5月18日(土)第217回例会

前回お話に出た、元教員のK先生のパンを頂きました♪三川(さんせん)公園で移動販売中で、10月に海老名市で開店予定だそうです!めちゃめちゃ美味しかったです!ご馳走様でした✨

2.NHK教育テレビ「わくわく授業〜私の教え方」

2003年7.10.11放映

わくわく授業のビデオの前に経緯を説明。

和田中と本町田中では,2年連続特別昇給だけど、校長とケンカしたため、「とんでもない教師」との申し送りのせいで,狛江1中の校長と教頭が、凝視していた。国歌斉唱をしないため、ビデオ係にさせられたので、敢えて開会の言葉から国歌斉唱までビデオを切ったが、見る人もないためか、おとがめはなかった。

狛江一中では赴任前に、ステレオセットを3セット持ち込み、空き教室だった視聴覚室に英語教室を作ってしまった。社会科の掛け地図を飾り、柱に各大陸のマップを貼り付けて、英語教室を作った。物の墓場になっていた視聴覚室を毎日掃除した。生徒には「ここで授業やるから!」既成事実を作った。

生徒会担当だったので、暑い教室の対策として当時珍しかったエアコンを手配してもらえるよう、生徒会で言わせたり、親にPTAに電話させたりした。教育委員会からは、「教育委員会でなく区長室に電話するように。」との申し送りがあっただけ。エアコンを入れるようにしてもらうため、わざと大音量で流すなどして、暑いアピールをした。無事にエアコンを入れてもらえた経緯は、前月のレポート済みですね。

(わくわく授業ビデオより)

1年生が2ヶ月でスキット、ジェスチャーで英語を身につけようとする姿が、生き生きと映し出されていました。

タケカワユキヒデさんがゲストとしてコメントされていた。(タケカワユキヒデさんと北原先生とは同じ外語大の先輩後輩で演劇部で関わりがあった。当時の北原先生のニックネームはマック。)

タケカワさんは英米英語学科卒業だが、以前は英語が話せなかった。作詞も馬鹿にされるほどダメだった。ある時一緒に歌うと、ビートルズの声が聞こえていればズレていると気づいた。北原先生はこの話を聞いた後、パラレルリーディングの指導を変化させた。ピッタリに読めば先生の声が聞こえないことに気づいた。リエゾンまで小学校でやっておくといい。英語の歌は韻を踏むと知ることが大切。

アナウンサーの永井さんは、「完全に音からなんですね。」とコメントされていた。要点を的確につかんだコメントばかり。さすがでした。

・ジェスチャーつきでOld McDonald had a farm。難しい発音を楽しく覚えるために一年生でこの歌を歌う。

・音読:生徒が1人読み,正しければリピートする

・Loveの発音チェック。はっきり唇を噛むようにゆっくりオーバーに。

・リズムを大切にしている

・ジェスチャーリーディングで再生

・フラッシュカードでアクションカードのようにリズムで言わせる。

・ジェスチャーか言葉を引っ張り出す

(タケカワユキヒデさんコメント)

生徒は参加しているから楽しいと思うんですよね。タケカワさんもジェスチャーで歌詞を覚える。

体の動くと一緒に覚えると忘れない。ほんのちょっとした動きで思いますことができる。動きと言葉は親密な関係にある。ジェスチャーから入る英語も理にかなっているんですね。

(会話劇スキット)

Does your father play any sports?

Yes, he does.

Does your mother play any sorts?

No she doesn’t.

She likes cooking.(後半よく覚えていなくてすみません)

→これらを変化させて先生の前で撮影する。すぐ見て採点するためにビデオ撮影。客観的に自分を見る。

1人5組ずつ投票→先生は少しでも早く生徒に見せるため,結果を早く出し、走る,走る❗️(愛ですね)納豆プリンと言ったペアが一位だった。初めての投票は派手なパフォーマンスをした生徒になるが、だんだん先生と同じ評価になっていく。

Point of return で

スキットでは、逆転現象が起こることが多い。

英語のスキットに関しては点数が取れない子でも才能を発揮するから。ジェネラルなミスはその場ですぐに対応するが、基本的なミスは見逃す。ミスを正すよりたくさん話すことの方が大切。参加すること,たくさん話すことが大切。

(タケカワさんのコメント)

一方的ではないので、何かやらないと気が済まないように誘導するのが上手ですね。自分のコンサートで参加してもらうとお客様の顔が明るくなるんですよ。授業内には、参加するイベント続きだから,あっという愛授業が進んでいく。一緒に何十分間をどうやって過ごすか子供たちは楽しくて仕方ない。タケカワさんのコメントは,北研をよく理解したコメントばかりでした。

(感想)

今回のビデオは約20年前のものだが,北原メソッドがすでに完成している。やり方の中には、いろいろあるが、北原メソッドは常に進化しているので,止まらない。北原先生の動機の深い部分で、生徒への愛,仲間への愛があるということ。人として「利他的な愛」が大切だなあと思います。

過去のエッセイにコメントされていましたが、先生の生徒への愛情と英語教授法に対する熱意と工夫、その実践はまさに感動ものです。

北原メソッドが素晴らしいのは、真似しようと思えば誰でも出来るようになること。完全でなくても北原メソッドを取り入れたら,生徒も教師もハッピーです❗️

今回は浜島書店の若き社長、浜島拓央さんが参加され、懇親会にも出られていました。北原先生を入れて14名の参加も久しぶりで楽しかったです。懇親会でも大変楽しくためになるお話があり、疑問点がクリアになってスッキリしました。北原先生からエネルギー充電できたので、また明日から頑張っていきたいと思います。

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参加者から「神回」と呼ばれた今回の研修では、最近、続いていた出前授業ではなく、北原先生自身の学校の指導の模様の動画を、こまめに一時停止しては、北原先生自身から解説という形式で行われた。NHK、すなわちプロが作った番組が元になっているが、著作権の関係で、DVDには収められなかったタケカワユキヒデさんの解説を含んだ、NHKが放送したそのままを視聴した。

【1】2003年6月に撮影

・NHKは4回分の授業を撮影して、最終的に作り上げた番組「わくわく授業」は、スキットの発表と、それを撮影した動画を生徒たちが評価するプロセス。

・40代という、教師として、体力が充実して、経験と感覚がバランスが良い時期、なおかつ、生徒たちにとって親しみを持って接しやすい、ある意味では一番良い授業ができる時期の撮影。

・狛江第一中学校で、1年生の時に撮影された学年が、「2年生終了時」に4級取得が50パーセント、「3年生の11月24日時点で」3級取得が53パーセント、準2級が16パーセントの取得。英検準2級は、受験した半分が合格した。このような結果からも、北原メソッドが完成しており、その後、さらに進化したと考えられる。

A: Does your father play any sports?

B: Yes, he does.

A: Does your mother play any sports?

B: No, she doesn’t. She likes cooking.

→これらを変化させて先生の前で撮影する。

Ex:

A: Does your father like Godzilla?

B: Yes, he does.

A: Does he like movies?

B: No, he doesn’t. He likes Godzilla Matsui!

【2】赤坂中時代の授業との比較

これまでに、赤坂中での授業参観や生徒のパフォーマンス動画など、研修を通じて、赤坂中の様子が私の中に蓄積されている。赤坂中の1年生は、もしかしたら、ひと月後の7月の自己紹介のパフォーマンスの印象が強いからか、狛江第一中学校の1年生6月の時よりも、発音の強弱がよりはっきりとしていて、動詞と名詞の-sのようなエラーが少ないと思った。

研修資料には、撮影のために書かれた5つの授業案の内、撮影された部分が示された、撮影された4回分の授業の略案が収められている。ただし、「1あいさつ」も、番組の冒頭で使われている。あいさつは、生徒が立って、普通に英語で挨拶している。

①違い

プロセスで、大きく違うのは、最初の部分。

・赤坂中時代には、「1 あいさつ」と「2 ビンゴゲーム」はなく、授業開始時間ピッタリにいきなり歌が始まる。

・後に「アクションカード」になるフレーズは、狛江時代では、各Lessonの新語が出てくる度に練習していたようだ。アクションカードは、発音の徹底と、重要フレーズの練習機会を増やす役割がある。

②共通する部分

1年:発音、教科書の音読、語彙の構築、リスニング、楽しいスピーキング活動

2年:教科書の音読、語彙の拡充、文法の意識化、話せることを書く

3年:文法のまとめ、速読・多読などのリーディング活動、ライティング活動

・発音にこだわる。番組でも、f, vの発音の仕方に問題が生じた時に、全員立って、先生にチェックを受けたら座っていた。

・ワークブックの答え合わせのやり方も同じ。当時の「番長」が、無事に正答を言えた直後にガッツポーズを静かにやっているのを撮影したNHKは、大変良い仕事をした。

③懇親会の質疑応答で北原先生が解説したこと

「スキットの発表でHe plays swim.を生徒が言った直後に、全体に正しい文を指導するようなことは赤坂中ではやっていなかった。発表は、エラーがあっても、発表の雰囲気を壊さないことが大事。基本的には、私がそういう手直しはしないのが基本。ただし、ALTには、間違えた生徒のところに行って、小声で正しい文を言ってあげるように依頼はしていた。」

④北原メソッドでは生徒のエラーが少ない理由

赤坂中でのエラーが減った原因は、基本的には、授業開始時の「あいさつ」「ビンゴ」の時間が無くなったことによって、全体的な時間が長めに取れるようになったことにあると考える。数分であっても、日々の積み上げでは、大きな時間になり、色々な活動でエラーを減らす場面が増える。

基本的な子音の発音ができていなかったら、その場で全員やらせて、チェック、全員できるようにする。

文法のエラーは、できるだけ生徒自身が自分で直すように考えさせる。例えば、中1であれば、ピクチャーカードのQA、ワークブックの活動など。ALTが生徒個人に小声でささやいた場面を想像してみると、その存在の大きさを私は感じる。通常、滅多に聞かない小声の英語は、リスニングとしても良いかもしれないし、日本人教師が想像しないような文を言ってくれているかも。

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①じゃれマガ

今回のじゃれマガは、こどもの日がテーマでした。こどもの日に飾る菖蒲がなぜsweet flagというか、植物のある種の総称でそう呼ばれるということも知りました。1分間で黙読した後、クイズに答え、その後こどもの日の思い出についてペアで英語で話した時に、自分が子供のころは、こどもの日といえば、鯉のぼりがどこの家もサイズは違えどよく見ましたが、ふと最近はこどもの日に合わせて鯉のぼりを飾っている家があまりないようにも感じました。じゃれマガのように英語で日本文化について学んだり考えたりすることは今の子供たちにとってある意味大事なのではないかとも思いました。

②わくわく授業DVD

NHK取材授業の指導案が資料にあり、実際の放送で使われた部分が反転文字でマークされていました。反転文字でマークされている活動の中には、北原先生が先進的に取り組まれていたフラッシュカードの活動やスキットの発表などがありました。また、個人的に気づいたこととして、1時間ごとの指導案の中に平均10活動もあること、また、その活動の中に復習がほぼ毎回組み込まれていました。

DVDの視聴は、北原先生がDVDを止めて、その活動のポイントやその活動にまつわる話など面白エピソードも交えながら楽しく解説をしてくださいました。そのDVDを見て感じたことをまとめました。

●子どもたちが笑顔で活動を楽しんでいたこと

→子どもたちが笑顔で楽しく学ぶことができるためには、まずは教師が授業を楽しまなければいけないし、楽しめる工夫を考えるべきである、授業はライブ&エンターテイメントであるべきだと改めて感じました。

●ジェスチャーを使って英語の学習をすること

→DVDの中でゴダイゴのタケカワヒデユキさんが体の動きと一緒に覚えた歌詞は忘れないと言っていました。実際に北原先生がジェスチャーを使い、フラッシュカードや音読の活動をしている映像が流れ、特に北原先生のジェスチャーを見て生徒が教科書本文を再生していることに自分も真似できるようになりたいと感銘しました。ジェスチャーが言葉を引っ張り出す、という名言もありました。

●スキットのペア活動を動画に撮り、それを子どもたちに見せて自分たちで投票させる。そして、そのランキングを即座に集計し、掲示する。

→鉄は熱いうちに打てと言いますが、子どもが興味を持っている時にどのようなタイミングでアプローチをするかが大切だと感じました。DVDでは、北原先生が集計後にすぐに廊下に掲示をしに行き、それを多くの生徒たちが待っているシーンがありました。活動後にフィードバックすることは多くのエネルギーが必要ですが、エネルギーを割いてでも鉄を熱いうちに打つことの大切さを感じました。

●子どもの成長には自信が必要なこと、自信をつけさせることが大切であること、そしてそれが子どもとの信頼関係に繋がること

→子どもたちのインタビューの中で、「以前よりも自信がついてきた」、「当てられても先生方フォローしてくれる」など、北原先生と英語の授業についてコメントをしていました。このコメントが子どもたちから出てくる背景には、北原先生が生徒一人ひとりと向き合っておられるからこそだと感じました。DVDの中で、放課後職員室前に発音の練習に来た生徒たち一人ひとりの練習に付き合う北原先生の様子からわかりました。大事なことだと感じました。

●英語は、まずは音から入るからこそ、発音が大切であるということ

→資料の中にコミュニケーションを大切にした授業を目指す上で特に重視している基礎的事項として、

1年生:発音、教科書音読、語彙構築、リスニング、スピーキング活動

2年生:教科書音読、語彙拡充、文法意識化、話せることを書く

3年生:文法まとめ、速読・多読、ライティング活動

とありました。1年生のとき特に発音を大切にすべきで、それがのちにライティング活動に繋がるということを北原先生の実践から学びました。また、書くということが生徒にとって、負担が大きい活動であるということも再確認しました。

●ICTの活用

→今の教育現場ではICTを積極的に使うように促されています。その一方で、その活用の仕方が難しいと個人的に感じることも多々あります。しかし、北原先生は、今から前の時点で生徒のパフォーマンスを動画で撮り、それを生徒に見せるなど、ICTの活用をしていました。DVDの中では、今とは違い、プロジェクターではなく、多くの機材やテレビを使って映像を生徒に見せていました。その発想力はもちろんですが、実際に生徒に動画を見せるまでの動画に落とす作業や準備に労力を厭わず生徒に還元する北原先生のパワーにもすごさを感じました。また、自分の姿を動画などで客観的に見る機会があることも大切だと感じました。そういった活動も増やしていきたいと思いました。

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1 じゃれマガカルチャー

今回のトピックは Children’s Day and Sweet Flag

リーディング活動の後、即興発話の練習のための問いが設けてある。

(1)先生が生徒に「こどもの日」について問いかける。生徒はペアで競って答える。

Q1 Did your family put out the May dolls for Children’s Day?

Q2 Did you take a sweet flag bath?

Q3 What did do you do on Children’s Day?

(2)ペアで「こどもの日の思い出」を自分の経験を交えて外国人に説明しよう。本文の表現を使ってもよい。

(2)の問題のように、英語を使う目的が細かく設定されているところが、英語を意欲的に喋ろうとさせる工夫になっていると感じます。また、本文の表現を使ってもよいところやQ1~Q3の問いでトピックについて前もって触れておくことで2の問いで即興で会話させられるようになっている点にも工夫を感じます。

2 NHK教育テレビ「わくわく授業〜私の教え方〜」放映

 2003年に放映されたもので今から20年以上も前の授業を拝見しました。のちに懇親会の席で北原先生は仰っていましたが、北原メソッドはその時完成していて、確かに活動やその流れ、インタビューに答える北原先生が仰るポイント等は今とは変わらないのでした。

 Old MacDonald had a farmを歌う生徒たちがWoofのfをしっかり唇を摩擦させて発音しているのを見て、自分が今教える生徒たちへの指導が甘かったと気がつきました。マクドナルドじーさんと同じポーズをしながら歌っている生徒たちはとても楽しそうで、解説で北原先生は、歌詞全てにジェスチャーをつけて歌うことはできないけれど、マクドナルドじーさんと同じポーズで歌うと楽しく歌えると仰っています。授業中にゲリラ的に発音チェックが始まったり、立ったり座ったり、スピーキング活動があったり、習ったことをいかしたスキットの練習・発表・相互評価があったりと、北原メソッドには生徒を意欲的にさせる仕組みがたくさんあります。これを番組中タケカワユキヒデさんは「イベントがたくさんある」と表現していました。吉崎静夫さん(日本大学教授)は解説で「英語を学ぶ楽しさやおもしろさを感じさせるユニークな試みがある。」と記しています。

 特にジェスチャーについて、吉崎さんは「言語や数理といった抽象的な記号を学習させるときに、具体的な操作活動や動作をできるだけ取り入れる。」「ジェスチャーで「英単語をイメージ」をつかませる。(中略)体を使って英語を憶えさせている。その結果、動作と単語が生徒の中で自然に結びついている。」と解説し、タケカワさんも自身の経験として、歌っているときにちょっとした動きや動作をきっかけに次の歌詞を思い出すとも言っていました。これは、北原メソッドで授業をしている先生方は生徒の様子を通して日頃の授業で体感していることかと思います。

 音が動きと結びつく現象は誰もが体験することであって、そこに頭がいいとか悪いはありません。だからこそ、北原メソッドで構築される英語の授業は誰もが参加できる授業であって「できる」を実感することができます。それが自信となって意欲になる。以下に本編の北原先生の言葉から抜粋します。

「こういう授業をやっていますと、逆転現象が起こるんですよ。(中略)だから「あれ、あいつ小学校の時はそんなに勉強が得意じゃなかったけどすごい」というのが現れます。「ああすごい。英語のスキットに関してはあいつには全然かなわないや」って。そういう子は認められるわけですよね。」

 最後に個人的に今回一番お宝だと思ったのは、授業で大切にしていることについて、北原先生が重視している基礎的事項を学年ごとに提示してくれたことです。次のことを軸に授業を計画し、北原メソッドを展開できれば生徒たちの力を伸ばせること間違いなしです。

1年 発音、教科書の音読、語彙の構築、リスニング、楽しいスピーキング活動

2年 教科書の音読、語彙の拡充、文法の意識化、話せることを書く

3年 文法のまとめ、速読・多読などのリーディング活動、ライティング活動

 懇親会も盛り上がりました。テーブルをぎゅうぎゅうになって囲いました。コロナ前に戻ったようでした。また近いうちに参加したいです。ありがとうございました。

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1 じゃれマガカルチャー⑪

今回のテーマは「子どもの日」

いつものように黙読、Q&A、音読、下線部についての質問、ペアで即興会話とすすめられました。There was a lot of sweet flag on display in the shopping malls.という一文に注目しました。sweet flagは菖蒲を指します。flagは旗という意味しかないと思っていましたが、植物の総称だそうです。また、集合名詞扱いとなるのでflagsとならないと説明されました。

I remembered that when I was a primary school student, my mother put the leaves around my head on Children’s Day.

という文で、地域により風習が異なることを知りました。また、即興会話では子どもの日の思い出を話しました。地元では、子どもの日は、柏もちではなく、笹団子と三角ちまきを食べます。菖蒲の葉より、笹の葉のイメージが強いです。

2 NHK教育テレビ「わくわく授業〜私の教え方〜」放映21周年祭(2003.7.10/11放映)

中学校英語の一人目として北原先生の授業を紹介したいということで、3日間、NHKが狛江一中で撮影したそうです。

実際に放映された番組を録画されたものを、先生が都度都度動画を停止し、解説を入れながらお話ししてくださいました。

3日間の撮影で、編集して一回分の放映となるので、同じ服を着ていたこと、撮影に使用された英語教室は、赴任前の3月からオーディオグッズを運んでいたというお話に皆さん驚かれていました。

英語教室には、世界地図が掲示され、辞書は個人で所有しているものがロッカー内に収めてありました。黒板の上には、かわいいぬいぐるみがいくつか鎮座していました。ソフト面を担う大事なグッズです。

授業の始まりは、英語の歌から。月毎に歌を変えていたそうです。

歌や音読は、音源の音が自分の耳に聞こえているうちは、まだまだで、自分の声が聞こえたら、発音もイントネーションも完璧だというジャッジの仕方に納得しました。

子ども達の発音が曖昧だと、すぐに全員起立。ひとり一人の口の動きを確認し、正しく発音できた生徒から着座していました。

・教科書は、Total。

・先生のジャスチャーを見て英文を言う。

・フラッシュカードを見て、読む時にジャスチャーをする。【ジャスチャーが言葉を引っ張り出す】

この活動の間、bongo bongoのリズミカルな音が流れていました。私は、今春からbongo bongoを使い始め、ピンポンブーだけではない使い方を模索していたので、反応してしまいました。

番組ゲストとして出演していたタケカワユキヒデさんが、「歌手も歌詞を忘れることがあるが、体の動きと一緒に覚えた歌詞は忘れない、動きと言葉は親密な関係にある」とコメントされていました。だから、歌手は振りをつけて歌うのか!と合点。

本文数行からの応用スキットは、内容、発音、ジェスチャーの3つのポイントにより生徒間で相互評価を行っていました。二人一組のペアによる発表でドキドキしながらも、面白さを狙ってネタを考える生徒たちの表情はイキイキしていました。

発表本番で、play swimmingといったペアに、先生がplayは使わないよと指導されている場面がありました。また、スキット1位になったペアが使っていた「納豆プリン」というワード。私なら、本番に失敗させないように、事前に、playはいらない、納豆プリンは、natto puddingだと教えてしまいそうです。

先生は、本番前にそうはしないとおっしゃっていました。ÅLTがいる場合は、本番後に訂正を入れてもらうこともしていたそうです。正しさは必要ですが、いつ指導するかにより、子ども達の目の輝きが変わってくると思いました。本番前に正しさを教え込んでしまうと、失敗してはいけないと気負いが生じてしまうのではないでしょうか。「英語は失敗しないと上手くならない!」と子ども達に言い続けていますが、自分がそうさせていなかったことに気づきました。

また、初めは、生徒と教師の評価が一致しないそうですが、回を追うごとに一致するようになるそうです。

授業後に、一人の生徒が、「今まで30%くらいだった自信が60%に上がった」とコメントしていました。

その場面を見て、タケカワユキヒデさんは、「普段の授業で、いろいろな活動に参加することが当たり前になっているから、スキットが難なくできるんでしょうね。コンサートでも、手拍子や立ち上がったりするだけで盛り上がります」とおっしゃっていました。

北原先生とタケカワユキヒデさんの組み合わせを考えたディレクターは素晴らしいと思いました。何度もうなずく場面がありました。

「わくわく授業」ビデオ付録授業者コメントの中で、下記の文章に釘づけになりました。コミュニケーションを大事にした授業を目指す上で特に重視している基礎的事項は以下の通りです。

1年 発音、教科書の音読、語彙の構築(辞書指導)、リスニング、楽しいスピーキング活動

2年 教科書の音読、語彙の拡充、文法の意識化、話せることを書く

3年 文法のまとめ、速読・多読などのリーディング活動、ライティング活動

3年間でバランスよく4技能ができればよく、1、2年で音が頭に入っているから、3年で初めてライティング活動が入ってきても間に合う!とのことです。逆に、音が頭に入っていないから書けないとのこと。

すぐさま、1年の5つの項目を今の小学生5、6年生に当てはめてみました。教科書音読以外は全て網羅していたので、間違いではないなと胸を撫で下ろしました。

今回は、今まで北研や上智大でもお話しされなかったことを沢山うかがうことができました。来てよかったなあぁと毎回思います。飽き性の私が、継続して学ばせていただいていることに感謝申し上げます。

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1 じゃれマガカルチャー

 今回のお題はChildren’s Day and Sweet Flag でした。

 まず題名を読んだ瞬間、Sweet Flagってなんだろう?と不安になりましたが、There was a lot of sweet flag(“Shobu”)とあったので、菖蒲だと理解して読み進めました。文章の中で新しい単語に出会い、すっと頭に入ってくる感じがとても新鮮でした。また、北原先生は、3年生になったら、スキャニング、スキミングなど、リーディング活動が必要だと言っていました。

 There was a lot of sweet flag.の文では、なんでwas で単数なのに、a lot of で複数になり、そしてまたsweet flagと単数になるのは何故か?と問われました。それはsweet flagが集合名詞だからだよと説明があり、そうなんだ?と結構難しいことをさらっと説明に差し込んできていて、たくさんの英文を読むことの中で、文法のことや、その後に続く英問による内容理解、即興発話練習と流れるように進むプログラムはすごいシステムだと思いました。自分がやってみて、日本の文化を案外ちゃんと知らないので、英語で説明することがほとんどできませんでした。普段から日本の文化について、意識して興味を持たないといけないなと思いました。

こどもの日に兜を飾ったりしますが、北原先生の家では鍾馗様(しょうきさま)も飾

るそうで、スマホで自宅に飾った写真を見せてくれました。同じこどもの日でも、日本国内でも

様々な風習があるんだなと思いました。

【216回のハンドアウトの中から抜粋】

「授業で大切にしていること」

コミュニケーションを大事にした授業を目指す上で、特に重視してる基礎的事項

 1年 発音、教科書の音読、語彙の構築、リスニング、楽しいスピーキング活動

 2年 教科書の音読、語彙の拡充、文法の意識化、話せることを書く、

 3年 文法のまとめ、速読、多読などのリーディング活動、ライティング活動

と書かれています。この速読、多読などのリーディング活動を通して、文法のまとめを行なっているじゃれマガカルチャーはすごいなと感じました。今まで何度かじゃれマガについては体験したことがありましたが、いまいちピンときてませんでしたが、今回、ようやく腑に落ちた感じがしました。現在は2年生を担当しているので、ワークについているリーディング教材など、少し、文法を意識させたり、リーディングの後のQuestionや生徒同志の即興発話などの問いを投げて見ようと思いました。

 懇親会で北原先生が「毎朝じゃれマガを書いているのは、待ってる先生方がいて、その向こうには、生徒たちがいるという思いで書いている」とおっしゃっていました。自分の構築したメソッドを惜しみなく共有してくださるだけでなく、有効なリーディング教材も提供していただけること、日本の英語教育をより良いものにしていこうという行動力に今更ながら、使命感とパワーを感じました。

 

 懇親会に初めて参加させていただきました。以前から聞きたかったけれど、聞けなかった質問を、失礼を承知で聞いてみました。以前から、北原メソッドとはいえ、生徒が驚異的な成績を出すのは、メソッドなのか、それとも北原先生の人間性によるところなのか(きめ細かい、生徒目線の、妥協をしない、ブレのない指導)ずっと気になっていました。先生はよく「北原メソッドは誰がやってもある程度効果が出る」とおっしゃってましたが、どうもそれが本当なのか引っかかってました。今回そのことを尋ねたところ、「本当に誰がやってもある程度効果が出る。それはもう検証済み」と教えていただきました。また、同じく懇親会の席で、「去年1年生を教えて、今年また1年生を教えている先生が、廊下で2年生になった生徒から、『先生、なんとかしてください。今度の先生は、突然英文を書かせます』と口々に言われた」という話をされていました。生徒にとっては、音を入れてから、文字にするという過程が学習の負担も減らすものなんだなと、ばくぜんと話を聞いてました。北原先生も、「音が自分の中入っていれば、ライティングもできるようになる」おっしゃってました。

 

NHK教育テレビ「わくわく授業?私の教え方?」

 3日間に渡る取材で、スキット活動を取材したかったとのこと。白いポロシャツから

黄色のシャツに変わったりすると不自然なので、なるべく同じような服を来て欲しいというリクエストがあったこと。ゲストはタケカワユキヒデさんで、同じ大学の先輩で、タケカワさんがピアノを弾いて、北原先生が劇をやったこともある関係だったなど、裏話をたくさん聞きました。写っている生徒の話なども教えていただきました。北原先生の教師としてのあまりオープンになっていない話を聞いて、びっくりすることやら、思わず笑ってしまう話など、楽しく、ビデオを見させていただきました。

 My(自分の胸を指す)

 mother(長い髪の毛を表すジェスチャー)

 works(何かを書き込んでいるようなジェスチャー)

 in (建物を表して)

 a library (本をパラパラ読んでいる動作を繰り返す)

 というジェスチャーに合わせて生徒が英語を言う場面がありました。今回のビデオ視聴で、初めて先生のジェスチャーに合わせて生徒に何度も言わせていることに気がつきました。ああそうか、1文をジェスチャーで何度も言わせれば、生徒も慣れていくなと、その発見に嬉しくなりました。ビデオの中で、ジェスチャーが言葉を引っ張ってくると言っていました。英語があまり得意でない生徒も、ジェスチャーで支援をすることができたらと、数人の顔が浮かんできました。

 北原先生は英語の教師をしていて、スキットの発表などを通して、逆転現象が起きる、読んで訳して、文法の問題を解いてのような知的活動ではなく、スキットはあいつに敵わないと言う現象が起きることで、認められていく場面を作れること、これがあって本当に良かったと話していました。また、特別支援級の生徒に英語を教えていく過程で、随分と教えられたとおっしゃってました。様々な生徒の視点に立って、英語を教えてこられたんだと、教師としての心の深さ感じました。

 また、赴任してきたばかりの職員室での先生方の会話が、生徒の文句ばかりだった時、なぜ先生方は生徒の文句ばかりを話しているのかと、校長先生に話をしに行ったり、話の随所に生徒への尊厳を大切にした対応が感じられました。

 元教員のパン屋さんにパンをオーダーして、私たちにも分けていただきました。縁があった人、一人ひとりを大切にしていることが、そういう行動からも伝わってきました。同じように生徒にも対応しているんだろうと想像したら、自分も生徒に対してそうありたいと思いました。

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0-1

美味しいパンを頂きました。[製造者 のどか舎(海老名市)、販売者 パン工房Wako]

元北研メンバーの先生が始めたパン屋さんとのこと。原材料を見ると、余分な物が入っていない事が分ります。柔らかな、ホッとするお味。良い材料から丁寧にお作りになっているのでしょう。もぐもぐしているうちに癒やされるパンです。配達をして下さった先生、遠いところを本当にありがとうございました。

0-2

「英語授業の『幹』を作る本 大学教職課程授業編 上下巻 開隆堂」を拝読中です。ここかな?と開いたページに、見つけました!!北原先生、ありがとうございます。一生の宝物です。(何を見つけたのか?⇒ヒント:北研会員の先生方のお言葉(含むALT)が掲載されています。)まだ、全てを読んでいないのですが、ひとこと。本作は、中身は大変濃いのですが、「幹本4部作」がさらにスッキリと分かりやすくなったように思います。先生方や学生さんの声が多く説得力が一層増しています。中身は本当に濃く、豊かな力作です。北原先生、ご労作に心から感謝します。先生方、職員図書の予算(私の勤務校にはありました)または、英語科の予算で是非、各校に常備されることをお勧めします。大きな学校は各学年3セット必要でしょうか。個人でも必須とは思いますが、「幹本4部作」と共に、まだ、北原メソッドに出会っていない先生方のお目にとまって欲しいです。大学の教職課程にも置いて頂きたいです。

以下、海老名市A先生の5月例会報告より抜粋します。

『ずっと気になっていました。(北原)先生はよく「北原メソッドは誰がやってもある程度効果が出る」とおっしゃってましたが、どうもそれが本当なのか引っかかってました。今回そのことを(北原先生に)尋ねたところ、「本当に誰がやってもある程度効果が出る。それはもう検証済み」と教えて(頂きました。)』

⇒はい。本当です。私がやっても効果がありました。東京の2クラス3分割方式で、自分以外の先生は北原メソッドをご存じなくても同じ教案でやって頂けた場合は、効果がありました。その先生も喜んでいらっしゃいました。

0-3 6月の北研 予告

 MLSによるドラマメソッドのワークショップです。多くの方のご参加があればよいな、と願っています。

 

1 じゃれマガカルチャー

Topic: Children’s Day and Sweet Flag

  即興発話練習用

 (1)先生が生徒にこどもの日について問いかける。生徒はペアで競って答える。

    Did your family put out the May dolls for Children’s Day?

        Did you take a sweet flag bath?

        What did you do on Children’s Day?

  (2)ペアで「こどもの日の思い出」を自分の経験を交えて外国人に説明しよう。本文の語句や表現を使ってもよい。

2 NHK教育テレビ「わくわく授業~私の教え方」放映21周年祭

  ・2003/7/10-11 放映 10/16-17再放送  狛江一中 一年生

      取材日 同年6月上旬

  ・学んだ事

(1)生徒の発音力。発音consciousである。

 当時は、小学校英語はなかったはず。そして、週3時間だったはず。ゴールデンウィークもあり、取材時までの授業回数は20~23回くらい(7~8週、中間テスト期間もあった?)と推測できる。にもかかわらず、生徒の発音力と発音consciousな姿が印象的。しかし、思い返してみると、北原メソッドでやると確かに6月頃にはかなり発音に気をつけるようになっていたようにも思う。(私の記憶にあるのは週4時間になってからですが。)

(2)生徒に素早いフィードバック

 三脚付きビデオカメラを持って走る先生。その日のうちにパフォーマンスの評価を掲示する姿。生徒に応えることに専心している姿。ずっと覚えていました。自分を奮い立たせ続けた画像です。

(3)タケカワユキヒデさんからのコメントより

 ・音から入っている事が重要。

 ・生徒達は自らが参加しているから生き生きしている。

 ・NHKビデオ教材「わくわく授業―わたしの教え方―」中学校英語

  5分刻みで英語が好きになる(田尻悟郎)

  ジェスチャーで英語を話そう(北原延晃)

○2004年3月19日NHKエデュケーショナル「ビデオ視聴の手引き」より

 学んだ事 *~***は伊藤の補足

(1)解説(日本大学教授 吉崎静夫 先生)

   このビデオから先生方に学んでもらいたいこと

   ①言語や数理といった抽象的な記号を学習させるときに、具体的な捜査活動や動作をできるだけ取り入れる(北原先生のジェスチャーなど)

   ②ジェスチャーで「英単語のイメージ」をつかませる。

    生徒が実に生き生きとしている。

   ③体を使って英語を覚えさせている。その結果、動作と単語が生徒の中で自然に結びついている。初めて英語を学ぶ中学校1年生にふさわしい方法。

   ④生徒がオリジナルスキットを作っている⇒生徒が身振りを交えて英語を話すことの面白さを体感している。

   ⑤生徒の活動をビデオ収録⇒それを見て、相互評価*。ベストペアを選ぶイベント的要素もあり。

*終了後、ビデオを見て相互評価は、生徒は客観的に自らを振り返ることができるので好評でした。

     

(2)授業のねらい (北原先生)

 このような英語の授業では「逆転現象」が起こる。いろいろな生徒がヒーローになれる。英語を通じて人から学ぶ姿勢を持ち協力して一つの事を作り上げる喜びを感じる生徒に育ってほしい**。

**北原メソッドの神髄

(3)コミュニケーションを大事にした授業を目指す上で特に重視している基礎的事項***

 ***以下に1年生からの辞書指導が加わる

 管先生が「(以下の)各学年の基礎的事項を知れた事が今回の大きな収穫。これに添って授業を組み立てれば良い」と懇親会で、ご発言。まさしく慧眼だと思いました。念のために再録します。

  1年 発音、教科書の音読、語彙の構築、リスニング、楽しいスピーキング活動

  2年 教科書の音読、語彙の拡充、文法の意識化、話せることを書く

  3年 文法のまとめ、速読・多読などのリーディング活動、ライティング活動

☆懇親会は、美味しくてreasonableなインド料理屋さん。初めてでもat home。是非、ご一緒しましょう。

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5月は、本来「オフレコ」になるような秘話が満載の「神回」でした。「わくわく授業」をはじめ、北原先生の指導実践の裏側には、いつも驚くような「エネルギーの爆発!」がありました。これらからわかったことは、北原先生は本当に「破天荒」な英語教育者だということ。ただ一つの目的、「生徒のための英語教育」そのために、ずっと汗だくで現場で闘ってこられた「魂の英語教師」です。数々の泣き笑いの中に、あらためてその魂の熱さを感じました。(先週から「北研活動」のために、ハイスペックな新しいパソコンを導入しました。いつもより、もっとさくさくと、快適に発信できそうです)

5月18日(土)第216回北研例会 (最初の出席者は11名。途中から3名参加)

北原先生は、おみやげに、北研メンバーだった方が開いた「移動パン屋さん」のパンを3箱も注文してみんなに分けてくださいました。仲間思いの先生のやさしさに加えて、いただいた3個のパンは、「こころと体にやさしい」とわかる、ほんわかおいしいパンでした。トマトフロマージュ、クリームパン、あんパン。日曜の朝のウオーキングのあと、夫と仲良く半分ずついただきました。皆さんもぜひお試しください。

1.じゃれマガカルチャー⑫ 

ジャレル先生が書いたじゃれマガの中から「文化」に関するものを歳時記に合わせて使えるよう編集されたものからの出題。4月の「お花見」、5月の「こどもの日」。こうしたテーマを扱うことは日本文化の継承、海外への紹介、心うるおう情操教育になります。今回のテーマは “Children’s day and Sweet Flag.” Key wordは「しょうぶ」みなさんは、英語でなんと表現すると思いますか。調べるといろいろないい表現があるようですが、ここではsweet flagと訳されています。それだけで読みたくなる教材です。しょうぶ湯や頭にかぶる文化もなくなりかけた今、使ってみたい教材だと思いました。「こどもの日にはどんなことをしたか」の問いに、ペアで英語で説明する活動が入りました。北原家では、こどもの日にお母さんがしょうぶを頭にのせて、こどもの健康を祈ったそうです。我が家では、50年ぶりに生まれた我が家の男子、弟君の鯉のぼりを盛大にあげ、ごちそうを食べ、新聞紙で作った兜をかぶって新聞で作ったswordできょうだいで戦いごっこをしました。菅先生とのペアでそんなことを英語で伝えました。楽しいアクティビティでした。

2.NHK教育テレビ「わくわく授業~私の教え方~」初回解説つきオリジナル映像を視聴

・北研がスタートしたのが2004年。その前年2003年7月にオンエアされた番組。

・NHKが3日分の授業を撮影した1年4組の授業は、3年B組金八先生のように ドラマチックな、先生が生徒に体当たりで汗を流す授業でした。

・BBCラジオからも取材が来たそうです。

・生徒の表情、目がいきいきとしていました。手指の先まで表現が豊かでした。活動が生きていました。

・1年のはじめは「発音指導、音声指導」を大切に! I LOVE…と生徒が言ったところで、全員が起立して、LOVEのVの発音を丁寧に全員発音指導が入りました。最初の指導が肝心です!

・ジェスチャートーク、ジェスチャーリーディングは、「ジェスチャーが言葉を引っぱりだす」効果があります。そのことを生徒自身が体得していました。

・「はじめてのペアスキット」に挑戦する生徒に、北原先生はその場で動詞のミスの訂正をいれなかった。

→I play swim.といった生徒がいました。いつもどこで指導、訂正をするのがよいか、私もよく迷います。北原先生は、その場で訂正せずに「先生、教えなかったんだけどさ。swimは動詞だから、playは使わないんだ」とあとで言って、ここで新しい表現をみんなに入れるそうです。

→以前、出版社で英語教材を作るときに「言語の訂正のタイミング」について、英国のバイリンガル教育の権威・オーパル・ダン先生(浩宮様の英語の家庭教師)に電話取材をして聞いたことがあります。先生は「こどもへのmistakeのタイミングは重要で、その場で訂正することはしません。あとから、正しい表現をその子供に伝えて、子供自身が間違いに気が付くようにするのが一番と考えます。こどもは言語修正能力をもっている。あえてすべて直して教えずに、自分で気づかせることが大事です」と教えてもらいました。北原先生の修正のタイミングと同じだと思いました。

→「はじめてのペアスキット」の発表の授業のあと、北原先生はすぐに職員室にもどり、「だれが一番よかったか」の生徒アンケートをPCで集計します(放送用に特に早かったかもしれませんが)速攻で

その順位結果を壁に張り出しました。生徒はわーっと集まって歓声をあげます。まさに「鉄は熱いうちに打て」でした。

★音声指導も発音指導も1年からが一番大切だと思いました。

★北原先生のわくわく授業に、タケカワユキヒデさんが解説を加えていました。楽しい活動の連続の授業、と激賛でした。映像を視聴するときに、北原先生から解説、加えて優秀なEnglish Learnerであるタケカワさんからのコメントが聞けて、授業のよさが2倍、3倍と伝わってきました。よい授業の映像の一部を切り取って、すぐれた解説者の視点から分析を聞くことはきわめて効果的です。

★生徒のコメント「最初は30%だったけど、やったら60%自信がついた!」

★北原先生のコメント「勉強が苦手だった子も、ふだん話していることばを英語におきかえるだけだから、逆転現象が起きる」

★タケさんからのコメント「生徒が、何かやらないとおさまらない!というように参加できている。生徒に参加してもらって、誘導するのがものすごくうまい。英語の授業がイベント続きだから、楽しいんじゃないのかな」解説に愛と優しさを感じました。

懇親会はいつものようにおいしく、楽しく。帰りの電車の中でも楽しく教育談義。まるで部活帰りの中高生のような楽しい時間が過ぎていったのでした。

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1 じゃれマガカルチャー

今回は「こどもの日とショウブ」についてでした。ペアで「こどもの日の思い出」を自分の経験を交えて外国人に説明するところがとても難しかったです。これまでのじゃれマガカルチャーで出た「お年玉」というテーマなら答えられたのに、私は今回のテーマでは悩んでしまいました。こどもの日の思い出が柏餅とショウブ湯だったのですが、それ以外には思い出せなかったからです。また情けないことにその意味を説明することができませんでした。知らなければ説明できません。逆に知っていると「言いたい!」という気持ちになるんだなと改めて気づかされました。自分の授業では、いかに生徒に「知ってる!説明したい!」という気にさせるか、スキーマの活性化は生徒の学習へのモチベーションにつながると思いました。

2 NHK教育テレビ「わくわく授業~私の教え方~」放映

2003年7月10日に放映されたものを視聴しました。2度目だったのですが、初めて観た感じがする場面もありました。

☆先生の雰囲気が教室内を大きく変える!

Old MacDonald Had a Farmを歌っているシーンでは、北原先生が終始笑顔で腕を振りながら全身でリズムをとって生徒の雰囲気を和やかにしていました。生徒も先生と同じように体を動かしてリズムをとりながら歌っていました。中にはシャイな感じの生徒もいましたが、先生は関係なく堂々と笑顔で楽しんでいるようでした。先生が笑顔でいることは教室の雰囲気をこんなにも左右するのだなと思いました。

☆エラーコレクションについて

スキット発表の時に、生徒がShe plays swimming. と生徒が言っていたのを、先生が発表直後に未習のswimの使い方を全体に伝えていました。この中間指導が発表者を含めた生徒全体のレベルをアップするのかなと思いました。しかし、北原先生は基本的にスキット発表の時にエラーコレクションはしないとのこと。スピーキングの中間指導について関心があるので、お話をもっと聞きたいと思いました。

☆体と音!

動詞のリズム読みでリズムボックスに合わせて発音するものですが、リズムが聞こえてくるとノリノリになります。気持ちがあがります。楽しくなります。そしてそれに合わせて発音するというのは、静かなところRepeat after me.するのとは生徒の姿勢は大きく変わるだろうと想像できます。

☆学年ごとに重視している基礎事項

1年 発音、教科書の音読、語彙の構築、リスニング、楽しいスピーキング活動

2年 教科書の音読、語彙の拡充、文法の意識化、話せることを書く

3年 文法のまとめ、速読・多読などのリーディング活動、ライティング活動

1年はほぼ音声、2年は音声と書くこと、3年は読むこと、書くことを重視しています。「頭に入っている音が文字化できる。入っていなければ無理。音をしっかり入れる。」

とても参考になります。

☆真似をする

タケカワユキヒデさんのコメントにもありましたが、英語の歌の練習に、歌いながらオーディオから流れる音声が聞こえたら、自分がずれているとわかる。北原メソッドでも授業内で先生の声とほぼ同時に読み上げていく時間があります。イントネーション、強勢、リズムなどよく聞いて「真似をする」ことが近道。

☆参加するのがあたりまえの授業

タケカワユキヒデさんから、スキット発表で生徒がみんな発表できたのは、スキット発表前までに「生徒が参加するのが当たりまえの授業」があるからでは?とのコメントがありました。心に響きました。インプットとアウトプットのバランスが頭に浮かびました。多量のインプットがあって、それでも定着するのはその一部。しかも定着するためには、生徒自身が、自分の持つ知識をある場面で使って適切かどうか検証するアウトプットの時間も必要。ここらへんのお話も北原先生にもっと聞いてみたいです。

以上が、今回の北研で私の心に残った部分、またもっと知りたいと思っている部分です。

北原先生の過去のあれこれを聞いて、驚きや笑いが途切れなかった例会でした。

懇親会では、いつもお腹いっぱいで最後のカレー注文時には味見程度になってしまっていたのが、今回は早めに注文させていただき、チーズナンとカレーをたらふくいただき、喜びいっぱいの時間を過ごしました。

エネルギーチャージの時間をありがとうございました!

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今回、3・4年ぶりに北研に参加させていただきましたが、北原先生をはじめ、北研の先生方がとても温かく迎え入れてくださり、久々な感じが全くありませんでした。懇親会も「希望」とメーリスには書かなかったのですが、「親睦会も行こうよ。一人だけ希望って書いてなかったからどうしたんだろうと思って。久しぶりで引いちゃった?」との北原先生の優しいお言葉や、「行こういこう」と言ってくださる先生たちのお言葉で、懇親会まで皆さんとご一緒させていただき、北研ファミリーの温かさを改めて感じました。また、海老名のK先生が売られているパンを3つもいただき、全員分用意してくださった北原先生、買ってきてくださったK先生にも感謝です。愛情のこもった美味しいパンをありがとうございました。インスタもフォローさせていただきましたので、海老名を訪れる際にまたいただきに伺います。(笑)

1 じゃれマガカルチャー

今回のお題のChildren’s Day and Sweet Flagのタイトルを見た時、Sweet Flag???と思いましたが内容を読み進めていくうちに菖蒲とわかりました。北原先生が、解説の際に、菖蒲の種類について話してくださいましたが、この単語を見て後から調べるか調べないかで大きく違うと言われ、話を聞いていただけの自分にハッとしてスマホで調べました。

 ペアで「子どもの日の思い出」について話をしました。Carp streamという言葉をド忘れしてしまい。Carp…、Carp…と時間が経ってしまっていましたが、ペアの秋庭先生に助けてもらいながらなんとか子供の日について説明しました。私自身、男兄弟がいないため、こどもの日に特別な思い出がなく、1日休日になる、ありがたい日という印象だったのが本音であまりこどもの日の人形や歴史について知りませんでしたが、そのシーズンになると柏餅がよくダイニングテーブルにおいてあったことを思い出し、そのことを話しました。普段E -sat J対策にと生徒たちにお題に対して即興で話をさせることがありますが、自分があまり考えたことのないことについて話をすることは大変なことだと実感しました。まして、そのトピックについての独特のワードを知っているとそうでないとでは、話の幅が全く違うと思いました。

2 北原先生の「授業で大切にしていること」

コミュニケーションを大事にした授業を目指す上で、特に重視している基礎的事項

 1年 発音、教科書の音読、語彙の構築、リスニング、楽しいスピーキング活動

 2年 教科書の音読、語彙の拡充、文法の意識化、話せることを書く、

 3年 文法のまとめ、速読、多読などのリーディング活動、ライティング活動

私は今年度異動して、飛び込みの3年生を見ています。二年間自分が見ていない学年に対して、音声の指導などもできていないので授業の流れをどうしようかと悩んでいるところでしたが、北原先生の大切にされていることを知り、授業構成で意識するべきことが明言されていて、モヤモヤがスッキリしました。北研に7・8年前に初めて参加させていただいて以来、北原先生の「音が入っていれば、ライティングもできるようになる」ということは意識していましたが、授業の流れの何に重点を置こうか迷っていたのでどうしていくかはっきりしてよかったです。

3 NHK教育テレビ「わくわく授業~私の教え方~」放映

ところどころ北原先生の生の解説付きで、2003年7月10日に放映されたものを視聴しました。北原先生が狛江中時代や和田中時代のお宝話をたくさんして下さり、とても楽しく見ることができました。

◯歌について

1年生でOld MacDonald Had a Farmを歌っていました。この歌にvやr, lなどの発音を気をつけたいワードがこんなにたくさんあるとは驚きましたし、生徒たちがリズムに乗ってカウボーイのように踊り出しながら、しっかりと1つ1つの発音に意識しながら歌っていることに驚きました。この撮影の日に、テレビが壊れ、歌詞が流れるはずが流れなかったのだそうですが、生徒たちはすでに歌詞を暗記するだけでなく、口の形や体の動きを身につけており、一生懸命歌っていました。

◯スキットについて

生徒たちがオリジナル文をペアでアレンジして、発表したものを録画し、さらにその録画を後で見て生徒たちはどのペアが良かったか順位をつけていました。今まで自分は、ビデオは撮っていたものの、それを改めて生徒たちに見せるという時間はとっていなかったのでやってみたいと思いました。後からこの時間でおこなれた全てのスキットを見ることで、発表当日は発表だけに集中できますし、自分の発表がみんなの発表と同じように見られるのが同じ基準で見れて良いと思いました。この後順位の集計をこの日中に終わらせ、走って、下校しようとする生徒たちに結果を見せにいく北原先生の愛に感動しました。

◯タケカワヒデユキさんのコメントについて

タケカワさんも学生時代好きだったアーティストの歌を何度も聴いて、イントネーション、強勢、リズムまで本物通りになるまで練習したそうです。また、その歌を流し、同じように歌えばその歌手の声が聞こえなくなる。聞こえていたらズレているということ。とストイックなお言葉も。北原先生が同じように、真似ることの大切さを強調してくださいました。その後から、今年度顧問をしている、国際交流部で「ホームアローン2」を見て、フレーズを同じようにリピートすることをやっていましたが、その後に登場人物のMarv, Kevin, Harryに合わせていうようにさせることにしました。

親睦会でも北原先生をはじめ、たくさんの先生たちからお話を伺うことができ、とても勉強になりましたし、何よりまた1ヶ月頑張ろうと元気をいただけました。本当に参加して良かったです。本当に「神回」でした。また来月も楽しみです。ありがとうございました!