0.最近購入された面白いCDを紹介していただきました。タイトル「The伝説」加藤茶・タケカワユキヒデ・植木仁(クレイジーキャット)北原先生が小学校の時の歌。歌詞の中で「押しつけ道徳さようなら」銀河鉄道999、高速道路の星、など。
・参加者が少なかったので、ほかの参加者を待つ意味で北原先生が最近発掘されたCDを紹介してくれた。「The伝説」という1980年代後半のCD。植木等、加藤茶、タケカワユキヒデの3人の顔がジャケットに載っている。植木等メドレーを聞くと、歌詞に「押し付け道徳さよなら」「道徳教育こんにちは」などのフレーズがあった。
・「THE伝説」のCDより数曲、タケカワさんの声はとても透き通っていて素敵だと思いました。これを聞かせてくれた理由は,このCDを見つけてうれしかったから,と北原先生は言っていましたが,授業の初めに歌を歌う(聞く)のは,心を落ち着かせる効果があるように感じました。なんとなく心地よかったです。
1.教師の英語力④
教師の語彙力③~「語彙検定③「いくつ書けるかな?」」
「第3回 接頭辞・接尾辞(高校レベル2)」
・1. anti「反~」
2. extra「外側の、範囲外の」
3. il 「反対の」
4. ir「反対の」
5. mis「誤った」
6. over「超えた」
7. post「後」
8. pre「前」
9. pro「プロの」
10. under 「下の」
11.Inter「間、相互の」
12. kilo 「千の」
13.mega「大きい。100万倍」
14.micro 「超小さい」
15.mini「小さい」
16.multi「多い」
17.-made 「~製の」
・このレベルになると、教師同士でさえもお互いに正確な綴りなどが記憶が曖昧になって採点に自信がなくなる。答え合わせで、「大体でいいですよ。」・特に答えにくいと思われる「3. il- 反対の意味を表す」「4. ir- 反対の意味を表す」をピックアップして、「どんな単語がありますか?」
・幹の本授業映像編P124~125にある第3回の全17種類を行いました。語の成り立ちを知っていると,語彙を増やしやすくなると思いました。帰宅してから若林先生の書かれたヴィスタ英和辞典で確認していたら,接頭辞と接尾辞のコーナーを発見しました。辞書はただ単語を引くだけでなく,興味深いコーナーがたくさんあります。辞書をあまりじっくりと読んだことはこれまでありませんでしたが,読んでいると楽しくて時間を忘れてしまいそうになります。
・今回やらせていただいて、採点することが難しいと感じました。生徒の頭が揃っていて、使っている辞書が同じなら採点がお互いにしやすいと思うのですが先生方の場合は知っている単語がかなり異なります。私もパートナーの単語で合っているのかどうかわからない単語がありましたし、返された自分のシートで☓にされた単語を辞書で引くと見つけられたものがありました。接頭辞は辞書で見つけやすいですが、接尾辞は1語1語確認しなければならないので大変だと思います。バーコードのようなもので簡単に正解・不正解がわかってしまうものがあればいいなと思いました。
2.英語の歌 竹内まりや Let it Be Me
・フランス人が作曲。Let it be は「あるがままに」フランス語ではケセラセラWithout your sweet love , what would life be→仮定法過去(現在のことなのに、過去というタイトルだからわかりづらい)
・英語の歌詞のみで、和訳無しのプリント。歌を聴く前に「韻を踏んでいる部分をチェックしてください。」「では、ペアでお互いに確認して下さい。」
・ 1. 歌詞の書かれたプリントを見ながらRhymingしてるところをチェック。
Each time we *meet* love
I find *complete* love
Without your* sweet* love
上の3つのloveのうち、種類が違うものは?1つ目のloveは愛する人と呼び掛けているから違う。Loveの前にカンマがあるとわかってしまうからとのこと。
Don’t take this *heaven* from me…Heavenの意味は?天国ではない。二人でいる幸せな状態のこと。
If you must *cling* to someone……clingとは?しがみつくこと
Now and forever
Let it be me……itとは?2行目の「もしあなたが誰かにしがみつかなければならないとしたら」
「私をそれでいさせて」という意味。
Beatles のLet it be は「あるがままに」 フランス語だと?「ケセラセラ」
*Without* your sweet love
what *would* life be……「~がなければきっと~だろうに」「今こうだと仮定したら」と現在のこと。
「あなたの甘い愛がなければ人生って何なのかしら」」と現在のことを言っている。
・歌を聴いた後で、作詞・作曲に注目させて、フランス人によるシャンソンが原曲であることに気づかせる。・「Let It Be Meはどんな意味なんだろう?」The Beatlesの「Let It Be」を関連づけて考えさせる。
以下、第3スタンザまでの引用
I bless the day I found you
I want to stay around you
And so I beg you
Let it be me
Don’t take this heaven from one
If you must cling to someone
Now and forever
Let it be me
Each time we meet love
I find complete love
Without your sweet love
What would life be
・第2スタンザの「最初の方の意味は分かりやすいですね。Let it be meはどういう意味?まだ分かりにくいかな。ではheavenはどういう意味なんだろう。これを「天国」という意味にしてしまったらおしまいですね。そう、「2人でいること」。clingをジェスチャーで。Now and forever「一緒にいるのは私であって欲しい」ということ。」・第3スタンザの「3つのloveで一つだけ違うのがあります。それはどれですか。」手を挙げさせて確認の後、「二つ目と三つめは形容詞と名詞ですね。では一つ目はどうなんでしょう?Each time we meetで完結していますでしょう?この後ろにカンマが入るはずなのです。分かってしまうので、わざと外しました。loveは恋人に、呼びかけているのです。」・第3スタンザのWithout 以下で仮定法過去が使われている事にふれて、「過去形の形をしていても現在の事を表している。」・「転校してきた生徒が、前の学校で和訳ばかりさせられたと聞いたので、Because(The beatlesの曲か?)を和訳させてみました。和訳をさせず、試験にも出さない赤坂中では初めての試みで、「内容は分かるけれども、それに合う日本語が出てこない」と言っていました。」
*私が考えた指導ポイントなど、・生徒が答えにくい問いをピックアップして、単語を教室で共有することで、全体で語彙を増やす効果があるようだ。・名前から、英語以外の言語に興味関心を広げることができる。・日本語訳を付けないことで、英語のまま内容を考えることができる。ネイティブによる、語彙などの制限のないオーセンティックな英語なので、制限下で作られた教科書よりも、文法面でも未習の内容にふれやすい。・英語の歌は生徒の「心を動かす」。最初は「え~何でこんなに古い歌なの~」という反応だったのに、私の授業では、歌が終わっても余韻に浸ってハミングが聞こえることがある。余談だが、Let It Be MeはElvis Presleyがラスベガスで歌ったライブが私のお気に入りだが、余りにもダイナミックで上手すぎ、授業の開始時にはインパクトが強すぎる。・新学習指導要領による大学入試改革によって、2017年度の中学3年生よりも若い世代はセンター試験がなくなり、現在、依然として残っている大学の「和訳させる問題」が入試問題から姿を消していくだろうと言われている。高校の現場では、入試問題にまだ残っているが故に、全く取り上げない訳にはいかない悩ましい状況である。和訳を授業で扱うと時間がやたらとかかるのが問題。量と質の増える高校教科書を限られた時間内で使い切るには、精選した文だけを和訳させたり、文構造を示した英文の横に和訳を載せたプリントをタイミングを考えて配るしかない。一緒に組んでいる同僚から出る、「定期試験で和訳問題を出題したい」という要望に対して、大学入試にそれが出ている事実がある以上、それに反対する事ができない。ただ、私の授業中では、生徒が声に出すのは英語が中心であって、日本語は最小限にとどめるように心がけている。
・竹内まりやが歌うオールディーズ3 Let It Be Me、ライムを踏んでる箇所を探し、アンダーライン。let it be meってどういうこと? 歌詞の内容を見ていき、このフレーズがどういう状況を表したフレーズなのかを探りました。敢えてオリジナルの歌詞からカンマ、ピリオド、クエスチョンマークを取り除いて、loveの使われ方を考えました。先週今週といつもとは少し違う歌の扱い方を授業でしました。二年生の授業では上記したようにカンマ、ピリオド、クエスチョンマークを英語の歌詞の中に入れてみる活動をし、三年生の方では英語を翻訳しました(翻訳活動は三年間でこれが初)。誰の翻訳が一番良いか、みんなでスタンプを貼って選びました。教室後ろのドアに貼ってあるので今度いらしたときはご覧ください。
・Let It Be Me(竹内まりや&山下達郎)を聞きました。①rhymingにアンダーライン②聞く③クレジットを読む④解説、もともとはフランスのシャンソン歌手の歌だそうです。歌詞の内容を詳しく解説していただきました。・heavenって何?→2人でいる幸せな状態・種類の違うloveはどれ?→一つ目は呼びかけている・Let it be meのit→cling to someoneのこと。それがわたしであってください。・withoutの文→仮定法過去が使用されている、新しい歌を導入するときにこんなに丁寧に行うことができていません。もっと歌詞を読み込んで,曲に込められた思いなどの話しができるといいな,と思ました。今回この曲を扱ってくださった理由は,海老蔵さんと真央さんの結婚披露宴で歌われた曲だからだそうです。
・Let It Be は「あるがままに」「ケセラセラ」という意味ですがLet It Be Meは「選ぶなら私にして」という意味だそうです。言葉の奥深さ、難しさにため息が出ます。聞いた話ですが、英語の文は文法に則っているのが普通で例外は少ないそうですが、英語の歌や映画の台詞はそれらを崩しているので難しいとのことです。図書館で英語の絵本を見て難しいなと思うこともあります。今後小学校に英語が導入されたらauthenticな教材として絵本や歌をどのように使うか研究されるかも知れません。「どこで韻を踏んでいるか」も何となくはわかりますが、確信を持つことができません。歌を生徒に教えるとしたら、もっと英語の詩についても知る必要があるのでしょう。英語で自分を表現することが求められる今後英語で「作詞作曲」ができ、歌ったり、演奏したりするることが求められる、なんてこともあるかも知れません。芸術性も加味した「究極の自己表現」ですね。
Each time we meet love
I find complete love
Without your sweet love
What would life be、3つのloveのうち違うのはどれという質問も簡単そうで難しいです。言葉へn感性が研ぎすさまれてないとなかなか答えることができません。一番最初のloveが「呼びかけ」ということです。北研に伺ってこうしてレポ-トを書いていると次々に自分の足りない所が見えてきます。そこが良い所なんでしょうね。
3.1学期パフォーマンス映像
①2年生スキット My project4「対話を続けよう」
・コロンブス使っているので、北原先生がsunshineを購入されて、my projectを使用しているそうです。Let me see. Really? Are you? Oh,no. Sounds good. 対話をつなげるための言葉を多く使用していました。
(生徒のスキット内容抜粋)
・もう怒った→チョコ上げるから許して→えっ?ほんと?
・税関でなぜこんなたくさんコインを持っているのか?テロリストではないか?→信じてください→信じないぞ!come on!(引っ張っていかれる)
・デートしてください→バラを出す→ok! I can’t wait!
・パーティー来て→用事がある→用事が終わってから来て→I can’t.→I am really sad.
・動物園来週行くよ→ゴリラおいしいよ→really? How much?→It’s too expensive.→Oh, no!
・TDL一緒に行こう→彼氏がいるからいけない→僕の方が楽しませられるからお願い→冗談やめてよ
・3人による総合評価で、示された評価結果によると、ほとんどが3人で評価が一致した事が分かる。
・生徒2人によるスキット。評価表の項目は、「リーダー」「パートナー」「発音」「内容」「演技」「総合」
・10組中6組がA(発音・内容・演技の要素を満たし申し分のない出来である)3組がB+、1組が残念ながら止まってしまい、何度か言い直しましたが出てこなくてDになっていました。残念な時にも北原先生はギャグで明るく撮影を終えていました。上手くできなかった生徒も落ち込みすぎない配慮がされているなと思いました。発音、ジェスチャーは1年生からの積み重ねの成果が十分にあり、スキットを生き生き楽しそうに演じていました。会話もオリジナリティにあふれていて4往復以上の会話をしてしっかり受け答えをしていました。対話を続けるための自然な会話ができていました。
・どのペアもよく考えられたスキットでユーモアのある、見ていて楽しいスキットが出来上がりました。放課後、図書室を覗くとスキットを作っていたり練習していたりと、スキット発表前には図書室が英語に染まっていました。教科書の内容的には「Are you?」や「Did you?」という、聞き返し・確認の表現のところを勉強していたので、このフレーズをもっと使えたらよかったという課題が残りました。途中で止まってしまってDの評価(不合格)を受けたペアは、次のセリフをど忘れした女の子のパートナーが身振り手振りで次のセリフを引き出そうとヒントを与えている光景が印象的でした。
・スキットの内容がオリジナリティにあふれていて,とても楽しく見させていただきました。結構長めのスキットでしたが,ほぼ全てのペアが途中で止まることはほとんどなく,自信をもって楽しそうに演じていました。スキットを作り始める前に先輩の映像を見せる効果は大きいと思いました。イメージがつきやすく,それを越えるような仕上がりになるのだと思いました。千葉のKさんが書かれていましたが,見本がないときにはこんな方法もあるのか!と思いました。北原先生も,それはいいと懇親会でおっしゃっていました。
・Columbusの教科書からでなくSunshineから引き続き題材を取ったそうです。生徒は昨年度の映像だけでなく、原稿も見て臨んでいます。“Can you come to my birthday party after your father’s party is Over?”生徒達が言葉を生き生き自分のものにしているのがうかがえました。
②3年生スピーキングテスト「Show & Tell 修学旅行の思い出」
お寺のパンフレット、お札、お守り、八つ橋の箱、お寺の写真などを見せていました。原稿を書いた生徒は11人中3人。(生徒の話していたことの抜粋)
I think kinkakuji is very hot spot.
The priest told us “おかげさまが大事”
It means thanks to others, we can live.
I think it is important for my life.
Do you know the history of Yatsuhashi?
If you know it, you will like Yatsuhashi better than ususal.
Kinkakuji is covered with gold but Ginkakuji is not covered with silver.
Kinkakuji was built by Ashikaga Takauji.
Do you know him?
I think he was rich.
Have you ever been to Nara?
~is famous for
~is made of ~
When I saw it , I think ~.
・色々な表現を使いこなしていて文も長い、さらに話すスピードがとても速い。暗記して思い出すように話していない、自然とフレーズが口から出てきている。
・I先生の感想(1年生の時の学年主任)物切れに話していたのが長く話せるようになった。話の内容も調べたり、より詳しく話している。
・北原先生から、楽しいから調べる。ALT先生に聞いて聞いてという感じ。ザンビアからの転校生。英語はネイティブだが、赤坂中学校に来て、びっくり。周りの子の行動の速さやレベルの高さ。
・1人ずつALTに「修学旅行の土産話」をする。途中で、ALTからの質問にも答える。2分間話し続けなければいけない。生徒は、寺社のパンフレットや八つ橋の箱を示しながら話していた。・評価表の項目は「(名前)」「順番」「①」「②」「③」「ABC」「得点」「原稿書いたか」・事前に原稿を書いたのは11人中3人。原稿を丸暗記した形跡は全くないが、書くことによって、自分の興味関心のあることを調べたり、新たな英語表現を調べて使うことに繋がっていた。
・Show & Tell で修学旅行の思い出をALTのALTに話す場面でした。何度か映像を見せて頂いている中で、八つ橋の歴史を調べて話している男の子の映像が印象に残りました。金閣寺や清水寺、龍安寺、三十三間堂、北野天満宮などパンフレットや自分で撮った写真などを見せながら時間いっぱい説明する生徒もいれば、準備不足だったのか言葉がうまくつなげない生徒もいましたが、評価はすべて11人中A+2人、Aが9人でした。中2の教科書で出てきたI saw a karesansui garden for the first time.It’s a Japanese-style rock garden. などを織り込んでいる生徒もいました。教科書で習った表現をそのまま使うこともできるということが教科書音読の意義につながっていると思いました。修学旅行に行かなかったザンビアからきた女子生徒は、ザンビアのことを紹介するというShow&Tell を行いました。英語圏のザンビア以前でもさまざまな国で生活してきたということでネイティブの英語ですが、評価はAでした。北原先生のお話だと、この生徒は周りの子のレベルにびっくりしていると言うことです。活動量やテンポの速さや英語力に驚いているということでしょうか。
・A+の評価を貰った生徒はALTからの質問を理解し返答できていて会話が一方的でなかったのが素晴らしい点でした。中には準備してきた内容に、いきなりALTからの質問を受けて戸惑っている生徒もいましたが、そこがA+とそれ以外の差だったのかなぁと思います。日頃の練習でジェスチャーを使っているからか、身振り手振りで一生懸命説明しようとしている生徒が多かったです。
・ALTにお土産を見せながら修学旅行の土産話をします。時間は2分間ですが,途中で会話が止まってしまった子は1人もいなく,全員が評価A以上でした。原稿を書いた子は11人中3人しかいなかったそうです。中でも印象に残ったのは八つ橋の歴史について話した子です。なぜそのお菓子が八つ橋と言うのか,ということををしっかりと調べてそれについてALTに説明していて,「すごい…。」と思いました。
・私はこの活動を自分の生徒としたことがないので毎年受け身の姿勢で見てしまうのですが、今年は例年より自分で表現できないことを日本語に頼ってしまうことがあるかなと感じました。「お陰さまが大事」という表現が出てきました。確かに難しいですがすかさずALTが“Could you explain?” と聞いていきました。話の終わりに“Thank you very much for your amazing Trip. ”と言って労をねぎらってあげるなどフォローの良さがとても印象的でした。生徒は過去形と習って間もない現在完了形をちゃんと使い分けて発表している点も良かったです。また“Ithought I wanted to know about history more.”など前向きな意見を述べることができているのもすばらしいです。歴史や寺の成り立ち、宗教の狭義などをスピーキングに盛り込むことは容易ではありませんが、今後そういうことを試みる生徒も出てくるかも知れませんね。赤坂中学校に転校してきた生徒はどんなに優秀でも授業についていけないそうです。自分で洋楽をたくさん聞いていた生徒はついてこられるようになったそうです。英語圏のザンビアから来た生徒も大変英語が上手でした。表現も豊かで笑顔もあり、余裕がありました。その子でも転入時はショックだったそうです。改めて3年生になるとそれだけレベルが高くなるのかと驚かされます。また地下鉄の英語マップを大きく映し出し、“Could you tell me how to get to Narita Airport?”など生徒同士で会話している場面を見せていただきました。斬新なアイデアに感心しました。
③3年生スキット My project 7「あの人にインタビューしよう」
・黒板を半分に分けstudio AとBでインタビューできる場所を2か所に分け椅子を置く。自分たちのスキットが終わった後、Next studio A , please!と振る。移動の時間を短縮することと終わった後のリアクションなどのおしゃべりの時間をなくすため。
(生徒の作品)
・福沢諭吉→お札に載るってどういう気持ち→crazyだよ、無許可で載せられているんだ
・Justin Bieber
・Sunshine Taro→教科書のキャラクター Lisaは昔のガールフレンド。
・呼び鈴→頭にベルを乗せる→よく壊れた時に直してくれる少年のことを尊敬している.
Please touch me kindly , softly and…
・若葉先生(赤坂中の音楽の先生)→お気に入りの生徒は?
・声優
・Freddy Mercury
・自由の女神
・ふなっしー
・井伊直弼→こういう状況で殺されたんだ
・Mr. Insect
・「リーダー」「パートナー」「有名人」「発音」「内容」「演技」「総合」・教室のホワイトボードに次のような日程が書かれていた。「1年生MP1(6月)30(金)先輩作文読む、先輩ビデオ、原稿書く&チェック、(7月)3(月)リハーサル、4(火)ビデオ撮り(Shikkin) 、5(水)Wednesday Les(消えかかって不明)、6(木)ビデオを見て相互評価」*私が考えた指導ポイントなど、・先輩の良いお手本を読んだり動画で見ることによって刺激を受け、楽しい内容を考えられる。その結果、授業で使われている「呼び鈴」がインタビューされる設定など、生徒自身が楽しい知的な活動をすることに繋がっている。・3年生の「Show & Tell 修学旅行の思い出」については、修学旅行から帰ってきた直後に行われていて、即興的な表現になるように仕組まれている。・2年生のスキットでは1組が止まってしまった。ペアの一人が必死にジェスチャーで詰まった言葉を引き出そうと頑張ったが、結局、失敗してしまった。北原先生がカメラ・レンズの下から顔半分を出して面白おかしく「失敗判定」を出していた。とても微笑ましい、暖かい雰囲気でみんなが楽しんで活動しているのが伝わってきた。Mr. Insectの生徒は、1年生から昆虫にこだわっているのがクラスで暖かく受け入れられている様子が伝わってくる。「あの標本を見たのはこの時が初めて。蜂が入ってきて教室の中に騒ぎが起こった時に、「この蜂は刺さない種類だから大丈夫!」とみんなを安心させたことがありました。」・評価を3人の教師で行うことによって、客観性のある評価になっている。
・このスキット発表は練習不足が否めない結果となりました。ユーモアがあり、考えられたスキット発表もありましたが、覚えた文をそのまま発表するのでは面白くなかったり、盛り上がらなかったり、何を言っているか伝わってこないケースがありました。それぞれ興味があることをスキットに出来ていたので練習不足だったペアは惜しかった発表となりました。
・例年に比べると内容が薄く、文の数も少ない気もしたが、十分な気もした。求めるレベルが北原先生と違うことを痛感し、ちょっとショック!もっと上を求めよう。毎回、北研でパフォーマンステストを見て、自分の生徒にも同じようにパフォーマンステストをやってみるのだが、赤坂中の生徒と決定的に違うのは発音であるが、実はユーモアも全然違う。赤坂中の生徒のあのユーモアはどうやって引き出されているのだろうか。私は先輩の映像を見るという行為がかなり大きな影響を与えていると考えている。 しかし、私にはそのような生徒に見せる先輩の映像がない。そこで、作ってしまおうということで北研で見た映像の内容をすぐにスクリプトにして英語が得意な生徒を放課後に集めて、模範映像を何本か撮った。それを翌年の生徒に見せると、例年よりもユーモアにとんだ作品が出来上がった。これは北原メソッド初心者にはかなり有効な方法だと思う。
・福沢諭吉,Justin Bieber,呼び鈴など,内容に工夫があるものがたくさんありました。結構長いやりとりですが,原稿などを見ないでできるのは,日頃のBasic Dialogの積み重ねが大きいのだろうと思いました。私はサンシャインの教科書を使用したことがなく,このスキットは取り扱ったことはありませんが,北研で見せてもらう度に,やってみたいと思います。
4.小学校英語活動とのスムーズな連携①
・小6体験授業での児童の声、ALT丸投げの授業のため、何もわからなくて身についていない。中学での授業が楽しみの様子。文化省特例校中央区立常盤小学校の授業についての北原先生の私見
聞く:Teacher Talkが大事。ALTのみならず、HRT(担任)も簡単な英語で語り掛けること。CDとは違うMother Talkと同じ効果がある。語彙力が必要。名詞のみならず、動詞をやるべき。(アクションカードの活用)
読む:1、アルファベット大文字・小文字の認識が出来る。→辞書が引ける。2、単語が書ける、意味が分かる。3、句が読める、意味が分かる。4、文を音読できる、意味が分かる→ここまでよいのでは?5、文章を音読ができる、意味が分かる、常盤小学校ではOxford Reading Treeというイギリスの小学校の国語の教科書に採用されている絵本を自由に読めるようになっている。最初にアメリカンイングリッシュ、ブリティッシュイングリッシュをタッチペンで触れると音声が流れるしくみをいつでも活用できる。
書く:1、アルファベットの大文字・小文字が書ける2、単語が書ける(発音通りのつづりの語が書ける)つづり間違いは容赦する。3、句が書ける。(アクションカードの動詞句など)4、コピーできる。・横方向(教科書→ノート)・縦方向(黒板→ノート)の場合、目が左右についていることから横方向のコピーのほうが易しい。障害のある子には特に難しい。写し間違いは。当たり前。・言えた文が書ける。(常にスピーキングが先行)・オリジナルの文が書ける。読めないと暗号解読になってしまう。5、文章が書ける。小学校英語が教科化される中、先行して多額の予算を費やしている港区の実情についての北原先生の論文の解説がありました。全国屈指の小学校英語先進地の京都市で調査した結果、京都市に比べて港区の数値は全体的に低いことが明らかになった。現状がALTに丸投げ状態ということが原因の一つ。HRT(担任)主導の京都市との差は歴然。京都市ではALTはあくまで補助的な存在。小学校で文字認識を導入すれば、中学校でペンマンシップを購入する必要も練習する必要もなくなる。港区が恵まれた環境でありながら、小学校で英語活動が生かされていないのは、残念なことである。
・小学校の間で英語嫌いになってしまうのは悲劇であってその児童が可哀想である。ALTに丸投げの小学校の英語授業はもうやめようというお話を聞きました。小中が連携して一貫性のある英語教育をしていくためには、小学校教員と中学校英語教員がお互いの授業を見て、児童生徒のゴールを見つめて話し合うことが求められているようです。
・小学校で現在教えているのは名詞が多い、もっとアクションカードのように動詞を教えていく必要がある。teacher talkが大事。HRTも積極的に英語を使うべき。ALT主導ではなくHRTが主で授業を行っていくべき。10年前の中学1年生4月に行ったCan-Doリストと現在の中学1年生の4月に行ったCan-Doリストを比較。10年前の生徒の方ができることが多い。10年前から小学校英語は退化しているのではないか?
・ALTに任せっきりではダメで,担任がやらないと英語力は伸びない。・語彙力が命。今までの英語ノートやHi,Friendsは名詞が圧倒的に多いので,動詞もやった方がいい。・書くことでは,教科書からノートへのコピーで訓練を。(今年1年生のノートを見てみると,写し間違いが結構あることに気づきました。いきなり黒板からノートでは難しいんだと思いました。)私が勤務している市は6年間外国語活動を行っているため,単語を発音することや音読などに抵抗なく取り組む子が大部分です。逆に英語は苦手,と感じて入学してくる子もいます。あえてなぜ苦手なのか全体の前で聞くことはしなかったのですが,個別に聞いてみようと思いました。