再開第1回の今日は20名の参加でした。
メニューは以下の通りです。
1.3月のパフォーマンスビデオ視聴
(1)1年生絵本の読み聞かせ Olivia, Grandma BaBa and Her Friends on a Sleigh
(2)2年生紙芝居「金太郎」「おむすびころりん」「浦島太郎」「ぬすまれたおまもり」
(3)赤坂小公演ビデオ
2.映画を使ったリスニング(『スパイダーマン』)
3.今年度のパフォーマンステスト計画
(1)赤坂中の計画
(2)自分のパフォーマンステスト計画 ⇒ グループ討議
1 3月のパーフォーマンスビデオ視聴
(1)絵本の読み聞かせ Olivia, Grandma Baba and Her Friends on a Sleigh
【先生方の感想・考察】
・入学したときこの学年の男子達は大変幼いと聞いていたが、赤坂中の授業で鍛えられて1年経ったら、どの子もほらこの通り。英語を堂々と話す立派な姿に成長していて驚いた。幼くてぼんやりした子ども等はどこにもいるが、教え方・鍛え方でここまで子ども達を伸ばせるものなのだと思わされた。緘黙気味と聞いていた女子生徒も、不登校気味と聞いていた男子生徒もしっかり声を出し、立派に自然な英語を話していたのに驚いた。
・唇をかむようにしてfを発音しているなど、発音を意識している。
・ほとんどの内容語にはジェスチャーを付けている。
・セリフを話す生徒だけでなくて、他の生徒もジェスチャーをしている。例えば、outsideというとき、全員が窓の外を指さすといった具合。
・ピクチャーカードにあるものはそれを指さしながら話し、ない物はジェスチャーで表す。
・saidをセイドと言う生徒が何人かいた。逆に言うと、発音が正しいかどうか本番前に先生が厳密にチェックしたわけではなくて、生徒達自身で発音も文の意味も調べさせ、調べたことを発表させたのがこの映像だということ。
・絵本の通りに読む。しゃべっている人以外の人もジェスチャーで表現している。
・画像は画面一杯に絵本を写したり、生徒達を写したり。
※私が実施したのは9月当初。1学期終了前にスピーチ原案を書かせ、それを夏休み中に練習してくることを夏休みの宿題の1つとした。年度当初から北原メソッドで授業をするのは初めてで慣れないこともあって、このMy Projectに至るまでの本課の授業に時間を取られ、1学期中に発表まで行けず、発表は2学期始めにずれ込んだ。本課授業に時間を取られすぎの状態は年間を通して続いたので、1年生最後の活動である絵本の読み聞かせ練習時間を十分確保できずに終わってしまった。また、3学期後半の子ども達の仕上がり具合を見ると、正直なところ、時間を与えたとしても果たしてそれなりの形になっただろうかという疑問が残った。
・紙芝居をめくる生徒も含め全員でジェスチャーしている。
・r,l,f,th,vを含む単語の発音がとても上手。
・三人称の動詞の”s”や一般動詞の過去形を習ったばかりなのにとても自然に使いこなしている。
・BGMをかけてビデオを撮ると作品らしくなるのに加えてそれに負けない声を出そうとする効果があるのだと思いました。私も次回はBGMを入れてみようと思います。
・セリフを思い出せない生徒に周りの生徒が手助けしようとしている姿が印象的でした。
・笑いそうになっている男の子がいましたが、グッとこらえて最後まで頑張り通した子も素晴らしいと思いました。みんなでがんばって作っている作品を大事にしようとしている姿が多く見られました。
・BGMが入っていることに今更ながら気づきました。
ただ単に見ている人や聞いている人が心地よいというだけでなく、BGMに負けないような声量を出すこと、話のリズム感や臨場感を出すのに効果的だと感じました。
・タイトルコールや効果音を協力して行っていること。
・赤坂中の生徒は発音はもちろん、音と音のリンキングがすばらしい。(on a sleigh / What’s the matter?など)
・いずれの発表も、一人ひとりのしっかりとした発声、発音、抑揚、ジェスチャー(というより演技といったほうがふさわしいかも)役に気持ちの入ったパフォーマンスに、改めて(これまでも北原先生の教え子のパフォーマンスを見たことがあるので)驚いてしまいました。上記の技術的な面にも増して、今回素晴らしいとおもったのは、生徒一人ひとりが、そのような高いレベルのことを実に自然体で、あまり力みもなくやっているところでした。準備にもそれほど長い時間はかけていないと聞いていましたが、カメラの前でこのようなことを生徒ができるようにするためには、4月からものすごい量の英語の総合的な、つまり、発音・単語・文法はもとより、場面や気持ちと結び付けてそれらを身体にインプットし、かつ必要に応じてアウトプットするということが、行われつづけていたはずだということを一目みて思い知らされた、というのが感想です。
・自分のセリフがなくても、後ろで場面やセリフに合った動作をしている生徒が多い。(紐を引っ張る、beachで波のジェスチャー、withで右手と左手を握手、等)
・後ろの生徒が立ち上がって一斉にセリフを言うなど、工夫して表現したり、見ている人が楽しめる配慮がある。
・1人1人がセリフを言うところもあれば、全員が声をそろえて話す場面もあり、群読のような印象を受けました。また、話していない生徒も話している生徒の後ろでジェスチャーをしており、自分のセリフが終われば何もしないという状況にならず、全員が参加していました。ただ単に、英語を話させるのではなく、発音良く、そして見ている人にわかりやすいように工夫されていると思いました。この映像を新入生に見せるそうで、これを見た新1年生は驚くと同時に、目標設定ができると思います。生徒たちも新入生に見せるという相手がいるからこそ、一層熱心に取り組むのだと思いました。子どもがゆっくりでもいいから口や舌の動きを自分で意識して発音できるように、普段の音読や音読テストを充実させようと思いました。
(2)2年生紙芝居「金太郎」「おむすびころりん」「浦島太郎」「やさしいともだち」
「ぬすまれたおまもり」「龍の目のなみだ」
【先生方の感想・考察】
・以前はジャパンタイムスから刊行された紙芝居を使っていたが、この度あらすじに現代の要素を入れ込んだ新バージョンを使っておられた。一ノ瀬先生が偶然、町の図書館で見つけられたものだそう。絵を入れ込む木の枠を校予算で購入したそう。これがあると雰囲気が出る。
・一年生とちがい、ぐっとストーリーが長くなり、また語彙力もアップしていた。
・「金太郎」では、ちょうど習った比較級の表現がいくつか出てきていた。
・セリフを忘れてしまった生徒は、ジェスチャーからセリフを思い出していた。
・セリフを忘れてしまった生徒に他の生徒たちがささやいて教えてあげていた。(つまり、自分のセリフだけでなく全部覚えている)
・まずなんといってもみんな楽しそう。それぞれが自分の配役を楽しみながら演じているところが素晴らしい。
・中1に比べてナレーションやセリフを読むスピードが数段早くなった。
・中1に比べて発表時間が長い。一班5-10分程度。
・ナレーション役(もしくは暗記している生徒?)は紙芝居の横、それ以外の生徒は紙芝居の裏面に書かれているスクリプトを読みながら発表していた。読みながら、と言ってももちろん棒読ではない。ジェスチャーを付けているし、ヒント程度にチラ見するだけ。
(3)赤坂小学校公演ビデオ
【先生方の感想・考察】
・中学1,2年生が小学校に出向いて絵本の読み聞かせ,紙芝居を行っている映像を見せていただきました。複数箇所で一斉に行うそうです。
(4)3年生の赤坂中HPの英文発表
【先生方の感想・考察】
・3年生POWERアップ Writing「ホームページで学校紹介」
・その時間内に作ってすぐ発表しビデオ撮りをしたという。故にメモをチラ見しながら発表していた。しかしながら、たった1時間の中で教科書を読み取り、その上で自分たちで原稿を作ってビデオに撮れるレベルの発表ができることに驚いた。
・教科書によると1 Location 2 History 3 Students and Teachers 4 School Events 5 Club Activities の5つがあり、一人が1つの項目を話していた。
・部活動の項目では「港区で○位だった。バトミントンは○位だったので上位の大会へ進んだ。」ことを英語で語っていた。その部活動への全校の生徒に占める参加率まで話していたのには驚いた。
・「次は○○部です」のように次のスピーカーの紹介をして自分の話を終えるのは、この班の生徒達のアイデアだろうか。
・教師が、この到達目標(生徒の育った姿)を明確にイメージし、生徒にも同じイメージを持たせることが何より大事だとあらためて感じました。赤坂中の生徒は、先輩のビデオや生のパフォーマンスを見ているので、はっきりとした目標を持ち、さらに先輩を超えたいという意欲を持てるのだと思います。
・ビデオを撮ること、発表の場を与えることは、パフォーマンスしている本人に成功体験を与えるという大きな意義がありますが、後輩にとっての進むべき道しるべになるということを再確認しました。
・3年の最終目標であるスキット「オリジナル」に向かう出発点であることにまちがいありません。元を正せば,毎ページごとの「そのまんまスキット」だとは思いますが,ゴールとの間に入ってパフォーマンスをビルドアップ(陸上用語で高める)の役割をしています。あんまり強制はしていないのに(と思います),絶えずジェスチャーを入れたり,音声を工夫したりしている。休み時間に練習している風景が浮かんできます。自分たちで色々と考えながら取り組んでいることも見えてきます。立ち位置,得意な生徒が多くを読む,コーラスの場所をできるだけ入れる。何より,楽しんで行っていることが良かった。
2 映画を使ったリスニング
狛江1中のときに、少人数で教案を8つくらい考えなくてはならなかったので、少しでも楽できるようにと、「選択授業」で取り入れたそうです。ただ、確かに映画には教科書には出てこないけれど普段の口語ではよく使う表現もたくさん出てきて、自然な形で学べるので聞き取り力アップのためだけでなく、メリットは多いと改めて感じました。
北原先生が挙げられた「期待される効果」としては…
①ノーマルスピードの聞き取り力アップ
②既習文法を生きた文脈で感じるリアル感
③日常生活でよく使われるが教科書では出てこない表現の獲得
④教科書では学習した語だが、違った使い方をしている例
⑤字幕と対比させた総合力(文法力、語い力、リスニング力)の育成
⑥異文化理解
今回私たちも「スパイダーマン」の映画での会話を聴き、ディクテーションを行いました。
意味は分かってもこんな使い方ができるんだと感じる表現がいくつかありました。
例えば、写真を撮る場面で「どこがいい?」と聞くのに、
Where do you want me?というセリフ。
英語教師だから当たり前に知っているgonnaやwannaは教科書には出てこないので、
洋楽や映画などをどんどん取り入れてこちらが意図的に教えないと生徒は知る機会はないのだと気づくことができました。
(1)期待される効果
※実例として出された映画の中のセリフを、主に当てはまると思われる項目に振り分けてみた。
①ノーマルスピードの聞き取り力アップ 全て
②既習文法を生きた文脈で感じるリアル感
-Can I take a picture? 「写真、撮っていい?」
-I don’t feel well. 「気分が悪い」
③日常生活でよく使われるが教科書では出てこない表現の獲得
-We’re just in time for dinner. 「ちょうど夕食ができたところよ。」
-I’m gonna go to sleep. 「寝るよ」
-You want a bite? 「一口どう?」
-I gotta crash. 「もういいよ。」
④教科書では学習した語だが、異なった使い方をしている例
-Where do you want me? 「どこで撮るのがいい?」
-That’s impossible. 「(そんなふうに)なりっこない。」
-Had a bite. 「一口咬まれた。」
⑤字幕と対比させた総合力(文法力、語彙力、リスニング)の育成
-Don’t make me look ugly? 「ブスに撮らないで。」
-Did you get some pictures? 「写真は撮ったのか?」
⑥異文化理解 全て
(2)使用機器
・「10秒戻り機能」のついたDVDプレイヤー 10秒よりもう少し短くてもOK
(3)指導場面
・狛江一中時代:選択授業で
・赤坂中時代:英語科国際の授業(毎週月曜日)
(4)実例「スパイダーマン」を使って
・実際には黒板に入るセリフの長さに合わせて線を引いておく。それがヒントになる。
・何回か聞かせて、それでも書けない子には逐語訳を言ってやる「あなたはどこに私が欲しいの?」というように。
【先生方の感想・考察】
・聞き取りが難しい場合は字幕をヒントにして聞き取るとよい。
・Hey,____ __ _______ ______ ___________?
とプリントに書いてあるので何語入るか、2語目は短いなどヒントになる。
など多くのヒントがちりばめられていて生徒の気持ちを考えて作られていると感じました。
・どのような映画のどの場面を使うかで,「それを考えている時間がない。好きなところで,自分も聞き取れるようなところ。」(でしたか?)は目から鱗でした。昔を振り返れば,北原先生の言った最も鱗の言葉は,「わかんなかったら,『生徒に聞きゃーいいやん。』」。「え~~~!,生徒に聞いていいの?」とびっくりしました。あれほどではないですが,,目が覚めました。
・最初は、授業が多い中の選択授業で手間をかけないように始めたそうですが、これまで数知れずこの活動をされているので、書かせるのに良い表現がたくさん入っている映画のチョイスや、「ここがいいかな」と思うポイントが精選され、効率良くネイティブが日頃使う表現などが自然に生徒に身についていっているのだと思います。こどもたちは、大人でも「あぁこんな言い回しあったな」と思うような表現も、何度かやればすぐに習得していきます。教科書に出てくるもの以外のものも含め、繰り返し記憶にとどめさせ 表現の幅を広げてあげるのも、私たち教師の役目ですね。
・映画のセリフが聞き取れる!という実感は学習者にとって達成感がある瞬間だと思います。以前授業で「ET」を見せた時、「映画の中のセリフがたくさん聞きとれてすごくうれしかった。」という感想がたくさんありました。映画やビデオ、歌などは教科書と日常の場面での英語をつなぐ生きた教材だと思いました。
3(1)今年度のパーフォーマンステスト計画
【1年生】
○1学期
①My Project1スピーチ「自己紹介をしよう」 6月中旬~下旬
・SUNSHINE以外の教科書を使っていた昔からやっている
②音読テスト Pr.4-2 6月中旬
○2学期
①夏休み明け音読テスト 9月上旬
・夏休みの宿題を「1学期に習った本文を学期中の宿題も合わせて、1頁当たり50回になるように音読してくる」としているので、その成果を測る。
②My Project2スピーチ「人を紹介しよう」 11月上旬
③Program 9 英語劇 A New Year’s Visit 12月上旬
・期末テスト後にact outする。
○3学期
①スキット「電話」 1月下旬
・初めてのスキットプレゼンテーションになる。
※M.P.3「どんどん質問しよう」はperformanceテストにならないので、定期試験の問題に含めて実施している。
【2年生】
○1学期
①音読テスト(Pr.1-3) 6月下旬
②My Project 4スキット「対話をつなげよう」 6月中旬
○2学期
①My Project 5スピーチ「将来の夢を語ろう」 10月中旬
②スキット「道案内」 12月上旬
○3学期
①スキット「買い物」 1月中旬
②即興スピーキングテスト「場面と人間関係を選んで会話」 2月中旬
・10枚のカードのうち、一枚を選んで用意して行う。できる生徒は選択できるカードに制限がある。
【3年生】
○1学期
①Show & Tell修学旅行の思い出 6月中旬
・パンフやお土産を店ながらALTに2分間しゃべり続ける活動なので、2時間はかかる。
※M.P.6「賛成意見や反対意見を言おう」は授業でディベートをやって終わり。
②My Project7スキット「有名人にインタビューしよう」 7月上旬
○2学期
①スキット「オリジナル」 10月中旬
・ゼロからスキットを作る。それを学芸発表会で発表する。
②My Project 8スピーキングテスト「日本文化紹介」 11月上旬
2)その他のアウトプット活動
【1年生】
○絵本の読み聞かせOlivia, Grandma Baba and Her Friends on a Sleigh(評価せず)3月上旬
【2年生】
①「連休日記」ライティング(宿題) 5月上旬
・現在チェック中
②「夏休み英文絵日記」ライティング(宿題) 9月上旬
・「連休日記」の発展型。全員の作品を貼り出す。
③1年生教科書マスターテスト 1月上旬
・本文一文につき穴埋め1箇所を設けた問題を180問ほど作成。ペアで交換させて相互に採点させる。テスト編279頁
④My Project 6「ミニディベート」(評価せず) 1月下旬
⑤紙芝居(評価しない) 3月上旬
【3年生】
①2年教科書マスターテスト 5月中旬 100問 50点取れない人は再テスト
②スキット「電話」(評価せず) 9月中旬
③赤中HP作成プレゼン(評価せず) 12月上旬
④英語劇(評価せず) 9月から11月上旬
⑤My Project 9 卒業文集(評価せず) 1月下旬~3月上旬
(3)全学年通年(成績に入れない)
①教科書各課各セクション左ページ「おぼえよう!」「Basic Dialog」そのまんまスキット
・26人クラスとすると、5分で13ペアが合格。10分なら役割交代して受かるまでやる。
②各Power-UP Speaking そのまんまスキット
※①②は定期試験で必ず出題する。
③Monday Lesson で使用している”Talk & Talk”(正進社)そのまんまスキット
・合格するまで終わらない。
④Super Pairwork(正進社)
・上記のパーフォーマンステストを内容が空欄の年間行事予定表に記入し、学年毎にマーカーで色分けしてみた。そこに赤坂中の定期試験日も記入した。こうしておくとその活動が定期試験の前か後か、一目で把握できて早めの心づもりができそうだ。
・北原先生の計画を見たうえで、自分の年間予定表を書き出し4人ずつくらいのグループでシェアーしました。私自身、初任から北研に参加させていただき、できるだけ取り入れてはいたものの、改めてこの計画を見ると北原先生はこんなにもパフォーマンス活動、テストなどとアウトプットをする場面を用意されていることに驚きました。私もOliviaの英語劇やスピーチ、音読テスト、スキットなど取り入れてやってはいるものの、完成度は北原先生が指導されている赤坂中の生徒にはまだ程遠く、課題を再確認することができた1日でもありました。
・ディスカッションやディベートでおでんの具で人気のある具について理由をつけて討論する。
不老不死か無限のお金どちらを選ぶか。消費税の引き上げについて是か非か。
など盛り上がるネタを共有し合うことができました。
・大事なことはできるだけ早めにパフォーマンステストの予定をつくり,各学年の新学期には生徒に伝えられたらいいのではないでしょうか。成績とは別に,そのことで目標を定めてあげることができると思います。
・昨年度1年生、2年生を実践しましたが、両学年とも2月まで教科書が終わらず、スキット(1年電話、2年買い物)をするので精一杯でした。赤坂中の生徒はさらに③のTalk& Talkや映画のリスニングをやったり、テスト前にWord Definition Game等をやっています。こう見ると、年間の活動量も大きく違っています。北原先生の授業では、生徒が次に何を何のためにやるのかを理解して学習が進んでいます。自分の場合は、授業の中で、不要な説明や指示があったり、生徒指導に時間をかけてしまっているのがその違いなのかと今回考えました。しかし、赤坂中よりも活動が少ないのに、教科書を終えるのが遅いのには、他にも何か原因がありそうです。今回も、貴重な映像を見せて頂き、たくさんのことを私たちに教えて下さり、ありがとうございました。まだ、自分が表面だけ取り入れていることが多くあること、不要な時間を削り、生徒が英語を聞いたり、アウトプットする時間が多くなるように、授業をマネジメントすること、そして、年間を通して計画的に行っていく必要を感じました。
・自分の学校では、どうしても赤坂中の1カ月ぐらい後に実際行っている。それだけ進度が遅い。特にスピーチやスキット発表用の練習時間を取っているわけではないのですが、教科書の進度が遅くなっている現実があります。つまり、年度当初あたりに、1セクションを2時間で終わっていないことが影響しているのでは、ないかと思いますが。この辺は再度綿密な計画を立てる必要があると感じました。
・評価する、評価に入れない、評価には入れずに定期テストに出題するなど、メリハリをつけることも大切だと感じました。
4 英語教育業界の最新事情
・小学校英語がヒートアップし、小学校6年生で英単語テストを行っている学校があることや、中学受験の中に英語が入ってくるようになったことについて、小学校英語教育を先頭に立って推進してきた文科省の直山先生ですら危機感を抱いているという。
・小中高大とある中で、中学校の英語教育が一番大事な部分を担っている。その中学英語教育の現場で「(よい(授業)実践例がない」と直山先生が危惧されていた。
最後に出席した皆さんで写真撮影をして終了しました。