3月2日(土) 第163回例会報告

・早慶(4人)、宝塚(1人)に進んだ生徒さん達の演じるFriends が開始前に放映されていました。『さよなら!赤坂キャンパス 』と題して英語教室が満席になるほど大勢の出席者が集まりました。次回4月からは乃木坂の南青山キャンパスになり、乃木坂駅からかなり近い所を使用させてもらえるとのことです。

・今年度最後の北研に参加させていただきました。校舎にかかっていた  「赤坂中学校校舎47年間たくさんの思い出をありがとう」というメッセージに胸が熱くなりました。多くに皆さんの想いがつまった校舎で毎月学ばせていただきありがとうございました。

・今回で赤坂中学校の校舎で最後ということで、感慨深い時間を過ごさせて頂きました。赤坂中学校には本当にお世話になりました。ミッドタウンの目の前のこの学校で、北原先生の授業を初めて拝見した5年前。あの日が、私の英語教員として、そして人生の転機になりました。赤坂中学校、北原先生ありがとうございました。また、新校舎でもよろしくお願いします。

・今回初めて北研に参加させていただきました。まず何より北研に参加して最初に感じたのは先生方の英語教育に対する圧倒的なパワーとモチベーションの高さでした。参加したことで、自分ももっと何か行動を起こさなきゃ、この北研で学んだことを他の先生方に広めなきゃ、という気持ちになりました。

・竹内まりやさんの”Good-bye University”(1978年11月)を扱いました。①日本語訳をみながら、歌詞の空欄補充②曲を聴いて、空欄補充③確認 の手順で進められました。発音もきれいな竹内まりやさんの作詞ですが、ネイティブスピーカーの場合、歌詞にRhymingを入れるのですが、それがないのでネイティブの作詞とは印象が異なるようです。

・日本語訳を見ながら穴埋めをし、曲を聴きながら確認、という作業が興味深かったです。会話などでもよく使うフレーズや決まり文句の部分を穴埋めにしてあったのもポイントだと思いました。この曲を聴くのははじめてでしたが、Good bye, university というフレーズがとても日本語的だな、と思いました。メロディも歌詞もとてもスムーズに頭に入る感じで、卒業シーズンになったら歌わせてみたいと思いました。

・竹内まりやは高校生の時にAFS留学をしているので、北原先生も発音を褒めていらっしゃいますが、この歌は竹内まりや作詞で、彼女が歌っています。聴いてみると私たちにとってはとても聴きやすく、大学時代に授業を抜け出し、大学生時代を謳歌し卒業を前に寂しさを・・などという内容が私たち日本人にはとても馴染みやすい、理解しやすい歌なのですが、ネイティブスピーカーからすると変な表現があるということでした。~skipping the class together  や I don’t know what to do from now.  など。

・この曲の穴埋めから始まりました。リスニングをしなくてもいくつか空欄を埋めることができました。やはり日本人が作曲したということで、聴きやすい反面、表現が日本語的だったり韻を踏んでいないなどの気付きがありました。

・授業で導入する要領で実際に聞いてみましたが「それほど難しくない」。なぜでしょうか?→日本人(竹内まりやさんご自身)が作詞したもの。英語の詩や歌詞に特徴的な韻を踏んでいないため聴きやすい。メロディーが先にでき、後から英語の詞をつけた。

・竹内まりあさんの”Goodbye, University”を聞いて、歌詞の聞き取り、書き取りをしました。配付されたプリントには日本語の歌詞が書かれており、それが助けとなったこともありますが、それほど難解ではありませんでした。その理由を、ガブリエル先生が定番の言い回しが多いからと指摘されました。北原先生から「誰が歌詞を書いたと思う?」の質問には、ジェラミー先生が「ネイティブっぽくない、日本人かなぁ」とおっしゃっていました。英語の詩に見られるライミングもありませんでした。”Goodbye, University”は、1987年に竹内まりあさんが大学4年生の時にリリースした曲で、北原先生は当時新採2年目だったそうです。先にメロディーを作ってもらって、後から竹内まりあさん自身が歌詞を乗せたそうです。今の季節にしっくりくる素敵な曲でした。

・北原先生が購入したアルバム。イギリス留学経験があったと知りませんでした。日本人にはわかりやすい英語で、聞きとりもできました。しかし、ネイティブの先生からは、日本的な英語表現だとの感想が。歌詞を見ると韻が踏まれていないなど、洋楽と比較すると確かにそんな感覚がしました。でも発音はクリアでとても聞きやすかったです。

・北原先生もおっしゃっていましたが、日本人(竹内まりやさん)が書いた詞なのではっきり歌っていて聞き取りやすかったにもかかわらず、それでも私は全問正解できず、生徒と同じように一喜一憂、悔しいと思いました。竹内まりやは、北原先生と同い年だそうです。竹内まりやさんの♪素敵なピーチパイ♪を初めて聞いたとき、英語の発音がきれいで後にAFS(AmericanField Service)で留学していたと聞き、なるほど、あのAFSかと思いました。あのとは、高1の時、福島県の会津猪苗代で行われたAFS主催の日本人の高校生と夏休みに日本に来ていたアメリカ人の高校生との3泊4日のキャンプ(共同生活)に参加したことがあったからです。それから彼女の歌唱力と英語力は本物だなと思っていました。

・3min fill in the blanks with j translation. Listen the music. Answer check. なんであまり難しくない?なぜ?

Nativeの先生方おふたりより。Some expressions, natives wouldn’t use. Listening to it he’d thought it might be written by Japanese.

卒業という時期に感傷的になるところや、友人との思い出を語るところが確かに日本人らしい歌詞なのかもしれません。学年でいうと3年生が適切だと思うので、「英語の歌」として紹介するよりは、今回北研でやったようにEnglish song written by Japanese singerという形で紹介する(クイズにする)と面白いかもしれないです。No rhymesにふれて、他の英語の曲のライムに再び触れたり、など。

・日本語訳を見ながら、歌詞の穴埋めを行う。→音楽を流しディクテーションを行う。→答えを確認する。という流れで行いました。この音楽は、竹内まりやさんが歌っており、聞き取りやすかったです。音楽を行う際にも、曲の内容や、教員のエピソードを話すことで生徒も印象に残ると感じました。

・北原先生のお気に入りの竹内まりあさんが大学4年時に作られた曲のdictation。まず日本語と照らし合わせ歌詞のブランク( )を埋める。そして曲を聴いて埋める。私としては、易しめな問題で安心しきっていたのですが、ネイティヴの先生達が「あまりこのような表現はしないしそもそも変。」とおっしゃっていたのに驚きを隠せませんでした。その後すぐに北原先生が言われた、「だからネイティヴと話すことが大事。」の一言を聞けて、今日来れてよかったと感じました。自身の英語学習に活かしていきます。ただ、個人的に学部4年時にこれだけ英語で歌詞を書いて、歌っている竹内まりやさんはすごいと思います。

・いきなり、穴埋めに挑戦しました。日本語訳を見ないでもいくつか言葉が入りました。どこかしら、受験英語のような雰囲気を感じたのは私だけでしょうか。ネイティブスピーカーにとって多少違和感があったようで、それは・定番の言い回し・ネイティブが使わない表現・Japaneseによる表現・韻を踏んでいない・音符が先にあり、詞が後。

・竹内まりあ 2枚目のアルバム「University Street」1978年11月リリースより。竹内まりあ大学4年生、北原先生新採2年目。①歌詞カードを配布し、3分間で(  )内に当てはまる語を記入。②歌を聴く。③折り曲げていた紙をひろげ、答え合わせ。北原先生から「なぜ聞きやすかったか?」と質問がなされた。深沢高校のALTガブリエル先生からはいくつか使わない表現・フレーズがある、とのこと。また、ライミングがない(韻を踏んでいない)。まりあさんの先輩が曲を作ったそうだが、曲が先にでき、その後詩を書いたということだそう。

・竹内まりあの曲Good-bye, University(1978,11)を聴いてディクテーション。初めは曲を聴く前に、歌詞を見て、(  )埋め。 次に曲を聴いて、ディクテーションをしました。ところどころ、本当にこんな表現するのかな?と思っていたら、ネイティブのガブリエル先生たちが不自然なところがあると言われたので、気のせいじゃなかったな、と思いました。flownをgone、heldをhad、I’mをAndと間違っていました。合っていると思っていたら、まだまだでした(笑)。

・Let’s Sing Along 14(3年)空欄は22箇所。has ( flown ) away, It’s hard for me ( to ) say, when we ( used ) to laugh, a lot of ( fun)など。歌を聞く前の日本語訳からでも文法知識を使って解ける問題が多かったです。本日参加されていたお二人のNativeの先生から、あまり使わない表現がある、聞いたら日本人が歌ってると感じた、との感想がありました。北原先生が理由としてrhymingがないことを挙げられていました。これはメロディーが先にできて、そこに歌詞を後からつけたからとのこと。

・北原先生は竹内まりあの歌が大好きで、今回も紹介していただいた。メロディが先に作られてから歌詞が作られた今回の曲は、韻を踏んでいないなど、他の歌とは違った特徴があるということである。

私はElvis Presleyの歌が好きなので、最近は、Elvisの歌を授業で使うために見直している。自分が楽しいとか良いと思える歌は、より生徒の心を開く可能性があると信じている。目下のところ、使役動詞が使われた新たな曲を探している。Let It BeやLet It Goなどの定番は、itが分かりにくいからである。Make Me Know ItとAnd I Love You Soまで絞り込み、makeとletが使われたこれらの曲をどのように使うかを研究中。Elvisの歌は、ロックのビッグバンをもたらした50年代、幅広いジャンルでの完全性を追求した60年代、よりダイナミックに、そして巨匠的な味わいが増す70年代へとスタイルが劇的に変わったので、鑑賞の面白さもある。And I Love You Soは、枯れた味わいのあるペリー・コモのヴァージョンよりも、Elvisの方がずっと心に迫る良さがあると思う。Elvisの代表作であるBlue Suade Shoesからは20代前半にして偉大なinnovatorだったことがよくわかるが、劇の効果音としては余りにもインパクトが大きすぎたか…キレッキレで躍動感がありすぎるか…劇の効果音としては、武満徹が映画音楽のために大量に作曲した曲がとても使いやすいと思う。

1 お宝発見!北原先生、中学1年1学期中間・期末テスト答案、アルファベットテスト、単語テスト全公開!

→中間試験では次のような内容が出題されている。

→一般動詞の肯定文、否定文、疑問文、答え方

→三人称単数現在の肯定文

→記号で答える問題はほぼなし。ほとんど記述問題。

→期末試験では次の内容が出題されている。

→月や曜日、前置詞(in on atなど)を英語で書く。

→三人称の肯定文、否定文、疑問文

→全て記述式問題!

※今の2学期の内容をすでに1学期の中間まで(おそらく5月下旬ごろ)にやっていることが驚き。

→その他、アルファベットや単語テスト

→いかに音をしっかり身につけることが重要であるかが分かる。単語テストはNG!

・北原先生の中学1年1学期の中間・期末テストの答案、アルファベットテスト、単語テストを見せていただきました。中学1年生の最初のテストにも関わらず、書かせる問題が多いように感じました。「doll」を「boll」と書くや、文頭を小文字から書くなど、中学1年生の間違いやすいところだと感じました。自分自身のテストが保存されていれば、生徒に見せ、「英語はできるようになる」ということを伝えたいと思いました。

・当時の単語テスト、定期テストから、昭和の英語を思い出しました。会員からの質問、「なぜ単語テストはやらないのか」について。北原メソッドの幹の一つに、「音を大切にした指導」があります。フォニックスのルールを指導し、発音どおりつづりを理解させ、自力で読める力を育てる。それをフラッシュカードやスパイラルワークシート、などで「何度も適当に」触れさせる。使わせる。表意文字である漢字と表音文字の英語を同列に扱って、何度も書いて覚えさせた昭和の語い指導と対極をなすものです。フラッシュカードをめくりながら、「ハイ、発音どおり!」と声かけすると納得した顔をしています。

・北原先生中学校1年1学期中間・期末テスト答案、アルファベットテスト、単語テスト全公開。11年前に亡くなられたお母様が大事に保管されていた北原先生の中学生時代の試験のコピーをいただくことができました。 セピア色になったその現物も見せてくださいましたが、本当にお母様は教育熱心で愛情深い方でらっしゃったのだなと目頭が熱くなる思いで見させて頂きました。それにしても、1年1学期中間テストで、すでにShe likes books. など三単現のs を書かせる問題が出ているとは、どんな教科書の進め方だったのでしょう。また、期末テストでは、(答案用紙の右上には昭和42年第1学期期末と書かれている)予想得点を書かせる箇所があり、北原先生はそこに75点と書き、実際は56点でした。JanuaryはJanialyだし、 February は Fevelalyといいう具合に。Does she studies English?は△をもらっていました。また What Do You live? と解答しているのはどんな問題だったのでしょうか。4枚の単語テストは10問中7点、7点、8点、9点でした。アルファベットテストでは4線に大文字と小文字を順に全て書かせる問題で小文字のj が足の部分が4線の下まで伸びてなくてバツ、小文字のq を大文字にしてバツ、小文字のt が縦棒が上の線まで出ていなくてバツになっていて、3つ間違っているのに、どんな計算方法なのか94点でした。とても貴重なものを頂き、改めて「単語テスト不要」特に1年のこの時期に月の名前を書かせること自体問題だなと考えさせられました。

・アルファベットのテスト26文字×2(大文字と小文字)=52点のはずなのに採点の仕方が不明な3問ミスで94点。jは地下1階に行っていない、q→Q小さく書いてQ、tは小さくTと書いている。1年生がやりがちなミスである。単語テスト!Sptembey, Octobeyで丸になっていた(採点ミス)!boll→ball? biseball→baseball? つづりミス。単語の後ろにピリオドをつけている。TomやSusie,Billなど人名を書かせている。「やっぱり単語テストはやっちゃだめだなあ」と北原先生。中間テストの点数は82点。中学に入って最初のテストがこんなに書かせる内容とは驚きました。期末テストの点数100点中56点。書かせる量がハンパないです。3単元のSに多くのミスが見られました。We likes Tom.など。複数のSとの混同でしょう。記号問題は大問1つ分でした。よく英語を嫌いにならなかったなぁと思いました。

・中学1年生の最初のテストでこんなに単語を書かせられるのか!と驚愕。北原先生がこのような間違いを中学生の時にされていても、今日のようなご活躍をされるに至るのであれば、今の自分の生徒たちがbとdを間違えて書いていたとしても大したことではなく、そのうちできるようになるから心配ないと伝えたいと思いました。自分の学生時代のテストはさすがにとってないのですが、どんな感じだったのか気になります。

・中一の一学期中間から、単語、英文をたくさん書かせている。難しい。単語テストを見て北原先生曰く「みなさん、単語テストやっちゃいかんよ。」はい、いかんです。なお、このテストはお母様の遺品整理の時に発見されたとのこと。(私事ですが、私も亡き母の部屋から私の小1の最初のノートなどを発見。あの頃は今よりたくさん書かせ結構難しい言葉も使っていました。(親や先生には丁寧な尊敬語など)母に感謝しました。)

・北原先生の当時中学1年1学期・中間期末テスト答案、アルファベットテストテスト、単語テストを全公開していただきました。北原少年と担任双方の珍回答、珍丸つけでした。北原先生でさえ、当時中1の英語がこういうものなのか、とこれまた驚きでした。また、テスト内容も記号問題が無く、書かせる問題しかなかったのが印象的でした。生徒は難しいと感じたことでしょう。北原先生の単語テストはやらないほうがいいという言葉の本意が気になりました。どなたかわかる方がいましたら教えていただきたいです。

・長男として大切に育てられた北原少年。ご母堂様はこんなものも?!というものまで大事に取っておいてくださったそうです。その一つが今回公開してくださったテスト一式です。原本の藁半紙は色あせ、時代の流れと同時にご母堂様の愛を感じるものでした。北原少年のテストは「クスッ」と笑みがこぼれるミスが満載でした。アルファベットテストでは、小文字のj、q、tが書けていませんでした。単語テストでは、September、Octoberの-berが-beyになっていたり、単語の後ろにいちいちピリオドをつけていたり、中学生がやりがちなミスを網羅していました。他の中学生となんら変わらないこの少年が、将来英語教育界を担う人材に成長したことを証明する、人々に勇気を与える貴重な資料でした。

・例会前に配られた資料の中に「1年2組7番 北原延晃」の解答用紙が…。何を意味するのかわからず「???」が頭の中を駆け巡りました。先生から説明を伺い、何十年前の解答用紙が大切に保管されていたことに驚き、感動しました。(私も先生のお母様を見習いたいと思います。)そして、当時の北原先生も私の目の前にいる中学生と同じような間違いをしていたことに安心感を覚えました。

・北原先生のお母さんはテストまで大事にとってあったそうです。なんとすごい!私も小学生の息子がいますが、テストまでは保管してないです…。中学校1年生の中間テストで、ここまで書かせるのか!というくらい記述の量がかなりあります。全部で大問が14題あり、そのうち記号問題は1題だけ。北原先生はできていなかったとおっしゃっていましたが、当時小学校英語もない時代で、かなりの記述量の問題でも82点!単語テストを見ながら北原先生が、当時中学生だった北原少年にツッコミを入れていて面白かったです。

・中学1年生とは思えないくらい、バランスの取れたきれいなアルファベットを書いていて流石です。教科書の人物名のSusieもテストにだされており、しっかり書けていました。(おそらく)oneがoenになるのは、「ワン」は「ン」の音が最後に来ているから。(おそらく)theirがtheriは、私もこの単語が認識が苦手だったことを思い出しました。SeptemberやOctoberがSeptembeyやOctobeyになっているのはきっと音の通りに書いたのでしょう。確かにそう聞こえるなと、これも逆に関心しました。(2)小松中 昭和42年第1学期末・・・こちらも大問1の解答があまりにも可愛らしく一生懸命に書いている北原少年の様子が思い浮かぶので、載せさせていただきます。しかし、これをそのまま読んでも正しい発音に聞こえるのには驚きです!Janialy,Sepanbay, novonbay, Desenbay, Wansday, Steday。このような答案を書いてきたら、いったい入門期の生徒たちにどんな言葉をかけてあげたらよいのか、と北原少年の答案から考えてしまいました。(「英語の起源は、ドイツ語・フランス語・ギリシャ語・ラテン語といろんな言語が混ざっているんだよ」と話し英語はおもしろそうだと生徒の興味をそそりたいです。)

・北原先生の中学1年1学期中間・期末テスト答案・アルファベットテスト、単語テスト全公開「こんなにできなくてよく英語教師になったな!(北原先生談)」「あの頃のテストってこんなに難しかったんだな」単語テストは悲惨。中1の中間にもかかわらず、He wants some dogs. 3人称単数現在形と名詞の複数形まで進んでいます。

・北原先生の中学校1年生1学期中間・期末テスト、アルファベットテスト、単語テストを見せてもらいました。お母さまが大事に取っておかれていたそうです。書く問題が多かったのですが、教師があまり細かく出題せず、生徒に答えが一つの単語とか文を書かせるが、テスト作成は簡単だし、昔の先生は、そんな気持ちで作ったのではないかと思ったのは私だけでしょうか。

・北原先生自身の中1のテストをお母様が保管していたそうです(長男だから?)1学期中間アルファベット大文字小文字52個書くところ3問ミスで94点。採点基準が全く分かりません。1学期期末はとにかく書く量が多いことに驚きました。大問14個中記号問題は1つだけ。Do you studies English?や He want a dogs.などのミスもありましたが高得点のテスト結果でした。小テストらしき10問の単語テストもありましたが、lessin, biseball, boll, Septembeyなどのミスにもあるように、「単語テストやっちゃいかん」とのことでした。

2 Picture Describing(2004年に「英語でしゃべらナイト」で放映されたもの)については4月の北研に回されるそうです。楽しみですね。

3 発想力と英語力

・赤坂中3年生は都立希望者は全員合格(北原先生も初とのこと)その内2名は都立トップのところとのことでした。英検準2級取得率50%超の学年でしたが、元気がない、発想力がない、発想がネガティブと指導されてきたそうです。

・北原先生は3月1日の都立高校合格発表日の翌日、クラスで全員に「合格おめでとう!」と言いました。つまり不合格だった生徒が一人もいなかったということです。20人中2人は都立のトップ校、日比谷高校に合格。その日比谷に受かった子が「全然わからない」と言った、国立大付属校の過去問を解きました。

(1)発想力

●低位の生徒がわからなかった問題

県立入試問題

①Hi, Rachel.

  How are you? Are you enjoying school in your country? [ A ] So I miss you.

  I will travel to your country with my family during the winter vacation. Can I meet you?

                                                                            Emi     

  My family also wants to meet you.

②Hi, Emi.

  I am fine and am enjoying school. The students of my school went to the science museum a few days ago. I remembered you liked science. I bought some postcards there and sent them to you yesterday, so [ア] I think I can meet you during the winter vacation. I’m very happy. But there is one thing I have to ask first. [イ]                                                                                                                                

Rachel

③We will go to your country on December 26. I can’t wait. I am very interested in the science museum, so[ウ]                                                                                      Emi

④Sure. That’s a good idea. [ B ] Can we meet on that day? The science museum is very interesting. I think you will have a lot of fun there. I am looking forward to seeing you again.

                     Rachel

(あ)電子メールのやりとりが成立するように、[ A ] [ B ]に入る最も適切なものを、次の1~6の中からそれぞれ一つ選び、その番号を書きなさい。

   1. I will be free from December 27.

    2. You came to my new school two years ago.

    3. I have lived in your country for seven years.

    4. You will be free before December 27.

    5. I went to your country on December 27.

    6. You went back to your school one month ago.

(い)がメインです。ア~ウに入る英文をそれぞれ1つ書きなさい。

答えは示されませんでしたが、生徒向けのプリントには以下のように載っています。

解法のてびき

I bought some postcards there and sent them to you yesterday, so [ア]

絵はがきをおくったからどうした?

But there is one thing I have to ask first.[ イ ]

聞きたいことってなんだ?

I am very interested in the science museum, so [ ウ ]

その科学博物館に興味があるからどうした?

●上位の生徒が分からなかった/間違った問題

(あ)国立大附属高

4C 語い

①なぜここにきたの What has (           ) you her?

②電車は何分おきに来ますか。 How  (           )  do the trains come?

③このセーターを着ているから寒くありません。This sweater  (           ) me warm.

④ここは地図のどこか、教えてくれませんか。

Excuse me, but where  (           )  (           ) on this map?

⑤ジムは他に何をすればよいのか分からなかった。

Jim didn’t know  (           )  (           ) he should do.

都立トップ校に合格した生徒の1人が「1問も分からなかった」と言ったそうです。

答えは 1 brought, 2 often, 3 makes, 4 am I, 5 what else

・日比谷高校を合格した生徒ができなかったという問題。(1)でなぜ=whyとばかりやっていると、この問題には対応できないし、(2)の“何分おき”という日本語にとらわれていると解けない。頻度を問われていることに気づかないといけない。私は2つ間違えました…。後ろにいたNativeの先生に間違えた答えがどう感じるかを聞き、勉強になりました。

・違う次元から聞かれると答えられない、さっぱりわからなくなってしまったということです。日本語と英語のスイッチを切り替える発想力が必要でした。他にも発想力や作文力が問われる問題をいくつかお示しいただきました。

・なぜ=Why  What=なに とだけ覚えさせていたらこの問題に生徒はとまどうと思います。私はこの問題を見てあることを思い出しました。ずっと前、授業で、生徒がALTに「どうして日本にきたんですか?」と日本語で尋ねました。その時そのALTの先生が私に” What brought me to Japan?” と確認したので、Yes と言いながら、私が先に訳していたら” Why did you come to Japan?”と言っただろうな、違いはなにかなと思い、授業後に尋ねました。すると、Whyと質問すると、「なんで来たの?」的な、ちょっと直接的でrudeな感じがするということでした。 なるほど~と思ったのを覚えています。英語で書いてあるものを日本語に訳して理解するのではなく、英語のまま理解することの大切さを感じました。また、教科書を日本語で確認するのではなく、ジェスチャーで確認したり、英問英答で理解することを続けていきたいと思いました。

(い)私立大学附属高 文法 超難

各文には抜けている単語が1つあり、文法的に間違っています。抜けている単語とその前後の単語を書きなさい。

① It is very important for them understand the culture of other countries.

② Could you tell me to get to the train station?

③ Luckily, we able to eat at my favorite restaurant yesterday.

④ There are many books on the table as you have in your bookcase.

⑤ She always cleans her teeth before to bed.

⑥ If you ever Canada again, please come and stay with us.

⑦ I’d like to know most interesting book you have ever read.

⑧ This is a photo which was of us when we arrived at the party.

⑨ I want to enjoy my work, so I’d like a job which will me happy.

⑩ Which are of Tokyo are you living in the moment? 目で解くと間違える!

・Nativeの先生からは、8はa photo of us which の方が自然、たしか10はIn whichとおっしゃっていた気がします。答えは (1) them to understand, (2) me how to, (3) we were able, (4) are as many, (5) before going to, (6) ever visit Canada, (7) know the most, (8) was taken of, (9) will make me, (10) in at the

・(10)は目で解くと間違える!というヒントがあるのに分かりませんでした…。at the momentというフレーズが頭に浮かばなかったです。living in?in the moment?目で解くと間違えるという意味が分かりました。また、Nativeの先生によると(8)はヘン。This is a photo of us which was taken…のほうがナチュラルというお話がありました。

・県立の入試問題では、文脈を考え、続く文を発送する大切さがあること、広島大付属高の入試問題では、

会話的に意訳されている和訳に惑わされずに特有の言い回しを思い出す必要があることを指導すべきであることを教えて頂きました。

・単語自体は簡単だが、発想力がないと解けない問題がついて紹介された。高位の生徒でもこの発想力がないと解くことができない。単に英単語や文法の知識を知るだけでなく、日本語とは違う英語独特の発想力を生徒に養う必要があると思った。例えば「電車は何分おきにきますか。」という問題で「How (     ) do the trains come?」の( )にあてはまる英単語を問う問題を解くとする。「何分おきに」に相当する英単語はないが「どれくらい頻繁に」という発想ができれば解くことができる。

(2)語彙を増やすための活動

①じゃれマガから

No,106 helpful 名詞+ful?形容詞、 get lost  get + 形容詞

No.107 in silence =   わかったら立つ。 答えはsilently

No.108 fruity 名詞+y?形容詞

No,109 luckily 形容詞+ly?副詞

・上記の接尾辞ルールでどんな語彙があるのかを、ペア活動で言い合いました。中学3年生には特に接尾辞ルールを意識させ、年度末にテストをすることを、年度始めに伝えます。テストを実施し、チャンピオンを決定します。

・nativeの先生から日本人が知らなそうな言葉として、106はmournful, 108はsnobbyを挙げられていました。

・じゃれマガの指導の時には、『「Virginia」や「Clinic」について英語で説明しなさい』『「おせち料理」のそれぞれの料理の意味を英語で説明しなさい』→(昆布巻き→昆布→よろこぶ、田作り→豊作を願う、黒豆→まめに働くなど)また海藻Seaweedといってもわかめ、ひじき、昆布など沢山種類があることも言える。『「恵方巻」を英語で説明しなさい』→One large roll of sushi, luckey direction, happiness.『Valentineに対してWhite Dayとは英語で説明しなさい』→In returnという表現を生徒に伝えることが出来るし、中国にはBlack Dayがあるということを紹介できるとのこと。『百人一首で上の句、下の句を何というか』→first half, second half ということを教師も教養として知っておかなければいけないこと強調されました。

②読みトレ100から

N0.83 おせち料理 seaweed   昆布で何を包んでる、なぜおせちに昆布?よろ昆布?喜ぶ

など日本人として知っておかないといけない。まめに生きる、子宝、など

Np.84 百人一首 first half, second half ?これってなに?上の句、下の句

No.86 恵方巻 恵?lucky, happy, 方?direction 巻?rollと漢字それぞれを英語で聞いていました。

      one large roll of sushi

No.89 バレンタイン White Day⇒Joel先生に英語で説明しなさい

「in returnって言えた?」自分が知識を持っておく、調べておく。

・これも交代で説明しあいました。seaweedはわかめ、昆布、ひじきなどすべてがseaweedとして表されますが、おせち料理でのseaweedといったら昆布。なぜ昆布?それは“よろこぶ”という意味からきている、など日本人としての意識が大事!というお話がありました。知らなければ事前に調べ、台本を用意するくらいの気持ちで!“恵方巻”はそれぞれの漢字からhappy, lucky / direction / rollなどを引き出す。また、バレンタインに対するWhite Dayでは、in returnという言葉も教えられるし、中国ではBlack Dayなんてものもある、ということも教えていただきました。教師の知見の広さが大切だなと改めて感じました。

・CLIL? Contents and Language Integrated Learning ?British Councilのサイトをのぞいたら、理科、社会などの教科学習と英語学習を組み合わせたもの、とのこと。

・句動詞や接尾辞などの幅を広げるためにやはり教師はネイティブと話すことが必要である。接尾辞など1年間で書きためよう、年度末にテストをするよと生徒に伝える。

・進学校に合格が決まっている子の方が、ぱっと思いつかないこともある。日本語と一対一で覚えていると分からない。おせちなど、日本人としてのアイデンティティとして知っておきたいことも教師がきちんと理解できているか。生徒にやらせるときは、先に自分で調べておくこと。語彙力王最高84個。一年前に予告し、一年間で語彙を積み上げていく。じゃれマガなどから豊富に学ぶ。

教科書以外の英文にたっぷりふれる機会を教師が用意する必要を強く感じました。そう思うとやはりじゃれマガは適切だなと改めて感じます。北原先生はじゃれマガのハンドアウトを毎朝10分ほどで作成されていたとのことでした。(早い!!)

・発想力がないと英作文ができないことを改めて実感しました。北原先生が生徒にことあるごとに発想力の大切さを伝えており改めて、生徒の発想力を育成することの難しさ、大切さを感じました。

・Virginiaはstate、恵方巻きはhappy、direction、roll、ホワイトデーはin returnなどの言葉を使って説明できることや、ホワイトデーが授業に出てきたらなら「中国や韓国にはブラックデー(※)があるけど知ってる?」など、話題を広げていく工夫も必要だと教えていただきました。おせち料理に昆布巻きが入っているのは「こぶ(喜ぶ)」からきている、黒まめは「まめに働く」からきている、そういうことをわかっていないと相手に伝えることは難しいし、同時に日本人のアイデンティティ大事だよと北原先生から言われました。※バレンタインデーやホワイトデーで贈り物を受け取れなかった者、恋人ができなかった者同士が黒い服を着て、チャジャンミョン(韓国風炸醤麺)やコーヒー(ブラック)など、見た目が黒い飲食物を食べる日、とされている。恋人がいない者同士が一目瞭然となるため、この日がきっかけで結ばれるカップルが発生することも多い。(引用元:Wikipedia)

・「何?」「なぜ?」とたたみかけるような問いに答えながら、「あー、そうか」「なるほど!」という気づきがたくさんありました。生徒の興味がわくような題材の提示、言語や文化をより深めるやりとりを考えていきたいと思います。

・中3の3学期は、授業50分使って過去問を繰り返しやる授業もありますが、他教科でも過去問ばかりで、過去問疲れしている生徒もいます。だからこそ、こうした英語学習の根幹を鍛える指導が大切。高校進学のさらに先を見すえた指導として不可欠に思います。

3 教師のキャリアアップ(補)

・北原先生の教師人生ドラマを伺うことができました。笑いあり、涙ありで小説を読んでいるようでした。

・1976年、千葉県と東京都の採用試験合格。千葉から内定をもらっていたのに、東京の先生になることを決意。

・小学校時代の担任で図工専科の川島徹先生(開隆堂美術教科書の執筆者)に大学生時代に再会し、先生のお嬢さんの家庭教師になる。

・川島先生から「日本一の教師になれ」といわれる。小学生の時、川島先生の指導のおかげで、北原先生の作品が日本橋の三越の催事場に掲げられたことがあり、副賞としてLEGOを山ほどもらった。しかし、自分ではキリンを書いたつもりだったのにタイトルは「怪獣」になっていた。

・大学生時代、ケンタッキーで夜バイトをしていたが、それは外国人のお客さんが来るため。

・北原先生が教員になったのはオイルショックの頃で経済は冷え切っていた。教員として採用されるのも厳しい時期だったが、地元の小中学校でボランティアをしていたことで推薦された。

・川島先生から「教師帝王学」を伝授される。教師がエライ、という帝王学ではなく、例えば「お土産は一番世話になっている人に渡せ」と教わる。北原先生は、陰でいつも教師を支えてくれている主事さんや事務さんに渡した。給食室に行って「昨日の残りの牛乳一本ありますか」と牛乳をもらうことで、そこから会話が生まれた。信念があるなら、管理職とは徹底的に喧嘩しろ、というのも帝王学のひとつ。

・1977年、葛飾区綾瀬中学校の教員に。同僚の先輩教師40代のD先生と飲みに行った際、お金払おうとしたら「ここはいいよ。ある仕事をしてお小遣いをもらっているから」と言われる。D先生はワークブックの執筆で60?70万もらっていた。だから飲み屋はツケだった。

・その後、S社でワークブックの問題集を書いた。初めての原稿料がめっちゃうれしかった。しかしアウトプットばかりで自分が「細くなっていく気がした」ため、やめた。

・1980年、同い年の細谷美明先生が新採教員として赴任し、お互いに「日本一の先生になろう」と誓い合う。

・1981年、長先生の「雪の日の授業」を見て衝撃を受ける。

・1985年、New Crown教科書の不思議の国のアリスの挿絵に、テーブルの脚が4本あることを発見し、原作と違っていることを指摘(本来は3本脚)。三省堂にクレームを言った。

・1989年、三省堂(New Crown)と秀文出版(Total English)から著者依頼があるも断る。「教科書は嫌だけどリスニングトレーニングならいいですよ」と発破をかけると、どこからも断られた。一社だけOKを出した秀文出版から出版。

・1990年、長先生から「北原先生、教科書やって」と頼まれ「はい」と言ってしまった。依頼開隆堂(Sunshine)の執筆を続ける。

①教師帝王学…学校を陰で支えてくださっている主事さん、給食調理の方を大切にする。これは、自分もすぐに実践しようと思いました。

②教科書の執筆…不思議の国のアリスのイラストに原作との違いを発見して、出版社に連絡。それがきっかけで著者依頼されるも断る。が、長先生からの依頼で別会社の著者となる。私自身3年間、サンシャインを使ってきて、本当に使いやすくて助かりました。

・教師帝王学「こうしたらみんなに喜ばれる教師」になる。例えば、一番お世話になっている人を大切にすること。主事さんや給食配膳員さんなど。北原先生は、配膳室へ行き、残っている牛乳をもらうことを口実に配膳員さんとの交流を意図的にされたり、お土産は主事さんや事務さんに一番に渡されたそうです。そういえば、おぼろげな記憶ですが、狛江時代の北研で集まったお菓子や飲み物を配膳室へ運んだことがあるような・・・。お世話になっている主事さんにお裾分けされていたような記憶があります(・・・記憶違いかもしれませんが・・・)

・教科書執筆・・・数社から教科書の執筆を依頼されてもお断りしていたのに、長先生にSunshineの執筆を託され、「長先生に頼まれたら断れない」ということで依頼を受けた。

・インプットの重要性・・・北原先生は、Listening Poweredなど副教材の執筆は関わられていたそうですが、 しばらくして、ご自身がアウトプットばかりしていてインプットができていない・・・と気づかれたどのことでした。教師もやはりインプットをしていかないと、「知識が痩せていく」とおっしゃっていた言葉がとても印象に残りました。「忙しい」を理由にしがちですが、自主研究に努めたいと思います。

・前回の同じテーマのお話の中になかったことを補足してお話しいただきました。日頃お世話になって、何かあると必ず挨拶に伺う人は、管理職の先生方のことが多いけれど、日頃から気がつかないところでもお世話になっている用務員さんや栄養教諭の先生をはじめ給食室のスタッフの方を忘れてはいけないということをお話しされていました。そのような方々も、なかなか教員とのつながりが少ないことも多いので、お話しする機会があれば嬉しいそうです。

・2月の例会に続き、今月も北原先生の教師としての来歴を語っていただいた。中でも印象に残っているのは、日頃お世話になっている人への感謝を大切にするということだ。学校で一番下支えをしてくれているのは主事さん、事務の方や給食の準備をしてくれるスタッフの方たちだ。そうした陰で学校を支えてくださる方がいるからこそ自分たち教師が仕事ができているのだと感謝の気持ちを忘れてはいけない。

・北原先生が教科書執筆に関わる最初のきっかけはクレームを入れたことだったそうです。実績があるから声をかけられたのだとばかり思っていたので意外でした。

・小学校時代の担任の先生である川島徹哉に指導を受け、北原先生のクラス全員が何かしらの賞を受賞したということでした。北原先生の絵も(キリンを描いたのに妖怪?怪獣?とタイトルをつけられていたそうですが、笑)全国特選を受賞し、三越に展示され、レゴを副賞でもらったということでした。生徒の作品が、世の中に認められる、自信をつけさせるものに仕上げさえる、というのは簡単なことではないですが、とても大切なことだと思います。educateの語源にもなっている「生徒の能力を引き出す」ことそのものだなと思いました。

・小学校時代の担任の先生川島徹哉先生(開隆堂美術教科書執筆者)から「日本一の教師になれ!」小学生の時にこの先生に教えられ「全国特選」をもらった。クラスの全員が何かしらの賞状をもらっていた。大学3年の時にその担任の先生に再会する。この先生から教師帝王学を伝授される。1985年当時New Crown(三省堂)の教科書を使っていた時に「不思議の国のアリス」のテーブルの絵の4本足に気づきクレームを出版社にする。クレームを言ったことで出版社に名前を覚えられる。*原典まで読んでいるとこんなミスに気付く。家の前まで編集長が契約書を持って待っていたこともあったそうです。

・前回の詳細版です。北原先生の小学校の担任の先生(美術)は生徒の作品を多くのコンテストにだし、みんなに賞状を取らせた。生徒を伸ばす先生。教科書執筆の依頼が複数からあったが断っていた。しかし、長先生から開隆堂の教科書執筆の依頼があり引き受け2020年度版まで担当。昔の教科書はNew Wordsはページの下にありました。それを今のようにページの横になったのは北原先生のアイディアだったと私は記憶しています。生徒の視線の動きを考えて負担が少ないように工夫するという姿勢に感動したことを覚えています。「なんで、下なんだ。横の方がいいよね。」とおっしゃっていたと記憶しています。北原先生が教科書執筆をお引き受けくださり、日本の教科書はずいぶん進歩・改善されたのです。

・個人的に面白かった話を報告します。とある教科書の挿絵の不思議の国のアリスのテーブルの脚が4本あったので出版社に連絡した話。北原先生は原作を読んだことがあったからこそできた指摘。すごいです。開隆堂の著者を引きうけSSD(出版社名)とSBSP(出版社名)から「やらないって言ったじゃないですかーーーー」と怒られる北原先生

・なにをやったかよりも、どうやってこの道を進むことになったかをお話しいただきました。前回までのみなさんのMLをとても興味深く読ませていただいていたので、直接北原先生よりお話しきけて大変貴重でした。なんでもかんでもやってみるのではなく、自分の大切にするものと照らし合わせて、選択されてきたのだと感じました。

・管理職の先生方からではなく、学校の基盤を支えてくださっている、用務員さんや給食の方々も大事にされていることを知りました。学校を支えてくださっている方々を大切にする北原先生のモットーを知り、私も来年度から始まる新しい学校での出会いが楽しみになりました。また北原先生は人との繋がりも大事にされています。しかしながら、ご自身の大切にするものに優先をおいて、チャンスをつかみつつも、全てをやってみるのではないことを知りました。教科書作成に携わる機会が数回あったようですが、断ることもあったそうです。

・先回の内容に補足して小学校時代担任の先生のエピソード、大学時代に再会した時のエピソード、教員になった後、ワークブック著者になった時のこと、教科書著者になってくれないかと長先生に頼まれて断れずなったことなど、北原先生のキャリアには恩師の影響力がかなり強いことが分かりました。人と人との縁が強く繋がって行くことから今後とも一期一会(once-in-a-lifetime opportunity)を大切にしたいと思います。

・前回は、初任から年を追って語っていただきました。今回はなぜこういうキャリアを歩まれるようになったかというお話をしていただきました。小学校時代の図工の専科の先生の影響を強く受けた。警視庁、消防庁などのポスター全員に応募させる。その結果、クラス全員が何かしらの図工の賞状をもらった。北原先生は、全国特選の賞状。副賞としてレゴを山ほどもらった。デパートの展示ではキリンを書いたつもりだったのにタイトルは怪獣になっていた。振り返るとこの先生は生徒を伸ばすことができる先生だなと感じた。大学時代は英語を使うためにケンタッキー六本木店と英語の大学入試の家庭教師のバイトをしていた。全員を第一志望に入れていた。教員採用試験に合格し、葛飾区の名簿に掲載された。当時から、学生ボランティアをしていたので校長から引っ張りだこだったそう。教師帝王学を図工の先生から伝授される。こういう風にしたら周りの人が応援してるよといった内容のものだった。例えば、だれにお土産は誰にあげる?一番世話になった人。例えば、事務、給食の人。学校を支えてくださっている人に感謝すること。信念があるなら、曲がった管理職とは徹底的に喧嘩する。主事さんとけんかするならお前が100%悪い。その先生は、当時ワークブックを書くので60万くらい稼いでいた。北原先生も仕事を始めるが、アウトプットばかりで英語体力が落ちることに気が付きやめる。そのころ同い年のH教諭と日本一になろう、おまえは社会でおれは英語と誓い合った。教科書の細かいミス(不思議のアリスの机の脚が3本ではなく4本だったこと)を気がつき問い合わせた。こいつは変わったやつだな、原典まで読んでるやつとチェックされた。文部科学省の海外派遣のイギリス帰国後、教科書の著者になってほしいとオファーがあった、家まで来たこともあった。最初は興味がなかったので断った。リスニングトレーニングは作りたいことがあったので、自分から出版社に出したいと話した。初めは、色々な会社に頼んだがすぐ断られた。人生どこでどんなつながりがあるかわからない。その後、長先生から直々に教科書やってとオファーがきて、長先生からは断れないということで承諾した。

・北原先生が小学校時代担任の先生に教師になることを報告したら、「日本一の教師になれ」と言っていただいた。その先生は子供を伸ばす先生だった、北原先生の作品が全国特選という賞をもらった。北原先生が大学3年生の時に、街で偶然その先生に出会った。その当時、六本木のファストフードで英語の勉強のためにアルバイトをしていた。その他は家庭教師をしていた。また、地元の小中学校で水泳などを教えていた。そして、その先生から教師としての心構えを教えてもらう。「お土産は誰にあげる?お土産は一番お世話になっている人に届ける。そういう人からサポートしてもらえることが力になる。だからまず事務の方々に渡す。」また、夏の暑い日に「昨日の牛乳ありますか?」と給食をつくってくれている方にお願いしに行く。その方たちは先生から話しかけられることはあまりない。主事さんと仲良くなって、一緒に飲みに行くようになる。北原先生はワークブックを書くことで、自分がやせ細って行く感じがする。それで、書くことをやめるようになる。長先生から教科書を書いてくれと頼まれて書くようになる。

・2月例会では伝えていなかった部分として、小学校時代の担任の先生から「日本一の教師になれ」と言われたこと、教師帝王学(教師として当たり前のこと、たとえばお土産を渡す相手は?)を伝授されたのだそうです。また、ワークブック執筆の仕事を経験し、アウトプットばかりでインプットがない→英語体力が落ちることに気づいて執筆をやめたこと、長先生から頼まれ教科書著者となったことを話していただきました。いつも思いますが、北原先生の話は面白くて、笑いが絶えず、ずっと聞いていたいです。

・前回伝えられなかったことをとのことで、教採は千葉に先に合格しており、二次試験の面接ですでに、あなたにおすすめの赴任校もあるしと内定をもらったそうです。実際はその後東京都に合格されたので後日断ったそうですが。小学校時代に担任された川島先生は美術の専科だったそうですが警察や消防などあらゆる絵画コンクールに児童の作品を送り、みんなが何かしらの賞をもらっていたそうです。生徒に成功体験、素晴らしい先生。北原先生は全国特選に選ばれ百貨店の催事場に飾られたのとレゴブロックを山ほどもらったとのこと。川島先生からは、教師帝王学を教わり、例えばお土産であれば管理職ではなくお世話になっている人にまず持っていく。学校であれば主事さん、配置員さん、などとしっかり関係を作っておくと仕事がすごくやりやすくなる、ということでした。また、執筆の仕事は職場の先輩の先生から紹介されてやってみたがアウトプットばかりで肉体的な意味ではなく体力が落ちることに気づきおやめになったこと。教科書の挿絵のミスに気づき出版社に指摘したことが縁で教科書執筆の依頼がきたが断っていたものの長先生から 頼まれてイエスと答え、断っていた2社の編集者の方から怒られたことなどを楽しくお聞きしました。私は今31歳なので、35歳で北原先生が教科書著者となったことと聞き、がんばらねばと思います。

・小学校時代(1年生?)の担任の川島徹哉先生(美術)から日本一の教師になれ!と言われたそうです。この先生の学級の生徒は全員作品が一年間で何かしらの賞を受賞し、何と北原先生は、銀座の高島屋に特選の作品が飾られたそうです。すごいですね。長先生との出会いだけでなく、川島先生との出会いも北原先生の教師人生に大きく影響を与えられたのだと再認識しました。川島先生から「教師帝王学」を伝授されたそうです。教師としてあるべき姿とかなど、その当時北原先生が言われたことを聞くことができ、ありがたかったです。

5 3年3学期末テスト答案と先生方からの英文メッセージ

・「菅先生への手紙」または「北原先生への手紙」をテーマに3年間の英語学習の思い出を織り交ぜながら作文を書きなさい。英文タイトルは自分で考えてつけること。すべての文に通し番号を振ること。辞書を使用してもよい。評価項目は次の通りです。①英文の量20点②英文の質20点③全体の流れ(順序は正しいか、話ああちこち飛んでいないか、まとまりはあるか)10点④先生を泣かせたり、笑わせる内容だったらボーナス点各5点

・生徒たちの書いた英文の量や質にも驚きましたが、北原先生、菅先生、Joel先生の英語のコメントも内容が素敵でした。勉強になりました。生徒に解答用紙を返却した後に、この作文についてのアンケートを記入してもらって分析をすることも教えていただきました。データと分析、いつもその実践を繰り返され、そのような積み重ねの上に私たちへの北原メソッド伝授がなされていること、頭が下がります。私は、can-doリストの集計が木曜日に終わりました。振り返りシートの記入もおととい1クラスしてもらいました、明日明後日で4クラス合計5クラス分、なかなか簡単ではないですが、このまとめと分析をやらなければ、北原メソッドを広めたりしようと(私が勝手に)思う資格がない気がします。時間がかかってもきちんとまとめて、ほかの英語科の先生に目を通してもらいます。(勝手に宣言)

・実物のコピーを見せていただきました。評価基準は文量、質、流れ、笑いがあるか。辞書持ち込み可。生徒は本当にたくさんの英作文をしていました。これも、3年間の思いがあるのでまず書けるんだろうなと思いました。たくさんがんばったり、時には怒られたり、表現したり、練習したり、楽しかったり感動したり成長したり…そんなステキな思い出が、英文の質は様々でしたが、しっかりと書けていました。3年生の入試前はよく英作文の練習をしますが、例えば「福岡の観光名所を外国人に紹介する」という内容の問題が出たとして、英語以前に、「福岡の観光名所がわからない」という生徒が多くいます。そして、典型的な書き方のコツだけ使っておもしろくない英作文を書く子もいます。普段から、生徒の発想力や様々な教科や社会問題、時事問題等に幅広く興味関心を持つ生徒に育てていきたいと思いました。そして、テストの答案には3人の先生方からひとりひとりにメッセージが書いてありました。愛情あふれるご指導が素晴らしいと思いました。

・回覧しましたが、先輩の英作文を読むときも廊下側から1列目は読んだら後ろに回す、2列目は読んだら前に回す、としているそうです。枚数の関係で最初手元になかったので、1年生のカルテ実物を拝見しました。来年度の評価について考えていて幹本下巻p.134で読んだ所だったのでとても助かりました。個人的には関心意欲態度が自己評価を基本としていることに驚きました。表現については学年末テストよりも劇?スキット?の重みが大きいこと。理解はリスニングパワードを全14回、Excellent4点Pretty good2点として合計56点、学年末テストのリスニングとリーディングの合計よりも高かったです。言語文化は1年生は400文が満点(60点?)、600文でボーナス(80点?)200文で40点?だったかと思います。それと学年末の結果です。カルテは面談(コンサルテーション)で生徒に見せるが、持ち帰らせない。さて、その後生徒の答案を一つ見ましたが満点のものでした。26文、1文1文がとても長かったのと、I have been taughtなど現在完了と受動態を上手に使っていました。生徒の作文もさることながら、右下には北原先生、菅先生、Joel先生からの英語の直筆メッセージがたっぷりと、お一人5行以上は書かれていたでしょうか。内容も思い出の情景が目に浮かぶような、もらったら嬉しいだろうなというメッセージ。Joel先生が、図書室で話したのが楽しかったけど邪魔してなかったかな?というようなことを書いていて、ALTの先生が生徒としっかり関係を結べているのは素晴らしいと思いました。

・印象的だったのは、文章から英語が苦手そうな生徒が北原先生にthankという言葉を何度も使って表現していたことです。語順は間違っていましたが、北原先生と出会っていなければ自分の英語力はあがっていなかったということを書きたかったのだろうと思われる文がありました。こんな風に思ってくれたらどんなに嬉しいだろうと思いながら読みました。

・一人一人の英作文に対して3人の英語教師がここまでたくさんの英文による返事を書いてやるものなんですね。驚きました。しかも、内容が温かく、採点する側とされる側というよりも一人の個性として認めている書き方だと感じました。いずれも、その生徒とのエピソードを取り上げ、褒めたり、励ましたり、素直に謝ったりしていました。以前、北研のメンバーが、北原先生のように辞書持ち込み可で英作文のテストをやろうとして、管理職の大反対を受けて挫折した話を聞いたことがありました。やるからには覚悟が必要なテストだと思います。また、テストならではの生徒の意欲とパフォーマンスの高さを感じます。この後、アンケートで生徒に答えさせて、その解答を分析するそうです。・英和、または和英辞典活用の頻度・20文書けた理由、または書けなかった理由等

・50点が記述試験(英文の量20点、英文の質20点、全体の流れ10点、ボーナス点各5点→感動や笑わせポイント)→生徒さんたちの英文の質の高さやユニークさはもちろん素晴らしいですが、先生方の丁寧で暖かく、優しく後押しする英文のメッセージに感動しました。ここまで生徒のことを理解し、励まし、見守る先生方は素晴らしいです。今までの先生方の関わりが目に浮かんできます。このような想いを共有できる授業づくり、関係づくりを私も実践していきます。

・一年生の個人カルテから→観点ごとに数値で表記している。観点によっては、授業点の方がはるかに高い材料もある。個人の面接時に活用するもので、生徒には渡さないとのこと。渡してしまうと、成績関係のトラブルになりかねない。あくまでも、個人のストロングポイントとウィークポイントを明確にするため。

・今年度は0文の生徒がいた。その生徒は、反抗しているわけではないが書けなかった。テスト後はアンケートを取る。今回の英語自由作文テストに英和辞典をどのくらいつかったか?主にどういう風に書いたか?日本語で考えてから翻訳した?頭にある英文を引用した?なんで20文書けた?なんで書けなかった?そこから分析して自分の指導の集大成が分かる。

・評価基準は、文量、質、流れ、笑いがあるかです。テスト時は辞書の使用が可となっています。用紙ぎっしりに文章を書いている生徒もいれば、白紙の生徒もいましたが、どの生徒にも先生方はフィードバック(コメント)を書かれていました。3年次の最後に実施したいと思いました。

・10名弱の答案を読みました。ほとんどの生徒が20文以上書けていました。たくさん書いている生徒でも、同じことを繰り返していたり、起承転結というか話が淡々としていたらやはり点数が下げられていました。(英文の質)辞書持込みだったこともあり、スペルミスはほぼなかったのですが、あっても下線が引かれたりしていませんでした。最後の「手紙」だからでしょうか。また、先生方のコメントが愛にあふれていて感動しました。受け持ち人数が少ないと、これだけたっぷり一人ひとりに時間をかけてあげられる…と無いものねだりな感情も沸きました。。。(やっぱり少人数制かTTがいいなぁ。。。)

・『幹の本』にある中学校最後のテストの現物版です。どの生徒もたくさん(20文以上)書いてありました。英語のレベルはかなり厳しいと思われる生徒も英語の授業は好きだ、ハッピーだと伝わる英文を書いていました。それに対して英語の先生全員からの熱いコメント。生徒にとっては一生のお宝になります。

・北原先生の3年生の最後のテスト。受験がある中、この人間味あふれる試み、そしてメッセージを伝える生徒の英文。正直な、素直な気持ちが、伝わる内容。それを英語で書けるのがすごい。

・「北原先生と菅先生に手紙を書く」というのがテストでした。B4サイズに罫線が引かれただけの解答用紙でしたが、多くの生徒が先生に宛てたメッセージをたくさん書いていました。採点には、分量や内容の他に、「笑いポイント」や「泣きポイント」が入ることもおもしろかったです。また、生徒の手紙に対して、北原先生、菅先生、ジョエル先生が全員にコメントを書いていることも感動的でした。返信を読んだ生徒の嬉しそうな顔が目に浮かびます。3年間の最後に相応しい、北原先生らしいテストでした。

・ALTを含め3人の先生から英語のメッセージが記入されていました。それぞれ1人1人の生徒の顔を思い浮かべて書かれた温かい内容でした。中学校の英語の思い出として、大切にされるのではと思います。

・1番印象に残っているのが、学力的に厳しいと言われていた子が一生懸命20文近く書いた答案でした。「量」として書いたものしっかりと評価してあげる大切さ。私は今年度初めて1年間一人で全てのテスト作成を行いました。やはりとにかく書くことで点数がもらえると、生徒自身のモチベーションにもつながり、間違いを恐れず書いてくれる姿勢が身に付いたと思います。今回の北原先生のテストを拝見させていただいて、改めて自分がやってきたことに少しだけ自信が持てたこと。そしてテスト作成の大切さを学ぶことができました。

・毎回、最後のテストは辞書持ち込み可で先生へのメッセージを書かせている。・生徒さんの答案を何枚か見せていただきましたが、語いや表現の多様さに、「すごい!」の一言でした。また、先生方からのメッセージがとても素敵でした。いくら生徒さんの数が少ないとはいえ、3人の先生方がそれぞれ一人ずつメッセージを書かれるのは、とても大変な ことだと思います。あぁいう答案を返却されたら、生徒さんも嬉しいだろうなと思いました。

6 北研会員による英語劇FRIENDS三周年記念 Theatre Kitaken presents...

Schedule

10月17日(土)配役、読み合わせ *役者は次回までにセリフを暗記

11月21日(土)立ち稽古①

12月19日(土)立ち稽古②

1月16日(土)立ち稽古③

2月20日(土)立ち稽古④

この期間 Skypeを使って自宅で練習

3月5日(土) 赤坂中学校体育館にて公演

・北研の先生方によるフレンズのビデオ鑑賞会があり、そのあと実演された先生方から感想や裏話?を聞かせていただきました。 〇この劇のおかげでフレンズがファミリーになった感じ。 〇劇が苦手なので、チャレンジになった。 〇やれされるのではなく、「自分からやろうスイッチ」を押すことで何倍も楽しくなった。 〇大変だったけど楽しかった。 〇演じることで、自分の殻を破れた …などなどの感想でした。懇親会の時も言ったのですが、この感想を聞いていて、私は2月末に授業で行ったAlice and Humpty Dumptyの劇の感想を思い出しました。生徒もまさしくこのような感想を言っていました。やって良かったなと思ったので、生徒から集めた自己評価表にがんばったところや良かったところなどのコメントを書いて返しました。(6クラスで210名程いて…時間がかなりかかりましたが、リハーサルも2回行ったので、全員のがんばったところがビデオを見直さなくても書けたことが自分では嬉しかったです。)

・3年前に上演した’FRIENDS’を当時の生徒さんの映像をオープニングの時に上映し、このセッションで先生版を上映しました。改めて見ると、生徒さんも先生方も本当にいきいきと演じ、各キャラクターと役者の個性が素敵な形でマッチしていたドラマでした。秋に配役を決めてから、月一度の北研で立ち稽古を重ね、またディレクターの萩先生に自分の演技を録画してデータを提出、直前の時期は、参加可能なメンバーでカラオケボックスで練習したり、毎晩自宅からスカイプで合わせたりという形で本番を迎えられました。演じられた先生がほぼ参加されていたので、当時を振り返って一言ずつお話しいただきました。「毎日のように練習をして、今でも本当にファミリーのよう」「実際に自分の中でブレイクスルーを経験した。」「英語劇を経験して、音読指導が変わった。」など、大きな経験であったことを感慨深く語られていました。自分と違う人格を擬似的にでも経験する機会となり、 仲間との協働的な活動として、教育的効果が非常に大きいと思います。北原先生に実践にある”New Year Visit”などのように、スキットの発展の形で、普段使いの教科書教材を活用できればと改めて思いました。

・劇には、長男役で参加しました。皆さんの前でも話しましたが、「break through」(壁を破る)ことの大切さを学びました。舞台上で、北原監督に叱られたり、アドバイスされたりするうちに、もっといい演技をしたいと思うようになりました。それから、自分で演劇の動画を見たり、ラジオで英語劇の番組を聴いたり、衣装や小道具を買いに行きました。どの出演者も同じでした。それが、仕事を終えて夜10時からのスカイプ練習、最後の舞台の成功につながったと思います。

・さすがに先生方なので、演技がとてもお上手で 楽しく見させていただきました。上映の後、出演された先生方からコメントをいただきましたが、みなさん本当に必死でせりふを覚えたり、北原先生や萩先生から、厳しい演技指導を受けられたとのこと。しかし、どの先生方もとても素敵な表情でお話をされていたのを見ていたら、この上演が 先生方にとってとても貴重な体験になったんだということがよく伝わってきました。きっと、赤坂中の生徒さんたちも、英語劇を成し得た後、同じように充実感と達成感に満たされ、それを見た後輩たちがまた次に頑張ろうという気持ちで取り組まれるのだと思います。今回は遅刻したため、リポートは以上です。たとえ短い時間でも、貴重なお話を聞けたり、色々な先生方とお会いできて、とてもよい時間となりました。ありがとうございました。

・北研会員による英語劇FRIENDS三周年記念あの日先生方が様々な衣装で舞台に立たれ渾身の演技をされているのを拝見してからもう3年経ったのだと感激に浸りながら視聴させていただきました。あの時演じられた先生方がお1人お1人思い出を語られ、この赤坂中の体育館、教室がなくなってしまう最後の例会で語るにふさわしく、それを聞くことができて北研の歴史の1ページに立ち会わせていただいているようで、再び、感激でした。

・私は、このころ年に1,2回しか北研に参加できず、劇をやるってすごいな!と思っていました。昨日鑑賞させていただいて、みなさんの努力やチームワークがひしひしと伝わってきました。この中に入っていないことが正直残念でなりませんでした。無理だったことはしょうがないのですが、このような後悔が無いように今後生きていこうと決心しました!(笑)劇に関わられたみなさんにもう一度大きな拍手を送ります。パチパチパチパチ!!!!

・3年前の劇を初めて拝見しました。みなさんお上手であっというまの40分でした。立ち居振る舞いの演技と同様、大きな声で英語をセリフとして話す、というのはとても難しそうでした。夏の北研で演技のワークショップに参加したことを思い出しました。その後出演された10名程の先生から一言ずついただきました。北研でよく名前が挙がったり、お見かけしたり、レポートで勉強させていただく先生方の顔と名前が一致してとてもありがたかったです。

・北研に参加されている先生方による英語劇を見るのは2回目でした。立ち稽古は4回、それ以外は自宅でスカイプを使っての練習だったと知り、改めて先生方の努力がすばらしいなと思いました。私も昨年3月の例会で約5分ほどだったと思いますが、ワンシーンを演じさせていただいたことがあります。5分でも大変だと感じたのに、20分の劇では、かなりの英文量だったことと思います。特に住友先生は主人公役だったので大変だったに違いないと思いました。先生方から当時の様子を教えていただき、台本をもらい、2回目の練習のときになぜ台本をもっているのか怒られたという裏話を聞き、ビックリです!ただ、どの先生方もbreakthroughした瞬間があった、音読の指導が変わったなどという話をされており、先生方の指導や考え方に大きな影響を与えるものになったのだなと感じました。映像とともに先生方の貴重なお話が聞くことができ、良かったです。ありがとうございました。                          

・先生方による劇の冒頭でBlue Suade Shoesが使われていた。前回と今回の北研でよく耳にしたキーワードはbreak throughである。先生方自身も、劇を上演するまでにbreak throughを体験したという感想が印象深い。自分の生徒を見て思うことは、英語力が上がっても生徒自身が英語に自信を持つには時間がかかり、「英語力が英語への自信に先行する」ということである。自信を持った時に、より自ら学ぶようになるように思うが、それまでには一定量のインプットが必要だと思う。まだまだbreak throughする生徒が少ないので、自分自身の修行が足りないと思う。

・何回か見させていただいたことがあります。短い期間、しかも練習の回数も少ない中で、日頃の勤務がある中、あれだけのパフォーマンスができたのは驚きです。私も劇のほんの1部をやらせていただいたことがありますが、本当に大変でした。台本を渡されて、少し練習したと思ったら、すぐに台本を見ないでやるように言われてしまうのです。さらに、あれよ、あれよという間にステージに上げられてすぐに撮影ですから、かなり混乱しました。「無茶ぶり」とはまさにあれを言うのですね。自分が実際に演技して学んだこと(人前で演ずることの難しさ、特に台詞のない時の動きを考えること、客席に背中を見せないことなど、)は大きかったと、後の授業の中で子どもへの言葉掛けの変化からも感じます。

(北研メンバーから)無茶ぶりで、子どもも頑張れる。・劇のおかげでファミリーができた。・これまでに演劇で木の役しかやったことがなかったのに、チャレンジングな役に挑戦した。難しい演技のため、カラオケで演技を学んだ。・劇中での語彙が役に立つ メンバーとスカイプで本番前の練習で大笑いするなど、よい機会であった。・劇の練習を通してさらに北研が好きになった。・赤坂中の生徒の大変さがわかった break throughの瞬間がわかり、後の音読指導が変わったし、このことで生徒もよく食いつき、活動への取り組みが変わった。・練習し始めて、指導を受ける中で、リアリティーを意識し始めたが、それは授業でも生きている。・演じることは大変。殻を破るためにも勇気が必要である。・劇を見に来てくれた先生が中心となってお別れパーティーを開いてくれた。・病床にいる生徒ががんばって練習に取り組んでくれている。・英語を使って違う人格になれる。・短い期間で最高のパフォーマンスを作ることに意味がある。

・キャストの先生方からコメントがあった。私もFather役で出演させていただいたが、当時を振り返ると、3年生を担任しながらだった忙しい中でも、とても楽しい時間だった。それぞれの先生方の個性を感じる練習期間だった。北原先生からまさに北研friendsから北研familyになるきっかけをいただいた。むちゃぶりはしてみるものだと改めて感じた。

・鑑賞後の先生方のコメントから、本当に大変な取組であったことが伝わってきました。しかし、それ以上に充実感にあふれた貴重な経験となったことが、より伝わってきました。きっとこの劇を演じた赤坂中学校の生徒さんたちも嬉しかったのではないかと思います。「英語や演劇を通して、違った自分になれる」この言葉の意味が私にもよく理解できます。「break through」は、やはり本気になった体験から生まれるものだということが改めて感じました。こんな経験を数多くこどもたちに与えてあげられる先生こそが、どんな時代にも必要とされるのだと思います。改めて、皆さん本当にお疲れ様でした。

・20分の北研例会メンバーによる英語劇を視聴。メンバーが一人一言ずつ当時を振り返ってみました。

古川先生が劇の練習の中でbreakthroughがあったとおっしゃっていました。私は、演技も大の苦手でさらに英語を人前で話すのがコンプレックスで苦痛でした。皆さんに比べて大分演技が劣っていて恥ずかしかったですが、私が自分の教員だったら「あの武田さん声出してる!びっくり!」と変化に驚くかなと、ふと思いました。レベルはそれぞれですが劇は普段の授業ではできない成功体験をさせることができると実感しました。そして、負けず嫌いな私は「今やったらもっとうまくできる!」とリベンジ戦を求めてしまいます。生徒の気持ちが分かりました。懇親会では、北原先生一押しのインド料理店に連れてっていただきました。住友先生からご定年のご挨拶と皆様からのサプライズがありました。

・3年前は、わたしが北研にこさせてもらうようになる前でしたので,もし当時東京にいたら、是非仲間に入りたかったです!!大人になってから、こうした「プロジェクト」に参画する機会は本当に少なくなると思います。参加された先生方は遠方の方もいらっしゃり、大変工夫を重ねながら当日を創り上げられたのだと思います。主役の住友先生の、感情移入ぶりが素晴らしく息をのみながら観させていただきました。

・タイトスケジュールの中、また遠方の先生がいらっしゃる中、素晴らしい作品を観させていただきました。日頃の業務もありながら、長いセリフの先生の努力に感動いたしました。最後に出演された先生方から一言感想をいただきました。印象に残ったのは「自分もやってみて、生徒の大変さに気付いた」というコメントでした。生徒に簡単に発表やテストをさせてしまうことがありますが、生徒側の気持ちにたって取り組ませたいと改めて思わせてくださいました。

・3年前の上演のビデオ鑑賞 阿部公房の不条理劇を20分にして、10月からの例会(5回)で仕上げ、その間スカイプで練習して3月赤坂中体育館で上演というスケジュール。先生たちの堂々とした演技にさすがと思いました。当時のキャストの皆さんが勢ぞろい。「生徒の大変さがわかった」「無茶ぶりは時に人を成長させる」が印象的でした。それ以上に驚いたのがこれを中学生が同じ劇を上演したという事。以前に見せていただいた赤坂中の英語劇も内容がとても高度でした。中学生はここまでできるのだと改めて感じ入りました。

・奇しくも数日前、安部公房を英語に訳してくれたドナルド・キーン氏がお亡くなりになりました。96才でした。日本文学研究に尽くし、それを世界に広めた功績はあまりにも大きく、東日本大震災を契機に日本国籍を取得し、日本を愛し続けてくれたアメリカ人でした。

・北研FRIENDSから3年。あの日、私は赤坂中の体育館にいてライブで観ることができました。当時、北研調布市部を立ち上げたばかりの頃で、北研本家にはやっぱりすごい先生たちがいるなぁ!と感心して観劇したことを覚えています。北研アカデミーに参加したことで北研本家に知り合いの先生方も増え、「主役をやっていた男性は住友先生だったのか」「妖艶な役をこなしたのは武田先生だったのか」など色々繋がるところがあり、皆さんの思い出話を楽しく聞かせていただきました。北原先生の英語授業のゴールは「違う人格になって演じること」です。それを体験したFRIENDSの先生方がうらやましいです。皆さんの迫真の演技から、物語の不気味さが伝わってきたぞくぞくしました。

・劇を視聴後、出演された先生方からお話を伺いました。全国各地の先生方が、数回の合わせ練習で1つの劇を完成させるというすごい企画だと改めて思いました。お話の中で「その後の生徒の劇指導に役立っている。」「出演された先生方とは、Friendsならぬ、Familyのようになれた。」「やらされていたところから、自分からやるbreak throughが来る。生徒にもbreak throughさせる。」「演劇は苦手分野だったがチャレンジし、一生の思い出になった。」と言われたのが心に残りました。

・三年前に北研で行った英語劇を久しぶりに見ました。自分自身も当時スタッフとして参加させていただきました。(ついでに、まだ娘がお腹の中にいたことを懐かしく思いました。)出演者に対する北原先生の演劇指導はまさに「口伝」でした。大人たちがときには怒られながらも本気で何かに取り組んでいる姿は、胸を打つものがあります。発表当日は、生徒の皆さんやご家族の方々も見に来られていましたが、その本気さに熱いものを感じたことと思います。

・3年前の英語劇を初めて見ることができました。なにより、英語の先生が集まって、これほどの活動を行っていることに衝撃を受けました。北研会員の先生方のパワーを肌で感じることができ、本当に北研に来てよかった!と心の底から思えた瞬間でした。英語教育というものを通して、何かひとつのことに夢中になる。素晴らしいことだと思いました。また、この劇を子どもたちも行ったというのも本当に驚きでした。

・キャストとして参加させていただき、あっという間の3年間だったなと振り返ることができました。気恥ずかしい感じもありましたが、あの時の苦労が少しは勤務校での三年生を送る会の出し物などに役立っていると思います。10月に配役が決まり翌月の北研からたった4回の立ちげいこで3月5日の本番を迎えました。長野の萩先生や千葉の佐藤先生が東京の武田先生の演技指導で上野のカラオケショップに集まり練習したり、私の発案でスカイプを使用して夜10時からそれぞれが自宅での練習をしたりその時古川先生は三宅島勤務でしたよね。本当に想い出がたくさん蘇ります。本番前夜のスカイプ練習でみんなで大笑いしたことなど、一つ一つが大切な想い出です。そう、衣装を忘れて本番1時間前にメークをしたまま東京ミッドタウンでワンピースを買いましたっけ。なんと舞台メークをしてから気づいた私は、茨城の伊藤先生に付き添ってもらい東京ミッドタウンまで行きました。北原先生にはこのような貴重な体験をさせて頂き感謝します。(笑)

(参加したALTの先生のレポート①)

Hello everyone, below is my report from the 163rd Kitaken study session, which took place on 2019/03/02.

*Song: “Goodbye University”*

We listened to “Goodbye University” by Maria Takeuchi. As a native speaker, I could tell that this song was from earlier in Takeuchi’s career as her pronunciation was not as good as it is now. The lyrics are also a clue that the writer is not a native speaker because some sentences are a bit unnatural (for example: “skipping *the* class together” → “skip class together,” or “I don’t know what to do from now” → “I don’t know what to do”). Additionally, there is barely any rhyming which usually appears in English language songs. The song was a nice choice though since we have entered graduation season and we are also saying “goodbye” to Akasaka Junior High School’s current campus.

*Mr. Kitahara’s Past English Tests (as a student!):*

It was amusing to see past English tests Mr. Kitahara took as a student. Some of his mistakes were silly errors that my current students make, such as spelling a word wrong in one problem (“ball” → “boll”) but then spelling it right when it appears as a compound word (“baseball”). Some sentences he had to translate involved creepy subject matter, such as “Tom has a knife,” or “Blackie likes some *bones*” (maybe he meant “books?” – I hope!).

*Entrance Exam Questions:*

We examined different problems used in entrance exams. Here are two problems I thought were difficult:

*From Hiroshima:*

「このセータを着ているから寒くありません。」

“This sweater (*keeps*) me warm.”

I think a more accurate translation of this sentence would be “Since I’m wearing this sweater, I’m not cold” but instead the problem is meant to make examinees think about the sweater’s impact. It was hard explaining why the answer is “keeps” rather than “makes.” In this case, “keeps” is more suitable because the sweater preserves (保存する) the body’s warmth. Whereas “makes” (発熱する?) would imply that the sweater generates heat, which it does not. However, the sentence “This sweater makes me feel warm” is acceptable.

*From Aoyama:*

“This is a photo which was of us when we arrived at the party.”

“This is a photo which was *taken* of us when we arrived at the party.”

In this problem, examinees had to write in the missing word, “taken.” I have no doubt the word “take” would come naturally due to the popularization of the phrase “take a photo,” but the challenge would be to make sure it is in its past-participle form, “taken.” Incidentally, the sentence is grammatically correct but the word order is a bit awkward. I would rewrite the sentence as: “This is a photo *of us* which was *taken* when we arrived at the party.”

*“Friends” by Kitaken Members*

Even though it was my second time to watch the “Friends” performance by Kitaken members, I still found myself laughing and enjoying the comedy. The members not only delivered their lines in English well, their acting was also very impressive. It was heartwarming to see how working together to carefully memorize their lines brought the members closer together, like a real family as they portray in the performance.

Thank you for a great study session. Best of luck with the rest of your school years and see you in the spring!

(参加したALTの先生のレポート②)

My Comments on the “Kitaken”:

During my 8 years working as an ALT, I had often heard of the famous Mr. Kitahara and of his “Kitaken” workshops, but it was only until this last weekend that I was finally able to attend my first one.  (A big THANK YOU to Lumiko Ito Sensei for inviting me!)  Rather unexpectedly, the occasion also became a kind of teacher reunion for me, because I had the pleasant surprise of seeing a couple of colleagues whom I hadn’t spoken to or seen in years. That was one of the first of many positive impressions I had of the “Kitaken”–that it is a great way for teachers from all over to reconnect and to get together to learn how to improve their English lessons.  Further than this, I could sense from this meeting an atmosphere of friendliness, openness and good humor which at once made me feel comfortable.  This atmosphere was personified by Mr. Kitahara himself, whom I had the great pleasure of meeting, and who immediately struck me as being very warm and friendly. But far from being simply a casual meeting, on the contrary, the “Kitaken” proved to be well-organized around a clear purpose, and Mr. Kitahara quickly justified his reputation as an expert in his field. By being fully immersed in the various activities, I could experience for myself the effectiveness of his teaching method. 

First there was the “Good-bye, University” song (extremely appropriate for 3rd graders, I thought), with the missing blanks which we were supposed to fill in before actually listening to the song–simple, but very effective, since it requires a closer and more thoughtful reading of the lyrics.

  A lot of what I experienced later on exceeded my expectations. I hadn’t anticipated being able to see Mr Kitahara’s writing as a 1st grade JH student (although he was self-deprecating about it, I actually thought it was quite good for a 1st grader!). 

Nor had I expected to be called on to offer my opinion as a native English speaker during the 発想力と英作文 section, but I was grateful to be noticed and to have my opinion asked for. I particularly enjoyed the part in which we were asked to describe such words related to Japanese culture as “seaweed” and “恵方巻き” in English in pairs.  I learned a lot in a short time from this simple but fun activity. (Who knew there were so many different kinds of seaweed?  I didn’t!).  From it, I realized how important it is for Japanese people, students and adults alike, to be able to talk about their culture to foreigners in English. This enjoyable activity serves as good training for that purpose.

I hope I will be forgiven for moving swiftly to commenting on the play performance at the end (I admit my Japanese comprehension was severely tested while Mr. Kitahara was relating his career history–my overall impression, however, was that here is one of those multi-talented individuals who makes me feel that my own accomplishments have been very small in life!).  Watching the video of the play performed by “Theater  Kitaken”, I could feel the youthful energy of the teachers so much that I honestly forgot these were actually adults and not students performing! Altogether, it looked like a lot of fun!  The take-away lesson for me was that this is, after all, one of the most important and vital aspects of English education in Japan today–to make it immersive, communicative (emotionally, culturally as well as linguistically), and, indeed “fun” for everyone.

Thank you, Mr. Kitahara, and all you wonderful teachers, for making my first “Kitaken” such an enjoyable experience for me.  I’m eagerly waiting for the next opportunity to attend!

(会員からの近況報告)

①3学期の学年末テスト

英作文「3年間の思い出」を出題しました。たくさんの生徒が、こう書いていました。「最初は英語が嫌いだったけれど、いまは英語が好き」また、「勉強方法を質問した時、先生に****をするように言われ、そのあと成績が伸びた」のように、学期の振り返りのカウンセリングなどで具体的にやり取りした言葉をそのまま書いてくれました。テストの翌日に返却するため、深夜までの採点は大変でしたが、過去最高に楽しい採点でした。同時に、手紙には、文法のミスがあっても相手に届くことを改めて感じました。エラーを直して正しい英語を学ばせることも大切ですが、伝えたいと思わせるメッセージを持たせるほうがもっと大切なのではないでしょうか。

②英検IBAの結果

英検準2級レベルが60%以上、3級以上80%以上という結果が出ました。授業でやってきたのは、できるだけ忠実に北原メソッドを再現すること。なにもオリジナルの活動はやっていません。3年間、サンシャインを使い、A・B両パターンをやり続けました。生徒へのアンケートから分析すると、以下の3点が力をつけた要因に思われます。・歌で発音・読みトレ、じゃれマガで読解・ハコ読みで語彙と表現の理解・整理

なにより、今回の結果こそが北原メソッドの力だと思います。つまり、だれがやっても結果が出る。赤坂中の生徒だから、北原先生が指導したからということではなく。100%北原メソッドを目指して、年々完成度を上げていくことこそ、いい授業への早道だと確信します。北原先生、いつもご指導くださり、ありがとうございます。

(北研に出ての感想)

・子育てがあり11月のジャレル先生講演会以来の参加となりました。その間、みなさんのレポートのおかげで例会の様子がわかりとても助かったので、長いですが恩返しのつもりでなるべく詳細を記しました。また、北原先生のメソッドを取り入れて2年、先を見て授業計画を作っているおかげで、今は異動先の教科書を調べて入手しパフォーマンステストの計画、Basic Dialogue、EEの作成に取り掛かることができています。北原メソッドが時短にもつながっているなと実感しています。

・本年度も大変お世話になりました。この1年間は、英語だけでなく小学校、中学校の様々な授業を参観し、改めて「授業づくり」について多くのことを考えた年でした。自分なりに子どもたちの人生をより豊かにするために自分にできることを模索し続け、今まで以上に「授業を通して子どもたちを育てる」意識が強くなりました。来年度は、大きく視点を変えて、新しいチャレンジをしてみたいと思います。引き続きよろしくお願いします。

・懇親会に久しぶりに参加させていただきました。S先生の定年のお祝い、とても和やかに、笑いの絶えない時間となりました。新年度に向けて、また授業などでの悩みもいろんな人に聞いて頂きました。いろんなヒントをすぐに与えてくれる先生方ありがとうございました。そして、S先生、T先生お祝いの準備などしていただきいつもありがとうございます。こうした素敵な先生方と勉強会に参加し、学べる機会に感謝します。

・北研には、1年2か月振りの参加でした。今回は現在の赤坂中校舎で行う最後の北研でした。今後はどうなるのか…という不安を胸に、久しぶりの参加にドキドキでしたが、変わらぬ雰囲気と見慣れた顔ぶれにホッとし、楽しい時間を過ごさせていただきました。参加したことにより、この一週間、どこからかエネルギーが沸いてきたのを実感しています。毎月欠かさず例会を開いてくださる北原先生、全国各地から参加され、詳細なレポートを送ってくださる北研メンバーの先生方、そして、今までお世話になった赤坂中校舎へ感謝申し上げます。

・昨年4月から育休明けで学校に戻り、1,3年生の授業を担当しました。授業準備にあてる時間がほとんどとれず、反省点は多々ありますが、今まで北研で学んだことを(おそらく)やってこれたと思います。先日1年生に書いてもらった「できるようになったこと」「成功した勉強例」を読むと、「辞書」についての記述が以前の生徒よりも多いことに気付きました。また、「歌」によって発音が良くなったことや「ライティングノート」の効果を感じている生徒がたくさんいました。苦手な生徒でも「初めて見た単語でも、アルファベットとかの雰囲気で読めるようになった」と感じているようです。また、上位の生徒は簡単な英語の本を読んだり、英検3級以上を目指して頑張っているとありました。以前も感じましたが、勉強の仕方が分かると、生徒は自分からどんどん学んでいくのだと感じました。5クラス分分析し、次年度へつなげていきたいと思います。

・「さよなら赤坂キャンパス」改築工事に入る前の最後の赤坂中学校での北研に参加することができ、皆様と勉強させて頂けたこと、本当に充実した時間でした。また3年振りにFRIENDSのキャスト、スタッフの皆さんと一緒に映像を観ることができ感慨も一入でした。想えば6年前に初めて北研に参加させていただき、4年前の2月に東京都の中英研研究部公開授業で赤坂中の体育館に全国から600人以上集まったあの伝説の北原先生の授業を参観する好機を得られたこと、またその同じ体育館のステージに立ち北研ファミリーの皆さんに加えて頂き芝居をできたことは私にとって語りつくせない最高の出来事でした。4月からは南青山の仮校舎での北研となりますが、今後も北原先生、北研の皆様、宜しくお願い致します。

・今回、初めて北研に参加し、その圧倒的なパワーに最初は正直ビクビクしていました。しかし、会が進むにつれて、北原先生の温かさ、北研会員の皆さまの英語教育への高いモチベーションを感じることで、もっともっと自分も頑張りたいと思いました。