11月10日(土)第159回例会報告

 

 

1 ジャレル先生クイズ
・How much you know about me (Mr. Jarrel)? 4択クイズでA~Dがついた小さなパドルを全員が持ち、答えを思うアルファベットを上げる。生まれた国は?、生まれた州は?、いつ日本に来た?、昔飼っていたペットは?、free timeにやることは?、いま何の言語を学んでいるか?、好きなテレビ番組は?、 銀行のアカウントのpass word(これの答えはA~CのどれでもないというD)・現在韓国語を学んでいるそうですが、発音の学習に関しては教師が必要不可欠だと感じていると話されていました。

・4択で先生の出身地や趣味など。答えるときはcaptur paddlesというカヌーのパドルのような形をしたグッズを使いました。真ん中が細くて左右が丸型になっていて、裏表合わせて4つの丸にABCDが書かれています。答える時は自分の答えを先生に見せます。 詳細 http://captur.me

 

・ジャレル先生がいらっしゃって特別に講義をしてくださいました。始めはジャレル先生ご自身のことで,①出身地②生まれた年③日本に来た年④飼っていたペットの名前⑤ひまな時にしていること⑥学習している言葉⑦好きなTV番組⑧銀行口座のパスワード,以上7つの4択クイズでした。中でも印象的だったのは,ジャレル先生は韓国語を学習しているそうなのですが,発音は先生なしでは身につけられないと話されていたことです。日頃から北原先生がおっしゃっている,「発音を身につけさせるのは中学教師の最大の役目」と同じことだと思いました。

 

・はじめに、用意してこられたパワポのスライドで
How much do you know about me?ど表示。
ということで、自己紹介情報のmultiple-choice question ではじまりました。
生徒ひとりひとりがA、B、C、Dのうちどれを選んだかを示して先生が確認できるようにと、ジャレル先生がいつもご自身の授業でつかっている教具が配布されました。鉄アレイを平たくしたような?両端が円形で中程がくびれている形状の紙をコーティング?してあるもの。全長15cmくらい。両端の円形の直径は7センチ弱、中程のくびれている部分の一番ほそいところで2センチ程度。オモテ側の一端は緑色の円にAの文字、もう一端は黄色の円にC、ウラ側一端は赤い円にB、もう一方は青の円にDと印刷されたもの。(これは是非つかってみたいとおもいました。)
まずは①出身地、答え=U.S. A②出生地 答え=North Carolina
③日本にいつから滞在しているか、A 1975年 B昭和50年(私はこの段階で「あ、AとBは同じ年だ!」と気づきCイスラム暦1395年 Dall of the aboveとなったところでほぼ確信をもってDだろうな、と推測し正解でした。(イスラム暦の年が選択肢にお詳しいのかとおもったら前日ネットで調べてはじめて知ったとのこと、笑ってしまいました)④飼っていた動物イヌ ⑦好きなテレビ番組 答え=ダーウィンが来た!(大河ドラマは奥様の好み)
What else?ということで、
⑤時間の空いたときにやっていること 答え=tap dancing
⑥いま何を学んでいるか 答え=Korean お勤めされている大学の姉妹提携校が韓国にあり、また”perfect alphabet”といわれるハングルに関心をもったことと、自分も外国語を学ぶことで、学生の目線・気持ちが分かること、語学は自学も可能だが、ほとんどの人にとり、こと発音に関しては、チェック・修正してくれる先生が必要とおっしゃっていました。
⑦好きなテレビ番組は?答え=ダーウィンが来た the greatest nature program と言っていました。
⑧銀行口座のパスワード 選択肢ABCいずれも複雑なアルファベットと数字がつづいたあと、Dがnone of the above。冒頭「えー!」とおもいましたが、Dをきいてほっとし、なるほど、とおもいました。
このあと、ご自身の経歴について、はじめ日本に来て7年間英会話教師をし、ご結婚もされ、その後アメリカにもどり2年半別の仕事に就くも、自分は教えることが好なことが、いよいよわかり、日本にかえってあらためて教師としての働き口を探していたところ、クリスマスイヴに連絡があり、名古屋女子短大の国際言語表現学科で英語を教える仕事に就けたことをお話しくださいました。その後、英語そのものを教える仕事から、小学校教員を目指す学生さんに英語の教え方を教えるようになり今に至っているとのことでした。このコースのかつての教え子の方もお一人入らしていました。

 

2 じゃれマガをなぜ始めたのか
①生徒のTOEICの勉強の助けにするため
②英語でも日本語でも生徒が全然読書する習慣がなかったから
③既成の英語教材では文法や語法の使用に問題があった
(例)受け身を使った英文で
Your lunch looks good!  Yes, my lunch was made by my grandfather.
nativeは絶対にこんな言い方をしない。My granfather made it.
④misleadingをなくしたい
よく”Japan has 4 seasons.”という文を目にするが、アメリカにだって季節は4つある。日本にだけ季節が4つあると勘違いしがち。
・他にブログは見てくれるのを待つだけのpull technologyだがメールはこちらから送れるpush technology
・じゃれマガを始めた2005年当初は70語から30語程度と今よりも短かった。2018年現在は110語程度
・2011年より金曜日はreader’s cornerになった
・話題が思いつかないときはネットでodd newsを検索するが、9割はsex, drugs, politicsで使えないネタ。

・教えている大学生に英語を読ませるため。日本の教材だと不自然な英語だったり、misleadingな英文も多いため。the use of passive の誤った例として

*You lunch looks good. Yes, my lunch was made by grandmother.
*Amuro Namie retired last year. She is loved by many people in Japan.
を挙げられていました。受け身は、受け身にすることが自然な文でしか使わないとのこと。教科書英語でよく見られるけど、生の英語で見たことはない。grammarの例としてはenjoy ~ing の使い方 enjoyは行動ではなく気持ちに使うもの。We enjoyed hiking on Saturday. ではなくWe went hiking and enjoyed it.の方が自然。
・Blog or Email:アクセスしないといけないブログよりも、作成者からpushできてただ開くだけでいいメールにしたとのこと。”push”を強調されていました。

 

・Why did I start writing?
ということで、この日の参加者の一番の関心であろうとおもわれる話題に移りました。かつての教え子のみなさんが、航空会社や旅行代理店などに就職を希望する中、その目的達成にみあった英語力をつけるのに、適当なリーディング教材がなかなかなかったこと。not interesting であったら、ネイティブの目からみてstrangeな言葉遣いのものも多かったこと。とくに受動態(passive)がとても不自然な使われ方をしばしばしている、enjoyはaction でなくfeelingを示す語なのに、日本語の「~をして楽しんだ」の意味で使われてしまう。こうした誤用は、大きな問題ではないかもしれないけれど It bothers me.と。
また、不自然な英語のつづきとして、Japan has four seasonsという文について。四季がある日本はユニークだと、言いたいような文章があるが、北半球の同じ緯度に位置する国にはみな四季がある、日本独特の気候と紹介するなら、四季にくわえrainy season (梅雨)があり、日本は5 season だと言えば、意味がとおるとも。いま触れたような、不自然な英語がなく、かつ読み手の興味を引く(読み手にとり既知の内容)また2002年当時、語い習得の調査の結果、紙媒体での学習より、emailでのやりとりの方が語い習得の効率がいい、という結果もでており、以上の理由から、email was the best solutionという結論となり、連載に踏みきった。2005年、開始当初配信した文書をいくつかスライドで紹介。この頃は30~40wordと短め。毎日、7:30 きっかりに仕上げた文章を発信するのは難しい時ももあり、かつては月~土だったものを土曜日はoffにしてもらい、やがて読者からコメントや、読者が書いたstory が寄せられるようになった2011年には金曜はReader’s cornerを設けるようになり、とくに一握りのとても熱心な寄稿者a few dedicated のなかにはProfessor in 名古屋やa doctor in四国といった方も。つづけていくうえでのproblemはhow you pick right stories on the right timingであり、ときどきパニック気味に。Odd News のサイトでネタを探すこともあるが、90%はsex/ drugs/ politicsでじゃれマガにふさわしいものは多くはない。最近の記事、流行語にふれ「はんぱないって!」がジャレル先生のお気に入りだけれど、英語の流行語では、Ninja やguru(達人という意味)salty(annoyedやangryの意味)を紹介。 「Kitahara sensei is an English Ninja!」とその場で例文にされました。

3 じゃれマガの目標と困難な部分
目標・・・読者の興味をひき続けること
誰もが親しめる話題を提供すること
映画、スポーツ、歴史、クイズなど異なる素材を提供すること
読者を驚かせる話題を提供すること
困難・・・制限された英語で書かなければいけないこと
毎日話題を見つけること
読者を攻撃していると思われるような文章にしないようにすること
文法の間違えをなくすようにすること
・文法ミスをなくすために夜に書いて朝にもう一度読み直しているそうです。でも、書き直したりしているとミスが出るときもある。
北原先生はミスを生徒に見つけさせるのもgood reading exerciseだと話していました。

・How I write ( My goals and difficulties )
Goal:
・To keep readers interested
・Stories about familiar topics
・Providing different kinds of reading materials
・Surprising readers
Difficulties:
・Communications with limited English
450文字?の制限があるのでfourを4にしたり。文法はhad goneなど中学で習わないものもあるがunderstandableなものは使う
・Finding stories every day
・trying not to offend readers
使わなかった例として、急いでいる時にバスに乗ったらベビーカーのお客さんを運転手が手助けして進まなかったり、すごいひとだかりができてて芸能人か、と思って近づいたら首相がきてただけだった、など、誰かを批判する意図がなくても批判ととられる可能性があるので使わないようにしている
・making mistakes:butとandでbandにしちゃったり、、、でもミスを毎回見つけて連絡してくれる読者もいるそうな。

 

・なぜEメールマガジンを始めたか?

①生徒がホテル、旅行会社で働くため、TOEICのため
②They didn’t read a book in English or even in Japanese.英語も日本語も読書量が少ない。赤坂中の生徒は1分で読み、答えている、ジャレル先生はびっくりしたそうです。
③There were problems with the reading usage.
Unnatural な文が多い
×Your lunch looks good.  Yes, my lunch was made by my grand mother.

→普通ただMy grand mother made it .
×Amuro Namie is retired last year. She is loved by many people in Japan.

→Many people loves Amuro Namie.
④Many Japanese believe that their country is unique.
Misread するような文章
日本だけに四季があるかのような印象を与える文章がある。アメリカにも四季はある。日本のユニークな点として桜が咲く時に花見をすることや、敢えて言うなら、梅雨があること。むしろ四季ではなく五季では???

 

・NOW I WRITE(MY GOALS AND DIFFICUTLIES)

Kindleやスマホ・タブレットで読書するときの、単語を押すとdefinition がpop upするのはgreatだと。黒澤や溝口の映画が大好きだったので、日本に来てから「羅生門」を日本語で読もうとした経験16時間かけて辞書引き引きよみ、結局内容が理解できず、また終わりにさしかかるころには、はじめの方の内容はわすれてしまうなど、さんざんだった。また途中辞書にも出ていない言葉(当て字の漢字だとのちに分かる)。内容そのものや、その話の背景の知識が乏しい状態では、好ましい読みの活動にはならない、ということ。たとえばChristianityについて日本人の学生が英語でよんで理解できるか? 生徒に難しすぎる材料を与えがちではないか、と。ジャレル先生は、この日の参加者に、どんなトピックが好みかを尋ねました。sport, personal anecdotes, history, movies, quiz、など、日々書いていくなかで、分野が偏らないようこころがけているとのこと。たとえば、ひとくちにsports といってもsoccerが好きな人baseball が好きな人など、You can’t please all. であると。使用する英語のレベルには気を遣うが、それでもhad goneなど過去完了、も理解できるだろうと思えば使う。読み手にとりtoo difficult to

use but can understand というレベルの語いや文法がある。

How do you prepare to write?という質問を受ける。この13年間でもっとも大変なのは、一度書いたことと同じ内容を避けるということ。秋になれば秋にふさわしい話題というものがあるが、そこが危ない。「がんばります」それからtry not to offend readersと心がけているけれど、こちらにそのつもりが無くても、そのように受け取ってしまう人もいる。例えば今politics in US is real mess だがじゃれマガに関してはstay away from politics としている。My ruleとしては、書いたらすぐに発表することはせず、たとえば一晩前に書いて、明く日発表まえに読み返すようにしている。読者のなかに、私のmistakeを指摘するのを楽しみにしている人がいる。(ここで北原先生に、授業につかうじゃれマガにミスがあったらどうするか尋ね、北原先生はI use it for my students to find out the mistake. とお答えに。浜島 and I often don’t agree. たとえばアルミ缶を集めてお金に換えている人=can man の話しは、良くないと言われた。but this is what’s actually happening in Japan. と。

4 小学生英語について
(素晴らしい部分)
音声に重点が置かれている点、文法学習ではなく活動に重点が置かれている点、他国の文化理解の学習がある点、ALTがよく関わっている点
(問題点)
小学校の先生はもっと英語力をあげるべき。特に音声面において

 

・Elementary School English
Great Ideas:
・Concentrating on the sounds of English
・Activities, not grammar practice
・A variety of digital materials ex. Hi friends.  Chants
・Cross- cultural understanding
Problems
・Elementary teachers need more training in English ( sounds, ability to communicate w/ ALTs)
・メモできなかったのですが、良い映像教材を使える環境が中々ない
良い教材としてじゃれマガでも紹介されたNHKのSushi Townを紹介していました。
「第20回くらしの中のABC」SushitownのSがなくなってushitownになってしまい町中cowだらけ
Giant Inariがどこかからbをもってきたらbushitown、侍だらけの街に。
Giant Inariが今度はSを持ってきて街は元どおり、でも ushi Elementary Schoolになって学校が牛だらけ
・その他 ニュースネタの見つけ方は検索ワードで odd, news で検索。9割がsex, drug, politicsなので使えるネタはなかなか見つからない。readers’ cornerはよい作品をストックしてあって適宜紹介しているが、同じ人が頻繁に採用されないようにしたりはしている。でもとっても良い作品のときは別。季節ネタだと半年くらいたってから紹介することも。じゃれマガ登録者は11,000人。今日の北研参加者に好きなトピックを聞いたところ映画が人気でした。

 

・「生徒の「書く力」が弱いとよく言われるが、私は「読む力」が弱いことに問題を感じる。若林俊輔先生がおっしゃっていたように、中学校の教科書は薄すぎる。(手で示しながら)本当はこんなに分厚くないと力がつかない。その中で、学校でやる分と、リーディングを訓練する分がないと。この現状は変わりそうもない。今の状況で、生徒に「読む力」を付けさせたいと思っていたときに出会ったのが「じゃれマガ」である。(講演の後、研究会の締めくくりから)毎朝配信される「じゃれマガ」は、生徒達を魅了している教材で、私も質の高い傑作の数々を毎朝楽しみにしている。講演で、読みながら想像していたようなジャレル先生の暖かい人柄に触れることが率直にうれしかった。また、作者の思いや意図が分かったことで、今後の授業で生徒に注目させるポイントにも変化があるかもしれないと考えている。中学校の教科書は、語彙と文法の制約が大きく、執筆者の立場から言うと書くのがとても難しいそうだ。高校の教科書は、学校によっては、生徒の実力に合っていない難しい教科書を選択したりして、生徒の意欲が削がれている問題がある。教科書選択が良くても、別の問題がある。大抵の高校の検定教科書は中身のある良い内容だと私は思うが、生徒にとっては、時には興味関心の無い内容の時もあるので、何かワンクッション欲しい。このような状況で、語彙と文法の制約が教科書よりもコントロールされずに書かれ、時事的な話題で生徒の興味を惹く「じゃれマガ」が、中高生の学習に大きな手助けになる。

 

・いま専門に教えられている小学校英語教育についてはsteep learning curve on me

(新しいことをどんどん学んでいる状況)concentrate on sound とかhearing the language first then read とか get the words in your head and do activity rather than grammar practice やpeople learn from

activities など。(私自身の現場のためにもとても示唆に富む言葉とおもいました)若い人たちは digital material が好きで 外国についての様々なビデオがあるし、駐日新聞にはGlobal愛s。中国、ブラジル、フィリピンなどからの人達とのcross-cultural understanding をすすめる必要性に言及。学校英語教育のALTも-not necessarily nativeの時代ではないか。」

つづいていまご専門として携わっておられる小学校英語教育について

「もともと9~10科目も一人で教える小学校教諭に、さらに英語を教えさせようとするのはいかがなものか」「文科省 doesn’t know how to make videos.」 と作成された関連のビデオについて痛烈に批判。一方NHKはいいものを作っている、と。Sushi town がUshi town に変わるビデオを紹介。

じゃれマガを書く際の、語いや文法の難易度への留意について。

「これまでの経験から日本人の学習者(中三レベル)がわかる単語や文法のレベルについては、自分はかなり把握できているとおもう。ただ、レベルを制限し過ぎると人が読んで興味を持てるような話を書くことは難しくなってくる.読みトレ100はレベルだと思う。50だとちょっと厳しい。」

じゃれマガをご自身が教材として使うことはあるか、との質問に

「too shy to use であまりないが、dictoglossという、3 heads better than oneといわれるように、3

人でテキストをディクテーションさせて、互いに助け会って完成させる、という活動に使うことはある」

朗読など音声でだすことはないのか。podcast などは?

「I dislike recording.  自分の声に自信がない。でもpodcast はたしかに面白いかも」

What’s the most important thing for teach speaking?(←正確で無いかもしれません)

「repeat the vocab 5 different ways. balance between  Japanese and English.

状況に応じwhen to use either of them 」

つづいて、早期英語教育について、

「世界的に見ても、あまりめざましい結果は(その努力、投資にもかかわらず)でていない。私だって、日本語を学び始めたのは18歳からだった。言語学習においてearlier the betterを私は信じていない。もちろん、r、lの聞き分けなど、早いうちに始めることからくるメリットはあるが、それが後の上達において決定的な要素になるとは限らない」

終盤、北原先生のコメント「わたしがなぜじゃれマガをつかっているかというと、中学の教科書は本当に薄い。日本人の英語で一番弱いのは読む力だと、わたしはかねてから行っていた。この点をどうするか考えていた。かつて若林俊輔先生が、テキストはこのぐらいの厚さ(親指と人差し指で4センチくらいを示す)で、そのなかから選べるものにすべき、と主張していた。それで2007年いらいつかっている。子供達はみなニュースや面白い話しが好きだ。だからPlease don’t retire from じゃれマガ」

 

・初めは、英語そのものを教える仕事であったようですが、現在は小学校教員を目指す学生を教えていらっしゃるようです。そのお話の中で、驚いたのは、学生の2割は英語好きであるが、6割はどちらでもなく、残りの2割が英語嫌いであるということです。つまり「8割の学生さんが英語が好きでもない」ということでした。英語はそれほど好きではないが、やはり需要があるから、嫌いでも勉強の必要があるからやっている人たちが大半なのだなと改めて実感しています。逆に言うと、英語がそれほど好きでもない人の立場から小学生に教えるにはどうすればよいかという視点が必要になるのだと思います。ジャレル先生は、NHKの「SUSHI TOWN」というプログラムを小学生に薦めていらっしゃいました。
ジャレマガを使った女子大生への指導として、新しい教え方、dictoglossを紹介して頂きました。これは日本でも最近、開拓社から「無敵リスニング」というタイトルで発売されているテキストがあるようです。YouTubeでやり方が紹介されているので、調べてみました。(https://youtu.be/-kgAeiA2dos<https://youtu.be/-kgAeiA2dos)> ) 50ワードくらいの英文を先生が読み上げで、その内容についてメモを取り、ペアまたは3人で意見交換しながら元の英文を再生する活動です。メモから、自分なりの英文を作り出すことが良い練習になると思います。また、再生がどのくらい正確に出来ていたかを、例えば50ワード中の40ワードが書けていたら90%で、90点などというように、記録しておき、成長率を量ることが出来ます。最後に先生と一緒にPaced reading , Shadowingをしてから、つぎの活動、Discussionなどにつなげます。無限のやり方と自由度の高い活動ができると思いました。

 

平成30年11月9日(土)14;30〜17:00  @赤坂中

ジャレル先生の特別講演会

I have never met teachers who use Jare-maga.

About Mr. Jarrell:

I’m  from The U.S.

I was born in North Carolina

My father was in the Navy, so we moved every 2 years.

I came to Japan in 1975, that is Showa 50, or 1395 Hijiri (ramen calendar)

I used to have a dog, but his wife didn’t like dogs.

In my free time, I do tap dance.

I’m learning Korean.

His University has a sister university in Pusan, Korea.

Leaning Korean hiragana is so tough.  Now he understood how his students made mistakes in spelling English.

Most students need teacher in pronunciation when leaning languages.  How important pronunciation is!

My favorite TV program is “ダーウィンが来た!”

 

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Why did I start writing an email magazine?

My students need good score on TOEIIC to work for hotels or to be cabin attendants.

 

But they didn’t read in English or even in Japanese!

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There were problems with the grammar and usage in English materials.

(1) Passive voice is very difficult.

Ex)

“You’re lunch looks good.” “ *Yes, my lunch was made by my grandmother.”

Amuro Namie retired last year. *She is loved by many people in Japan.

(2) Some verbs that have a different nuance.

“Enjoy” is not an action, Enjoy is feeling.

Ex)

*We enjoyed hiking.

=

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※ちょっとこの辺は僕の理解が浅かったので、念のため辞書で調べました。

おそらく次の説明が一番ピッタリくるのではないでしょうか。

enjoy

⑵英語では, 何をしたかとそれが楽しかったかどうかは別に表現されることが多いので, I enjoyed swimming yesterday. と言うのは唐突. I went swimming yesterday, and I enjoyed it very much. などとする.(ジーニアス英和辞典 第5版より)

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Misleading sentences

Many Japanese believe that their country is unique because it has four seasons!

There was one great source of reading: Catch a wave

A blog or email?

A blog :You have to go to a computer, access the blog and read

Email : You just open the email! It’s easy!

Printed story VS emailed story three times a day

Those who got email made a big difference. – “Push technology”

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Sending email every day 7:30 sharp became very difficult.

Then Hamajima shoten helped me sending e-mail in a new system.

Gunho!

2011 “Friday readers corner” started. Quite a few readers send email to me.

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How do I find the topic?

Sex, drugs, scandal, politics-no!

I look for a strange new.

I borrowed a story from news sites, but I have to re-write it.

How I write (my goals and difficulties)

Goal : to keep readers interested.

Reading stuff now is too difficult and not interesting. I want them to read.

dictionary function on iPad is great. You can keep reading on iPad quickly.

“Rashomon” was too difficult for me. It took 16 hours. I forgot the beginning when I finished reading the last part. I was completely demotivated reading Japanese books.

Stories about familiar topics

Ex) Christianity: talking about marriage in church is a good topic. They come back to the topic.

Providing different kinds of reading material

Surprising readers

Difficulties:

Communicating with limited English

Ex) had gone(past perfect): they haven’t learned this, but they can read/guess/understand. To expose readers in English is important.

Finding stories every day

Trying not to offend the readers

Without making mistakes

When you find a mistake, let my students find the mistake in reading Jaremaga.

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Elementary school English

Great ideas

Concentrating on the sound of English. Hearing English before reading English. Get your words into your head before reading.

Activities, not grammar practice  “I learned English from movies.”

A variety of digital materials

Cross-cultural understanding … “global 愛s” interview of foreigners on Chunichi newspaper

ALTs

Problems

Elementary school teachers need more training in English (sounds, ability to communicate with ALTs)

The videos produced by MEXT are not good. NHK “Sushi town” is a great video.

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There are about 11000 Jaremaga readers, but some teachers use Jaremaga, so I don’t know how many people read Jaremaga.

Word level: “Yomitore 100” > “Yomitore 50”

Dictagloss…read the sentence three time, and dictation. Then let them talk about the topic with each other.

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KITAHARA:

Why I use Jaremaga?

– I thought reading ability was worst for the Japanese. Writing was worst too.

– Textbook was so thin. Students didn’t get enough quantity.

– Mr. Wakabayashi should be much thicker. Some students could use this part, other students could use another part.

– One materials doesn’t fit all students in my class. Then I found everybody must be interested in news or funny story! I can use this Jaremaga in my class!!