4月15日(土)北研第142回(復活第22回)

北研 第142回(復活第22回)北研 4月例会 平成29年4月15日(土)14:30〜
教師の英語力

(1)英語の歌のリスニング
何も見ずに聞き、以下を考える。2回聞く
・タイトル→ L.  M.  Y.  H.  A.  B.  D.  頭文字のヒント→Little Man , You’ve Had A Busy Day
・歌手→Eric Clapton
・何についての歌か→ I →father / you → son
息子は何を奪われたのか? 3回目聞く 歌詞を見て
・奪われたもの→kiddy car / marbles おもちゃ
・いつの時代の歌?→jukebox →1930年

 

・1 リスニング練習、教室に入るとアコースティックギター伴奏の、ホッとさせてくれるような弾き語りの曲がながれています。聞き覚えのある声。 ハンドアウト見るとFirst listening1タイトル、2歌手?、3何についての歌?、とあり、曲をかけ終えると、北原先生の指示で、ペアでこの1,2,3について確認。その後、先生より、わかったかどうか全体に問いかけ。「Time to go to sleep」という声があがる。(わたしも、繰り返しでてくるこれかとおもいました)歌手は「Eric Clapton」と、参加者のなかから正解がでる。3何についての歌?はこの段階で明確なこたえ出ず。(Someone took your m…北原先生、再度曲をかける。ハンドアウトのつぎの部分はSecond Listening、4何をとられたの?、5soldiers, battle, enemy, gun, war ってなに?、6いつの時代? それはなぜ?とあり、2度目の聴き取り中、タイトルについて板書でつぎのようなヒント*L    * * M   *,  *Y   * * H  * A *B   * *D* 2度目の曲再生の後、北原先生の問いかけへの、参加者からの答えで、*Little* * Man *, *You* *Had* A *Busy* *Day*となりました。私もこうだとおもいましたが、じつはYouの後に’veがつづくのでした!耳で聞こえなくても、文法上・意味上から気づいてこれがおぎなえる力が必要ということ。(反省)北原先生は、ネイティブに「本当に聞こえるのか?」と尋ねたら、確かに聞こえる、との答えだったとのこと。4の答えはKiddy Car。――これを北原先生はkit-katと思われたと。(すこし安心するような) わたしは、だれかに取られてしまったもう一つ品物marbleの方を mom かmotherだっと一瞬おもってしまい、他の男に妻/母を奪われた男とその息子が、嘆いているのか、と一瞬想像しましたが、曲調やクラプトンの声がそんな悲壮感はなかったので、なんだろう、とおもっていたのでした。)5の質問の答えは、おもちゃ!(E.T.やToy Storyの場面がうかんできました)歌は50年代60年代の、歌詞が文になっていて、音が音符に乗っている曲がいい、と北原先生は強調されました。

 

(2) リスニング至上主義
・徹底的にリスニング、リスニングができなければリーディングの力は養えない。

・北原先生と同じ学校に務めておられた事務主査さんのお話でした。英語学習を思い立ち、北原先生が読み終わった英字新聞を読む。ALTと会話を始める。1年後、英検1級合格。その翌年TOEIC900点。その後1000時間を費やしてTOEIC950点。都から外務省に出向。その後、都政の対外対応ブレーンとなった。とにかくリスニングが一番大事だとその方は話しておられたそうです。北原先生は大人が継続するなら読むことも必要だとおっしゃっていました。

 

(3) 歌を聞くなら50’s、60’s
メロディと歌詞が乗っているし、文になっている。(破綻していない)
大学入試改革最新ニュース 「センター試験に代わり、民間試験2回まで受験可能。現在の中3から」2017年4月14日付 朝日新聞より

 

2 大学入試改革最新ニュース
・今の中学3年生が大学入試を受ける2020年度から大学入試センター試験に代わって新テストがスタートする。英検やTOEIC、TOEFLのような民間試験を活用し、4技能を評価する。高3の4~12月に2回まで受けられ、結果の良い方を採用。センターが作成する「聞く・読む」の試験は23年度まで継続し、その後廃止する方向。

 

生徒の最新パフォーマンスビデオ
中1 Grandma Baba and Her Friends on a Sleigh
1)三送会・・・ソリを大きくした絵を使って、実写版として演じた。

三年生を送る会で披露。生徒が「1年生の頃を思い出しながら見てください」と言い、発表していました。・大きな紙にベッドの絵。ベッドの脚にソリがついた絵。ストーブ役の生徒が持つ絵(←炎の部分から顔が出るようになっていた!)。・丁寧な話し方。発音がきれい。

 

2)小学校での読み聞かせ・・・小学生に対して「中学校に行くと一年後にこんなことができる」というゴールへの意識づけができる。ジェスチャーをまねさせながら興味を引いていた。小学校にあった絵本のBig Book版を使った。rの発音がしっかり定着していた。
・同じ会場の4か所で絵本をそれぞれ読み聞かせる。・セリフを言う生徒に合わせて周りの生徒もジェスチャーをしている。・「ジェスチャーするので真似してくれると嬉しい」と付け加える生徒がいた。・英語で紙芝居を読み聞かせた後、日本語で簡単にストーリーの説明。その後、感想や質問がないかたずねていた。・どのグループも終わりには“The end.”と言って締めていた。★小6に見せることで、1年後自分たちが中1になったら小6に見せるのだということを示せる。

◆1年生の絵本の読み聞かせで使用した絵本
・Good Night Moon
・Each Peach Pear Plum
・The Very Hungry Caterpillar
・From Head to Toe
◆練習日程
3月2日 テスト返却、先輩ビデオ視聴、班分け
3月3日 内容理解、読み合わせ①
3月4日 読み合わせ②
3月6日 リハーサル
3月8日 ビデオ撮り
3月9日 赤坂小学校での公演
リハーサルまで4日、小学校での公演までたったの1週間。ビデオの視聴から中学に入学して1年で英語を自分の言語として使いこなし、表現豊かに読み聞かせをしていました。お話しを聞いている小学生たちも”From Head to Toe”では、お兄さんお姉さんのマネをしてノリノリで楽しんでいました。

 

・はじめに、いままで何度か見せていただいたことがあった読み聞かせでなく、衣装をつけ舞台上で演じるもので、三年生を送る会での発表の映像。その後小学校での、紙芝居をつかっての読み聞かせの発表。もう一つ、別の物語 From Head to Toe の読み聞かせ、動物が次から次へと出てきて、I am 〇〇. I can <手や足や身体を動かしながら自分の動作を表現>. Can you do it?の繰り返しがなんとも楽しいはなし。楽しい絵本の物語のなかにTotal Physical Responseが入っている!一年間、北原メソッドで鍛えられた後、発音に自信をもって堂々と小学生の前で、心温まる楽しく美しい物語を語る体験は、とても楽しいものに違いないと映像を見て思えました。その体験は、英語を、教科のひとつとして勉強するものから、実際につかって、物語を味わったり、その内容を人に伝えたりするもの、というauthenticな世界を中1で早くも味わうことを可能にしています。そして、その姿を新入生にも見せて、1年後の姿(あるいは超えるべき目標!)を目の当たりにしてもらう。(The Very Hungry Caterpillar のセリフのなかの、oranges, hungry , cherry の/r/の発音のきれいなこと!)部活の数が減って、紹介の時間に余裕ができたところを活用した、というその発想、姿勢も見習いたいとおもいました。

 

3年生3学期期末テスト 分析
採点基準:
(1)英文の量
(2)英文の質
(3)全体の流れ(順序は正しいか、話があちこちに飛んでいないか、まとまりはあるか)=
(いろいろな語彙や文型をつかっているか?)
(4)先生を泣かせたり、笑わせる内容だったらボーナス点
事前告知なし。「辞書を持ってきてもいいよ」とだけ言ってある。書きたい内容(思い出)が多いからこそ、何を書いていいのか悩む生徒もいた。辞書を引きまくっていた生徒は失敗していた。「聞く」「話す」を中心に指導していけば、「書く」力はついてくる。
→生徒の作文をみて、たくさん書こうとしている姿勢をほぼ全員から感じた。今回の試験では、冠詞や三単元のSの間違いは見ないとのこと。やはり、細かいことばかり目を向けて指導されると、アウトプットしにくくなってしまう。細部まで気にしてしっかり教えるとき、アウトプット量や質を評価するときなどバリエーションを持たせると、自分の指導の幅と、生徒の英語への捉え方の幅が広がるとおもった。

 

・先生に英語で手紙を書くというユニークなテストの答案に、少し笑わせてもらいました。テスト受けている間の心の声をそのまま英語にしていた生徒が一番面白かったです。(「テスト時間が半分過ぎました…なにを書いたらいいのかわからない…先生、どうか笑ってください…!」など笑)3年間先生の授業が積み重ねてきたものが、手紙に表れているのだなと思いました。先生のコメントも、生徒に合わせて日本語で書いたり英語で書いたりしていて、内容も暖かいものばかりで心がほっこりしました。私も、生徒にはこんな素敵なコメントを書ける先生でありたいですね。

 

・●試験のあとのアンケート・23人中20人が思ったよりも点数が良かったと答えている。・英和辞書、和英辞書の使用割合はそれぞれ「けっこう使った」と答えている生徒が一番多く、「引きまくった」は2人くらいと少なかった。・おもにどういうふうに書いたかという問いに、「基本的に頭の中にある英語をそのまま書いた」と15人の生徒が答えており、まさにこのテストは3年間の集大成となっている。・なぜこんなに書けるようになったのか。(20文以上書いた生徒対象)→火曜日の映画、スキットや英語劇のセリフ、家で英文を毎日10文以上書く、ALTとの会話、ライティングノート、洋楽、教科書の音読、辞書引き、過去問、・書けなかった理由 (20文に届かなかった生徒対象)→単語不足、どのように書き始めるか、どの思い出を書くか迷った

 

・「北原先生への手紙」をテーマに3年間の英語学習の思い出を50分間使って書く。英和・和英辞典の持込可。(1)書いた英文の数を分析(最高44文)(2)生徒の予想と実際の点数との比較「思ったよりよかった」「予想通り」「思ったより悪かった」(3)英和辞典の使用割合「ほとんど使わなかった」「少し使った」「けっこう使った」「たくさん使った」「引きまくった」(4)和英辞典の使用割合(5)20文以上書いた人に質問「なぜこんなに書けるようになったと思いますか」火曜日の授業の映画、英語劇のセリフ、ライティングノート、ネイティブのように歌う、都立の過去問の英作、外人の友達とskype、教科書の文章の暗唱、スキットを作る(6)20文に届かなかった人に質問「書けなかった理由」     単語が入っていなかった、もっと時間があれば、考えるときに迷った、書き始めに迷った、辞書を引き過ぎたなど

 

・「〇〇先生への手紙」というテーマで、英語の先生に3年間の英語学習の思い出を織り交ぜながら作文を書く、というのが赤坂中学校の3年3学期の英語期末テスト。配点は英文の量、英文の質、全体の流れ(順序、まとまりなど)。 プラス点として 先生を笑わせたり泣かせたりしたらプラス点。満点が42名中11人!解答=生徒の作品と先生によって書かれたコメントいずれも、読ませていただけて退園有難かったですが、なかでも、「何度もスキットを失敗したけれどそれが力になっているね。」が私につよく印象にのこりました。なぜなら、2月の例会で、私自身がこの「この何度も失敗」を経験したからでした。Basic Dialogueの暗唱と暗写において、ほんとうに何度もダメだしをいただきました。くやしいとおもいながらより真剣に必死になっている自分がいました。また教師のありかたとして「一歩もひかない、温情をかけない」というのがありましたが、これでこそ力がつく!ということがあらためて確認できました。この日のレジュメに、テスト後のアンケートの分析が掲載されていて、非常に参考になります。書いた文の数、自分が予想していた出来と実際のものとの比較、英和・和英辞書の使用割合(「ほとんどつかわなかった」~「引きまくった」まで)などの項目のなかでは、予想との比較で「思ったよりよかった」と感じている生徒の数が圧倒的多数であった点注目しました。北原メソッドで鍛えられているうちに、自分でも気づかないほど、力がついている、その状態を、アウトプットさせることで自覚させてあげる、ということが大事なのだとおもいました。普通のテストより、この自由作文でこそこのことが生徒本人も味わえるのではないか、と思いました。「おもにどういうふうにかきましたか。」という設問における回答の選択肢「基本的に頭の中にある英語をそのまま書いた」のほうが「日本語で考えてから和英辞書をつかって、並べ替えて書いた」よりもずっと多い、ということも素晴らしいと思いました。頭のなかに音と意味が一緒に入っている英語のストックが豊富になっていることの証し。20文以上書いた人への「なぜこんなに書けるようになったと思いますか」という質問への答えも、「貴重な証言」です。「地道な音読とライティングノート」は、私にも予想がついた回答でしたが、歌、映画やALTの先生と話したこと、など、音声面から取り入れた英語が、書くことの力につなげられていることに感心しました。リスニングの力(=音として入っている英語の量)がある程度のレベルに達していないとできないことだと思います。

 

・実際に書かれた答案を見せていただきましたが、どの答案も赤坂中での3年間を振り返り、自分の思いや北原先生への感謝の気持ちをストレートに英語で伝えている「手紙」となっています。「自分の考え」や「思い」を伝えるための道具というとして英語を使っていること、理想の「ゴール」がそこにありました。北原先生からのコメントも大変勉強になりました。誰にでも当てはまるようなありきたりのコメントは一切なく、生徒一人一人に対して心のこもったコメントを書かれていました。生徒の英文と先生のコメントから、先生と生徒の間のゆるぎない信頼関係を感じました。英語の授業を通して、このような関係を3年間で築き上げられていること、英語教師としての目指すべき姿を身をもって我々に示してくださっている北原先生の偉大さを改めて感じました。学年末テストアンケート分析、これもとても参考になりました。常々、北原先生がおっしゃっているデータを取る。ということがいかに大切なことか、このアンケートを見るとよくわかりました。「20文以上書いた生徒」が書いた、「書く力になった授業の活動や授業外の学習方法」は後輩たちにとっても、先輩からの貴重なアドバイスとなります。コメントの最後に書いてある(得点・評定・英検取得級)についても大変参考なりました。

 

・3年生学年末テストアンケート分析から、印象に残ったのは、書いた文の数。アンケート内容で、20文以上書いた生徒を対象に質問している内容が、「なぜ、こんなに書けるようになったと思うか、書く力になった授業の活動や授業外の学習法を自由に書いてください。」のところ。生徒の回答としては、・書けるようになったのは、スキットや英語劇のセリフなどを書いたからだと思う。そして家では、英文を毎日10文以上は書いていた。・ライティングノートが身につけることができた。・ALTの先生と話す。単語や熟語は知って損することはない。・洋楽をよく聴くので歌詞を見ながら、一緒に歌ったこと。DisneyのDVDを英語音声日本語字幕設定で見たこと。・スキットの内容を考える時に書き出すと力になると思う。教科書の文を何回も音読してたくさんの文の種類を頭に入れること。・ライティングノートができるようになるとテストの点数も上がるし、評価につながることでやる気が出ました。・外大の友達とSkypeを何回かした。早慶やmarch系の学校の難しい過去問をたくさん解いた。・教科書の文章や対話文を暗記したり、スキットの発表をする前にセリフを自分たちで考えたりすることで英文の表現のストックを増やす。20文に届かなかった生徒に尋ねた書けなかった理由、・単語が頭に入っていなかった。・時間があったらもっとかけた。・どのように書き始めるか、どの思い出を書くか迷った。・単語不足だと思う。・たくさん考えて、わからない単語がちょいちょいあって、何回も調べていたりして。テストを実施した後のアンケートの内容が次年度の指導に大いに役立つと思いました。昨年度は、英作文テストをした後にこのようなアンケートをする時間がなかったので、今年度は是非、やってみたいと思いました。

 

 

北原メソッドの評価・評定 大公開
自己評価カード(下巻 p.131)
個人カルテ (下巻 p.134)
・教室のほうでカルテに点数を記入しておいて、暖色でアンダーライン:8割を超えているもの、寒色でアンダーライン:5割を下回っているものを各自で色分けさせてから面談。

 

・例会では特に評価規準と評価基準のところを必死にメモりました。ピクチャーディスクライビングは何文で何点なのか? スピーキングテストには何点与えているのか?知識・理解はどんな項目で測っているのか?リスニングの定期テストの配点は? など。北原メソッドをトレースしていくときには、このあたりがポイントになってくると思います。幹ちゃんや例会でのハンドアウトで公開されているものもありますが、全学期でどうなっているのかを知る機会はありません。自分の実践では、赤坂中の生徒を目標に評価基準を作ってきましたが、幹ちゃんやハンドアウトから想像して作っていました。生徒をどこまで伸ばすか、の到達目標でもあるのでとても重要なものだと思います。

 

また、今後の大学入試にあり方についての新聞記事の紹介もありました。4技能の民間試験の導入を考えているとのこと、学習指導要領との兼ね合いもあり、まだまだ課題は多そうです。最後に、今後の評価方法の変化について危惧していることがあります。それは観点別評価の4観点が、次の改訂で3観点になるということです。「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力・人間性」の3観点です。知識と技能が一緒になっています。これは良いことなのでしょうか。知識50%・技能50%で評価を出す先生もいれば、知識90%・技能10%で評価を出す先生もいるのではないでしょうか。現に「言語や文化についての知識・理解」は何対何でつけているでしょうか。この観点は「言語についての知識」と「文化についての理解」を測る観点です。恥ずかしながら自分は「文化についての理解」をほとんど測っていません…。そういったことが「知識・技能」についても起こってくるのではないかと予測しています。そして「思考・判断・表現」はどのように測るのでしょうか?あと3~4年でその変化への対応できるように準備しなければと思います。

 

・幹」下巻P.134-136の内容から「表現の能力」以降は、各観点下の評価項目と点数がすでに(少しでなく)違っています。基本の考え方は変わらず進化し続ける北原先生なので。(下巻見てる方へ:もちろん学年で項目は違いますよ)観点ごとに満点が違い、学年ごとにも違ってくるが「いい」。私が北原先生の生徒さんにいつも驚くことが、自分の力がわかっている、ということです。あれはすごい。パフォーマンス系など、大きいものはなぜか…。生徒は、これを初めて見て、どう勉強していけばよいか、合点がいくでしょう。到達点がどこで、自分が何ができて何ができないか、そしてどうすればよいか、がわかって「安心して」学んでいる。北原先生が節目で示しているから。1年後…の先輩の姿を映像で見ているから、点が下向くことがあっても、あそこまで行けるとわかっている。評価されてしっかり受け止める。伸びれば確信してまた進める。そして3年の最後の期末テストと振り返り。

 

*現在完了王・女王テスト…現在完了形の英文に慣れた10月に実施。じゃれマガで目にしたことのある英文20文を1問3点で「継続」、「経験」、「完了」のどれかをアイウで答える選択問題として出題。

 

○北原先生のお宝

・「指導と評価」(2014.2)をいただきました。項目ごとに評価の手立てもかかれてあり、大変参考になりました。

・「指導と評価」という雑誌に北原先生がまとめられた原稿で、四技能の言語活動は具体的に何をやったのか1年~3年まで書いてあります。実践については「幹の本」に詳しく書かれていますが、全体的に俯瞰するには便利な特集です。学習活動と言語活動の違いについてわかりやすく説明されています。。。(引用)言語活動がスポーツで言えば試合に当たるとすれば、学習活動はそれを支える日々の筋力トレーニングや個々のスキルの基礎練習にあたる。豊かな言語活動を展開するには海面下に沈む氷山のような量の学習活動が不可欠である。しかし多くの授業では、その学習活動に時間を取られ、言語活動が豊かにならないという実態がある。豊かな言語活動をしっかりプランし、そのために必要な学習活動を年間指導計画に位置づけなければならない。