で4人の大学生のものを見せていただきました。

リアクションペーパーを読むことで、北原先生が大学生に伝えている北原メソッドのエッセンス、大切にしていることが分かります。印象的だったのは「いじめだって私の授業なら出現しません」と書かれていたこと。ペアワークや教え合いが人間関係を育むのだと思います。また、上智大学生が周囲の海外経験者・帰国子女の多さに劣等感を感じている生徒が多いとは知りませんでした。inputしてからoutputではなく、inputしながらoutputの話は目から鱗が落ちました。

1. 北原先生の師範授業の視聴

12月に行われた中学校のK先生のクラスでの映像でした。初対面なのに生徒がノリノリで前のめりに授業に参加していることに驚きました。最初にYou

can find my name in your

textbook.と伝えると、生徒は最後のページで名前を見つけ「ほんとだ」「すげー」とリアクション。歌い終わった後、Do you know the

secret of this song? Did anybody

notice?と尋ね、歌詞が命令分や疑問文になっていることを教えていました。歌詞カードでは、文の切れ目が分からないとのことで、ピリオド・?をつけてあげる。

Teacher Talkではほぼ英語で指示を出すのですが、英語の指示を日本語に訳さず、全体を見渡して待つところが流石だと思いました。

生徒がどの程度英語を理解しているのかを測っているようでした。

教科書本文(Bパターン)ピクチャーカードを使ったQ&A

テンポよく質問をしながら「間違ったっていいよ」「short answer is okay」「(ヒントとして)I use “this”, you use

?」で”It’s ~”を引き出す

題材が、大きな荷物を抱えている父が、電話に家族の誰か出てくれないか?とお互いの顔が見えない状態で会話する場面でした。

Is he happy? Who is this girl? What is she doing?など。知らなかったらなんていうの? I don’t

know.など、英語が苦手な生徒でも参加しようと思える。

ただし、TVを指してWhat’s this? に対してI don’t know. だと、「大正時代か!」

最後に、正しい答えじゃなくても手を挙げた人?いっぱい間違えていいんだよ、黙っているのが最低って赤坂の生徒には言ってるんだよ、と

穏やかに伝えていらっしゃいました。

Oral Introduction

声の使い分けや身振り手振りを大きく、説明というよりは演じるように。話しながらも目線は教室を見渡し、教科書を見ている生徒に

「芸人が一生懸命やっているんだから見る」など、素早く注意していました。

New Words

基本的にめくるときも生徒を見ている。L,R は口元を見せて、「rightはウで始める」

turnは「ターン」じゃなく口をもっと小さく、wipeを読めた生徒たちには「よく読めるね!」他に_i_eの単語を挙げさせる。

3周目で意味わかっている人はジェスチャーの指示に慣れていないのか戸惑う生徒達でしたが、すぐにやり始めました。

setは手を肩幅より広めに広げる、all rightはthum up, turn

offは辞書の早引き。「立ってる人、近所の人に教えてあげて。ページは言わない、もっと前とか後ろとか」

見終わった後の講評で、デジタル教科書だと音と口が一緒に見られない。モニターが大抵教室の左か右、授業者と距離がある。また、単語の選択、発信語彙だけ先にもってくる

などがデジタル教科書だとできない。

内容理解

先生が範読、感情表現たっぷり。次に教科書置いて、ジェスチャーをつけてリピート。テンポが速い。説明はほとんどないのですが、

登場人物の息子がTVを見ているのに、嘘をついていることに関して、Are you sure?というセリフ。一度読んでから、どういうふうに読むのか、

「疑ってるんだよね」と意識させて強調して読ませる。「なんでTV見てるってわかったの?」”I can hear your

sound.”と、質問を投げかけて

生徒とのやりとりを通して内容理解を進めていきます。

ジェスチャーをつけて読んだあとは、教科書を持たせてリピート。カタカナを振っている生徒を見つけては、「ふらなくていいよ」

「cleaningのcをクって言わないよ。lは舌をつける。」「roomはrでしょう」「cleaning room」「soundのdはドhじゃないよ」

Paced Reading

最初に「新しいことにチャレンジ!先生と同じペースで読もう」こういう励ましというか、子どものやる気をくすぐるところが

絶妙だと思いました。途中でチャイムが鳴り、終了。

加藤先生の指導案を見ながら講評。校長先生の方針で、指導案には生徒観などでマイナス面を書かないように、プラス面を見るように取り組んでいる。

語彙はProductive Vocablary dad, set, all, all right, turn off

Receptive Vocablry Jack, Mark, hey, wipe

のように軽重をつけて指導。ただし、wipeは書けるから発信語彙として入れちゃう。

需要語彙は何セクション分かをプリントで配布。プリントにも、「発音通りのもの以外は書けなくてもよい」と明記。生徒の負担減。

また、生徒の感想分析を、7種類にも細分化していることに驚きました。

①楽しい、面白い ②わかりやすい ③タメになる、勉強になった、学べた

④苦手 ⑤好き、素敵、楽しみ ⑦これから ⑧特筆すべき箇所

2. Aパターンの授業

板書をする際のTeacher Talkについて「語り(場面)」として細かに紹介していただき、大変助かりました。

家族の料理当番スケジュールを使った一連の板書では「My family is very busy. So everyone takes turns to

cook dinner. 」

「I mmm dinner on Sundays. 料理をするジェスチャーをしながら」のような流れがよくわかりました。

早速先日の自分の授業の2年受動態の導入で、

①I like fish. ②I like to go fishing. ③I went fishing yesterday. ④I got a

fish.⑤I ate the fish.⑤ I was eaten by the fish in my dream.

のようにストーリーにして、導入をしてみました。

Basic Dialogueは必ず毎回やる。そこまでやらせる。ということでゴールが決まっているところが良いと思いました。

3. じゃれマガ

アカデミー賞受賞式のニュースですが、生徒のレベルによってneither, nor や過去形の文の中のwouldの用法、

wrongの対義語correct, rightなど、題材どの部分を扱うかの選択の参考になりました。

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1.まず始めに、K先生に黙祷を捧げました。

私は小出先生とは、9月の例会後のオンライン飲み会で話したのが、最初で最後でした。

洋楽が好きで英語に興味を持ったとのこと。辞書指導ワークショップを新潟でやりたい ということも熱く語っていました。

その後参加者の自己紹介をしました。M先生が、New

Horizonの登場人物リストを作ったと話されていました。ぜひ、私を含め全国の先生方にshareしていただけるとありがたいです。

2.上智大学生のリアクションペーパーを読ませてもらいました。

「北原先生の授業を今年とるんだけど、どうだった?」と昨年とった友だちにきいた

ら「とにかくすごい、言葉では説明できないけど、とにかくすごい」と言われた生徒は、今年授業を受けてみて

その通りだったと書いていました。私もEnglish Kitchenに参 加したとき、同じように感じ、もっともっと北原先生から学びたいと思いました。

3. K中での師範授業

1年生の現在進行形の疑問文のところでした。北原先生の自己紹介から始まりました。生徒は反応もよく、北原先生の授業にどんどん吸い込まれていくのがわかりました。生徒の感想を分析すると、

「楽しい、面白い」、「わかりやすい」、「タメになる、勉強に なる、学べた」、「リアクションをつけたり、読むとき感情が入っていて、わかりやす

かった」などが書かれていた。

・自己紹介も英語、いちいち日本語にしない。

・歌(Eternal Flame)の中で、命令文をさらっと復習する。

・絵を見ながらのQ&Aでは、手の挙げ方、1語で答えることもOKだということ、わ からないなら I don’t know.でもいいこと、a

のない文を言ったら何がたりないか クラス全体に考えさせるな どをしていた。

・新出単語も発信語彙と受容語彙に軽重をつけて教えていた。

・教科書の内容確認では、範読をそのひとになりきって北原先生がやっていたので、そ れだけで生徒はくいつき、理解も深まっていった。。

・読み練習では、どんな気持ちで読んだらいいのか考えさせながら読んでいた。

・最後に読み練習の指示。

4.Aパターンの文法導入③ 助動詞will

板書 我が家の夕食当番

日 月 火 水 木 金 土

私 母 姉 母 姉 母 父

①I ( ) dinner on Sundays.

②My father ( ) dinner on Sundays.

③He ( ) dinner yesterday.

④My mother ( )( )( )( )dinner tomorrow.

⑤I ( )( ) dinner on Sunday.

=I’ll

まずは、場面設定 My family is very busy. So everyone takes turns to cook dinner.

①第1ヒント I mmm dinner on Sundays.と言いながら料理するジェスチャー

第2ヒント ( )内の最初の文字 c を教える。

②第1ヒント My father mmm dinner on Sundays.と言いながら料理のジェスチャー

③第1ヒント He mmm dinner yesterday.と言いながら親指を後ろに向けるジェスチ ャー

第2ヒント ( )内の最後の文字 を教える。

④場面設定 My mother usually cooks dinner on Monday. Today is Sunday. So she

mmm cooks dinner tomorrow.と言いながら手帳を開いて見るジェスチャー。

⑤But she is busy these days. She comes home late. She can’t cook dinner

tomorrow. So I mmm cook dinner for her.と言いながら手を突き上げるジェスチャー。

※これで家事分担のようにあらかじめ決まっていることは、be going to

を使う。突然母が忙しくてできないものをその場で私がやるよと言うときはwill を使うという使い分けも教えることができる。

⑤以降にcan を使った文を復習します。(can , cannot , will not, won’t)

5.じゃれマガ

1分間黙読のあと、質問1つ → 北原先生の範読 → 内容の確認(文法事項を教科書 のどこでならったのか等)

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1.参加者の自己紹介

2.上智大生のリアクションペーパー

生徒1

・「授業を受けてみないと分からない」「180度変わる」

・全人教育、いじめが出現しない、思いやりのある授業

・効率の良い勉強

生徒2

・非ネイティブだからこそできること 

 例)発音指導

・予習よりも復習のほうが重んじられる

・output for input

生徒3

・北原メソッドの3つの魅了

 ①間違えることはいいこと

 ②点と点をつなぐ 例)Aパターン

 ③授業内の環境がネイティブが言葉を習得する環境に似ている

生徒4

・本質的、生徒目線、そしてそこに笑顔あり

リアクションペーパーを拝見して、自分も北原先生の授業からたくさんの衝撃を受けたことを思い出しました。1人目の生徒さんが書いていたように、私も180度変わりました。まだまだ北原先生から教えていただいたことを活かしきれていませんが、これからも精進していきたいと思います。

3.K中での師範授業ビデオ視聴

①あいさつ

北原先生がゆっくりとわかりやすい英語で話してくださっていたため、生徒たちの緊張もすぐにほぐれ、打ち解けていました。

②Eternal Frame

歌詞の中の秘密を確認していました。

動画の歌詞には間違いがあり、そのために生徒たちが疑問文に気づくことができませんでした。

③Q&A

手の挙げ方から丁寧に指導されていました。

正解や間違えたときに音があることで、生徒たちの気分が乗っていたように思いました。

「分からないときは英語で何と言ったらよいか」と生徒に尋ね、I don’t know.でも良いと生徒に気づかせたことで、英語が苦手な生徒も頑張って答えようとしていました。

「これができたら今日の授業受けなくていいよ、だから間違えてオッケー」と生徒に伝えたことで、生徒は一生懸命に考えて答えようと挑戦していました。また、答えられた生徒はとても嬉しそうでした。

④オーラルイントロダクション

北原先生の演技に生徒たちは釘付けでした。

教科書を見ている生徒には「芸人が頑張っているのだから、ちゃんとこっちを見て」と笑いのある注意をして、先生の方に注目させていました。

⑤新出単語

最初声が小さかった生徒たちに「自分の声が聞こえる人?黒板に当たって返ってきた音を聞く」と具体的に助言をしていました。その後、生徒たちの意識が変わり、声が出ていました。

rの発音を指導するときに、手も使いながら発音のコツをわかりやすく指導されていました。

空書きでは発信語彙と受容語彙に分け、発信語彙を先に提示したり、MarkやJackといった書けなくともよい単語は予め抜いたりして練習していました。

⑥音読

まず初めに、北原先生が読んで、生徒たちは本文を目で追っていました。

カタカナを書いていた生徒には「大丈夫だよ」と声をかけ、ジェスチャーや読むことに集中させていました。

ジェスチャーリーディングでは、生徒たちのジェスチャーを褒めたり、面白いジェスチャーを取り入れたりして、生徒の心を上手く掴みながら練習していました。

Are you Sure?のところでは、Markのお父さんがどんな感情で言ったのかを生徒たちに考えさせて、お父さんになったつもりで音読させていました。

最後はPaced readingでした。3組の生徒たちにとっては初めての読み方でしたが、一生懸命に北原先生のスピードについていこうとしていました。

授業中の北原先生の声かけがとても温かく、3組の生徒たちも安心して楽しく授業を受けていましたように思います。生徒たちは北原先生の授業がとても楽しかったと話していました。そんな生徒たちの様子を見て、改めて北原メソッドは生徒全員が楽しみながら、英語の力を伸ばしていくことができるメソッドなのだと感じました。

月曜日、生徒たちに「北原先生が今もみなさんのことを褒めていたよ」と伝えたところ、とても嬉しそうでした。

4.Aパターンの文法導入

第3回 助動詞will (2年生Prog.1-2)

1年生の復習から入っていました。そのため、必ず2年生に上がる時に1年生の教科書も必要だということを伝える必要があると学びました。

語りで場面の状況を作ってから、文を導入していました。

板書する時にはその文を言いながら、ジェスチャーをしていました。

例)I mmm dinner on Sundays.

willとbe going toの違いをジェスチャーで表現していました。

5.ジャレマガ

文法の確認では、生徒の英語力に合わせて問いかけをすることが大切だと学びました。例えば、neither ~nor~では、早稲田や慶応といった私立高校を受験する生徒に聞くことで英語力が高い生徒も力を伸ばしていくことができると学びました。

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1.参加者自己紹介、近況報告

2.上智大学秋学期受講生のリアクションペーパーより

 例会開催日までに届いた、上智大学の4名の学生のリアクションペーパーとそれに対する北原先生の返信を読ませていただきました。

 それらの中で、印象に残ったフレーズをあげたいと思います。

 (1)授業を通して、全人教育、みんなが互いを思いやる教室、いじめだって出現しない

世界平和はそこから始まる

人をリスペクトし、自分も肯定できる授業

「わからない、できない」とあきらめる生徒や、「自分だけできていればOK」という考えの生徒が、担当しているクラスではゼロではありません。

みんなで教え合おうという温かい雰囲気が自然に出てくる、北原メソッドの根底にある上記の考えを意識し、生徒が安心して間違えられる、互いに成長しあえる授業を私も目指していきたいです。

 (2)考え方が180°変わる北原メソッド

「悪のノート」を使った英文訳読式の授業、予習を強制する授業、机に向かって静かに板書する授業、授業開始に毎回単語テスト、、、などなど、自分が受けてきた授業(そして本校でもまだまだ根強く残っています…)を思い出しました。

そして、今までの指導を深く反省しております…。同僚の先生方にも、北原メソッドについて教科部会等で話したいと思います。

 (3)「北原メソッドはコスパのいい授業」

昨年1月より育児休暇が明け、職場復帰しました。

今まで家でも学校でも遅くまで好きなだけ?仕事ができましたが、そうもいかなくなりました。

これだけの仕事を学校でこなされている北原先生は本当にすごいなあ、と痛感しました。

いつもおいしいお料理をご家族のために作られている点も、見習いたいです。 

私は、とても要領が悪いので、まだまだたくさん学ばせていただきたいです。

3.北原先生の師範授業

 12月に、K中学校で北原先生が行われた師範授業を視聴させていただきました。

 (1) Song(Eternal Flame)

・生徒たちは、声を出して楽しく歌っていました。

・歌詞カードには間違いがあり、クエスチョンマークやピリオドを教員が補う必要がある。

 (2)Q&A

・英語で話すことを恐れずに、どんどん生徒が話したくなるような声掛けをされていました。

「間違ってもいい」「間違った人がいるから正解できたんだよ」「Short answerでもいいよ」「Short answerから広げていけるよ」

・生徒も一生懸命トライしていました。

 (3)Oral Introduction

・New wordsを自然に、そしてふんだんに使われながらイントロダクションを行っておられました。

・北原先生の迫真の演技にくぎ付けになって、生徒たちも内容理解を深めていました。

 (4)Introduction of New Words

・「自分の声聞こえる?」「黒板にぶつかった声をきいてね」という声掛け

・発音で大事な部分はマスクを外して見せ、音と北原先生の口元をつなげることで、発音する際のポイントを丁寧に指導されていました。

・発信語彙と受容語彙にも焦点を当て、生徒の負担を軽くされていました。

 (5)音読

・北原先生の後に続いて読む。

・ジェスチャーリーディング。ジェスチャーがおもしろい生徒にも声がけをされていました。

・カタカナ読みを振っている生徒には、「大丈夫だよ」と安心するよう声がけされ、音読に集中するよう促されていました。

 K中の生徒さんの感想も読ませていただきました。

 生徒が「楽しい、面白い」と思った箇所には実線、「わかりやすい」と感じた箇所には波線、「タメになる、勉強になった」という箇所には二重線、というように、生徒の感想に線を引いたり、線の種類を変えたりすることで自分の授業の振り返りにもなると教えていただきました。

 また、生徒にも配付し、フィードバックにつなげるとのことでした。私は、生徒に配付せずに終わてしまうことが多々あるので、実践していきたいです。

4.Aパターンの文法導入

 第3回 助動詞will (中2 Prog.1-2 未来形 I’ll … / I won’t…)

 ・一年生の復習から、ヒントを与えながら進出文法の導入を行っていました。

 ・すべての動詞の板書の位置を揃えて書くことで、視覚的にもわかりやすいと感じました。

 ・be going toとwillのちがいをジェスチャーを交えながら教えることで、生徒も納得して覚えるだろうなと思いました。

 ・「ここまではみんなに覚えてほしい」というラインを示し、定期テストにも出題する。

 ・Basic Dialogは、必ず暗記させ、授業内でクリアできない場合は、昼休みや放課後にトライさせる。

 

5.じゃれマガ

 ・どこで出てきた文法事項なのか、反意語は何か、どうしてここではwouldが使われているのか、など復習しながら読み進めていきました。

 ・上位の生徒の刺激になるような問題も織り交ぜている。(neither A nor B)

 今回の例会の次の日、さっそくAパターンで受け身の授業をしました。

 be動詞の復習から、いつもより時間をかけて授業を進めたところ、「このころは英語わかってたんだよなぁ」「中1の英語、簡単すぎるー」「受け身も簡単だね」という声がたくさん聞こえてきました。苦手意識を持っている生徒もイキイキと取り組んでいました。

 さらに次の日のBパターンでは、「え?!そんなところまでピクチャーカードから見つけたの?」という発見があったり、辞書を広げて相談する姿が見られたりして、改めて北原メソッドのすごさを実感し、とても幸せな時間となりました。

 上智大学の学生さんたちが感じた北原先生、北原メソッドのすごさを、自分の目の前にいる生徒たちに少しずつでも還元していけたらと思います。

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まず先日急逝されたK先生へ黙とうを捧げました。新潟県での研修会を企画運営されておられる最中での訃報に皆様戸惑われたことかと存じます。改めて哀悼の意を表します。

次に上智大学の北原先生の学生の皆様にょるリアクションペーパーを紹介くださいました。いつも北原先生がMLでリアクションペーパーを紹介してくださいますが、今回紹介してくださったものに書かれていたことはまさしく『「北原メソッド」とは何?』を上手に表したものでした。北原メソッドをまだご存じでない先生方にこのリアクションペーパーを見せるときっとご理解が深まるのだろうなぁ・・・と思いながら拝見しておりました。

その後、12月3日に行われた北原先生の授業の様子を解説していただきました。

授業の流れ

・北原先生の自己紹介

北原先生がなんだか嬉しそうな顔をしてらっしゃいました。

・歌Eternal Flame

歌詞の中にまちがいがあることや詩的な内容になるとピリオド等が欠落することもある。

・Picture Q&A

手を挙げて発言しようとした人は座る、黙ってた人はそれではダメだよ、と指導

間違いを共有して、正しく答えることができるのは間違ってくれた人のおかげ

間違ってもいい空気があふれていた。

・Oral Introduction

登場人物になりきるように声のトーン、言い方を変化させて導入

・New words

まずは生徒に読ませて

生徒が読んで、先生が読んで、生徒が読む

ジェスチャーをつけて読む

turnを辞書で調べる

単語の一部を隠して発音

日本語意味から英語

つづりを空書き

・本文読み

リピートさせながら細かい指示を出していく(この過程で十分に内容理解がされている)

ただ音読をさせる、リピートさせるのではなく、その言葉の使われる背景や状況・場面を理解させながら進めていく。

後半にはAパターンの授業進行(2年未来形)を題材に。

I ( cook ) dinner on Sundays.

( )に当てはまる単語を考えるところからスタートするが、文法的にeatやhaveも可能。しかしこの文章が使われる場面や状況を踏まえるとそれらは不自然。「そんなに貧乏なのか笑」とつっこみを入れながら展開することで例文の内容がよりいきいきとする。さらにその例文が三単現、過去、そして未来の表現と形式を変えていく。

その過程の中で第1ヒント第2ヒントをこれまでの教科書のどこに出てきたか、そしてつづりの一部分を示して全員ができるように導いていく。

この後にBasic Dialogの活動があり、覚えて発表、合格したら暗写のサイクルの中で「最低限この表現だけは」の配慮。教科書本文は長くなりがち。本文が無理ならこれだけ覚えればいいよ、と学習者への配慮があらためて見られる。できる生徒はここから教科書本文を覚えられるだろうし、苦手な生徒もチャレンジしようとするかもしれない。まさに主体的に学習する姿勢を育てる方法である。

最後にじゃれまがを参加者皆様とやって閉会。

じゃれまがはやっていて楽しいのですが、その手順をなかなか中学生向けに上手に実践できない自分がいます。このような機会を通して何度も実践、何度も挑戦しないと本質的なところまでなかなか到達できないことも実感としてはあります。

北原先生の授業映像を拝見できて、学びが深まるとともにこれからの授業の中身も自分自身しっかりと磨いていかないといけないことを痛感しております。大阪にいる身としましてはもちろん対面式が最大の効果を生むわけではありますが、オンラインで参加できることもとても有意義で、元気をもらえて、なによりも楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございます。

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0.先生からの自己紹介

・印象に残ったこと

M先生が「Writing Noteを行うようになり、生徒が英文の書き方がわかってきた」とおっしゃっていたことが印象に残りました。私の場合、以前中学生では競ってうまくいきましたが、高校生はなかなか継続できず、それ以来やめてしまっていましたが、語順が理解できない生徒達にとって有効だと再認識しました。また、’ロイロノート’で音読を提出させているとおっしゃっていて、私も7~8月のオンライン授業の時だけ、‘ニアポッド’というアプリで音読を提出させ、上手なところと注意して欲しいところをコメントをし返却していたのですが、それ以来授業で生徒の音読をチェックしていないことに気づきました。

1. 北原先生の授業を受けた上智大生の感想

・北原メソッドを学んで200%楽しかった。効率よく楽しい。実際に生徒が何を学ぶか、何を身につけるかが大切。先生が堂々と授業を楽しんでいる。「あ、そういうことか」「あーなるほど」と生徒に言わせるような授業。(私もそのように授業を考えようと思いました。)

・無駄な学習はさせない。楽しくコスパのよい授業。お互いを思いやる授業。

・北原メソッドは、人をリスペクトできて自分も高められる授業だからいじめがない。

・日本で着実に英語を上達できるのが北原メソッド。生徒が疑問を持ったときに、生徒自らが気付くようにする。できる生徒に教えさせたり、できる生徒にさらに課題を与えたり競争させると浮きこぼれが防げる。スキット・紙芝居・クイックQAなど様々なパフォーマンステストが行われている。北原メソッドには、日本の英語教育を変える大きな魅力がある。

・output for input : outputとinputは同時に行う。

・北原メソッドは、間違えることを恐れない。間違いをクラス全体の課題にし、成長するStepだと捉えている。例えば、Picture Cardでは、間違いを共有し、協力して答えにたどりつく!消極的な人の心理は、間違いや失敗を恐れる。

・点と点をつなぐ学習:落とし込み、活用することがゴール。

・Teacher Talkが効果的。

・[北原先生]Be authenticが大事。時間の使い方、定時で帰り、家で仕事はしない!

・私にとって革命的で、上智大学に入って誇れることは、北原メソッドに出会ったこと。

生徒が生き生きしていて、そこに笑いがあった。

・本質的で生徒目線で練り上げられたもの。研究・理論・実践に基づき核心をついている。

・北原先生の授業は、例えて言うなら山田洋次監督の松竹映画のようで、笑顔や関心があふれ、感情がもれてしまう授業。光を見つけることができました。(人情味があふれ、生徒の心にしみこむ授業だと私は解釈しました。)

2.K中学校での授業視聴

2-1.自己紹介/歌/QA

・全てわかりやすい英語を使い、優しく語りかけるように自己紹介。

・“Can you sing a song?” パワーポイントで‘♪Eternal Flame‘の歌詞を見せる。生徒全員で歌う。“Do you knowthe secret of this song?”と生徒の興味関心をぐっと引きつける!一人の生徒が発言し正解したあと、「今度は誰がわかるんでしょうね?」とやる気を起こさせる一言。(これが大事!)

・QAの最後に「手を上げたけど指されなかった子」と聞く。正解を知っていたのに当てられなかった生徒の立場に立っている。(こういうことがとても大事!)

 2-2 Oral Introduction of the text

・QAの絵を紙芝居のように見せながらTextの内容を語る。Oralが終わったあとに、

北原先生:「今日の内容はOK?」生徒達:「OK!」※この時点で生徒達はもう内容を把握している。

2-3.  Flash Card/ ReadingAloud/アンケート

・[生徒のみ→一緒に発音。発音規則についての説明も加える→ジェスチャーをつけて]

「意味分かる人いたら立って」「はい全員立ったからOK」←生徒自身に気付かせる

※これをやらないとNew Wordsは使えるようにはならない

※Receptive WordsよりもProductive Words(発信語彙)が重要

・「先生と同じペースで読むよ!先生とピッタリ読めば先生の声は聞こえないよ!」

・アンケートは印刷して生徒に渡す。必ずフィードバックすること

 2-4. Aパターンの文法導入

・板書の仕方

I      dinner onSundays. → My father        dinner on Sundays.

→ He        dinneryesterday.→ My mother        dinnertomorrow.

・ヒントの出し方 ”Would you like hints?“ ” Yes, please.“

・ジェスチャーヒントの出し方 手帳を開く:be going go,  手を突き上げる:will

・Basic dialogueは頭に残さなければならないので、全員が暗記するまで必ずやる。

3. じゃれマガ

北原先生の発問

・was heldは何形?→受け身形 /なんでwouldなの?→時制の一致/neither ~ norどういう意味?※できる生徒に聞く /envelopeの意味?/ wrongの反対は?/co-presenter:co-の他の例は?→co-worker 一緒に働く人 / 時を表す現在完了形を過去にずらすと過去完了形になる:have been→had been

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・北原先生は、以前買ってあって読むのを躊躇していて、最近読み始めた椎名誠の『ぼくがいま、死について思うこと」を紹介してくださいました。

・福岡のM先生がNew Horizonの登場人物のまとめを作られたとのことでした。北原先生も、こういうのは物凄く時間がかかるものだから皆でシェアできるといいねと仰っていました。

 まず、先日も上智大学の学生の秋学期リアクションペーパーを「kitahara de essay」で紹介して頂きましたが、それよりももっと上をいくリアクションペーパーが届いたとのことで、

 例会で紹介して頂きました。

・全体的に復習が重んじられ、その都度その文法をどこで習ったかを確認する。

・このメソッドは、「落ちこぼれ」、「浮きこぼれ」の両方を防ぐことができる。

・先生が、「正解することができるのは間違えた生徒のおかげだよ」と言う。そこに気づかせる。ー>間違えることが楽になる雰囲気。

・ペアシステム、またみんなで「教え合う」システムが「英語の力をつけさせるだけでなく、道徳的な学びを醸成させる点」

この男子学生の「北原メソッドを学んで」の視点が本当に素晴らしいと思いました。是非、kitahara de essay に追加して頂きたいです。資料になかったので全て覚えていませんが、

勤務校の同僚教員にも共有したい内容でした。

また、北原先生の「 out put for in put 」も。たくさんのパフォーマンステストを実施することでこの言葉に繋がっていると。

1 12月に千葉県で北原先生が実施した師範授業 ビデオ視聴、解説、質疑応答

Bパターンの授業です。

1. Greeting

 北原先生の自己紹介 教科書の後ろに名前を見つけて「すごい」という声も。

2. Song

歌詞カードは間違いがあることが多いので、必ず確認を。?や.はつけてあげて、手を入れてあげないと中学生には、読みにくい。

3. Q&A

手の挙げ方から指導。「間違ってもいいんだよ」と先生の呼びかけ。short answerでもいい。そこからlong answerに広げてあげる。初対面の北原先生の英語の質問を一生懸命に聞き取り、積極的に応答していました。

4. Oral Intro.

ピクチャーカードを用いて。教科書を見てしまう子には「一生懸命やってるから教科書見ないでこっち見て。芸人みて。」ピクチャーQAは、教科書の内容に沿った質問だけとは限らないので、絵を見て

その絵について質問することが大切だと思います。塾で既に内容を知っている子だけの一人舞台にしないため。

5. New Words

ここが北原先生の真骨頂。お手製のフラッシュカードを作られていました。デジタル教科書の単語を見るよりも、フラッシュカードを使った方が集中します。フラッシュさせたり一部分を見せたりなどすると、自然に生徒の集中力が高まります。発表語彙と授業語彙を分けて指導できるなど、やはり、手で見せるフラッシュカードが一番だと今回も確認できました。私も、勤務校でデジタル教科書を使う場面は、

昔のCDを聞かせるところを映像と共にデジタルで、見せ聞かせて、英単語は、紙のフラッシュカードです。

6. Comprehension of the Text

ジェスチャーを用いながら一文一文一緒に内容の確認。既にオーラルイントロダクションでジェスチャー付きで先生がやっているので、1年生の内容だとだいぶ理解した段階での確認といった感じ。

7. Reading

登場人物の感情移入されたお芝居のような読み聞かせ。英語教師に大事な場面だと思いました。指導案に書かれた「音読」練習は時間がきてしまい、全部できませんでしたが、

生徒とコレスポンディングしながら楽しい授業だったと想像できます。生徒は素直で、積極的で素晴らしかったですね。

北原先生の最新の実際の中学生相手の授業を拝見でき自分自身もすごく励まされ、元気を与えて頂きました。ありがとうございました。

Aパターン文法導入③

2年プログラム1−2 未来形2

「我が家の夕食当番」の表を用いてのwillの導入。1年1学期の文法に戻っての学習は生徒が飽きそうになってもやるべきで、なぜなら、学習支援の必要なくらいの生徒もいるし、

 得意な子が考えながらヒントをその生徒にあげることの大切さを感じるからです。また、北原先生の第一ヒント、第二ヒント、、、ジェスチャーしながらの言い方などいつ見ても

 新しい気づきがあります。

じゃれマガ 2016 NO.103 ・・・The Wrong Card

・文法の確認、どこで習ったかの確認など王道を確認させていただきました。現在担当が2年生で、「読みトレ50」をやっていますが、ここでも、北原先生が、「じゃれマガ」で

 指導している流れをしっかり作らねばと思っています。辞書を引かせたりができるのもこの時間なのでそこもよくやります。

今回もたくさんの学びがありました。上智大学生のリアクションペーパーを知ることで、「北原メソッド」の基礎・基本を再確認できることありがたいです。

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1 新潟のK先生に黙祷を捧げました。

  優しく、教育熱心なK先生にまたお会いしたかったです。本当に残念で信じられない思いでいっぱいです。

2 自己紹介、近況報告

  イギリスT先生も朝早くから参加してあって、久しぶりにお顔が拝見できて嬉しかったです。またカフェから、車の中から参加してあった先生方。なんとしてもこの研修の機会を逃したくない!という熱い思いが伝わりました。みなさん休校や学級閉鎖になりながら(おびえながら)オンライン授業もしながらがんばってある様子でした。山形のY先生はアンケート結果を紹介してくださいました。「英語がとても好き」という項目を私も年度末に使ってみたいです。

3 リアクションペーパー紹介

  北原先生が教えてある上智大学生の4人の方のリアクションペーパーを文字と音声で紹介していただきました。みなさん素晴らしかったです。

  一番感じたことは、「自分たちが受けてきた英語の授業と全く違う」という感想が多いことです。今の大学生が中学生だった頃は7~8年前なはずですが(つい最近!)、それでもそう思わせる中学校の授業だったんだろうなと思うと、まだまだ私たち中学校教師の力量をあげていく必要があるなと感じました。

  

  また、私が北原メソッド授業を実践していく上で一番大切にしたいことは「みんながお互いを思いやる教室」「人をリスペクトし、自分も肯定できる教室」という理念です。そこから世界平和ははじまっていく、というシンプルな命題を私も一生目指していきたいです。

4 北原先生の師範授業

  昨年12月3日、千葉県のK中学校、K先生が担任をされてある1年3組で北原先生が行われた授業でした。

 北原先生や千葉のS先生、K先生のレポートを読んで、楽しい授業だったんだろうなと想像していたので、実際にその様子を拝見できるありがたい機会でした。

  感想を報告させていただきます。

  ・北原先生も、生徒たちもとても楽しそうでした!笑顔が多い授業でした。

  ・歌はまだ3,4回目と言ってありましたが、声がよく出ていました。Eternal Flameはスピードが速すぎず1年生にはいいなと思いました。また先生も一緒に歌っておられて、いいなと思いました。

  

  ・ピクチャーQ&Aでは、生徒はやったーと言いながら嬉しそうに起立していました。北原先生が間違ってもいいよ、短い文でもいいよ、わからない時は I don’t know.でもいいよと随所で安心感を与えたり、でも手の挙げ方などきちんと指導されたり、見ているこちらも「がんばりたい」と思わされる授業でした。

  ・New Words 

   この部分に最も時間を使っておられました。そしてやはりデジタル教科書のフラッシュカードよりも、カード形式のフラッシュカードが良いと思いました。

   理由は、生徒の反応を見ながらその場で繰り返し練習ができること、色ペンでカテゴリー別に線を引いたり囲んだりできること、そして教科書に出てくる順番ではなく発信語彙、受容語彙に分けるなど順番を変えられることなどです。

  ・Aパターンの文法導入では、夕食当番という場面設定がなるほど!と思いました。

   be going to = will といまだにいくつかの私立高校入試問題では出題されています。はやくこういう入試問題はなくなってほしいです。と思いながら be going to は手帳をみるジェスチャー、willはグーを上に挙げるジェスチャーを使いながら指導していきたいです。

   また、ベーシックダイアログは、最低限生徒たちに覚えさせたい表現ということで、たとえ時間がなくて次の時間になってもやるべきだと北原先生はおっしゃっていました。私もAパターンの日には、できるだけAuthentic な内容でこのダイアログを考えるのが楽しいです。生徒も男女関わらず、その日のペアと楽しくやっています。ふたりで協力しあって練習し、見せに来る姿が微笑ましいです。

5 じゃれマガ

  アカデミー賞授賞式で、La La Land だと発表されたあと、Moon lightだと訂正されたというニュースの内容でした。私もこのニュースは覚えていたので、もう6年も前の出来事なのかと驚きました。過去完了形が使われているところは、数直線を使って示すとわかりやすかったです。neither A nor Bのような表現は私立では出るよ、と入試も意識した声かけもありました。すべての項目をすべての生徒に理解させようとしないところもいいなと思います。

  また、個人的なことで恐縮ですが、この週末にやっと共通テストの問題を解いてみました。リスニングもネットで音声が聞けるのでちゃんとテストできました。リーディングは、語彙的にはそんなに難しくない印象でしたが、時間内に概要をつかむには集中力と、やはり速読トレーニングが必要に思いました。中学生のうちからジャレマガのような内容のおもしろいエッセイに慣れておくことはとてもいいなと思いました。

  今回も、あっという間の貴重な時間でした。全国の先生方と画面越しにお会いすることができとても嬉しかったです。北原先生は「いつでも指導助言でも、授業参観でも行くよ!」と言ってくださいました。また福岡にも来て頂きたいな~と思いました。

  また、例会の報告レポートは、いつも自分が書き終わるまで他の先生方のは読まないようにしているのですが、今回北原先生がU先生のレポートが凄すぎ!

  というメッセージをくださっていて、つい先に読んでしました。そしたら本当に凄くて細やかで、ついレポートはU先生に頼って自分は感想のみになってしまいました。すみません。U先生ありがとうございます。

  最後に、自己紹介の時にNew Horizonの登場人物紹介を作ったとお話したら、みんなにシェアしたらと北原先生に言って頂きました。

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1️⃣ 参加された先生方の自己紹介と最近の授業の様子

  私自身は、何とかデジタル教科書にも少し慣れてきましたし(あまりたくさんは使ってませんが。) 、Chrome Bookを使った授業にもトライしています。Chrome Bookの相談員の方とすごく仲良くさせていただいていまして、いろいろなChrome Bookの活用の仕方を教えていただいています。もちろん北原メソッドで授業するのを基本にしてです。他の先生から、「先生の授業はとても楽しくて、勉強にもなります。」と言っていただいてうれしかったです。

 • S先生
   北原先生にご指導いただいたことを授業でやってみたところ、ふりかえりシートで、「楽しかった、おもしろかった。」という反応がたくさんありました。北原先生のやり方は先生も生徒も幸せになるやり方だと思いました。

 • K先生
   北原先生に授業をしていただいた1年3組の子どもたちは、今も英語の授業を楽しそうに受けています。特にQ&Aが好きみたいで、英語ができない子も ” I don’t know. “と言って、何かしら答えようとしてがんばっています。

 • M先生
   登場人物一覧表のHorizon版を作りました。(今から作ろうと思ってる方は森先生にご相談を、と、北原先生がおっしゃっていました。北原先生はサンシャイン版を作られましたが、何十時間もかかって大変だったそうです。それを私もよく使わせていただいています。本当にありがとうございます。)

2️⃣ 上智大学の学生のリアクションペーパーの紹介

  北原先生の授業は、考え方•やり方、すべてにおいて衝撃的で新鮮なものでした。考え方が180度変わる北原メソッドということで、半信半疑でしたが、毎回の北原先生の授業が、自分の中学生の時の授業とは180度違った考え方•やり方で驚きました。

  など、4人の学生さんたちのリアクションペーパーを紹介していただきました。
  私が北原メソッドに出会って、衝撃を受け、北原先生に光をあてていただいた、その感動をたくさんの上智の学生さんたちが体験できたのは、これからの英語教育を担っていく若い人たちにとって宝物になったと思います。

3️⃣ 12月に北原先生が、K中学校でされた師範授業のビデオ視聴

  ハイブリッド授業を、今回北原先生がされていたようですが、加古川ではまだやった学校はないと思います。またいろいろ勉強したいです。
  生徒たちは実に生き生きと、楽しそうに授業を受けていました。活気ある生徒とのやりとりは、すごく勉強になります。特にQ&Aは生徒たちの知的好奇心をくすぐり、夢中にさせていました。単語指導では、上手く生徒に大きな声をださせる声かけをしていらっしゃいました。ていねいな発音指導で、子どもたちもくいいるように活動していました。私も授業では必ず何回か辞書を引かせますが、辞書なしの授業なんてありえないと、先生のおっしゃるとおりだと思います。音読で、Are you sure? のところは、私も授業でおおげさに読んでニュアンスがわかるようにしました。やはりどんなときも、どういう場面なのかを意識させるのは大事だと思いました。

4️⃣ Aパターンの文法導入

  2年生の文法導入では1年生の教科書を開けさせて、どこで習ったかを確認するということを、北原メソッドではじめて知って、実際にやっています。効果はすごくありました。

5️⃣ ジャレマガ

  先日、大分大学教育学部附属中学校の講演に参加させていただきました。そこでジャレマガをたくさんさせていただきました。日本の英語教育に足りないもの。reading の重要さに改めて気づかされました。