2015年8月29日~30日 第1回 北研合宿報告

■北研メンバーの発表

立候補による12名の先生方が、それぞれのパフォーマンステストの映像を流しながら、ご自身の取り組みや良かった点、課題などについて発表し、それに対し、北原先生がコメントされました。
それぞれの先生方から学ばせていただいた点、あるいは北原先生からのコメントから学んだ点などを挙げます。

1.KS先生
生徒へのモデルとして、英語科ではない先生方も演技をされていて、生徒たちがとても喜ぶ映像だろうなあと思いました。また、生徒たちが、それぞれの演技が終わった後に「ハイタッチ」をしているのが大変印象的でした。「荒れてきてしまっている学年がある」ということでしたが、「北原メソッド」を忠実に取り入れていて、すばらしいと思います。私も、できる限り「北原メソッド」を取り入れて実践していきたいと思います。
1年生のスピーチはジェスチャーをつけて言えていました。英語の表現が丸ごと身体に染み込んでいる証拠だと思います。
赤坂中の生徒のように、オリビアの読み聞かせ実践。すごく長い文章を暗記できていました。日頃の暗唱でショートメモリーが鍛えられている成果だと思います。
北原先生は、1年生で難しいページはクリップ留めでとばしてしまうとおっしゃっていました。なるほどすべてやらなくてもよいのですね。

ハンドアウトの自分の生徒に対するコメントはかなり辛口でしたが、北原先生からはポジティブなコメントがありました。ハンドアウトを読み返してみると、初めて取り組まれたパーフォーマンステストの映像ばかりを今回されたとのこと。先生の勇気に敬服しました。今回の課題を糧に、今後は必ず生徒たちのパーフォーマンスは向上していくと思います。

1年生の「自己紹介スピーチ」ではよくジェスチャーをつけているなと思いました。「尊敬する人・好きな人のスピーチ」ではわかりやすい英語を話している印象を持ちました。「サンシャイン教科書」のスキットでは配役やや準備がよくできていると思いました。「オリビア」では赤坂中学校のビデオを見た記憶と比べると最初は一人一人の話す時間が長いと思いましたが後半はテンポ良く流れて行きました。2年生の「対話をつなげよう」ではジェスチャーが少なかったです。ハンドアウトを読んでうなずけました。「将来の夢スピーチ」では「やらない・できない生徒がいる」ということでしたが、スムーズに話していたように思います。「教師によるスキット」では他教科の先生方まで巻き込む熱意に驚きました。生徒のパフォーマンスへの良いお手本になったことでしょう。北原先生から「オリビアは難しい所があるのでクリップではさんでとばした方がいい。」というコメントがありました。

1年生の自己紹介スピーチでは、ジェスチャーがしっかりできていました。これを見て、私も1年生からジェスチャーをやらせたいと思いました。1年生の「オリビア」は、赤坂中の「オリビア」を見たことがあったので、思い出しながら見ました。下を向いている感じの生徒もいましたが、ゆっくりながらも、一生懸命やっているのが伝わってきました。北原先生は、「難しいページは飛ばしてもいい。あと、難しい文法も簡単にしてやる。」とおっしゃっていました。2年生の「対話をつなげようスキット」では、終わったらやるハイファイブも印象的でした。自分の生徒も、こうなったらいいなと思いました。最後の「教師によるスキット」で、電話のシーンをやっているのを見ました。これも、うちの学校でもやってみたいです。

たくさんのパフォーマンステストを実施されていました。学年が上がるにつれ元気がなくなってきたとおっしゃっていましたが,どの子もがんばっているのが印象的でした。最後に見せていただいた先生が演じるスキットも素晴らしかったです。他教科の先生を巻き込んで授業を作っていくことは,絶対に生徒は興味を持つし,がんばって授業に取り組むだろうと思いました。また,学年の生徒の雰囲気もよくなると思いました。

・7月上旬の「1年生自己紹介のスピーチ」ではジェスチャーが抵抗感がなく自然にできていた。ジェスチャーをやるなら私も入学時からやらせたい。「1年サンシャイン教科書のスキット」では生徒達が自分の内側から言葉を発しているようで、実際に生きた言葉を話す経験をすることは本当に意義があると改めて感じました。「1年生オリビア」では、北原メソッドをやれば、こんなにも発音がきれいで流れるような英語が話せるのだとびっくりでした。時に役に入りこんでいた後ろ3人の生徒の元気さが印象に残りました。「2年対話をつなげようスキット」では生徒が発表後にハイタッチをするのがステキで私の授業でも取り入れたいと思いました。最後の「(本場ラッパーのような)K先生と4人の先生方の英語スキット」は先生方が楽しみながらも生徒と同じ目線で努力なさっているのがわかり、生徒にとっては、おそらく、先輩のビデオを見るのと同じくらい、イメージが湧き、大変効果的だと感じました。
2.UT先生
生徒たちが大変丁寧に取り組んでいるのが大変印象的でした。他の方のご意見にもありましたが、これはきっとU先生が普段から丁寧にご指導を行っているからだと思います。生徒の発音がきれいです。ジェスチャーをつけて、生徒が丁寧に発音しようとしている姿勢が見られました。普段から丁寧に指導をされているのがよく分かりました。北原先生のコメントの中で、先輩の映像を見せる際、それを超えるものがない間は同じものを見せ続けるというお話がありました。

2年生の町紹介のスピーチが印象的でした。私はこのタイプのスピーチをまだやっていませんので。反省点で、発音にかなり課題が残ると言われていました。私自身も苦い経験がありますが、教科書の音読での発音指導を徹底して行わないと、スキットやスピーチでは発音はどうしても乱れます。即興性の高い会話では仕方のないことかもしれませんが。

2年生電話スキットでは、BGMが入っていて良かったと思います。「町紹介」は私にはユニークな取り組みでした。ジェスチャーが適当になってしまったこと、発音に課題が残るとのことです。ハンドアウトを拝見すると実に丁寧に準備やお互いの評価等をされているのがわかります。

2年生の電話スキットは、3人1組で取り次ぎを頼む言い方でしたが、「笑っていいとも」の「テレフォンショッキング」で使っていた曲を使い、「いいとも!」というシーンも取り入れていて、楽しい工夫だなぁと思いました。発音や声の大きさが課題、については、いろいろな意見が出ていました。「良いものを見せること」、「職員室でやってもらうよ」と言ったらやるようになった。などがありました。

課題として,発音や声の大きさ,後輩に見せるための見本となる映像の少なさなどを挙げました。声の大きさに関しては,北原先生より「普段の音読をしっかりとやって自信をつけさせてあげることが大切だ」とコメント を頂きました。全くその通りだと思いました。普段からやっていないことがテストのときだけできるはずはないということです。後輩に見せる映像に関しては,「見本として見せるのは一部でよい。見本として採用された子は評定5の対象だと生徒に伝えておくと,がんばる」とのことでした。

・生徒たちのパフォーマンステストが大変生き生きしていて、指導が丁寧に確実に積み重ねられているなあと思いました。特に印象に残った点は、①あるグループの、笑っていいとものタモリに粉した生徒が「来てくれるかな」のセリフ“Why don’t you come?”を言ったとき、これから生涯この子はこの表現を的確に使える財産を得たのだなあと思いました。②よくジェスチャーを使っている③発表に慣れている④小道具を使わせているのがよい、です。私も水戸に在住しているので、水戸の子供たちがこんなに生き生きと英語を楽しむ様子を見て大変うれしくなりました。

 

3.N先生
・ジェスチャーリーディングは生徒が提案したものも積極的に採用する。
・パフォーマンステストで使った原稿はコピーして来年度以降の生徒達に見せると よい。
・あまり速く読ませすぎない。発音を大切にする。
・アクションカード、フラッシュカードでもジェスチャーをやらせる。その積み重ねがスキットな どのジェスチャーにつながる。
などのことを学ばせていただきました。

スピーチをする際、スピーチテーブルを使用するなど、工夫をするともっと良いものになる、本物らしくなるというアドバイスがありました。1年生ですが、一生懸命に取り組んでいる様子が見られました。発音指導の際に、ゆっくり丁寧に意識させるために、評価の観点を変えるとよいというアドバイスがありました。

ジェスチャーの使用等について問題提起をしていただいたおかげで、You-tube のアメリカンサイン・ラングイッジのサイトが紹介されたり、「一つだけ人と違うことを言ってみよう」「語尾の子音をはっきりと発音する」などの貴重な示唆が得られました。
1年生の「自己紹介スピーチ」では原稿も見ないで大きな声でスピーチをしていました。ジェスチャーをどうつけたら良いのか悩んでいるとのことでした。参加された先生からフラッシュカードとアクションカードでジェスチャーが自然につくようになったというコメントがありました。 私の場合は生徒に「どうつけようか?」とふっています。そう するとユニークなアイデアを出してくるのでそれを採用して私が真似するようにしています。その方が納得するようです。人数が少ないからできることかも知れませんが…。自己紹介のバリエーションが少ないというお話もありました。他の先生から「バリエーションは指導書に載っている」というコメントがありました。北原先生から「スピーチテーブルがあると全然違うので小道具として用意する。」「速く言う必要はなく、個々の発音を意識しながら行う。」バリエ-ションをつける方法としては、「ひとつだけ他の人が知らないことを言ってみようと提案する。」というコメントがありました。

自己紹介のスピーチでした。ジェスチャーが課題とのことで、私も、どうしたらいいのかなぁと興味深々と、皆様のお話を聞いていました。それには、アクションカードでジェスチャーをやる練習をする。また、導入、本文の時に、ジェスチャーを入れ、ジェスチャーをやっている生徒がいたら、「あ、それ採用!」と言う。内容については、前年度の生徒の原稿を保管する。バリエーションとして、小道具を使ってやる。マッピングで絵でやってからやるとストレスがなくなる。北原先生は、「話すのは早くなくていいので、th, f, v の個々の発音をきっちりする。評価は速さは関係無い。」とおっしゃっていました。

どの子もとにかく声が大きく元気でびっくりしました。後ろまで声が届かない場合は評価に入れないと伝えてあるそうです。まずは聞き手に聞こえるということは,何よりも大切なことだと思いました。課題の中にジェスチャーが難しいとありましたが,生徒の中には必ずやる子がいるので,それを採用してあげると,みんながやるようになるということをH先生がおっしゃっていまし た。北原先生もうなずいていました。

・『後ろまで声が届かなかったら評価に入れない!』と指導されているだけあって、どの子もよく声が出ていました。『発音はv,th,fのチェックをしているがビデオを撮ると、いろいろなことが反省できる』とおっしゃっていました。私も、生徒の指導に生かすためにビデオを撮らなければと思いました。北原先生から①スピーチテーブルを使う工夫②1年生では小道具を使わなくてもOK③studentやscchoolなど最後の子音を発音させよう、のアドバイス。本間先生から①自己紹介のバリエーションをつけ方として、マッピングを作らせ絵を使ってはどうか②洋楽のYouTubeに手話で歌っているのがあり、ジェスチャーの参考になる。H先生から①ジェスチャーを大きくさせたいならサッカーや野球など
のジェスチャーを思い思いにゆっくりさせて止めるのもよい方法だ、とありました。

 

4.M先生
「ガチンコ」を使っていたのが印象的でした。また、台詞を忘れたペアには「臨機応変に回避できたら評価が高くなるよ」などのご意見も出されました。

カチンコを使用して、本物らしくされているのが印象的でした。電話のスキットを工夫して取り組んでいる様子がみられました。セリフを忘れてしまった生徒のペアが、アドリブで回避していてすばらしい。得意な子がアドリブを効かせていると評価が良くなると事前にアナウンスしておくと良い効果が生まれるというお話がありました。

埼玉県英研の学力調査でも北原メソッドの実証を示された1年生をさらにパーフォーマンステストで鍛えている様子が分かりました。セリフを忘れても、その場をうまく回避できたら、ポイントをあげるというコミュニケーション・ストラテジーの使用を促進させる評価の工夫も学べました。
ビデオスタートの小道具がとても羨ましくなりました。電話スキットでパートナーが台詞を忘れても途中で相手が上手にまとめてしまって終わる場面がありました。うまくまとめた方が点が高くなることにしておけばいいそうです。パフォーマンステストを学期の最初に予告したり、また評価の仕方等ハンドアウトに参考になることがたくさん書かれていました。

4月当初に、1学期のパフォーマンステスト計画を配布されているとのことで、中間テスト(5月20日)の翌週と、期末テスト(6月25日)の翌週に設定されていて、結構、頻繁にやるのだなぁと思いました。自分は、学期に1回できるかどうか、って感じなので。また、練習はすべて授業外でやられているというのも、素晴らしいと思いました。北原先生からは、セリフを忘れて、うまく止まるのを回避したら評価高くなる、と言っておく、というコメントがありました。こういう、ちょっとした一言を、私も、言えるようにためていこうと思いました。

電話の会話のスキットを見せて頂きました。セリフを忘れてしまった子に対して,ペアの子が助けてあげる場面がありました。発表が途中で止まってしまって沈黙が続いたり,日本語が出てきてしまったりというようなことはありがちですが,アドリブで切り抜ける力がついているとは素晴らしいと思います。北原先生からは,「うまく回避したら評価がよくなることを伝えておくといい」とのコメントでした。

・パフォーマンス後の生徒たちがお互いにおくる拍手がとても大きくて多いと感じ、いい雰囲気でテストされてると思いました。テストを開始するときのガチンコはアマゾンで購入されたそうです。私は歯磨きをしている生徒のジェスチャーがとてもリアルでかわいらしく、印象に残りました。やはり言葉の学習は直立不動ではなく、言葉が生活の中から生まれるように、日常の動作とリンクして発するのがとても自然だと感じました。テスト中、ペアのどちらかがセリフを忘れてももう一方が回避したら評価があがるよ、と言っておくと、カバーしようとして頑張るそうです。

 

5.N先生
「北原メソッド」を忠実に行っておられました。また、「スキットは基本的に同じ分量を話すのが基本」や「日本語をスキットの中で使うのは原則ダメ」などの意見が交わされました。
各クラスの上位を編集し、全クラスに見せるのはモチベーションにつながるので良いというアドバイスがありました。日本語を解説のように入れていたペアに関して、効果的か否か判断に迷ったため質問してみると、北原先生から「日本語は出たらダメ」というルールを示しておくと良いというアドバイスをいただきました。また、ペアの話す分量は同じであるようにというアドバイスもいただきました。

フリーマーケットのスキットで生徒の工夫を引き出していたのが印象的でした。北原先生もアドバイスされていましたが、発想とともに、英語の表現で工夫した点をもっとフォーカスすると、英語そのものへの関心・意欲やテストへのやる気も高まるのではないでしょうか。

「フリーマーケット」のスキットで生徒は日本語を交えながら楽しそうに行っていました。テスト勉強よりよほど真剣に取り組むとのことです。原稿のチェックはALTも行っていましたが、違った発表をしたとのことです。北原先生から「スキットは同じ分量を話すのが原則。日本語はよほど言いたいことがない限り『えーと』と言っただけでアウトにする。」というコメントがありました。

2年生のフリーマケットのスキットでした。毎週金曜日がALT のクラスなので、そこをSpeaking に使われているとのことでした。青いビニールシートを敷き、服用のラックを置いた設定にしてありました。とても大きい声でスキットをやれていたと思います。うちの生徒は、どうしても声が小さくなってしまうので、すごいなぁと思いました。北原先生は、スキットは2人の分量を同じにした方がいい、相手の話を聞いているのがわかり間合いが良かった、お金は、Toy Moneyを用意するとより良い、とおっしゃっていました。

生徒たちが楽しんで生き生きと活動している様子でした。ブルーシートを使用したフリーマーケットという場面の設定でしたが,実際に近い場面を設定してあげると,やっぱり生徒のやる気が違う んだと感じました。北原先生からは「How can I help you?などの,人と違う表現を使っている子は取り上げてあげるとよい」というお話がありました。先生のコメントひとつで生徒のやる気も変わってくるのだと思いました。

・2年生のフリーマーケットのスキットは実際にブルーシートを用意され、生徒が実際に物品を持って来たり生徒達が楽しんでやっている姿が印象的でした。ALTが原稿をチェックしていたにも関わらず文法間違えをしてしまったり、日本語がでてしまう場面があったということで、日本語が出たら、アウトというルールを決めてしまうと良い、というアドバイスがありました。また、他の人が使っていない表現を使ったら、みんなにshareして誉める、というアドバイスもありました。

 

6.HG先生
ジェスチャーリーディングを中1~3までやられていて実践して4年目ということでした。文化祭での発表の様子など、普段から熱心に英語教育に取り組まれている様子がよくわかりました。
「発表が終わったらストップモーションだよ」といっておくとよいというお話がありました。楽譜のスタンドをPCの置き場するなど、普段から英語の活動のために工夫されている様子が伝わってきました。文化祭だけでなく、あらゆる場面を英語の発表にされているところがすばらしいです。生徒もいろいろな取り組みに慣れているようでした。

長野から赤坂中に何度も通われ、ジェスチャー・リーディングを軸に全校を巻き込んでスピーチ、英語劇、絵本の読み聞かせまで取り組まれたエネルギーには脱帽です。

文化祭で生徒がスピーチをするところを発表する等多彩な取り組みに感心しました。丁寧かつ積極的にに指導されているのが伝わってきました。声を出さない生徒に北原先生のように「職員室で練習をするよ。」と言ったら声を出すようになったとのこと。北原先生から「声が出ないのは、ふだんの音読の不足、自信のなさ、やらされている感。」というコメントがありました。自分の生徒にも当てはまると思いました。

ジェスチャーリーディングのビデオで、生徒たちが生き生きとやっているのが印象的でした。ジェスチャーの動きを大げさにやる練習してからやると、実際の発表もよくなる。ジェスチャーリーディングで自尊心が上がる。というお話がありました。北原先生からは、楽譜のスタンドをピクチャーカードのスタンドにすると良い、本文の暗唱は長いから大変なのでbasicだけで良い、なぜなら発音に意識が行かなくなるから、というお話がありました。

ジェスチャーリーディング,英語劇や葉っぱのフレディーの読み聞かせなど,たくさんのことを実践されていて素晴らしいと思いました。譜面台をピクチャーカード置きに使用されていたのは私もぜひ真似させていただきたいです。北原先生からは,「暗唱が目的になってしまうと長くなって負担になるし,発音に意識がいかなくなる。ベイシックダイアログぐらいの長さなら暗唱もよい。」とお話がありました。

・声が良く出るように、1.英語の歌2.会話で口慣らし練習タイム3.発表と授業の流れを工夫されていた。テスト後お互いに感想を発表させ、生徒同士のフィードバックを行っていた。友達のフィードバックは何よりの励みになり次のテストへのモチベーションが高まるだろうと感じた。

 

7.S先生
発表の際に「下位の生徒」「中位の生徒」「上位の生徒」と分けて発表されているのが印象的でした。北原先生からさらによくなるための指導ポイントが示されました。みんなの前でさせる前に、ペアでやるなど少しずつ時間をとって自信を持たせるとよいという話がでました。段階別に編集されていて、とても分かりやすかったです。普段の練習量と、良いものをたくさん誉めてやる事が大切だというアドバイスがありました。
下位の生徒のスピーチ原稿にかかりっきりになってしまう、中位の子でも文法間違いがあるということをおっしゃっていました。しかし、ペーパーテストが駄目な子でもパフォーマンステストは頑張っているとのことでした。北原先生は「成績上位の生徒はできているのでショートメモリーを鍛える活動をするとよい。」と述べておられました。

Telephone conversation, 他己紹介、自己紹介と7回しか、まだやっていないというお話でしたが、生徒たちが頑張っている様子がわかりました。準備して、4回目で発表しているとのことでした。また、授業では、毎日10分ずつ前後ペア、クロスペアで、アイコンタクトで練習する時間をとっているというお話もありました。北原先生からは、発表の時の生徒の態度は、一緒に笑ったり、聞く態度を徹底させることが大切、日本語を使ったらダメという厳しい姿勢を持つ、人と違うことを言ったらプラス評価で思いっきりほめる、というお話がありました。

上位・中位・下位の子に分けて映像をまとめてきてくださいま した。どのレベルの子の発表も見せて頂けたのはありがたかったです。北原先生からは「発表の時は評価は付けさせずに聞くことに集中させる」「できないのは普段の音読練習が不足していることが原因」「ベイシックダイアログを続けると長いものもできるようになってくる」というコメントがありました。

・電話、夢、自己紹介、他己紹介のパフォーマンステストを行っている。評価は内容、発音、表情、ジェスチャー。ペーパーテストはダメでも、これは頑張ろうと思っている。アドバイスとして①1週間~10日、帯活動として練習時間を取ってあげるのはどうか②eye contactは大事③隣・後ろのペアだけでなくクロスのペアをやるとバリエーションが増える④ショートメモリーを鍛えるために4行のBacic memoryを覚えさせることが大切⑤人と違うことをやろうよ、と働きかける

 

8.KB先生
生徒達が1年時の時からの映像を見せていただきました。段階を追うごとに生徒達の様子が変わっていくのがわかりました。特に「セバンスズキのスピーチ」では、下位の生徒にも対応できるような工夫がよかったと思います。

セリフの作り方、設定の仕方がおもしろく、生徒が楽しんで英語に取り組んでいました。普段のご指導の様子が見えるような気がしました。セリフも長く、表現の幅もあり、すばらしいです。既習事項をうまく取り入れているのは、普段の活動が自分たちの表現として、身に付いているからなのでしょう。 セバンスズキのレジテーションをさせるのはナイスアイデアで、全員は難しいので一部でも良いというのは、負担なく取り組むことができます。
やる気満々な姿、いつも感心します。1年生3学期のオリジナルスキットでは、教科書本文を下敷きにさせることで、取り組みやすくなることが分かりました。2年生2学期でセバン・スズキのスピーチを暗唱させるのは大胆だと思いましたが、「自分がいいと思ったところを1文でもいいから選んでよい」という条件は素晴らしいと思いました。

1年生3学期のオリジナルスキットは多少の文法間違いがありましたがよく話していました。2年生2学期のセバンスズキのスピーチは上手でした。ハンドアウトも準備・評価ともとても細かく練り上げられていてここまでやらないとこんなスピーチができる生徒は育たないのだなと思いました。北原先生は「2年3学期でオリジナルスキットを盛り込むのは難しい。」と述べておられました。

1年生の1学期から2年生の3学期までのスピーチを視聴しました。生徒の成長がわかっていいなぁと思いました。セバンスズキのスピーチを一部Recitation するのは良い、一行でも良い、将来の夢に生きている、というお話がありました。

日頃からとても丁寧に指導していることが分かる発表だと思いました。セバンスズキのスピーチの暗唱では,1行でもいいよ,という苦手な子への配慮があり,私も真似してみたいと思いました。生徒に配付しているワークシートも丁寧でとても分かりやすかったです。北原先生からは「オリジナルスキットで,習ったものを入れているのがよい。」というコメントがあり ました。

・オリジナルスキットでは生徒達のジェスチャーがとても自然に出来ていて、安心してテストを受けている様子から、先生と生徒、また生徒同士の信頼感が穏やかな空気から伝わり、丁寧に指導を積み上げられているという印象を受けた。セバンスズキのスピーチ暗唱は、生徒達が緊張感をもって練習してきた様子か感じ取れた。こういう聴衆に訴えかけるスピーチは生徒の心に一生残る優れた題材だと感じた。

 

9.HR先生
「できるまでやる」を徹底しているなど、妥協しない姿勢が生徒を成長させていると思いました。また他の教科書も「副読本」として使っているなど、熱心にご指導されており、その姿勢がすばらしいと思いました。

人数が少ないということですが、一人一人の指導がきちんと行き届いている感じでした。1対1で英語の学習をするときに、「言葉で言いながら書きなさい」「書いたら言ってごらん」などと声をかけ、音声と切り離さない指導が大切だというアドバイスがありました。決め細かい指導の様子が発表にでていました。

家庭学習が根付いていない地域において、Basic Dialogue、ワークの宿題、スキットの発表等を「できるまでやらせる」こだわりで生徒を変えている様子が分かりました。個別指導で、だまってワークをやらせるのではなく、音読させるという北原先生の示唆に大きくうなづきました。
部活動があるため宿題が、丸出しワークが、そして「できるまでやることが」できないとおっしゃっていました。風の中でブルーシートを敷いて生徒に買い物スキットを演じさせていました。
北原先生から「内蔵マイクはカラスや風、機械の駆動音まで入ってしまうのでガンマイクを勧める。生徒がusuallyを使えるのはすごい。SpeakingをやってからWritingを出してあげる。学校の勉強は部活動より優先する。言いながら書くとかしてワークは音声から切り離さない。」というお話がありました。

スキットの発表を視聴しました。できるまで!を徹底してやるのが目標とおっしゃっていました。教科書は、New Horizon だけれど、それをベースに近いものをSunshine から持ってきて、副読本として使われている、また放課後残して、ワークをやらせたりもしている、とのことでした。北原先生からは、外部マイクがあると後ろから声がとれるので良い、パフォーマンステストの内容テストにも出すこと、ワークをやるときも音声を切り話さないこと、などのお話がありました。

どの子も楽しんでスキットを演じていました。「できるまでやる」をテーマに指導しているとおっしゃっていましたが,自分はなかなかそれができないでいます。でも先生のように休み時間や放課後にもかかわり続けていくと,きっと結果に表れるのだと思います。確か前年度,副教材としてSunshineの教科書を購入したいと考えていると伺ったことがあります。実際に行動に移し授業で活用されていて素晴らしいと思いました。

・文化祭の舞台での生徒たちの発表は、大勢の前で精一杯頑張る生徒の懸命さが、見ていて心が洗われました。また学校の中庭のようなところにブルーシートを敷き、フリーマーケットのスキットテストをされていて風が強く、そのようなときはガンマイクを買うとよく声が取れるとアドバイスがありました。古川先生は『「できるまでやる」というのを知らない。決まったことを繰り返しやることが苦手』とおっしゃっていました。これに対して、ワークの内容を振り返らせるなど、勉強をやっていて良かったなと思わせる内発的動機づけの意見が出され、私の生徒にも何人かこのような生徒がいるので、このような観点で指導していかなければと思いました。

 

10.TC先生
様々な生徒がいる中、日々の粘り強いご指導によって、高い英語力を身につけさせているというのがよくわかりました。映像に出てくる生徒たちは、英語力はもちろんのこと、その演技力がすばらしかったです。
生徒たちが生き生きと楽しく発表している姿が印象に残っています。特に、英語を話すスピードが速いのに驚きました。先生の話の中に、国際色が豊か学校という話がありました。確かに、ビデオの中には、外国人のような容姿や発音の生徒がいました。また、使っていた表現も、キツい言い方だったり、ユーモアがある言い方だったりの生徒が多かったように思います。授業する上で、難しい面もあるかもしれませんが、そのような状況を利用できることが羨ましいと思いました。

外国籍の生徒が多くいるクラスだということでしたが、内容や、発音のベルが高いものでした。1年生の後半から2年生の間は産休の関係で見ることができていない生徒たちだというお話でしたが、復帰された先生を慕い、楽しんで英語に取り組む生徒の様子がよく表れている映像でした。生き生きと表現していました。

多国籍バックグラウンドを持つ多くの生徒がいるということで発音指導も難しいところがあったと思いますが、1年生の時に指導され、途中で指導法が変わりながらも3年生でまた指導されただけあって、生徒の発音が赤坂中に近いものを感じました。先生は丁寧に話すように指導されているとのことです。ビデオの生徒は発展コースでしたが、北原先生から「東京都は今後習熟度別学級にしなくても良くなった。基礎コースはできていますか。」という質問がありました。

そのまんまスキットの発表を視聴させていただきました。習熟度別のクラスになっていて、今回のは発展コースの生徒のビデオで、本当は、できる生徒とできない生徒のペアでやりたい、というお話もありました。

発音をなんとかしないと,と先生が年度始めにおしゃっていたのを思い出したのですが,どのペアの子もきれいな発音で発表していたように思います。そして楽しそうにスキットを演じていました。先生 の熱心な指導で生徒が変わったのですね。2学期からの指導で,生徒たちはさらに力をつけていく様子が想像できます。

・4分の1以上が日本以外の国籍を持つ生徒達である。視聴しても発想やジェスチャーが日本人の発想とはどこか違っているような気がした。また早く一字一句にこだわらない話し方の生徒もいた。残りの4分の3の日本人の生徒にとっては、よい刺激になるのではないかと思う。1年生の10月まで指導され、産休があけて戻られ、3年生になった生徒達が楽しんでテストを受けている様子がうかがえた。

 

11.TY先生
オール「北原メソッド」で指導している生徒たちだけあって、その発音のレベルの高さ、パフォーマンスの高さに驚きました。先生の日々の妥協しない、地道な取り組みが生徒たちを成長させるということが改めてわかりました。本当にすばらしい発表でした。
今年度新1年生に、4月当初見せたビデオを見せていただきました。私たちにとっても、生徒たちの1
年間の変化や、先生がどこに注意して指導しているのかが、分かりました。特に印象に残ったのは、発音とペア活動です。2回分の音読テストを見させていただきましたが、発音に重点が置かれているのが分かりました。特に、vやf、thの発音は、舌ベラが見えたり、下唇を噛んだり等、徹底されていました。また、電話スキットでは、ペアで協力して原稿を考えたり、練習したりしている姿が想像できました。また、このビデオを見た新1年生たちは、1年後のゴールを作りやすいと思うので、私も来年は作ってみたいと思います。

発音がきれいで、しかも丁寧に注意深く発音しようとしている生徒が赤坂中の生徒みたいですばらしかったです。忠実に北原メソッドをされているのだということがよく分かりました。パフォーマンステストの完成度をあげるには、数をこなすことも大切だというお話がでました。特に1年生の1学期に全員できるまで立たせてやる徹底姿勢も大切です。

英語科3人で北原メソッドを共通理解し、1年生で10回のパーフォーマンス・テストを実施し、東京都コミュニケーションテストや生徒の発音の良さで実証されていました。

1年生からオール北原メソッドで教えた生徒ということで生徒の中に英検準2級以上もいるなど実績はすばらしいです。パフォーマンステストも学期に4回もこなされて脱帽です。生徒の発音も群を抜いていました。北原先生は「nの発音は難しいが数をこなしたらここまでできるんだ。」とおっしゃっていました。

どの学年でも、北原メソッドを取り入れているとのこと、素晴らしいなぁと思いました。また、今回のビデオは、1年の時からオール北原メソッドで指導した第2学年の生徒ので、どの生徒も、しっかりした発表で、驚きました。Flash Card で1人に当てて、できなかったら、みんなでやる、数をこなすことが大切、というお話がありました。

1年生のはじめに生徒たちに見せる「先輩のパフォーマンス映像」を見せて頂きました。生徒たちの発音のよさに驚きました。素晴らしかったです。これを見た1年生は,ゴールを明確にすることができ,先輩を抜かそうとがんばるはずだと思いました。1年間でかなりの量のパフォーマンステストをこなしており,北原先生のコメントの中では「ライティングの結果がよいのは数をこなしているからだ」というお話がありました。

・音読テストでは、北原先生のように1人ずつやって出来なかったら、全員立たせている。授業では書かせない分音声を重視している。先生も北原先生のように都中研のコミュニケーションテストの学校平均のデータを出してくださった。どの分野も都平均を上回り、合計点で14.5点高かった。私もこのような数値をだせるような生徒、授業作りをしてみたい。

 

12.NH先生

同じ沼津の同僚として、沼津市英語科勉強会の中でよく発表してくれるのですがいつも「北原メソッド」を忠実に取り入れていて、本当に勉強になります。今回もレベルの高い発表をありがとうございました。

生徒が楽しんで表現をしていました。忠実に北原メソッドを再現されていました。教科書の暗唱の時は良いが、フリースキットやALTテストになると発音が崩れるというお話に対して、北原先生が「ある程度は仕方がない。それは内容に意識がいってしまうためで、むしろ子供の努力を褒めてやると良い。」というお話をされました。

「落ち」をつけることで、発表者も聞き手もスキットにはまっていく仕掛けを学びました。修学旅行のインタビューでは、ALTに生徒から発話を引き出させる手立てを指導する必要があることを痛感しました。

2年生の電話のスキットと3年生の修学旅行のインタビューテストを扱っていました。多少の文法ミスはありましたが、よく話していたように思います。下位の生徒でもよく話せたそうです。北原先生は「教科書を読んでいる時は発音に注意するが、インタビュー等で内容に注意が行くのは仕方がない。ALTにインタビューでもっと突っ込みをするように指導するべきではないか。」とおっしゃっていました。

修学旅行インタビューテストで、実際におみくじを持ってきて、見せているのが楽しそうでした。評価基準のAは、1分30秒以上話を続けられたら、となっていましたが、「赤坂中では2分間でやっている」というお話がありました。また、発音に関して、Performance の時は、内容に意識が行ってしまい、発音に意識が行かないけれど、発音がしっかりできている生徒をほめた方がいいというお話もありました。

電話スキットと修学旅行インタビューテストを見せていただきました。楽しんでスキ ットを演じていました。課題として発音を挙げられていましたが,北原先生からは「内容に意識が行ってしまい発音がよくなくなるのはしょうがないが,アドバイスをする必要はある。生徒を褒めることも大切。」というお話がありました。また,ALTの突っ込みが少なすぎるというお話もありました。ALTを鍛えるのも私たちの役目ですね。

・インタビューテストの様子を視聴した。ALTの先生の突っ込みが少なすぎて生徒達は答えにくいように見えたと指摘があった。私もやるときにはALTにしっかり確認をとって進めたい。

 

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■初日全体を通して
【授業映像から】
・先輩のパフォーマンス映像の活用
KS先生は、先輩の映像がないかわりに、教員同士でスキットをつくっていました。
このアイディアは、とてもすばらしいですね。ぜひ参考にしたいです。
・ジェスチャーを使わせるには?
アクションカード、フラッシュカード、音読など、授業のすべての場面で使う。
やんちゃな子が、けっこう活躍してくれることがあるので、ジェスチャー担当に指名するのもアリ。
英語手話を見せるのもいい。

・パフォーマンスで発音が崩れるのは仕方ない(内容に意識がいくから)
・発表にあたっての環境整備の工夫
○スピーチ・テーブルの活用
○買い物スキットでトーイ・マネー(アメリカ子ども銀行?)を使う
○ペアは、同じ分量で話すよう条件設定をする。
○「えーっと、、、」のように日本語を使ったら、その時点で終了。
○ALT指導(生徒がたくさん話したくなるような質問をさせる)
○子音をはっきり発音させる(会話でもパブリック・スピーキングを指導する)
○いつでも「音」から離れない。
今回のパフォーマンスビデオをとおして、北原先生からは「中の下位層を伸ばすことが大事」との指摘がありました。その点を改善するためにも、私自身としては、放課後も課題がある場合は、部活に優先して教科指導をする文化を現任校で英語から根付かせたいと思います。

 

今回の発表の企画は「お互いの悩みを共有しよう」というところから始まりました。
皆さんの発表を拝見して、パフォーマンステストがうまくいっている学校、なかなか困難な学校がありました。あるいは生徒単位で考えてみると、スムーズにいく生徒や何度やってもうまくいかない生徒、そもそも声を出してくれない生徒やジェスチャーをしてくれない生徒もいました。この差はどこから生まれてくるのかと考えたときに、やはりどこまで徹底的に指導できるかにかかっているということだと思うのです。中途半端な甘い指導は生徒のためにならない、ということを痛切に感じました。また生徒の一歩先をいく指導をするということ、つまり生徒の可能性を信じることが大切だということです。「うちの生徒はここくらいまでしかできないだろう」と思って指導すればそこまでしか伸びない。「先輩はここまでできたんだから、君たちはもっとできるはず」と全体を引き上げる指導をしなくてはなりません。自分に置き換えてみてもそこが足りないと感じました。

 

今回特に勉強になったのは、生徒の発音指導のときには子音を立てることを意識させるということです。(skinのnを最後まではっきりと、can’tはしっかり伸ばさせるなど)英文や英単語の最後を正確な発音ではっきり言わせるときれいに聞こえるということです。このことに最も近い生徒を育てていたのはTY先生だったと思います。TY先生は音読テストの映像を見せてくれましたが、1学期と3学期ではかなり発音がきれいに変わっていました。学期に2回音読テストをしているということでしたが、発音の向上に音読テストは必要不可欠なのだと思いました。また、他の先生も書かれているように私も北原先生の生徒に自分の生徒を近づけるためにはそのまんまスキットの居残り練習のように指導の徹底が大事だと考えていますが、北原先生は居残らせて学習させる場合でも必ず音声と結つけた指導を心がけなければいけないと教えてくれました。また、私もパフォーマンステストを行っていますが、やらせっ放しになってしまい、後で映像を見せていないことがありましたが、どの先生方も生徒に撮った映像を見せており、振り返りの時間をきちんと取ることの重要性を改めて考えさせられました。

 

皆さんのプレゼンテーションのビデオを見せていただき、とても参考になりました。(多くの方は「全員発表」と思われていたみたいですね。ちなみに私もビデオをお見せする予定でしたが当日にクラスの生徒9名のうち、なぜか2名しか来なかったのでやめてしまいました。その代り夜に移動教室のビデオを何名かの先生に見ていただきました。)自己紹介の時にも言ったのですが、それぞれの先生が素晴らしい指導をなされているのが理解できたとともに、さらに生徒同士が良い意味での「競争意識」を感じるクラスがそのエネルギーと楽しさをバネに一層質の高い発表になっていることがわかりました。
もう一点。生徒の発表を見せられるとき、「この生徒は、あまりできなくて、、、」という感じで、よくできる生徒に比べて劣る生徒の紹介にそう言われる先生が何名かいました。たぶん、自分もそう言ってきたと思います。しかし、不思議なことで(今回、発見しました。)「そう言われなくても見ればわかる」ということが。つまり、先生の指導の良し悪しは関係なく、その生徒の生来の能力的なことはある程度わかるものだ、、と、感じました。言い換えれば、担当の何名もの生徒の発表を見ていると、その先生の指導力は自ずとわかってくる、ということかも知れません。ので、もし今後は発表されることがあるのなら、そういう否定的な最初の言葉はむしろ「使わない方が良い」と感じました。自分の生徒のビデオも見せず、生意気を言いすみません。また今回の大ヒットは、北原先生から直接、簡潔に自分の評価を聞けたことです。「ないこと」です。発表された方はご褒美だと思います。

 

○スピーチの時は、演台を用意すると読みやすい。
○1年で、スピーチが速く読める必要はない。
速くなると、発音がくずれるので、発音よく話すことを大切に指導する。ゆっくり、個々の発音を正確に読むことが大切。
○ジェスチャーを豊かにするためには、アクションカードで練習するとさまざまなジェスチャーができるようになる。(なるほど!)
○「1つだけ、人と違うことをいって(やって)ごらん」というと人とまったく同じスピーチにならない。
○小道具を使う。
☆「最後の語尾の子音まで、はっきり発音する」を意識するとうまくなる。英語のうまい人は、語尾の最後まではっきりと発音する。⇒これは、とても重要で、いつも感じていたことです。今の生徒達は最後のことばが消えがちです。「最後の子音まではっきりと」を指導することで、明確に伝えられそうです。今週のスピーチコンテストの代表の生徒も同じ傾向があるので、このコメントで指導をしました。
○発表で生徒がセリフを忘れたとき⇒どちらかが助け舟を出して回避すると評価が高くなるようにする。

・パフォーマンステストで声が小さい生徒は普段の授業での音読からしっかり声を出せていない。音読をもっと徹底させ、自信をつけさせることで声が大きくなっていく。
・次の学年に見せる映像は一番良い映像だけでも良い。生徒に予め次年度に後輩に見せるレベルの人は評価「5」の対象と言っておくのもひとつの方法。
・「Sunshine 1 」My Project1のような自己紹介では皆が同じような発表でバリエーションが欲しい場合は、マッピングを使って増やす、人の知らないことを1つは入れて言ってみる。などの方法がある。
・ジェスチャーはフラッシュカード、アクションカード、本文の読みなど多くの局面で使用するようにし、発表をする時に発音や声の大きさと共にジェスチャーがない場合も不合格として徹底させる。
・student  school など 最後の子音もはっきり発音することでネイティブの発音に近づく。先生の中でもできていない人がいるので気をつける。
・ペアで発表する際、二人の話す分量は同じくらいにすること。(どちらかがしゃべりすぎない)

・How can I help you? など教科書に出てこない表現を使う生徒がいたら、「どこで習ったの?」など声掛けをし、その表現を皆に紹介する。本人のモチベーションも上がる。
・パフォーマンス中に日本語を使うのはNG。徹底させること。マスクははずす。終わった後はフラフラせずしっかり止まって皆に終わりだとわかるようにする。
・スピーチは体育館にあるような演台があるとスピーチらしくなる。台に原稿を置くこともできる。
・usual をusually と言ってしまった生徒に対して、「そこはusualだよ。」と言うのではなく、usuallyも知ってるんだね。usuallyはusual 形容詞の副詞形だよ。そうやって覚えるとたくさん単語を覚えられるよ。というようにプラス方向で指導をする。
・ワークを解く際も、声に出しながら解き、音声を切り離さない。
目だけでなく、音読(口には出さず)しながら問題を解く習慣があると、試験の時、正解率が1割ほどアップしたとのことでした。

 

1.生徒の手本として前年度の映像を全て見せる必要はない。これまでの、スッキッとで一番よい生徒をピックアップして見せるのもよい。また、お手本の映像がない場合は教員で作った映像を生徒に見せるのも一つの方法である。
2.最後の子音を明瞭に発音することで、発音がキレイになる。教員でもできていない場合があるので気を付けなければならない。
3.今まで教えていない表現を生徒が使用した場合は、褒めてあげることが大切。褒めることで生徒はやる気が沸いてくる。
4.普段の音読を徹底させることで、生徒は自信をつけ、大きな声をだして活動できるようになる。
5.「人の知らないことを1つは入れて言ってみる。」というようなアドバイスを行うと、生徒はバリエーションを増やして発表する。
6.アクションカード等を使用しジェスチャーを徹底させて生徒に行わせることで、生徒は発表時にジェスチャーを行う習慣を身に着けることができる。
7.発表時の日本語は厳禁とする。
8.宿題をやってこない生徒に関しては、放課後生徒を残して行わせることで生徒も素直に聞いてくれる。また、その時に音読させながら問題を解かすことも重要。

 

・1年生ではスピーチを早く読める必要はない。個々の音を正確にすることが大事。
・後輩に見せるレベル→評価「5」の対象と言っておく
・スピーチなどの発表で演台や譜面台などを使うのは発表する生徒の目線が上がるのであり
・買い物スキットで売り物を並べてみたり、外で実施して実際にフリーマーケットを楽しんでいる雰囲気を出したり、トイマネーを使用したりすることで生徒たちが会話している場面をイメージしやすくなる
・自己紹介スピーチでみんなが知らなことを一つ入れること
・ショートメモリーを鍛える活動が必要である
・できるまで徹底する
・とにかく「音」から離れない

 

・音読やふだんの授業から、声を大きく、という指導をしておく。
・ビデオに撮ったものは必ず生徒に見せる。
・ジェスチャーはフラッシュカードの単語指導、アクションカード、教科書の音
読などのふだんの授業からやっていく。
ベイシックダイアログなどでジェスチャーしていない生徒・発音出来ていない
生徒は、合格にしない。
・自己紹介では、自分の得意なこと・自慢できることを1つ入れる、1つだけみ
んなの知らないことを入れるなどアドバイスする、とよい。
・1年生の段階では発音をきっちりさせ、ゆっくりでよい。速さは関係ない。
・スピーチの演台を使うと効果的。
・最後の子音(語尾の子音)をはっきり流さないで発音する。
・せりふを忘れたら、どちらかがカバーできたらポイントをあげる、と言ってお
いてあげる。
・ペアなどでスキットをするときは、同じ分量話すよう、指導する。
・人とちがう表現を使っていたらほめる。

 

1 場の設定
演題を置くとよい。そうすると、ある程度の高さがあるので、下を向かなくても原稿が見える。また、スピーチをする雰囲気がでる。
ビデオ撮影にガチンコをつかわれていた先生もいらっしゃいました。あれも雰囲気がでていいですね。

2 発音
1年生はゆっくりと。速くなくてよい。速さよりもth,r,fなどの個々の発音を優先させる。イントネーションは後からでよい。また、最後の子音をはっきり発音するように指導するとよい。
3ジェスチャー
普段からやってないと無理。アクションカードやフラッシュカード、音読の時など、日頃からやっていないと撮影の時だけやりなさいと言っても無理。
4 スキット
2人が同じ分量話すのが基本。途中で日本語を使ったらアウト。ここは厳しくするべき。私の生徒の中にもつい「えーっと」と言う生徒がいますが、それもダメだと言ってなかったからだと思いました。  人とちがう表現を入れていたり、ちがうことをする生徒がいたら、ピックアップしてほめる。  また、セリフを忘れた時、うまくカバーできたら評価が上がると言ってあるそうです。そうすると相手を責めることなく、できる生徒も一生懸命切り抜けようと頑張ると思いました。
5 バリエーション
1年生の自己紹介でバリエーションがあまりないと言われた先生がいらっしゃいましたが、北原先生はバリエーションはあまり必要ないと言われました。1つだけ人の知らないことを入れようと言われているそうです。

その他、ALTとのインタビューテストを見て、北原先生が「ALTのつっこみがたりない。生徒の発話をもっと引き出さないと。」といわれました。私たちがALTを育てることも大切なんだと改めて思いました。

 

発表された先生方、本当にありがとうございました。実際に生徒のパーフォーマンスする姿から、「パーフォーマンスには、目指すゴールの姿としての『つけたい力』が指導計画に明確にあり、それに向けての日頃の活動の積み重ねが大事である」と改めて強く感じました。「ただ単にパーフォーマンスをさせる」のではなく、また「成績をつけるためだけのパーフォーマンス」でもなく、「生徒に力をつけさせるもの」「生徒自身が力がついたことを実感し、自信をもち、次への意欲につながるもの」であり、「指導者としての日頃の実践が果たして生徒に力をつけるものであったのかをふり返る絶好の機会」でもあると思います。自分は今、3年生を担当し、自分以外にあと2名が3年生を担当していますが、「Y先生のように、私も何かパーフォーマンステストをやらなければ」といった、年間指導計画にパーフォーマンステストが計画的に組み込まれていない発言を聞くと、「本番までの指導がされないまま、ただ単にやるだけなのではないのか」と思います。「英語の発音が身についている」「アイコンタクト」「声の大きさ」「見ている人に伝わるもの」「ペアやグループで楽しんでやる」「内容が工夫されている」など、実践していく上で押さえるポイントも自分なりに意識しながら視聴させていただきました。どの先生の発表からも自分の「学び」があり、発表された先生方、改めてありがとうございました。

 

〈1〉みなさんが実践したパフォーマンスビデオを見て意見を出していただいたり質問したり北原先生からのお言葉をいただきました。自分が勉強になったと思うことは以下のことです。(どの先生からというのは書いていません。すみません。)
☆サンシャインの教科書のプログラム9の“A New Year’s Visit”を劇のようにしてパフォーマンステストとして実践してみたいと思いました。また、それを生徒にやらせる以上学年の先生方にやってもらう。実際見せていただいたのですが生徒たちは喜ぶと思いますし、それより上手にやってやろうという気持ちが起きると思いました。先生たちが何かやってくれることを楽しみにしているのはどこの学校も同じなんですね!
☆発音を意識させるには普段の授業からしつこくこだわって授業をしていく。
☆同じくスキットを作ることもいきなりはできないので普段から実践していく。そうするとバラエティ富んだスキットが作れるようになっていく。
☆スキットを作る際マッピングしていくと考えが浮かんでバリエーションが増える。
☆YouTubeで手話を用いて歌を歌っている歌手を見せてみると身振り手振りの参考になる。
☆スピーチをするとき早く言うことを重要視しない。
☆自己紹介するにしても1つはみんなの知らないことを言ってみようとアドバイスするとよい。
☆これは教員でもそういうしゃべり方の人もいるが最後の子音をちゃんと発音しよう。
☆セリフを忘れてしまったとき・・・どう回避するかもポイントになってくる。
☆スキットなどで2人で話すときは2人が同じ量を話すように。
☆ただ「覚えて言う」だけでなく2人で話すときは相手の言うことをきちんと聞いてそれに対する相槌や会話になっているかを意識する。
☆日本語は絶対に使わないと徹底しておく。
☆ジェスチャーリーディングはかなりの有効な手立てなので普段から実践していく。
☆パフォーマンスビデオの後は自分の反省をする。また相手のいいところも言い合う。
☆スキットのテストなどのタイミングは生徒が「やりたそうだな」と思ったときに。(目の前の生徒を前にしているのはその教員なのでいつがいいとは言えないのではないか)
☆発表が終わったところでどうするかをしっかり考える。(拍手をして終わりなど)
☆暗唱が目的になってしまうことが多いが・・・そうではなく「結果的に覚えてしまった」みたいな感じになるまで練習できることが理想。
☆オリジナルスキットに工夫があった。これは普段からその先生の指導の成果だと思う。
☆何事も繰り返しを大切に。とくにスピーチも。
☆スキットをつくるときは基本的には教科書のものを使用する。それがあってのオリジナルが完成していく。
☆生徒に成功した勉強方法などを紹介し生徒同士で成長していくことが必要。
☆決まったことを徹底してやる姿勢を大切に。
☆ワークなどを放課後残してやらせることの意義の確認。また、生徒は意義を感じないことはしないので授業で答え合わせをするなどして(←それが一番の意義かは別をして)やる意義を作る。
☆宿題をやらないときは宿題をやる必要性を感じさせることが大切。

☆教科書+1(プラスワン)の活動を意識していく。
☆録画するとく外部マイクを使うと音声がクリアに撮ることができる。
☆usuallyをたくさん使っているからこそusualとつかわなければいけないところをusually使ってしまう。それは間違いでなくいい方向に向かっているのだという証拠。
☆パフォーマンステストのあとはライティングにもする。こうすれば1回勉強すれば2度おいしいという形で生徒の勉強の動機つけにもなる。
☆ワークをやるときも音声と切り離さない。
☆ペアは得意な生徒と苦手な生徒のペアにする。
☆東京都では習熟度別で授業をすることを推進してきたようだがそれは決して強制ではないとのこと。
☆ALTとの会話のテストなどでは聞かれたことに対して答え(これで3点)、さらに自分から質問できる(できたらもう3点)ように。
☆音読はテストを行う。
☆授業ではやはり発音の徹底を。
☆「ンヌ」の発音をしっかりと。
☆長いスキットになってくると発音が多少悪くなってしまうのは仕方のないことである。
☆ALTとの会話のテストではALTは生徒から引き出すような質問をできるよう、また会話を楽しんでいるようにするようALTをも指導していかなければならない。生徒は一生けんめい話しているのにかわいそう。
★自信をつけてから発表できるように指導を→【それには1時間も2時間も授業の時間を使うわけにはいかないので帯活動のような形でもいいので少しずつでも練習する時間を十分にとってあげてから。】
★他の発表中は聞かせることを徹底する。
★音読指導をもっと普段から大切に。また、ペア活動などもしっかり時間を確保する。それはすなわちショートメモリーを鍛えることにもつながっていることを忘れない。
★ベーシックダイアログを大切に。
★日本語を使ってはいけないという姿勢を大切に。また厳しく。
★Let me introduce myselfなどほかの人とちがうことをした生徒を大きくほめてあげることをもっと大切に。
★今回下位の生徒と中位の生徒と上位の生徒とがいましたが上位の生徒はかなりのレベルであった子もいた。また中位の生徒も上位の生徒になれるくらいの資質はある。あとは指導次第なのでがんばれ!と励ましていただきました!!!

 

■夕食後のビデオ上映会

1 UD先生
「ビデオ作りたい人?」と言ったら5,6組? くらい申し出があったそうです。すごいですね。台本,編集など,全て生徒の手によって作られた映像でした。クオリティの高さに驚きです。もう一度見たいです。

2 KB先生
Pharrell Williamsのhappyを使用して,生徒がダンスなどをしたものをつなぎ合わせてひとつの作品になっていました。学年全員がかかわることができて,素晴らしいですね。しかも先生方も出演していました。とってもかっこよかったです。

☆学校のPVみたいなものをつくり生徒が短時間でもいいので1回は登場するような動画を見せていただきました。これは英語まったく関係ないですが面白かったです。また、参観日に保護者に見せたら好評だったようです。

3 北原先生
文化祭のステージで生徒が歌ったWe Are the Worldを見せて頂きました。素晴らしかったです。生徒たちからの熱いメッセージが伝わってきました。ああでもない,こうでもないと言いながら先生と生徒たち,みんなでひとつのものをつくり出す喜びを味わうことができるのが学校なのだと思いました。そこから生徒たちはたくさんのことを学んでいくのですよね。とってもいいものを見せて頂きました。ありがとうございました。

☆若かりし頃の北原先生の授業のビデオ
今と変わらずでもちろん今の方がすごいのですが。
北原メゾットの元となる活動が盛り込まれていました。
ちなみに現代「オールイングリッシュ」といわれるような時代ではなかったですが、その頃から北原先生の授業はオールイングリッシュでした。

 

■川村光一先生の発表

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まず、川村先生の講義は英語の自己紹介から始まり、いつの間にか講義を受けている自分たちも
同じようにやってみようということで、あまり話したことのない人とペアを組み、以下の3択問題を作って答えを当ててもらうというものでした。

Q1) What did I want to be in the future when I was a child?(このような感じの質問)
A・・・a doctor  ,  B・・・an actor  ,   C・・・a cartoonist

1 英語力を伸ばすには、in put を沢山しないと、out put できない。その前にin take するわけだが。

2 新任校での1年生、1学期の中間テストと期末テストの結果と分析
3 英語を話す力を伸ばすメソッド
(1)語彙力+イメージ力   色とイメージ
(2)英語で説明する力    クイズ  あなたの問題を作ろう
(3)英語で話し合う力
①弾丸インプット「助動詞」

①消しゴムゲーム

red  green  blue  yellow  whit e black  gray と黒板に書いておく
じゃんけんをして、勝った人が色を言い、負けた人がその色からイメージされる英語の単語を言い、消しゴムをやりとりする。ストップと言われたとき、消し ゴムをもっていた人が負け。負けた人は勝った人をYou are hanndsome. You look like ~. などとほめる。楽しく、夢中になり、瞬発力を養える活動で、意外と難しく、生徒には負荷のかかる活動だと思いました。

例) red.         ->  apple  のように。

(2)は、自己紹介でやった3択問題。

(3)は、弾丸インプット プリントを見ながら、先生の後にリピート練習。その後、ペアで練習。(rapidly と naturallyのスピードで)
No.10まであるセリフのうち、ペアの相手が言えた数を表に書く。  数回この繰り返し。そしてread &look upでの練習も。
*「ここまでにかかった時間が8分」と言われ、こんなに夢中に発話し、充実した内容、練習でたったの8分なら十分帯活動でやることができるという実感をもちました。

<弾丸インプットの実践>
弾丸インプット考案者川村光一先生による、弾丸インプットを実際にペアで行いながら、やり方を伝授していただきました。
・個人読み
・ペア読み
・本当の会話らしく読む
・指定された秒数以内に読み切る
・read and look up
(読む時は必ず相手の顔を見る)
などのように練習はバリエーションを変えて、飽きないように行う。
チェックシートには、評価の項目が載っている。ペアワークを行った後は相手の評価をYou are ”A”. のように伝える。弾丸インプットを帯活動で積み重ねていくと効果がです。言葉をイメージ化し、頭の中に絵が浮かぶようになるのが目標です。この繰り返し学習の成果はテストの結果にも結び付いてくるということです。実際にやってみると、時間はあっという間に過ぎていき、生徒の気持ちがよく分かりました。
飽きさせない工夫とスピード、定着するための繰り返しそしてテストの結果につながるというところは北原メソッドに通じるものがあります。

 

<弾丸インプット>

・まずは先生の後について本文をrepeat。
・次に5分間自分で音読する。その間、先生は机間指導し読み方がわからない生徒の指導をする。
・1から10までのうち1分間にいくつ読めたかペアがチェックしリストに書き込む。
・次はnaturalに読めたかどうかネイティブのように感情を込めて読めたかをペアがチェック。速く読んでばかりだと発音が崩れてしまうのを防ぐ。
read and look up でペアで読む。
合宿では時間がなかったが、文章の一部を変えてオリジナルセンテンスを作ることでアウトプットにつなげることができる。帯活動で使うとたくさんinput できる。

弾丸インプットは、
・quick response の力をつけることができる
・どんな物か、image することができる

・何秒以内で、と速く読ませたあとには、英語らしく読ませて、発音にも意識を向けさせている。
・日本語→英語、はやらない。

・Loser は、必ずWinner をpraise した方がMotivation になる

・ 立って練習して、終わったペアは、座ってまた練習するのは、全員が必ず、何かをやっている状態をつくるため。ということを学びました。

 

英語を話す力を伸ばすには

・inputからoutputにつなげるようintakeが大切
・ことばをイメージ化する(文字でなく絵を頭に浮かべる)
そのための具体的な活動

川村先生の講義・夜の茶話会から、生徒が大好き、生徒のためになることなら何だってがんばれる、何でもやろうという川村先生の熱い気持ちとエネルギーを感じました。その熱意は生徒には自然と伝わるだろうな、生徒もその気持ちに動かされるだろうなと感じました。

 

川村光一先生の講義

☆どうして日本人は英語を話せないのか?
→inputで終わっているから。重要なのはintakeとoutput。
圧倒的に練習量が足りないので話せない。
なんでも「自分で気づくこと」が大切。
☆テスト結果で中間よりも期末の点数の方が上がっているのはなぜ?
→繰り返し練習(勉強)した効果が出たから。
☆英語力を伸ばすメゾット
→①語彙力+イメージ力
☆模擬授業のような感じで色を言ってその色から連想される物を言いました。【例:red→apple】
☆弾丸リーディング(数字は読む回数)これは帯活動で行う。
①まずは英文を読めるように先生の後について練習
②とにかく早く読む
③感情をこめて読む
④とにかく早く読む
⑤感情をこめて読む
⑥立って1回
⑦座って1回
6回目7回目は立っている生徒がいても座っている生徒がいても必ず全員が何かやっている状態をつくっている。それが大切。たった数分なのにたくさん読んだなという感じを受けました。まさしくこれが「練習量」であり大切だなと思いました。

 

■北原先生の発表

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☆前日の先生方のパフォーマンステストビデオによる報告を受けて、何が赤坂中の生徒と違うのか?
中、低学力層の違い??
ということで「探究する気持ち」、「自分の学習者を知る、理解する」ことの大切さについて講義を頂きました。
テーマ:データの取り方と分析の手法
「楽しい授業は力のつく授業だ」~第7回英検研究助成入選論文から~
①執筆データ・・1994年度和田中学校勤務時代に執筆
1995年度発表(第7回英検研究助成論文 調査部門報告2)
②講評者・・立教大学教授 池田 央
*「私のルーツであるアンケート」と北原先生が仰って始められたのが印象的です。
1 研究の動機と目的
「生涯学習」の重要性(学習指導要領)
学校の授業が「自ら進んで学ぶ力」を養うのに有効であったかを実証したい。
2 研究の方法
・常に生徒の興味・関心をつかむために、学期の終わりにアンケートを実施している。
・アンケートの内容(楽しかった活動・ためになった活動は必ず)
・入学してから卒業するまでの9回のアンケートのうち、生徒の英語に対する気持ちの移り変わり
・卒業直前に行った3年間の英語授業と自分の英語学習についての記述調査

・追跡調査(高校に入学して2学期が始まったころに中学校での英語学習を振り返ってもらう目的)
3 分析結果と考察
英語嫌いになる時期
○従来言われてきたように1年生3学期とそれに続く2年生1学期がピーク
○2年生2、3学期で英語嫌いが減少している(興味深い事実)
=>これらの時期に「楽しかった活動・ためになった活動」を多く取り入れたことが関係している。
○2年生3学期と3年生2,3学期に英語好きの割合がぐんと高くなっている。
=>それまでに学習した内容を頭の中で整理し、理解力が増したことが影響している。

*高校生に実施した追跡調査分析
中学時代の英語に対する気持ち
・入学時からずっと好きだった。(54.2%)
・好きだったり、嫌いだったり(43.4%)
・入学時からずっと嫌い(2.4%)

英語を嫌いになったのはいつごろ?
・1年生の1学期頃(27.0%)
・1年生の2学期頃(18.9%)
・1年生の3学期頃(13.5%)
・2年生の1学期頃(24.3%)
・2年生の2学期頃(27.0%)
・2年生の3学期頃(16・2%)
・3年生の1学期頃(5.4%)
・3年生の2学期頃(18.9%)
・3年生の3学期頃(5.4%)

○2年生の1、2学期=>時制、不定詞、助動詞、など英語の骨格部分をなす、日本語とは構造が大きく異なる言語材料が目白押しという背景

英語を好きになった時期
・1年生1学期ころ(41.5%)
・3年生1学期、2学期(26.8% 、29.3%)

○3年生1、2学期=>受験をまじかに控え家庭学習が充実するなどして、語彙・文法などの既習事項の整理が進んで理解が深まるためと推測される。

英語を好きになったきっかけ
・学校の授業(68.7%)
・テレビ、ラジオ、映画(49.4%)
・テストの点が上がった(21.7%)

☆受験勉強は整理すること!
=>おもちゃ箱に一杯になっているおもちゃを机の引き出しに整理する作業
☆特に苦手な生徒に言ってあげること
・「皆の頭の中は決して空っぽではないんだよ。」
・「音から離れないこと!」
生徒が「英語わかりません。」と言っても、1年間毎日授業を聞いていたという事実=>沢山の英語のin put がされている。
☆成績が1の生徒が入試問題の読解問題で75%の正解率(「目じゃなくて音で考えなさい」=>それだけ音は入っている)
☆北研の先生たちはそれぞれの場所で結果をだしている。まずはデータをとることを。
その後リクエストにより、「日本文化紹介(3年生)」と「ディベート」(2年生)の映像を観賞しました。

 

データの取り方と分析の手法
・「自ら進んで学ぶ力」を育成するために、データをとって分析することが必要です。北原先生は「常に生徒に聞いてみるよ」とおっしゃっていました。・楽しかった活動とためになった活動を質問する。すべての活動を「楽しくためになる」「楽しい」「ためになる」に分類します。中には、「楽しくないけどためになる」というものがでてきます。この基礎的な学習をどう続けさせるかが教師の手腕が問われます。・定期テストと都立入試の得点定期テストの平均点と入試の得点を比べます。伸び率を示し、定期テストが入試よりも難しいということで自信がつくことと、全員が伸びていることから、先輩のデータ分析を見せることで、現時点からどれだけ伸びる可能性があるかを得点として実感させることができます。

・英語の授業に関するアンケート
中学時代の英語に対する気持ちを聞く。途中で嫌いになった場合は、それがいつ頃だったかを聞き、嫌いになる時期を把握する。嫌いになったきっかけは何かも質問事項にして分析する。

・追跡調査
卒業生に「高校へ入学してから英語でがんばっていること。」という質問を記述式で答えてもらう。高校に入り、発音を誉められている生徒が多いことに気づく。それだけ中学英語の発音指導は大切である。質問事項はなるべくポジティブなことを聞くことが大切である。生徒に直接聞き、耳を傾けること。それらを後輩に見せることで先が見えるため、つまづきの最中であっても生徒は安心できる。そしてまた、今度はその生徒たちが追跡調査に協力してくれる。データをきちんと取り、分析することは自分の授業改善にもなるし、それを見せることで今の生徒たちの不安を取り除くための説得力にもなると思いました。データのための質問事項を精査し、分析することが大切です。

 

「データの取り方と分析の手法」
・北原先生が取られているアンケートを拝見して感じたことは、生徒が書いた授業への感想が、先生を信じて頑張っていれば、自分もこんな風になれるんだという後輩のモチベーションを高められるような回答が多数あるということです。特に「高校へ入学してから英語でがんばっていること」は学校で英語が一番です。とか、発音がうまいと言われた。など後輩たちが高校に行ってもこんなに通用するんだと思えるような回答がたくさんありました。
・いろいろなアンケートを取られている中で、 印象に残ったアンケートは…
一つ一つの活動について
・楽しいしためになる。
例)ビンゴ、英語の歌等
・ためになるけど楽しくはない
例)dictation、スパイラルワークシート等
・楽しいけどあまりためにはならない
例)ゲーム  ものによると思いますが。
・楽しくないしためにもならない
というように仕分けをしていき、
楽しくないしためにならない活動はやめるというものです。
「日本文化紹介」と「ディベート」の映像を観ました。
日本文化紹介はペアになり実際に体験してみました。それにより生徒の気持ちが体験できとても勉強になりました。

 

「楽しい授業は力のつく授業だ」生徒へのアンケート調査結果分析、という報告書を元にお話をしてくださいました。「先輩たちのデータを見せて、「大丈夫、2年後にこうなるよ。」と話し、前向きな気持ちを引き出してつなぎとめてあげる。」また、学期の終わりには、生徒に「できるようになったこと」を聞き、少しの進歩でも、そこに目を向けさせてあげることが重要。というお話がありました。アンケート結果や、アンケートの生徒からの記述(原文のまま)を読んでいると、本当に楽しく学ぶと、力をつけることができるんだということがわかるし、私も、このような声が生徒から聞けるような授業をやりたいなぁと思いました。

 

データの取り方と分析の手法「楽しい授業は力のつく授業だ」 という1995年度発表の北原先生の書かれた論文を解説していただきました。
・教えるには一方通行ではなく、学習者理解が大切である。
・英語の授業はいろんなやり方でやったほうがいい。 その中で、授業中にする活動がすべて「ためになり、楽しい」になるようにする。「ためにならない、楽しくない」「ためにならない、楽しい」活動は捨てていく。「ためになるが、楽しくない」活動は、つまんないけど、やるようにさせてい
く。
・成績の3の生徒をいかに伸ばすか。
・発音、語い指導を!
・学期の最後には、できるようになったことを書かせる。
・新しい活動をやったら、生徒にどうだった?と聞く。
・取ったデータを生徒にフィードバックすると、またその生徒が協力してくれる。
・まずデータを取る。

日本文化紹介のパフォーマンステストビデオを見た後、足袋、参勤交代についてどういう風に授業するか、生徒として体験しました。2学期是非ともやろうと思います。

 

配付資料「データの取り方と分析の手法 楽しい授業は力のつく授業だ」は大変示唆に富むものでこれを基に講演されました。日頃北原メソッドの要諦としてデータや生徒目線を強調されている先生の真骨頂という気がしました。まず生徒へのアンケートによって教材を「楽しいもの」「力のつくもの」「楽しくて力のつくもの教材」に分類され「全ての教材が『楽しく力がつくもの』になるように。」という主張には感銘を受けました。「楽しく力がつく教材」の中に今自分でも行っているフォニックスを使った発音練習やペアワーク、ALTとのTTも含まれています。北原メソッドで生徒に教える根拠がはっきりして良かったと思いました。英語の「好き・嫌い調査」では、先生が当時勤務されていた和田中学校のものと全国版のものとは様相がはっきり異なっています。一見して「嫌い」「大嫌い」の層が北原先生の勤務校は圧倒的に少ないのです。これは授業で生徒をひきつける活動を行った証明ではないかと結んでおられます。「学年が上がるに従って英語嫌いが増える」という一般論に相対するものです。2年3学期で「好き」が増え、3年次ではさらに増える。これは受験勉強で頭が整理されるからということですが、学校の授業だけでも耳に残っている英語で4択問題は解けるというのです。「目で解かないで音で解け。」という言葉も日頃音読を含め耳に大量のinputをされているからこそ可能なのでしょう。
「英語嫌いは中1の秋にやってくる。」というデータ結果にも感じるものがありました。私の担当の中1の生徒は1名ですが、英語が苦手で夏休みの音読の宿題及び9月の定期テストの勉強も全くしてきた跡がありません。日頃ジェスチャーリーディングはよくやるのですが歌は歌いません。先生に「英語で悪い点を取ることが英語を嫌いになる一番大きなきっかけ」と教わりまして、まず目前の定期テストをどう乗り切らせてあげるか、そしてその後は少しずつ忘れている英語を思い出させてやり、少しの進歩にも目を向け英語嫌いにしないように全力を尽くすしかないようです。
追跡調査分析も楽しさと学力に関する一般生徒の記述も目を見張るものがありました。来年、再来年になって自分の生徒が「いつの間にか力がついた」とか「魔法でもかけられたように英語ができるようになった。」なんて言ってくれたら楽しいだろうなと思いました。まとめの「英語嫌いにさせないで高校へ送り出してあげることが中学教師の最大の義務」という言葉も強く心に残りました。
講演の後に「スキットなんでもあり」「日本文化紹介」「ディべート」などの映像を拝見し、日本文化(足袋、参勤交代)については、実際にやらせていただきましたが、このあたりはもっともっと習熟しないと取り入れられないなと思いました。ディべートは初めて映像を見たときよりわかる気がしました。継続は力だと思います。

 

「データのとり方と分析の手法」について,「楽しい授業は力のつく授業だ」という北原先生が和田中学校時代に行った研究をもとにお話しをしてくださいました。
・学期に1回生徒に授業で行っているそれぞれの活動についてアンケートをとる。そのなかで「楽しくないしためにならない」ものについては勇気をもってやめることも必要である。「楽しくないけどためになる」ものについてはどうやるように仕向けていくかが重要である。新しい活動をしたときには,「今日のはどうだった?」と生徒に聞くようにする。
・できるようになったことについて書かせることで,positive thinkingができるようになる。
・卒業生を対象として行った追跡調査における様々なアンケート結果や自由記述の中からは,楽しく学ぶことが学力に結びついていることが分かった。自由記述の中には「英語は好きになれば自然とできるようになり,学力はあとについてくる」というものもあった。
・英語嫌いにさせないで高校へ送り出してあげることが大切だと考えているとおっしゃっていました。

 

北原先生のお言葉で印象的だったことをいくつか挙げさせていただきます。
①「おもちゃ箱にいっぱいになっているおもちゃを引き出しに整理する作業をする。=受験勉強」
これから新しいことを詰め込むのではなく、1年生から音声から入り英語についての知識はたくさん入っている。毎日休まず授業に取り組んできただけでもすごいこと。この言葉は、今年度3年生を担当しているので、すぐにこの言葉を伝えて励ましてあげたいと思い授業で伝えました。残り半年、一年半育休で離れていた分精一杯生徒たちの頭の中の整理整頓の手助けをしていきます。

②「英語嫌いにさせないで高校へ送り出してあげることが、中学教師の最大の義務である。」
大学卒業後、私立の中高一貫校で勤めていたとき、多くの高校生から聞いた言葉は「英語は苦手。」、「英語は嫌い。」、「英語は話せるようになりたいけど、無理。」といったネガティブなものばかりでした。どうにか英語を学び始めのときに英語を学ぶことの楽しさを、英語を通して広がる世界を見せてあげたいと思い公立の学校を受けなおしました。その思いは今も変わりませんが、実際に北原先生の言葉のようにどの生徒も英語嫌いにさせていないかというとまだまだで、生徒が楽しみにしてくれるような授業となるよう、今後も引き続き授業アンケートや生徒からの生の声を聞きとり授業改善していきたいです。

 

まず、学習者を理解することが必要である。そのためには、データを取り、分析することが大事だということで、北原先生が約20年前に英検の助成を受けて書かれた論文をもとに学習しました。北原先生の生徒さんは、中3になって英語が好きという割合が増えています。それは、受験勉強で、それまで頭の中にバラバラにあった知識が整理されて、すぐに引き出せる状態になったからだろうという分析でした。英語は毎時間授業を受けているだけで、頭の中に何か残っていくのです。また、「とても好き」「大好き」の層は大きな違いはないものの、「わりと好き」「好き」の割合が北原先生の生徒さんは圧倒的に多い。これは、多くの生徒を引きつける授業を行ったためではないかと分析されています。そこで、英語の授業で行う様々な活動を、「ためになるか」「楽しいか」という2つの視点でアンケートを取ることの重要性を話されました。「楽しくもないし、ためにもならない」活動はやめるのです。「ためになるが楽しくない」活動も必要であるが、少しでも楽しくなるように工夫していくなど、生徒に尋ね、生徒の気持ちを考えて活動を考えることが、英語嫌いを少しでもなくすことにつながるのだと思いました。

 

北原先生の講義
テーマ:データの取り方と分析方法
勉強はなんでもそうですが「外的動機付け 例:受験があるから勉強する」よりも「自ら学ぶ」ことが大切。北原先生は転任した学校で空きの部屋があったら英語室にしてきたそうです。よく「教室に行けばその先生が分かる」などと言われるそうです。

英語の授業の中でしている活動について生徒にアンケートをとる。そのとき以下のどれになるのか聞いてみるのは有効。
①楽しくてためになる(これがbest)
②楽しくはないがためになる
③楽しいがためにはならない
④楽しくないしためにならない(これは即座に廃止。北原先生はなかった。)
また、②の楽しくはないがためになることもやらせるのが教師力。
例えば
【スキャニング:難しい英文を読むことは苦痛だが一字一句すべて分かる必要はないので取り入れて英文を読めたという自信をつけるようにする】
【手作り入試問題:得意な生徒に文法事項ごと分けてもらう。それを貼っていく。そうすれば如何に入試に似たような問題が出ているかわかり生徒の自信につながる】など。
中3になると英語嫌いが減るのだそうです。その理由は今まで色々な活動や勉強で頭に入っていたことが整理されてくるから。受験勉強=今までおもちゃ箱にすべていれていた物を整理して引き出しに入れて出せるようにすること。英語の場合、音として残っていると音と切り離せないので苦手な子でも「なんとなくこれかも」とわかることもある。入試でどれだけ点数を取れたか中学校の先生は知るべき。だから高校も中学に知らせるべき。(これだけがんばって教えてきてもし点がとれていなかったら何かしら修正を加えていかなければならないって証拠。)

最後にビデオを2本見せていただきました。その中のひとつを実践してみました。
日本の物を英文で紹介する
【例:足袋→キーワードは・・・traditional Japanese style socks・white・with kimono】など考えておき本番のテストではキーワードを使って説明をする。(得意な生徒は授業で扱わなかったお題でも説明できるそうです。)合宿ではペアで「1回目:足袋 2回目:参勤交代」を一人が説明してもう一人がそのワードを当てられたら座るというようにしました。早く座れたペアは説明する際のキーワードを考えていました。

 

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