12月1日(土)第160回例会報告

北研(2018.12. 1)

リスニング
・「Let It Be Me」竹内まりや 山下達郎、北原先生が一昨日行かれたコンサートの話

・歌「LET IT BE ME」by Maria Takeuchi and Tatsuro Yamashita
まずはリスニングからといって北原先生が曲をかける。歌詞なしで聞く。歌詞をもらいもう一度聞く。

(ALT初めこの曲を来た時、ネイティブだと思ったので歌詞カードで日本人と知り驚いたそうです。本日参加させてもらったオーストラリアのALTさんは竹内まりあと山下達郎のファンでレコードも持っているそうで、日本に来た理由の一つが彼らだそうです。
竹内まりあの「the Christmas song」が個人的におすすめです。)

・竹内まりやの LET IT BE ME の曲から始まりました。MLにも掲載されていましたが、竹内まりやの映画(ライブ映像)の話し、昨日赤坂中に北原先生の授業を見に来た外大生の話しなどがありました。因みに、LET IT BE MEの作曲家はBILBERT BECAUD という方ですが、読みはギルベルド ベカウドだそうです。


0  2年生国際化の授業から

Talk and Talk Light book 2 No.28 ”You must stop” から
A: Stop!
B:  Pardon me?
A:  You must stop.
B:  Why?
A:  Because here is a “STOP” sigh.
北原先生:Write at least three expressions which means the same as “Pardon me?”ということで Pardon me.のセリフに入るをみんなで考えました・One more time,please.・What?・Say it again?・Excuse me?・Sorry?・Did you say something ?
など10個程度出てきたということでした。赤坂中の生徒も10個ぐらいは出したそうです。色々と出させて、Politenessの順番を説明したりしたそうです。 

・課題 (1) “Pardon me?”に代わる表現を考える。(2)それらの表現のpoliteness順に並べる。(「生徒が先生には言わないものは?」など)常に既習事項を振り返り、使う場を設定することが大切。

・表現の幅を広げる活動⇒教師と生徒の英語力を日ごろから鍛える身近な方法。Pardon me? と同義表現をいくつ見つけられるか。短時間でノートに書き出す。生徒が言いそうな表現と、自分で言いそうな表現を書き出しました。授業でもよく、単語や表現の言いかえを生徒に問います。教師は彼らの上の上をいく表現力、幅広い語彙力・知識を育てる必要があります。なのでこうした鍛錬は必要不可欠です。先生は言わせたあとで、どれが一番ていねいか、ランクをつけて教える。丁寧さの尺度をことあるごとに教えることも大切です。⇒私は、授業中「時を表す言葉」「時を表す副詞」などを生徒に言わせたり書かせることをします。
語彙のランク付けはネイティブにしてもらうといいと思います。
Pardon me?の言い換えPolitenessの順番を確かめたりしたそうです。Pardon me? Write at least three expressions which means the same as “Pardon me?”. What? Sorry? Would you say that again?など


1 2学期の生徒のパフォーマンステスト

1年生の音読テスト 9月(夏休みの宿題)口や舌の動きが丁寧、大事な語は強く長く発音している
2年生のスピーチ「職場体験」10月 話す量が多い、ジェスチャーも多い、口の動きもいい

実際に総合の時間に作成した職場体験レポートがテレビに映されていた。

*評価基準 、発音、内容、演技

原稿を1、2回ちょっと見るくらいはOK、時々見る-0.5, AがB+に、ベタ見-1AがBに

2年生のスキット「道案内」10月 オリジナリティがある。楽しんでいる。
3年生のスキット10月 アイデアがすごい、テスト編251ページの部分を参考にしているとのこと、授業では時間を取っていない

3年生スピーキングテスト「日本文化」初見は「駅弁・みこし・花見・温泉」

Station boxed lunch / portable shrine / cherry blossom viewing / hot spa
a closet where we put futon
a place where Doraemon sleepsなども生徒の発話にあった。ダイアログは相手が何をいうかわからないから難しい、だから自分1人で話すスピーキングをさせる。これが3年生のゴール。チャットは怪しい、同じことを何度も言っている可能性あり

3年生劇「Angels With Broken Wings」(区大会)テーマは日常生活に実際にありそうないじめ。発音はもちろんとても綺麗で、演技もいいし、今日の都大会で力を発揮してほしいと思います。
2年生のスキット「買い物」 生徒たちが外で活動することや、必要なものを用意して、さっと準備することなどにも慣れているからできるんだろうな、と思いました。外でやることは、来年度からやってみたいことの1つです。
1年生のスピーチ「人を紹介しよう」昨日撮ったもの 発音の基本をとても忠実に守り、ジェスチャーもたくさん使って、自分が好きな人について楽しそうに話していました。

①1年音読
・1年生夏休みの宿題は音読のみ。10箱(50回)やってくる。その成果をはかる音読テスト。th, f, vの発音は大げさにやっている。このくらいしっかりやっておくと、後々意識しなくても自然に英語らしい発音ができるようになる。イントネーションが上がる?の文は首をかしげるジェスチャーをするのが身についていて、テストではする必要がないだろうけど自然と首をかしげている生徒が何人かいた。ジェスチャーを伴って練習する効果の大きさを感じる。

・5人が一グループで同じページを読む、Favoriteのf  the のthなどゆっくりでいいから、下唇をかむ、舌を出すなど発音のポイントに忠実に。4月に導入して9月のこの時期までこれだけ意識させてゆっくり徹底してやっているので、2年、3年生になり即興スピーキングのような場面でも美しい発音が自動化してできる。夏休みの宿題は音読を各ページ10箱(5回読めば、1個塗りつぶせる)読ませることだけ。テストはどこがでるかわからないよと告知。前回よかった生徒から順にテストを受けていく。P272 幹本テスト編参照
②2年生スピーチ「職場体験レポート」
テレビに写真を見せる(クラスメイトがスピーチ中写真を変えてあげる)、演台、マイク、スターバックス、ミッドタウン案内所
After that /nervous / valuable experience / I begun to think about my future. / They were pleased / I never forget this memory. 
1年生でも未習語と思われるものもどんどん使いこなしていた。(過去の先輩のスピーチ原稿を参考にできることと、スパイラルワークシートなどで色々な英語に触れさせていることがいい影響を与えていると考える。)

評価は発音、内容、演技、もし原稿を見ていたら、演技の項目から減点する。1年はチラ見程度を2回するくらいは許容している。何度も見る:マイナス0.5 A→B+、べた見:マイナス1   A→B評価が1段階下がる。
③2年生スキット「道案内」 幹本P251
教科書に書いていない表現集を配る、・Kitty-corner(斜め向かい)、WeblioによるとThe bank is kitty-corner to it.(米口語)のような感じで使う。 
アメリカのALTとオーストラリアのALTも知らないと言っていたが、前のALTがおしえてくれた言葉らしい。(こういったマイナーな表現もどんどん教えていくのも生徒の幅の広い語彙力の秘訣ではないか。)生徒指導上問題なものを行った生徒がいた。

④3年スキット「オリジナル」
9月に3人でペアになって、10月の半ばに発表してもらうよと告知。授業の時間はゼロ時間、放課後や家で生徒は練習をする。上位者は体育館で発表できる(学習発表会)今年もAI役の女の子がリアルで、なんでも願いをかなえますよと少年に言うという。その右側では、願い事を言った後どうなるか男女二人が熱演をする。

⑤3年生スピーキングテスト「日本文化紹介」幹本P258
9月の授業の初めに2つずつ練習でやっていく全部で17個、3回くらい回ることができる1週間前からキーワード集渡して練習する。今年の生徒は過去最悪の生徒たちペアで日本文化紹介が終わった後、どんなキーワードが出たか聞いてもシャイだからできない。授業で色々なアイディアがシェアされないと自分たちが不利になるといって、意見が出なくなったら打ち切り。テストで初見のものは「駅弁、神輿、花見、温泉」20年やっているがスピーキングテストのゴールが日本文化紹介としている。中学生にDialog形式をいきなり要求するのはむずかしいからまずは一方通行でも即興で説明できることが重要。「やり取り」が学習指導要領に入ってくるが、それをいきなり指導しようとすると失敗する。なぜ文科省がいれた?スピーチは全部日本語を英語にして暗記させる。それだけではだめと気が付いたから。いろんな人がややり取りの力を伸ばすため行っているチャット。北原先生も以前は試されたことがあるが危険な活動。accuracyが全部飛ぶので、「やり取り」から入ろうとするのは危険がある。(北原先生のピクチャーディスクライビングも1,2年生は徹底的に三人称のSやa、the、itなのかtheyなのかをジャッチ、3年になってようやくfluencyに切り替えて紙に書けるだけ書いていく方式に変わる。教師が生徒の段階に合わせてカスタマイズしていくことが重要。予想、感覚ではなく、導入後はデーターを取って分析する)

⑥英語劇「Angles With Broken Wings」
16分,明日は都大会九段、両国、小石川と中高一貫校の強豪ばかり。(なぜこの作品にされたかや、配役やシナリオ作りの裏話も知りたいです)

⑦2年生「買い物スキット」
ユニークな発想と豊かな語い
・スパイダーマン:Childhoodから会いたかった→握手→Sticky natto・嵐のメンバーです。
嵐?大野?「舛添要一だよ」
 I wanna wear、A little bit、Can’t you give me some discount?、I can’t help you.、It is much cheaper than the T shirts I’mwearing.

⑧1年スピーチ「人を紹介しよう」
Bitter voice、fly around the house、He has a dream to be a hero.、My grandma takes care of dogs every day.

①1年生音読テスト(夏休みの宿題)TH, V, の音を意識的に発音。「1年生は、舌が見えるまで、前歯が見えるまでやる」という指導通りスラスラ読んでいても、その音が出る前になるとゆっくりになり、   しっかり意識した発音をしていました。1年時にこの発音意識を持たせるから2年時になるとナチュラルスピードの中で自然にこれらの発音を正しく綺麗に言えるのだと改めて感心しました。
②2年生スピーチ「職場体験レポート」隣の先生に聞いたのですが、数名はあの、宿題をやってこない2年生たち(11月9日の公開授業で、北原先生に厳しく叱られていた)ですが、ここまでスピーチできるのかと驚きました。比較級や最上級などの文法を織り交ぜたり、until を入れた文章を入れたり、のびのびと楽しそうに自分の職場体験を話していました。これは「伝えたい、知ってもらいたい」という気持ちがこの英語スピーチに込められているのだと思いました。ワークブックなどの日々の宿題をやってこない子たちでも、毎回の英語の授業でBD,発音、音読、boardwork での振り返りを考えさせる、まさに、「聞き、話し、読み、考え、話す」英語のシャワーを浴びることでこのような力に育っているのだとわかります。評価規準は・発音 ・内容 ・演技で、この演技の中に 台本を見たら-0.5  A→B+に、 台本をガン見だったら -1  A→B となる
③2年生スキット「道案内」とにかくユーモアたっぷり。オリジナリティを重要視する日頃の指導が生きていると感じました。2年生になると原稿を見せに来ない生徒もいる。
④3年生スキット「オリジナル」3年時の集大成とも言える本当にユーモアに富んだアイデアの台本を自分たちで作り(4人グループ)演技もよく練習されている。授業での練習時間はゼロ。放課後などを利用して生徒たちは練習して本番に臨む。幹のテスト編258ページ(教科書に載っていない表現も掲載されている)
⑤3年生スピーキングテスト「日本文化紹介」テスト編258ページ。全部で17個の項目がある。9月から授業中の帯活動でペアでやり、1日2個の項目をやっていく。北原先生曰く「日本文化紹介」はスピーキングテストの完成版である。20年以上もやっているが、今回指導要領に出てきた「やりとり」は失敗しますよ。4領域のうちの「話す」をスピーチとやりとりに分けたのは、スピーチ原稿を先生に教わりながら、完成し、それを丸暗記して皆の前で発表してもそれは英語の「話す」力ではないという気運が高まり、「やりとり」が出てきたが、「日本文化紹介パフォーマンステスト」のようなステップを重ねていかないと結局は話せるようにはならない。*まずはモノログで言えるようになるのが第一!

⑥3年生英語劇「Angels With Broken Wings」明日が都大会ということで今頃は無事に発表が終わった頃でしょうか。1年生の頃から赤坂中の生徒は日本語劇においても、演技指導を厳しく受けているその上にこの3年生での英語劇発表が中学校の集大成となって大きな意味を成すのだと思います。2学期期末テストに英語劇「”Angels With Broken Wings”に参加して」というテーマで自分の感想を書きなさい。  という問題が出される。今回は生徒の答案を見せていただけなかったが、以前、見せていただいたときにそれぞれが、自分の言葉でこの英語劇に携わった感動が書かれていた。一つの作品を皆でゼロから作り出す感動、チームワーク、絆を深める、これが3年間での最高の思い出とともに彼らの英語力に結びつくのだと思います。期末テストでの「英作文力」という視点でも英語劇を体験する生徒たちに大きな影響を与えているのだと思いました。
⑦2年生スキット「買い物」Be authentic! といつも北原先生が言われる通り、小道具の大切さを感じました。外に出て、シートの上に商品(Tシャツやら何やら)が並べられハンガーにかけられた洋服が陳列されてそこに身を置くことで売り手と買い手のやりとりが更に本物に近づく。ユーモアも交えて。子どもたちは楽しそうにその役になりきっていました。

⑧1年生スピーチ「人を紹介しよう」v,  thなどの発音に意識が高いのは勿論ですが、ジェスチャーが細かく、日頃のジェスチャーリーディングのように付けられていること、私自身、見ていて「ああ、live のジェスチャーはこうだな」とか、「前置詞の by のジェスチャーはこんな風にやればいいのか」と参考になりました。教科書Bパターンで本文の内要把握の時に生徒とジェスチャーを考えながら進めるのですが、不確かだった部分もあったので赤坂中の1年生のジェスチャーを伴う「人を紹介しよう」スピーチはそんな角度から見ても大変勉強になりました。ただ、北原先生も仰っていましたが、毎年、自分の知らないキャラクターが出てきてそれを確認するのに時間がかかってしまうということでした。子どもたちの人気のキャラクターにもアンテナを張っていなければ。。。

・〇3年生スピーキングテスト「日本文化紹介」一番見習いたい活動のひとつです。役立つ英語のフレーズを何度もインプットしていくわけですが、最も「英語運用力」がつく活動のひとつだと思います。次のような端的な表現を覚えたら、様々なものに活用し、運用する力がぐんと増えます。端的な表現は、とても北原先生的で、北原先生のイギリスでの研究論文を読ませてもらった時に感じた、Shortcutで端的な、江戸っ子の口上のような小気味よい表現です。以下、参考にしたいです。「桜の花見」=It’s viewing cherry blossom. 「潮干狩り」=It means shell gathering.「梅雨」=During seasons, it’s very humid. 「お月見」=It’s moon viewing.「押し入れ」=It’s Japanese style closet. A closet where we put huton.A place where Doraemon sleeps.「駅弁」=station box lunch.「おみこし」=Portable shrine.


2  3年生2学期期末テスト

(1)リスニング 日本文化紹介 「テレビタレント」などは、常に現実に合わせて更新。
(2)教科書本文適語補充 音読度を測る。
(3)「港区英語版広報」の活用(初見)“longevity”という難しい語の意味や、内容を類推する。
選択肢あり。
○理解の能力の測り方としてとても参考になりました。区の広報英語版の活用は、なるほどでした。
(4)じぇれマガ 英問英答。11月の北原先生公開授業のトピックより。
(5)教科書から ○内容が本当に分かっていないと解けない問題。
(6)教科書から 文中4人の主張の大意を各人1行程度の日本語で簡潔に書く。1行がポイント。本当に内容を理解していないと適切に1行にすることは難しい。
(7)「英語劇”Angels with Broken Wings”に参加して」というテーマで自分の感想を書きなさい。英文の量と質の両方を評価。○あの劇に学年生徒の全員が参加していることが素晴らしい。どのように運営しているのか、と私にはなかなか想像できないです。1年生からの積み重ねの集大成。
(8)「浴衣」を英語で説明しなさい。
   スピーキングテストでは、fluencyを評価。定期テスト(表現)では、accuracyを評価。
   ○この課題(表現)でテスト直後に生徒に返却するのは、大変なことだと思います。
(9)知識理解 並び替え(ワークより)
(10)知識理解 並び替え(Basic Dialogより)1語不足。補って文を完成させる。

・今年のテストを解かせてもらいました。ライティング問題は、私やグループのメンバーも「この答えでいいのかな?」と思うものもありました。それで63点の平均点はすごいです。英語劇について書く自由英作文もあり、解くスピードも求められていると思いました。私は、北原メソッドの日本文化紹介に今年度初めて取り組みました。200人近くのスピーキングテストに関して、やり方を何度も確認したり、ALTと練習したりもするなど、緊張感は受ける生徒と変わらないくらいあったかもしれません。まだ、日本に来て日が浅いALTだったので、Joel先生のように任せることもできず(そもそも項目にある日本文化を知らなかったりするため)、私も同席して、発話を聞きながら、指を折ってキーワードを数えたりしながら、スピーキングテストの評価をしました。(あとで聞いたのですが、生徒たちは先生が2人も近くにいて半端なく緊張したそうです。頭が真っ白になったらしい…。)期末テストでは好きなトピックを3つ選び書かせましたが、これも採点でクタクタになりました。最後には2学期の評価にどう組み込ませんるか頭を悩ませたりもしました。今回、テストについてのグループ討議や質疑応答で、これらのことについて再確認できたので、来年度からは今年ほど悩まずにできそうです。何でも初めてのことって大変ですよね。そして、北原メソッドの活動については、良さも困難点も、やってみてみないとわからないのが当たり前だと思いました。

・実際の問題を自分たちで取り組んでみました。リスニング問題は分詞の後置修飾の時にも授業で使ったカードを使った問題。番号がふっていないのでとにかく最初の一言を聞き逃すと全部アウト。
  細心の集中力が必要でした。また、教科書の本文からの問題は「箱読み」をしっかりやっていれば難なく見つけられる問題。抜けている単語を選択する問題。初見の英文理解問題では「港区英語版広報」から抜粋されていました。日本文化、七五三、千歳飴を説明する内容でした。使われている語彙が難しいものばかりで注釈も11個ほどありましたが、設問はどれも(3問)読み込まないと答えられない問題でした。じゃれマガは、MLでも書かれているように11月北研に来られたジャレル先生がその時の様子を書かれた記事でした。

設問は以下に。

1 Mr.Jarrell talked to a group of teachers.  What kind of teachers are they?
2 What is Kita-ken?
3 Why was Mr. Jarrell impressed?

言語や文化の知識と理解の問題で、Basic Dialogから出題されている問題については、私自身、BDをこんな形で出題する方法もありだなと思いました。全て並べ替え問題で、それぞれ不足している語が1つありその1語を加えて書くという問題でした。とても参考になりました。また、「定期テストは直近のパフォーマンステストからも出す」と言われている通り、「日本文化紹介」からも出ていました。今回は1つに絞って「浴衣」でした。キーワードには下線を引くこと。引かないと採点対象外とする。理解できる範囲の正しい英文で使われたキーワード1つにつき2点。(回答用紙の行数いっぱいまで書いていい)他の日本文化の紹介でも使えるような traditional や Japanese などの語は採点対象外。

15分で解いたのちリスニングテスト。その後4人班になり分析ディスカッション。
先生への質問
Q1 5,1関係代名詞のに線が引かれ、使われているのは次のどれと同じかと同じものを選ばせる問題。, which とwhichを出しているのは意味があるのか?

→コロンブスの教科書に, whichが使われている。そしてなぜかWhichの目的格に出てこない。
Q2 リスニングでは授業でやるものと同じか
同じ。毎年アップグレードするのが大変。分詞の修飾でも関係代名詞でもこの形の問題を使う
Q3 8例年だと日本文化は選択肢を与えていたが「浴衣」だけにしたのはなぜか
→先生が評価基準を何パターンも作るのが大変。
Q4日本文化の10点 採点方法は?
理解できる範囲で正しい英文。5文当たっていれば満点。生徒は直近の発表がテストに出ると分かっているスピーキングではfluencyで筆記はaccuracyとわかっている。・毎年やっている 港区広報誌をテストに出題する。Longevityの意味を推測させる。長友に引っかかる生徒はいなかったが、長袖と長襦袢には引っかかった。・大問5 4人の主張を読み取り日本語でそれぞれ1行で書く。長く書くと大体あたるからわざと1行で書かせる。新しい問題形式。

(テストの分析シートと共に返却は40年間絶対に翌日返却されたそうです。分析シートは採点作業に入る前に作っておくといいそうです。この項目満点の人リストは私の生徒にも大好評でした。単語は頑張ろうとかここだけは負けない!そして、リストに名前が載るという一種の成功体験だと思います。特にうちの高校の生徒は中学のテストで30点とか中々苦戦して称えられることが少なかったのでとてもお勧めです。得点アップしたリストもそんなに喜ぶかと思うほど喜びます。私たちは勉強は(あきらめてる)…と言っている人でも、自分の名前が出てるとやはりうれしいですし、周りと比べたら全然怠惰で得点もふるわなくてもやはり今回は頑張った(前回より)というところを見てあげるのはいいことなのだと思います)


・リスニングは授業で行っているスタイルで、1回のみ放送が流れる。 学図の「Powered Listening」の最新版のネタで問題を作成。最新の人やトピックスを扱っているのが新鮮ですごい!(⇒わがクラスでも授業の冒頭、1ページずつやっています。聞き取りがやや難しいものもありますが、話の内容の楽しさ、新鮮さで生徒は引き込まれてついてきます)・教科書の音読の質量を問う、抜けている語を元の位置に戻す問題。⇒音読を奨励するいい問題。3学期に追試してみたいです。・内容理解問題:港区英語版広報から「七五三」を扱った初出問題。読みトレにもあったネタを、違う英文で読ませる。新しい文、語彙にも負けず、文脈や初出の語を類推させて答えさせる、入試に対応できる「読ませる問題」。新しいアイディアです。・じゃれマガ、11月の北研当日の内容。新鮮なサプライズ問題。自分たちのネタが教材に出てきたり、テストに出るなんて、すごいですね。問いに「Why was Mr.Jarrel impressed?」とあり、生徒たちは「3年生(=自分たち)のじゃれマガの取り組みが早くて驚いた、が解答でした。⇒I suppose they’re so proud of theirselves!・とにかく、私たち英語を生業とする教師軍団が、つい真剣に解くような問題を中3が定期テストでふつうに解くわけで、平均点も高いとなれば、入試をクリアするのも怖くないですね。

・受験前の最後、をこれまで以上に感じたようです。・未知語の類推・主旨の短いまとめ・限られたテキストでの指示語と意味の説明・文法的把握


3.クリスマス特集
Merry Xmas Everybody by slade