4月20日(土) 第164回例会報告

・2019年4月 第164回例会(平成最後の例会)Hello!南青山キャンパス※赤坂中の校舎が一時的に移転されたので、ご来校の際はお気をつけください。

・One direction「live while we’re young」を歌いながら例会が始まる。

・山形の辞書指導では、反響が大きかった。山形の先生からリクエストもあり田尻先生も北原先生も「生徒指導」について触れた。先週は名古屋でジャレル先生の退官講演だった。大阪支部が先週できた。19個目。今年の合宿は、茨城県。素晴らしい民宿がある。   

・初めての南青山キャンパスでしたが、六本木駅とは違い、乃木坂駅付近は落ち着いた雰囲気でした。校舎は仮校舎という感じではなく、立派で驚きました。校舎を使わせていただけることに感謝です。

・乃木坂駅からほど近い校舎は、全体に白いイメージで、いつもと違う部屋ではないものの、同じ先生、同じメンバーと、新学期の楽しい雰囲気で始まりました。

・校舎を南青山に移されての初めての北研で,緊張しながら会場に向かいましたが,顔なじみの先生方にたくさんお会いし,安心して参加できました。

・怒濤の4月、皆さまお疲れではありませんか?普段の勤務だけでやっぱりアップアップしている自分は本務以外の休日には北研例会のみならず全国を飛び回り私たち英語教員のために研修講師をされている北原先生のバイタリティーにただただ感服するばかりです。先週、仮校舎?とは思えない立派な赤坂中学校での北研例会に参加させていただきました。

・私はおしゃれな響きの「青山一丁目」駅から新赤坂中に向かいました。小さな青葉公園を過ぎ、大きな道路をまっすぐ進み左折してほどなく到着。玄関を入ると大音量で英語の歌が流れていたので、あーやっててよかったーと安堵しました。

・南青山キャンパス(赤坂中学校仮設校舎)は、千代田線乃木坂駅からすぐ近くで5番出口を出て右方向へ歩くとすぐでした。出口のところで正しい方向へ向かえばわかり易いところでした。

・仮校舎に移転して初めての北研でした。乃木坂駅からも近く仮校舎とは思えないようなしっかりとしたつくりの校舎でしたが、「ゆりのきルーム」は英語科専用の部屋ではなく、予約をとり他の教科と調整しながら使用されているそうです。以前のように、ホワイトボードに英語のメモが書いてあったり、英語の掲示物が貼られてないあたり、昨年度までとは同じようにいかないご苦労を感じました。

〇耳より情報

4/29 13:20~ E-Pros 上野の岩倉高校で語彙指導ワーックショップあり

5/19 13:20~ 同じくテスト編ワークショップあり

8/2 ELECで1日、上野2つと赤坂中の成績を上げた活動のワークショップがあります。

1  生徒を信じる!1,2年生赤坂小学校公演(英語劇、紙芝居)ビデオ視聴

昨年度末に行われた赤坂小公演の予選会でのパフォーマンス活動を視聴しました。

(昨年度3学期)当時の1,2年生が赤坂小を訪問して実施。

(1)Grandma Baba(1年)

・5人組

・紙芝居(ピクチャーカード)の左右に一人ずつイスに座る。3人は紙芝居の後ろに並んで立つ。

・前の2人が主にナレーション。後ろの3人はかけ声や動き、ジェスチャーなど。

・紙芝居を挟んで左右にめくる人2人がナレーターをする。動物たちとばばばあちゃんは後ろに立ちジェスチャーしながら、どの役も全て暗唱していました。

・ジャンプ、その他の動きが大きい。→先輩たちの影響か?

・ジェスチャー、声をそろえる、発音の意識がうかがえる。こういうことを一生懸命にできることが素晴らしいと感じた。やらされている活動では、生徒はこれほどまでに楽しそうに紙芝居の活動に取り組まないだろう。

・顔の表情が、自然で生き生きしている。

・台詞の発声がお腹から出ているので、聞き取りやすい音。

・ジェスチャーも自然。1年生からのジェスチャー読みの効果。単語にも文にも自然なジェスチャーが入り、その結果イントネーションもとても聞き取りやすい。

・台詞と表情、身体全体の表現が一致していてとても自然。

・小道具も工夫していて楽しい。小学生にもよく伝わり、きっと楽しみ、中学校での英語学習への期待を膨らませる演技だったと思う。中学生も楽しそうに演じていた。

・1年生からの発音指導の徹底、ジェスチャーリーディングの効果を改めて認識しました。自信を持って続けていこうと思いました。

・「ばばばあちゃん」は紙芝居を持つ役が2人、その2人がstory tellerに。story teller役は役割を交代しながら、グループ全員で一つの話を作り上げました。「A new year’s visit」は教科書の場面を小道具と自然なジェスチャーで本当にある場面が見ているこちらにもしっかりイメージできるskitになっていました。どちらの映像も「英語らしい発音」「ジェスチャー」「聞かせる・見せる演出」「大きな声」でこれだけできるのか!という映像でした。

・1年生紙芝居「ばばばあちゃん…紙芝居を持つ生徒両側に2人,後ろ3人がジェスチャー。前後入れ替わりながら自然に楽しんでいる。“New Years’ Visit”(教科書)…以前観せて頂いた生徒たち同様、発音がきれいで、のびのびした声。日頃の発音指導、ぺア・グループワークの日常化、先輩のビデオの蓄積が大切。

・Sunshineの「Granma Baba」紙芝居の赤坂小学校での発表会前の予選会、「New Year’s Visit」を劇にしたビデオを視聴。どちらも発音や演技がすばらしく、見ている人にしっかりと伝えようとする発表でした。どちらも、日ごろの授業の発音指導やジェスチャーリーディングの成果が表れているのだと思います。去年、おととしと同じようにばばばあちゃんは紙芝居の発表をさせましたが、しっかりと演技をつけて発表できたのは1クラスで1~2班のみ。自分の指導の至らなさを反省です。

(2)New Year’s Visit(1年)

・Sunshineの1プログラムそのまま。

・ドライヤー、着物、ハブラシ、電話など小道具が多い。

・声が大きい。BGMも大きいと思われるが、それにも負けずに演技している、

・教科書と同じスキットですが、アドリブあり、スキット以外の食事を作っている役の生徒がいました。

・どちらも1年生のパフォーマンスです。紙芝居では、紙芝居を持っていない後ろにいる3人は、ジェスチャーを交えて演技していました。全員がはきはきと発音していたのが印象的でした。英語劇の方は、小道具を使っての演技が上手でした。

・小物を各班で準備(着物、歯ブラシ、ヘアドライヤー、電話の親機、子機、電話のプッシュ音、コール音、)班で決めたジェスチャーなどを使って、見ている相手(小学生)を飽きさせないパフォーマンスの工夫がありました。まさにBe authenticなパフォーマンスです。

・紙芝居を生徒が演じて読むビデオ視聴をしました。音楽が流れる中、教科書のプログラム丸ごと使って演技しているグループや紙芝居もついているけど、演技も交えて大きな声で全員が声を出している姿は生き生きとして見えました。ダルそうにしている生徒は見当たりませんでした!

・着物を着たり、新年の支度に忙しい家族に電話がかかってきます。それぞれ「いま~しているところだ」と言いながら、電話をたらいまわしにする寸劇です。「状況設定して、リアリティのある英語を使う」題材として参考になります。やってみたいです。

(3)紙芝居(2年)

・紙芝居を港区で配られている本の中から生徒が選ぶ。(English for the world 廣済堂あかつき株式会社)

選んだものを拡大コピーして紙芝居の大きさにしてあげる。

○3匹の子豚・・・小豚の鼻、狼の鼻をつけて楽しそう

○12animals・・・干支を決める話

○The best in the world・・・王様に1番気に入られたプレゼントとは?ケーキ→甘すぎ、アイスクリーム→冷たすぎ、りんご→固すぎ、プリン→しょっぱすぎ、クッキー→苦すぎ、パンが1番好きだったという話

○クラゲと猿・・・ビニールを着てクラゲになりきる

○The mouse’s wedding・・・女子だけのグループ

○世界に火がなかった世界・・・ネイティブアメリカンはコヨーテが神の使いだと信じている

・「3匹の子豚」「ネズミの嫁入り」など初めて使う題材。出典は港区国際科の教材。スキャン、拡大して紙芝居を作った。

・男子5?6人のグループが4つ。女子5人が1グループ。男女3人ずつのグループが1つ。

・紙芝居というより、もはや演劇のレベル。紙芝居の前に出てきて、実際に演技をしている。

・小道具にも力を入れている。それぞれのグループで作成したものと思われる。

・セリフを覚えているのは当然で、セリフを自分のものにしている生徒が多い。中には、話す「調子」がネイティブ並み(適切な表現ができませんが、映画調といいますか、ディズニーなどのアニメの声優のような話し方)の生徒もいて、非常に驚きました。そのような力の源や影響は何なのか、ぜひ伺いたいと思います。

・紙芝居は、港区のテキストをスキャンして拡大して作ったもの。(次回来た人はいいことがありますよ!)身近なものをデジタルで工夫して教材化したよい見本でした。

・セリフに加えた演技力も素晴らしい。小道具の太陽や月を空に昇らせるときに目線をその小道具にきちんと向けていた女の子がいましたが、非常に印象的でした。

・紙芝居ですが、画用紙で手作り小道具が準備されていて、それをタイミングよく出したり、ネズミの耳をつけて楽しそうに演じる生徒が印象的でした。素晴らしいパフォーマンス、チームワークで発音も素晴らしく、とても完成度の高い作品となっていたと感じました。貴重な映像を見させていただきありがとうございました。

・田尻先生は参加できていない生徒がいないということに驚かれたそうです。

・教師の力なしに教材選びから始まりきちんと意味を理解し小学生にわかりやすい身振りだけではなく迫真の演技でした

・「ローマは一日にして成らず」2年間のみっちり指導されてきた積み重ねがあってのことだと思います

・どのチームも発表を楽しんでいて、チームワークも見られ、なんといってもとても落ち着いていて、すごいと思いました。衣装や小道具もバッチリそろえていました。

・演技・・・5?6人程度のグループで紙芝居をしていました。紙芝居のページごとにナレーター役の生徒(1?2名)を交代し、残りの3?4名が紙芝居の後ろでキャラクターになりきって演技をする、という構成でした。ナレーター役の生徒のパフォーマンスもさることながら、後ろで演技をする生徒たちの全力の演技が特に印象に残りました。紙芝居というと読み手は1人だけ、というイメージがありましたが、このようにするとグループ全員が常に参加することができるのだと気が付きました。

・初めて扱う内容ということで、過去のデータはないのですが、生徒はみんな自分のセリフを覚え、楽しそうに発表していました。パワーがあり、クリエイティブなメンバーということで、パフォーマンステストは、ほとんど全ての班がA評価だったとのこと。

・次に2年生の紙芝居でした。初めて扱う紙芝居で先輩たちの映像がないにも関わらず、紙芝居の前後で演技をしたり、色画用紙やごみ袋といった小道具を用いて紙芝居から飛び出してきた主人公のように演じている生徒もいました。前例がない紙芝居だけれども、自由にのびのびと表現することを楽しんでいたように見えました。

・生徒たちのエネルギー溢れるパフォーマンスに感動した。楽しいことが大好きだというムードが全面に出ており、楽しんで紙芝居を読み、演技し、英語を使っていた。生徒はこちらの壁を越えてくるのだと改めて感じた。

・視聴された北研の先生方には感想と彼らへの激励を書いたメッセージをいただきました。まとめたものを今日の授業で配布し読みました。にやにやしながら嬉しそうに読んでいました。ありがとうございました。

・これらの「英語で紙芝居」→「後輩たち、小学生たちにパフォーマンスする」ことはジェスチャーリーディングの一つのゴールであり、英語を使う楽しさや「自己肯定感」につながっているのだと思いました。思い切り彼らに励ましのエールを送りました!

・全グループ、全メンバーが、発声も発音も、演技も素晴らしく、小道具にも工夫をこらし、自分たちでも心から物語を楽しんでいる様子。北原先生を含む3人の赤坂中の英語教員が心底驚き、田尻先生もビデオを見て驚くほどのレベルの高さ。先生達はほめちぎってあげたそうです。セリフをちゃんと言えてない人がだれ一人いない。

・「2年生はエネルギッシュでクリエイティブ」

・紙芝居を見せながら、5名が分担して協力しながら英語でストーリーを暗唱で読む。(紙芝居の後ろに立つ3名は、紙芝居の裏側の英語を見られるというメリットあり)。「英語でストーリーを暗唱する」だけでなく、ジェスチャーを入れてお芝居のように小学生にわかりやすいように演じていました。日ごろのジェスチャー音読の成果がよく表れていました。中学生、小学生とも、英語により親しみ、英語を楽しめる活動です。⇒小諸市でも小中の英語教育の連携を図っています。小中の交流として実現したい形を見せていただきました。

・2年生 みなセリフがきちんと入っていて、楽しそうで、全てのグループの発音が良い。ナレータ-も自然にジェスチャーを付けている。小道具なども手作り。最後のグループのみ男女混合。何人かの男子がカメラを意識し、自由すぎるほどであるが、表情が大変豊かで自分たちで作り上げている感じが強く伝わり、将来この中から海外で演じる役者がでてくるかもしれないと、その自由奔放さに力強さも感じた。

・とても素晴らしい発表でした。英語らしいイントネーション、ジェスチャー、表情筋の動かし方が日頃から鍛えられていないとできないハイレベルなものでした。

・5人のグループによる紙芝居を見ました。昔話と英語スクリプト付の8枚ほどの素材を使って、教卓の上で、紙芝居を押さえる人2名、後ろで演技する人3名の構成で、画用紙で作ったお面などで臨場感を出しながら、楽しい劇を創作してくれました。紙芝居と言うと、ただ紙をめくって静かに読むものという常識を覆すような、アクティブな作りになっています。これから演劇をすることを前提とした、軽い練習のような雰囲気がありました。被り物など、ゴミ袋を利用して「クラゲ」を表現したり、安くても想像力を働かせて、Creativeに出来ることを学ばせてもらいました。我が高校でも実践してみたいです。

・とにかく堂々と英語のセリフを発していて、顔の表情も自信に満ちていて、何より楽しんでいる。ジェスチャーも声のトーンも、演技が優れている。誰一人としてセリフが言えていない子はいなかった。素晴らしい発表だった。

(見ての感想)

・本校でも、日頃テストで一桁しか取れない生徒もパフォーマンステストでは、プリントやテキストを見ないでしっかり演じきってくれるし、ピクチャーカードを見てのQ&Aでも手を挙げてくれることから、もっと生徒が自分たちで話すシーンを増やしていきたいと感じました。

・声量(BGMに負けない声の大きさ)・・・全員が大きな声ではっきりとした発音で話していました。パフォーマンスの間BGMがそこそこ大きい音量で流れており、それに負けない声量を意識しているのかな、と思いました。生徒の声が出ないときにあえてBGM等で声が聞こえにくい環境を作ると、逆に声を届けようとする姿勢ができるのだろうと思いました。

・私自身もかつて同じような経験をしたことをおもいだしました。授業に集中できないクラスの2年次最終活動=スピーチの準備がとても心配でした。でも、「一人ひとりに敬いの気持ちで接し、選んだトピックを尊重し寄り添って行こう」と決意して臨むと、それまでのどの学年よりも、ひとりひとりの個性が光る堂々たるスピーチ発表となりました。

・1年生の紙芝居,New Year’s Visit(Sunshine),2年生の紙芝居の映像を見せていただきました。全て素晴らしかったのですが,その中でも2年生の発表が素晴らしかったです。ナレーターが上手,セリフが上手,長いセリフなのに原稿を読んでいるわけではなく,全て頭に入っている,パワーがある,演技が上手,発音が上手,どのグループも楽しそう,など…今までも北研では北原先生がパフォーマンス映像を見せてくださっていたのですが,今回は本当に素晴らしく,そして驚きました。S先生は,「エネルギッシュでクリエイティブなところがいい」と生徒をほめたそうです。田尻先生もほめてらっしゃったようで,誰一人できていない人がいない,と話されていたそうです。北原先生からは,「過去最高のでき。採点しているとき驚いた。どのグループにもAが付いた。」との話がありました。生徒の成長を感じた喜びも大きかったのではないかと思います。生徒を信じて根気強く指導を続けていくことで,生徒の心に火を付けることができるのだと思いました。

・生徒がグループになり、短い英語劇を行う。小道具などを使用し、どの生徒もいきいきとしており、見ているこちらも笑顔になれるものだった。この映像を小学生段階から見ることができたら、英語は楽しいものだと思わせるものだと感じた。

2 Picture Describing「英語でしゃべらナイト」人気先生の課外授業 第1回を使用

・絵を見て読み取れることをペアで話しました。一人がつまったところで、もう一人が繋げて話す。プリントの解答を読んで、あー、こんな言い方もできるなと気づくのも勉強になりました。次に全員立って、ピクチャーカードを見てPicture Describing。初めて出てくる人物の表現方法、想像力を駆使して絵から読み取れることを表現する。l think ~.ただ、それ以降は l think はダメで、guess やbelieveなど、他の表現をする。同じ文型を使ってもだめで、前の人が話したことをしっかり聞いていないといけない。間違ってブーだった人のあとは、ピンポンになるまでそれを修正しないといけないのに、私は他の関係のない文章を言ってしまい、ブー!前にもそんなことがあったけど、すっかり忘れて自己流でやってしまっていたことに気づかされました。

・Picture Describingノートのプリントをもらい、発表した人は、そのノートに自分が発表した文章を書いたらまた立ち上がって参加する。1文5pointで、4文書けば20pointもらえるので大きい!

・1学期はaccuracyを重視し、初めは厳しめに指導。

・2学期は黒板にピクチャーカードを貼り、1分間で書けるだけ書く。Pick up your red pen.と言い、友達が書いたものを見て、good sentencesに?を書く。10文揃ったら提出する。ALTがunderstandableな英文には○(5点)など添削も含めチェック。

・未習のピクチャーカードを使う場合が多いが、既習のものをProgramのまとめに使うと復習になる。テストで使うのもよい。retellingはstoryと同じ内容を言うもので、reproductionは自分なりに理解した上で自分の言葉で言い直すもの。

・生徒が間違えたところは全員に間違いを共有する。冠詞、進行形など。

2 Picture Describing

・「英語でしゃべらナイト」…教員になって間もない頃で慌ただしい時期でしたが、できるだけ見るように努めていました。オープニング曲のHelp!と、司会の松本アナウンサーの英語力が回を追うごとに上達していったことが印象に残っています。

・北研ではまず、当時のテキストに掲載された北原先生のPicture Describingの問題を実際に解いてみました。Question 1 新幹線のイラストを見て、①男性は今何をしているか?②男性はどこで乗り換え、どこに向かおうとしているか?③時刻表を見て何が言えるか?④男性がどこから来て、何をしに行くのか想像できるか? などを英語で表現する。

Question 2 表彰式のイラストを見て、①電光掲示板を見て何が言えるか?②表彰台の選手を見て何が言えるか?④想像力を働かせて言えることがあるか? などを英語で表現する。

・テキストで先生がおっしゃっていたように、登場人物の気持ちなどを想像することで、よりたくさんのことを表現できるようになります。また、ある程度の一般常識も必要だと感じました。例えば、今回の出題では、「のぞみ」が姫路に停まるかどうか知っているかで表現できることも増えてくると思います。そのあと、教科書のピクチャーカードを用いて、3年生で行う活動を生徒役になって行いました。

・1学期は全員起立させ、挙手した生徒から1文で描写する。先に発言した人と同じ表現を言うことを不可にすることで、表現力を増やしていく。accuracyに徹底的にこだわる。

・2学期からはライティング。1分間でシートにできるだけたくさん書く。机上に広げたまま、全員教室内を動き回り、いいと思った文に赤ペンでニコちゃんマークを描いていく。

・シートはALTにチェックしてもらう。文法的なミスはダメ。

・3年生からの活動。2年生では早い。→活動するにはやり方を易しくする必要がある。

・間違いをシェアすることが大切。

2  Picture Describing(2004年NHK「英語でしゃべらナイト」で放送された北原式Picture Describing)

・15年前の北原先生の写真付きです!「想像力(imagination)を刺激して創造力(creativity)を伸ばす」という吹き出しの言葉がありました。先ほどの生徒たちの創造力を思い返しました。10年、20年と北原先生が一貫されてきた理念や指導をこうして学べることに感謝いたします。北原先生に出会っていなかったら、英語を通じてcreativityを伸ばす、という発想にいきついていなかったと思います。生徒たちを信じ、伸ばしていける1人になれるよう精進します。

(1)ペアになり、イラスト(1つ目:新幹線、2つ目:表彰式)を見て、英文を言う。

①男性は今何をしていますか。He’s riding a Sinkansen. He’s going to Tokyo Station. He’s smiling. His hair is short. He came from Tohoku area.

②男性はどこで乗り換え、どこに向かおうとしていますか。He needs to change trains at Tokyo Station.

③時刻表を見て何が言えますか。

④男性がどこから来て、何をしに行くのか想像できますか。I think he is going to visit his friend in Himeji.

(2)全員起立し、黒板に貼られた絵について挙手して英文を言う。英文が正しければ座り、自分が言った文を書く。書けたらまた立って参加する。(3年1学期)

・accuracyを厳しく見ていく。

・同じパターンは×

・I think…だけではなく、I guess, I believe, I’m sure…など、他の言い方を増やす。

(3)黒板に貼られた絵について、1分間で書けるだけたくさん書く。(3年2学期)

・1分経過後、生徒は他のクラスメイトの英文を読みに行き、good sentenceを見つけたらニコちゃんマーク??を赤ペンで書いていく。(やってみて楽しかったです!)

・3年生からは、Picture Describingの後に本文を導入する。(Picture Describingについては、幹上P.202~209参照)

2.Picture Describing(2004年NHK「英語でしゃべらナイト」で放映された北原式Picture Describing 本邦初公開)

・3年生で導入する。1学期バージョンAccuracyをはじめは重視する。2学期バージョン紙に書けるだけ書き出す。Fluencyに重点を置く。発想の仕方をクラスメートから学ぶため、立ち上がってクラスメートのものを見れる時間を作る。いい作品にはにこちゃんマークを付ける。2学期は、accuracyを見ていないので、書いたものは回収してALTに見てもらう  ピクチャーディスクライビングは2種類ある授業で終わった使う一般的なものと北原方式で習う前に行うもの。北原先生は筆記のテストでは、終わったレッスンの写真を出す形式の問題を出す。終わった後にやるのはいいが、面白くはない。話が決まっているから想像力は使わない。Story retellingとStory reproductionは違う(自分の言葉で表現する) 町田市の学校で始めた。そのころは先生の所に1行かけたものを持ってくるという方式だった。間違えてもみんなの前でブーって言われないのでいい反面、全体で間違えをシェアできない。

2 Picture Describing

・1学期はaccuracy重視でいく

・2学期は用紙に書かれた友達の英文で、これいいね!と思ったものにニコちゃんマークを書き込んでいきます。(最初の数時間だけ)pick up your red pen!発想力を鍛えるです。

・ALTにはチェックをしてもらいます。understandableなものは〇(5点)local errorはオーケーくらいの気持ちでつけてもらいます。global error/fatal errorは×です。添削もしっかりしてもらいます。

・Picture Describingにはすでに習った内容について、Describeするやり方もあるが北原先生は、授業では本文を扱う前にやり前にやり、本文を終わってからはテストで出されています。

・PDとは違いますが、story retellingとstory reproductionこの二つは全く違うものだとジャレル先生が言われていたそうです。

・PDでの間違いはシェアすることが大事です。

2 英語でしゃべらナイトの『人気先生の課外授業』より

・ピクチャーディスクライビング2種類を、実際に参加者同士で行いました。以下がそれぞれの感想です。

・お題が与えられ、ペアで話すタイプのピクチャーディスクライビング・・・『イラストで学ぶ北原メソッド』に紹介されたものです。各お題について英語でどのように表現できるか、ペアになって英語で会話をしました。Q1では新幹線の時刻表と、男性が新幹線に乗っている絵が示され、①男性は今何をしているか②男性はどこで乗り換え、どこに向かおうとしているか③時刻表を見て何が言えるか④男性がどこから来て何をしに行くのか、を話し合いました。

Q2ではマラソン大会の表彰式の絵が示され、①電光掲示板を見て何が言えるか②表彰台の選手を見て何が言えるか③スタンドの観客を見て何が言えるか④想像力を働かせて言えることがあるか、を話し合いました。

・英語の表現だけでなく、一般常識までフルに使って考える課題だったため、難しかったのですが奥が深く、考えること自体がとても楽しかったです。

・ピクチャーカードを用いたピクチャーディスクライビング(3年生1学期?)・・・黒板にピクチャーカードを1枚貼り、それについて1文で表現していくものです。学期ごとにやり方が変わります。1学期は全員が起立し、正しい表現が出来た人は着席してプリントに文を書き込みます。ここでは正確性(accuracy)を重視しているため、文法的なエラーや不自然な表現がある場合は着席できません。2学期は制限時間内に文を書けるだけ書くスタイルで行います。ここでは流暢さ(fluency)を高めることを意識します。最初のうちは制限時間が終わった後に、教室内を歩き回って生徒同士が互いの書いた文を見合う時間を設けているそうです。実際に参加者同士書いた文を見て回りましたが、人によって表現する内容が様々で、発想がとても参考になりました。ここで書いた文は、最終的にALTにチェックしてもらうそうです。

・ピクチャーディスクライビングは、未習の絵を使うか既習の絵を使うかによって目的が変わってきます。未習の絵であれば、英語の表現力に加えて想像力を働かせることができます。一方で既習の絵であれば、本文内容が入っているかの確認になり、想像力は使いません。いずれにせよ、ピクチャーディスクライビングは、文法的な知識がある程度まとまってきた3年生から始めるのがベストではないか、ということでした。

2 「英語でしゃべらナイト」で放映されたピクチャーディスクライビングを体験。

・新幹線や表彰台のイラストを見て英語で表現する活動をペアで行いました。見てわかる情報だけでなく、想像で言えるとさらに良いとのこと。またコロンブス3年のピクチャー・カードを用いて、全員で体験。起立し、挙手して表現する。間違ったら、次の人がそのエラーを直す。また表現の幅を広げるために、断定できないものはI think~.などで表現するが、別の人は同じ表現を避けI’msure~.や I guess~. などと表現していく。3年1学期には正確性を重視するため、いつまでも手を挙げられない生徒もいるとのこと。2学期は、ピクチャーを1分間黒板に貼り、その間にできるだけ多く英文を書く。その後、クラスでそれぞれのノートを見て回り、いい表現にニコちゃんマークを書いていく。マークをもらえると嬉しいし、自信につながることが予想できる。教科書のピクチャ―ディスクライビングは、本文を未習の時に授業でやると、自由な発想が生まれてくる。一方、本文学習後にテストで出すと、本文を使って言うことができて良い。

2 Picture Describing(2004年NHK「英語でしゃべらナイト」で放映された北原式Picture Describing本邦初公開)

・時刻表に3つの新幹線が載っている時に、Three types of trainsと言えるか。

(1学期)

・最初は正確さを厳しくする。なんでもOKにしない。それにより、生徒は色々な表現を使うようになる。また、他の生徒の発言を聞くようになる。やはり、何事も最初が肝心なのだと感じた。生徒は絵を見てアイデアが浮かんだら、手を挙げて、発表する。その後、ワークシートに記入し、再度起立して、参加することができる。書きためた英文は正しければ1文につき5点となる。積極的に挙手しなければならないため、生徒によっては2年生3学期の評定から、2段階落ちる生徒もいる。しかし、生徒の力を伸ばすためには必要。

(2学期)

・絵を見て、英文を書いていく。いつも書くことが同じになる可能性があるので、他の生徒の英文を見に行く。その際、赤ペンを持ち、いい英文だと思ったものについては、友達のプリントに:)マークを書く。9月の頭から継続して行う。ALTにunderstandableなものを採点してもらう。Picture Describingの類型は2つあり、1つめは既習の内容を本文を使って行う方法、2つめは未習の内容を自分の想像力を働かせて行う方法である。

ピアプレッシャーがない状態で行なうことも大切である、しかし、コレクションができないことも考慮する。

リテリングはそのまま教科書の英文を言う活動、リプロダクションは自分の言葉で説明する活動。

2 Picture Describing

・ピクチャーカードを提示して生徒はその絵を描写させます。その文が正しければ生徒はプリントにその1文を書けます。1文につき5点。全体でミスをシェアすることが重要(=手を挙げないと始まらない活動)⇔町田に勤務されていた時はALTと北原先生のところに1列ずつに生徒を並ばせて1人1人と実施。

・2学期からは1分間提示している間に1人1人が書けるだけ書くので、難易度が上がります。難しいので、2学期の最初に、1分間で書いて、机を回って、良いと思った文ににこちゃんマークを書く時間を設けます。=アイディアとHow to writeを得られる。評価はALTがunderstandableな文に得点(進行形なのにbe動詞がないなどはダメ)。

・課を習い終わった後にPicture Describingを行うと本文を言うことができるが習う前だと想像力を無限大に生かすことになる。

・パターンを変えて英文を言わせることで言い換えの表現を身に着けさせることができる(I think, I guess, I believe, I’m sure)。

2.Picture Describing (2004年NHK「英語でしゃべらナイト」)で放映された北原式Picture Describing 本邦初公開

・「英語でしゃべらナイト」に載ってる北原先生のプリント!新幹線の絵、表彰式のイラストを見て表現をしました。絵で見える事実だけではなく、人の気持ちを想像しながら書いたりするのが楽しかったです。中学生が得意そう!

(中3一学期)

・全員が起立して、絵カードを見て同じ表現を使わないで英語で表していく。手を挙げて言えた子は着席してプリントに自分の表現を書いていく。一文で5pointもらえる。1学期は手が一度も挙げられれない子もいるそう。そうすると評定が2段階も下がる子も出てくる。

(中3二学期)

・今度は1分間絵カードを見せたら着席してspeakingなしでプリントに自分の表現を書いていく。その後、みんなでノートを開いたまま見せ合いっこをして自分にはない発想だなと思ったらにこちゃんマークを書いてあげる→楽しそう!

2 Picture Describing

・2004年NHK「英語でしゃべらナイト」で放映された北原式Picture Describing。

・手順:①Picture を黒板に貼る。②生徒は、挙手、起立で答える。その文が正しければその生徒は着席。この時accuracyは大切。③座った生徒はPicture Describingシートにその文を書く。シートには10文書ける。このシートはいっぱいになったら提出。文の質+量を評価。詳細は「幹」をつくる本上巻P.202~。

・自分がやった時は同じような文型が多くなってしまった。そこには想像力(imagination)を刺激して創造力(creativity)を伸ばすという観点が欠けていたのだと気付きました。自分が弱い所を生徒に教えるのは難しいけれども生徒のcreativityな力が発揮できるような活動の機会は保障したい。

2.Picture Describing (2004年NHK「英語でしゃべらナイト」で放映された北原式Picture Describing 本邦初公開)

・番組放映時に発行されていた同名の月刊誌?に北原先生の授業紹介が連載されていた、その一部コピーをいただく。「イラストで学ぶ北原メソッド」当時はほかにだれもやっていなかった、と北原先生。

・その1は新幹線と乗車している男性と線路図上に東京と姫路の駅名、および、東京を出る3種類のことなる便名の列車の時刻表。イラスト。これに

①男性は今何をしていますか

②男性はどこで乗換え、どこに向かおうとしていますか?

③時刻表を見て何が言えますか?

④男性がどこから来て、何をしに行くのか想像できますか?

ペアを組んで互いに、質問ごとに一方が、英語で言えることをいい、つまったらもう一方が言えるだけ言う、という活動。

・その2は、Women’s marathon の表彰式のイラストについての4つの質問。そしてその後のページにそれぞれの質問への解答例が、中1,2,3年各レベルに対応した文例に加え、想像力を働かせるとこういう言い方も、という例が示されている。

・このあと、Picture Describing の、クラスでの実際の活動を体験。

・生徒ははじめに全員起立。先生が提示する教科書準拠のピクチャーカードを見てdescribeできる文を、挙手してあててもらったら言う。合っていれば「ピンポーン」で座り言えた文をそのままsentence sheetに書き込む。書き終わったら再度参戦できる。(10センテンスかけるようになっていて、1文につき5点加点)間違っていれば「ブー」。端で聞いていて文法的なミスに気づいた生徒は正しいセンテンスを言うチャンス(挙手してあててもらうのは同じ)。客観的なことだけでなく、絵から想像されるようなことを言うと面白くなる。ただし、想像した内容を断定的に言っても正答とみなされない。一方、だからと言ってI think…, I guess…., I believe… など同型の文がつづいた場合は、正答とみなされないなど。これは、三年生の一学期からおこなうもの。どんなセンテンスでもあり、にしてしまうと文法ぐちゃぐちゃになるのでaccuracy を強調した活動にしている。

・つぎに、WritingのPicture Describing.先生がピクチャーカードを見せたら、生徒は思いつくセンテンスを一分間でどんどん書いていく。その後、ノートは机上においたままクラス全員立ち上がって、他の生徒の書いた物を読んでまわる。良い表現だなと思うセンテンスには、その文末に赤で?マーク。This is what Mr. Tajiri was doing. とのこと。「こういう時間を創ってあげないと、かけるようにならない」と北原先生。

・それとピクチャーディスクライビングには類型が2つある。1つは、すでに習ったものの定着の確認として絵からアウトプットさせる。もう一つは、ストーリーをしらないでおこなうもの。前者はテストにもつかえるが、おもしろみはないだろう。

・「このピクチャーディスクライビングを1年生でやっているひとがいるが・・・」と北原先生。2年生でもまだ頭の中がガチャガチャで(知識をよく整理できていなくて、ということでしょうね)まだ無理だと思う。

・関連してジャレル先生が、story retelling とstory reproduction はちがうものだと。前者はそのまま再現、後者は自分というフィルターを通った自分の言葉で。

2 Picture Describing

・ピクチャーカードを見せて、生徒はその絵を英語で描写します。文が言えたら、Picture Describingシートに文を書きます。1文5点で、10文書けたら提出。⇒ALTがunderstandableなものを〇として成績のポイントに加算する。

(3年生、1学期)実際に私たちもやってみて、条件が厳しいので、ミスが連発しました!

・人が言ったのと同じ文型は使わない。

・人が言った内容をフォローして関連させた英文を言う。

・accuracy(正確さ)を徹底する。

・言ったら書く。10文書けたら提出する。

(2学期)

・絵を1分間見て、その描写を1分間で書く。私たち教師でも難易度の高い活動でした。凡庸な英文になり、クリエイティブな文を書くことの難しさを痛感!

・クリエイティブ・ライティングができるようにするための活動。

・そのあと、自由に友達の文を見て回り、よかったもの、発想のようかったもの、インスパイアされた文に「ニコニコマーク」をつけて回る。⇒昨年11月の、長野での公開授業で、英作文の活動ののち、この活動を「ツイート・タイム」として導入したところ、活動が明るくなりとても活性化しました。生徒たち、自己肯定感が

もてて励みになります。周りの評判もよかったです。

2 Picture Describing(2004年NHK「英語でしゃべらナイト」で放映された北原式Picture Describing)

・まず実際に体験しました。

【新幹線に乗っている男性、東海道・山陽新幹線の時刻表、路線図は姫路まで】

この絵を見て

①男性は何をしていますか?②男性はどこで乗り換え、どこに向かおうとしていますか?③時刻表を見て何が言えますか?④男性がどこから来て何をしに行くのか想像できますか?をペアで言い合う。どちらかから始めて行き詰まったら即座に相手が交代して言う。というもの。

・見えている事実だけではなく想像力を働かせてどんどん英語で描写、表現していく活動です。日頃、この活動ができていない私はすぐに英語に詰まりました。対するパートナーの先生はこれでもかというぐらいに英語で描写されます。レポートを拝読すると、常にこの活動にはチャレンジされているご様子です。自分がトレーニングできていないとこうなる、の見本のような活動です。

・次はピクチャーカードを用いて。黒板のピクチャーカードを見てどんどん英語で描写、表現していく活動。最初は全員立って、挙手、指名され正解(ピンポン)であれば座って自分が言った文章を書き留める。書いたらまた立って活動に参加する。3年1学期から行い、1学期はaccuracyにこだわる。「なんでも言えばいいよ。」では文法が無茶苦茶になるので、少しでも違えば着席はさせない。前の人がやった間違いに気付かせながら正しい文を促す。前の人と同じ表現をすることは避けさせる。などの注意事項を聞きながら頭の中はフル回転ですが、焦りも手伝い変な汗が出てきます。

・2学期には、例えば1分間だけ絵を見せる。その後、絵の内容を書けるだけシートに書く。クラスメートの書いたものを見て回り、「この文章は思いつかなかった!」と思える文にニコちゃんマークを描いていく。自席に戻ってきてニコちゃんマークがたくさん付いていると嬉しい活動。シートはALTにもチェックを協力してもらう。understandableな英文であれば◯。早い段階(1年や2年)ではこの活動は難しい。また、本文理解の活動をした後では復習になるが、未習で行う方が想像力を働かせて面白い英文が出てくる。生徒の間違いは全員でその間違いを共有するとそれが全員の学びになる。ということでした。とてもやりたいと思いながらこれまでちゃんとやらなかった活動なので、今年は1年生担当ですが、うずうずします。

2 Picture Describing

・NHK2004年英語でしゃべらナイトのINTERVIEW欄にあった文言を抜粋させて頂きます。「…生徒を積極的に授業に参加させて力を伸ばすその指導法…英語でカラオケを歌ったり、ジェスチャー付きで英文を読んだり と授業の内容は多彩。その基本にあるのは、読む、聞く、話す、書く、すべての技能を使いながら理解や記憶を定着させるという 考えです。」まさに北原先生の極意・真理ここにあり!と思いました。私はこのような授業を生徒に受けさせたいのです。だから私は北原先生が惜しげもなく私たちに伝授してくださっている生徒に力をつけてあげられる北原メソッドを学びいつかそんな授業がしたいのです。

 (1) NHK英語でしゃべらナイトテキスト,人気先生の課外授業Special Lesson by Super Teachersより 生徒役になってやる北原先生のこの活動、久しぶりに体験できてラッキーだった。簡単な英語が出てこず、speakingの力のなさを思い知らされる。それでもペアになった初めて会った先生と(こうですかね?こういう状況なんじゃないですかね?)という感じで必死に英語で状況を説明し合うのは難しいけれど、楽しい時間だった。生徒の気持ちになれた。生徒の力より少し難しい課題を与えた方が楽しく、力がつくのだと体感した。教科書導入時に毎度北原先生のように教科書の挿絵や写真を見せながらQ&Aや、生徒が持つ語彙力・発想力でdescribingの練習をさせたいと思うのだが、北原先生のように生徒の英文を引き出すヒントやフィードバックを与えられないため、教師用マニュアルにあるQ&Aのみ。今回体験して、まず私自身が力を付けなければと痛感した。

(2)先生の持っている絵について英語で言う練習 やり方:全員が立つ。手を挙げ、きちんと言えたらピンポンブーのピンポン♪、座ってdescribing sheet(英文が10文書けるようになっている)に言えた英文を書く。ブー♪の場合、他の生徒がいう権利あり。北原先生のヒント、ツッコミを聞いていないとまた同じ間違いをしてブー♪に。(わかっていたはずなのに焦って他の方と同じ間違いを。ドキドキ感と悔しい思いで、英語に対するモチベーションが高まった。)

(3)北原先生からの注意・global/fatal error(重大なエラー)はだめです!local error(意味の理解には支障がない部分的な誤り)ならよい!・story retellingとreproduction(一回飲み込んだ言葉を自分の言葉で表現)は違う!

2 Picture Describing (2004年NHK「英語でしゃべらナイト」で放映された北原式Picture Describing 本邦初公開)

・「話すのも書くのも全てが英語です」・・・・頂いた資料から印象に残ったものを報告します。??interview~~英語でカラオケを歌ったり、ジェスチャー付きで英文を読んだりと、授業の内容は多彩。その基本にあるのは、読む、聞く、話す、書く、すべての技能を使いながら理解や記憶を定着させるという考えです。「スピーキングは受験に関係ないから授業ではあまり扱わないという考えの先生もいるようですが、僕は話すのも書くのも全て合体したものが英語だと考えています」。単語学習の際にも、生徒たちは、まずつづりを見て自分の力で発音し、正しい発音や意味の確認をしてから、同じ発音やつづりを持つそのほかの語を覚えるので、総合的に学ぶことができます。重要語については、授業でつづりを書いて覚えるところまで指導します。「単語の学習は家ではせずに全部学校で覚えてしまおう」というのが北原先生の教えです。実際にNHKの「英語でしゃべらナイト」で扱われた教材を使ってPicture Describingを生徒になって体験した。たくさんのダメ出し(ブー)をもらってブラッシュアップの必要性を感じるとともに、今年度飛び込みの3年生にこれを今週やったが、とても同じレベルでやっていけないこと、そのギャップの大きさを感じる。それでも今担当する自分の3年生たちにこの活動は諦めずにやっていこうと思う。生徒を信じて!

2 Picture Describing

・北研に出席して、よく他の先生方に質問するのは、3年生になってからの本文理解のやり方である。中3以上の教科書を扱うと、語彙が難しく英文量が多いので、ジェスチャーでは内容理解が難しくなる。本文を見せる前に、絵を生徒に見せて想像を膨らませたり、謎の部分を意識させてから本文に入ることが、結構、生徒も面白がってやり、力もつくように思う。幹本にも取り上げられているが、自分自身が生徒自身になって、北原先生のテンポを知ることができて、今回も参加できてよかったと思う。

・3年生1学期 スピーキング→ライティング

英語で指示を出す。ピンポンブー使用。

①picture cardsをストーリー順に1枚ずつ黒板に貼る。

②生徒全員一斉起立、挙手して絵について言う。ピンポンもらったら座る。

③座った生徒はPicture Describing シートにその文を書く。書いたらまた参加する。

他の人が言った表現はダメ。よく他の生徒が言ったことを聞いて、slight mistakeの次は、訂正した文を言わなければならない。文が出なかったり、次のが出ずに止まったら次のpic.に変える。pic.のどこに何があるかを説明する例文は、幹本に生徒用プリントが掲載されている。

・3年生2学期 ライティング

①pic. cardsを1枚ずつストーリー順に貼る。

②生徒はPic. Describing シートに、その絵を説明する文をできるだけたくさん書く。

10文埋まったら提出する。1文5点、4つで20点!

2学期は断定を避けるために、I think, I believeなどを着けさせる。違った表現を使わせることで語彙が増える。

・「見たことがある絵を使うか、見たことがない絵を使うか。」「中1では早すぎるかも。ただし、即興が求められるようになるのでやり方を考えるべきかも。picture cardは本文をやる前だけではなくて後でも使える。」「本文の後なら、音読して覚えた文を言うのが良い。」

・私の生徒を観察すると、retelling をさせると、読んだことを必死に思い出そうとするが、 reproduction では自分の知っている表現から選び出して言おうとしている。自信が無かったり、おとなしい生徒相手だと、なかなか文が出てこないので、QA形式で、教師がpicture describingで生徒に求める文に近づく表現を生徒から引き出すしかない。やはり、生徒にどんな力を着けさせるかを教師が事前にできるだけはっきりとイメージしておくことがとても大事だと思う。

3 じゃれマガの作り方

・北原先生は朝の10分間でワークシートを作り、印刷まで終わらせるそうです。北研では、じゃれマガを題材にどこに注を入れるか、どの単語に下線を引き考えさせるか、どの単語で辞書を引かせるか、何を問題にするか、などを考慮し作成してみました。

(活動の流れ)

? 一斉に読み始める。

? 生徒は読み終わった時点で時計を見て、WPMを計算、記入する。

? ある程度時間が経過したら、教員が本文を読み上げ、Questionを問いかけ、生徒が一斉に答える。

?  本文トップに戻り、スピーディに解説する。生徒が反応する。

・あらゆるレベルの生徒に対応する教材作りが大切。「自分のレベルに合ったところだけ話を聞きなさい」「これは都立[トップ〕レベルだよ」などの声かけも忘れない。

3 じゃれマガの作り方

Japan will have a new era soon. When the Emperor of Japan abdicates (steps down) on April 30, the Heisei era will come to an end. On May 1, his son, the Crown Prince, will become the next Emperor. That will be the beginning of the “Reiwa” era. The government announced the name yesterday morning. It comes from the Manyoshu, the oldest collection of Japanese poems. This is a change from the past. Other era names have come from Chinese. “Reika” means “good fortune” and “peace.” May the new era bring everyone good fortune and peace!

(1)実際に10分間でじゃれマガのQと注をつける語句や生徒に聞くところを考えました。その後、ペアでお互いの作ったものを見せ合い、意見交換しました。

(2)じゃれマガ実演(生徒には「自分のレベルのところだけ聞きなさい」)

①Today’s Topic…The Name of a New Era

・Emperor→皇后陛下は?(Empress)・abdicates(退位する)→Write the same meaning!

・“come to an end”(都立高レベル)わからない人、辞書。生徒はどこを引くか?動詞or名詞、大きいものを引く。

・beginning→逆の意味は?・Reiwa、Manyoshu→漢字で。・“yesterday morning”→昨日の夜はlast morningとは言わない。

・poems(詩歌)→詩を書く人は?(poet)なんでも-erをつける訳じゃない。

・past→逆の意味は?

・other→後ろにはどんな語がくる?複数名詞。・have come→3年のU2-3でやると軽く触れる。

・“good fortune”のfortuneは名、形は?副は?と聞いていく。(中堅高レベル)・May~!→この使い方のmayは初めて。辞書で例文チェック。

・“bring everyone good fortune and peace”→どこで習った?(教科書を見て書く。2年Unit[ ]-[ ])

・じゃれマガのQ1 What does the Crown Prince mean? Write three kanji. / Q2 Find a mistake and correct it.(Reika→Reiwa)

・以上、自分が書き取ったことを挙げていくと、1つのじゃれマガで14の箇所について言及されていました。落としている部分もあると思いますが、これだけの情報を超高速で確認していくので、頭はフル回転です。難しい問いではなく、生徒が知っていることからの確認(時には漢字で書きなさい)が多いのでほとんどの生徒が参加でき、所々のハイレベルな問いで上位の生徒もモチベーションが上がるのではと思います。今日のトレーニングは、自分の作問と、ペアで話した北研メンバーの方の作問、北原先生の実際のじゃれマガとを比較でき、貴重な資料になりました。

3 じゃれマガの作り方と北原先生のじゃれマガの模擬授業体験

(1)まずは、自分で問題1問とどこを自分の生徒に聞くか、注釈を入れるか考える。

(2)北原先生Ver.で生徒役を体験。

・Emperor皇后陛下は?トップ校は知らなきゃ。Empress(actress/waitress)

・abdicate=resign中堅校受ける人は知っとく

・Heisei/Reiwa/Manyoshu/the Crown Prince→漢字で

・come to an end意味は?辞書引いてみる。=end,finish

・beginning⇔end・yesterday morning昨夜はlast night ×last morning

・poem やる人は?poet

・past⇔future

・otherの後ろは?複数名詞

・Have comeは今後Unit2-3でやるよ

・good fortuneは何詞?名詞。形容詞?副詞は?

・May the new era bring everyone ~.May辞書。先頭にあるMayは?

・Bring~はどこで習った?2年Unit( )( )

3 じゃれマガの作り方

・じゃれマガでの教師の質問に全部答えることはない。自分のレベルの出題にはしっかりと取り組む。

・3年生のWPMは遅めの子で100語の後半、早い子は300語くらいと聞き、自分の力を伸ばそうと思いました。(負けてられません!)

3 ジャレマガを用いた読解練習

・問題作成・・・北原先生は、朝ジャレマガをダウンロードして問題の形式にして印刷するまで10分間でやってしまうそうですが、例会では問題作成を10分間で行いました。4月2日のジャレマガ”The Name of New Era ”を使って、注釈を入れる単語や解説したい部分、問題にする箇所などをピックアップしました。私や周りの参加者は「平成はいつ終わりますか」「過去と何が違うのですか」といったところに着目して問題作成していました。北原先生は文章からthe Crown Princeの意味を推測させる問題を作成されていました。また、このジャレマガには”Reiwa”を”Reika”と打ち間違えている箇所があります。ジャレル先生がそんな凡ミスするはずがないという固定観念からつい流してしまっていましたが、そのようなところには積極的にツッコミを入れていかなければならないと考えを改めました。

・解答解説・・・問題の解答以外に、単語やイディオムの確認、少し難易度の高い表現の紹介などがされていました。内容的にはかなり多いと思いましたが、解説は5分以内で終わるそうです。

3 じゃれマガ

①まずは、自分で作ってみようということで、単語の意味を補足するところや、質問を考えました。質問は、なるべく文章の後半まで読まないと分からないものがよいとのこと。習っていない単語でも、明らかに分かるであろうものは、補足する必要はない。On May 1, his son, the Crown Prince, will become the next Emperor.これ以前にEmperorの話をしていて、His sonとあるから、the Crown Princeが皇太子であることがわかるので、この場合は「皇太子」と意味を載せる必要はない。

②生徒になりきり、実際にじゃれマガの指導をしていただいた。テンポ良く進められて、品詞・用法・派生語を言わせる・単語の言い換え・漢字で書かせる・教科書のどこで習った・数字を読ませるなど、多方面からのアプローチがありました。伸びる子はますます伸びていくことができる指導だと思いました。

3 じゃれマガの作り方

・北原先生は10分間で作成から印刷まで行う。

・The crown emperorを漢字で書かせるなど、英語だけの知識ではなく、内容を考えながら文章を読んでいく。

・Come to an endは都立・県立高校レベルか上位校レベルかとの質問に対して、1語ずつの単語レベルは教科書レベルなので、都立・県立高校レベルだと言える。問われても仕方のない語いレベル。

・また、1語で言い換えると、finish / endとなるなど、同意表現を考えさせる。

・生徒に対して質問する際も、singular formなどと聞き、答えさせる。ALTの先生に説明してもらう語についても、下線を引いておく。

3 じゃれマガの作り方

・難しいとおもう語すべてに注釈を加えるのでなく、文脈から意味が明らかに類推できるものなどは、その類推する方を活動にするといい。 Emperorの話題で、his son, Crown Prince Naruhito, とあったら Crown Princeに「皇太子」と注釈を加えず、「What does Crown Prince mean? Write three kanjis.」という設問にする。なるほど!

3 実演「じゃれまが」を教材化する!

・北原先生の朝いちの仕事は、登校後すぐにパソコンを開いて、じゃれまがをダウンロードして生徒に問題として足すところを書いて印刷。この時間、10分!⇒わたしたちも、じゃれまがで問題を作る練習をしました。ポイントは次の通りです。

・質問は、本文を全部読むように、問題の下のほうの部分から質問をつくる。

・問題、解説をするところに下線を引き、書き込みをする。

・単語の言いかえ、分類、反意語など、語彙を広げる質問、熟語の確認、clilを意識した設問などを取り入れるとよい。教材として導入するには、まず上のように、自分の力で演習し、教材化する過程が不可欠です。

3 じゃれマがの作り方

・北原先生が用意してくださったじゃれマがの記事を

①まずは読んで、設問を作りました。

②その後、パッセージを読む速度を測り、北原先生が作られた設問を解いて、WPMを確認しました。

・問題を作るコツの一つとして、本文の後半から出題することを紹介してくださいました。また、本文に謝り等がある場合は、間違い探しなどの形での出題も提示していただきました。(生徒も注意して読むと思います。)

・その他、設問以外に本文の所々に下線を引き、”the Emperor”とあったら、「皇后陛下は?」等の形で女性形の名詞を確認したり、本文中の”fortune”という語について、形容詞や副詞の形を確認したりなど、手際よく進めていらっしゃいました。

・北原先生は早く出勤され、その日のじゃれマがをダウンロードして、作問、印刷までの10分で完了されるそうです。

3 じゃれマガの作り方

・3年生に毎時間の帯活動として与えている『速読&文法・語彙トレーニングシート(5分)』名古屋のDouglas Jarrell先生が配信しているエッセイを、北原先生がダウンロードから印刷まで朝の10分で作ってしまう。

・No.1~5の北原先生のじゃれマガ5題のうち、それぞれの先生方が5分間でどんな問題を作れるかをやってみた。北原先生の作った問題を見てみると、英文の内容についてのQというよりDo you want to be a Ninja?/ Have you ever seen a 2,000 yen bill? / Find a mistake (and correct it).など読んだ感想、経験や、思いがけず『間違い探し』もあった。

・品詞、文型、文法、反意語・同意語の多くはアンダーライン等がついており、解説時にインタラクションしながら答えを引き出し語彙を深め、広げていた。

・文型・文法は、今まで教科書のどこに出てきたかUnit番号が書けるように→2年Unit(  )-(  )

・1分間に何語読めるかWPMを計算して書く欄あり。

・とにかく北原先生は語彙に関してたくさんの知識がありそれをどんどん無駄無く生徒に還元している授業だった。

3 じゃれまがの作り方。

・A4の用紙を使って最近の特に4月に配信されたジャレマガを北原先生がどのように授業で使われたかを実際に見せていただきました。自分の学校では、速読としてジャレマガを使っていたので、簡単に質問を作って答えさせて回収するだけでした。それに引き換え、北原先生は、1行につき下線を2~3コも引き、日本語訳を既につけているもの、□をつけて品詞を聞くもの、UNIT(   )-(  )など習った場所を思い出させたり、反対語を聞いたり、難しい単語はjoelに英語で解説してもらったりと、本当に丁寧な扱いをしていました。それなのに、5分くらいで読めてしまう。なるほど毎日の積み重ねは力を伸ばすのだなと再確認しました。生徒の平均wpmは200くらいだそうです。

3 じゃれマガ

・1年ぐらい前にじゃれマガを取り扱っていただいた時、あっと驚いたのは、下線部の余りの少なさだった。3学期にそのような状態まで力を着けさせる。

・今回は、じゃれマガを始める3年生の4月で、随分と下線部が多い。じゃれマガは内容が良いのは言うまでもないが、私が生徒につけてもらいたいと考える①語彙力②文法の理解③語句を英語で説明させるための格好の教材である。自分の生徒に合わせて課題を作らなければいけない。

・どの部分に下線を引っ張ったか、北原先生とどれだけ一致したかなどを確認するのが面白かった。

・「WPMは2学期、できない生徒で160-170位、大体が200越え、できる生徒は300以上」

・Qの作り方が北原先生は上手で、今回は、語句をきく質問があって面白かった。というのは、私は今まで、『読みトレ』を参考にしてQを作っていたので、新たなお手本を提示していただけたので、これからは違ったQも作れそうである。

The Name of a New Era

Q1 What does the Crown Prince mean? Write three kanji. (  )(  )(  )実際はカッコではなく下線

Q2 Find a mistake and correct it.  Reika →Reiwa

*これは私も気がついたが、生徒に別の事を考えさせる時間を確保するために、教材準備を準備する段階で私自身が直してしまった。

Things Are Different This Year

Q1 What is the opposite word of full-time?

*私の授業では、full-timeを私が英語で説明した後、生徒にpart-timeを英語で説明させた。

Do You Want to Be a Ninja?

Q1 Do You Want to Be a Ninjya? ( Yes /No )

Q2 Find a mistake. (difficult)  ?. →?

*これも、私の授業では、教材準備の段階で私が直してしまった。

Have You Seen a 2,000 Bill Recently?

Q1 Have you ever seen a 2,000 yen bill? ( Yes/ No )

Q2 Find a mistake.  There are two more new faces now.  → three

*このミスには気がつかなかった。Billに下線があることから、同じような扱いを想像している。「「お金」をできるだけ英語で」ときいたら色々と出た。「じゃれマガ」に使う時間はできるだけコンパクトにしたいので、生徒の実態に応じて、どういう使い方をするか、教師の腕の見せ所だと思う。

4 北原式週案

・先生のエクセル方式の貴重な週案をいただきました。ベースを整えた上で、年ごとに更新することができます。私自身も今年度から徐々にですが作成しています。(今回いただいた先生の週案を元に、続きもがんばります!)少人数で他クラスを受け持つ先生と進度を確認する際にも役立っています。ベースを作る手間はかかりますが、一度作ってしまうと、来年度以降の指導計画を立てるのに便利です。

・B4両面3枚にわたる資料です。ペーパーの週案では、昨年のものを開き確認するのは手間がかかりますが、デジタルですと、印刷したものもコンパクトで、複数での共有もしやすいです。単元、学期、年間と見通しが立てやすく、パフォーマンステストの指導手順なども明確です。担当学年が今年度から少人数授業が始まるため、このような資料を早急に準備したいと考えました。課題は山積みですが、1つ1つ、進めていきたいです。

・月・課・textbook・Activity・Class/Date・備考・累積という項目で書く。データーで作っているので何をすべきかが一目瞭然で日付がずれても、日付の行だけ上書きすればいい。帯活動は同じなのでActivityの欄にはsongなどの記述はしない。

・1年生の1年分をいただきました。足立区も港区と同じ教科書Columbusを使用しているので、進度も参考にさせていただけることは嬉しい限りです。実際に教科書を開いてWord NetworkやLanguage Focusなどはどのように進めるのが良いのかなど悩んでいました。去年北原先生の授業を拝見した時に、Language Focusを扱っている時だったので、こうすればいいのかとすごくうれしかったのを覚えています。

・東京では毎週必ず提出する週案ですが、北原先生は独自のフォームで週案を作っていらっしゃるそうです。書いてあることは以下の通りです。

   – 月(4月?)

   – 課(オリエンテーション、Unit1…)

   – Textbook(使用教材)

   – Activities(活動内容など)

   – Class/Date(日程)

   – 備考(テストその他の予定など)

   – 累積数

杉並区ではスクールオフィスという校務システムで決められたフォームで週案を入力し、それを用いて教務が時数のチェックをするため、独自のフォームを使うわけにもいかずしんどいなぁと思っています。また、自分自身が教務なので週案入力の催促や時数のチェックをする側でもあり、何だかなぁという感じです。

・1年生の1年分をいただきました。足立区も港区と同じ教科書Columbusを使用しているので、進度も参考にさせていただけることは嬉しい限りです。実際に教科書を開いてWord NetworkやLanguage Focusなどはどのように進めるのが良いのかなど悩んでいました。去年北原先生の授業を拝見した時に、Language Focusを扱っている時だったので、こうすればいいのかとすごくうれしかったのを覚えています。

・週案を読むと、1日に進む量が多いことに気づく。1月の中旬には教科書が終わり、紙芝居、スキット、2ラウンドと進む。私もエクセルで授業計画表を作成しているが、一覧にはなっていない。年間を通して見られるようにして、どの時期に、何を行うか、どれくらいのスピードで行うと、2ラウンドができるようになるかなど、見通しをもって指導できるようにしたい。

・~時間目までにはこのくらいを教えているんだ!という参考になりました。~日前までには中間テストの勉強方法を教えているんだ、など週案が細かく書かれているとこれから何をするのか自分も他人も一目でわかるな。。。と思いました。週案提出がない埼玉県ですが、何をしたのか事後で書いていたので自分のために書いておこうと思いました。

・2018年度1年生の週案。

1年生の最初の授業で先輩の作品(英語劇、読み聞かせ)を見る。とあります。以前、やろうとした時、出演者全員の承諾を取っていなければ上映しないように言われ、そうこうするうちに間にあわずやめてしまったことがありました。これからはチャンスがあればめげずに(そして、事前に一言断るのを忘れずに)やりたいです。また、オリエンテーションの内容も改めて参考になりました。2クラス3分割の少人数なので自分の考えより早く(オリエンテーションを切り上げて)レッスン1に入ったことがあるのですが、他の先生方にしっかりと説明して納得して頂けるように勉強していく必要性を改めて感じました。この週案を読むと12月でテキストを終わる流れが一目でわかりました。貴重な資料を公開して頂き、感謝です。

教員になり15年ほどは、先輩に教えてもらったものに自分のアイディアを加えてオリジナル週案を作っていました。しかし、15年ほど前から、「週案を出せ、出せ」と言われ、仕方なく、学校で配られているものに書いています。全国で行われていると思っていました。「週案」提出は義務と言われ始めた頃から(東京の場合)いろいろと窮屈になってきたと私は思います。しっかり勉強していないとやりたいこと(生徒の力になること)ができなくなってしまうので、英語の先生である限りは北研で勉強させていただきたいと思っています。

・疑問符をなげかけたくなる教育界の実情に触れつつ、本当に役立つ=教師自身と授業をうける生徒のためになる!北原先生が作成・活用されているCommunication Activitiy Listその1年生の分通年全12ページのコピーをお分け下さいました。北原メソッドの1年間を一望できる、貴重な資料を有り難うございました。

・今の市は週案提出義務はありません。前の市は「指導主事訪問」前の2週間分を提出、という「一応週案ちゃんと書いてます」という辻褄を合わせるもの?でした。行政的に強制的提出をするもの、という匂いのするものが週案ではないのですが、ついつい週案と聞くと昔強制的に提出しなさい、と言われてた頃をほんのり思い出します。

今は単に授業の進度を書き込む週案を手元資料にしていますが、北原先生の週案はそのまま「簡易指導案」になっています!このプリントを公開してくださり、いまだに教科書の進度に追われてしまう自分の足らなさを考えてましたが、結論は一つだけ。バックワードデザインで計画的に「生徒をここまで引っ張ってくる」という指導になっておらず、週案が単なる授業進行ページのメモ表、になっているだけだ、ということです。残念ながら先週投稿された高橋先生のような分析はできておりませんでした。今の自分と単純比較しているだけではダメだと北原先生のメールからも思い知りました。幹本の「1年生最初の8時間指導」を今年こそはと真似、辞書指導をとにかく早く、というところは合っているようですが、この連休に、1学期の指導を「ここまで引き上げたいから、これだけの布石を打つ」という計画を今更ながらですが整理します。

・週案は管理職の先生方に定期的に提出をしなければならないのですが、建前として、「倒れたなどのような急な時に、授業の進度を確認して、スムーズに対応できるように」とのことだそうですが、未だにアナログの日誌のような書式で、退職校長会で作っているものを使用していることが多いそうです。北原先生はパソコンで作成することにされたそうです。その方が、過年度の進捗状況とも比較しながら作成でき、編集も手軽にできます。いただいた週案には、細かくご予定が記入されています。貴重な資料をいただき、本当にありがとうございました。

・「週案」についていろいろと初めて知りました。

教員が急に授業ができなくなったときに、代わりの人が後を引き継げるようにするため。

提出は本来義務ではない。

東京都のものは校長会で作られている。等

北原式週案は、教科の年間指導計画になっていて、時期と指導する内容を照らし合わせて、教え漏れがないように確認できるようになっていました。

・テキストより、アクティビティが多い。SWやTalk&Talkを沢山やっている。もちろん歌も年間12回。毎月変える。初めてのビデオ撮りは1年生の7月、自己紹介である。相互評価まで4時間かける。音読テストは1学期期末の前、6月にやる。アクティビティの中には、読んだだけでは中身がわからないものもあるが、授業の日付、授業時間累積数など一目でわかりやすい工夫がされている。自分の今年度の英会話の年間授業計画に取り入れてみたい。とはいえアクティビティの細かい計画を立てるのはなかなか難しい。北原先生の30年以上の経験の中で培われた生徒に有効な活動があればこそ出来ることである。是非2回目、3回目の北研に参加して、1年~3年までの週案そしてどんなゴールを目指して日々指導していらっしゃるのかを見せていただけたらと思います。バックワードデザインが大切とよく言われます。自分のいつもの行き当たりばったりの授業計画を反省しています。

・最後に北原先生の週案(1年生)をお土産にいただきました。なんと毎週末に週案を管理職に提出させられるのは、日本全国で行われていることではないという衝撃の事実を知りました。きちんと見通しを持って計画的に授業を行えるように計画することは必要だと思いますが、一律に形式を指定されることはナンセンスだと思います。北原先生の週案は、提出するための週案でなく、計画的に授業を進めるための週案(年間計画)です。北原メソッドを具体的にどうやって進めていくのかを知ることができる、貴重な資料をありがとうございました。

【1】1年生の週案

特に気になったのを拾い上げてみる。

・教科書の構成(何をいつ習う)

中学校の教科書はCEFRをかなり意識して作られているように思える。

1学期の「自己紹介」、2学期の「自分以外の紹介」3学期の年間まとめと3年生の英語劇に繋がる紙芝居、

それぞれバックワードデザインで積み重ねている過程は、まるで煉瓦で建物を作り上げるかのようである。

・1学期のトレーニング

アルファベットの名称と順番、フォニックスをやってから「書く」に移ってから、

殆んどすぐに辞書を使い始める。時間数を見ると、かなりてきぱきと進んでいるように思う。

・夏休み前の「複数形の発音」、母音字

夏休み中に自分で発音にこだわりながら音読練習ができるようにさせる準備。

・2学期

動詞の3単現sの発音は1学期にやった「複数形」の復習にもなると思う。

3学期の紙芝居に向けて、文単位で言えるようにする活動が増えている。

同じような文型をグループ内で次々に言っていく「記憶力レース」は、

楽しくグループで学ぶとても良い時期に設定されていると思う。

Talk & Talk とSPWのようなペアワークがほぼ毎時間のようにあるのも興味深い。

後半になると、教科書や辞書にマーキングさせて各自に語彙力を意識させている。

・3学期

教科書は1月中に終わり、同時進行で、クイックQ&Aなどをやりながら総復習へ。

(北研に参加してくれたALTのレポート)

Hello everyone, this is JET-ALT from Tokyo

Below is my report from the 164th Kitaken study session, which took place Saturday, April 20th 2019.

*Storytelling Videos*

We watched several videos of students performing stories like “Grandma Baba,” “The New Year’s Visit” (*Sunshine*), and other stories from the textbook *English for the World*. Students alternated between being the narrator and other characters. Many students used cute props and accessories, which made the performance more exciting for the audience. One thing that really impressed me was the students’ understanding of the roles. The narrator is responsible for telling the story (non-dialogue parts), so they must speak loudly and clearly. Characters are emotional and react to one another so it’s important that their lines are spoken emotionally. The students were able to do this very well, even when alternating between being a character and narrator. Nobody spoke in a flat, monotone voice.

*英語でしゃべらナイト:*

We looked at a special feature of Mr. Kitahara in a past issue of 英語でしゃべらナイト. In it, he discussed “Picture Describing,” which was an activity unheard of at the time. As a group, we tried making sentences based on large flashcards held by Mr. Kitahara. We weren’t allowed to repeat similar sentences or ones with the same grammar patterns. We also had the chance to fix those who had a mistake in their sentences. In one version of the activity, we wrote down our sentences and afterward, we all stood up and walked around the room while reading each other’s sentences. If we saw a unique sentence, we drew a smiley-face next to it. Mr. Kitahara also introduced us to a different version of the activity in which he has students write their sentences down after answering (5 points each). When they finish writing, they can stand back up and participate again.

*じゃれマガ:*

We looked at some of the most recent じゃれマガ articles. One in particular was about the announcement of the new era, “Reiwa.” I really liked how Mr. Kitahara was able to take one short article and come up with so many

different types of questions.

For example:

① Write the kanji for “Crown Prince.”

② What is the female form of “emperor?” (empress)

        *Bonus:* List other similar female word forms (actor/actress, waiter/waitress)

③ What is another way to say “come to an end?” (finish)

④ What kind of word comes after the word “other?” (a plural noun)

⑤ What are the adjective and adverb forms of “fortune?” (fortunate, fortunately)

⑥ Find a mistake in the article (Reika → Reiwa)

Thank you for a great study session. Hope your new school year is off to a good start!

(北研に参加しての感想)

・今回もたくさんのことを学ぶことができました。北原先生,参加した皆さま,ありがとうございます。いつも感じることですが,北研に行くとたくさん元気をもらいます。もっとがんばろうと思います。今年度も,部活の大会や行事がない時には必ず参加したいです。どうぞよろしくお願いいたします。

・以上が4月のレポートです。書いている最中に北原先生より5月の案内メールをいただきました。北原先生という存在を知り、北研という存在を知りML登録させていただいてから随分長い時間が経ちますが、今回で通算6回目?(ほぼ1年に1度しか参加していない計算)の参加です。今年は北研に全参加したく、土日に活動がない部活動顧問に変えてもらいました。学ばせていただける幸せを生徒に今度こそ還元できるよう気持ちを新たにする連休1日目です。北原先生、北研の皆さま、4月例会で学ばせていただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

・今回も本当にいろいろと勉強させていただきました。でも本当の課題は自分自身の中にあるのだと、今回強く思いました。土曜日も毎週授業がある学校勤務になりましたが、なるべく参加していきたいです。また懇親会ではいろいろな先生のお話が聞けて参加して本当に良かったです!ただ今回体調が優れずご迷惑をかけてしまったので、次回は体調を万全にし臨みたいと思います!またよろしくお願いいたします。

・教員になって2年目に入り、初担任、学年や分掌の仕事も増え、毎日わからないことだらけで忙しくしているうちに、ここのところ肝心な教科(英語)のことが疎かになっていました。私の指導教諭の先生にお誘いいただき、北研に参加したおかげで、英語教育にわくわくする気持ちを思い出し、また「このままではまずい!」と教科の方にスイッチが入りました。たくさんの学びを本当にありがとうございます。

・「じゃれマガ」とPicture Describing、普段の授業で自分がやっている活動なだけに、比較したり自分が生徒になって体験することで、あらためて自分の授業を反省する機会になり、得るものが沢山あった。しかも、お土産に、欲しかった「週案」を頂き、とても興味深いお宝になった。Picture Describingでは、自分の生徒にどのような力を着けさせるか、学期や毎時間ごとに、教師が自分の中に明確に持っているかがいかに重要であるかを痛感させられた。頂いた週案を学年ごとの年間計画でそういう視点から見るととても興味深い。