0.教える語彙が3~5割増?
6月21日に朝日新聞(デジタル)より発表
高校卒業までに指導する英語語彙が3千語から4千~5千語に。
現在、中学校では1200語程度、高校では1800語程度を指導しているが、2020年から順次始 まる度新指導要領では中学校では1600~1800語、高校では1800~2500語に増やす。新学習指導要領で小学5年から英語が教科になるのに伴っている。小学校では600〜700語を指導、中国や韓国など海外の状況も参考に語数を決めた。アジアの国々から見ても日本は語彙数が少ないため、今回の改正に踏み込んだ。
今年度から採用されている現行の教科書でも単語数は増えている。しかし、各教科書によって増えている単語数はバラバラである。
赤坂中3年生の語彙力は平均2900語(平成25年調査)なので、ますます多くの学校で北原先生メソッドの必要性が出てくると感じました。3年間のゴールを見通し指導すれば、難しくないのではないでしょうか。
これだけの語彙力をつけるためには、北原先生がやられているように、スパイラルワークシートや日々のQ&Aで派生語や同意語を増やすよう教師自身の語彙力が問われ、日ごろから多くの語彙をインプットし、アウトプットできなければならないと痛感した。
以前、北原先生から伺ったお話によると、生徒に自分の辞書にマークしてある語を数えさせることで生徒の語彙数を明らかにされたそうです。
1.最新のパフォーマンステスト映像の視聴
(1)1年生・教科書サンシャインprogram4-1の本文の音読 【6月17日(金)】
評価項目
①語と語のつながり on a
②lの発音 recycling collect Let’s
③rの発音 recycling Great
④vの発音 have
⑤thの発音 together
⑥イントネーション→音の上げ下げ。大事な語は強く長く、そうでない語は弱く短く言う
評価基準
個々の発音がきちんとできているか→②③④⑤
全体として英語らしい発音になっているか→①⑥
評価基準
A+ ネイティブの発音並みである
A 日本人中学生として素晴らしい。ネイティブの発音に近い
B+ AとBの中間
B 日本人中学1年生としては十分である
C もっと練習が必要
・やり方(「入ったら奥の椅子から座る・・・終わった人は後ろのドアを出て、静かに待つ…」)
・この時期の1年生は出席番号順に行う。
・生徒はいすに座り、教科書を音読する(机なし)。
・発音については、本文内の単語を具体的に示す。生徒にとって注意すべきポイントが分かりやすい。
・発音の仕方がわからない生徒には、ALTが最初の音をリードしている(リードの仕方が素晴らしいです)。(例→collect [k][k]… next [n][n]…)
・以上の評価項目を生徒はきちんと意識して、音読していました。スピードの指示はなかったため、生徒はゆっくりと丁寧に発音していました。また、途中でつかえたり、複数形のsを落としても問題ない、ということでした。どこを評価するのかが大変明確であるため、評価しやすく、今後の指導にも生かしていくことができると思いました。
・Recyclingをリサイクルと読んでいたり、theを思いっきり「ザ」と言っていたり、複数形を忘れていたり、togetherのgeがうまく発音できていなかったりfの発音ができていなかったり、私としては初めて、赤坂中学校の生徒がたどだとしい英語を話しているところを見ました。決して早くしゃべったりしているわけではないですが評価項目の部分をかなり注意しながら音読していたのが伝わりました。
・1年生は最初のテストであるため、出席番号順でテストを行いましたが、次回からは上位から順に行うそうです。そうすることで、ALTが評価しやすくなる、ということもわかりました。
・スピードはゆっくりで良いと指導している。一年生のこの時期にこれだけ意識して指導することが大切。
・評価基準ややり方などが書かれたプリントは「テスト編」を参照。l,r,v,th,リンキング,イントネーションの6項目のみをチェックしている。これ以外の部分は評価に入れない。「スピードはゆっくりでいいから、きっちり発音しなさい」と伝えている、とのことでした。
・途中でつっかえても、その点は評価項目には入っていない。 複数形sの抜け落ちも評価には入っていない。ここまで明確にしておけば、生徒は練習しやすいと思いました。
・正確さが求められるテストなので、意識して正確に読もうとする姿が見られました。
・何を評価するのかを明確に示しています。複数形のsがよく聞こえない子もいましたが,今回は評価項目には入っていないないので,それでもよいとのことでした。このように,どこを評価するのかを明確に示してあげることは,大切なことだと思いました。
・テストを受ける生徒さんたちはしっかりと教科書を持ち,発音やイントネーション,リンキングを意識しながらゆっくりと丁寧に音読していました。読めない単語があった時には,ALTが最初の音を発音して引き出していました。スピードの指示はぜず,ゆっくり読んでいいことを伝えているそうです。また,苦手な子については,家で保護者に音読を聞いてもらうなど,家庭の協力も得ているそうです。
・評価項目の語と語のつながりや、l,r,v,thの発音、イントネーションが出来ている生徒が多かった。個人的にはerの発音が素晴らしい生徒が何人かいた。
・複数形のsが言えていない、つっかえて言う、発音のカタカナのルビを振ってもOK
・ゆっくりだが、非常に丁寧に発音しようと努めている。f、vの音は下唇をかむ。thは舌を出す。
・カタカナをふっていいかと聞く生徒には、鉛筆で書くように、自信がついたら消すように言っている。
・特別支援学級の生徒には、ALTが最初の発音を言ってやるとヒントになる。
・評価項目にはない、bottlesや magazines なども上手な子は日本語っぽくならずに発音できていました。
(2)2年生・音読テスト 教科書Program1-3 【6月15日(水)】
評価項目
①イントネーション
②個々の語の発音
③臨場感
評価基準
①英語らしい音の流れ:音の上げ下げ、強弱、音のつながり、区切りができているか。
②子音がはっきり発音されているか。特にf v th l r
③Lisaになりきってはつらつと言っているだろうか。
評価基準
A+ A B+ B B- C
・テストを受ける順番はグループ1からうまかった生徒の順、ということでALTもぶれが生じにくく評価しやすくなる、ということでした。また、結果はすぐに掲示されるそうです。
・テストの順番は、前回のテストで評価がよかった順に4グループに分ける。 → 評価するALTにとって、判断がしやすくなる
・fulが思いっきりフルと言っていたりthe USがザユーエスになったりとありましたがほとんどの生徒が発音よく音読していました。先ほども書きましたが1年経っての成長がすごいと思いました。いつも思うことですが教員も妥協することなくこだわって音読練習をさせなくては と思いました。
・イントネーション、個々の語の発音だけでなく、臨場感が評価項目として挙げられているため、生徒の音読は1年生と比べて誰もが上手に思えました。抑揚もはっきりして、体を使い、のどを振るわせて発音しているように感じました。また、女子のほうが男子に比べきれいに発音しているように感じたのは私だけでしょうか。1年の間にあれほどまでにいきいきと音読できるようになっていくのですね。驚きでした。
・自分が教えている生徒は、いつもsaidの発音を、セイドとかサイドなどと発音してしまい、その都度教えているのですが、なかなか定着しないのに、赤坂中の2年生にはどうやらそのような発音をしている生徒はいなかったように思いました。
・一年生と比べてスピードは早いが、練習しているうちに自然とそうなるので無理をしているわけではない。リサになりきってはつらつと言っているかということも評価規準に入るので、生徒さんが意識しているのがよくわかりました。
・2年生はかなり読むスピードが上がっています。発音も自然にできるようになっている。(自動化できている)
・日々の積み重ねの成果が表れており、スピードも自然と早くなる。また、なりきって音読するということもチェックされるので、意識して音読しているのがよくわかりました。
・かなり早いスピードで音読している。というよりも、ナレーションのようだ。気持ちがこもり、弱形と教形の差が出てきている。リンキングもきれい。1年間の伸びに、あらためて感心する映像だった。当然、複数形もきれいに発音できるようになっている。1年生にはない評価項目で、臨場感 Vividness がある。Lisaになりきって、はつらつと言っているかどうか である。 すごかったわー が伝わるように読んでね と伝えてある。
・1年生と比べてみると、その成長を感じます。1年間でここまで伸びるかという印象です。1年生の評価項目にない Vividness臨場感が伝わってきました。サクラの木を見て感動している様子が目に浮かびました。音読指導において演劇的な要素を入れて、「なりきる」「感情を込める」というのはすごく大事だと思いました。
・何度も見せていただいている赤坂中の生徒のパフォーマンスとはいえ、1年間でここまで成長するのかと驚くほど、英語を話すスピードも速く、スムーズに話すことができるようになっていました。
・1年生の音読テストにないものは,「臨場感」です。登場人物のLisaになりきってはつらつと言っているかどうかが評価項目に加わっています。1年生に比べ,読むスピードは上がっていて,それぞれの語を自然と速く言っていました。学年が上がるにつれて上手になっています。
・テストの様子は1年たてば、こんなに読めるようになるものかと驚くほどスラスラと読んでいました。また、評価項目に臨場感が入っているので登場人物になりきってノリノリで読んでいる生徒もいました。
・1年生と同じようにALTが面接し評価する。廊下に張り出されるテスト結果の表には6つの子音それぞれとIntonation、Vividnessの項目によくできた場合にニコニコの絵文字が入っていてTotalの項目に総合評価が入っていた。なので生徒はお互いに結果を共有しまた次へと頑張ることができるのだ。
・1年生の生徒と比べて圧倒的に上達していました。スムーズですがひとつひとつ英語の音声が出せているので、全国トップの音読でした。
・1年生の音読テストの映像後だったので、音読のスピードの速さに驚いた。1年間でここまで
成長するのかと驚くと共に、「1年生でゆっくりでいい」と指示することの大切さが実感でき
た。
・評価項目にf,v,th,l,rの発音が入っており、2年生でも繰り返しやることの大切さを改めて認識した。また、「臨場感」も評価項目に入っており、登場人物になりきり、 気持ちがこもった音読だった。
(3)3年生スキット・「My projectあの人にインタビューしよう」 【6月16日(木)】
教員は3人で評価をしている。
評価項目:発音・内容・演技
総合には
A+ 3つの要素すべてを満たし、かつ発音がネイティブ並み
A 3つの要素をすべて満たし申し分ない出来である
B+ 1つの要素に不満がある
B 1つまたは2つの要素に不満があるが合格
C+ 2つの要素に不満がある。ぎりぎり合格
C 2つ以上の要素に不満がある。不合格
D 途中で止まってしまった。不合格
○インタビューする相手
「ラーメン店主」、「名探偵コナン」、「やくざ」、「織田信長」、「ドクターF」、「ミッキーマウス」、「アリアナ・グランデ」、「囚人」 など。
○使われていた表現
かなりセリフが長い。文量もそうだが、互いのやり取りが10往復以上ある。
haven’t…….yet. I think…. I will….. To不定詞など様々な文法表現を使っている。
be eager to〜、 can’t afford、 cheat on 人
ramen(nが英語の発音だったのにびっくりしてメモ)、 How come?、 Why are you wearing …?
unity of Japan(織田信長)、 practice samurai skills(複数形!)
Does it work? – I hope so.、 I’ll be a big fan of yours.
This is ninja art of camouflage(木に化ける術)、 my biggest invention
I’ll release a new album …, please check it out!
until late at night、 I’ll end the show right here.
【 先生方からの質問 】
Q:ALT、北原先生、講師の先生の3人の評価が違う場合は?
A:3人の合計で出している(総合9
Q:未習語がセリフに出てきていたが、
A:教えていない。ALTにいろいろ聞きにいっている。
Q:原稿は書いているのか?
A:スキットは書いている。
・ほとんどのペアがA+またはAであった。(半々くらい)しかし手のひらに文を書いていた子がいてそのペアのみD。まじめな生徒なのになぜか?という感じだったようです。生徒もどのペアが良いか投票していて、ミッキーマウスにインタビューしたペアが1位でした。男子生徒で真似っぽくて面白かったです。やくざというペアもいて、(教育上どうかというところはさて置き)各ペア工夫がされておりました。発表の仕方も、自分たちのペアが終わったら”Studio B,please”(スタジオBで発表したら”Studio A,please”と言う)と言って次のペアの発表に移るので、すべてのペアの発表が途切れることなく続いていきました。小さなことですが授業全体の流れが止まらないな~と思いました。
・英語が苦手だけど、ラーメンが大好きなある男子生徒は、ラーメン店主の役を見事に演じていました。たとえ英語が苦手でも、自分が好きな分野のことについては英語で表現する上で大きなプラスに働くことがわかりました。3年生の今の時期は、受動態や現在完了用法を学習しているが、スキットには大変自然に無理なく盛り込まれていました。生徒のジェスチャーが自然で、また妙に聴衆やカメラを意識せずに堂々と演じているのにも驚きました。大人が聞いてもおもしろい英語のジョークが大変表情豊かに出され、全員がエンタテナーという感じがしました。また、「ええと」などの日本語も全然聞こえませんでした。
・中学生にありがちな、うちわ受けするギャグや、また、ギャグを言う前に自分が笑ってしまい、見ている側は何も面白くない状況がまるでなく、見ている側が本当に楽しむことができました。
・発音はもちろん内容まで、すべてが圧巻のレベルでした。表現の幅が広いことに驚かされます。英語が得意な生徒と苦手な生徒のペア。得意な生徒が、相手(苦手な生徒)の得意分野で話題を作って話しやすくしている。また、男子がもつキャラを上手く生かしている。スキットは全員が原稿を書く。ほとんどの生徒がALTのところに聞き行っている。言い方やジェスチャーなど正しいものが習えることを生徒がわかっているから。2年生教科書の英文を使うなど、既習内容を上手く利用している。
・相互評価で一位をとったミッキーマウスのペアは、ミッキーのモノマネとして声を変えながら発話していました。その他のペアも含め、自然と英語が出てきていました。中にはジェスチャーが声を引っ張っているのが顕著にわかる生徒さんもいました。スキットは原稿を書くそうですが、生徒さんはJoel先生に直接表現を聞きに行くことが多いそうです。ネイティブの方から学べる素晴らしい環境だと思いました。
・何度か見させていただいていますが、生徒たちの発想力にはいつも感動します。3年生を担当したら、自分も授業で行いたいスキットです。インタビュアー役とゲスト役のペアスキット。教室前方を2つに分け、Studio AとStudio Bにする。切り替えは、”Studio B, please.” “This is Studio B.”のように、カメラの向きを変える。一方がスキットを行っている間に、もう一方が準備をする。 → スタジオの臨場感があり、時間短縮にもなる。
・生徒の表現には、より自然なジェスチャーや、ネイティヴしか知らないジェスチャーなども含まれている。赤坂中の生徒は、自分たちでALTに質問に行くのだそう。普段からALTが授業に参加し、生徒の実態を把握している様子が伺える。また、躊躇なく自分たちで質問に行けるほど、生徒は生きた英語を身につけ、自信をもっている。
・中学では習わない表現がバンバン出てきました。北原先生にそのような表現は指導しているのですかと聞くと、「辞書で調べたり、ALTに直接確認したり聞きに行ってる」とのことでした。自主的に学ぶ姿勢が赤坂中の生徒はずば抜けて高いのだなと思います。このような姿勢を育むのも北原メソッドの賜物だと感じます。
・演じていた有名人は,ラーメン店主,名探偵コナン,やくざ,織田信長,ドクターF,ミッキーマウス..など,様々でした。内容も面白いものばかりでした。1つ1つのセリフが長いにも関わらず,しっかりと自分のものにして演じていました。転入生は,始めはあまり上手ではなかったけれど,ペアのおかげでだんだんよくなってきているとのことでした。ペアが好きなことを引き出して上げるのが上手だったり,キャラをうまく使っていたりしていると北原先生はお話しされていました。スキット発表の前日には,ジョール先生のところに自分から直接質問に行くそうです。
・インタビューの相手は「ラーメン店主」「名探偵コナン」「やくざ」「織田信長」「ドクターF」などすべてのグループのスキットを見ましたが、どれも素晴らしい出来でした。英語力はもちろんのことユーモアもありとても楽しい作品になっていました。「ドクターF」は2年生の教科書に出てくる人物で英語が苦手なペアのために教科書に出てくる表現をたくさん使ってスキットを作っていたそうです。また、生徒は事前に台本原稿を作っているが、分からない表現は北原先生ではなくALTにほとんど聞きに行くそうです。そのため、ネイティブが使う表現がスキットに入っています。
・中には教科書・教材内からのもあったでしょうが、「うまく訳すなあ」と感心するもの、日本人にはなかなかできないと考えられるものも。他の先生が質問されていました。「couldn’t afford のような未習のものはどうやって?」すると北原先生、「生徒たちが自分たちで調べている(のだが)、直接Joel(ALT)のところに行って(きいて)いる。その方が英語らしい表現になるとわかっているようだ」と。なるほど。どういう経路でも、彼らが自分で表現したいことを自分の力で調べ、それを表現活動で体にしみこませて使っているのが大きな強みでしょう。きいているほうもおもしろいから印象に残る。 教室という場で生きて働く言葉の強み。
・3年初めのこの時期でも、1・2年生とはまた全くレベルが違って、先生に提出した原稿を流暢にペアで楽しみながらスキットを暗記し演じていた。インタビューする〝有名人″はラーメン店主、織田信長、ミッキーマウスなど生徒たちは設定もスキットも発想が豊かで圧巻だった!一組だけ真面目な男の子が不安になって手に英文を書いていたため、ビデオ撮影が中断され不合格となってしまっていた。が、こういう厳しい対応は、北原先生が大切にしている「しつけ」であり、力を伸ばすために大切なのだと感じた。
・Aスタジオ、Bスタジオのセッティングが非常にユニークで、準備の時間が短縮されるだけでなく、授業規律、周りのことを考えた行動の指導につながっていると感じた。なぜなら、となりのスタジオでスキットをしている最中に、準備をしているスタジオから物音などがほとんど聞こえなかったから。こういうところで、指導し、実践できていれば周りを気遣った行動が自然と見につくのだろう。スキットの内容は、とてもユニークに設定が多く、生徒達のアイ デア、個性が光るものだった。インタビューのやりとりが、かなり続いていた。どこで落ちをつけるのか、コンテストに勝つために印象に残るやりとり、ネタを考えた生徒達の姿が目に浮かぶ。英語のセリフを覚えるだけでなく、ジェスチャーとともにそれぞれが役になりきり、セリフを言えているペアが多かった。こうしたミニコントの積み重ねが演劇の意欲と演技の向上につながっているのだと感じた。
2.教材作りと発問のポイント
(1)「アイディアは30代前半まで」
・「いいか、北原、今お前は若いから体力もあるし頭脳の働きもいいだろう。でもな、いつかそうでなくなる日が来る。その時までにどれだけ学んでおくかが勝負だ。」北原先生の恩師、故川嶋徹哉先生のお言葉だそうです。
・今、北研で学ばせていただいていることは本当にありがたいことだと感じます。
・北原先生にもっと、もっと早く出会いたかったな~と思いました。
・北原先生がイギリスに行かれたときの本屋さんでのエピソードを伺いました。→「5ページ使える本は購入する」とご自身で基準を決められたそうです。
・この言葉は北原先生の恩師がおっしゃっていた言葉。「教師になったら将来教科書を書くようになれ」と叱 咤激励してくださった恩師の先生でこの先生自身も開隆堂の図工の教科書を書かれたそうです。
・北原先生は教員採用試験で「私が教員になれなかったら誰がなるんですか?私を採用しなかったら損をしますよ!」とおっしゃったそうだ。志に向かって挑む北原先生のパワーはすごい!ここぞというときに自分を信じて自分をごまかさずアピールできるところが先生のすごいところだと思う。また恩師が新採1年目の北原先生に「教師になったなら将来教科書を書くようになれ」と叱咤激励してくださった通りに北原先生が開隆堂の著者になったときにはとても喜んでくれたそうだ。先日の先生のメールにもあったが、ロンドンにある本屋”ホイルズ”ではワンフロアごと英語教育の書籍があり、そこで北原先生は本を探し、教材作りのためカードを作って分類したそうだ。私も以前研修で得た知識や教授法、教材を分類したいと思っていたことがあり、カード分類の方法をいつか生かしたいと思った。
(2)どんな教材を作るか?
①市販教材
・年度当初に送られてくる教材見本を吟味し、自分の教材作りのヒントになるものを選んでおくこと。北原先生も、英国の書店で数十冊のスピーキング関連図書を購入・研究されたことがあるそうです。
・一年生でスーパーペアワークを使用させていただいていますが、生徒の反応がとてもよく、力もつくという声が聞こえてきます。スーパーペアワークができた裏には,英国で数十冊のspeaking関連の図書を購入して,研究したそうです。市販の教材にないものは自分で作り,授業で使ったら必ずアンケートなどで生徒からのフィードバックを受けます。評判の悪いものは捨て,新たなものを作るそうです。「面白くて役に立つ」ものが最もよい。
・教材見本をよく吟味する。膨大な見本の中から「実際に使用するもの」と「自分の教材作りのヒントになるもの」を選んでおく。
・今は市販の教材も優れた物が多いのでよく見本を吟味して実際使用するものと自分の教材作りのヒントになるものを選んでおく。正進社super pairworkができた裏には1989年英国で数十冊のpair work関連図書を購入し研究したことがあるそうです。
②自作教材
・授業で使ったら必ずアンケートなどで生徒からのフィードバックを受ける。評判の悪いものは捨てて、新たなものを作る。その繰り返しでいい教材が残る。
・教材を作ることができるのは教員としての資質の1つ。毎学期使っている教材について生徒からのフィードバックをもらう。面白く役立つものがベスト、面白くないけど役立つモノがベター。
・1年生の3学期に、2年生への滑走路としてProgram10,11のみスパイラル・ワークシートを行っているそうです。どの教材をいつやらせるか、適時性を考えないと、消化不良を起こしたりまた逆に物足りなさをかんじさせてしまうことがわかりました。
・先生は学期に1回、その学期に使った教材でよかったものを書いて、などアンケートをとり、ダメなものは捨てているそうだ。(北原先生の英検助成論文第7章に収録されているそうです)確かによい授業ー教材は、それを使う生徒が楽しい・良いと思えば進んで取り組みどんどん力がついていくのだ。
・ライフワークバランスを考えて時間がかかる凝りすぎたものは避ける。(作っている時は充実感があるかもしれないが、量は作れないし、そのうちいやになる。)
・評判の悪いもの(「面白い・楽しい」「役に立つ」の数値が低いもの)は捨てて、新たなものを作る、その繰り返しでいい教材が残る。スパイラルワークシートの生徒からのフィードバックは、「面白い・楽しい」の数値は高くないが、「役に立つ」の数値が高い。
・昨年の夏合宿でもお話を聞いたが生徒からのフィードバックでは「①おもしろいしためになる②おもしろくはないがためになる③おもしろいがためにならない④おもしろくもないしためにもならない」で①がベスト②も。また、北原先生からの言葉でいい教材を作れるようになるのも教師の資質の1つ という言葉を聞いてその通りだなと思いました。
(感想)
・寝る時間を削って作った教材を生徒がどのように感じながら使っていたのか、フィードバックを受けるのはとても怖いように思います。しかし「子供の目線」の価値ある教材を作成する技術を身につけるため、生徒からのフィードバックを受ける大切さを学ばせてもらいました。 自分もスパイラルワークシートのようなベストセラー教材を作成したいと思います。
(3)現在使っている教材と使用時期
☆は手作り教材
1年生
1学期:・アルファベットカード、・アクションカード(開隆堂)
3学期:・クイックQ&A☆、・スパイラル学習シート☆ → 開隆堂TMに掲載
年間:・英語の歌☆、・英語のパートナー(正進社)、・talk&talk light(教育出版)
・スーパーペアワーク(正進社)
2年生
1学期:・クイックQ&A☆、・スパイラル学習シート、・読みトレ50(浜島書店)
・教科書登場人物プロフィール☆ → 開隆堂TMに掲載
年間:・英語の歌☆、・英語のパートナー(正進社)、・talk&talk light(教育出版)
・スーパーペアワーク(正進社)
3年生
1学期:・教科書登場人物プロフィール☆
2~3学期:・そのまんま過去問→全国の公立高校入試問題を文法別に分けて解く
3学期:・英語卒業文集☆
年間:・英語の歌☆、・英語のパートナー(正進社)、・talk&talk light(教育出版)
・スーパーペアワーク(正進社)、・読みトレ100(浜島書店)、・じゃれマガ☆
・Catch a Wave(浜島書店)→高校生用英字新聞
○生徒の力に応じて、適切な時期に適切な内容を提供する必要がある。
(4)教材作り体験
①北原先生による授業「じゃれマガ2016」
○「じゃれマガ」の指導方法は以下の通りです。
生徒:本文黙読、WPMを算出し、問いの答えにアンダーラインを引く。
教員:問いを読む。
生徒:自分がアンダーラインを引いた箇所を一斉に読む。
教員:範読し、解説する。
・実際に生徒と同じ立場で北原先生のじゃれマガを用いた授業を受けました。WPMを計算し、赤坂中の生徒と比較すると、自分は中学生のトップクラスにまるでかなわないことがわかり、ショックを受けました。まず、Strange Birds in Hiroshimaを読みました。次に北原先生が矢継ぎ早に質問や解説を行いました。いずれも、わかったらしっかりと声を出すように言われました。そうすることでわからない子が聞いてわかるようになるのですね。
・以下北原先生が私たちにしてくださった発問と解答を記載しておきます。
「overのジェスチャー‥範囲を表すように」「two-day‥ハイフンでつながっているから形容詞」「the Peace Park正式名称は‥memorialを入れて平和記念公園」「went for a walk別の表現3語で書いて起立‥take a walk 連語。どんどん頭に入れる。」「comfortable反対は?‥uncomfortable」「関係代名詞thatはpr.7.3で出てくる」「passed意味ここでの意味分かる人起立、わからない人辞書引いて起立‥普段は手渡す、ここでは通り過ぎる」「awayジェスチャー‥遠くを指す」「another oneのoneは?‥heron 英語は同じ単語を何度も繰り返さない。」「here関係副詞は高校レベル」 「they誰を指す?‥二つの可能性があるけどここでは文脈からan elderly couple」「coupleは2人を含んでいるので続くのはwas」「to followどの意味?12.3.指で‥2年生復習」「usually shy birds‥副詞形容詞名詞とつづく珍しい主語 恥ずかしい鳥とは?‥臆病な、人を信用しない、など」
途中で、「黙っていないで必ず何か答えるように」とご指導いただきました。発話することで記憶に残るだけでなく、周りの友達の助けにもなるということでした。
・over どんなジェスチャー? two-day 複数形のsが付かないのはなぜ?hotel どこにあるの? the Peace Park 本当の名前は? went for a walk 別の表現ではどういうの?分かったら立って。comfortable 反対は? What surprised me これは高校で習うね。 thatこれはP7-3で習う関係代名詞で、説明する表現。Program7で学習するからその時にまた戻ってごらん。passedどういう意味? away どんなジェスチャー? Another oneのoneて何? left 活用は? to follow のtoは?指で示してご覧。themってだれ? usually □の何?shy □の何? birds □の何?
・103語の英文でしたが、これほどまでに発問のポイントがあることに驚き、こうした積み重ねを通して、赤坂中の生徒は語彙を増やし、文法事項に慣れ、その延長線上にあのような表情豊かなスキットがあるのですね。今まで北原先生のじゃれマガや読みトレの授業は拝見したことはありましたが、実際に受けてみて肌で感じることができました。
・何年生のどの単元で出てきたか、これから習う文法事項や高校で出てくるものにもさらっと言及する。発問は、できるだけ文章の終わりの方から出すことで全体を読ませることができる。
・10分弱ほどの時間だったと思うのですが,実に多くのことを学習することができるものでした。1つ1つ,全体に投げかけ,分かる子が声を出して答える。「黙っていないで何かいいなさい。」と生徒には言うそうです。そうすることで,知らない子にとって勉強になるからです。じゃれマガを毎日続けることは,既習事項を何度も繰り返すことになります。間違いなく力が付くと思いました。
・自分が実際に文を読みWPMを出した後、赤坂中学校の生徒と比べると生徒達の数値の高さ(最高値274)にビックリした。
・3年生は不定詞がようやく全員できるようになった。
・語彙の推測をさせる単語は黒い装飾をつける。
・問いの中には、他教科で学んだ知識とクロスオーバーができる質問文も盛り込まれていた。
・北原先生は、朝届いたじゃれマガをチェックして、文章を読み、問題作成からプリントアウトまで毎朝の10分で行う。その処理の力の早さに脱帽です。
②「じゃれマガ」を使って、実際に作成してみる。
・発問すべき語彙、文法事項に下線を引く
・どこにどのような設問を置くか・
・文法表現はどこをどの程度たずねるか。
・質問文はどうするか。
・北原先生作成文と比べる。
・質問文は、話の最後の方が答えになるように作成する。
・習得に時間のかかる不定詞の用法や現在完了形の用法は◯年のPr.◯のどこ ででたかを問う。
・ザックリを何度も繰り返し、習得させる。
・次にMonday,June13の「Nh」を使って自分で発問をすべき語彙や文法事項,どこを問題にするか,について考えました。私はとても時間がかかってしまったのですが,北原先生は教材作りから印刷までを朝,10分間で行うそうです。ものすごいスピードだと思いました。
・3月まで3年生を担当していた2年間はこの「じゃれマガ」作成するのが朝の日課でした。過去に北研で学んだつくり方を参考にするなど、実際に北原先生の授業を参観させていただき学んだことを生かしながら、毎朝作っていました。 最初は1つ作成するのにかなり時間をかけていました。(北原先生は10分程度で印刷までやってしまうそうです)2年間で160枚程度作成したでしょうか。 慣れてくること、10分とはいきませんが、7時40分くらいに学校のパソコンに届き、8時前には印刷完了までできるようになりました。4月から1年生を担当しているため、じゃれマガ作成から遠ざかっていたため、かなり久々に作成しましたが、自分ではっきりと以前よりスピードが落ちていることに気づきました。教材作りのスキルアップを考えると怠けてはいけない、と強く感じた瞬間でした。今週月曜日から、生徒に渡すわけでもなく、また「じゃれマガ」を作り始めております。
・3年生をメインで担当していたときには、私もじゃれマガを速読教材として使いました。生徒の力をつけさせてあげるだけでなく、作成するために教師自身の英語力も試され、1年継続することで教師も英語力をつけることができると実感しています。今回はペアで発問すべき語いや文法事項を相談した後に、北原先生のじゃれマガと比較することができ、「ここもあったかー」と目からうろこでした。
・じゃれマガを使って「発問すべき語彙・文法事項」をペアで考えました。北原先生は、毎日じゃれマガの問題を10分で印刷までしてしまうそうです。私たちがやるととてもそんなに早くはできませんでした。指導する文法事項を絞るのはなかなかに難しく、いざ文字にすると本当にこれで大丈夫なのかという不安も付きまといました。また、じゃれマガには生きた英語がたくさん使われているので教科書では見られないような表現を教えることができる、絶好の機会となる。例えば、A team of Japanese scientists was (the first to make) element 113.この文の形容詞用法の不定詞の使い方は教科書では見られません。something to eatなどの仕様からの広がりを生徒に与えられます。
・北原先生は朝10分間でこれを作っている。ライフワークバランスのお話しをしてくださったが、厳選された、力がつく教材をルーティン化し、慣れてきたら時間もとられずに作れたら本当に助かると思った。
・読みトレの英文を黙読しWPMを計ったら、生徒の遅い方のことタイムが同じだった。いかに私自身が日ごろWPMを生徒に課さない授業を行い、自分も速読の力がついていないか思い知らされた。
・英文中の設問作りはほぼ隣の先生と合っていましたが、実際北原先生が私たちを生徒役にして質問をされたときは、こんな風に明確に品詞を説明されるのだと、大変参考になりました。
・不定詞の用法や現在完了形の用法は習得に時間のかかるため◯年の教科書のどこのProgramで出てたのかを問う形になっている。
・体験してみて発問が北原先生の例と違って自分の力の足りなさというか資質のなさを体感しました・・・もちろん目の前の生徒に合う教材を作ることが一番大切ですが・・・今は育休中なので今までのじゃれマガを使って教材作りの練習でもしようかなと思った次第です・・・ 最後になりますが今、北原先生が使っている教材を教えていただきました。
3.The Kitahara method really works!
・だれがやっても生徒は伸びる!つまらない単語テスト、和訳、問題演習をやらなくても本当の英語力が身につく! 英検準2級以上取得率6年連続25%以上(公立中学校日本一)発音は全国一、スピーキング能力も全国一!音声を大事にしてやっても作文力も伸びる!楽しいし力がつくので分かっているから、生徒が自分で勉強するようになる!2020年度以降の学習指導要領にも対応できる。
これは私自身が自分の生徒からも実感させていただいています。昨年度飛び込みで担当した3年生は「じゃれマガ」「読みトレ」「最初に戻る文法指導」「スパイラルワークシート」「スキット発表」「歌」「Picture Describing」など、北原メソッドで指導を行いました。最初は前年までの先生との教え方の違いに戸惑っている生徒もいましたが、慣れてくると、生徒たちの反応がどんどん変わってきました。 特に上位層の反応が変わってからは授業がかなりやりやすくなりました。4月のスタートした時点に比べると、卒業時には自分の生徒にとってはかなり伸びたと思います。
最近、その卒業生たちが中学校に訪ねてくるのですが、生徒が苦手だったはずの子が高校のテストで「中間テストで80点取った」「英語の授業で周りが答えられない質 問にいつも答えているので、先生にいつも褒められる」など中学校の時には考えられないような話をしてくれます。数年前は卒業生が訪問にくると「高校の英語が全くわからずついていけない」という話をしているのをよく耳にしていたことを考えると、大きな変化だと思っています。
現在4年ぶりに1年生を指導しています。これまで北原先生から学んできたことをフルに生かし、オール北原メソッドで指導中です。まだまだ勉強不足で抜け落ちている部分もあり、日々反省する毎日ですが、それでも生徒は英語を学んでいる表情は明らかにこれまでの生徒と大きく違っています。
また定期テストの平均点もこれまでよりも10点近く高く、1年生の第一回英語検定の受験数も過去5年間で最も多かったです。この生徒たちを、このまま3年間継続してオール北原メソッドで育て、しっかりとデータとして残したいと思っております。
4.参加者の感想
・幹の本と書店で出会い、2011年5月から、ほぼ毎回、北研に参加させていただいてきました。自分の授業方法は確実に変わりました。 北研で学んだことを、自分の授業に早く取り入れたいと、月例会に参加した次の月曜日が楽しみになりました。自分の英語教員としてのあり方を大きく変えてくださった北原先生と全国の北研メンバーの皆さまに感謝の思いでいっぱいです。 本当にありがとうございます。
・今回は、同僚の先生たち二人をお呼びし、参加させて頂きありがとうございました。第一声の感想は 赤坂中の生徒がすごい。ということでした。 特に音声に特化した授業の積み重ねで、あの様に成長できることに感動されていました。
特にA先生は、本年度新規で私立高校から来られた方ですが、赤坂中の映像に感動され、発音の綺麗さと、表現力の多様さに、高校生でもあの様には話せない。高校に行っても楽々通用するだろう。とおっしゃっていました。今度も北研で学びたいとのことでした。少しずつですが、北原メソッドを一緒に学んでいこうと思います。
4月に移動したては、私の授業の方法が生徒から猛反発に合い、特に出来たら立つとか、ペアで協力していくなどの点。1学期が終わりそうな頃、ようやく形が 浸透してきました。まだまだですが、同僚の先生方を巻き混んで、一緒にやっていきたいと思っています。先日、同僚の先生に生徒の授業中の背中の姿勢が、はじめの頃と全然違うと言われました。先生、鍛えましたね と言われ、とても嬉しかったです。2年生は、初めて道案内のスキットを行いました。生徒の感想はすべて肯定的なものばかりで、ほとんどの生徒が書く欄いっぱいに書いていました。またやりたい。今度は◯◯したい。ジェスチャーの大切さが分かった。が順に多かったです。北研に行くと、たくさんの先生方から、最初は大変だけどそのうちやりやすくなると励まされました。ありがとうございます。昨日は校内研究授業で、一年生で、そのまんまスキットをしました。何より驚かれたのが、授業規律でした。これからも頑張ろうと思えた瞬間でした。
・いつもお言葉に甘え、娘を連れて研修会に出席させて頂きありがとうございます。毎回多くの学びと気付きを与えていただいています。教員一年目で北原先生と出会うことができ、本当に幸せでした。生徒たちの成長を見ることができたこと、授業をすることを自分自身が楽しむことができたこと、授業がうまくいかなかったり、同僚の先生との関係で悩んでいたときに適切なアドバイスをいただけたこと、北原先生を始め、北研で出会うことができた熱意溢れる先生方のおかげだと思っています。心から感謝しています!育児と仕事の両立しながらの限られた時間のなかでも、生徒たちが英語の時間を楽しみにしてくれたのは、 北原メソッドのおかげだと思っています。また2学期から産休に入りますが、こちらのメーリスなどを通して勉強させていただき復帰後に備えたいと思います。
・北原先生,北研のみなさま,今月もどうもありがとうございました。毎回,北原先生に直接ご指導いただけること,北研の方々と共に学べることが励みとなっています。次回の北研はしばらく先になりますが,2学期にまたお会いできることを楽しみにしております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
・新しい学校では、生徒は授業態度がよく板書事項をきれいに写すのですが、テストをしてみると理解しているとは言えません。やはり生徒をお客様状態にするのではなく、競わせ自らつかみ取ろうとする態度をはぐくむためにも、北原メソッドを授業に取り入れていきたいと思いました。今回もたくさんの気づきをいただきました。ありがとうございました。