①S先生のレポート
昭和女子大学附属中学校のグローバルクラスで行われる北原先生の授業ということで、楽しみにして参りましたが、北原先生のご都合で急遽、北原さんの指導案で行うK先生の授業を見せて頂くことになりました。K先生が普段行っているものとは違う内容とはいえ、生徒たちはよく対応していたと思います。K先生にも急な授業に対応していただき、感謝です。ありがとうございました。
グローバルクラスは30人のうち、入学当初から英検2級所持の生徒がおり、その生徒は、週4回ネイティブの先生と5人だけの授業を受け、残りの25人が、K先生のほぼオールイングリッシュの授業を受けているそうです。その他に4時間、生徒はネイティブと英語による授業を受け、全員週8時間の英語の授業を受けているとのこと。25人の中にはもうすぐ2級が受かりそうな生徒から4級を目指す生徒までいろいろいます。しかし、みんな英語が好きで前のめりで授業を受けていました。高1では全員カナダへの10ヶ月の留学を経験するので、その経験はこの先、一人一人の生徒にとって大きな財産になるだろうと思います。学校ウェブサイトをみたところ、高3時で7割の生徒が準1級を取得するそうです。すごいですね。
本日参観したグローバルクラスは中1女子25人。私には、女子生徒だけの授業も新鮮で、中には一見、かなり自由な発言をする生徒もいました。
(始まる前の会話)生徒:「K先生って有名な先生なのー?!」
K先生:「いや、今日は北原先生の授業の予定だったから遠くは京都、熊本から先生たちが見にこられたんだよ」
生徒:「京都?!」「くまもと!?」
先生:「振り返って先生たちにあいさつして」
生徒: Hello!
どんな感じで授業展開されるか、期待しながら始まりました。それでは、授業参観のレポートを致します。
1. Greetings
2.北原発信語彙問題集レベル②1-10
まずワークシートを配ってから生徒自身が読み解く。
生徒は熱心に問題を解いている。3分タイマーセット。以下の10問の問題が書かれたプリント。
① I went to Egypt five years ( ア until イ before ウafter エ ago)
→「全然わからなかった、なんなのこれ?」という生徒もいたが、それでもポジティブな雰囲気。
②Go ( ) this street for two blocks. ( アacross イalone ウaway エalong)
→答え合わせで答えがなかなか出なかった。「沿って」が難しかった様子。
③Lady Gaga is very popular ( )American girls.( アinside. イbetween ウin. エamong ) →Lady Gaga is a famous singer.そうか、知らない世代だ、と思った瞬間。
④Can I have ( ) piece of cake? I’m still hungry.( アanother イother ウthe other エothers)
⑤Can anybody ( ) this question?It’s difficult for me.(アcross イcatch ウanswer エsave)
⑥This is the school cafeteria. You can take ( ). Help yourself.(アanything イnothing ウanybody エnobody )
先生:「『何でも食べていいんですよ』」の意味だね」
⑦The woman was holding her baby in her ( ).( アarms イlegs ウfingers エfeet)
⑧We walked ( ) in New York.( アamongイaboutウaround エin)
⑨That lady over there is a great ( ). Her paintings are very expensive.( アengineer イdancer ウdentist エartist)
⑩Who ( ) my cake!(アran イsang ウateエwrote)
先生:「なぜ、びっくりマークついてるの?」→怒っているから
全体的に5級レベルとはいえ、難しい様子。
3.発信語彙カフート
「カフート行きます」
教師はインターネットで、カフート→ログイン→「北原発信語彙」を検索しゲームの準備をする。生徒はニックネームをつけ、カフートに入る。カフートは4択で早押しのゲーム感覚で学べるが、「カフート?!えー!?」と言う声も聞こえた。
Is everybody in?
カウントダウンして、カフートに入るのを急がせる。
英語が好きというポジティブな雰囲気は変わらず教室にあふれていました。無邪気で素直で自由で元気な生徒が多い印象。
①Help me with the English homework in the ( ). I am free from noon to five.→afternoon
②My ( ) is twelve.→age
先ほどの元気な生徒からは「これはいけたかも!」と言う声。とにかく素直に言葉が出るタイプの子が真ん中にいて、明るい雰囲気のムードメーカーでした。
③The ( )in this town is not clean.→air
④Cats, monkeys, dogs, horses. These are all( ).→animal
⑤These are ( ).→apple
⑥The fourth month is ( ).→April.
⑦The eighth month is ( )→August.
「そういうこと?!」「今やり方がわかった!」→わかって、嬉しい心の叫び。
⑧Father’s sister and Mother’s sister is ( ).→aunt.
⑨Koalas and kangaroos live in ( ).→Australia.
⑩My aunt has a ( )boy. He is so cute.→baby
1位になったのは、大人しめの廊下側の女の子でした。この子は途中経過もずっと1位でしたが、あとからのわくわくペアワークでは積極性が少なく、勉強は得意だが、コミュニケーションを取るのは苦手そう。グローバルクラスでもいろいろなタイプの生徒がいることがわかりました。
4、わくわくなるほど英文法
K先生は活動に入る前に、Teacher Talkで状況をオーラルイントロダクションされていた。(このあたりは北原メソッドの応用を感じた内容。)
Do you cook at home?
I sometimes cook.
Do you cook?
How many times do you cook?
Every day? Sometimes? Never?
Two or three times in a week? /month?
ワークシート配布し、K先生はオーラルイントロダクションを行なっていた。
My family is very busy.
Everyone has own rules.
I —— dinner on Sundays.(——のところは「んんー」と言いながら読む)
生徒は空欄に記入する。(K先生は時短のためか生徒全員立たせる活動はされなかった)→ただ、間違えている生徒もいたので、できてる出来ていないの確認はした方が良かったかも?後でお聞きしたところ普段は文法の説明はしない。個人個人が文法は予習してくるシステム!本文はNew Crownで扱うとのこと。)
I *cook* dinner on Sundays.
Dad *cooks* dinner on Sundays.
このsは何?三人称って何?あなたと私以外のもの
He* cooked *dinner yesterday.
喉が震える時はcook
喉が震えない時はcooked
Mon *is* *going* *to* *cook* dinner tomorrow.
元気な生徒:イズ入るの?どういうこと?
先生:「Is going to そっちの方向に進んでいるということだよ。」→なるほど。
わくわくナルホド英文法のプリントのピンクパートは、本日の学習内容の重要文法項目。
I *will* *cook* dinner tomorrow.
willは何詞?→助動詞
今までに習った助動詞は?Can
Negative ?→can’t
canと言うのとcan’t は発音が違う
Canを強く読むと否定に聞こえてしまうので注意
I will not cook dinner tomorrow.
Will not はwon’t willn’t という単語はない
5.そのまんまスキット(Basic DialogともScenesともいう)
Jack: Are we starting soon?
Mark: Well, a few members will be late. So, we will start in about ten minutes.
Jack: I see.
(Mark のセリフがかなりボリューミーだが、生徒たちはがんばっていた。ブーを出されてもだれもへこたれない!)最初に動画を見せ、パートナーで意味確認。生徒は座ったまま。軽くピクチャーQ&Aを行う(B.D.をいつも行っていれば以下のQ&Aは必要なしだが、このクラスではいつもしていないので、人物説明としていたと思われる。)
Have you seen them before?→Yes!
Who is he?→Jack
Where are they?→Gym! →They are in the gym.
When is the basketball club starting ?→Soon
Sonomanma skitを3回聞く。教師は1回音読(リピートさせる)、そのあと生徒は覚える。K先生は速いテンポでピンポンブ―をさばいていく。私も含め、女性の先生たちの中には「なかなかきびしくなれず、生徒も『もう一回!』と粘るので、もう一回させてしまう。」という声もあり、K先生や北原先生のようなある種の厳しさを、難しいけれど持てるようになりたいと思います。ここまでで残り時間が5分だったので、予定していた教科書のリスニングはカット。
6.わくわくペアワーク
What will you do next Sunday?
I will go shopping.
北原先生がされるようにほとんど日本語を使わず、どんどん練習してスタート。5分ではあったが生徒たちは良く動いていてほとんど日本語は聞こえなかった。友達同士のみならず、最後のK先生の声掛けが素晴らしかった。「後ろの先生に聞いたら座ってください。」積極的な生徒からどんどん参観していた先生方に質問し、先ほどカフートで1位だった生徒ともう一人、消極的だった生徒が残っていたが、先生方が温かく「こっちこっち!」と話しかけてクリアし、全員座った。チャイムはならず、時間であいさつして終わりになった。
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K先生から本日の授業について質疑応答。
グローバルコース・1クラス30名中5人は入学時に英検2級取得済なので、その5人はこの時間はネイティブ1人対5人の授業。ケンブリッジ出版のアンカバーの教科書を使って授業を受けている。他の25人は、中3までに英検2級取得を目指している。中1でありながら中2の教科書を使用していることについて。教科書会社に早期使用願いを出すと、10月から次の学年の教科書が使える。中3からは秋までにNew Crown教科書を終わらせて、マーフィーの英文法の授業を行う予定。
カフートについては、K先生は今日初めてダウンロードをしてやった。やっておられる先生方にK先生から質問。今日はできるだけ3分でがんばってやってみたが、やる場合いつも3分で終わるのか?→参加者:「ログインなども含めて5~10分かかる。問題を前もってはやっていない。」「カフートの前の発信語彙問題集の問題は、カフートの前に問題を解くと良い、と北原先生から以前助言があったので、やっている。答えを隣に載せておいて隣の人があっていたら、That’s right.などと言って答え合わせをする方法をとっている。」
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K先生は、いつもは「文法は自分でやりなさい。」と言って教えていないとのこと。ただ一部の生徒は昨日補習をした。Canについてなど復習したので、頭に残っていたと思われる。英語は好きというポジティブな土台はあるが、クラスの中にはまだ5級レベルの生徒もいるため、学力差は課題なのだろうと見受けられた。そのまんまスキットに関しては、いつもはしていない。その代わり教科書の本文を全部暗記するのをチェックする。内容は今日の方が短かったので、やれていた。いつも本文も10分で行って全員合格まで行っている。
現在は夢単の0を25語ずつ毎回扱っている
速読のプリントを行っている。
本文を扱った後「じゃ明日、暗唱テストね」と言って生徒はAかBか半分覚えてくる。
発音が良い点については、発音を特にみっちりやったわけではない。自力だと思う。生徒の発音がリピート時、わくわくペアワーク時に綺麗だった。
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K先生の司会の元、北研例会が行われました。
2:30じゃれマガ台風について
外国人に台風の経験を説明する。K先生は北海道出身で、北海道にいた頃は台風は全く経験しなかったとのこと。参加者のうち、九州から来られた先生方は、今年もすでに大型の台風から被害を受けた話をしてくださいました。
○夏休み前の夏休み後の音読テストを比較して、近くの先生方で話し合いをしました。
私は昨年度1年生、今年度2年生を教えていますが、昨年も今年度も、夏休みにプログラム3を動画で撮り、クラスルームに送るのを宿題に出し、9月に音読テストをALTにチェックする、というのをやりました。京都のM先生も同様にされているとのことでした。クラスルームやロイロノートに提出するのには、配慮も必要ですが、普段じっくり見れない生徒の様子も分かり、個人的には良い方法だと思っています。
○本文の内容を暗写するテスト(北原先生提案のもの。サンシャイン1年生プログラム2の内容)
自己表現お助けブック(田尻悟郎先生著作だが現在は廃盤)も参考になる書籍。
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【K先生から役立つ情報の紹介】
「あいうえおフォニックス」は毎週金曜日の朝、英語関係の内容を扱うので活用している。可愛いキャラクターなので、わかりやすい。
X(旧Twitter)より、「クララの3ヶ月で話せる英語」には、わかりやすくフォニックスや、接頭辞、接尾辞などの一覧表があるので、おすすめ。
慶應大学文学部・堀田隆一先生の動画を見て協議
Busy ビズィはなぜこのようなつづりなのか?
なぜ綴りと発音が違うのか→中英語の時代に答えがある。なまりは母音に出やすい。中英語時代にはビズィもあれば、ビュズィーもあれば、ブズィもあったが、統一的な綴りと発音がなかった。そこで、北部の発音と西部の綴りが合わさった。その組み合わせにはルールはなく、ガチャガチャに近いものだった。発音はビズィが勝ち上がって、綴りはbusyが勝ち上がった。
同じくBuild ビルドゥもuを読む発音もあったが、それは消え、入っていない発音が残り、綴りだけ残った。
Break, steak, great 以外はイー
○生徒の単語学習についてグループ討議
ローマ字読みをする生徒が多い
フォニックスのルールがなかなか浸透しない
○手島良(てしままこと)先生の動画
2音節の単語(母音が2つ入っている語)
アクセント以外は弱くいい加減に言う
Forgetはgetが強い
Forgetとgetを比較するとどちらも同じ強さ
Reactとactもアクセントはむしろ普通の声の大きさで、それ以外は弱くいう。
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N先生のお話し
フォニックスの本107ページから109ページを記載した。
都の少人数授業についての資料。習熟度別ではなく、人数で3クラスに分けることが許されているのに、知らずに前年度のまま踏襲されていることが多い。2クラス3展開、3クラス4展開
27人クラス。少人数と言えるのか?再任用でも20時間の先生もいる。
②T先生のレポート
【1】効果的に動いたペアでの活動
動画では分かりにくくなってしまうが、現場で見ると、それぞれが、英語が得意な生徒と、前向きではない生徒で組まれているのが分かった。ペアで解決できないことについては、前後で質問して解決しようとしていた。最初の「1.北原発信語彙問題集」からの10問は、ゆっくりとしたスピードだった。途中で手が止まった時、私は心の中で、「空欄に一つ一つの選択肢から選んで入れて、音をイメージして読んで、一番、自然と思うのを選べば良いよ」と言いながら、黙って見守った。
この生徒の表情が明るくなったのは、「2.そのまんまスキット」だった。
【2】「2.そのまんまスキット」
Jack: Are we starting soon?
Mark: Well, a few members will be late. So we will start in about ten minutes.
Jack: I see.
最初に、これを含むもっと長い会話を動画で2回見て、内容をペアを話し合って確認してから、もう一度、見た。「やることは、3つ。1っ回やったら、JackとMark役を交代して、チェックが終わったら、覚えたのを見ないで書きなさい。」という指示があったのは、普段は、この形ではやっていないから。この活動で、一番、生徒たちの笑顔が見え、明るい声が聞かれた。10分の活動の中で、約7分を経過した時から、暗写を始める生徒が見え、残りあと1分位で、約7割が暗写に取り掛かっていた。
【3】Aパターンの文法導入
普段は、自力で文法を学習している生徒たち。既習文法の中で、三単現のsについては、自信がない生徒がいるようで、お互いに質問して確認していた。
He cooked dinner yesterday.のedの発音の時、過去形の発音が、まだ全員の定着に至っていないようで、この部分を取り出して指導していた。
「我が家の夕食当番」を生徒に見せながらの教師と生徒のやりとりでは、普段、どのぐらいの頻度で夕食を料理するかで、生徒は手を挙げてこたえていた。文法指導に入ってからの教師の語りは、一部、実際の授業では飛んでしまった。指導案から引用する。
Start with the old grammar Ss have already learned and introduce the new one.
教師の語り
My family is very busy. So everyone takes turns to cook dinner. I mmm dinner on Sundays. と言いながら料理するジェスチャ Dad mmm dinner on Saturdays. と言いながらお父さんのジェスチャ
He mmm dinner yesterday. と言いながら親指を後ろに向けるジェスチャ
Mom usually cooks dinner on Monday. Today is Snday. So she mmmmm cook dinner tommorrow. 手帳を開いて見るジェスチャー
But she is busy these days. She comes home late. She can’t cook dinner tomorrow. So I mmm cook dinner for her.手を突き上げるジェスチャー
【4】わくわくペアワーク
研修で出会った先生によると、驚くべきことに、ある地方では、このような活動は、即興的な会話ではないので、評価されないという。英語が苦手な生徒の力を維持するために、私は、このような活動をもっとやるべきだと思う。「そのまんまスキット」に次いで、生徒の笑顔が見られた。「えっまた立つの?」という明るい生徒の声が漏れた。この活動も、生徒たちにとっては初めての様子。
北原先生に教わったやり方
①Please tell us the title. Say it in Draemon’s voice.
②書かれた会話文の生徒と読む。
③「や・り・か・た!」生徒たちは、①と②のやり方を読む。特別支援の生徒や、外国籍の生徒たちが音でやり方を聞いて理解できるように、ある程度のゆっくりしたスピードで声を合わせて読む。
④代入練習。先生はVocaburaryを言う。生徒は、下線部分を、聞こえたVocaburaryの単語・フレーズを代入して、「文全体」を言う。この段階で、文を覚えてしまう生徒も少なくない。
⑤内容確認を先生が生徒に聞く形で行う。例えば、今回の#6 「日曜日の予定は?」では、Who will go shopping?のように。
⑥緑と赤の基本会話文をノートに書く。私の教室では、「下線部分は、自分にとって最も書く意味があると思うのを選びなさい。綴りが自信がなかったり、普段あまり使わないと思うのを選ぶといいよ。」
【5】じゃれマガ2019
毎回研修で、北原先生が実演してくださるこの活動は、質問のタイミングや、下線部分をどう扱うかなど、北原メソッドのエッセンスが詰まっているように思う。
③M先生のレポート
11:30~ Vocabulary check. 3min. 北原発信語彙問題集レベル1−10
書けたら、近くの生徒と交換、答え合わせ。
11:36~ Kahoot!
生徒はアップルコンピュータ 準備。 先生は、いくつか問題を読んであげて音で分からせようとヒントをあげていた。
11:41~ Board work
By the way, do you cook? How many times do you cook?と言って挙手させていた。
プリント配布 (わくわく英文法のパワポ使用)
He dinner yesterday. (cooked)
*edを「ど」と発音していた生徒がいたので、「昨日補習受けた子知ってるね〜」と言って(d)と(t)の違いなど発音指導。
(kは喉に手を当てて振るえないから(d)でなく、(t)だよね。。。。)
Mom (. ) (. ) (. )to cook dinner tomorrow.
I (. ) (. ) dinner tomorrow.
I (. ) cook.
I (. ) (. ) cook. (can) (not)
I (will) (not) cook.
「助動詞」
K先生曰く、普段は新出文法導入はしていない。文法は各自、自宅で学習してくることになっている。(文法書はシリウスのシリーズを一括購入させている)
= I ( will ) ( not ) cook = I (. won’t. ) cook.
11:52~. テキストリスニング Close your textbook.
Let’s share the information you got!・・・・・隣近所で内容を話し合う。
11:58~プリント配布 (short skit)
Jack: Are we starting soon?
Mark: Well, a few members will be late. So we will start in about ten minutes.
Jack: I see.
ペアで練習。
先生によるBasic Dialogの活動の説明あり。1回目 Jack 役、Mark役をやり、2回目役割交代して 3回目プリント見ないで書く。10分タイマーをセット。練習後、生徒たちは先生のところへ並ぶ。合格はファンファーレ。
11:13~ わくわくペアワーク(カラープリント使用)
No.6 日曜日の予定は? will (1/2年)
「やりかた」を皆で読む。
12:15~まずはペアで。 その後クラス中にインタビュー
「後ろにいらっしゃる先生方にも質問しましょー」
授業を終わって、数名の生徒に質問しました。2年生の教科書をこのグローバルクラスの生徒だけもらっていることや、3年生までに英検2級を取得することが目標ということや、すでに2級を取得している生徒は別室で授業を受けていることなど。とても、素直で活発で元気の良い生徒さんたちでした。授業中も、とても1年生とは思えないような大人っぽい顔しているや、背が高いなどと近くの先生と参観中に話していました。教室にはオルガンがあったりなど、とても懐かしい雰囲気の優しい教室で授業参観でき、大変学ぶことが多かったです。私立の女子校ってこんなに自由なんだなぁ。授業の雰囲気も、生徒たちが自由に話しているそんな中で、近藤先生がrepeat after me. と言うと、しっかり声が出ていて、集中力を感じました。
K先生、普段と変わらぬ様子、淡々と授業を行なっていて生徒とのやりとりも楽しく感動しました。ありがとうございました。
北研10月例会 &研究協議 3階視聴覚教室
・Kahoot!はレベル1
このクラスの子たちは高校1年の夏〜高校2年の夏まで1年間カナダに滞在、ホームステイするというプログラム。「中3までに英検2級をとろう!」が目標2年生の教科書については、「早期使用願」を教科書取次会社に依頼しておく。新出文法の導入は一切やっていない。
教科書本文はAさん、Bさん全て自宅で暗記して来させる。
単語帳の中から毎時間やっている。3周やる予定
今の教科書は過去形が結構早い時期に出ている。(3単現のsより早い)
スパイラルワークシートをなぜ作ったか。
セルフチェックのため。=>自分でどこがわかっていないかを知る為。
じゃれマガカルチャー(近藤先生による実演)
A Country with Many Natural Disasters
「台風」についてペアで話す。
Are you afraid of typhoons?
What’s your memory about typhoons?
いくつか近藤先生から最近のMLに投稿された「古英語」について話をいただきました。
堀田先生の「英語の歴史」文藝春秋プラス
英語を話していた人たち集団の歴史
busy ・・・なんでuが「イ」なの?
中えいご英国の方言 北部 bisy (発音I「イ」) 西部 busy (発音 つづりはu で「ブ」) 南部 besy (発音は「ベ」)
近代になってこれらを標準化しようという動きになり、発音と綴りを合わせて欲しいが・・・busy 「ビズぃ」に。
build
great, steak, break 意外はeaを「イー」と発音する。
『綴りと発音」 手島良先生 アクセントの捉え方. ・・・動画視聴
2音節以上の単語
forget. for と get→ for の部分が弱くなった
react. 弱強ー> 弱く短く いい加減にいう。
「中学生から始める英語フォニックス指導」
1年生夏休み明け音読テストやっている人? 数名挙手ー>その先生のところに集まって話しを聞く。
p107〜109 N先生の講義
東京方式 少人数・習熟度別・・・北原先生も言われているように、ペア活動が機能しない
学年5クラス。 2クラス3展開 3クラス4展開
人が足りていない。・・・中川先生は再任用で、週20時間
N先生曰く、北原メソッドでできるようになったのは、子供の声。生徒から「なんであのやり方(北原メソッド)でやらないんですか?」と言う声が上がったから、全員で北原メソッドでできるようになった。
p107〜 1年生のうちは紙のフラッシュカードがやはりいい。「rは「巻き舌って言われているけど、べろを引っ込ませるんだよ〜」
モルテンのタイマーがいい。どこからでも見える。
p109〜111 K先生の講義
中学2年でLSDを始める フォニックスで書ける単語
入試でも役立つフォニックス指導
④K先生のレポート
1 じゃれマガカルチャー㉑
・テーマは台風でした。
自分の体験をもとに、外国の方に日本の台風について説明する活動を行いました。
Japan usually has many typhoons — more than 30 — from early July to late October. In 2019, a big typhoon hit my area and caused huge damage. Some house roofs were broken, and some electric poles collapsed. It took more than a year to fully recover from the damage. Recently, typhoons have been getting stronger, and it is said that this is because of global warming.
2 「中学生から始める英語フォニックス指導」⑤
・夏休み明けの音読テストについて、多くの先生方が実施されていました。
ALTが常駐していない学校では、予定が合わないためにタブレットで生徒の音読を録音し、後日ALTに評価してもらう方法を取っている先生もいました。
私自身の経験では、家庭学習の習慣がほとんどない学年を担当したとき、夏休みや週末明けのテストよりも、授業中に学習した直後のテストの方が成績が良い傾向がありました。授業中であれば生徒を頑張らせることができましたが、家庭学習の定着は本当に難しく、自分の指導力の限界を感じたことを覚えています。
3 スパイラルワークシートについて
・多くの先生がスパイラルワークシートを作成・活用されていましたが、「家庭でやってこない」ことに悩む声も多く聞かれました。
北原先生も、最後の学年を担当された際に、生徒たちが取り組まないことから「やめるかどうか」を生徒に問い、最終的にスパイラルワークシートをやめたと話されていました。
また、「スパイラルワークシートは力のつく活動ではあるが、楽しい活動ではない」と多くの生徒がこの活動を評価するので、生徒がこの活動の意義に気づくような指導が大切だと感じました。
⑤I先生のレポート
①じゃれマガ2019
本文を読み終えた後、ペアで「台風」に関する英会話を即興で行いました。
②「中学生から始める英語フォニックス指導」5
・1年生の夏休みの宿題
英語に触れたばかりの中学1年生が、正しい発音を忘れないために、夏休みの宿題を「音読だけ」にし、2学期が始まるとすぐに、1学期に音読したページの中から音読テスを実施します。そこには、生徒に「無駄なことはさせたくない」「コスパのいい勉強をさせたい」という気持ちが込められています。参加された先生方からもいろいろな音読テストのアイディアを教えていただきました。宿題として生徒が自分で音読する場面を録画して提出させる、ALTに評価してもらう、など。ただ、このやり方は雑音が入ってしまうといった弱点もあるようです。
・Spiral Worksheet
Spiral Worksheetを使う目的は、「習ったはずの語彙や文法なのに、定着していないものを事前に見つけて補修をしておくこと」です。以前、北原先生は、Spiral Worksheetの使い方に関して、中学生にこのように呼びかけました。「まず、自分でやってみる。何度もやる。辞書を引いてセルフチェックをする。分かっているところはもう書かなくてもいいよ。」(ボイスメモを聞かせていただきました。)
Sunshine以外の教科書にはSpiral Worksheetはないので、自作するしかありません。各先生方が作成したものを、Google Driveで共有したらいいのでは、というお話が出ました。北研の皆さんのチームワークの良さが素晴らしいと思いました。
・辞書指導
昭和女子大附属中の生徒の中には、英語の授業で初めて紙の辞書を見たと言った生徒がいたそうです。電子辞書と紙の辞書の使い分けが必要です。
・YouTube 視聴
「文芸春秋プラス」では、英語史を学ぶことで英語学習上の疑問点が腑に落ちることがある、と言っています。busyのuはなぜ/i/と発音するのか。その答えは「中英語時代の混乱」にあります。近代になって訛りをそのまま標準語として採用したことが原因とのことでした。また、「つづりと発音の実践的指導法」では、forgetとgetのアクセントについて比較して、forget のgetを強く発音するというより、forを弱く発音する、なぜなら、一音節のgetにアクセントはないからだ、と説明していました。
・N先生より
東京都の「少人数・習熟度別指導ガイドライン」を紹介していただきました。校内の英語教員の数を確保するために、このガイドラインに沿って計画を立てる必要があるとのことでした。「中学生から始めるフォニックス指導」の解説もしていただきました。例えば、much が新出単語として出てくると、“ch”に下線を引いたフラッシュカードを見せて、chと同じつづりと発音を含む単語を探させます。時間短縮のためペアで行います。
・K先生より
中学3年生の入試期に実践されている語彙指導、Last sentence dictationを紹介。また、執筆活動について、副業届はどうするのか、ということを皆さんで話し合いました。
⑥M先生のレポート
《示範授業報告》
昭和女子大学附属中学の1年生グローバルコース 4時間目 25名 (北原先生に代わってK先生の示範授業)北原先生の指導案で、授業をされたK先生は、今回の活動のほとんどが生徒にとっても初めての活動であることを、後の例会を教えてくださり、驚きました。
授業はノーチャイムで、生徒は授業直前までお菓子を食べていたり、PCでゲームをして遊んでいる姿もありましたが、時間になるとすっと切り替えをしていました。自由ではあるが、時間を守り、授業を大切にする空気がそこにはありました。さすが私立だと感じました。
・発信語彙問題集(あいさつを含め計7分)
紙にレベル2(英検4級レベル)の問題が10問載ったプリントを個人で解く(タイマーセットで3分間)どの活動でもそうでしたが、生徒達は、先生が話をするときは「しーん」となりますが、各活動をするときは、あれこれ小声でおしゃべりをする声が聞こえてきました。「めちゃ簡単じゃない?」「うん?」というような声が聞こえてきました。これは授業に関係ある好ましい私語だと感じました。(以前MLでも話題になったことがありましたね。)各自問題を解き終わった後は、ペアでプリントを交換。K先生が英文を読みながら( )に当てはまる解答を生徒から引き出しました。難しそうな問題には途中日本語を挟みながながら答え合わせ。
・Kahoot!(約5分)
上記終了後すぐにKahootの英検5級問題へ。(生徒がすぐにPCを開いて取り組んでいたので、いつも行っている活動かと思いましたが、K先生は普段の英語の授業ではしていないとのことです。つまり、Kahoot慣れをしていると感じました。)
ここでも各問題を解く度に、あちこちで生徒の声が上がります「待って、間違えた」「〇〇じゃね?」「ちょっとやばい」など。
最後に1位の生徒に全員で拍手して終了。先生が何も言わなくても生徒はすぐPC片づけ。(これがとても素早かったです。)
・新出文法導入、わくわくなるほど英文法(約11分)
willの導入。生徒達はどんどんプリントの穴埋めをしていきます。できる生徒はどんどん穴埋めをしていき、わからない生徒は先生のヒントや解答を聞いて穴埋めをしていきました。答え合わせを含めて、先生が1文ずつ英文を読み、生徒はそれをリピート。canとcan’tの発音がネイティブに伝わるよう、補足説明を加えながら最後はwill ,won’tで終わり。最後の1人を待って次の問題へ進む形式ではなかったのは、生徒全体のレベルが高いため、近藤先生が意識的にこのような形にされているのかな、と感じました。
・教科書のScene1とそのまんまskit(約20分)
教科書の映像を合計3回視聴。1回目は視聴のみ。2回目は視聴後「Let’s share the information with your partner.」という先生の指示でペアで内容の確認。
3回目は、全体で「Let’s check your answer.」で、画面に出てきた人物や、場所や理由などを先生から生徒にたずねました。生徒達はどんな質問にも応答、反応していました。
・その後、ペアでそのシーンの2人の会話をそのまんまスキット。
Jack: Are we starting soon?
Mark: Well, a few members will be late. So we will start in about ten minutes.
Jack: I see.
役はじゃんけんで決定。1度先生の後にリピートした後に活動スタート。(言えるようになったら先生の合格をもらいに行き、両役終わったらその英文を暗写を指示。)生徒達はジェスチャーはほとんどしていなかったが、生徒はすぐに英文を覚え、きれいな発音で先生の合格をもらうべく、すぐに列に並んでいきました。正しい発音でなかったり、間が空いたらすぐに「ブー」となりました。でも生徒は黙々と再挑戦したり、練習に励んでいました。
・わくわくペアワーク(約7分)
willを用いたワークシート配布。本文を先生の後に読み、やり方を読んだらペアでじゃんけん、そしてスタート。
What is your plan for next Sunday?
Well (Let me see), I will 【go shopping】. 【 】にvocabularyの語を入れる。
生徒達は参観している先生に1回は質問しないとダメ、という近藤先生の指示で参観者である私たちに質問に来ました。発音がとてもきれいでしたし、Ho about you? など、こちらからの質問に対してもスムーズに応答しており、基礎英語力の高さを感じました。
これで授業は終了。
1時間のどの場面を見ても「さすが英語クラス」と思わされました。先に書きましたが、普段されていない活動にも、生徒達は何の抵抗もなく、とてもスムーズに活動に取り組み、常に頭を使って授業に取り組んでいたように感じました。生徒の意欲、知識や技能も高く、それをさらにK先生がマネジメントしながらぐんぐん伸ばしている様子がこの1時間の授業の中から伺えました。(ほぼオールイングリッシュでたくさんの活動量があるにも関わらず、K先生がゆったりと余裕を持って生徒をよく観察されながら授業を進められているところや、無駄な時間がなく全てがスムーズに進められているところが北原先生と重なりました。)
《例会報告》 引き続きK先生が進行してくださいました。
〇示範授業 研究協議
英語の授業は、K先生が4時間、ALTが4時間持っている。高校1年の夏から2年の夏までカナダ留学。中3までに英検2級取得を目指す。中1で中2の教科書を使う。早期使用願いを出し、在庫があれば次年度の教科書をもらうことができる。中2の秋までに中学3年間分を終了予定。中3からは高校過程をする。普段のK先生の授業では文法導入はしていない。自分で勉強している。Youtube「あいうえフォニックス」おすすめ。毎週金曜日15分間は授業飼外で英語学習をすることになっている。
Q:普段の授業のコンポウネンツは?
1,ユメ単 ゼロ(アルク)25個ずつ。3回行う。1回目は意味内容の確認。2回目は選択肢で選ぶ。3回目は英語を書く。
2,速読(プリント)
3,教科書本文の暗唱チェック
教科書のダイアログをペアで行う。ストーリーは前時で導入し、次時にペアでそのまんまスキットのように先生のチェックを受けに来る。(今回の示範授業のスキットより長い英文を覚えてくる。)この活動は10分くらいで終了。
Q:生徒達の発音がいいのはなぜ?
特に指導はしていないが、先生のマネをしていもらえるように、常に発音コンシャスになっているもらえるような意識をされている。
〇じゃれマガカルチャー、「中学生から始めるフォニックス指導」を元に、1年生の夏休みの宿題、音読テスト、暗写、スパイラルワークシートについてグループで交流。