6月例会(北研第122回)の参加者は22名でした。
メニューは以下の通りです。
1.最新のパフォーマンスビデオ視聴
(1)平成27年度1学期2年生音読テスト(2015.6.9撮影)
(2)平成27年度1学期2年生スキット「対話をつなげよう」(2015.6.12撮影)
(3)平成27年度1学期3年生スピーキングテスト「Show & Tell修学旅行の土産話」(2015.6.-11撮影)
(4)平成27年度1学期3年生そのまんまスキット(昼休み 職員室前)
2.1年生5月の帯活動(2015.5.15撮影)
(1)英語の歌 「Old McDonald Had a Farm」
(2)アルファベットの文字と音(b-b-b-b, B)
(3)アクションタイム 3.2年生1学期中間テスト 4.3年生1学期中間テスト ⇒ 3と4について、参加者は「2年生」「3年生」のいずれかに分かれて、グループ討議を行いました。
- 最新のパフォーマンスビデオ視聴
- (1)平成27年度1学期2年生音読テスト(2015.6.9撮影)
- (2)平成27年度1学期2年生スキット「対話をつなげよう」(2015.6.12撮影)
- (3)平成27年度1学期3年生スピーキングテスト「Show & Tell修学旅行の土産話」(2015.6.-11撮影)
- (4)平成27年度1学期3年生そのまんまスキット(昼休み 職員室前)
【2年生の音読テスト】
・”r”や”l”, “th”、”v”,”f”などの発音が一年のときから徹底した指導を受けているため、自然と正しく発音することができていた
・どの生徒もセリフの部分を感情的に表現しているなぁと感心していると、1年のときには評価項目になかった”vividness”が加わり、生き生きと表現できているかもチェックしていることが分かった
・評価は、A⁺が35点、Aが30点、B⁺が25点で、評価項目のうち一つでも欠けたらB⁺になるとのこと
・やはり読むときの姿勢がとてもいいこと。また教科書を両手で持ち、ずっと文字を見ているので、目を離したり片手でジェスチャーをやったりといった姿は見られませんでした。(この子たちが1年の時の音読テストではジェスチャーを交えていたような気がします。) ・とにかく発音が良いのと、スムースにつかえることなく流れて行きました。
【2年生スキット】
・I went to ~ yesterday. I have to ~. I think ~. ・これら3つのうちのどれか1つの文からスキットを始める。約束事としては、4 turnsで、ペアでのやりとりが4回あるということ。男女ペアがほとんどで、内容もとってもユニークだった
・普段のジェスチャーリーディングの効果で、どの生徒も言葉を発するたびに自然とジェスチャーが出てきており、よりスキットが生き生きとしたものとなっていた ・ある先生の「どうしたら赤坂中の生徒のように自信を持って発表させられるか」という質問に、北原先生は「先輩の映像を見せることが大切。そうすることで、自分にもできるんだと思わせることができる。」と答えていらっしゃいました
・Sunshine の教科書のMy Project 4 スキットで、この表現が身に付けば会話がスムースにまた長く続くのだと、この様な内容を盛り込んであるこの教科書の良さを改めて感じました。 ・「相互評価用紙」について: 横枠に・リーダーの名前、パートナーの名前、発音、内容、演技、総合と6項目あり、「発音」、「内容」、「演技」の欄はできていれば丸印を入れる。 一番右端の「総合」の欄には以下の規準を参考にA~Dをつけるというものです。
規準:
A+ ・・・3つの要素を全て満たし、かつ発音がネイティブ並みである。 A・・・3つの要素をすべて満たし申し分ない出来である
B+・・・1つの要素に不満がある
B・・・1つまたは2つの要素に不満があるが合格。
C+・・・2つの要素に不満がある。ぎりぎり合格。
C・・・2つ以上の要素に不満がある。不合格。
D・・・途中で止まってしまった。不合格。
・My Project は6時間中4時間で原稿づくり、5時間目にビデオ撮り、6時間目に観るというスケジュール。
【3年生スピーキングテスト】
・「修学旅行の土産話」はテスト編(P249)参照。 ・修学旅行に行く前に、「スピーキングテストをやるよ」とアナウンスするだけで、授業のなかでは時間を取らず、スピーキングテストの前に準備した原稿を先生のもとへ持ってきた生徒は一人もいなかったそうです
・生徒は原稿を作ってそれを暗記してということはしていない子が多い。何を話すかを頭の中でリストにしてはいるが、本番でAETとの対話の中で自然に土産話をしている感じ。とても自然で良い。京都や奈良で仕入れたパンフレットを見せながら、Have you ever been to Nijo-jo? などと聞いている
・Show & Tellということで、お寺や神社でもらったパンフレットをALTに見せながら修学旅行での思い出を2分間話し続けていた
・東大寺の「阿形」と「吽形」、二条城の「うぐいすばり」、琵琶湖でのクルーズディナーについて知っている単語を使いながら上手に説明していた
・北原先生のようなスピーキングテストなら授業であまり時間もとることなく実施でき、また生徒たちはALTの先生と楽しそうに会話しており、ぜひ今度はやってみたいと思いました。
【3年生 そのまんまスキット】
・そのまんまスキット(Basic Dialog) の不合格になったペアが昼休みに職員室前廊下で再挑戦している様子
・授業中以外のこんな補習場面を見せて頂けて、とても参考になりました。自分が今できていない部分が正に、この補習でした。しかし、時間が無いことを理由に自分がサボっていたと改めて実感できました。生徒はよく何度も再チャレンジしますね。そしてダメだしを妥協してはダメだと北原先生は仰っていました
2.1年生5月の帯活動(2015.5.15撮影)
(1)英語の歌 「Old McDonald Had a Farm」
(2)アルファベットの文字と音(b-b-b-b, B)
(3)アクションタイム
・11年前のわくわく授業の映像を生徒さんたちに見せて始まるという5月の歌。生徒たちが自信をもって発話するには、先輩の映像を見せる必要がある
・発音の仕方などを北原先生が前で実際に歌いながら確認していた。あの細かな指導が、生徒たちのためになっている ・教室で音読しているときにまわりの声が聞こえる人は、自分の声が小さいということを、3年間を通して指導する。また先生と同時に読んだ時も、自分の声だけが聞こえるのが理想である
・リズムボックスの音があり、非常にテンポが良い。ブブブB―、クククC―というふうに、非常に速く進んでいく
・ALTが言った英語のactionを起立している生徒が瞬時に行う。ALTは、Run!と言って、生徒が素早くアクション、そしてALTがStop!と言って、次のアクションを言う、生徒はそのアクションをする。その後は、逆にALTがアクションをし、生徒たちが素早く英語を言う。
・その次は、新しいアクションの動詞。ALTが動作をしながら英語を言う、生徒がその動作をしながらリピートをする。当該ページの教科書を生徒は開いている。(Get up, wash your face, eat breakfast, go to school) ・アクションカード1,2も生徒がもういいよ、ということだったので、来週からアクションカード3,4
・リズムボックスやアクションタイム、最後の1人が「もう充分です」というまで行いますが、今年の1年生は最速だそうです。とても大きな声で自信をもって取り組んでいるのが、映像からよくわかった 3.2年生1学期中間テスト
・教科書を扱った問題が多い。大問5つが教科書本文を扱った問題。生徒に音読の重要性が伝わる。
・5月末のテストなのに進みが大変早く内容も高度で多岐に渡っていました。「10点配当無制限取り放題」はすごい考えだなと思いました。私もGWの様子を少し書かせましたが取り放題ならもっと生徒も頑張ったかも知れません。生徒の点数も全般に良く自分の作ったテストに比べ質・量共に大きな差を感じました。幹本のテスト編や教科書のテストの見本も参考にして出題しましたが、まだまだです。生徒のslow learningに合わせどうしても遅くなってしまいます。北研で学びながら少しずつ改善していくしかないなと思う次第です。
・授業とテストが完全につながっています。授業で頑張れば、テストができる、という形になっていました。
私の中学2年生のテストのメモ
- リスニング
- Basic Dialog(サンシャインの基本例文の会話)の単語の穴埋め問題
- 教科書の本文の穴埋め
- 教科書の本文で抜けている単語が入るところをどこかを、問題文の直前の語を答えることによって答える問題 この先は、メモできませんでした。
・2年生のを拝見した。数枚の実際のテストのコピーを見た中では、点取り放題のなかでは4点プラスが一番加点が多かった。
・グループ討議では「自分も点取り放題で加点しているが、テスト自体に加点する”勇気がない”ので、関心意欲態度の項目に加点している。」という意見も。
4.3年生1学期中間テスト
・理解ー38点、表現ー20点、言語ー42点での配点のテスト。まず、リスニングテストの配点が5点しかないことに驚き、北原先生に質問すると「他に出題したいものがあったので、リスニングの配点を削った。」とのことであった
・英検3級の二次試験であるようなピクチャーディスクライビングの問題(10点満点)、じゃれマガからの文が1つで8点分。
・グループ討議で話題にあがったのは、現在完了を用いた英文が11文あり、それらを継続・経験・完了のどれかに分類するというもので、22点配点の問題でした。22点は大きいのではないか?という疑問があがり、これもまた北原先生にお聞きすると、「現在完了の構造について出題するのは今回が最後で、期末テストでは活用させるだけなので大きくはない。」と教えていただいた ・生徒の解答用紙を見させていただけることで、普段の授業やパフォーマンステストであんなにすらすら英語を話している生徒たちがどんなところにつまずき、どのような間違いをするかを知ることができました。貴重な資料をありがとうございます ・今回は時間が無かったので、どちらか片方の学年のみでしたが、次回にこの続き(別の学年)を見せて頂けるそうです