北研のご案内

英語基本指導技術研究会 設立趣意書

kitahara新学習指導要領が試行されて丸2年が経過しました。 絶対評価については試行錯誤の段階を経てよりよい評価を模索する段階に入ったと思います。 一方この2年間評価の前提となる指導については残念ながら絶対評価の陰に隠れてあまり活発な研修会が持たれてこなかった現実があります。 また特に東京都においては教員の年齢構成のアンバランスもあり、ベテラン教師から若手教師への指導技術の継承が滞っています。

私たち現在40代の英語教師が若手だった頃は長勝彦先生(元両国中学校教諭、現武蔵野大学教授)をはじめ、お手本となる素晴らしい指導技術・指導理念をお持ちの先生方がいらっしゃって授業を見せていただいたり、直接ご指導を受けることができました。 また同年代の教師も多く、お互いの授業を見合ったり、共に授業研究をすることもできました。 さらに1988年から旧文部省が始めた海外研修で学んだ教授法・教材などを共有することによって私たちの世代ならではの新しい指導法・教材が編み出されました。

しかし、昨今は校務が忙しくなかなか外へ出て他の先生方の実践から学ぶことができなくなりました。 さらに生徒数の減少に伴って教師の採用が少なかった年が続き、若手の先生方が悩みを打ち明けたりお互いを磨きあうことも少なくなっています。 それは若手の先生方に限りません。絶対評価、少人数指導、習熟度別授業、小学校英語の拡大など次々と新しい課題が表れる今日の英語教育界において研修は欠かすことはできません。 官民の研修会も数多く開催されていますが、私たちが長先生から「長式指導法」を学んだようなしっかりと背骨が通っている体系的な研修を受けることは難しい状況にあります。 そこで長先生にずっと師事して来たものの一人として現状を憂え、将来の英語教育のために下記のような研究会を始めることにしました。 趣旨をご理解の上、お気軽に参加されるようお願い申し上げます。

名称 英語基本指導技術研究会
KIhon Teaching Techniques Association
(略称 北研)
会場 昭和女子大学附属昭和中学校
(渋谷駅から田園都市線(半蔵門線直結)で2駅、三軒茶屋駅から徒歩7分。渋谷駅からバスで10分乗っていただくと、「昭和女子大学」のバス停があり、大学の正門の目の前に止まります。「昭和女子大学附属 昭和中学校・高等学校」で検索すると西門に案内されますが、そちらは生徒の通用門なので、外部の方は入れません。「昭和女子大学 正門」で検索していただき、大学の正門からお入りください。守衛室にお立ち寄りいただき、「北研で来ました。名簿の(何)番目の(氏名)です」とお伝えください。その際に学内の地図と教室番号を書いた案内図をお渡ししますので、それに従ってお越しください。)
*アクセス方法のみならず会場への問い合わせは絶対にしないでください。
日時 午後2時30分~5時
4/12(土)、5/17(土)、6/21(土)、7/12(土)、        8月23日(土)- 24日(日)第9回北研静岡合宿 沼津市立沼津高等学校
9/20(土)、10/18(土)、11/22(土)*開始13:30-16:00、12/6(土)、1/24(土)、2/21(土)、3/28(土)
内容 新著「中学生から始める英語フォニックス指導」シリーズ、北原の参観・示範授業ビデオ視聴シリーズ、外部講師の講演、会員の実践発表
講師 北原延晃(北研主宰、元上智大学・愛知淑徳大学非常勤講師)、外部講師、北研会員
費用 300円
申し込み方法 下記アドレスまで、氏名・学校名・指導学年・教職歴・メールアドレス・連絡先・電話番号を書いてお送りください。追ってご案内を送付させていただきます。
 kitaken-info@hamajima.co.jp