5月11日(土) 第165回例会報告

・新学習指導要領に伴う語彙数の大幅増加に伴って、語彙指導をもう一度見直して磨き上げるシリーズが始まった。じゃれマガなどの帯活動はできるだけコンパクトにまとめる必要がある。語彙指導では、「単語リスト」の活用が今後必要になるという研究者がいる。一方で、利点の多いフラッシュカードを使った指導力をもう一度磨き上げて、最小限の時間で最大限の効果を上げる技術を身につける必要がある。映画「コッホ先生と僕らの革命」の使い方は色々あり、映画全部を見せる時間がないとすれば、英語の学習目的に限った場合、例えば、thの発音の重要さを台詞から感じさせたり、to不定詞の使い方を学ばせたりが考えられる。

・今回も北研に参加でき、北原先生はじめ、参加された皆さんに元気を頂き、今月も参加することができて充実した学びの時間、皆さんの笑顔に会えホッとできる癒しの時間を持つことができました。懇親会は南青山の仮校舎から歩いて3分の沖縄料理のお店で、美味しいお料理と飲み物、あんなに食べて飲んで3700円の安さに驚きながら足取り軽く帰宅しました。

・風邪を引き、声がほとんど出ない中、参加させていただきましたが、まさか3人グループ内での1人10分の英語学習についてのスピーチがあるとは。。。四苦八苦しながら話しました。(声が出ないからです!笑)同じグループの先生方ありがとうございました。でもやっぱり元気をもらえたので、行けて良かったです。

0 上智大学の学生さんより北原先生の授業を参観した感想(英語)

・北原先生の授業を参観した上智大学の学生のスピーチ(授業の感想)を聞きました。北原先生が「感想・・・じゃ、英語でやってもらおうかな♪」とニコニコしながら言った時は、北原先生も学生相手に酷なことを、と思いましたが、その学生はフィリピンでの教育を受けたバイリンガルで、羨ましいほど流暢に英語を披露してくれました。

・今年度は北原先生のラストイヤーで授業公開はしないのですが、北原先生の現在教えられている上智大学の学生さんには授業参観を許可したとのことで、今回の北研にも参加され授業参観の感想を英語で話してくれました。

・今日と6月授業参観あるけども、新校舎ではもう参観はなしとのこと。特別に参加された上智大学の教え子さんのスピーチ(感想)がありました。フィリピンのバックグラウンドがある男子学生さん。北原先生の授業参観をしてアクティビティ中心だった。辞書、時間をB.D.のタスクの後、スモールティーチャー。ライティング。完成された方法だと思うとのこと。

・生徒が自律的に学習している。お互いに教えあっている。辞書の活用の場面やタスクに取り組む場面でもでもお互いに助け合っている。

・生徒の自立した学習が確立されている。先生の説明や話しなどまったくないままにスタートし生徒たちはやるべきことの流れを熟知していてどんどん活動をしている。「活動」を中心に本当に生徒が自主的に動いている。生徒が授業の間中、ずっと頭をフル活動している。

・北原先生の授業を参観した上智大学の学生の方が英語で授業の感想を話してくださいました。彼はフィリピンの教育を受けており、バイリンガルとのこと。本当にうらやましいほど流ちょうな英語でした。辞書引きの活動や教えあい活動(スモールティーチャー)など、北原メソッドのエッセンスを的確に捉えていました。

・指示がなくても生徒が動く。教えあいが多くある、辞書活動など終わった人がまだの人を助け合う。Small teachersが活躍する。統合的な教育を見習いたい。

・初めに、上智大学から北原先生の授業を参観しにいらした学生さんの、参観後の感想を聞きました。バイリンガルで流暢な英語で話されました。生徒の自立した学習スタイル(先生が指示をされなくても、自ら次の活動に移っていけるなど。)やスモール・ティーチャーによる活躍、助け合いなどについて触れていました。

1 北原の英語学習事始め(英語スピーチ)

(1)4月13日(土)名古屋都市センターにおけるジャレル先生最終講義によせて

原稿なし、メモなし、即興

内容:4、5歳アルファベット学んだ その前には、国旗全部覚えた 周りは神童だと思った

・中学生 授業内容にショックだった。英語ができるいい先生と評判だったが、やっている内容は好きでない。アメリカンコメディー「モンキーズ」だけは面白かった。音楽がよかった 父に買ってくれるように頼んだ。

擦り切れるまで聞いたから覚えた。意味は分からなかったので、独学で辞書を使い始めた。当時の英語の成績は3だった。2年生の時、初任の先生が来て、斬新な教授法で教えてくれた。教科書はやらず、毎回音楽を聞かせてくれる。不安になった友達がたくさん塾に行き始めた。英語の歌詞は教科書よりレベルが高かったので、歌詞を独学で勉強していたら成績が自然と上がった。その時はCDもない。Listen to radio ラジオの前に座って、好きな曲が流れるまでずっと待っていたら,いつ音楽が流れるかわかるようになった。意味はわからなかったが、音が頭の中にたくさんストックされた。レコードで聞いた歌詞をディクテーションして,レコード屋に行って、歌詞カードを見て暗記して3つ回るころには全部が終わった。30歳の時にイングランドに行ったとき、ビートルズが流れていた時、全て歌えた。地元の人が驚いた デュエットをストリートミュージシャンとした。東京外語大学ドイツ語学科に入った。授業は高校より英語の授業のレベルが低かった。だからESSに入って、英語劇をやった。それによって、英語がよりできるようになった。

・英語をマスターするまでの話。ネイティブスピーカーと英検一級を何度も取られた方を前に話すのはどんな気持ちか想像してほしい。北原先生は、ABCは5歳くらいで覚えたが、国旗に興味を持ち、覚えていたので、神の子(神童)と呼ばれていた。中学校での英語には失望した。退屈で二度と勉強したくないと思った。アメリカンコメディ、モンキーズには興味を持っていた。父親に頼み、ポータブルレコーダーを購入。レコードが擦り切れるほど聴いた。意味がわからなかったので辞書を引いて調べた。中2の時、新しい英語の先生が外大卒で大きなテープレコーダーで毎時間音楽を聴かせてくれた。他の生徒は塾に行ったが、北原先生は喜んだ。教科書の英語は歌より簡単だった。成績はトップ5に入った。ラジオでFENを聞いた。意味はわからないが、たくさんの英語が蓄積されていった。レコード屋さんで買わずに歌詞をみて暗記して覚えた。たくさんの曲を覚えた。イギリスの大学に30代で行った時、イギリス人より正確に歌えた。外大の授業は高校の時よりも低かった。しかし、生徒たちは英語は流暢だった。

・私の耳には、北原先生の英語が一番わかりやすく、耳に心地よいです。日本人の話す英語として理想的なレベルをクリアし、聞きやすいです。授業で話し使いたい英語の基準、モデルだと思います。自分の伝えたいこと、得意なことなどについては、スピーチはやりやすいものだと感じました。

(一部内容抜粋)子供時代、世界の国旗をすべて覚えて、God Childと言われた。英語が面白いと思ったのは、American comedy=モンキーズの楽しさが心をとらえたから。シングルレコードを擦り切れるまで聞いて覚えた。Every single noteを覚えた。中学時代の先生は、古い教え方はせず、毎回大きなテレコを持ち込んで音楽を流した。I memorize every songs.中学時代はwith music, through musicで英語を学んだ。Listen and listen to the music, songs. FENを聞いて、音楽が聴こえるのを待っていた。音楽を聴いて、自分でHit Chartを作った。たくさん英語の歌を歌った。大学では英語の授業・講義のレベルが低かったので、ESSに入って英語力を鍛えた。

・北原先生が英語でご自身の英語学習史を語られている様子が収録されているDVDを視聴。「原稿なし、メモなし、即興」ということでしたが、13分にわたり微笑みながらよどみなく、ジョークを随所に交え、笑わせながらのスピーチ。

 --印象にのこったこととして--テレビでやっていたモンキーズが大好きになり、洋楽にも興味をもった。中学の授業は、期待に反して全く退屈で、sneak outした。(not physically but at heart)(ここで笑い)中2の途中から来た東京外大出身の先生がthrew away old style teaching. 毎回、オープンリールのテープで英語の歌を聞かせてくれた。周りの子たちは塾に行き始め、喜んでいたのは北原少年だけ。(ここも笑)I taught myself how to use dictionaries. No one taught me how to do it. 今の北原メソッドの根っこにはやはりこういう体験がおありだったのだ、とわかりました。

・5歳の時、隣に住んでいた人から英語(アルファヘ゛ット)を習う。世界の国旗を覚えるのが好きだった。中学生になり、英語の授業が嫌で寝ていた。アメリカンコメディで使用されたThe monkeysに出会い、やる気が出て、レコードをたくさん聞くようになった。教科書を使わずにテープレコーダーばかり使って、毎回歌を聞かせてくれる先生が来た。それからラジオFENをよく聞いた。レコード店で曲の歌詞を見て暗記し、だいたい3軒まわると1曲の歌詞が仕上がる感じだった。

・5歳の時に隣に住んでいた女性からアルファベットを習った。その頃世界の国旗を覚えるのが好きで全てを暗記してしまっていた。→祖父母は北原先生のことを「神童」だと思った。中学に入って英語の授業がつまらなく、心の中ではエスケープしたい気持ちだった。モンキーズの曲に魅せられていった。モンキーズ主演のアメリカンドラマが放映されていた。モンキーズのメンバーは大変流暢な日本語を話していて凄いと思った。(笑)ラジオの前に座りFEN(Far East Network)を聞き自分の好きな曲が流れるのをずっと待った。町にある3軒のレコード屋さんをはしごして1曲の歌詞を確認した。新任教員がやってきて教科書なんかやらずに英語の歌ばかりやっていた。→他の生徒は塾へ行き始めた。所謂「受験勉強」をせずに東京外大に合格した。入ってみたら、授業が自分の高校のレベルより低かった。→ESSに入る。

・小さい頃から記憶力に優れ、4~5歳でアルファベット、国旗などをたくさん覚えていた。外国語に対する興味があった。中学入学後の授業には失望し、退屈だった。唯一、心をつかんだのはアメリカのコメディーモンキーズ。モンキーズのレコードを繰り返し聞き、辞書を使いながら覚えた。中2~新しい先生との出会い。毎時間英語の歌を歌い覚え、夢中になった。しかし、他の友達は、歌では学べないと思ったようで塾に通い始めた。FENを聞き始め、英語の歌を書きとった。分からない歌はレコード店に行き歌詞カードを見て覚えた。自分でオリジナルヒットチャートを作るほどのめりこんだ。大学はドイツ語科。高校でラッセルなどを読んでいたので大学の英語はむしろ易しく感じた。ESSに入り英語のドラマ作りに取り組んだ。30代で文科省(当時は文部省)の派遣で半年英国へ。労働者階級のパブに行ったところ、彼らが歌えない歌も歌えた。英語の歌にのめり込んだ効用。パブではうけた。自分の英語はまだまだである、マスター途上であるが、参考になればうれしい。

・北原先生は4,5歳の頃、近くに住んでいた外国人にアルファベットを教えてもらったのが興味を持ったきっかけだったそうですが、残念ながら中学校の英語の授業は北原先生の興味をひくものではなかったそうです。一番の勉強になったのは音楽(洋楽)で、歌詞の意味はわからなくとも音(発音)は入ったそうです。~とても共感する内容でした。まずは好きにさせる、興味を持たせる、そして音を自然な形で耳(脳)に慣れさせ、そして文字を読ませる。書くのは最後、ということなんだなと思いました。

(2)北研会員によるスピーチ(3人グループ、目標1人10分、つまったら交代)

・学生時代は教科書から学んだ。教科書をほとんど暗記した。女子校で先生もみな女性だった。リンガフォンという当時最新の機器を使った。北原先生と同じくFEN(AFN)を聞いた。仕事が終わったら、英会話や翻訳の学校に通って学習した。大学ではクラブで学んだ。

・父親が自分の名前を生まれ月のJuneから名付けたのを聞いて英語に興味を持った。英語の授業の初めに英語の歌を歌った。基礎英語を録音して部活の後に聞いた。Voice tube→英語字幕などが出せるアプリを活用したり、Native camp→オンライン英会話を活用したりしている。北研を知って9年、英検も取った。

・幼稚園の時、友達のお母さんが英語を教えてくれて、発音をほめてくれてからずっと英語が好き。小学5年から塾に中学校の勉強のために行ったが、成績は良かったが、面白くなかった。結婚後英語を学び直し、資格を取った。英会話スクールにも通ったがあまり上達しなかった。結婚した主人の性格がオープンで真似をしてみた。

・奇遇にも、当日の相席のお仲間は、上智大学英文科OBの二人。留学経験、英検1級の方2名と。はからずも、上智VS外語大の構図となりました(笑)初参加の先生方とも講座前から楽しくお話していたので、リラックスして会話を楽しめました。(誰と話すかも大事ですね)また「聞く」姿勢も大事です。T先生はNZやLAの大学にも1年留学されていました。正統派のアメリカ・アイビー英語という感じでとても聞き取りやすい端正な英語でした。S先生も。私は3歳のころから、親に「英語を教えて」とねだり、小5、小6のころからテレビで偶然見たり本で読んだ英語のフレーズ、中国語の音が面白いと思い、今での覚えている「サウンド・フェチ」だったことから入りました。外国語へのinterestのところから会話を始めると、あっという間にちょうど10分話しました。お2人が「モノトーク」だったので、ところどころ『質問』をインサートしたところ、場が盛り上がりいい感じで話も広がりました。10分のスピーチの中に、質問を入れるとコミュニカティブになると思ったので、わたしも自分の英語ヒストリーの中に、ところどころジェスチャーや質問、疑問をなげかけてみました。「一人で話しすぎることなく、相手の予想や意見を聞いて話す」こと、授業と同じで大切でした。こうなると「単なる英語力」だけでなく、「教える技術、伝える技術」が大いに効果を発揮します。自分の話したいこととなると、あまり英語を考えなくても自然に英語が出てくること。今回のようにたくさん人の話す英語を聞くと、耳や舌も慣れてきやすいと思い、授業にも生かせると思いました。⇒日本にいても、この形で英語の耳や会話力を鍛えることは可能ですね。『Talking Marathon』とでもいいましょうか。

・その後、3人グループになり、10分間英語でスピーチをしました。内容は自分が英語学習を始めたきっかけ、英語を好きになったきっかけなどです。先述した学生と同じテーブルでした。上智大学の入試の英語のテストは彼にとってかなり簡単だったと言っていました。当時、必死こいて上智の過去問を読解していたことを思い出しました。自分のスピーチに関しては、特にネタもなかったので10分間喋りきることはできませんでした。考えてみれば、なぜ英語が好きでかつ得意だったかなんて・・・。

・机の横並び3人で30分間!(ひとり10分ずつ)自分の「英語学習事始め」を英語で語るという課題。私のグループは、やはりみな洋楽との出会いThe Carpenters, The Beatles, Michael Jackson, でした。M .JacksonのHeal the World など共通の授業で歌っている曲があって盛り上がりました。それから、早い時期の良い先生との出会いがその後を決定づけているというのも北原先生と共通点。一人10分と言われ、えっそんなに話すの?と思いましたが、あっという間の楽しい30分で、もっと話したい、聞きたいとおもいました。

・1人10分、合計30分間の活動でしたが、30分とは思えないほどすぐに過ぎてしまいました。北研メンバーの先生方のお話をたくさん聞かせていただき、楽しい時間でした。一方で、実際に10分やってみて、自分のスピーチ力やボキャブラリーの乏しさに悲しくなりました。しかし、改めて自分がどのように英語を学び、なぜ英語の教員を選び、そして今に至るのかを考える機会となり、これからするべきこともいくつか見つかりました。

・3人とも共通していたのが,アルクの通信教材でした。その他,ラジオ講座を通勤の車の中で聞く,留学,英会話のレッスンを受ける,ALTと話す,貿易会社で勤務していた経験から,Eメールがとてもよい,などなど…

・自分自身がスピーチをする際には、少人数でもドキドキ緊張しました。しかし、聞いている先生方がうんうんとうなずいてくれたり、描写が不十分な部分をフォローしてくれたりしました。また、トピックが自分自身が英語を好きになるきっかけや英語教師を目指した動機に関することでもあるので、話している間にもあれこれ思い出し、適切な(かつわかりやすい)表現は何かと考え、話しながら別なことを考えるという脳のトレーニングができたと思います。先生方が忙しい現在でもスキルアップに励んでいる話を伺い、刺激と励ましをいただきました。

・その後、近くの先生方と自分のことについてのスピーチをしました。一人10分ずつのスピーチでしたが、小グループだったこと、自分の好きな分野の話だったこと、ということであっという間に時間がたったような気がします。そしてとても共感的に聞いていただけたことも、話がはずんだ要因のひとつだったと思います。一緒のグループになっていただいた先生方ありがとうございました。そしてみなさん音楽に影響を受けたという共通点も嬉しかったです。

・お隣のI先生、K先生とスピーチ。自分のことも振り返るきっかけになりました。自分たちのスピーチが終わった後に最近の自分たちの勉強法について話し、I先生からNHK NEWSLINEを、K先生からYoutubeの「バイリンガール」さんのチャンネルを見ていることを聞きました。見てみたらオーストラリアの生活について知ることができる面白いチャンネルでした。

(北原先生からのコメント)

・意外とできる、なんで?グループだから楽。知ってるメンバーだから,わかなかったらすぐ質問してくれる。内容も政治問題とかだったら教師でも10分は厳しい。だから、生徒にもまずは好きなことから話せるようになればいいのでは?というスタンス。10数年前につくばエクスプレス通る前に筑波の研修に呼ばれた。丸々一日で全国の指導主事を呼ぶ研修。午前中3時間午後3時間 英語3時間だから、メモはしても事前に台本は作れない。話す内容があればできる。得意なことから入ってくればいいんじゃないの?

・10分間意外と話せたのは何故か?プレッシャーがないから結構話せた。知り合いが多く、わかっているか聞いているか表情がわかるから安心して話せる。北原先生が初めて講演会でつくばに呼ばれた時、午前3時間、午後3時間話した時はなかなか準備が大変だった。

・「なぜ3人だと話せたのか?」「みんなの前でのスピーチだったら?」という投げかけがありました。「人数が少ない(小グループ)。プレッシャーが少ない。話す内容がある」等。そしてそれは、「生徒にとっても同じ」。ハードルを下げることで、話しやすい雰囲気になる。また、話題は、「得意なところから入っていけばいい。」

・北原先生から「意外としゃべれたでしょ。なんで?」という問いかけがありました。その中で挙げられたこと。話す内容がある。プレッシャーがない。話しやすい環境がある。人が少ない。反応してくれる。-これらのことは、生徒が発表する際の環境づくりにもつながることだと思いました。-

2 2年生の週案

・先月に続き今月は2年生の週案をいただきました。このような形でデータ化しておくと,次年度からも使用できます。進度の確認をすることもできるし,流れもよくわかります。やり残してしまう活動もないし,とても実用的だと思います。1時間で行う活動が多いことが週案から分かります。1年次から生徒が授業の流れに慣れていけば活動がスムーズに流れるのだと思います。私もこのような形で作成したいと思いました。

・前回の1年生に続いて、2年生の週案も1年間分いただきました。ありがとうございます。

北原先生の週案をよくよく見ると、スーパーペアワークの頻度が高い(4月には一挙に3ページも!)ことや、50分の授業で行う活動が豊富なこと、幹の本にある通り教科書の内容を1月末に終了することなど、多くの気づきがあります。前回のレポートでも申し上げましたが、自分自身も1年生で作成しつつあります。1学年を3人の教員で教えているので、担当する教員やクラスによって進度が少しずつずれることも度々あります。

そのようなときに、このような北原先生方式の週案は、どのクラスがどこまで進んでいるのか確認をしたり調整する際に非常に役に立ちます。(私は、表の右側にその活動を行う予定日と実際に行った日を書ける欄を作っています。)縦にも横にも見通すことは、従来の「週」案ではできなかったことです。週案を作ることにエネルギーを注ぎすぎてはいけませんが、これからも更新&カスタマイズして、上手に働き方改革をしていきます。

・感想は以下の3点です。

①流れがシンプル(Aパターン、Bパターンでテンポよく進む)2月からラウンド2に入るため、1巡目はさらりと。

②パフォーマンステストに向けた流れが固定(先輩ビデオ視聴、スキット作り、リハ、本番、ビデオ視聴・相互評価)

③スーパーペアワークを多く使用(サンシャインのアクティビティの代替?)

・気になった点。

●教科書1つのレッスンにつき、大体2コマ使っている。1回の授業の中に、「読む」、「聞く」、「話す」、「書く」の全ての活動が入っている。

●教科書以外のテキストを多く使用している。(スーパーペアワーク、Talk&Talk、Listening Trainingなど)

※Listening Trainingは自分もこの4月から授業で使っていますが、授業前の帯活動や、ちょっとした隙間時間に行うことができ、授業時間を有効に使うことができます。内容もおもしろく、生徒たちも集中して取り組んでいます。おすすめです。書店で注文できます。

●スピーキングプロジェクト発表に4~5コマ使う。発表後、必ず生徒たちにパフォーマンスを撮影した映像を見せ、相互評価させる。

※パフォーマンステストの様子を生徒に見せることは、今までしていませんでしたが、生徒に自分が話しているところを見せることによって、客観的に自分を見ることができるので、今後行っていきたいと思いました。

●その他、生徒を飽きさせない工夫がもりだくさん

・ALTの派遣会社に定期的に事前に授業計画書を送る先生の見本もいただきました(貴重)いただいた週案のものを張り付けたものでした、メッセージにはJoelとは7年働いているからやることが分かっているから簡潔に書くとありました。

この週案によると、中2は4月からすでにそのまんまスキット5回、スーパーペアワーク6回、talk & talk6回、歌2曲、先輩のGWのエッセーを読んで書く、Unit2-3まで終了となっています。それは力尽くな!と言う印象です。まず、北原先生においつくためには無駄な時間をいかに省いて生徒の年間での活動量を近づけていくことが大切かなと思いました。島田先生からリスニングやパターンプラクティスをする際に出てきた新出単語の扱いへの質問が投げかけられました。丁寧にやることが実は生徒の活動の時間を奪ってしまうことになるのでしょう。私も金曜日に先輩の先生に「先生の投げかけのクエスチョン分かっていない生徒がいたから文字にしてあげるといいのでは?」とアドバイスをもらいました。みんなに分からせようと教師なら思うことが返って、裏目に出る。オールイングリッシュの授業も初めは「先生がなんて言っているか分からない」と不満に思っても、1年続けていくと耳が慣れてきたと嬉しそうに言っています。その初めのもどかしい時期を我慢せず英語いったあとすぐ日本語言ったりしてしまうと日本語待ちの生徒になりますよね。私もなかなか我慢してその時期を超えられているとは言えないです。適当でいいじゃん!そのうち分かってくるよ!ってアドバイスしてくれる指導教官っているのでしょうか?

・最初にオリエンテーションを行い、ペアの座席決め、副教材の配布、記名、歌The Loco-motionを聞く、英検4級のCan-do調査、教科書の概観(何をいつ習うか)を説明、1学期の目標確認(My Project4についての説明)までを行う。この1回で、1学期の見通しが生徒もはっきりする。生徒にしっかり見通しを持たせることで学習意欲を沸かせることができ、モチベーションをキープ出来ると思われる。オリエンテーション2回目でクイックQ&Aパート1、読みトレ50と「後輩に伝える勉強法」を読むことで身近な先輩の生きたアドバイスを知り、さらに学習意欲を上げさせることが出来る。改めて見てみると毎回の授業がすべて計算され、盛りだくさんな内容で、見ているだけでワクワクする。4月の5回目の授業で英検の説明をしたり、区切りでは必ず先輩の日記を読ませたり、映像を見せたりしてイメージさせ、どんどんパクっていいと言うあたり、時短でもあり、生徒もさらにもっと上を目指そうとする気持ちを促すテクニックを感じた。12月の半ば過ぎに4級伸び調査をし、自分でも力が付いていることを自覚させる。1月半ばには教科書を終えて、My Project 6のCM作りをする。復習に入り、Unit3から文法確認、BDスキットと暗写を行う。間にスピーキングテストや発音王女王ランキングテストを行う。3学期3月に4級伸び調査を再度行う。3月に末までに2年生の復習をすべて行い、積み残しがない。毎学期末にはコンサルテーションを行い、生徒自身に自己評価と今後のアドバイスを行う。すべて生徒目線に立って力をつける指導計画である。北原先生のように、先を見通し、この時までにここまでの力をつけるというビジョンをしっかり持ち、そのためのアイテムを教材研究し、生徒自身に力がついていることを認識させ、しかも楽しい授業を行いたいと思いました。

・北原先生作成の2年生の週案をいただきました。

〇スタート地点で「Can-Do調査(4級)」「教科書の概観(何をいつ習う)」「1学期の目標確認」「後輩に伝える勉強を読む」という活動で、ゴール地点の確認や見通しを持たせること、先輩から学ぶ、という部分を押させること。

〇「たくさんの繰り返し」を行って定着を目指す。

〇ゴールを提示する際には「先輩の作品」「先輩の映像」を使う。

・生徒が「何ができるようになればいいのか(目標の提示)」「できるようになるためには何をすればいいのか(先輩からのアドバイス)」を認識することが生徒の学習意欲を高めることにつながる。Out-put活動の入り口に、必ず「先輩の映像を見る」や「先輩の原稿を読む」という活動があることで、生徒は目標を確認すると同時に、先輩たちの英文を参考することで、全員が「自分にもできる」という意欲ももつことができる。また、映像を撮影し、必ず振り返りとして自分たちの発表を振り返ることで、改善点を把握し、さらに上を目指す意欲へとつながっていく。この流れの繰り返しやタイミングを1年通じて確認できたことは大変勉強になりました。この流れの中で赤坂中の生徒さんは自律的な学習者へと育っていく、ということを感じました。

・レジュメに、北研HPおよび先月の例会参加者からのこの件に関する部分のレポートが列挙されているのを、参加者は各自じっくり目を通す。先生方がくいいるように読んで、ご自身の日頃の実践に照らして感じた事をかなり力をいれて書かれている。明確な到達意目標から逆算したバックワードデザイン、教科書本文に加え、パフォーマンステストや、教科書以外のactivitiyが多く、それでいて1月には全unitがおわり、紙芝居、スキット、2ラウンドと進む、といった北原メソッドの特徴が一望できるものを頂くことができて、それを真似しながら研鑽していけるのを有り難く思いました。

・2年生の1年分の週案をいただきました。見やすくすっきり1年の流れを知ることができます。情報量がそんなに多くはないので他の先生はおわかりになるかな、と思ったのですが、ずっと北研に通われているK先生には十分理解できるそうです。

・わたしたちは提出はありませんが、自分のために詳しい指導案を毎日つけるのと同時に、自分の目安のためにつけています。4月からの指導時数と内容の参考になりました。1日でじつにさまざまな活動を入れて多彩な授業をされていることに驚きます。

・実際に使っている週案です。いつ何を教えるのかを把握することができるのでいつも助かっております。進度も把握するのに役立つものなので、英語科が複数人いる場合にも活躍するものだと思います。現在コツコツとエクセルで自分も作成中です。

・4月例会での1年生週案(1年分)に対するML上のコメントのまとめが掲載。拙文を見つけびっくり。他の先生方のような鋭い分析ではなく自分を鼓舞している文を載せて頂き、恐縮です。ML上に「北原メソッドは英語教授法にとどまらずもっと深い教育的価値がある。短い期間でも触れるのと触れないのとでは生徒は大きく変わる可能性がある。」という主旨だと私が読み取った文がありました。(もう一度正確に写そうとしましたが見つけられず。)なるほど。ほんの少しでも近づきたいと思う私にとっては「短い期間でも」という箇所が救いの言葉です。

・前回に引き続き2年生の週案を頂きました。貴重な資料を惜しげもなく頂き感謝です。以下自分の気づき。

●最初の授業で「教科書の概観(何をいつ習う)」や1学期の目標確認(My Project4)についての説明。 めあてを持って学ぶ重要性。

●「後輩に伝える勉強法」を授業で読む。他にも「先輩の連休日記を読む。パクる」「先輩のビデオを見る。」など、たくさん提示すると生徒は自然に学び、どんどん自分の物にする。伝統になる。

●定期テスト前の「クラス対抗復習合戦」班対抗ではなく、クラス対抗。

●音読テストは1週間前に告知。・1月から復習開始。・小学校でのプレゼン準備は3月より。

・週案昨年度の2年生の週案を頂きました。いつも北原先生に見せて頂く生徒さんのビデオですが、2年生では5回のビデオ撮影が計画されていました。そしてそれぞれのビデオ撮影のあとには、「ビデオ視聴」があり、相互評価があるということが興味深く、もっと詳しく聞いてみたかったです。私も北原先生の指導法に出会ってから、音読テストや生徒の発表、スピーチなどビデオに撮るようにしていますが、あとで振り返って自分達の発表をビデオで見るということはさせたことがありませんでした。自分の発表を自分で見るというのは、客観的に振り返りができて良いと思いました。また、週案の一番右に「累積数」とあって、最後の数が167だったのですが、授業数が167ということになるのでしょうか…?とても貴重な資料で、研修会の後でゆっくり見れば見るほど、もっと詳しくお尋ねしたい内容が出てきて…もっとよく理解したいと思います。2年生は学習内容がたくさん詰まっていますが、1月の最終週からは復習がはじまっていました。私も今年の2年生はこれを目指したいと思います。

・時間をいただき、全員で週案を見ました。感じたことを箇条書きにします。

●とにかくSPWやTalk&Talkをちりばめ、英語を活用する確保している(多いときは1つの授業で3種類)

●歌は年間で14曲。

●ディクテーションは9月から。

●目的、目標の設定が明確。生徒に「何のための活動なのか」をしっかり理解させている。

●先輩たちの姿(メッセージを含む)をしっかり認識させている。これは、授業だけでなく、学校づくりにも大切なことだと思った。学校に戻り、改めてこの大切さを再認識しました。

●音読テストの告知 ※実施の約2週間前

●Sunshineのmy projectの導入(6月、1月)

●9月の職場体験、10月の体験報告から逆算して、総合の取組が始まる頃(6?7月)にSWが意図的に組まれている。

●フォニックスの単語書きは、1月から。語彙がたまってから。つづりと音の関係性の確認。→教科書終了。

●三学期は、2ラウンド目。発音王女王テストで、モチベーションをアップ。

●全ては、紙芝居に向かって、計画的に授業や活動が構成されている。そして、赤坂小学校での公開があることで、より目標が子どもたちに明確になり、モチベーションも変わってくる。また、自分達の後輩に向けて行うことで、様々な意識が大きく変わると思う。

・先月の皆さんのレポートを拝見させていただき、分析ポイントや気づいたことなど多くのことが参考になりました。海老名市では、週案の冊子は配られるものの、提出する義務はありません。全て各先生方の裁量となっています(計画的に授業を進めるために活用している方がどれだけいるのか…)。北原先生の週案を、私は初めて拝見させていただいたのですが、自分が作ったものがいかに薄いものであるかを実感しました。同じ学年を教えている先生とも情報共有しながら、計画を修正してみたいと思います。本当に貴重資料をありがとうございました。

・北原先生が歌をどのタイミングでどの曲を使っているのかをポイントに見ていました。英語の授業の「幹」をつくる本下巻ではThe Loco-Motionは2学期にグループ分けされていましたが、1学期にも使ったりするのだな、とか、YMCAが入っていたり5月までの間に3~4曲入っていたのがより多くの曲を聞けていいなと思いました。詳しい分析にはコロンブスの教科書を購入しないといけないな…と前回から思っています。

・4月に1学期の目標確認がされている。

・それぞれの活動の前に、「後輩に伝える勉強法」、「先輩の連休日記を読む」、「先輩のビデオを見る」など、目指す姿を明確に持った後に生徒が活動に入っている。そのため、教師による説明などに時間を取らなくても、年々レベルアップしたものなるのだと感じました。

・1年生の週案と比べると、断然ビデオ撮りが多いです。また、Spiral Worksheetで何度も振り返って復習しています。1学期の目標確認のところで、6月に行うMy Project スキット作りについて説明し、ゴールをはっきりさせています。ビデオは6月、10月2回、11月、1月、3月と年間6回も行っています。楽しいコミュニケーション活動がどんどん展開し、生徒たちが北原メソッドで能力を開花させていくようすが手に取るように解ります。一方、1月には教科書の内容が全て終了し、UNIT3から9までの復習を残り時間に当てます。文法の確認や、暗写、発音王女王ランキングテストなど1年次にはほとんどなかった活動も増えています。全てのビデオ撮り活動が、先輩のビデオ視聴⇒スキット作り⇒ビデオ撮り⇒相互評価と4回で終わっているのが素晴らしい。本当に見れば見るほど、自分には真似のできないレッスン計画だと感心します。読めば読むほど味のある週案です。3年次にはどうなるのか、次回も楽しみです。

・4月の1年生の週案をもらった先生方からのレポートをまとめたものを読みました。たくさんの先生方が書いておられますが、やはりこれだけ年間の見通しと計画がきちんともってされていることがあらためてわかりました。パフォーマンステストに取り組むときも、何時間くらい前に先輩のビデオを見せて原稿づくりの取り組むのかというようなこともわかります。熊本市の中英研で、「バックワードデザインで授業を組み立てる」ことを呼びかけていますが、ここまでしっかりしたものは誰も作っていないと思います。ここまでの見通しを持つことをしていかなくてはならないと思いました。

・現在、飛び込みで2年生の主担当になりました。1年分の週案を拝見させていただくことができ、毎時間の内容や年間を通した進度など、大変貴重な資料となりました。今年度、私にとっては初めてSunshineを採用している地区へ異動となり、北原先生の指導案と確認し、すでに少し進度が遅れていることや、1時間の中で北原先生が行われている内容と比べて、Activityの数が圧倒的に少ないことを感じました。目の前の生徒の様子を観察しつつ、私自身の進め方における問題点などは改善していかなければと思いました。

・先週に続き、北原先生の週案を拝見しました。4月のオリエンテーションで年間計画のような予定を伝え、「後輩に伝える勉強法」を読むことで、自分にあう学習方法や学習計画を考える機会になり、それが自主的な学習につながると思います。また授業が非常に中身が濃く、2年生の5~6月にかけては「そのまんまスキット」を1つのUnitの中で、2、3回実施し、その後そのまんまスキットではないですが、オリジナルスキットやスーパーペアワークなどのペアによる活動で英語を練習する、学び合う形で進めていらっしゃいます。3学期は復習中心に進め、2年生の学習内容の定着を計っていらっしゃいます。英語の歌も多く扱っていらっしゃり、自分の実践としてはレパートリーが少ないので、こちらも参考にさせていただこうと思います。貴重な資料を本当にありがとうございます。

・他の方も書かれていましたが、読む度に発見があったり、これは?と気になる点も出てきます。この後1年生のものも再度見たいと思います。

・配布される週案と何が違うか・・・東京なので、私も毎週提出をすることになっています。しかし、学期分の日付や行事、授業変更等は分かる範囲で記入していますが、これまで先の学期まで記入したことがありません。翌週の内容が書けていればOKとずっと考えていた(言われてもきた)ため、1か月、半年、1年後を見通して細かく考えることは冊子の週案ではしていません。やったとしても、可視化できず、実用性をもたないものとなると思います。北原式週案ですと、1年後、2年後、そして中学3年間を見通してどのような力をつけていくのかを考え、そのための毎時間の活動(そのまんまスキット、音読、スーパーペアワーク、英語の歌、スパイラルワークシート、リスニングトレーニング、Talk & Talk、Wednesday Lessonの映画→「何を、いつ、何回に分けて見せるのか」)やパフォーマンステスト(先輩の書いたものや英文を見せるタイミング、リハーサル、ビデオ撮り、ビデオ視聴の計画)、テスト前の活動(Word Definition Game, Sentence Telepathy)、諸々が意味のある活動であることが立体的に見えてきます。そして、自分のものと大きく異なるのは、教科書の進度とパフォーマンス活動の多さです。北原先生は1月半ばには教科書を終え、その後3つのパフォーマンス(CMスキット、Speaking Test:場面と人間関係、昔話絵本の読み聞かせのビデオ撮りと小学校公演)が入っています。それ以外に1学期(6月)にはMy Project4スキットづくり、2学期には職場体験の報告(10月)、買い物スキット(11月)があります。そして、教科書が終わってからは教科書2巡目★[Unit3からの文法確認、Basic Dialog、暗写]に入り、7週にわたり★を積み重ねていきます。北原メソッドで授業をしているつもりでしたが、この1年間の流れを見て1時間の授業の中に、ムダ、不要な説明がまだまだあり、もっと生徒のためになる活動へシフトしていけるようにする必要があります。幹本やいただいた週案、皆さんのレポートを何度も見て、理解を深めていきたいです。

・「港区には週に一回、国際科という授業があり、半分がスピーキング、残り半分を映画の授業を行っている。」週案では、Talk & Talkを二つずつ行っているのが分かる。

(1学期)

Project4のスキット作りができたり、夏休みに日記が書けるように、過去形、現在形、未来形を使いこなせるようにする。助動詞による質問と答えも自然にできるようにする。オリエンテーションで長期的な目標を確認した後、学期のはじめには、SPWとTalk & Talkを活用しながら、生徒同士の横の繋がりを作ると同時に、

文単位の練習を多くしている。small teachersの活躍が目に浮かぶようである。英語の授業を通しての学級経営である。「私の春休み」は、4月の終わりに行い、夏休みの宿題への準備として、「連休日記」をする。

(2学期)

3年生への橋渡しで、学期の終わりにはまとまった英文を速読・精読できるようにする。文を読み取るときに誤読を防ぐ鍵となる不定詞は9月にまとめて行い、その後、繰り返し復習できるようにする。2学期中間試験直後に、Word Squareを使って、各自で語彙力を確かめる。その後、先輩のビデオを参考にして、それまでの集大成として「職場体験」「道案内」を立て続けにやる間に、おそらく、各自で必要な学習を進めているのではないだろうか。自分で表現したい文を言う事が、必要な新しい語句の取得につながる。10月と11月で比較級・最上級。大学入試の論述試験でグラフを使った出題が見られるので、この段階でじっくりと取り組むことに大きな意味がある。

(3学期)

1月に教科書を終えて、紙芝居に向けて、スキッド作りで下地を作り、学年末試験をもう一つの目標に、教科書全体をもう一度読み込ませる。1年生の時よりも、スキッドの数が多く、アウトプットを繰り返すことで総合的な復習になっている。

3 じゃれマガ

・じゃれマガ2019 No.12 Wednesday, May 8

When was the worst traffic jam in history? The longest traffic jam was probably in February 1980 in France when people were coming back from winter holidays. It was 175 kilometers long! In 1990, the year after the Berlin Wall came down, there was a very bad traffic jam in Germany at Easter. Germans were free to travel between East and West Germany for the first time, and about 18 million people were caught on the roads as they tried to see their relatives. In August 2010 in China, there was a terrible traffic jam that went on for 2 weeks. Some drivers were in their cars for 5 days!

・5月8日のThe Worst Traffic Jamを使用しました。スピーディに次から次へと先生から質問され,それに答えているうちに7分が経過しました。生徒に質問するところには予めアンダーラインが引かれていました。所々,答えが分からなかったり,そのスピードについて行けずに周りの先生方が答えるのを聞いている瞬間があったりもしたのですが,まぁいいか,と思えました。全て分からなければ気が済まないのではなく,「またどこかで出て来るだろう」くらいの気持ちでいるのがいいのだと思いました。そのとき完璧に分からなくても,英語は聞いているだけでも力が付く,と懇親会でも北原先生がおっしゃっていました。繰り返し行うことが大事なのですね。

・今まで見てきた活動のはずが、自分ができていない部分が見えました。

①出てきた語彙、表現を同列に扱わず、どのレベルの生徒に必要か伝える。

例;どの教科書でも出てくる→全員必須

全社ではないが、よく出てくる→中堅校以上

②中学生が理解しやすい言葉を選ぶ

例;that節 「説明することをうしろに置く」

※発音指導でも、日本人中学生に合った言葉で指導しているのは、北原先生の他にあまり見ません。ネイティブスピーカーもできないのではないでしょうか。

・自分も昨年からじゃれマガを授業に取り入れていますが、本日北原先生のじゃれマガを体験し、改めて勉強になりました。今後の自分の授業の中でのじゃれマガをさらにパワーアップさせていこうと思いました。

・生徒に何分で読めたかタイマーで示し、自分の読むスピード(WPM)を把握させる。⇒これにより、生徒も自分の読むスピードが速くなっていることが実感でき、モチベーションのアップにつながる。

・本文を読みながら、あらゆる文法事項、既習事項を確認している。

例:the worst ⇒ bad – worse – worst 比較変化を確認。

probably ⇒ 同意語maybe, perhapsを確認。

   1980 ⇒ 英語での数字の読み方を確認。

175㎞ long ⇒ 長さlong、深さdeep、幅wide、高さhigh確認

million ⇒ 数字で書くと、1000,000   18 millionは?

・速読、本文解説、問題の解説までやって、約7分以内に収めている。

①The worstどこでならった?活用!中堅高レベル

② Probably=maybe, perhaps、中堅

③ 1989年,175 英語で言う 18 million→書く

④ Were coming→どこで習った? 形。全員必須

⑤ 175 kilometers longこのlong何?高さは?幅は?深さは?

⑥ Berlin Wall何のこと?

⑦ Germanyに住む人は?…とは限らない

⑧ Easter となりに説明

⑨ To travel /to see不定詞のどの用法か!手で示す

⑩ For the first time都立高レベル

⑪ Were caughtどこで習った?

⑫ That went on 今後習うthat、go onは?onのジェスチャーして!

生徒が読むところから解説が終わるところまで7分3秒。ここから解説するところもどんどん減っていくそうです。じゃれマガは内容を日本語で解説はしない!やったら終わらない。「適当に何度も」がキーワード。

・確認事項 ⇒ 語彙(the worst, probably, long, the Berlin Wall, for the first time, on )、文法(過去進行形、不定詞、関係副詞(高校)、受け身)読み方(1990, 18 million→数字で書く) その他 went on のon,→ジェスチャーで確認(副詞のon)

・「読み」から解説終了まで約7分でした。この活動の中には復習事項から今後学習することまでたくさんの確認事項が入っています。これを年間で100回以上やることを考えれば、これほど効率がよく効果的な 教材はなかなか見当たらないと思います。-私が昨年度担当した3年生には105回授業で扱いましたが、最後に書いてもらったアンケートや後輩たちに伝える勉強方法の中で、たくさんの生徒が「効果のあった活動」として「じゃれマガ」を挙げていました。特に準2級を合格した生徒たちは全員がこの活動の効果を認めていました。

・じゃれマガThe Worst Traffic Jam生徒役になりトライ。語について色々な角度から質問をされるので、既習内容を振り返る機会を何度も与えてもらえる。また関係副詞など高校レベルのものが出ると、トップレベルの生徒も満足できる内容で、ますますやる気が出ると感じました。

・学習体験談分かち合いの時間が終わるといきなり、じゃれマガの模擬授業に。教師の必要最低限の指示でパッと始めるところ、そのテンポなど、北原メソッドの特徴を味わいました。読んだのは5月8日付  The Worst Traffic Jam。いつものように、時間を計って各自読む(秒針つきの教室の時計を利用して各自時間を記録)→教師による本文朗読+教師が設問をよみ生徒が答える(解答箇所を指さし)→そして文中の下線を施した語句について生徒に問いを与え答えさせていく。例えば列挙すると。

・未習事項と既習事項で抑えておきたい部分に注がありました。じゃれマガは上位層の生徒にとってもchallengingな英文ですが、北原先生が作成されたじゃれマガシートを見ると、上位層の生徒だけを念頭に入れているのではないことがわかります。私も’The Worst Traffic Jam’を授業で読ませました。

・テンポがよく、約7分で解説。生徒に「速い、分からない」と言われると、どうしても詳しく教えたくなってしまうので、「適当に、何回も」を肝に銘じようと思いました。

・ジャレマガの読み方を何度か経験し、線を引いて、生徒に質問する部分がどんなところかわかってきました。始め、「どこで習った?」という質問をなぜするのか疑問でしたが、生徒が1、2年の教科書を全て持ってきており、復習させるために聞いているのだと解りました。納得。

・じゃれマガを積み重ねていると、だんだん説明が減ってくる。

4 シリーズ「語彙指導」①フラッシュカードを使った語彙指導

①見せて生徒が発音

②先生の後に続いて発音。フォニックスのルールにも触れる。舌の位置も指導。

③意味にスポットを当てて。意味が分かっている人はジェスチャー。分からない人は辞書。語の使い方も指導。

I’m afraid~/I think~/I hope~ コロケーションも一緒に指導。

④フラッシュさせて発音

⑤下半分,初めの3文字,後ろの3文字などを見せて発音

⑥裏面を見せて発音

⑦裏面を見せてつづりを空書き

・フラッシュカードはいつも授業で使っていますが,難しいと感じます。カードの動かし方もそうですが,文の中でどのように使われているのかを提示するなどを,素早く行うことが大切だと思います。今回体験してみて思ったことは,のろのろとやってはいけない,ということです。スピーディに行えば形を変えて何度も繰り返して触れさせることができるし,時間を他の活動に当てることもできます。また,2021年には今の倍以上になる語彙(1,200語→2,200から2,500語に)をどのように扱っていくか,ということで,日本語と英語が対応したリストを渡して「覚えて」と言うしかない,という話も出ました。発表語彙に関しては,フラッシュカードを用いて繰り返し学習するのがよいという話も。パワーポイントなどを用いてデジタルで語彙指導を行った経験のある先生は,「生徒はすぐに飽きる。フラッシュカードを使った方が食いつきがよい」と話されていました。

・北原メソッドの一つであるフラッシュカードによる語彙指導も実演していただきました。(参照:「幹」の本上巻第5章)この活動も10程度の新出語句を指導する時間は、10分弱だったと思います。しかし、北原先生は、新学習指導要領において扱われる単語数が倍増することに触れ、今後の語彙指導はどうなるのか、どうすべきかを非常に危惧されていました。以前からお話されてきたことです。考えると不安になることが多くありますが、本当にこの問題は、私たち現場の英語教員が意識して考えていかなければいけないと思います(どのレベルまでを「扱う」とするのか、受容語彙と発表語彙のセレクト、教科書の内容がどのようになるのかなど未知の部分もありますが…。)

・ミキ本(授業映像編)、公開授業で、何度も見たはずなのに、「あれ、また変わってる!」と発見ばかりです。

①1巡目(見せてSsに言わせる)

思っていたより速い(成績5の子も油断できない)

②2巡目(Tの発音は、はっきり+ゆっくり。緩急つけて)

③3巡目以降

どの周回でもジェスチャー、すぐ言わないと「遅い!」と喝が入る。

コロケーションは、入れられるものには言わせる。(前後それぞれに)

身近な例文も使って。

Ex) among ; Mr. Kitahara is popular among young ladies.みたいに自分をネタにする。

    he’ll ; ある生徒を指して、He’ll go to America next year.

生徒の英語レベルと発達に応じて適切に出せるのが、プロの中学英語教師です。オーラルイントロ同様、即興で言えるレベルに達するまで、例文を書きだして練習しておくことをお勧めします。

・今回は、フラッシュカードを使った基本的な語彙指導法を実際に体験しました。

①素早く読む

②発音、アクセントに気をつけながら、New Wordsを使って、フレーズを言わせる。

例:card  ⇒ (             ) card ,  card (              )

        dish  ⇒ (             ) dishes(料理),  dish (             )

③単語の一部を見せて、その単語を言わせる。

④エアスペリング(日本語⇒英語):指でスペルを書かせて、スペルが書けるか、確認。書けたら手をあげる。

*〇北原先生の語彙指導のポイント*

北原先生は教科書に登場した単語の意味と発音を単純に確認するだけでなく、新しい単語から派生する単語、文法事項を同時に生徒に確認させている。例えば、「He’ll」というフレーズが出てきた際は、We’ll, She’ll,  I’ll, You’ll, They’llなどもまとめて確認する。語彙指導が単なる語彙の確認だけでなく、新出語彙を使用した既習事項の確認の場になっている。

※自分の体験から

自分が勤務する学校では、デジタル教科書を導入しており、フラッシュカードもデジタルのものを当初使用していました。デジタル教科書のフラッシュカードはパソコンのボタン一つでスライドを切り替えたり、表示する単語の順番を変えたり、英語⇒日本語、日本語⇒英語の切り替えができたり、様々な機能満載ですが、生徒たちは1か月ほどで飽きてしまいました。北原メソッドのアナログのカードを自作し、試してみたところ、生徒たちはこちらを見るようになり、新出単語を再び発音するようになりました。やはり、教員が自分の手でフラッシュさせたり、単語の一部を隠したりする方が、インパクトがあるのでは、と感じました。語彙指導では、新学習指導要領で、中学校で学ぶ語彙数が現在の倍近く(2200-2500)になることがあげられ、今後、語彙指導をどう行っていくか、話題になりました。次回以降の北研でこの点については、さらに議論がなされると思います。次回の北研が楽しみです。

・シリーズ「語彙指導」①フラッシュカードを使った語彙指導

①Afraid( I’m afraid think と似てる。I’m afraid it will be rainy 逆 I hope

aiと同じように発音するもの

②among辞書(黒板にこのカードを張る)Mr.Kitahara is popular among young ladies.

③he’llなんて裏に書いてある?he willの短縮。指をさして生徒が確認。I’ll,you’ll.she’ll,we’ll,they’ll

④card 前に何が付く?後ろは?

⑤dish も④と同様。=plate

⑥e-mailのe what does it stand for?最近はハイフン省略する(アメリカ英語ではどう?ガブリエル先生。イギリス英語ではどう?マギー先生と聞ける奇跡の状況)語彙について

以前中学では900語

2012年から1200語(33%up)(中学生)1800語(合計3000語)

2021年2200~2500語,フラッシュカード5箱になりそう,今の4倍になる

(新しい語彙指導によると)

対になってる語いリストを渡して覚えておいてとなる最近では色んな人がそれを提案している。受容語彙は配って終わりじゃないと終わらないそんなことを続けていると日本はbackwardsしてくる。なぜ反対しないの?こんな急激な増加にとって。中韓は平気でこれくらいやっている。今までのんびりしすぎた。これから大変。どうなるのだろうね?

・2021年度 新指導要領

2012年から(現在まで)1200語 (2012年より前は900語)、高校で1800語 (=3000)

2021年から2200語?2500語

既定事実 和英 単語リストを生徒に渡して、「はいこれ覚えなさい」となってしまうだろうね。発信語はフラッシュカード、他は単語リストなどがいい?1200語になる時に北原先生は大反対したのに、なぜ今回2200語?2500語になるのを反対しなかったか。反対できなかった。文科省が中国、韓国の英語教育状況を知っての判断だから。*語彙を増やすのは必要だから。中国、韓国はもっと進んでいるから。

・実際にフラッシュカードを使っての指導を生徒役になって体験しました。

  提示の段階「飽きない繰り返し」

1 黙ってみせる手で流れるように→始めに生徒に読ませるが、めくるスピードを遅くしない。一定の速さで。生徒が読めなくてもどんどん進む。

*生徒自身に発音させてみるのは自立した学習者を作るためには絶対不可欠。

2 発音にスポットを当てて(フォニックスのルールに触れながら既習語を思い出させる)

3 裏面を見せながら意味にスポットを当てて

和訳はあくまでも記憶を助けるため。細かなニュアンスは辞書で確認させる。→辞書指導の絶好のチャンス。必ず文の中で提示。(コロケーション指導)これをしないと使えない。

4 表面と裏面をフラッシュさせてもう一度発音練習

5 表面を素早く見せて発音させる。 →語の形で認識

6 語の最初の3文字を見せて発音させる。→実際的

  7 語の最後の3文字を見せて発音させる。→限られた語彙の中から推測可能

8 裏面を見せて発音させる。

9 裏面を見せてつづりを書かせる Write the spelling in the air.

【復習の段階(次時)】

1 裏面を見せて発音させる。

  2 裏面を見せてつづりを書かせる。Write the spelling in the air.

  3 表面を見せてその語が使われている本文を言わせる(オプション)

*受容語彙と発表語彙を区別して指導する

・フラッシュカードの指導については、これまでも生徒役で体験させていただき、自分でも行っていることで、できているつもりでいました。しかし、今回改めて体験させていただき、「コロケーション」について自分の指導のツメの甘さを実感しました。

・幹本 映像篇でなんども見ているフラッシュカードの授業をライブで体験できて嬉しゅうございました。レジュメには「幹本」の上巻5章の抜粋(このテーマの該当箇所)掲載。基本的手順は省き、テクニックとして印象にのこったことを以下に列挙します。

・afraid のカードのとき、aiのつづりと発音を含む語をあげあさせるrain、pain, train,

  ・単語発音の際にはできるかぎりジェスチャーも伴わせる

・見たらすぐに発音することを生徒に徹底。

・I’m afraid that +節はI thinkみたいな意味だけど、よくない内容のことにふれるときにいう。その逆は―― I hope,

・card というカード提示の際に、後に/前に来る語 を挙げさせ、collocationを意識させ慣れさせる。cardboard, card game, credit card, member’s card, etc,  dish – Chinese dish, main dish, dish washer, etc,

・白いカードを用意し、少しずつずらして単語の部分が見えてくる、それをみて分かり次第即座に発音させる

・つづりと発音に十分慣れてきたら、裏面(日本語)をみせその単語を指で綴らせ、表面のつづりをみせ、指書きが合っていたら挙手させる。

幹本にもありましたが、 変化を持たせながらテンポの良い飽きない繰り返しが、このフラッシュカードの他に、実現できるような手法はないとおもいました。かつて長勝彦先生が、「フラッシュカードを使わない授業を見ると帰りたくなる!」と言われたことを思い出しました。また、こうやって語彙の認識スピードを高めることがスムーズな音読や、速読にやがて繋がっていくのだな、と感じました。この後、語彙に因んで、2012年、2016年、そして2021年と、文科省の方針により中学の学習すべき語彙数が、かつての900語から、2021年には2200~2500にまでなる、という話題に。「とても無理だろう」と北原先生。そして最近また有効だとされている方法として「英日対訳の単語リストを渡して自分で覚えさせる」というのがあるそうですが、丁寧な語彙指導で実績を上げている北原メソッドとは真逆の方向にいこうとしている動きがあることが分かりました。

・私自身、10年以上、毎日フラッシュカードを使って教えていますが、何度見ても勉強になります。特に発音、ボキャブラリー・ビルディングのテックニックが秀逸です。北原先生の実践で、最初に講座を受けて「厳しいけれど、役立つ指導法」と思ったのがFCを使った語彙指導でした。「自分から研修していない先生」でこれがまともにできる教員はごく少数です。日々実践し、日々学ぶことでしか効果的な指導はできません。今週は北原先生の研修のおかげで、腕があがりました。長野の渡邉時夫先生は、私のフラッシュカードの練習を見て「プロ野球選手が、冬にピッチング練習をするのと同じように、このような研鑽を日々続けることが大切なのですね」と言われました。この1年、みんなでマスターしましょう!

・現任校はデジタル教科書があるからという理由でフラッシュカードはない。しかし、私はフラッシュカードを使いたく、使っていない学校から借用している。北原先生の実現を拝見してつくづくフラッシュカードの優れた点を再認識した。フラッシュカード提示の段階は辞書指導の絶好のチャンス⇒今はやっていません。再挑戦したい。

・語彙指導北原先生のフラッシュカード活用法を体験させて頂きました。まずあのフラッシュカードです。数年前までは、必ず学校で買って頂いていたのですが、最近デジタル教科書を活用する人が増え、買ってもらえないようになりました。ですので、自分で画用紙を切って作っていますが、やはりあの大きさがちょうどいいな~と思いながら見ていました。まずスピードの速さを感じました。そして繰り返す回数の多さとバリエーションの多さにも。「意味がわかる人はジェスチャー」と言って必ずしも日本語の訳をあてはめなかったり、he’llからshe’ll, they’ll などを引き出させていく方法、eaが出てきたら同じパターンの単語をクラスで協力して言わせたり…単調なリピートにさせず考えさせる場面が多数あることが、学力差がある生徒にも通用すると思いました。新指導要領からは、指導すべき語彙数が圧倒的に増え、もはや名詞などわかりやすいものはリストを配って終わりみたいになるかもしれない、という事でした。

・3年ぶりにフラッシュカードを使って語彙指導を、しておりますが、やはりリズム、定着、集中力など、どれをとっても有効な活動だと感じます。幸いパートナーの先生も、デジタル教科書ではなく同じようにフラッシュカードを使って実践していらっしゃるので、一緒に見せ合いながら研究しています。

・英語の授業の幹をつくる本上巻に詳しく載っていますが百聞は一見に如かずでした。語彙が2012年の900語から2021年にかけて中国と韓国に追いつけないから、2200~2500語になるとのことで語彙集のようなものが教科書に書かれて覚えておいてね・・・・という日が来るかもしれない、という話題も。まもなく第2外国語を学ぶ時代も来そうですね。(その後、ウェブサイトで現代中国における英語教育についての記事を読んだら中国の語彙力は圧倒的なようでした、台湾も同じく。)

・フラッシュカードを使った語彙指導 8か9パターンも繰り返されるのに、時間は短く、あっという間に終わります。自分はどうしてももっと時間がかかってしまうので、何が違うのかと考えると、自分が話しすぎていることに改めて気づきました。教師はつい話過ぎてしまいがちです。教師でなく生徒が活動する時間をもっと確保しなければと思います。

・私は4月のe-prosにも参加させていただき、フラッシュカードの使い方を学ばせていただきましたので、今回も北原流のフラッシュカードによる語彙指導を体験させていただくことができ、とてもラッキーな気持ちでした。つい最近、本校でもデジタル教科書が使用できるようになり、フラッシュカードもデジタル教科書の中にあります。4月当初、まだデジタル教科書が使えず、教科書会社の紙のフラッシュカードもなかったため、画用紙で自作のフラッシュカードを使っていました。集中力のない生徒たちも映像だとそちらに顔を向けるので、デジタル教科書で単語が次々出てくる方がもしかしたら集中してそちらに目を向けるのかな、と試しに1回目はデジタル教科書のフラッシュカードを使ってみました。北原先生のように、「単語を見せて発音をさせる」のパターンです。そして、その次に自作のフラッシュカード(赤丸や緑でアクセントの位置、フォニックスのルールに関するサイレントeや二重母音などを記入したもの)で再度同じことを発音させることをやってみたところ、やはり自作のフラッシュカードの方が発音が大きくなるように感じました。私の個人的な感想は、やはり紙のフラッシュカードの方が書き込みも自由にできるため、導入時には学習効果があるように感じました。また、「単語の一部のみを見せて瞬時に発音させる」など、多様な使い方をするとなると断然、紙製のフラッシュカードの方がいいと感じました。

・新学習指導要領で中学までに取得すべき丹後が3000語に増えると言うことは、現在の真ん中ぐらいのレベルの高校教科書をイメージすると良いかと思う。長い綴りで覚えにくい単語が増えて、短時間での定着が難しくなる。本文も長くなったり量が増えたりするので、それに対応する時間も確保しなければならない。今回の研修では、北原先生に実演していただいて、スピード感を体感できた。語彙が増えると、ジェスチャーで表しにくい単語も出てくる。どのような教科書ができあがるかによるが、現時点での私の意見としては、①受容語彙、②発表語彙に分けて、発表語彙はフラッシュカード、受容語彙は単語リスト、ただし単語リストには受容語彙と発表語彙の両方を入れて、限られた時間に対応するべきだと思う。単語リストは、生徒にとって、ポケットに入れていつでもどこでも取り出して学習できる利点がある。フラッシュカードは、生徒の挙手や声の大きさで、取得状況を教師と生徒が共有できる。一番の利点は、みんなで声を出すので楽しいし、仲間同士の良い刺激になる。仲間を見て、「えっ、もう覚えたの?」というつぶやきが聞こえることがある。場合によっては、定着が良くない単語のフラッシュカードをまとめて、他の単語よりも回数を増やして取り扱うこともできる。高校レベルの単語は、本文を読みながら覚えることもできるので、「テキトーに繰り返し」の原則で良いと思う。

5 国際化の授業で使う映画「コッホ先生と僕らの革命」原題 Der ganz gro e Traum

・2011年公開のドイツ映画。30分ほど見せていただきました。見る前に「映画に頻出するドイツ語表現」を発音して確認しました。ドイツ語の映画を見るのは初めてでしたが,ドイツから見たイギリスはどう写っているか,thの発音はドイツ人がやっても難しいという部分が授業シーンから分かるなど,とても楽しんで見てしまいました。ところどころ止めてドイツ語専攻の北原先生の解説が入ったり問いかけがあったりすることで理解が深まった気がします。続きが楽しみです。5分以上見せて下さい!

・ドイツ映画は初めて見ましたが、ドイツ語に触れるきっかけ、歴史の勉強(当時の文化、挙手の仕方)、外国語の習得(体を使って表現する→まさしく北原メソッドです!)と学ぶところが多く、非常に興味深いものでした!続きが楽しみです。

・視聴前に、北原先生からミニドイツ語レクチャーがありました。映画の中で、生徒たちが一生懸命発音しようとする姿が、自分の生徒たちと重なりました。私自身あまり、英語以外の外国の映画を観ることがないのですが、その国の歴史や文化なども学習でき、面白いと思いました。続きが、見たくてたまりません!!

・国際化の授業で映画を見せているのですね。ジャレル先生も水曜日の授業で何本か映画を見せて勉強させています。1度に見せるのではなく少しずつ、表現を勉強しながら見ると生徒の楽しみも増えると思います。テスト後の時間の余ったときにまとめて見せるのではなく、学校の授業ならではの計画を立てないといけないと自分の取り組みを反省します。映画はいつ見ても楽しいですから。

・ドイツ語の映画です。以前上演されたときに見たかったのに見られなかった映画だったので、嬉しかったです。当時のドイツがイギリスをどう見ていたかなどがわかり、面白いです。ドイツの子どもたちが半分いやいやながら英語を学習し、サッカーを通して英語を学ぶことを通してだんだんと変わっていく様子が興味深かったです。私たちの生徒と同じように、「th」の発音を指摘されていて笑ってしまいました。続きが見たいです。

・ドイツ語による映画でしたが、歴史や文化的背景、そして英語教師のコッホ先生が「反英主義」に傾倒する生徒たちを相手に、どのように授業に興味を持たせ英語を指導していくかという様子が見られる映画でした。 ストーリーそのものもとても興味深いですが、学ぶべきことがたくさん盛り込まれているため、頭の中のいろいろな部分が刺激されるような感覚でした。北原先生の、教材を発見する力のすごさを改めて感じました。映画一つ見るにしても北原先生は、いろんな視点から見ていらっしゃるのだろうなと思います。

・プロイセン時代のドイツの学校を舞台にした映画で、いわゆるイギリスのグラマースクールのような、規律の厳しい学校に赴任した英語の先生を主役にした映画を視聴しました。厳しい規律に疑問を感じ、生徒と正面から向き合うコッホ先生の姿にも学ぶべきことはたくさんあり、次回続きを視聴できるとのことで、とても楽しみです。当時のドイツ人がイギリスに対してどのような見方をしていたか、どんな感情を持っていたのか、垣間見ることもでき、国際科の異文化理解教育の目的で、活用されているそうです。映画で使用されるドイツ語の語彙や表現などもリストで配布して、工場のほこりっぽい作業場で、労働者が働いている場面で、「 当時のプロレタリアートの生活 」と解説を加えたり、”haus meister”という表示について、寄宿舎、建物の管理人という解説を加えたり、ところどころドイツ語やドイツの文化に触れながら、進めていらっしゃいました。

・2011年公開のドイツ映画。(日本では2012年)ドイツ語は分かりませんが、映画を見る前に北原先生から「ドイツ語表現」をいくつかプリントで教えていただき、見ていてlinks(=left)など、少しでも分かると嬉しかったです。子供たちが外国語として英語を学んでいく姿は、日本の生徒にも重なる部分があり、興味深かったです。また、映画を通して当時の生活様式や歴史も学べ、生徒(もちろん教員も)の視野が広がると思いました。I kick the ball into the goal. / Go forward. / Use your hands. / Turn right (left). 等、サッカーをしながら意味を理解し、生徒たちが英語を学んでいく様子が印象的でした。

・今回は、そこで扱った映画を見せていただきました。思ったよりも見入ってしまいました。映像の力は偉大だ!!と思います。外国語のみならず、社会科で学ぶ世界史、地理、国際理解教育などが、数十分に凝縮されています。北原先生のような先生に学生時代に出会っていたら、自分の今もきっと違うものだったかもしれません。ぜひ自分でも見たい!そして生徒にもこうした映像を授業で活用したいと思います。

・ドイツ語の映画を見たのが初めてだったので、とても興味深く感じました。ドイツ語の独特の響き、北原先生によるドイツ語の解説、映画の解説が映画のおもしろさを倍増させてくれました。DVDなどで見るのもよいですが、北原先生の解説付きで見ることで、映画の世界をより満喫することができます。

・ドイツにおける「サッカーの父」と称されるコンラート・コッホを描いた作品である。年間で毎週水曜日の国際科の授業で4~5本見せる。北研の残り35分映画を視聴。プリントには映画の概要と映画に頻出するドイツ語表現が30個が掲載。北原先生に続いて発音練習。その後35分ほど視聴(字幕なしですが気になってインターネットで続きを見てしまいました、、、そのくらい面白いです。また、生徒の教育にもとてもいいです。学校の英語の授業のシーンだと英語が分かるぞと自信につながると思います)

・男子中学生に英語を教えるシーンが印象的。簡単な英語もわからないドイツ人。映画を見ると日本人は英語がわかる方だと生徒に自信をつけさせられる。ドイツ人もthが発音できず、同じように舌を少し出してと指導されている。ドイツ人から見たイギリスについての描写が偏見に満ちている。なぜ、英語を学ばなければならないのか、教室内で起きている生活格差からの意地悪、いじめ、厳しさだけを強調する学校の中で、生徒達を体罰ではなく、サッカーを通して英語を教え、愛情や褒め言葉で生徒を育てようとするコッホ先生にとても共感しました。続きは次回。何回かに分けて見る予定。←北原先生、じらし作戦ですね?

・ドイツ人の英国人に対する感情「イギリス人は生の肉を食べている!」という下りすごい!資本者階級の多い学校で労働者階級の生徒の現実。→いじめ。英語を指導中のthの発音がドイツ人に難しい場面が出た時に、生徒たちと一緒に見たら笑ってしまうだろうなと思う。英語の授業など真面目に受けようとしない生徒たちを体育館に連れ出し、サッカーを体験させる。→動き回りたい男子たちにはまる→その後の教室での授業では黒板いっぱいに書かれたサッカー用語(英語)をリピートする場面が→子供たちが集中して声を揃えて練習する。場面がしてやったりしてとてもわかりやすい。共感。資本者階級、労働者階級の境遇の生徒、いじめ、体罰など様々な問題にコッホ先生と生徒たちでどう変えていくか次回が楽しみ。連休中の北原先生のメールにあったように先生がふと、3時に目を覚まし、見た映画のことが挙げられていましたが、その映画を国際科の授業で使われるということでとても興味深く観させて頂きました。英語以外の言語だからなお一層面白さがあるということ、自分たちの方があのドイツ人の生徒達より英語ができる(thなど)と優越感を覚えさせるのもありだし、またどの国の生徒も外国語学習を苦労しているが、CLILのような手法で学んでいくことの重要さを確認する機会を得て生徒達にとっても大変ためになる映画だと思いました。自分でゆっくり観てみたいです。(最後まで!)続きは次回の北研でまた見せていただけるそうです。

・赤坂中では4時間の英語の授業に加えて週1時間「国際科」という授業があり、そこでは、半分でSpeaking(Talk & Talkを使用)、もう半分で映画を扱っているそうです。年間4~5本の映画を見る、とおっしゃっていました。深夜にテレビ放映されていたこのドイツ映画を北原先生が見つけ、授業で扱うことにしたそうです。映画に頻出するドイツ語表現を北原先生に解説していただきながら、見せていただきました。私自身、すぐにこの映画に引き付けられ、45分くらいだったと思いますが、あっという間に時間が過ぎていました。途中で「続きは次回」となってしまいましたが、先を見たいという気持ちで帰宅しました。北原先生、素晴らしい映画をご紹介いただき、ありがとうございました。普段からアンテナを高くして情報を集めていらっしゃるからこそ、このような作品に出会うことができるのだと思い、自分ももっとアンテナを高くして日常生活を送っていきたい、と強く思いました。

・映画に頻出するドイツ語表現がプリントに載せてあり興味深かったです。コッホ先生が生徒の心を変えて、生徒がどんどん生き生きとしていく様子が印象的でした。あまりに面白くて、続きを待てませんでした。帰宅してから見てしまいました。北原先生の解説付きだとさらに面白くなりました。それは「へえ」と新たな発見があるからだと思います。生徒が面白いと感じるのも、この「へえ」がある時だろうと思いました。 今月もワクワクする時間をありがとうございます。4月から新たな教科指導専門員の先生が、授業観察に毎週いらっしゃっています。北研で学ばせていただいていることをお伝えしています。その先生も色々なアイディアをくださいます。その都度、こういう目的でこうしたいとお話することもあります。生徒のために頑張りたいと思います!

・2011年公開のドイツ映画で、ドイツにおける「サッカーの父」Konrad Koch を描いた作品。映画は、イギリス留学から戻ってきたばかりの若き英語教師コッホ先生が、留学先で学んだサッカーを母国ドイツの子ども達に英語とともに教える様子を描いた映画。例会の残り時間30分間で観賞。時代と場所は違えど、英語教師としてやっていることのなかに、共通のものがあったりして、(thの発音の説明をするところなど)引き込まれて見ました。サッカーの動作を英語で学ぶところなど、TPRを思い出しました。北原先生は、レジュメにあらすじと、ドイツ語の基本的な単語(映画のなかでつかわれている)その英訳のリストを掲載され(Guten Morgen = good morning,bitte=please )、それを少し学習しただけで、映画をみているとどんどん耳に飛び込んできて、わかる、わかる!という感じを味わいました。これを自分の学生にもやってみたい、と強く思いました。zu spielen =to play zuは不定詞の頭につく――北原先生は大学のドイツ語の先生から、「文中2つめに来た動詞はにはzuをつければいい」といわれ、不定詞がピンとくるようになった、というお話しが印象的でした。英語だけでなく、他の言語にも触れさせ、生徒に、言語そのものやその背景の文化などに対する関心を高めるということが、大切と感じました。私も、ドイツ語と英語の単語の似ていること(Fater/Father、mutter/ mother など)や、フランス語・スペイン語と英語でたとえば etate, estado, state など同じ単語のつづりが、規則的に異なっていること、など、自分で発見したときのうれしさをいまでも覚えています。知的刺激を生徒に与えてあげたいとおもいます。

・イギリス人のコッホ先生が英語教師としてドイツの学校に着任するというストーリーで始めの部分を見せて頂きました。最初,英語学習に前向きに慣れない生徒の姿に過去の生徒の姿が重なりました。一緒に参加させていたマギー先生が、コッホ先生はイギリス人らしくてDVDを見ていて懐かしい感情が起きたと言っていました。ちなみにこの映画を見るのは初めてだそうです。新しい職場で困難に遭いながら、生徒の課題を捉えて全人的に育てようとするコッホ先生に共感しました。

・1874年のドイツでの話。反英主義の世の中で、サッカーを通じて英語を教えていく学校物語。先生がthの発音を生徒に教えるシーンは日本の授業でもよく見られる光景でした。きっと生徒はドイツ人も同じようにthに苦戦して英語を勉強するのかと感じると思います。また、体を動かしながら英語を学習する様は、ジェスチャーを使ってスキットや教科書の内容を練習する北原メソッドに共通していました。他の先生方も好評していました。続きが楽しみですね。

・ドイツ語の映画を英語の字幕で見せていただきました。とっても面白くなってきたところで終わってしまい、北原先生の計算通りなのかな?と思いました!ドイツ語と英語の関係、ドイツ人にとっての英語発音、ドイツの文化など見どころがたくさんある映画だと思いました。

・ドイツ語の映画を見ました。まず国際科の中で、映画を見る授業があることが驚きでした。ほとんどドイツ語なので、時々出てくる英語がものすごくクリアに入ってきました。嬉しい気持ちなります。おそらく中学生も同じように感じるのではないでしょうか。歴史や文化を学べる内容です。生徒の手のあげ方、規律を重んじる学校体制、ドイツ人の誇りや愛国心など様々なことがとても新鮮に感じました。

・ドイツ人から見た英語の勉強。。。というのが垣間見られた気がしました。thの発音はドイツ員にとっても同じなんだなぁと改めて思ったり、英語を勉強することのモチベーションや複雑な子供も気持ちも見られました。いじめられていたヨストがどうなってしまうのか?!といいところで本日は終わりました。私自身はフランス語を勉強していたのでフランスでも同じような?映画がないかなと思ったりしました。映画を見る前にドイツ語の予備知識があると自分がドイツ語を知っている感覚になり、見ていて楽しく感じました。

(北研に参加されたALTの先生のレポート)

Hello everyone, below is my report from the 165th Kitaken study session, which took place Saturday, May 11th 2019.

*Class observation report from a student at Sophia University*

He is, an intern from Sophia University provided his comments regarding his observation of Mr. Kitahara’s classes. He discussed the students’ ability to engage in autonomous learning and independent thinking. He also spoke about the concept of the “small teachers,” which I also like. The benefits of the “small teacher” are that they help the main teacher by being another person to “evaluate” the rest of the students and they are also able to teach their peers, thus reinforcing their own understanding of a particular topic by practicing over and over again.

*Video: Professor Jarrell’s Last Lecture:*

We watched a recording of Mr. Kitahara’s speech at Professor Jarrell’s final lecture. It was interesting to hear his story about how he became interested in English and studied (it was my first time to hear this story). I admire his determination of constantly listening to the radio, waiting for an English song and running back and forth from different record stores to memorize lyrics. We should be grateful we have such easy access to sites like YouTube in which we can acquire the lyrics and information we need with the click of a mouse.

*Discussion: Why we became interested in English:*

After hearing Mr. Kitahara’s story about how he became interested in English, it was our turn to share our stories about how we too became interested and eventually teachers. In small groups, we took turns telling

our stories in English for about ten minutes each. Since English is my native language, I spoke about why I decided to teach English out of all other subjects and why in particular I chose to be a teacher in Japan. (Short version: I had always wanted to be a teacher since I was young because I had amazing teachers throughout my life. But after an internship teaching in Japan during my sophomore year of college, I decided I wanted to teach English as a communication skill rather than teaching English literature back in the United States).

*じゃれマガ:*

We looked at a recent じゃれマガ article. As always, it was fun trying out all the different questions Mr. Kitahara came up with for the article. For example:

① Write the other forms of “worst” (bad, worse, worst)

② What are some other ways to say “probably?” (maybe, perhaps)

③ How do you pronounce “1980?” (nineteen-eighty)

④ What does “long” in this sentence mean? (高さ・長さ)

Bonus: What are some other forms of measurement? (width, depth)

⑤ What does “went on” mean? (続けた・continued)

*2年生 Communication Activities List:*

We looked at some of the communication activities Mr. Kitahara’s second year students have done so far. I was really impressed by how many speaking and skit activities they were able to do in less than two months. Mr. Kitahara is able to both go through the textbook and do extra activities efficiently and effectively – it makes me wish some of my coworkers would hurry up…

*Vocabulary Flashcards:*

We studied new vocabulary words using large flashcards. Mr. Kitahara made it interesting though: instead of just holding up the flashcards, he asked us to do gestures, spell out the words with our fingers, sometimes covered

part of a word so we had to guess, answer with the Japanese meaning, etc. Having students learn the words in this well-rounded way ensures that they will remember the word. However many teachers are concerned about the 2021 requirement of having to teach the students 2200 ~ 2500 new words…

*German Movie: “Lessons of a Dream” Der ganz große Traum (2011)*

We watched part of a German movie called “Lessons of a Dream” (2011). It is based on the story of Konrad Koch, a soccer player from the 19th century. He was one of the first English teachers in the German empire and began teaching at an all boys’ school. He decided to introduce soccer to his students to get them interested in both English culture and speaking English.

One of the messages of the movie is still relevant to today, and that is that we as educators must take students’ interests into account when teaching any subject. We must make lessons relevant to them. Mr. Koch does this by switching from teaching his students boring and useless science vocabulary, to teaching them how to play soccer, something fun and expressions they will use every time they play. We need a true goal for our students other than just “finishing the textbook.”

Thank you for a great study session!

(2人目)

Dear all,

Thank you very much for inviting me to such a wonderful seminar!  I learnt a lot about teaching techniques, had interesting conversations with many of you, and felt very lucky to share your laughter and positivity!  As a Native Teacher, I found the German film we watched especially relevant.  I am very grateful to you all for your insight and hospitality, and I hope to meet you all again in the future.

Best wishes,

(感想&懇親会)

・今回の北研でも元気をもらい,そしてとても勉強になりました。北原先生,北研の皆さま,どうもありがとうございました。来月も参加できるようにしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

・懇親会は沖縄料理屋さんで沖縄料理を満喫しました。海ぶどう、ミミガー、ジーマミー豆腐、もずく、島らっきょ、ソーキそば、沖縄焼きそば、にんじんしりしり、アロエグレープフルーツジュース、シーカーサージュース、グアバジュース、体調不良も吹っ飛ぶ体に良い物ばかりご馳走になりました。しめて3700円。安い!北研で英気を養ってまたがんばります。北原先生、本当にありがとうございました。

・懇親会では卒業生のご家族が経営される沖縄料理店に行きました。どの料理もとてもおいしく、久しぶりに“うまい店”を発見することができました。北原先生ありがとうございます。ゴールデンウィークが終わり、気持ちが沈みかけていましたが北研で元の状態を取り戻せた気がします。

・初の北研 in Tokyo。急遽参加を決めたのは、持ちあがりの学年なのですが、なかなか生徒の英語の力の伸びを実感できずに悩んでいたことと、同僚の先生との指導方法など考え方の違いがあり、どうしたものかと思っていたからです。思い切って東京に行くことで、何か自分が変われるかもしれないと思い、勇気を出して参加しました。一番感じたことは、何度も読みこんだ幹本ですが、フラッシュカード一つにしても、参加しなければ、スピード感や、どの語で、どのような指導をするのかは十分には分かりませんでした。また、研修最後に見た映画、「コッホ先生とぼくらの革命」はとても興味深く、この映画を中学生で見ることができるというのはとても貴重な経験だと思いました。英語だけでなく様々な言語に触れることで、英語への興味も深まり、豊かな心が育まれるのだと思いました。