3月23日(土)第215回例会

今年度2度目となる北研参加でした。先月は駐車場を見つけられなかったために、参加を断念しましたが、今回は無事参加できてうれしか

ったです。

北原先生始め、先生方が声をかけてくださり、とても温かい気持ちになりました。

北研に参加し、エナジーチャージできました!!ありがとうございました。(*^_^*)

まず最初にPower TestとSpeed Testについてのお話を聞きました。

Power Testとは、時間をかけて行うテストで、「理解」を測るためのテスト。

Speed Testとは、その名の通りスピーディに行うテストで、瞬時に判断できるかを判定でき、「思考・判断・表現」を測るために行うテスト。

北原先生は、現在それらを作成中で、Power Testについては4月中に公開予定だそうです!

1.じゃれマガカルチャー

実際にじゃれマガカルチャーを体験しました。今年度3年生で使用してみたいと思っていたので、体験できて良かったです。

≪やり方≫

①1分間黙読させる。かかった秒数を余白にメモさせる。

➁読み終わったらQuestionに対する答えの部分に下線を引かせる。

➂1分間経ったら、Questionを読み上げる。生徒は自分の答えを言う。

④範読する。

⑤(ワークシートにある)下線部について質問する。生徒は答える。なるべく日本語の使用は控える。

~ここまでは通常のじゃれマガと同じ~

⑥書かれている文化が日本文化の場合、それについてペアで会話する。→これが即興会話の練習です!

今回は、新年の抱負がテーマで、それに関して先生が生徒に問いかけ、生徒はペアで競って答える形式です。

Do you make a resolution every year?

Do you keep it up for a long time?

What is this year’s resolution?

さらに、ペアで「新年の抱負とは何か」を自分の経験を交えて、外国人に説明しようということで、ペアで本文の語句や説明を使ったり、例を挙げたりしながらやってみました。

じゃれマガを読んだ後の即興会話の練習は、本文の語句や表現を使ってもよく、本文を読んだ後に行うので取り組みやすく、即興会話とはいえ、ハードルも下がると感じました。

2.千代田区麹町中学校の師範授業は機械の不具合のため、カットとなりました。

3.千葉県N市M中学校での北原先生による師範 間接疑問文

場面ごとに区切って、グループ交流を交えながら視聴しました。

①北原先生の自己紹介 初めての生徒でも心を掴むのがうまい!と感じました。Knob and a keyは鉄板です!

➁ワクワクペアワーク 

1.生徒は、先生のあとに続いて基本文型をRepeatする。必ずジェスチャーをつけるよう話す。

2.生徒はVocabularyを先生のあとに続いてRepeatする。

3.I don’t know 間接疑問.にどんどん入れ替えて、Substitution Drillを行う。

4.「やり方」を全員で読む。

5.全員でたくさんの人に質問するよう伝える。

6.どれくらいの人数に質問できたか数を確認し、生徒にVocabularyの質問を尋ねる。生徒は答える。

以上の流れで行いましたが、間接疑問文は頭ではなんとなく理解しても、実際に声に出すとよく間違えると改めて感じました。実際に話してみて間違いに気づく、というこの流れはとても大事だなと思います。

この際のグループ交流では、PDFのワークシートか紙のワークシートかどちらを使っているかという話がありました。PDFでは使っている機器によって直接書き込めないということがあり、紙を使っている先生が多いように感じました。私も紙でやっていたため、使っている先生方はどのようにやっているのか教えてください!

➂Picture Q&A、Picture Describing

最初はPicture Cardを使いながら、Who is this man? / What does she have in his hand? / What’s this? / How does she look?などの質問をしていました。意外とHow does she look?の質問に苦戦している様子が伺えました。1年生で習う文法事項でも繰り返し触れさせていくことが大事だと感じました。また、3年生だから単語ではなく、文で答えさせること、一度使ったら同じ文型はダメ、はっきり聞こえない声はSpeak clearly. I couldn’t catch it.などと言って×にしたりと徹底していました。また、最後に、「一回でもいいから手を挙げた人?」と言って、手を挙げた生徒を座らせ、「間違えてくれたから授業が進むんだよ」という温かい言葉をかけていらっしゃいました。頑張って手を挙げたことをちゃんと認めてあげるということが生徒が安心して授業に臨める秘訣だなと改めて思いました。また、Picture Q&Aは英検3級の二次試験対策、Picture Describingは英検準2級の対策にもなっていることが十分分かりました。

④Oral Introductionは抜けてしまったそうなのでカットです!

⑤New Words

doneの導入では、o_eの発音とは違うことをdroneを使って比較、do-did-doneの活用の確認、emergencyのerの発音確認、kitがつく言葉は?など、北原式新出語句は何度も繰り返し練習する上に、語がリサイクルされていました。さらに、語彙指導とは関係ないのですが、ちゃんと前を向いて座っていなかった生徒に、Sit straight.と注意されていて、初対面の生徒でも学習規律はしっかり指導されていたところは、さすがだなと思いました。

⑥Comprehension of the text

 1.生徒に黙読させる。終わった生徒から立ち、終わった生徒同士で内容を確認させる。

 2.先生が本文を読む。

 3.先生は1文ずつ読み、生徒は繰り返す。

 4.先生は日本語で文を言い、生徒はどの文か分かったら指をさし、「はい!」と言う。

 5.次に、先生が日本語で言ったら、生徒は英語でその文を言う。

 6.その後、じゃれマガのように、現在完了形が出てきたらどこで習ったかを答えさせたり、間接疑問文は通常の疑問文にして言わせたりした。

生徒がなるべく日本語を使わないよう、そして先生が言う日本語訳も堅苦しいものではなく、普段の会話のように話されていました。

⑦Reading Aloud

まずは音読の姿勢。本を立てて読むことを指導した後、「気持ちを入れて読むんだよ」「自分の声が跳ね返ってくるのを聞く」など声の大きさや場面に合わせた音読指導でした。また、長い文はSence groupで切って読んだり、先生の声と重なるようにPaced readingをするところで終了となりました。

3年生なので、暗誦のために何度も音読する必要はないという考えも教えていただきました。

最後に、4月からの北研の日程について教えていただきました。北研生誕20年祭を4月は行うそうです!また、5~7月のいずれかで、M先生の授業研究やNHK教育テレビのわくわく授業を視聴したり、Modal Language Studioによるドラマメソッド研修会が行われる予定だそうです。来年度はさらに参加できる日を増やしていきたいなと思います。これからもよろしくお願いします。

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北原先生による千葉県の市立中学校3年生のクラスでの師範授業

・北原メソッドBパターン

・研修は、動画を見て区切りの良いところでグループ討議する形式

【1】わくわくペアワーク(間接疑問文)

1. 生徒がドラえもんの声でタイトルを読み、ジェスチャーを付けて基本会話を読む。

2. Vocabulary欄の疑問文をそのまま先生の後でリピート。

3. I don’t knowを付けて間接疑問文にして言う。(Substitution Drill 代入練習)

Teacher(T): What does Trumpman do?

Student(S): I don’t know what he does.

4. 「やり方」を全員で読む。

5. 3分間でできるだけたくさんのクラスメイトに質問する。

6. 質問した数を答える。

7. Vocabulary欄の疑問文に答える。

T: How did Shibusawa Eiichi go to Paris?

S: ….

T: He went there by ship. There weren’t any planes at that time.

グループ討議から:

この授業では、私の教室と同じように紙で行って、教科書に載せてやると良いと北原先生が指示していたが、なるべく学校では先生方がICTを使うように言われているので、どのようにわくわくペアワークをタブレットで使っているかが話題になった。環境に優しいなどの良い側面がある一方で、ダウンロードが全員に行き渡っているかや、書き込みにくかったり、書き込めたとしても書き込みがいつまで保存されるかの問題がある。

私が発言した内容:

間接疑問文は、すぐに言えるようになる生徒がいれば、時間がかかる生徒もいる。個人差が大きく出る文法項目の一つ。特にSVCの文は、日頃からスパイラル・ワークシートで品詞を意識しているかどうかで差が出る。私の教室では、ちょうど中2の生徒が中3の教科書SunshineのProgram 2の3つのPartで扱う間接疑問文を終えたばかり。Aパターンのように書くことなく、PowerPointで作った教材を繰り返し使った。教科書の現在時制・過去時制の文だけではなく、進行形や助動詞、現在完了などの疑問文を集めて、そういう疑問文に、先生が言うI don’t knowやDo you know, Could you tell meなどを付けて、完成した間接疑問文を生徒が言う。モニターには、完成した間接疑問文が表示されるので、最初の段階としては、どのように語順が変わるかを生徒が考え、生徒が自分なりのルールを発見する。その後、数十の間接疑問文を次々に作り出して声に出す練習をする。この方法だと、苦手な生徒でもできるようになっている。今回のわくわくペアワークもやったばかりで、PowerPointを使った訓練を十分に行った上でやったので、内容に集中して活動を行うことができた。

以下の文が、クリックすると一文ずつ表示されるようになっている。主語と動詞には色がついている。

Where is Tom’s house?

Do you know where Tom’s house is?

What is in the box.

I don’t know what is in the box.

【2】Picture Q&AからPicture Describingへ

教科書に使われている絵を拡大したPicture Cardを生徒が見ながら、先生の質問に答える。

2年生から持ち上がりで3年生を教える場合は、3年生の教科書に使い始めた時点で、絵の内容を英語で表現するPicture Describingができるが、今回、北原先生は、生徒の実力を掴みながら、通常は2年生の時に行うQ&Aを経てからPicture Describingに進んだ。

グループ討議で私が発言した内容:

東京の高校入試でのリスニング試験との深い関わりが話に出たが、他の都道府県でも、大学入試の統一テストで出題されているリスニングが、極めてPicture Describingに近い内容であることを生徒に知らせる事もできる。私の教室では、人数が少ないこともあって、他の生徒が言ったことも含めて、なるべくたくさんノートに書いている。書いたらノートを私に見せるが、自分で考えたら分かる場合には、間違いがある文の行に印を付けて返し、新たな表現など自分で考えても分からないような内容については、訂正してノートを返している。

他の生徒の発言をよく聞くことは、リスニングの力だけではなく、情報を脳に留める事にも繋がる。興味深いことに、高校から入塾して、北原メソッドで教えた生徒が、大学の過去問題をやって最初に点数が上がり始めたのは、英語ではなく国語だった。「普段、エッセイや新聞を読んで、即座に答える訓練をしているので、英語よりも読み慣れた日本語の問題をやったときに、本文を読んだ記憶が頭に残りやすくなり、結果的に本文と問題を交互に見る事が減った」と、国語の点数が上がった理由が何かを尋ねた時に、この高校生がこたえた。

【3】Comprehension of the text

次に行うはずのOral Introductionが抜けてしまったことから、後の教科書理解に多くの時間を使うことが出来らと私は考えた。

その次の活動、New Wordsから

・前を向いて座っていなかった生徒に、Sit straight. という授業規律の指導。

・Spell in the air. 北原メソッドで、英単語の意味を見て綴りを空中に書く場面について、「生徒は他のクラスメイトの思考を邪魔しないように、黙って、綴りを書くべきである。思い出そうとしている生徒が、他の生徒の声で邪魔されるのは良くない。」

Comprehension of the textの流れ

1. 生徒は教科書本文を黙読し、読み終わったら立ち、終わった生徒同士で内容を確認する。

2. 先生による本文の音読を聞きながら、内容をもう一度理解しようとする。

3. 文単位で、先生による音読を聞いて、繰り返して言う。

4. 先生が本文を日本語で言うので、その文を指でさして「はい!」と言う。

5. 先生が本文を日本語で言うので、その英文を声に出す。

6. 本文の出てくる既習文法事項を拾い、教科書のどこで学んだのかを生徒に思い出させる。

7. Reading Aloud

先生の日本語は、Really?が「マジで?」のようにカジュアルな形。長い文は、「どこで切ったら良い?」か生徒が考える。「each otherの前では短すぎるねえ。」

We’ve also decided / how to contact each other / during a disaster?

既習文法事項としては、3カ所の現在完了の文が、3つの現在完了のどの用法かを考えさせる過程で、どこのページでやったのかを生徒に探させた。「巻末の基本文が集まったページの中から探す生徒もいるが、本文があるページの方が、授業を思い出すので良い。」このUnitでターゲットになっている間接疑問文を拾い上げた。

Tell me what you’ve done? 「What から始まる普通の疑問文にすると?」

What have you done?

Do you know what we should put in it?

What should you put in it? 生徒が声に出した後で、put in itのリンキング発音指導

音読の際は「教科書を持って読むことに集中できるようにする。」「気持ちを入れて読むんだよ。」「自分の声が跳ね返ってくるのを聞く」事が重要。

「(中2までに音読はできるように十分に訓練されているはずなので、その場合は、)中3で、暗誦を目指す音読の時間を取る必要はないだろう。」

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1 発信語彙のPower TestとSpeed Testについて

Power Testは時間をかけて行うテストー4択問題で理解力を問う問題

Speed Testは一定の時間で素早く答えるテストー適語補充問題で表現力を問う問題

私は、どうして適語補充問題が理解力でなく表現力を問う問題となるのか分からなかったので、先生にお聞きしました。熟考するのでなく、よく使っている表現を、スピードアップで解ける問題でなければ表現力を問う問題にはならないと教えていただき合点しました。今まで、問題の形式により、理解力を問う問題、表現力を問う問題と仕分けをしてテストを作成をしていたので、形式ではなく内容まで踏み込まなければならないのだと認識しました。私にとって新しい気づきでした。

2 じゃれマガカルチャー⓾

今回のテーマは「新年の抱負」

いつものように黙読、Q&A、音読、下線部についての質問、ペアで即興会話とすすめられました。時制の一致や、現在完了形の用法についての確認など、既習事項を振り返らせることの重要性を再認識しました。

3 北原先生の参観・師範授業⑨<中学3年生10月> 千葉県N市M中学校

1️⃣Greeting: knob and a keyで生徒の心を掴まれていました。

2️⃣Wakuwaku Pairwork: 基本文型の音読ではジェスチャーをつけるように促されました。「Do you knowで首を曲げましょう!」(素直に首を曲げた生徒に)「かわいいね!」この一言で場の空気が和みました。

3️⃣Picture Q&AとPicture Describing: Pictute Cardを用いながら質問し、生徒の力を確認されていました。中学1年生であれば単語のみの答えでもOKにするが、中学3年生はsentenceで答えさせなければとのこと。How does she look?になかなか答えられない生徒たちに、「どう見える?」と問われる場面も。動詞に比べて形容詞は使用頻度が低いからかなと思って視聴していました。

最後に「1回でも手を挙げてくれた人は?」と挙手を促し、「間違えてくれた人は、授業を進めてくれた人です。拍手!」とみんなで拍手をし、教室内は温かい空気に包まれました。

4️⃣Introduction of New Words: doneの説明時に活用の確認をされました。また、空書きをさせる際に声を出さずにされており、なぜ単語を発音させながら空書きさせてはダメなのか不思議に思い、先生に伺いました。単語は音が分かって初めて書くことができるのだから、集団で音が分かっている子が最初に言ってしまうと、他の子の学びの邪魔をすることになるからとのお応えでした。人の学びの邪魔をさせないためと知り、これも学習規律の一つであると認識しました。

5️⃣Comprehenson of the text:黙読から、範読、音読へと進み、先生の日本語で言った文が本文のどこにあるか探し、見つけたら「はい!」と言い指を指す、その後先生の日本語の文を聞いて、音読するという流れでした。いつものことですが、日本語も英語も、先生の感情移入されたお話の仕方が、授業のリズムを生み出していると思いました。本文の内容理解は、細かいところまで訳したからといってわかるものではなく、カジュアルな日本語で生徒の頭に本文の内容をイメージさせる。また、分からないことへの耐性を身につけさせることが大事というお話に納得しました。

6️⃣Reading Aloud:今ひとつ声が出ていない生徒たちに、「自分の声が黒板に当たって返ってくるのを聞いて!」「大きくなった?自分の声聞こえた?」「先生と一緒に読むよ、先生の声が聞こえないくらいの声で読んで!」とその都度に声がけをされていました。するとあら不思議!子ども達は、ハリのある声になっていました。また、暗唱するための音読は、中学3年生には必要ないとのことでした。

4 私ごとですが…

ちょうど一年前、北原先生と田尻先生に新潟にお越しいただき、辞書指導ワークショップを開催させていただきました。

北原先生とベネッセの山田さんは、前日土曜日、北研懇親会後に新幹線に乗って新潟入りしてくださいました。

辞書指導ワークショップで大変お世話になり、このままお別れするのは勿体ないと思い、翌月私が東京に行けばお会いできるのだと思い、現在に至っています。8月の合宿と9月は伯母の葬儀で欠席しましたが、この一年で10回例会に参加することができました。

参加するに当たり、事前に新幹線の指定席を予約する関係上、体調管理にかなり気をつけて過ごすようになりましたし、北研翌日の丸一日を有意義に過ごすため、東京情報にアンテナが高くなりました。

一年を振り返って、毎月参加させていただくことが生活のルーティーンとなっていることに気づきました。情報化社会とはいえ、地方にいると、自分のやっていることはこれで良いのだろうかと分からなくなってしまうことがあります。そんな時、北研での学びにより、間違っていないと確認できることが有り難かったです。また、何より全国各地に信念をもっていらっしゃる先生方の存在に勇気づけられました。来年も、北原先生が趣向を凝らして楽しい企画を立ててくださるとのこと。楽しみに2年目を迎えたいと思います。今後とも宜しくお願い致します。

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1️⃣Power test とSpeed testって知ってる?

Power testで理解を見るもので、発信語彙の4択問題を現在作成中。

Speed test は1-10問で語群から選ぶもの(表現)

1〜1分半で一気に解くもの。

語彙のレベルは様々。幹の本のテスト編でも使用している。4月以降の例会で皆さんにもモニターをしてもらう予定。

2️⃣ジャレマガカルチャーより

New Year’s Resolution

Resolution を漢字2語で?黙って空に書く。

抱負、目標、決意

じゃれマガカルチャーは、通常のじゃれマガを厳選し、通常パターンに加えて即興会話力をつける工夫がされている。

1.先生が生徒に初詣について問いかける。生徒はペアで競って答える。

2、ペアで「なぜ正月に初詣に行くのか」を自分の経験を交えて外国人に説明しよう。本文の語句や表現を使っても良い。

4️⃣千葉県N市M中学校での示範授業

3-1の授業の様子Bパターン

1.北原延晃先生の名前の説明で生徒の心をがっちりつかむKnob and

key。こういう自己紹介は、4月の最初の出会いで、生徒たちにファーストインパクトを与える意味でも持っていたい、と思いました。

2.わくわくペアワーク

3-1クラスは明るくて積極的に会話する雰囲気。伸び伸びしていて柔軟、前年度A先生が耕された良い土壌のクラス。

A先生は、教師がワークシートをクラウドにまとめてあげておいて生徒がダウンロードする形で、メモを別紙に書かせていたとのこと。

北原先生より質問:

わくわくペアワークをタブレットに流した場合、PDFなので、書けないという問題をどう対処しているか。北原先生は茨城の中高一貫校での示範授業の際、ペンが配布されていないと知ることに。ペンでも指でも書けるが、書きづらい。皆さんの学校ではどうしているか?

→本校の数学教師がGoogle

classroomのストリームに課題をいつも出しているので、聞いてみた所、生徒はダウンロードして、記入したい枠にテキストを追加して文字入力が出来るということがわかりました❗️試してみたいと思います❗️

間接疑問文は問題集で出来ても言葉にすると詰まるので、音声を入れて使えるようにすることが大事。

自分の記憶では間接疑問文は何でそうなるのか理由がわからず曖昧な記憶。

茨城の中高一貫校で使用のZ会の教科書New

Treasureにはあらゆるパターンの間接疑問文が載せられていたが、詰め込みすぎの教科書で、北原先生はびっくり!(賛成しない)とのこと。来年からはこちらの学校もこの教科書は使用しないらしい。

(北原先生は、ピンポンブーのピンポンを連打して、活動の切り替えを知らせていた。)

3.Picture Q&A

前のめりで北原先生の質問を聞いているが、単語でしか答えられなかったので,北原先生から「3年生だから文で」と指示が出ました。

How does she look?

She looks tired.→これがなかなか出なかった、、、

Please explain a picture.

Sorry, I couldn’t catch. Please speak clearly.

答えたとしても同じパターンでは正解ではない。

I see〜. 1回出た文型は一度のみ。

There is a -.

間違えをしてくれた生徒は授業を先に進めてくれたんだよ。ありがとう。→北原先生の生徒への声掛けは終始優しい。

3年生だから、単語でなく、文で言わせることは大事。Picture Q&Aでは語や文のリサイクルが大切。How の質問に対する答え方が大切。

北原先生は、生徒たちが英検準二級を突破するためにピクチャーディスクライビングを考えられた。

4. Oral introduction を抜かしてしまった!

北原先生でもこんなことがあるのですね。

5. New words

①生徒に読ませる

②発音の説明しながら読む

③ジェスチャーをつけて読む

do-did-done

Emergency のerのこもった音を練習

ER….emergency room

kit….医療キット、セットと同じ、キットカット笑

link…..繋がってるというジェスチャー

④スピードをつけて読ませる

⑤日本語を見て英語を答える

⑥日本語から見てspell in the air

北原先生こフラッシュカードの妙技は職人技!

市販のもの、手作りといろいろある。

フラッシュカードのメリットは、生徒たちを一人一人みながら絶妙なタイミングでフラッシュできる。

デジタル教科書のフラッシュカードのデメリットは、音声は良いが、テンポや順番は変えられない。

6.スパイラルワークシートのアンサーチェック

出来たら起立

出来た人同士で確認する

ピンポンで着席を促す

Please hold your textbooks so you can concentrate the contents.

Put your textbooks down.

①教師は口語的な日本語で訳を言う。生徒は「はい」と言って指さす。

I translate the textbooks so you point the textbook’s sentence.

会話的な口調表現で言うのがポイント!Mの生徒も引き込まれていた。

②今度は「はい」じゃなくて、その英語を言って下さい。→生徒は教科書の中から言われた文を音読。

どこで出てきたか、ページ数でなく、ユニットどこでやったかを言わせる。→これについてなぜユニットなのかの理由を懇親会でお聞きした所,教科書を開かせることでこの時何を学習したか、思い起こさせるのがポイントとのことでした。

Tell me what you’ve done 普通の語順で言って?

What have you done?

北原先生は生徒の動きを見て、一部のできる人ではなく、全体で指導することに切り替えていました。

「現在完了の復習をみんなで一緒にやろう。」

ユニット1の9ページキーセンテンス

見たことがある?と言う時

Have you ever seen it?

⚫︎マーカーのチェック確認。just , already

⚫︎ずっとしてるよと言う時は継続だよ

⚫︎ない時には完了と思っていい

Do you know what we should put in it?普通の文に直すと?What should we put in it?

現在完了の復習

SVの語順を音声で覚えさせる

カジュアルな日本語で訳すことで内容を理解させる

意味が曖昧なままで耐性をつけることは難しいが必要。

音読

Really?は気持ちを入れて読むこと!

疑問のときは首をかしげる。→可愛い🩷となごむ。

一度指導されたので、生徒は音読中きちんと教科書を両手で持っている。北原先生の声掛けの温かいこと。「君たちね、僕が行った所では声が出る方です。でももっと自分の声を聞いて?」→生徒は教師に答えて大きな声を出す。

That’s great!の北原先生のハイテンションに生徒は少しひくが、音読についていく。

In it →Put in→全部くっつけると?Pu Rin it に聞こえる。→リンキングを教える。

チャイムはなっているが、「Paced

readingやってみよう。」→先生の声が聞こえないくらい大きな声で読んで。中学③年では内容理解の音読ぐらいしかやらない。3年生ではそこまで音読しなくても良い

☆懇親会

いつものネパールカレーのシャングリラ。前回メインまで行かずにお腹いっぱいになり、食べられなかったカレーが食べたくて食べたくて、今回はモモや焼きそばはなしで、カレーを堪能しました!

懇親会では、例会では語られないことも北原先生から詳しく聞けて、盛り上がりました。楽しい研修会は北研の醍醐味ですね✨

今月もパワーチャージ満了です♪

新学期からも頑張って行きたいと思います✨

北原先生も鼻声でしたので、お身体に気をつけてお過ごしください✨

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今年は、1,2,3月と3か月と続けて例会に参加されてもらいました。

その感想を一言でいうと、「楽しい!」「充実!」「ああ、幸せ!」につきます。

(すみません、3言になりました)

毎回は無理ですが、対面例会でもらえるものは、何にも替えがたい財産です。

例会の朝は、うれしくて早く目がさめます。

☆なので、朝6時から書斎こたつで、「大西泰斗のラジオ講座」「遠山顕の英会

話」、重要表現のノート作り。

☆そして新幹線の時間直前まで、オンライン英会話をします。

オンライン英会話では、毎回レベル6~7の中級~8~10の上級レベルの内容から

テーマを選びます。

世界の最新のデイリーニュースについて、

リスニングを1~2回聞いた後、講師の先生と内容についてQA⇒音読をして、発音と音

の連結をチェックしてもらう

⇒内容についてのディスカションをして、自分の意見や考えを伝えるなどの学習をし

ます。

★今回わかったことは、オンライン英会話の前に、英語インプット、ウオーミング

アップをしておくと、

会話も音読も見違えるほどうまくできる、ということです。脳を「英語脳」に切り替

えて、口を「英語舌」にして

ウオームアップすることは、とても有効だとわかりました。

★わざわざ東京まで勉強に行くのです。あわせてインプットもしっかりしておかない

とと思います。

★今回は、「ラジオ、オンライン英語、やって聞きっぱなしではいかん」と思い、不

要ノートをリサイクルして

自分の好きな写真を表紙にはったオリジナルノートを3冊作って持参し、懇親会でみ

なさんに紹介しました。

!!出発1時間前、急に雪が降りだしました! 慌てて雪かきをして、駅につくと今

度は駐車場が満車!

駅のホームについたところで、新幹線のドアが開きました。万難を排して、めでたく

参加となりました(ふう~)

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(例会レポート)

いろいろあったので、1,2分遅れで到着。(遅刻は15年間で初めて!) 「じゃれマ

ガ」から参加しました。

<北研年間予定の速報・特ダネ>

〇次回は4月20日(土)、次々回は5月18日(土)

〇5月~7月のいずれかで、新星・M先生の授業ビデオの検証を田口先生、川崎先生

のコメントで行う。

〇MLS(Model Language Studio)の太田社長さんの研修会を1学期中のどこかで実施

する。

1.「じゃれマガ」TOPIC: New Year′s Resolutions

Qは「resolutionsを漢字2字で書きなさい」⇒「抱負」

ここで、<即興発話練習用>の活動を3つ行う。

① Tが生徒に「新年の抱負」んちういて問う。生徒はペアで競って答える。

② ペアで「新年の抱負とは何か」を自分の経験を交えて外国人に説明しよう。

本文の語句や表現を使ってもよい。

⇒S先生とペアで会話。My resolutionsは「週に3回ジムでエクササイズを

する」と

「英語の学習を3つやる」を説明。今のところ、まだ3日坊主ではなく続けていま

す。

2.北原先生の師範授業(千葉県N市 M中学校3年⇒A先生のクラス)

20201.10.26

  テーマは「間接疑問文」=Indirect Question(SVOO) New Crown:Book3 U4-2

〇A先生の3年生のクラスの生徒は、とても明るく、反応がよい。手もよくあが

り、

どんどん発言するクラスでした。間違えることなど気にせずに、よく北原先生の話や

質問を聞き、

活発に反応して発言していました。「自己表出」のよくできた、心の開かれた気持ち

よいクラスでした。

ピクチャーカードQAでは、体を黒板の方向、ピクチャーカードのほうに前のめりに

なって聞き入る生徒たち

が複数いて、A先生の日ごろの指導のたまもの、明るいいいクラスだと思いまし

た。

例会では、授業の1パートを見た後、グループで意見を出し合う形で進みました。

(1)「わくわくペアワーク」間接疑問文

プリントを使ったペアワークで、プリントをみんなで読んだあと、立ち上がって、男

女気にせず

よくペアワークができていました。

(協議で出た意見)

・間接疑問文は、頭で考えると「語順」が難しいので、なんどもペアワークで口慣ら

しをして、

そのまま口から出るように練習するのがよい。

・タブレットで「わくわくペアワーク」をやると、生徒はタブレットをもって楽しく

ペアで話すが、

「〇×が書き込めないので、どうしたらいいですか」と質問が出る。よい解決方法、

先生方とシェアしましょう。

(2)ピクチャーカードを使った「ピクチャーQA」「ピクチャー・ディスクライビン

グ」

・実際のピクチャーカードを見せてQAをすると、生徒たち立ち上がり、前のめりに

なってよく聞き、

 答えようとしていた。

・よく手があがる。中1のように大きな元気な声で反応し、答えることができた。

・笑顔、笑い、反応がある。

(指導) 北原T「途中1回でも手を挙げた人?間違えてもいいから座る」

「間違えてくれたからわかるんだよ」まだ立って残っていた生徒、拍手をしてから座

る(→時間調整)

⇒この方法がとても生徒にやさしくて、時間も調整できてよいと思いました。

北原T解説「6way streetでピクチャーQAをやっている。英検対策はとくにしない

が、QAで授業の

中でやっていっています」

(3)「フラッシュカードで単語練習」

・フラッシュカードをめくりながら、最初単語を読ませる。生徒の目が上がってい

る。

⇒はやり、生徒の反応を見ながら教師が速さや解説を調整できる「フラッシュカー

ド」が一番使いやすく

 効果的だと思われる。

(4)「音読~内容理解」

・先生の師範音読⇒リピート1回。 T:「Keep text book」教科書を手でちゃんと持つ

ように指示が入る。

・T::教科書の内容の「日本語」を言う。⇒生徒、その文を探す。

・T:教科書の内容の「日本文」を言う。⇒生徒、すぐに英文を言う。

・T:「現在完了」を教科書のどこで習ったかを振り返らせる。

  どこに出てきたのかわからない生徒がいるので、わかった生徒にどこにあるか聞

いて教える(時間の省略)

・T:「先生の声が聞こえなくなるくらい、気持ちを入れて読んで」

T/S:「気持ちを入れて」「抑揚をつけて」音読1回

北原Tの解説「赤坂中では、3年の音読は1,2回。今回は3回。音読は読むだけでな

く、

どこで区切るかなどもやるので」

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☆今回も、懇親会も含めて楽しく有意義な例会でした。

長野~東京への研修遠征費は、1泊すると(とくにホテル代高騰のおり)、およそ4

~6万の経費がかかります。

毎回の参加は、経費、日程とも厳しいですが、できる範囲で参加させてもらいたいと

思います。

もし東京近郊に住んでいたら、もちろん毎回参加したいです!!

★2月の例会後の懇親会のときに発足した「北研旅行部ML」も好調です。

宮崎のT先生は、スケルトンのマリオネット人形「アリス」ちゃんのデビュー作

として、

1年最後の授業で、T1,T2の先生と2人で「A Glass of Milk」の英語劇を人形劇で「げ

きれつ発表」され、

その動画をアップしてくださいました。

生徒さんたち、先生たちのインパクトとテンションに驚きながら、爆笑の渦となって

いました。

★New Crownの教科書が過密になって、英語劇の時間はとれないにせよ、朗読劇や人

形劇ならば

比較的やりやすそうです。今度、北研でも、「A Glass of Milk」や「City Light(街

の灯)」などの

英語劇、朗読劇や、生徒がはまる「スキット練習」などやってみたら面白いし、教室

にそのまま

ノウハウをもって帰れるのでは、と思いました。

北研の翌日には、川崎に住む娘と、かわいい盛りの孫娘ちゃんたちと女4人で、ひさ

しぶりに

横浜の中華街でランチをして、お花の咲き始めた「海の見える公園」を散歩して帰途

につきました。

北原先生、みなさま、今回もありがとうございました。楽しく意義深い2日間でし

た。

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〇Power TestとSpeed Testについて

はじめて聞く言葉でした。Power Testは4択問題で早く解くもの。「理解」をはかるテスト

Speed Testは、たくさんある問題と答えの選択肢の中から、マッチングさせるもの(適語補充)。「表現」をはかるテスト。

有志のメンバーの先生方と作成中のPower Testは4月には公開できるかもしれないとのこと。

10年前くらいに、「英語単語検定」(発信語彙を中心の語彙の検定企画)の製作メンバーに北原先生は参加していたが、結局企画がボツになったが、携わったメンバーの先生はそのとき作成されたリストを使っていたそうです。

〇じゃれまがカルチャー

Q:resolutionを感じ2文字で書きなさい。⇒「抱負」

即興発話の練習にはもってこいのこの活動。北原先生の内容理解の発話です。

It is a promise that you make to yourself at the New Year.

that:「どこで習った?」

I promised myself that I would do exercises every morning before breakfast.

that:「何?」⇒「接続詞」

would:「なんで?」⇒「promised」があるから

I have kept it up for five days,

現在完了(  )用法:「どこで習った?「マーカーは?」⇒for

I feel like trying harder because everyone else is.

everyone else is:「どういうこと?」

is:「(この後省略されているが)この後何が来る?」⇒trying harder

このあとに(即興発話練習用)

1先生が生徒に信念の抱負について問いかける。生徒はペアで競って答える。

Do you make a resolution every year?

Do you keep it up for a long time?

What is this year’s resolution?

2 ペアで「新年の抱負とは何か」を自分の経験を交えて外国人に説明。本文の語句や表現を使ってもよい。

実際にペアでやってみると、お互いに考えて言い合って、和やかな雰囲気になります。

日本人はもっと日本のことを知るべきであること、もっと日本のことを発信できるようにすべきことは、故若林俊輔先生からも20数年以上前に伺ったことを思い出しました。あれからそんなにも時間が経っているのに、私はまだまだ日本のことを知りません。これも勉強しなくては、と思いました。(例会の合間にお話させていただいたT先生の博学ぶりからも、自分の無学ぶり?を感じさせられました。)3年生はこの活動をやらない手はありません。

〇北原先生の示範授業

K中の映像(前回途中までだったので続き)は、機器の調子が悪かったことと、K中のK先生がお休みだったことでスキップしました。

千葉県のN中学校の映像を視聴。A先生が前年度までご指導されていた学年でした。

特に強く感じたことを以下述べます。

・北原先生は職人。

テッパンの最初のあいさつから生徒の心をわしづかみ。再現性は高く、生徒の様子や空気を全身で読む。授業の1時間の中にコンテンツはたくさんあっても、先生はゆったり構える。全てが一連の流れで進むが、それぞれのポイントはしっかりと押さえる。生徒もどんどんボルテージが上がる。毎度、生徒達と先生が初対面とは思えない。まさに職人技。

・誉め言葉

「かわいいね」「うまいね」「すごいね」と授業の中で間髪入れずにたくさんほめる。気づいたら間髪入れずに。それはまるで授業の潤滑油。しかし、指導すべきことは指導する。

まっすぐ座っていない生徒に「Sit straight.」 Q&Aで答える生徒の声が小さかったので「I couldn’t catch.」少しきついことでも英語で言うので、言われた生徒が嫌な気持ちになりにくい。

・空気を作る

「先生はちゃんと見てるよ」と思わせられるのが、上記のことに加え、Q&A活動時に、「一度でも手を挙げた人」「間違えてくれた人」とたずねてその努力や貢献に賞賛。

よくある「間違えたらどうしよう。はずかしい」というのは、こういう声かけでなくなってくる。また、このことで教室があたたかくなる。

・いつでも音声至上

「音声」重視だから、今回のターゲットになっている間接疑問文も、わくわくペアワークを用いてたくさん発話させる。難しくて言いにくくても、何度も例文を言うことと、みんなでやるから生徒は頑張れる。習得に近づく。(ペアワークはやはり必須だと感じました。まさに楽しくて力がつく活動です。これまで授業規律の問題で、断念したこともありましたが、来年度はがっつり使いたいと思いました。)

・誰にも空白の時間はない

教科書を開き、黙読が終わった順に生徒は起立する。立ち上がった生徒はただ立つだけではなく、立ったら近くの生徒と今黙読した内容について確認し合う(理解があいまいなところ等。その間スローラーナーは頑張って何とか黙読を終わらせようとしている)。また、本文に既習文法が出たら「どこで習った?」で教科書をフル活用するのだが、見つけた生徒に言わせる。スローラーナーは聞いたらそこを開くことができる。どこをとっても常にファストラーナーもスローラーナーもみんながそれぞれが活動できる仕掛けがある。

・語彙との出会いを大切にする

今回教科書本文の新語は少なかったが、1語1語の出会いのインパクト(というのでしょうか)を持たせていた。

kit⇒kitkatを引き出す。emergency⇒Do you konow a TV program? で海外ドラマの「ER」を引き出す。

(北原先生はこの授業の中で、この語彙指導に10分かけていました。どのコンテンツよりも長い時間です。私は語い数が多くて、ジェスチャーもしにくい抽象的な語彙は、さらりと進めていました。私はもっと工夫し,時間をかけることが必要だと感じました。)

・内容理解もスパイラルに

本文の内容理解では、先生が教科書の英文を言う箇所をペアで指差し、次に先生が日本語で言った文をペアで早く言い合う活動の後、先生に続いてリピート。上から順番に読んでいくのだが、その日のターゲットの文法(間接疑問文)だけではなく、既習の重要文法(現在完了)が何度も出てきたので、その文をその都度どこで習ったか、用法は何かを確認。こうしてそれらに出会う度に、何度でも確認することで習得に近づく。まさにスパイラルな学び。

北原先生より:内容理解は本文を訳したからわかったわけではない。

・音読に魂

どの文も生きた言葉として感情込めて、場面に合わせて読む。声も大きく「先生の声が聞こえないくらいに」

put in it 「くっつけて読むのはどこ?」Acturally, my family hasn’t~.「どこ強く読んだらいい?」

言葉を教えるってこういうことであり、教師はいつでもどこでも言葉を大切にしなくてはならない。

今回2か月連続参加が叶いました。今回の参加で、また忘れていたことに気づかせていただいたり、思いださせていただきました。

スパイラルに学ぶことの重要性をしみじみと感じます。

この日の懇親会でもお伝えさせていただいたのですが(北原先生がぜひMLに書くことをすすめてくださったので書きますね)、中学3年間指導した高校3年生の教え子が、大阪大学の外国語学部に合格の報告をしてくれたときの話です(ちなみに、この学年は1年時に先生が次々に辞めてしまいとても大変でした)。「中学3年間でBasic Dialog とか歌とかたくさん英語を言う、使う活動をしたのが、本当によかったし、楽しかったし、力になった。英語が好きになったのも、得意になったのもそのおかげ。先生には本当に感謝している」というようなとても嬉しいことを言ってくれました。さらに、北原先生と、北原メソッドの話をしたら、「ぜひそれを続けてほしい」「英語教育はそうであってほしい」と言ってくれました。将来はTV関係の仕事に就くことを希望していますが、教職にも興味があるそうなので、「もしかしたらいつか一緒に働こう」と言って別れました。「教師続けてきてよかった」「教師っていい仕事だな」そう心から思わせてもらいました。「教師冥利に尽きる」というのは、こういうことでしょうか。将来は大物になるであろうこの子に負けないよう、私も頑張ります。

この教え子の話もそうですが、北原先生にご指導いただけるのも、北研に参加でき、全国な熱心な先生と共に学ばせていただけることは、私にとって大変幸せなことです。

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北原先生のteaching planに従って、気づいたことをまとめます。

1. 自己紹介を英語で

北原先生のお名前を英語で、イラストを交えながら興味深くわかりやすく紹介されて

います。

初めての生徒と対面するだけあって、ここに時間をかけて生徒を笑わせ、和ませる様

子はさすがプロと思わせます。

まずは、授業において掴みが肝心と理解しました。

2. わくわくペアワーク

始めにドラえもんの声で読もう、と声をかけ雰囲気を和ませています。質問文を全部

リピートしてからペアワークに

入るのですが、タブレットの使い勝手が今一つなため、M中学のA先生は紙に

プリントアウトして使っているとのこと。

書き込めるタブレットで、軽量化できるといいなと思います。When did Aimyon

debut? などの質問の答えを実際に挙手させて、

答えがあっていたらピンポン等で盛り上げる工夫も文法以外の知識をつけるのに効果

的と思います。

3. 新語導入

フラッシュカードを使っての、熟練した新語導入の実演でした。まずは、ジェス

チャーを付けて新語をリピート。

受容語と発信語での取り扱いの違い。特徴的な発音は丁寧に説明、練習する。日本語

から英語にまず声で言わせてから、

スペルを空中に書く。その授業中に単語を全て覚えてしまえるように、色々なパター

ンで練習させる。

これはデジタル単語カードではできないことですね。

4. 本文理解

本文の黙読が終わったら静かに立って、先に終わった生徒は内容をお互いに小声で相

談しあう。1位、2位と順位を言ってあげるのは

早い生徒へのencourageとなる。しかし、どうしても遅い生徒は読み終わらないうち

に立ってしまうかもしれないという不安が残る。

他の生徒に刺激されて、素早く内容を掴むため飛ばし読みをするようになるのだろう

か? その後日本語訳を教師が言って、「ハイ」と言って、

指差し、次に日本語訳にあたる英語を言うという活動に移る。自信のない生徒も指差

しはできるのだろうか? 

中学校での経験がないため、そこは疑問が残った。

5. 本文の音読活動

教師のあとについて音読、教師と同じスピードで音読、最後にシャドーイング。教科

書を手に持って目の前に置き、音読。

全て教師の音声が基準になるため、あらかじめ十分に練習して模範となる読み方でな

ければならない。日々の努力が大切ですね。

ネイティブの音声を録音したものをシャドーイングで使ったら難しくなってしまうの

かもしれない。現代ではネイティブの音声を

丸ごとマネする英語は求められていないような気がします。日本人訛りでも、通じる

ことと内容が大事なのではないでしょうか。

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今回は、北原先生がM中学校に来てくださった日の示範授業を拝見しました。

北研の仲間と一緒に自分の学校の生徒たちの活動を見るということが、こんなに嬉しい気持ちになるものなんだと感じました。

とにかくかわいい。一人ひとりの生徒の人となりがわかる。あの日の授業がよみがえってきました。この生徒たちは、現在高1、4月から高2になる卒業生。1年ぶりに見る生徒はとても愛おしく、トキメキながら見ていました。(トキメキ過ぎて分析が疎かになってました。)

とにかく明るく元気な学級で、2年生の時に、私が持っていたのですが、翌年3年になったときに、講師で入ってきたK先生(過去に一度だけ北研に来た先生です。)にこのクラスを預けました。

本校では、全員が北原メソッドで教えることができておらず、生徒が2年時に北原メソッドでやっていたことを忘れてしまっているなぁと感じました。

が、北原先生が英語で指示を出されると、あー、そうだったという感じで、すぐに指示を理解していたように思います。教科書は手に持って読む、ジェスチャーをする、活動が終わったら立つなど。

あとで、生徒が書いた振り返りを読んでいたら、何人かの生徒が、A先生の授業を思い出しました。と書いてくれていました。

いつも北原先生の「思い」を生徒たちに伝えていたので、他のクラスの生徒も「私たちも教えてもらいたかった~。」と羨ましがっていました。

授業が終わった後、何人もの生徒がミキノートに北原先生のサインをもらいに並んでいました。

他教科の先生方も、初めて飛び込んで、生徒たちがあんなに食いつく技にビックリされていました。

特にあの自己紹介はすごい!!と大絶賛でした。

【わくわくペアワーク】

3.「ねえ、ねえ、知ってる?」

文法事項: 間接疑問文

・タイトル読む(ドラえもん’s voice)

・基本文型リピート ジェスチャーつけて

・ボキャブラリーリピート

・やり方を皆で読む

・パターンプラクティス

・ペアでやってみる(3分)

活動中、北原先生も一緒に活動されていて、

終わった後に、良かった例を生徒たちに伝えられていました。

山口くん:What does Suda Masaki do? Do you know?

北原先生: He is an actor.

山口くん: Is he cool?

山口くんは、He is an actor.って答えた後に、Is he cool?って聞き返してたよ。と皆にフィードバック。

1つのアクティビティごとにグループに分かれて、話し合いをした際に、「わくわくペアワーク」は、紙を配布しているか、タブレットで行っているかという話題になりました。この日、参加している先生方は紙で実施している先生が多かったです。タブレットだと、書き込めないという意見がありました。私は、この日に別の学級の授業展開をしましたが、その授業では、「わくわくペアワーク」をタブレットで行いました。データすべてを「ミライシード」というソフトのフォルダに入れておき、今日はここをやるよ!と言うと、生徒はそのデータをオクリンクを使ってダウンロードすると書き込むことができました。

今年は紙でやっているので、記憶が薄れていますが、またわかれば皆さんにお伝えしたいと思います。

今年やめてしまった理由は、タブレットだと、印刷をしなくて済むので、楽だと思っていたのですが、タブレットの充電がないと言う生徒、タブレットを忘れましたという生徒が出ることがあり、結局5枚ほど、コピーをして授業に臨んでいました。

なら、もう紙でいいやとなってしまった次第です。

タブレットだと、書き込んでも一年でそのデータを消すから、自分が書いたものが残らないのではという意見も出ました。

間接疑問文 いきなり問題集をやるのではなく、 声を出してスピーキング活動から行うことが大切。

数をこなせば文法を理解しやすくなる。

【ピクチャーQ&A】

声が聞こえない時は、Speak clearly. I couldn’t catch it.と言って、ブーを鳴らす。

声が小さい生徒は、それでOKしてしまうと、ずっと小さくても許されると思ってしまうので、×にする勇気を持つべきだと思いました。

How does she look?という質問になかなか答えが出せず、私は、こういう時、授業を進めるために、すぐに答えを言ってしまっていましたが、待って、いろいろな意見を言わせることの大切さを学びました。質問内容も似たようなものばかり使っていましたが、スパイラルワークシートだけでなく、スピーキングでも、繰り返しいろいろな文法事項に触れさせることが大事だと感じました。

2年生の時は、ピクチャーQ&Aをやっていましたが、Picture Describingはこの日、初めてやったのに、失敗を恐れずよくがんばってたと思いました。

一回でも手を挙げた人?

間違えてくれた人は授業を進めてくれる。

という言葉かけで、安心して授業に参加できる。

こういう声かけは、私もよくしますが、くどくど説明をしてしまうので、指示は短くすることを目指したいと思います。

Picture Q&A 英検3級

Picture Describing 英検準2級の2次試験対策になる

英検対策しなくても大丈夫。

毎回やることが大事。

一度使った文はだめ。

【Introduction of New Words】

ジェスチャーをしながら発音する。

◾紙のフラッシュカードとデジタル

紙だとフラッシュカードを見ながら、発音している先生の口元が見える。

発信語彙とそうではない語を分けられる。

カードに赤丸をつけるなど、書き込める。

カードの順番変えられる。

それに対してデジタルだと、語彙を読んで意味を言うだけで終わってしまう。

erがつくもの、他になにがある?

といったことができない。

【Comprehension of the text】

・黙読して終わったら立ち、終わった生徒同士で内容を確認。(終わった生徒を遊ばせない)

・範読

・1文ずつリピート

・先生が日本語を言い、見つけたら、「はいっ!」と言って該当の英文を指で差す。

はいっと言って、指で本文を差す。

・同様に日本語を聞いて、該当する英語を言う。

・hasどこでならった?。教科書のどこのunitでやった?など確認。

【Reading Aloud】

・音読は気持ちを入れて!

先生がオーバーに話すと、生徒も言いやすい。

教科書は手に持って読む。

・赤坂中では、1年生は箱読みをするが、3年生は2回くらい。

 

・先生の声とかぶるように、paced reading

この日の映像に出てきた校舎は、3月23日から、小学校となり、中学校は、22日終業式のあと、引越作業に入り、25日、26日の2日間で新校舎にて荷物を受け取り、先週1週間で、学校をほぼ作り上げました。教室はまだ段ボールだらけですが、月曜日から、始業式に向けて教室を作っていきたいと思います。大学の校舎だったので、A棟からG棟まであり、自分の教室に行くのも迷子になる始末。

また新たな校舎でたくさんの思い出を作っていきたいと思います。

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1. じゃれマガ

2月末から2年生の子たちに、じゃれマガcultureを少しずつ取り入れてみた。導入する前は、ただでさえ授業内でやるべきことが多く、あまり時間がないなかで無理に取り組まなくてもいいのではないか、100語程度で短い文章量とはいっても英文を読むことに抵抗を感じてしまう子が一定数出てくるのではないかなどと思っていた。だがいざ使い始めてみると時間に関しては、読む時間は1分と決められているし、毎回授業で使い、私と生徒も慣れてくるとそこまで時間はかからずに済んでいる。また難易度についても、多少未習の表現は入っているが日本文化に関することで親しみがある内容なので英語があまり得意ではないと答えていた生徒でも、読むことができていた。また、Q &Aと即興会話にも積極的に取り組む姿が見られている。

自国の文化について、英語で説明できる力をつけることは大切であると思う。将来留学などで現地の人に出身国のことについて聞かれる場合があるかもしれないし、改めて自国の文化について見つめ直し、自国の文化を大切にするひとつの機会になりうるからだ。まだ初めて1ヶ月程度なので私自身使いながら、そして北研での実演に参加しながら使い方を学んでいき引き続き実践していきたい。

2. 示範授業

 北原先生が、千葉県の学校で行われた授業動画を視聴しました。対象学年は中学3年生で、使用教科書は東京書籍のNEW HORIZONでした。

初めは “knob and a key”の自己紹介。先生と生徒は初対面であったのにも関わらず、一体感が生まれ、教室内があたたかい雰囲気に包まれていました。

前時の復習として、「わくわくペアわーく」が使われていました。ターゲットの文法は間接疑問文で、昔ながらの授業だと並べ替えなど文法問題を解くだけで定着を図りそうですが、声を出しながら文型練習をしたり実際に友達とターゲット文法を使って会話したりと音声を大切にした活動で復習が行われていました。生徒の様子をみると、あいみょんや大坂なおみなど当時旬の人物が使われており、楽しみながら取り組んでいました。

 次に行われたのが教科書本文指導のうち、ピクチャーカードを使ったQ&AとPicture Describingでした。易から難が意識されていて最初からイラストについて話させるのではなく、はじめは質問に答える形式をとることで慣れていない生徒でも答えられるようになっていました。また、他の先生方が書いたMLにもあったように、活動中手を挙げた人だけではなく間違えた人も褒めることは、間違えてもいい安心できる教室空間をつくる重要な働きかけだと思います。間違えることは決して恥ずかしいことではない。授業に貢献してくれることなんだ。ぜひ私も生徒に伝えたいです。

 新出語彙指導では、復習の大切さを改めて学ぶことができました。語彙指導では私自身、新しく出てくる語彙をどう定着させるかについてばかり気にしすぎて、既習事項との関連をもたせることが頭の中から抜け落ちていました。今回でいえばdoneが出てきた際、doとdidも確認する場面が見られました。以前言ったのだから生徒も覚えているはずと思い込むのではなく、重要な箇所については繰り返し確認して、復習する機会を設定することも意識したいと思います。

 語彙指導が終わったら、内容理解から音読へと進んでいきました。内容理解の前に最初にリピートをすることで(この段階は音読ではない)、生徒が苦手とする部分を事前に把握することができる。生徒の声が小さい場合はそのままにせず、自分の声が黒板に跳ね返り聞こえるようにしようと促す。特に今回は会話文なので単調に読むのではなく、声に抑揚をもたせる。生徒がイメージを頭の中に描きやすいよう、日本語を言う場合は直訳ではなく、生徒が普段使用するカジュアルな日本語を使う。音声面についてもリンキングなどきちんと教え、練習すること。既習事項についてはどこで学習したか尋ね、過去に習った文法などを思い出させること。学んでいきたいポイントを列挙してみました。特に内容理解について教科書本文には新しいことだけではなく過去に習った表現も多く登場してくるので、きちんと既習事項についてみんなで振り返ることが、スローラーナーも見捨てない授業づくりになるのではと思いました。

英語が好きであったり得意であったりする生徒は家庭学習を自ら進んで取り組むが、英語が苦手な生徒はなかなか家で学習が進まない。だからこそ、学校ではクラスメイトと助け合いながら楽しく復習をすることが大切で、授業では復習する機会を多く設定してあげたいと思いました。

 初めて北研に参加したのが5月で、そこから多くの学びと刺激をいただくことができました。今年度ありがとうございました。そして来年度も、英語の楽しさを伝えられる授業ができるよう学んでいきたいと思いますので、引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします。

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