2月19日(土)第191回例会

【1】教師の即興スピーキング

北原先生「専門分野、つまり英語教育についてはネイティブに負けない英語力が必要だと思った。」

冒頭の自己紹介で、「生徒のやる気を引き出すには?」が話題になり、

特に次のチェックリストについて、もう一度、自分を振り返ろうと思った。

本当のstudent-centred 教授法とは?

生徒の自学を促すためのチェックリスト

1. Let students learn by themselves.

□Learn from your friends.

□Share your knowledge.

□Contribute to the class.

□Try to be different.

2. Keep students busy.

□Let students know the lesson flow.

□In every moment of a lesson, students are either listening, reading, speaking, writing or thinking.

→ No falling asleep, no graffiti on desks.

3. Do not overteach.

□Less explanation

□More time for students

□Mini Teacher System

4.Expose students to…

□Abundant English sounds

□Planned Teacher Talk   *意図的で、前もって準備してのぞむこと

(Let students get acoustic image of the English language)

        聴覚像

5. Motivate students through…

□Small daily accomplishment

□Various types of materials / activities

□Fun output activities

*楽しくないとダメ。慣れてくると楽しくなる活動もある。

□Evaluation in both tests and spoken performances

□Students’ short memory retention

*Basic Dialogなど

6. Learning Environment

□Bilingual Dictionaries

□Past students’ manuscripts (speeches, skits, etc.)

□Past students’ DVDs (speeches, skits, etc.)

□Picture/Photo Dictionaries

□Reference books

   参考書

7. From the Students’ Perspective  *「生徒目線」北原メソッド3つの基本の一つ

□Various kinds of questionnaires

□Casual talk with students about daily lessons

【2】新学習指導要領実施1年経過を前にして

特に気になった事(「 」は北原先生の発言または資料からの引用)

「・Retellingができる生徒達は発表前に原稿を作って暗記しているので、即興発話力育成になっていない。」

・小学校での不完全な定着を補うために、クイックQ&Aを中1の3学期ではなく、2学期にやっている。

「・どの教科書もパフォーマンスが即興一本槍になっているため、New Crown以外、スキットが掲載されていない。ペアで協力してできるスキットは必要。」

New Horizonの本文の語数を数えた結果

「結論

昔は1年生の教科書は全科暗唱できた。平成24年度に語彙数が1200語に増えてからでも最後の方の課以外は暗唱できた。ところが令和3年度からは1年生の最初の方から50語を超える語数になっている。特にUnit 6以降は全ページ60語以上になっていて暗唱は無理。となれば、ターゲットセンテンスを含むところだけを暗唱させるしかない。SunshineならScenes(旧版のBasic Dialog)だけでも暗唱させるようにした方がいい。ただ、定期テスト勉強では生徒は本文の暗唱・暗写を行うので、「この文は覚えなくてよい。テストに出さない」という宣言をすべき。

2年生では100語を超えるセクションがほとんどとなり、3年生では200語、300語というセクションもある。もはや1文1文なめるように理解させることは不可能。ましてや教科書本文をノートに書かせる(悪のノート)のは時間の無駄であるだけではなく拷問。skimming, scanningを中心に進めるべき。大事な表現・構文・文法を含む文だけしっかり理解できるようにする。

たくさんの活動のページ

あんなにやりきれるはずがない。取捨選択すべき。ただし、音声を扱うところは飛ばしてはだめ。」

【3】スーパーペアワークについて

「それぞれの教科書で文法配列が異なるので、採用教科書に合わせた順番に入れ替えて、浜島書店から出す予定。」

整理をしていたら、出てきたので、私の生徒が書き残した答えを紹介します。

中3クラス

2021. 10 27 

Student A

中1の最初から私が教えた中3

もし~だったら? 仮定法過去(be動詞)

If were Doraemon, I would fly in the sky.

If I were Nobita, I would play with Doraemon.

If I were Gian, I would practice singing.

If I were Shizuka-chan, I would make a scarf.

If my partner were Suneo, he would buy Doraemon.

2021. 11. 3 

Student B

学校では中1。別の教室の英会話教室で学んだ後、入塾して中2クラスに。英検準2級1次試験に合格したのを契機に、

中2クラスから中3クラスに編入して間もない頃の授業から

あれがあったらなあ・・・? I wish I had …

Dokodemo-Door: I would go to Paris.

Time-machine: My partner would go back to the past.

Takecopter: My partner would use it during hide and seek.

Honyaku-konnyaku: I would speak French and talk with others.

Anki-pan: My partner would use it to pass the exam.

Small-light: I would be small and play with my cat.

***********

1 参加者の方の最近の授業の様子

学年末テストが終わったばかりの先生方が多かったです。その中で、なかなか点数に結びつかない、結果が出ないという話題について北原先生より、中学校でできなかった子に、高校でどうだったか聞いてみて、というお話がありました。テストは、勉強を促進する意味もあるのだから、ワークなどそのまま出してあげるものもあっていい、というお話も。私自身も、途中少人数で他の先生も入りましたが、3年間持ち上がった学年なので結果は出したかったですが、なかなか難しく、勉強させるにはどうすればいいか、を模索した3年間でもありました。

★幹の本第5巻がもうできている、第6巻を準備中とのこと、うれしいです‼

2 教師の即興スピーキング

英語で行った様々な講演を紹介していただきました。中でも、英検英語教育セミナーin静岡(2013年)の資料の中の「本当のstudent-centred教授法とは?」生徒の自学を促すチェックリストの項目について、自分自身もう一度振り返る機会となりました。このチェックリストは、新しく来たALTと4月にシェアしました。どれも本当に大切なことだと再確認しました。

1. Let students learn by themselves. いつも授業で言っていること

□Learn from your friends. 

□Share your knowledge.

□Contribute to the class.

□Try to be different.

2. Keep student busy

□Let students learn by themselves.

□In every moment of a lesson, students are either listening, reading, speaking, writing or thinking. → No falling asleep, no graffiti on desks

3. Do not overteach.

□Less explanation

□More time for students

□Make the most use of Pair System ペア学習最大限に

□Mini Teacher System

4. Expose students to…

□Abundan English sounds

□Planned Teacher Talk(Let students get acoustic image of the English language)意図的なteacher talk

5. Motivate students through…

□Small daily accomplishment

□Various types of materials / activities

□Fun output activities 楽しくなくてはダメ。1回やって反応が良くなくても、慣れていくうちに好きになっていくものもあるので続けてみる。

□Evaluation in both written tests and spoken performances

□Students’ short memory retention ショートメモリーを鍛える(BDなど)

6.Learning Environment 環境を整えてあげる

□Bilingual Dictionaries

□Past students’ manuscripts (speeches, skits, etc.)

□Past students’ DVDs (speeches, skits, etc.)

□Picture/Photo Dictionaries

□Reference books

7.From the Students Perspective 生徒目線

□Various kinds of questionaires アンケート

□Casual talk with students about daily lessons 日ごろから授業について生徒とカジュアルに話してみる。

ジャレル先生の最終講義(2019年)での北原先生の英語学習法(原稿なしの12分間)を見せていただきました。

北原先生が中学生の頃、洋楽の歌詞を、町に3軒あるレコード屋を回って完成させる、という話がありました。先日、3年前の卒業生(高3)が外大を受験すると学校に報告に来ました。授業で英語の歌を歌ったことなどが、かなり彼女の人生に影響を与えたようです。私の選曲のほとんどは北原先生の著書「授業で使える英語の歌」や「続・授業で使える英語の歌」からでしたが、相当はまったようです。「まんまと先生の策略にはめられました。」と話していました。英語の授業が彼女の進路を決めるきっかけの一つになったとは、うれしかったです。

3 新学習指導要領実施1年経過を前にして

学習効果や授業、評価についての先生方の反応は全て頷けるものでした。語彙が多くて大変、教科書の本文の量が多い、評価についてなどありました。私はNHを使用していますが(担当は3年生)、様々な名前のアクティビティがたくさんあって、すべてを行うと十分な時間が取れず、ただやっただけのようになってしまうこともあり、どこに重点を置いたらよいか分からなかった、というのが1年経ってみての正直なところです。みなさん、どうされているのか気になります。北原先生からは、「あんなにやり切れるはずがない。取捨選択すべき。ただし、音声を扱うところは飛ばしてはだめ。」というお話がありました。

***********

1. 参加者の近況、最近の授業の様子

今回の参加者は、北原先生と23名。時間をたっぷりとかけて1時間近く、

全参加者の授業の様子を情報交換して、アドバイスなどいただきました。

会員同士のこうした最新の情報館がそれだけ大切だということと、

北原先生が全国の先生たちのひとりひとりを大切にされ、つながってほしいと

考えておられるからだと思いました。

(萩の最新の授業のご紹介とフィードバック))

1年‥期末テスト後「空想の旅の空からの絵葉書を書いて、友達と交換」が好評。

今回のテスト範囲の「過去形」「過去進行形」などを書く練習に。

2年…最後の単元「世界遺産を調べてプレゼンテーション」1年のまとめとなる

スライドショーを作ってよい発表ができ、生徒も自信をつけました。

テスト後の先週は、「1年間の英語学習を振り返って、英語で先生に感想を書く」

生徒からは「先生、これすごくいい!」と声が出て、生徒は辞書を片手に夢中で書い

ています。

今週は「振り返り」に書かれた質問をもとに、英語学習についての授業をやる予定。

*1,2年とも、テスト範囲のワーク3冊を「宿題まつり」として復習をやりきりま

す。

(北原先生より)「勉強法をやるのはいいことだが、ファーストラーナーの勉強法が誰

にも

あてはまるものではないので「自分のすぐ前を走る人の勉強法をまねするといいよ」

と伝えるとよい。参考文献は「英検HP」太田洋、北原先生、石井徹さん共著の「勉強

法」

についての研究レポートがとてもいいので、参考にするとよい。

*この1年間のテストの成績については、2学年主任の北原先生(北原先生と同じお名

前)より

「H先生の教えるクラスは、いつも学年で一番だよね。他の学年も全部一番だよね。

H先生は生徒に点を上げさせて力をつけているから、生徒の信頼が得られる。

教師は、授業で一番になるか、学級経営で一番になるか、部活で一番になるか、何か

突出してなければいけないと、若い先生や他の英語の先生にも話しています」と言っ

ていただきました。

勤務校での3年間、また教師になってからの18年間、ほぼ同じ結果が得られました。

北研メンバーとして「授業で一番」「生徒に力をつけて生徒の未来の力をつける」を

心がけていますが、生徒指導のプロにもなれるよう頑張りたいと思います!

2. 教師の即興スピーキング

「先生方は自分の英語力、スピーキング力を鍛えるために何をやっていますか。

K先生やH先生は、毎晩のようにネットでネイティブと会話をやっていますが、み

なさんはどうですか」

北原先生が冒頭でみなさんに投げかけました。

(スピーキング修行)

この数年、急上昇で英語力をつけたK先生、T先生も、ネットで「ネイティブ

キャンプ」をされていたので、私も4月から入会して、週に何度か30分ずつネイティブとテーマを決めて

会話練習をしています。

3か月、6か月続けると、スラスラ英語が出てきて発音がネイティブっぽくなってきます。

授業でのTeacher’s talkも格段とキレが出てきて、自分に自信がもてるようになってきます。

幸い英語と教え方が素晴らしく、考え方も似ている相性がよい先生と出会えたので、

楽しく会話レッスンを続けています。

ですが・・・その先生が人気すぎて、このところレッスンが10日ほどあきました。そのとたん、

「英語が鈍った」と感じました。先週金曜、先生と10日ぶりにレッスンしたところ、明らかに鈍っていました。

ところが土曜日、前日に30分会話練習をしたことで、翌日は先生と同じレベルのスピードと発音やタイミングで

すらすら英語が出てきたので、「日々の練習の大切さ」を痛感しました。会話力はそのようにして身につけるものだと

再確認しました。先生にそのことを伝えて、今後私の希望する時間は、私だけのために時間を確保していただくことを

約束していただきました。思いが伝わったようで楽しみです。

(北原先生のspeech)

さまざまなところでスピーチされる先生ですが、大事なことだけメモ書きにしてそれ

をもとに話されるそうです。

今回拝見した北原先生のspeech映像の中から、先生がとても緊張されたというジャレ

ル先生の退官記念スピーチから

私なりに分析して発見した「北原先生のspeechのポイント」を、以下にまとめさせて

いただきます。

このような点を意識していくと、日本人として、ネイティブよりもわかりやすいよい

speechができるお手本になると思いました。

●Sound…ゆったりとして、正確な発音。語尾まではっきり聞こえるのが、わかりや

すさにつながる。

●stress…一般のネイティブや流暢な人より、強調する語句のストレスが強く、弱音

がかなり弱い。

強弱が明確なので、聞きやすく、ポイントが聞き取りやすい。

●topic, content…いつも話題が豊富で楽しい。相手を引き込み、巻き込み、笑いを

とる内容と展開。さすがです!

●expression…表情が楽しい、audienceや他の講師への視線の投げかけのタイミング

が絶妙。手の動きが表情豊か。

話題とあいまって、表情が大きめで豊かなので、これはもう、エン

ターテイナーの話し方だと思いました。

普通の話者、ネイティブも喰われてしまいますね。

●voice…「声」のよさは、英語教師にも、よいスピーチをするためにも重要な肝。

北原先生の声は、中心にしっかりした芯がある太く響く声。これは地声の

大きさに加え、腹式呼吸、お腹の中心や奥から声を出すことを意識したり、自然に出せるので、体全体から声が出て

いるようになり、聞き取りやすい。

●pause…大事な言葉の前やあと、文の間のポーズなど、呼吸と共に間をしっかりと

ることが、わかりやすさにつながる。

●接続詞の使い方と間合い…speechの中によく、then, but, andなどの接続詞でうま

く間をとりながらつないでいくところも

先生の話し方の特徴のひとつとお見受けしました。

日本人である私たちが英語をspeechしたり話すとき、北原先生の話し方のイメージを

意識すると、格段よいspeechができそうです!

それも日々の鍛錬の賜物としてです。私にとって授業をするときも、スピーチをする

ときも、英語劇を指導するときも、

北原先生のspeechがいつも一番のよいお手本のイメージです。ゆったりと語尾まで

しっかり話すのが教師としていい話し方だと思います。

(緊張したスピーチの思い出)

私が一番緊張した「即興スピーチ」は、忘れもしない23歳の秋のことでした。アメリ

カをはじめとする海外の言語学者の方たちが

集まる言語学会に参加することになり、「Natural Approach」のDr. Stephen

Krashen 先生が、著書の基調講演をしたときです。

プロの言語学の先生や参加者が数百人いる場で、なぜか私が指名されて即興で

Krashen先生の本と講演の感想発表をするはめに。

指名されてからスピーチまで10分。叫ぶ間もなく、仕方なく北原先生と同じ、話の骨

子のメモだけを書いて、わかったこと、理由づけられそうな

ことだけをまとめて、その場をきりぬけました。あんなにおそろしい経験はなかった

です。

その日のうちに、学会の事務局から私の勤務先の出版社に電話が入ったのです。

「ああ!クレームかも!」てっきりクレームかと思いきや、「素晴らしいスピーチで

した。ひろみさんはどちらの国で英語教育を受けられましたか」

と質問があったそうです。私のspeechのあと、言語学者たちが集まって、あの人はど

この国で育ったんだろうということになり、

何人かの言語学者から、いくつかの国や地方限定で候補が上がったとのことでした。

私は日本育ちですが、顔から火が出るような初体験でした。

外語大、といっても、大卒すぐの私には、仕事に使える英語力、とくに人前でスピー

チする会話力はまったくありませんでした。

その後、英語の仕事をしていくなかで、少しずつ英語学習のこつや、スキル習得のノ

ウハウがうっすらわかってきて、すべてに「必要な枠組み」

があり、その枠組みを身につければよいとわかってきました。

その後も、会社にはときどき、海外の大学の言語学者や教育学者がきては、

突然社長から呼ばれて「ひろみ、これから一緒に食事をしながらコロンビア大の教授

から最新の教育理論について教えてもらいなさい」と振りが出ました。

ご一緒に鴨やステーキをいただきながら、ひやひやながら英語の体験を積み重ねまし

た。

失敗も、経験も「すべては日々の延長線上」ですね。日々の鍛錬がなにより大切です

ね。

(文法の教え方のついて困っていることの情報交換)

最後のほうでは、参加者から文法についてこまっていることを情報交換。過去形、不

定詞、仮定法、現在完了進行形などを

どう定着させるか、話せるようにするか、書けるようにするかなど、情報交換しまし

た。

***********

1、T先生

今年度の教え子は慶応、東京農大、法政二校などに進学が決まった。今2人いる小学生は、音と言葉に差があるので、そこを課題としていく。

2、Y先生

昨日テストが終わった。平均70点弱のテスト、44点アップした子もいた。

3、C先生

ニューホライズン2年生ベネチアの内容。海の汚染、タブレットを使って課題と解決を調べさせた。

4、M先生

昨日と一昨日のテストだった。出来る子と出来ない子の差を埋めたいと思っている。10点も取れない子もいる。いつも20点台の子が48点取れたのは嬉しかった。英作文で書けるようになって来た。

5、H先生

テスト明け、レポートしたようにエアメールを友達同士で書かせた。今週は宿題祭りと称してワークをやる時間も取る。

北原先生より:勉強方法をシェアし合うのはいいが、どのレベルの子かを確認し、近いレベルの子のを真似すると良いと教えてあげるべき。英検の研究助成で書いた論文で、太田洋先生、石井とおる先生、原田先生とで共同研究した内容がそれについてなので、要チェックして下さい、とのこと。

6、S先生

(すみません、失念しました)

7、Y先生

テストで振るわなかったので、英検4級のリスニングをやらせたら、結果は良かったので、テストの作り方をもっと研究していこうと思う。

8、I先生

スピーキングのプレテストをした。話す活動について効果をみた。

9、S先生

テストが終わり、綴りミスの線引きが悩みどころ。ライティングノートがはまってどんどん書く子が増えた。冬休みから始めて一年生で1300文到達している子も出て来た。

10、K先生

ディベートの即興授業で論理展開をやらせたらよく出来た。

北原先生:3月の北研でM先生のオンライン授業内容の紹介予定。今後の北研でK先生の授業も発表してほしい。

11、K先生

音読とライティングノート通して英語にモチベーションがなかった子たちがやる気を出している。

北原先生:柏市6000万円かけて不登校の子にオンラインを始めるらしい。(柏の状況にもアンテナを張って下さり、嬉しいです!)

12、Y先生

平均73点 県平均12.6ポイント上

北原メソッドを知りたい先生が見にこられた。Bパターンで日本語訳なしで、理解出来ることに驚き。ボキャブラリービルディングで綴りミスを訂正しない。

13、Y先生

3月初め高校入試。3/9から期末テスト。大阪の先生の息子さん。

14、T先生

学年の4分の1が陽性。Aパターンの授業をオンラインでやった。理解度が不安だったが、出て来てからBDをやったら出来ていた。読みトレが準二級、三級にも役立った。

15、T先生

学年を複数でやっていると反対意見もあり、結果を出しきれなかった。

16、ベネッセ Yさん

17、A先生

ホライゾンでもBDを作ってやった。なかなか発音で合格を出せず、やっと合格したらやったーと喜んでいた。

18、U先生

専門学校。希望者は対面にし、12月末までに7割の生徒が対面授業をやっていた。直接の方がいいという感想。

19、M先生

1.2年生のテストで平均60点行かない。1クラスオンラインになり、他クラスの映像を見させたが、見たのは4人程度だった。テストでなかなか結果が出なくて悩んでいる。

北原先生:どういうテストを作っているのか。

英語力の測定だけでなく、勉強させるためにやっているので、教科書丸出し、ワーク丸出し、ライティングもこれを出すよと言ってあげるといい。

M先生:言ってはいるが、なかなか勉強に向かえない子がいる。

北原先生:他人のクラスを見に行くのはとても良い。上級生の授業をそっと見に行くのも効果的。

20、N先生

3年生5クラス。3/3に県立入試。あと数時間しかないので、頑張ってやらせたい。森岡先生と同じく、業者テストでは平均45点しかだせなくて反省がたくさんある。

21、H先生

3観点のテストを頑張った。

22、A先生

3/9の府立高校入試。3年間持ち上がったが、結果を出しきれなかった。

北原先生:高校に行ったらどうなったか聞いてみてほしい。実は幹の本5巻目は出来上がっている。幹の本6巻目は上智大学の授業についてまとめる予定。

【1】「本当のstudent-centred教授法とは?」

生徒の自学を促すためのチェックリスト

1.Let students learn by themselves.

□Learn from your friends.

□Share your knowledge.

□Contribute to the class.

□Try to be different.

2.Keep students busy.

□Let students know the lesson flow.

□In every moment of a lesson, students are either listening, reading,

speaking, writing, or thinking.→No falling asleep, no graffiti on desks

3.Do not overteach.

□Less explanation

□More time for students

□Make the most use of Pair System

□Mini Teacher System

4.Expose students to…

□Abundant English sounds

□Planned Teacher Talk

(Let students get acoustic image of the English language)

5.Motive students through

□Small daily accomplishment

□Various types of materials/activities

□Fun output activities

□Evaluation in both written tests and spoken performances

□Students’ short memory retention

6.Learning Environment

□Bilingual Dictionaries

□Past students’ manuscripts (speeches, skits, etc.)

□Past students’ DVDs( speeches, skits, etc.)

□Picture/photo Dictionaries

□Reference books

7.From the Students’ Perspective

□Various kinds of questionnaires

□Casual talk with students about daily lessons

感想:

生徒が主体的に学習しているかを確認する上で、このチェックリストはとても興味深く、参考になる内容ばかりだと思いました。自分の授業を振り返るとても良い材料となりました。自分の授業を反省する上で日本語にして、生徒にアンケートを取ってみるのも良いかなと思います。

【2】教師の即興のスピーキング

北原先生の研修内での英語スピーチののまとめ

①授業の中でのスピーキング、ALTとの会話

1991年11月の全英連大会東京大会

②千葉県市原市教育委員会英語研修会

③つくば教職員研修センター指導者講座

午前3時間

しゃべりたいことをメモにして話した。

④広島県中学校英語教育研究大会

ALT50人が参加のため

「すべての基礎は語彙でしょうが」

⑤英検2013 in 静岡

発表者全員か英語でプレゼン 質疑応答も英語

⑥ジャレル先生最終講義(2019年4月)における北原先生の「英語学習法」映像視聴

お話の要約:

5歳の時に隣のお姉さんから教えてもらった。国旗を覚える点で神童だった。北原先生は歌で英語を学習した。歌詞カードを三件のレコード屋を回って覚えた。高校の英語がバートランドラッセルなど難解なものだったので、外語大学の英語は簡単だった。ESSに入って英語力を磨いた。

※英語教師としてはネイティブと戦えるほどの語彙力は必要。

感想: 先日の授業で、フィリピン人ALTがPicture

QAの授業時に、「代名詞Theyは人にしか使えない」と言い出して、「いやいや、物にも使えるよ。These books

だからTheyだよね?」と言っても納得せず、困ったことがありました。生徒の前でしたので、その時はあまり時間は取りませんでした。後日ALTが自分の方から「Theyは物にも使えた、ごめん。」と言ってくれたので、ことなきを得ましたが、このように英語に関する知識の点ではネイティブも誤解していることもありますし、北原メソッドの価値を理論的に説明する際にも教師の英語力は不可欠だと実感しています。

【3】新学習指導要領実施1年経過を前にして

学習効果や授業や評価など先生方の反応

New Horizon の感想が多い。

①新語が多くて大変。

②教科書の本文量

③評価の問題

ペアで協力して出来るスキットは必要。

④ ICT

ハイブリッド授業への負担感

⑤全教科共通になったために英語科としてはなじまない「単元」という概念

⑥百花繚乱状態の教科書(原色が多用されている。さまざまな名前のアクティビティがこなせない、軽重の付け方が難しい)

⑦高校から降りて来た文法の指導

ここはテストに出るよ、出ないよ、と言ってあげないと可哀想

(参加者の文法面での苦労について)

◯定着に関してどうしたら良いか

・歌とじゃれマガがよい。

・スパイラルワークシートが良い。

・どこで習った?としつこく出すとよい。

・Teacher talk、会話練習

・専門学校なので個人差があるが、理解できるレベルと使えるレベルは違うのではないか。

・コミュニケーション能力をどう図るのか。

・大学のスティックテストなどのように図るのはどうか?

北原先生:音声が出来ないと定着しない。たくさんの活動については取捨選択をする。音声を扱うところは飛ばさないことば大事。

【指導語彙の変遷】

中学校で習う語彙は2200〜2500語(小学校の600〜700語に加えて1600〜1800語)

平成24年度以前は900語

平成24〜令和2年度は1200語(33%増)

令和3年度からは2500語(108%増)

(改めて新しい教科書を使用した感想)

小学校で習ったことにされている単語の音は知っていてもほとんど綴りは見たことがないものもあるので、フラッシュカードでの、新語指導をしないで「小学校でやったよね?」とするにはかなり無茶振りな感覚を覚えています。「ええ!?習ったっけ?!」と言う生徒たちが可哀想に思えてなりません。特に小学校ではアルファベットを書けるまでしか求めていないので、単語を文字として理解するには到底及びません。例えばpracticeやvisit,

leave, などの動詞はほとんど記憶にないようですし、libraryやrestaurant

なども到底書いたことはありませんので、なかなか読めませんし、当然読めても書けません。

4、Aパターンの文法導入④

How manyの導入についてオンラインでやりました。

I have a pen.

I have an apple.

You have an apple.

You have two apples.

Do you have two apples?

Yes, I do./ No, I don’t.

How many apples do you have?

※have は縦を揃える。

じゃれマガを最後にやりました。素早く、でも確実に解いていかせるやり方をマスターしたいです。

***********

 1参加者の自己紹介

 山形県のY先生がお世話になっている、樟蔭のY先生の息子さんと言うことで、世間の狭さを感じました。

 全国の先生方が幹本を活用しながら、テスト作りに奮闘されていました。先生方の自己紹介の

 途中で北原先生より、テストにも英語力の測定だけでなく、学習を促す問題の出題と言う話がありました。先生方の悩みの中で、本校も家庭学習が定着していないことが、学力テストや学校アンケートでも浮き彫りになっています。その中でも、定期テストで点数を取らせて、英語の運用力も上がるような理想的なテスト作りを目指していきたいです。

 2教師の即興スピーキング

 ジャレル先生の最終講義の映像を視聴。北原先生が先生方の前で冗談も交えて、英語で自身の英語学習について流暢に話されてしました。英語の授業以外にも、自分で学習するための資源を探すと言うハングリー精神が必要だと感じました。

 自分のことを話すことができるような語彙、外国人教師と英語授業のことについて話を出来る英語力を身につけることは大切だと感じました。

 授業の用意だけでなく、教師自身も様々な角度から生涯、英語学習をしていきたいです。

 生涯の英語学習の目標は、英検1級ですが、様々なことに対して、自分の知見を持ち、自分の意見を英語で語れるようにしていきたいです。

 3新学習指導要領実施1年経過を前にして

 ①新語が増えて大変

 中学校語彙が2500語に増加。発信語、受容語など区別して生徒の負担をいかに減らすかの工夫が必要。

 ②教科書の本文が長い

 今までの1年生の教科書は、暗唱出来た。特にNH

 は、一年の初めから語数が多いので、暗唱が難しい。生徒の負担を減らすために、ターゲットセンテンスだけに絞ったり、SunshineのScenes

 を活用したりの手立てが必要。教師が「これは覚える。」、「これは覚えなくてもよい。」と軽重をつける必要があるが、文の流れはしっかりと作る。

 ③評価が難しい

 A)問題の観点が「知識・技能」なのか「思考・判断・表現」なのか。→テスト作成のときに毎回悩みます。

 ・パフォーマンスが、即興一本になりスキットが搭載されていない。→これに関してはどうするか悩んだのですが、NHでは、Let’s talk

 があります。ここで、教科書の英文を教師側が編集して、生徒にスキットをさせています。

 ④ICT

 これが厄介です。ハイブリッドもやったことがありますが、感覚として教室を2

 つ行き来しながら授業をしている感じです。先月のネットワーク切り替えで改善されましたが、昨年までは、学校のネットワーク自体も安定せず、授業も完璧には配信できていない状態でした。

   ⑤百花繚乱状態の教科書

 ・昨年度の教科書手本の閲覧の時には気づかなかったですが、NHはカラフル過ぎる。

 ・アクティビティーが多すぎる。それでも、音声を扱うところは必ずする。

 4Aパターンによる文法導入(How many〜?)

 北原先生が対面が良いとつぶやかれていましたが、これに関しては、対面で学びたいところです。

 そのあとに、先生方の悩みの共有の中で私もひとつだけ、共有させてもらいました。今年度は、2年生と3

 年生を指導していましたが、高校から降りてきた文法の扱いについて質問をさせていただきました。

 「現在完了進行形と現在完了が区別できるように教科書には表記されていない。そのような、文法をどのように生徒に理解させ、定着させるのか。」

 北原先生より、北原先生が仮定法を使えるようになったのは、イギリスでの最後あたりと聞きました。

 高校から降りてきた文法を中学校では使いこなすと言うことを重きを置かなくても良いと言うことを聞けたので、少し肩の荷がおりました。他の先生が言われてた通り、Teacher

 talkやSW中で入れたりして何度もしつこく指導していこうと思いました。

 5ジャレマガ

 もう少しで今年度が終わろうとしていますが、

 今年度は、2年生を中心に担当していますが、読みトレ(サラちゃん)を帯活動で実施したクラスの生徒は、英検の4級の読解問題10

 問でほぼ満点を取っています。

 3級、準2級の生徒も読解で高得点を取って合格をしています。次年度は、ジャレマガと読みトレ100(ビルくん)

 を是非扱っていきたいと思います。北原メソッドは、やればやるほど生徒が力をつけてくれると改めて実感しています。北原メソッドをもっと勉強して、受け持つ子どもたちの力になるようにしていきたいです。

***********

1 参加者全員の自己紹介と最近の授業の様子

(途中参加したところで)

先生方の近況報告の中に、「テストの点数が上がらない」「できる子とできない子の二極化がすすんでいる」との悩みをお話される先生がつづきました。北原先生は、

・テストは英語力測定のためでなく、英語力をあげるためにあること、その意味で、もっと丸出し問題を出してあげてもいい。(そうすればそこを勉強するようになる)

・教科書の本文をそのままテスト問題にすることを禁じられているが、測定でなく、生徒の力を伸ばすためなら、また違ってくる。

・英語ができなかった子たち、(卒業してから)高校ではどうか、と聞いてみてほしい。きっと良くなっているはずで、それをきいて安心してほしい。

〇次の内容に進む前に、北原先生よりお知らせ。

・幹本の5巻目がほぼ完成。6巻目は、上智の授業すべてを納める+北原メソッドで伸びた、という事例を掲載する。なんでもいいので、事例をためておいてください。

2 教師の即興スピーキング

北原先生が、過去の研修会の場で、その内容を英語で話された経験を、分けてくださいました。中には、「当日急にJETプログラムのALT

が参加するため英語に切り替えた」「A4版一枚のメモで午前午後の3

時間ずつを英語で講演をおこなった」ことなどあり。レジュメに、別の機会に配布した英語でのアウトラインがあり、どのように英語で説明されたかをお話しされ、締めくくりに、

2019年4月開催の「ジャレル先生の最終講義」で12分間にわたりご自身の「英語学習体験」について英語でお話しされた様子の動画を視聴しました。

この段、締めくくりの結論は「英語教育に関しては、ネイティブと戦えるくらいの語彙を知っていなくてはならない!」でした。心していきたいです。

3 新学習指導要領実施1年経過を前にして 学習効果や授業や評価など先生方の反応

北原先生がこれまで耳にしてこられた先生方のさまざまな声をレジュメにまとめてくださいました。項目ごとにまとめられた声のいくつかに北原先生が触れながらコメントされていきました。

1. 新語が多くて大変

・暗唱させられない(一番多く聞く声)

・デジタル教科書は新語の出現順を変えることができない。(北原メソッドのフラッシュカードのように、発信語彙と受容語彙の扱いに軽重つけられるよう、北原先生はすでに出版社に改良をリクエストされたそうでうす)

2. 教科書の本文量

・1年生でも暗唱させられない/本文の扱い/ペアワーク時間の確保/教えたことの定着/ジェスチャーリーディング時間かかりすぎる

(New Horizon A4版 生徒の机のサイズ考えていない!)

3. 評価の問題

・「やり取り」がなくstory retelling ばかりになっている/ペアで協力してできるスキットがない

4. ICT

・ハイブリッド授業への負担感

6. 百花繚乱状態の教科書

・ふんだんに原色 とくにNew Horizon/アクティビティたくさんありこなせない(著者の先生も実際にやったことあるのか?と思えてくる)

7. 高校からおりてきた文法

・どのように扱えばいいか

1 指導語彙の変遷

別の研修会の資料より、上記の1.新語が多くて大変 2.教科書の本文量 に関する部分が抜粋されたもの

・平成24年以前900、以後~令和2年度1200 令和3年度~2500語と倍増

2 新教科書語彙

各ユニットの各パートの語彙数が一覧表となってレジュメに掲載されている。

・サンシャインの3年間総語数が2145語で79%増。

・発信語彙324語と全体の語彙としては増えているが、発信語彙が少ないのではないか。

・1年生の本文の語彙数がおおくて暗唱させられない。

・2年生の80語(赤坂中で2年生が1

分で読める目標としていた語数)を超えるセクションがほとんど。北原先生:「なめるように理解することが不可能になった。そのうえ「悪のノート」まだやらせているところがあるのではないか、といぶかってしまう」

〇レジュメ掲載のこの項目の「結論」より

「昔は1年生の教科書は全課暗唱できた。(中略)とくにUnit6

以降は前頁60語以上になっていて暗唱は無理。となればターゲットセンテンスを含むところだけを暗唱させるしかない。(中略)ただ、定期テストでは生徒は本文の暗唱・暗写を行うので、「この文は覚えなくてよい。テストに出さない」という宣言をすべき。

(2年生、3

年生では)もはや1文1文なめるように理解させることは不可能。ましてや教科書本文をノートに書かせる(悪のノート)のは(中略)拷問。(中略)大事な表現・構文・文法を含む文だけしっかり理解できるようにする。」

たくさんの活動のページ

「取捨選択すべき。ただし音声を扱うところは飛ばしてはだめ。」

<休憩後>

4 A パターンの文法導入④

第4回 How many – ?

北原先生、:小学校英語でやっている。4社もっている教科書のなかでは1社しか、ターゲットセンテンスになっていない。

板書

I ( ) a ( ).

第1ヒント:教科書初出箇所提示 第2ヒント:ペンをもちながらI have a mmm.

ではじまり、 a pen → an apple (リンゴ描いてあげて) +ピコ太郎の踊りで

→ two apples (二つ描いて挙げて)

さらにput it into a question sentence といって

( )you have two apples?

第1ヒント:教科書初出箇所提示 第2ヒント:頭文字Dを板書

返答のYes, I do./ No, I don’t.を引き出したあと、

Two apples のところ

先生が 「3つかな?」 生徒:Three apples?

「4つかな?」 生徒: Four apples?

いちいち聞くのめんどくさいね、一発で聞くには?

小学校でやったね。

two apples?

how many

*two applesだからhow many applesだよ(×how many do you have applesとならないように)

How many apples do you have?

あとbasic dialogue とその暗写

*この後、「本邦初公開」中学文法に関する新企画?についてお話しくださいました。(現段階 非公開の内容)

***********

2 教師の即興スピーキング

以前、名古屋で開かれた「ジャレル先生最終講義」で北原先生が突然英語で講話することになった時の映像を見せて頂きました。

私もこの時に実際に参加させていただいたので、懐かしく映像を拝見しました。「自分の英語学習を振り返って」という内容でした。

北原先生がいつもお話しくださる近所のお姉さんからアルファベットを習ったというところから始まり、中学生になってから洋楽に目覚めて、レコード店3軒を回って

歌詞を頭に入れたという多くの場面で参加者の笑いを誘う、素敵なスピーチでした。場面が想像できるというのが日本語にしても英語にしてもスピーチの

わかりやすい点だと思います。自分も日々研鑽に努めねばと思いました。

2013年11月に静岡で行われた 英検 英語教育セミナーin 静岡 での資料から、

「本当のstudent-centred教授法とは?」で生徒の自学を促すためのチェックリストを紹介くださいました。

それぞれの項目の□の中にチェックマークを入れます。

1 Let students learn by themselves.

□ Learn from your friends.

□ Share your knowledge.

□ Contribute to the class.

□ Try to be different.

2 Keep students busy.

□ Let students know the lesson flow.

□ In every moment of a lesson, students are either listening, reading, speaking, writing or thinking. → No falling asleep, no graffiti on desks

3 Do not over teach.

□ Less explanation

□ More time for students

□ Make the most use of Pair System

□ Mini Teacher System

4 Expose students to…

□ Abundant English sounds

□ Planned Teacher Talk ( Let students get acoustic image of the English language )

5 Motivate students through…

□ Small daily accomplishment

□ Various types of materials / activities

□ Fun output activities

□ Evaluation in both written tests and spoken performances

□ Students’ short memory retention

6 Learning Environment

□ Bilingual Dictionaries

□ Past students’ manuscripts (speeches, skits, etc. )

□ Past students’ DVDs ( speeches, skits, etc. )

□ Picture / Photo Dictionaries

□ Reference books

7 From the Students’ perspective

□ Various kinds of questionaires

□ Casual talk with students about daily lessons

まさに北原メソッドの全てですね。自分自身で定期的にチェックしないといけないなと思いました。

3 新学習指導要領実施1年経過を前にして

3 新学習指導要領実施 1年経過を前にして

北原先生のところに寄せられた現場の先生方の感想をシェアしてくださいました。

1 新語が多くて大変。

 昨年までの倍以上。本文以外のところにも新語が出てくる。デジタル教科書は新語の出現順を変えることができない。

フラッシュカードなら発信語→受容語のように指導ができる。(北原先生は、紙による教科書は検定があり、現場の先生たちの多くが編集に関わっているが、

デジタル教科書は、出版会社の社員のみ、または他の会社へ丸投げ状態と。Sunshineについては、北原先生が、フラシュカードの部分を自由に並べ替えられるように

修正してくれと依頼したそうです。)

2 教科書の本文量

 本文の量が多くなり、1年生でも暗唱させられない。(これは一番多く聞く声)教科書の扱い方で悩んでいる。

本文が長くてジェスチャーリーディングに時間がかかる。( New Horizon は)1学期の終わりに、セクション1と2だけをジェスチャーリーディングにしてセクション3と4は

内容把握→英問英答で理解をという流れに移行した。今日の研修(12月19日「北原・田尻のコロナをぶっ飛ばせ」オンライン研修会170名参加)で、それで良いのだと

確認でき、ほっとしました。 Sunshine以外では本文の語彙数が示されている。WPMを測るのにいい。など。

3 評価の問題

 Sunshineでは「発表」をStory Retelling 1本でやっていくことになるが、それへの抵抗感。 Sunshine Retellingをまともにできるのはほんの一部の生徒だけ。

その生徒たちは発表前に原稿を作って暗記しているので、即興発話力育成になっていない。

「やりとり」即興発話力をどうつけたらいいか、どう評価するか、困っている。定期テストでの問題は「知識・理解」なのか「思考・判断・表現」なのかで悩む。

文科省が「定期テストには教科書からの問題はだめ」と言ったことによる戸惑い。観点が1つ減ったのは助かった。評価の仕方で「主体的に取り組む態度)に非常に悩んでいる。

「学びに向かう人間性」を測るための手立て。

4 ICT

 2020年度は機械になれるのに大変だった。タブレットの管理の問題(持ち帰り含む)wifi環境の問題。 「ハイブリッド授業」への負担感。

量が増えた教科書を教えながらICT をどのように取り入れていけばいいか。

3 全教科共通になったために英語科としてはなじまない。「単元」という概念。バラバラな事項が入っている課を単元と呼べるか。

6 百花繚乱状態の教科書

 原色をふんだんに使っているので、障がいのある生徒にはどうなのか。(特にNH) 様々な名前のアクティビティがあり、こなせない。教科書の軽重の付け方

 。

7 高校から降りてきた文法の指導

 高校から降りてきた文法をどう扱えばいいか。

*参加の先生からの質問、「文法をどう定着しているか?」という質問があり、自由に発言し合いました。

boardworkをやって、BDをやり、その後「わくわくペアワーク」のようなペア練習が教科書にあったが、新教科書ではない。

「仮定法」については、大人だって使いこなしていない。北原先生ご自身も、ここはイギリス留学中の最後の方で自然に使いこなせるようになった。それは、自分で「仮定法」が

使えていないという意識があったからそれを留学中は意識して話していたからだと。文科省は「理解にとどめる」という表現にしていない。今更、後退できない韓国や中国に水をあけられていて、

躍起になっているから。

ここで、北原先生からは「わくわくペアワーク」のデジタル版のお話しがありました。そして早速昨日浜島さんからお知らせがあり、私としては、大変喜んでいるところです。

4 Aパターンの文法導入④

第4回 How many ~ ?

5 じゃれマガ2017 Today’s Topic・・・・Always Bolt the Door

不定詞も、過去完了形(高校扱い)も出てきて、それを「どこで出てきた?」と確認させる作業。これが文法の定着に繋がる。とても良い教材。3年生になったら扱う予定だが、

2年生の終わり(まさに今!)でもやってみてみようと思いました。

***********

1 参加者の自己紹介と最近の授業の様子

 教科書の最後の単元のまとめでディベートがあったので、今年は即興のディベートではなく、「ディ

ベートやってる風スキット」を作り発表してもらいました。テーマは「夏vs冬」「山vs海」「都会vs

田舎」の3つから好きなのを選んで作りました。例をここに紹介します。

A : I really like summer. Summer has a summer vacation.

So, during that time, there fireworks and festival events.

B : OK. I really like winter. The snow and ice are beautiful.

A : Oh, I think so.

B : We have winter vacation. There are new year and Christmas.

A : Oh, Christmas! Umm, sorry. That’s not vacation. OK?

B : Why?

A : So, summer vacation is vacation. But winter vacation is short, so it’s not vacation. OK?

B : Umm

A : So, fireworks is more beautiful and bigger. OK?

B : Uh-huh. OK. But in winter, we can ski and snowboard.

A : Ahh. Snowboard? I know you can play sports but I can’t play sports. Sorry.

B : But actually, summer may be good!

A : OK. OK. That’s nice.

B : But I still love winter!

A : Ahh… Sorry…

2 教師の即興スピーキング力

 北原先生が英語で行った講演会を紹介してもらいました。英語教育や自分の授業でやっていることに

ついてはALTと議論できる英語力をつけておく必要がある。

 私の場合、昨年度のALTは英語教育に非常に興味があり、1度授業や英語教育について話し出すと1

時間くらい話し合っていました。そういうALTに出会ったときはラッキーと思っていっぱい英語教育

や授業について英語で話し合いたいですね。

 また、何度かこのMLにも書きましたが、私は毎日オンライン英会話で話しています。今月で丸2年

ほぼ毎日オンライン英会話をしました。受講しなかった日はスキー教室の2日間だけです。やっている

ことは英検準1級レベルのニュース記事を読んでその記事の内容に沿ったディスカッションです。塵も

積もれば山となるということで800を超えるニュース記事を読んで800回以上のディスカッションをし

ました。

 その結果、英検準1級は楽勝で受かりました。1月に1級を受けましたが、40点足りずに落ちました。

6月に再チャレンジをする予定です。現在weblioの語彙診断で10000語レベルを超える結果を安定し

て出せるようになってきて、オンライン英会話のスピーキングテストでも10段階中9のCEFR:B2+の

成績なのでこのまま順調にいけば受かると思います。

 2年も毎日オンライン英会話をやっていると習慣化されあまり苦ではなくなりました。私は時間を選

ばずに学校にいるときでも時間があれば、学校のタブレットで受講しています。我々教員にも休憩時間

が法的に保障されているわけだから授業の空き時間にやっても問題ないだろうと勝手に思っています。

3 新学習指導要領実施1年経過を前にして

 教科書の本文量が多くなり、大変という話をよく聞きますが、本稿で扱っているBlue Sky(啓林館)

は本課の英文量は多くありません。むしろ今までの教科書よりも短いくらいかもしれません。2年生を

教えていますが本課の英文は全部ジェスチャーリーディングで教えました。Unit1-1, Unit1-2, Unit1-3

と3つ本課のレッスンが続きUnit1のまとめとしてRead&Thinkという長めの英文があります。

Unit8-1の英文量は50語でした。Unit8のRead&Thinkは200語でした。Read&Thinkは北原先生の

Readingのパートの指導と同じようにさらっとやってます。

 私はこのBlue Skyは扱いやすくて結構好きです。単語量は他の教科書とあまり変わらないし、本校

の英語の成績は偏差値58なので学習量としても問題ないと思います。

4 Aパターンの文法導入

 文法指導の悩みについての情報交換をしました。新しく高校から降りてきて現在完了進行形や仮定法

についての指導について悩みなどもありました。

 文法指導について最近の私の流行はYou Tubeで文法について学ぶことです。多くのバイリンガルYou

Tuberが学校で習う文法をネイティブ感覚で教えてくれています。私は「Kevin’s English Room」

「studyIn ネイティブ英会話」の2つがお気に入りです。現在完了進行形と現在完了形の違いなどは分

かりやすかったです。

 もちろん前提条件として文法書に書かれているようなことは当然知っている上でこのようなYou

Tubeチャンネルを利用した方がいいとは思います。私はロイヤル英文法を何度か通し読みをしており、

文法テストでCEFR C1レベルの判定を得ています。その上でそのようなYou Tubeチャンネルは結構

目から鱗で勉強になり、子供達を引きつけられる話のネタになります。

5 じゃれマガ

 受け持っている生徒が3年生になります。4月からはばりばりじゃれマガを使っていきたいです。や

っぱり継続的に毎日英文を読むことは大事だと自分の経験からもそう思います。

***********

【教師の即興スピーキング】

このコーナーはずっと英語を話さなきゃいけないのかと思って、ドキドキしていました。なので、CNNニュース等を使ってシャドーイングをしばらくやっていました。素敵な勘違いに終わってしまいましたが、目標があったおかげで自分自身の英語を磨くきっかけになりました。今後も続けます。K先生がオンライン英会話を紹介してくださったので、早速、調べてみようと思います。良い刺激をありがとうございます。

本当の内容は、北原先生ご自身が講師をされたときの英語スピーチのご経験をシェアして下さるコーナーでした。通常業務もありながら、このようなお仕事もされていて、「きつかっただろうな…」と思っていましたが、12分間のスピーチの様子を見せていただくと、とっても楽しそうにお話しされていて全然疲れを感じるような要素はなかったです。洋楽の音声・歌詞が”It

was stored in my head!”

と言われていたのが印象的でした。最後の「英語教育に関してはネイティブに負けてはならん!」とおっしゃっていたのはズシンときました。「そうだ!そうだ!」と思いながら聞いておりましたが、さっそく昨日ALTと授業をした時に、「んー言いたいことが伝わってなかったな」=「自分の英語力不足」と感じ、改めて自分が格好悪いなと反省しました。

「生徒の自学を促すためのチェックリスト」で、私が特に不足しているなと感じる項目は

□More time for students □Planned Teacher Talk □Fun output activities □Casual

talk with students about daily lessons でした。まだ本当はいっぱいあります。

【新学習指導要領実施1年経過を前にして】

①デジタル教科書について

デジタル教科書は、子供の実態を知らない大人が作っているので、使い勝手が悪い可能性がある。しっかりと見極めて使用した方が良いとのことでした。特に新出語彙の扱いについてはみなさん苦労されている様子でした。

②語彙が多すぎる

「ここのページの語彙はテストに出ないよ!」と言っても良いんじゃないかと聞いて、確かにそうだなと思いました。

③仮定法過去を使えるようになるのは無理!

でも、今更文科省も引き下がれないので、かつての関係代名詞のように「理解に留める」という表現はない。じゃれマガ等で出てきた時に解説をしながら少しずつ触れさせていく。

④BDの代わりは?

Teacher Talk

、じゃれマガと音声(歌)で慣れさせていく。スパイラルワークシートで何回もしつこく解いていく。音声で英語が入っていない生徒は、何やってもダメ!定着しない。だから問題も自力で解けない。

【じゃれマガ】

今回の間違い探しは、北原先生が音読されるときにほぼほぼ答えをおっしゃっていました。北原先生は音声でstored in his head

されていらっしゃるので、間違いを自然と正しく読んでしまわれるのかなと思いました。目指すはその域です。いつもは分からないこともあるけど、先生のおかげで今回はすぐに問題に答えられました。

***********

・自己紹介

S先生が詳細を述べてくださっており、しかもひとりひとりの近況報告内容を詳細に記述されましたので驚きと感謝に尽きます。ありがとうございます。それぞれの参加者の皆様が北原メソッドで実績や結果を残していく中、自分自身は結果を出せず・・・認めてもらうまで相当の時間がかかる気がしています。

・生徒の自学を促す教授法チェックリスト

 頭の中ではわかっているつもりでも、いざリストで拝見するとそこまでの意識を高めていなかったことを反省しました。

・教師の即興スピーキング〜どのようにして英語力を保持するか〜

ジャレル先生の最終講義のときの北原先生のスピーチ映像を視聴。

これまで何度も北原先生の生声を聞いてまいりました。あらためて北原先生の声の大きさ、抑揚、トーン、そして感情の込め方が心に響きやすく、だから先生のお言葉が頭にも残りやすいのかなと思いました。

 

 「語彙的にも自分のことはもちろん話せるようにしておかないといけないし、専門分野においてはネイティヴと戦えるだけの力はつけないといけない。」

・新学習指導要領実施からほぼ1年

 語彙数は108%の増加(小学校も含め)そして本文量の多さ。1年生ですべて暗唱することは無理。強弱をしっかりとつけて、むしろ「ここはテストに出る、出ない」まで踏み込んで明示してあげるくらいがよい。

やはり音声ができないとダメ。音声が出ないと何やってもダメ。音声化→文字化の順。

・Aパターン(1年How many~?)

 I have a pen.から育てていって複数形、疑問文、そしてHow manyで数を聞く流れをやっていただきました。最初の文から始まると結構な分量になる。ノートの最後は暗写スペース。

・じゃれまが

 オンライン形式で毎回やっていただいています。北原先生のじゃれまがの進め方がとても参考になり助かっています。

***********

1 参加者全員の自己紹介と最近の授業の様子

参加者の先生方の様子、興味深く伺わせていただき、色々な気づきがありました。

(S先生のレポートでは、ご丁寧に全ての先生のコメントをあげてくださり、再びの気づきがありました。ありがとうございました。)

私は、多くの参加者の先生と同様、ちょうど学年末テストが終わったところで、採点して感じたことをお伝えさせていただきました。(悩み相談になってしまいました。)

・毎度定期テストで平均60点に届かない

・低位層を伸ばせない→生徒の心に火をつけられていない

ということを反省していたところでした。

北原先生から、

・「音」が入っていないのではないか

・テストには、学習の「促進」「測定」と役割があり、教科書丸出し問題で「促進」を促してはどうか。

山田調査官は、教科書からの出題はダメと言っていたが、生徒の学習促進のためなら出してもいい。

・他学年の授業(先輩)を見せるというのもよい刺激になる

・高校に行ってから伸びることもあるから、追跡してみるとよい

というアドバイスをいただきました。

私は、幹本片手にいつもテスト作成をしますが、1,2年生のテスト問題の内訳はおよそ

・教科書やワークの丸出し問題は、全体の50%以上

・教科書関連の長文(内容をほとんど変えず、モノログをダイアログに変えて等)は、全体の10%

・予告問題(テスト対策プリント)で20%以上

・パフォーマンステストでやったこと関係で20%程度

という感じです。

「『音』が入っていない」ということには、大いに納得でした。「あ、そうか。」と思い、目の前の霧が晴れた気がしました。

以前にも何度か(何度も)伺っていたことですが、「力が伸びない」と思うときは、音から離れていることが多いのでは?ということを

北原先生はおっしゃっていたことを、そのまま思い出しました。

確かに、生徒に音読を宿題に出しても、やってくる生徒の方が圧倒的に少なく(家庭学習の習慣が基本的にない)のと、授業中もやることが多すぎて(話題に上ったNew Horizonは、ボリューム満点で、全ての活動をやりきれない状態)音読の時間も十分に確保することができていない状況です。

月曜日のテスト返却時、個別に生徒に声をかけると、やはり点数が上がった生徒は、きちんと音読をしていて、下がっている、もしくは上がっていない生徒は音読をしてなかった

と言っていました。ある生徒は「俺、音読したから満点だった(教科書丸出し問題に対して)」と大きな声で言ってくれました。

いつ何時でも「音」から離れてはだめですね。

これまで以上に「音」に意識を置いていきたいと思います。(とりあえず、「音読は大事だよ」と言うだけでなく、それを生徒が納得、実感してもらえるような指導を展開したいです。)

先日、卒業生が遊びに来ることがあり、英語の授業について教えてくれたのですが(二人共、中学時の評定は「3」と「2」を行ったり来たり)一人は評定「5」、もう一人も英語はトップクラス(評定までは聞いていませんでした)という話を聞き、嬉しく思いました。何だか救われた気持ちになりました。卒業生の情報、できるだけたくさん集めていきたいです。

2 教師の即興スピーキング

幹本第5巻、作成中で、北原メソッドでの生徒が伸びたという実例をためておいてください(掲載予定)だそうです。

オンライン英会話レッスン等を受けて、即興スピーキング力を高めることを奨励。(K先生がずっとされています。)

私も啓発されて、夏休みの2か月やってみましたが、続きませんでした。

続けるコツは、同じくオンラインレッスンを続けていらっしゃるH先生の実践報告で気づきましたが、同じ先生のところで毎度レッスンをすることがポイントなのかな、とも

思いました。私の場合は、「今すぐ」話せる講師の先生を適当に選び、レッスンをしていましたが、何となく話して積みあがるものを感じられなかったのでした。

以前、K先生も、家では絶対できないから、学校でしているというお話をしてくださいましたし、続けるには、なんでもコツがいりますね。

北原先生が実際にされた「ジャレル先生の最終講義」2019を視聴させていただきました。

何でこんなに聞きやすく面白く、わかりやすいのだろう…と思っていましたが、H先生が送ってくださった先日の例会レポートの分析で、その理由が明確わかった気がしました。

(H先生、ありがとうございます。)

・ゆっくり(決して速すぎない)、ストレスのつけ方、音の正確さ、語尾の明瞭さ、声のトーン

・内容にユーモアがあり、笑いをさそう、オチがある

・表情、表現力が豊か。まるで役者。間の取り方も聴衆を引き付ける。

は、私も北原先生をモデルとして練習したいと思いました。

「英語教師は授業の10分は自分の英語のブラッシュアップに使いなさい」というようなことば(北原先生の師匠の長先生の言葉)も思い出しました。

忘れかけていたことも思い出させていただく機会にもなりました。

3 新学習指導要領実施1年経過を前にして

私もNew Horizonを使用していますが、他の先生方の反応と(困り)と同じものを感じていたので、大きく共感させられる点が多々ありました。

特に新語と本文量が多いこと(毎度大量のフラッシュカードを使って、新語導入していますが、時間もかかり、生徒も大変そうです。音読は上記に書かせて

いただきましたが、十分な時間が確保できないまま終わったりします。)

軽重つけてるつもりでも、いつも時間に追われている気がします。

デジタル教科書のフラッシュカードは順番が変えられないのが大きな難点。Sunshine版のそれの改訂を依頼中。

4 Aパターンの文法導入

文法に関しての質問も受け付けてくださり、ここでも悩み相談させていただきました。

コロナ禍で制限もある中(ペアワークが思うようにできない)、どうやって文法定着をさせているかをたずねさせていただきました。

参加者の先生方からありがたい実践をシェアしていただきました。

・歌、じゃれマガを用い、「この場面ではこう使う」と教えたりする

・Teacher Talkを活用

北原先生は、スパイラルワークシートでそこであげてくださいました。

新出文法は出さずに、既習文法や語いを何度も繰り返し出すことによって、文法が定着していくからです。

確かに、ペアワークでのBDだけではなく、考え方によっては色々な形で文法を定着することができますね。

5 じゃれマガ

本文を範読後の北原先生の発問や発話。

・around 「ジャスチャー」

・11 p.m. 「何時何分くらい?」

・were woken up 「何型?」「woken原形は?」「どこでやった?」

・wrong 「どういう意味?」「逆の意味は?」

・awake 「□の何?」「asleepの逆だよね。」

・to check 「どこで習った?何用法?」「なんで?」

・It was locked 「何型?」「どこで習った?」

・get it 「ジェスチャー」

・had told 「(過去完了形)そのときに言った」

・was 「なんでwas?→時制」

・When he asked if 「if どういう意味?はい辞書」

・From now on「on どんな意味?わかったら立って」「辞書で引いて」「連語だよ」

・bolt 「何これ。□の?」

発問は多すぎず、少なすぎ、とてもテンポもよく進みました。

今年度は、じゃれマガを約80号ほど授業で使いました。北原先生がいつも送ってくださるじゃれマガシートがありがたかったです。

「北原先生だったら、このように問うのか」と思い、参考にしながら、自分の生徒実態に合わせたものを作成していました。

***********

[ 1 ] 参加者全員の自己紹介と最近の授業の様子より、皆さまの声の一部を紹介。

① 小学生への指導(塾)中学の教科書(以前のSunshine)を使っているが音声

中心が効果的。

② 定期考査も「幹本」を熟読して作っている。

③ 定期考査も生徒が「読んでいて飽きない」ものを目指したい。

④ 生徒の効果的な学習方法を調査、生徒に還元してシェアできるようにしてい

る。

⑤ 東京都スピーキングテストプレテストの結果返却。少人数東京方式1(各層

の生徒からなるクラス)で継続的に帯活動等でスピーキングに取り組んだ成果があっ

たと思う。

⑥ 定期考査での生徒のスペリングミスをどこまで許容するか。

ライティングノートは効果を上げている。

⑦ ディベート形式のパフォーマンステストをやってみた。上手くいった。近い

うちに北研に報告。

(今回のK先生のMLに詳細あり)

⑧ 音読+ライティングノートをがんばる生徒が伸びている。字がきれいになっ

ている。

⑨ 北原メソッド 県の平均+12点(73点)。授業参観者(教師)から「Bパ

ターンで日本語訳無しで生徒が理解していることに驚き。Vocabulary buildingは、

無駄がない、力が付くと評価。

⑩ 読みトレ、じゃれマガ、英検で効果大。

⑪ 一緒に組む同僚に「北原メソッド」を理解して頂くのに労力が必要。

⇒よく分かります。でも、続けて下さい。

⑫ 北原メソッドで英語の点数が上がったクラス⇒他教科も上がり始める。

⑬ 勉強させるのが難しい生徒達に試行錯誤中。

など

⇒北原先生より

◎ 生徒の英語学習方法について

かつて英検の研究助成で「上位の生徒の英語学習法」をテーマにした。(共同研究、

太田、石井、原田、北原)しかし、それは全員の生徒に当てはまるものではなかっ

た。

◎ 定期考査についての考え方

『テストは、学力を測定するためだけのものではない。生徒を学びへと向かわせるも

の。』

生徒を学びに向かわせるには、教科書の文を丸ごと出すことも重要。

 

(私が学んだこと)

約10年前、某大学の先生(某教科書著者)が「教科書の文は定期テストには出題しな

いでください。」とはっきりとおっしゃっていました。当時の私は「そうかなあ?」

とポヤンと考える程度でしたが、その後、「幹の本」を読み、教科書を活用した問題

に出会い、「これでいいのだ!」と快哉を叫びました。授業でやったことを出題す

る。生徒が「勉強して良かった」と思う問題を繰り返すとその問題が問うている分野

について生徒は自然にconsciousになる。北原先生から学び、後輩にも伝えている事

です。教師は自分が作るテストに責任を持たなければならない。

[ 2 ] 教師の即興スピーキング

①この力を私たちはどのように、高め、保持していけばよいか。

② 北原先生「英検 英語教育セミナー in 静岡 2013」より

 「本当のstudent-centered教授法とは?」 生徒の自学を促すためのチェックリス

(私の反省)これは今までも心がけていたものですが、改めて拝見すると自

分の物にはなっていなかった事があります。学校の自分の机上に貼る、自宅の冷蔵庫

にはる、などして身体にしみこませるべきでした。このチェックを毎回するだけで

も、効果的な授業に近づく。

(自分の振り返り 私にとって難しかった点)

1 Let students learn by themselves.

□ Contribute to the class. □ Try to be different. 発表活動の振り

返りでは、この点をコメントすることを心がけたが、もっと日常的に働きかけるべき

だった。

(2 Keep students busy. ある程度は達成か。

「あれ?もう、終わり?」(飽きる暇がない)と生徒によく言われた。)

3 Do not over teach.

□ Mini Teacher System 試みましたがあまり継続的にできませんでし

た。

4 Expose students to…

□ Planned Teacher Talk (Let students get acoustic image of the

English language)

“Planned”はたまにヒットする程度でした。

5 Motivate students through…

□ Small daily accomplishment この視点は欠けていました。

□ Fun output activities 心がけてはいたが…生徒のFunを作ることに

関して北原先生は天才的。

(他のことも天才的ですが。)

6 Learning Environment これが圧倒的に不足。

□ Bilingual Dictionaries ほんの少しやりました。

□ Past students’ DVDs(speeches, skits, etc.) 周囲にご理解頂け

ず。でも、もっと上手くやれたなあ。ちょっとくやしい。

□ Picture/ Photo Dictionaries □ Reference books

7 From the Students’ Perspective 超重要 だと思います。

□ Various kinds of questionnaires □ Casual talk with students

about daily lessons

③ 北原先生英語スピーチ視聴(約13分)

2019年4月 ジャレル先生最終講義にて テーマ「(ご自分の)英語学習

法」

北研メンバー、T先生(当時。現在、在英)が、「キレッキ

レの英語。かっこいい!」と北研MLで絶賛されたスピーチ。(と、記憶していま

す。)

「英語教育に関してはネイティブに負けてはならない。」by北原先生

(感想) 日本人の先生が、良い発音でかっこよくスピーチする姿は、生徒

に目標を明確に示し、「この先生について行けば、こうなるんだ。」という強い動機

付けをする。JTEの存在意義の一つ。だから、私たちは、発音の訓練をしなければな

らない。疎かにしてはいけない。少し前の北原先生のML中の言葉「(北原先生の大学

の教職課程の先生の言葉)発音をテープレコーダー任せにしてはいけない。」と通ず

る。

[ 3 ] 新学習指導要領実施1年経過を前にして

○ New Horizon のシェアが圧倒的なので、北原先生の耳に入ってくる感想も

NHが多い。

⇒私は Sunshine が全国シェア1番と記憶していました。変わったのでしょ

うか。なぜでしょう。

○ ICTについて

⇒私見:デジタル教科書は、前回の物よりは、使いやすいが、改善点はまだ、

多い。教科書会社に言うとそれなりに回答があり、次回は善処したいという。皆さ

ん、気づいたことは、忘れないうちにどんどん言いましょう。

○ 全教科共通になったなめに英語科としてはなじまない「単元」という概

念。

・バラバラな文法事項が入っている課を単元と呼べるのか。

⇒確か、昨年10か、11月に話題になった論点です。英語科は他の教科と同じよ

うに考えられないことも多い。お上が言ったことでもおかしいことは、今までも多々

あり。北研での学びを土台に英語科の先生達が声を上げていきましょう。

○ 百花繚乱状態の教科書

・「こなせない」 ⇒私も同感。

北原先生より:重要だと思います。

・ 「この文は覚えなくてよい。テストに出さない」という宣言をすべき。

・ 教科書本文をノートに書かせる(悪のノート)は時間の無駄であるばか

りではなく、拷問。

・ Skimming, scanningを中心に進めるべき。大事な表現・構文・文法を含

む文だけしっかり理解できるようにする。

・ たくさんの活動のページ

⇒あんなにやりきれるはずがない。取捨選択すべき。ただし音声を扱うところは飛ば

してはだめ。

[ 4 ] Aパターンの文法導入(連載)④ How many~? ⇒ 実演をして頂きま

した。

○ 文法指導で困っていること メンバーで共有

・ 教科書が変わったとき。

・ 今年からの「現在完了進行形」の指導

・ 小学校英語との連続性 例えば、小学校では I want to ~ / like to~. を

かなりやる。刷り込み(imprinting)が強すぎないか。中2で try to ~/ begin to~

/ decide to~ などを学習するとき、プラスに働いているか。

○ 文法指導について(北原先生ご助言)

・ スパイラルワークシートの活用

・ ペアワーク等で、とにかく生徒に新出文法事項を使わせる。

・ じゃれマガや英語の歌でインプットを常に大量に。

・ 適切な(Planned)Teachers’ Talk

・ 音声重視。音で頭に入っている生徒は、例えば、問題文を音読すれば、す

ぐ、答えを導ける。

☆ ペアワークについて 

「スーパーペアワーク」が新装新たに「ワクワクペアワーク」として、浜

島書店より発売。今回の新しい教科書は文法事項の扱いが各社まちまち。以前はター

ゲットだったものが今回はなっていない例も多い。そこに「ワクワクペアワーク」を

活用。文法事項との対応表あり。

つい先ほどの北原先生MLに詳細有りますが、「ワク・ペア」をタブレットに入れ

る。生徒の教材費は抑えられる。なんて素晴らしい。タブレットに入れると生徒は結

構休み時間などにちょこちょこっとやっています。期待できます。

[ 5 ] じゃれマガ 

Q2 間違いを探しなさい。1語が抜けています。

⇒音読をしている生徒はすぐにピンとくる。→日本語を介せずに理解。→「音読練

習」の意義を

生徒自身が実感し、強化する。

(考えたこと)いつも思うことですが、こういう問題が、「生徒の学習意欲を高める

問題」

「音読やっていて良かった」と思う。→学びに向かわせる問い。 

「テストは測定のためと学びに向かわせるため。」本日の北研の最初のテーマに戻り

ました。

***********

始めの近況報告の中でテストの話題が出ました。

北原先生から、テストを作成する際に、初見の文章は英語力を測定するためには必要だが、

生徒に勉強をやる気にさせるためには、教科書、ワークの丸出し問題も必要。ライティングもこれを出すと伝えることで学習意欲に繋がるとのことでした。

①教師の即興スピーキング

教員も英語で話す機会を意識して作る。K先生のようにオンラインレッスンを毎日行うなど、教員も常に英語力をブラッシュアップする必要がある。

北原先生は市原や広島の英語研修会などで多くのALTの先生が参加されているのをご覧になり、急遽英語で発表を行われたとのこと。ジャレル先生最終講義での英語学習法として英語をマスターしたと感じられた思い出について話されている映像を拝見しました。

ポータブルレコードプレーヤーで何度も繰り返しフレーズを聴いては覚え、ディクテーションをした。教科書より歌の方が難しい単語が出てくるので、英語力が伸びた。E.S.S.のドラマセクションで英語のスキルが伸びた。30代でEnglandに行った。

・自分自身のことは英語で語れるように。英語教育についてNativeの先生と互角に戦えるレベルにしておく必要がある。

生徒の自律を促すチェックリスト

1. Let students learn by themselves.

□Learn from your friends.

□Share your knowledge.

□Contribute to the class.

□Try to be different.

2. Keep students busy.

□Let students know the lesson flow.

□In every moment of a lesson, students are either listening, reading,

speaking, writing, or thinking.→No falling asleep, no graffiti on desks

3. Do not overteach.

□Less explanation

□More time for students

□Make the most use of PairSystem

□Mini Teacher System

4. Expose students to…

□Abundant English sounds

□Planned Teacher Talk

(Let students get acoustic image of the English language)

5. Motive students through

□Small daily accomplishment

□Various types of materials/activities

□Fun output activities

□Evaluation in both written tests and spoken performances

□Students’ short memory retention

6. Learning Environment

□Bilingual Dictionaries

□Past students’ manuscripts (speeches, skits, etc.)

□Past students’ DVDs( speeches, skits, etc.)

□Picture/photo Dictionaries

□Reference books

7. From the Students’ Perspective

□Various kinds of questionnaires

□Casual talk with students about daily lessons

・1時間の授業で生徒がwriting, listening, speaking, reading どれかの活動を常に行っていること。

・Teacher Talk では、教員がダラダラ話すのではなく、今習っている文法を使用するなど、効果的に話す。

②新学習指導要領実施1年経過を前にして

・評価は3観点になり、つけやすくなった?

・新語が多くて大変。

・NewHorizonの本文が長い。

→定期テストで本文を出すところ、出さないところを言ってあげたほうがよい。

・ICT フラッシュカードの読みのスピードは変えられるが、単語の出現順を変えられないのが難点。

・高校からおりてきた文法の指導

・スキット掲載は必要→スローラーナーが友達と協力してできるものをなくしてしまうのは・・・

・活動が多いところは選択して活動を行うと良いが、音声を扱うものに関しては、スキップしないように。

③Aパターンの文法導入④

1年生 How manyの導入

I am a boy. Prog.2-1

I have a pen. 

I have an apple. 🍎

You have an apple.

You have two apples. 🍎🍎

Do you have two apples?

How many apples do you have?

④じゃれマガ間違い探し

 今回は勉強不足をひしひしと感じたあっという間の2時間半でした。New Horizonになってから指導書にスパイラルワークシートはもちろんなく、教科書の中にあるアクティビティに振り回された1年となってしまったように感じています。来年度は、自分でスパイラルワークシートを作って教科書全体を俯瞰的に見ながら、4技能をまんべんなく使える授業作りをするべく、また幹ちゃんを読み返したいと強く感じました。今年度は、教科書は一通り終わったので、3学期終わりまでの残りの時間の使い方をしっかり考えたいと思います。

***********

最初に自己紹介と最近の授業の様子をシェアしました。

さすが学年末、テストの様子や生徒の1年間の結果を感じられました。

いつも感じることですが、先生方の課題意識をもった取り組みや向上心、向学心に刺激を受けます。

大変貴重な時間になりました。

2 教師の即興スピーキングについてです。

 常に英語力を磨いていないといけないですよね。

反省しました。北原先生は、A41枚のメモで3時間英語で指導主事さんたちに講演をしたそうです。

「英会話では当然負けるけど、自分の専門のことではALTとの会話で負けちゃだめ。」

はい。その通りです。勉強します。

私の勉強法は、通勤時のPodCastと

「幹」の本に書かれた長先生のアドバイス通り、授業の5分を自分のために使うことです。

もう少し、子育てに余裕ができたらK先生やH先生がおっしゃっていたようなオンラインの英会話に挑戦したいと思います。

愛媛県は(ここ2年は大幅に縮小していますが)ALTと英語教師の合同研修会があり、

20分英語だけで自分の指導法を発表するという研修があります。3、4年に1回ほどあたります。

20分ぐらいであれば質疑応答しながら楽しく話せたので、機会があれば、自分への挑戦の意味でももっと長い講演に手を挙げてみます。

北原先生のメモもシェアしていただきましたが、

勉強になることばかりでした。特に英検 英語セミナー in 静岡での

「本当のStudent-centred教授法とは」(今気づいたのですが、北原先生はやっぱり表記でもBritish Englishなのですね。)

北原メソッドのコアの部分を確かめることができました。

特に来年度は 3 Do not overtech.

□ Less Explanation

□ More time for students

□ Make the most use of Pair System

□ Mini Teacher System

のところをもっと気をつけようと思いました。

ジャレル先生最終講義の映像を見せていただきましたが、

12分間北原先生がどうやって英語を学習したかを、ユーモアたっぷりに聞き手の調子に合わせながら

大げさすぎないジェスチャーを使って話されていてさすがだな~と思いました。

その北原先生でも現在形と過去形が時々混ざってしゃべりながら直してた、とおっしゃていて、やっぱりさすがだな~と思いました。

3 新学習指導要領実施1年経過を前にして

 今年度も今治市で研究委員長をしたので、市内の先生から私の所にも多くの困りごと(悩みというか怒り)が多く寄せられました。

その多くが、語彙の多さと教科書本文の量、テスト作りを含む評価についてでした。

私が個人的に感じたことは、教科書からスキットが消えて残念と言うことです。

北原先生もおっしゃっていましたが、即興の足場掛けとしてスキットってとても有効だと思います。

そして、ペアが協力してアイデアを出すことで、

英語が得意でなくても英語を使って人を笑わせることができる生徒が出てくるところが

英語の苦手な生徒が英語って楽しいと思う大事な活動だと思っています。

私が使っている教育出版のOne Worldはretellingの活動はほぼないのですが、retellingにはない面白さです。

今年度から多くの先生たちがretellingに時間を使っていますが、

それをするならもっと音読の充実をした方が良いのではないかと思っています。

 ICTに関しては私は結構苦手意識を持っている方だと思っていましたが、

使えば慣れるということを実感しています。googleスライドを使って「行きたい場所」のスピーチをさせてみましたが、

英語の苦手な子も、スライドがあることで、視覚的なヒントになるのか、全員1分以上のスピーチをノールックで行うことができました。

スライド自体も若干著作権に気をつけながら作成しないといけないので面倒な所はあるのですが、

1時間あれば生徒たちは発表原稿とともに作り上げました。

これは、私にとっては大きな学びでした。

4 Aパターンの文法導入

 How manyの導入方法を実践していただきました。

北原先生はオンラインだとダイナミックさに欠けるよね。とおっしゃっていましたが、

現状、オンライン講座しか受けられない私にはとてもありがたいです。

How manyは小学校でならうものとして、私の使う教科書(One World シェアが少なく副教材も限られています泣)

にもLessonには取り上げられていません。なので、1年生の始めにAパターンの導入方法とスーペアで「復習だよ~」と言って扱いました。

そしてスーペア廃盤を嘆くと「わくわくワーク」として浜島書店さんからのデジタル版での復活を教えていただきました。

先生方も、浜島様からの先日の告知でご存じだろうと思います。

北原先生は「僕が作成して浜島さんがイラストを描いた超家内制手工業」と笑いをとっておられましたが、

教材費をあまり使えない私には、こんなに安価にしかも全学年分提供してくださると言うことが、「すごい」としか言い様がありません。

5 じゃれマガ

 やっぱり北原先生の発問の仕方は、このテーマを何回やっても勉強になります。

「適当な繰り返し」1年間、毎回やっているとジャレマガは力になります。

1学期は人気のあまりないコンポーネンツなのですが、3学期になると「ためになる」「楽しいしためになる」の上位に入る活動です。

特に上位層からの支持が高かったです。

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 今回の学びの原理原則は、「生徒への深い愛」でした。

北原メソッドは、できたら立ったり、最後に立った生徒が答えたり、ピクチャーカードQAでは、答えるまで座れなかったり、間違えれば「ブー」という音が聞こえたりと、一見、父性が強いように見えると思います。そのため、先生方のレポートにあったような、仲間と一緒の授業で仲間と同じ負荷に耐えられない生徒もいるのだと思いますが、その父性を支える限りなく深い「母性」を感じられたとき、どんな生徒も勇気が持てるのではないかと納得した回でした。その、「深い愛」があふれていた北原先生からお言葉をレポートしたいと思います。

 まず、「自我の発達」です。北原メソッドでの指導で辛さを感じる生徒もいるのは当たり前、それは自我の発達によるものというお話でした。そんな生徒の気持ちを受け止め、尊重しながらも、「そのうちあなた自身がそれじゃあ満足しなくなるからね。そのとき戻すよ。」と伝えるのだそうです。思いを受け止めてもらえたこと、自分を信じてくれていることを感じることができ、生徒の勇気につながるだろうなぁと思いました。私も、そのような生徒に出会ったら、そう伝えられる教師でいたいです。

 次に、「子どものプライド」です。例えば、2年生に1年生の内容が分からないからといって、一年生の教科書を与えてはいけない、子どものプライドが傷つくから。だから、みんなで最初に戻るAパターンが生まれたのだそうです。今日、私はthere is/areをAパターンで行いましたが、疑問文を作る際、低位の生徒が、be動詞のルールに気づけた瞬間、とてもうれしそうな顔をしていました。こうやって、自己効力感が高まっていくのだな、と思い、北原先生への感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 最後に、「すぐ前を走っている生徒の勉強法を真似てみなさい」です。つい、良い勉強法として一般化して伝えようとしてしまいますが、それが本当にすべての生徒の役に立つかはわからないな、と思いました。一人一人への愛にあふれた言葉を、私も発せられる人でいたいと思いました。

 今週はテスト返却から始まりました。

本校ではNEW HORIZONを使っており、私は1年生を担当しておりますが、毎回70語を超える語数の英文を☆読みさせることに迷いがありました。学年末テストでは、☆読みの促進を狙った設問の正答率は41%でした。範囲も広かったため、すべての文を☆読みすることは相当大変だったと思います。北原先生は、「生徒に謝らないとね。」とおっしゃり、☆読みする部分を取捨選択することの大切さを教えてくださいました。今週は、本文の☆読みの箇所を指定しました。生徒も私も心が軽くなりました。

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1 参加者全員の自己紹介と最近の授業の様子

K先生の、ディベートの授業で、日本語でディベートをさせてから英語でディベート風の台本を書かせるという実践はとても面白いと思いました。一度ディベートを経験してるので、論理展開がしっかりしているとのことです。3年生になったら私もやらせてみたいと思います。

2 教師の即興スピーキング

本当のstudent-cebtered教授法とは?

北原先生の英語のスピーチを拝聴しました。

生徒に即興でスピーキングををさせる前に、教師自身の即興力はどうなのか。授業で使うある程度の英語はすぐ出てくるかもしれないが、それ以外のところで話しができるのか、といわれ、その通りだと思いました。文部科学省から次から次へと新しいことが要求され、子供たちに色々させていますが、その教員の力がないと子供の力を引き出すのは難しいと思います。私も今年に入り、週4でオンラインレッスンをはじめました。スピーキング、ライティング、リスニング、リーディング4技能に対するレッスンを週4で2時間ずつ受けています。仕事の後なのでなかなかヘビーですが、自分が何かやってみることで授業にも良い影響を及ぼすことができるのであれば、良いかなと思っています。

3 新学習指導要領実施1年経過を前にして

新語が多くて大変。教科書の本文量が多くなり1年生でも暗記させられない。ペアワークの時間を確保させられない。評価の仕方に悩み。ICTをどのように取り入れていけばいいか。

等、この1年間のあらゆる先生たちのお声をまとめてくださいました。

何より指導語彙が倍増ということに衝撃を受けました。ニューホライズンの教科書では1年生でも、361語のストーリーがあり、2年生では基本的に80語を超えるセクション、3年生では100語を超えるセクションが基本になっていました。

結論に、昔は1年生の教科書は全部暗記できたが、今回の改訂版は最初の方から50語を超える語数になっている。大事な表現、構文、文法を含む文だけしっかり理解できるようにしておくべきと言われました。

4 Aパターンの文法導入

今回はHow many についてでした。改訂版ではHow manyをターゲットセンテンスにしていない教科書も多いようです。

5 じゃれマガ

Ifも「もし」という条件だけでなく、「かどうか」や、仮定法があって混乱するだろうなと思いました。

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第1位「文法が音声で入っているか」

自分の授業の中で、北原メソッドの割合を高めていった頃、

スローラーナーも音声なら入る、ということを学ばせていただきました。

それ以来、常に音声重視を意識しているつもりではありましたが、

北原先生の音声への姿勢が、今回のお話でも強く強く伝わってきました。

最近、2年生の生徒に英検4級のReadingの問題を解かせた所、

小学校まで特別支援教室に在籍をし、中学校から通常の学級に移籍した生徒が、

10問中8点を取ることができました。

ガッツポーズをして、喜んでいました!!

Writingはまだまだ苦戦していますが、dialogの暗唱など一生懸命取り組んできた生徒です。

北原メソッドに本当に本当に感謝した瞬間でした。

北原先生、ありがとうございます! これからも学ばせてください!

今週は音声の意識をさらに高め、授業を行ないました。

これからも精度を上げられるように努力を続けます。

第2位「教師として、人間としてのしなやかさ」

「北原メソッド」として教授法が確立されていながら、

目の前の生徒に合わせて柔軟に、対応を変えていくことのできる北原先生の人間性は、

やはりメソッドの根幹、土台であると感じました。

生徒のレベルに合う英語トレーニングの方法や負荷を考えさせること、

懇親会で学ばせていただいた、Aパターンの最後に立つ生徒への声がけなど、

生徒目線で、生徒一人ひとりへの愛情の深さがあるからこそ、

柔らかな対応が生まれてくるのだと思いました。

昨年、南陽市のオンライン研修会後の山形支部のMLに投稿したふり返りを貼り付けますね。

以下、昨年の山形支部への投稿

北原先生の人間性:厳しさ・優しさ」

北原先生のお話を初めて聞くであろう先生方を前にしても、いつも通りの、私の知っている北原節が今日も、Zoomでも炸裂しておりました!

北原先生が期待する反応ができない南陽市の先生方に、「反応!!」「南陽市ダメだなぁ!」などと、明るく厳しくご指導くださいました!

Kitahara de essay は皆様、既読でしょうか?

「メソッド」が再現できない場合、よく「目の前の生徒に合わせて」という話になりますが、私はその考え方は、少し違っていると思っています。

目の前の生徒の現状もありますが、もっと多いな要素を占めているのが

その「メソッド」を使う人間の「あり方、being」が大きく影響していると感じています。

一昨年度の「北原・田尻の辞書指導ワークショップ」の開会行事でお話しさせていただいた、

『パフォーマンス公式:パフォーマンス = 何を✖️どんな気持ち・感情で』

の、指導者の「どんな気持ち・感情で」が異なると、そのメソッドは再現できないと、考えています。

北原先生の人間性、あり方・生き方があるからこその北原メソッドでると思います。

深い人間愛(生徒愛)、生きることに対する肯定感が、どのトピックからも感じられます。

読むと涙が流れます。

北原先生の人間への、というか世界に対する愛情があるからこそ、

北原メソッドはworkするのだと感じています。

今日の北原先生のZoom越しのお姿からでも、北原先生の美しいあり方が感じられました。

第3位「教師の即興スピーキング」

英語力がイマイチな私としては、ドキドキするテーマでした。

2月の例会へご参加の先生方の中にも、毎日のようにネイティブと会話をしてトレーニングをしている方が複数おられるという話で、

自分が恥ずかしくなりました。

いくつになっても、英語力は磨き続けていきたいものだと感じました。

北原先生の話す英語は、本当に北原先生から発せられた言葉なのだと感じられるところがすごいと思います。

血の通った言葉として、聞いている人に伝わっている感じがします。

そんな風に相手に思ってもらえるような英語話者になれるまで、頑張っていきたいと思いました。

また、皆様もおっしゃっているように、英語教育に関してALTに負けない語彙、表現力を身につけていこうと思います。

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【参加者の皆様のご報告】

中学校の先生方からの近況報告から、普段高等学校で勤務している身として、現状を知ることができ、興味深かったです。

【 教師の即興スピーキング】

北原先生の講演の様子を拝見させていただきました。

普段の授業でもそうですが、英語を使って、生徒に英語のシャワーを浴びさせるため、不断の努力が必要になります。北原先生の「教育に関する英語はネイティブに勝たねばならない」という言葉が重く響きました。私も自分のできる範囲で英語スピーキング力の強化を図ります。

【新学習指導要領実施1年経過を前にして】

・当方の勉強不足にて、中学校の教科書の情報をしっかりと把握しておらず、議論について行くので必死でした…..

中学校の学びがどのようなものかをしっかりと把握してこその高等学校での教育なので、これから精進していきます。

・現在、高等学校では次年度に新学習指導要領に基づく、観点別評価が始まる、ということで、その準備を行っている段階です。来年度は新一年生から出たところ勝負で観点別評価が始まることになりそうです。

【Aパターンの文法導入④】

誰でも知っている歌とリズムを使用したエクササイズで楽しく参加できました。

当方、授業では「英語表現」の授業を受け持っていますが、現在残念ながら市販のワークの問題を解かせるだけに留まっています。歌や、様々なペアワークを駆使して授業を自在に彩る工夫をこれから積極的に身につけていきたいです。

【じゃれマガ】

北原先生の非常にテンポの良い発問と進め方で、内容がスッと頭の中に入っていきました。

当方、授業中の発問方法、進め方に大いに悩んでいる最中で、やはり他の先生方からのご教示を得ながら少しずつ改善していく必要がある、

と痛感いたしました。

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1.参加者自己紹介

まず初めに、参加者の自己紹介から始まりました。

北原先生より、ある勉強方法がすべての子どもにあてはまるとは限らない、テストは勉強を促進させるものでなくてはならない、上級生の授業を見せることも勉強の促進になるというお話がありました。

2.教師の即興スピーキング

〇Vocabulary is the basis of language learning, isn’t it?

「すべての基礎は語いでしょうが」

〇「本当のstudent-centred教授法とは?」

1.Let students learn by themselves.

2.Keep students busy.

3.Do not overteach.

4.Expose students to…

5.Motivate students through…

Fun output activities ※1回やって駄目だから駄目ではない。何度も繰り返して、慣れてくると楽しくなる

6.Learning Environment

7.From the Students’ Perspective

〇北原メソッドの特徴

1.家庭学習(自学)と授業の連動

2.量の確保(4技能と語彙、発音)

3.赤ちゃんが言葉を覚える過程を大事にする(脳科学理論に立脚)

・発音重視 ・和訳の排除 ・「テキトー」に「何度も」(ストレスを与えない、飽きない繰り返し)、徹底的な音声重視

4.豊富で丁寧な語彙指導

collocationの重視

5.音読の徹底

1年生は最終的には各ページ50回音読する。1年生3学期には全員が教科書の暗写ができる。

6.豊富な楽しいアプトプット活動(使うから身につく)

〇ジャレル先生最終講義(2019年4月)における北原先生の「英語学習法」

※原稿なし 12分間

自分ことに関しては、ネイティブ以上に英語で語れるようにしておく必要があると学びました。

3 新学習指導要領実施1年経過を前にして

  学習効果や授業の表など先生方の反応

  1.新語が多くて大変

  2.教科書の本文量

  3.評価の問題

  4.ICT

  5.全教科共通になったために英語科としてはなじまない「単元」という概念

  6.百花繚乱状態の教科書

  7.高校から降りてきた文法の指導

先生方の様々な反応がありました。自分と同じような悩みを抱える先生方がいることがわかり、自分だけが悩んでいるのではないと少々安心しました。

①指導語彙が倍加

1.指導語彙の変容

中学校で扱う語彙は2200~2500語(小学校の600~700語に加えて1600~1800語)

※北原メソッドでは単語テストはしない、和訳はさせない!

2.新教科書語彙(北原先生監修Sunshine)

語彙数が増え、本文を暗記することは困難であるため、SunshineではScenesだけでも暗唱させるようにした方がいいこと、定期テストでは「この文は覚えなくてよい。テストにださない」と宣言すべきと学びました。また、教科書にはたくさんの活動があるが、すべてする必要はないが、音声を扱うところは飛ばしてはいけないと学びました。

4 Aパターンの文法導入④

今回はHow many~?の導入を学びました。

復習から入り、How manyを導入する際には「いちいち聞くのめんどくさいね。一発で聞くには?小学校でやったね」とおっしゃっていました。

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