2016年1月16日(土)北研例会第128回例会報告

 

1.英語劇練習
英語教室で2度通し練習をし、体育館で1度通し練習をしました。まだまだ、完成には程遠いですが、前回に比べると全員の動きが良くなってきており、劇っぽくなってきました。
なんだか部活っぽくて、学生に戻った気分を味わっています。
・セリフが聞こえない
→役者同士が正面を見ないと声が届かない。セリフを言う役者は、もっと前に出て 観客に向かって話すことが必要に感じました。北原先生が「子音をはっきり!」といわれる意味がわかります。
・セリフ忘れ
→自分のセリフだけを覚えようとすると、流れの中で反応できない。流れを具体的に頭に入れて、その中に自分の動きと言葉を入れる。英語劇でも自分が体験したからこそわかることがたくさんありました。今後、劇指導をやる際に役立ちそうです。

 

・「演技をする」というのは究極の「言葉の理解」だと感じました。人物のセリフだけで進んでいくお芝居の場合、セリフの一つ一つから登場人物の心情・表情・動きを考えなくてはいけません。ましてや外国語で演じるとなると、それはさらに難しくなります。今回先生方の練習風景を見ていて、少ない時間の中でものすごい練習をしていらっしゃるのだな、と感じました。本番観劇できるのを楽しみにしています。また、北原先生の授業では生徒のパフォーマンス(特にスキット・演劇)を重視していて、それが生徒の「理解力」「判断力」「表現力」につながっているのだと思います。英語劇の練習を見て、ただ生徒に英語を使って発表させるのではなく、「表現する」域に持っていきたいと考えるようになりました。

 

Pre-1. 英語劇
急遽、照明をその場でやることになり、演者の方にスポットライトを当てるのに夢中でした。上から見ていて思ったのは、目線や仕草もはっきりと見えるため、セリフと同じくらいに立ち位置や立ち姿も重要だと感じました。

 

・立ち稽古:初めて見たので、以前と比べてどうかはわかりませんが、それぞれの役の色ができつつある感じがしました。途中、より感情を込めるために日本語で演じてみるという試みをしましたが、英語で覚えている台詞を日本語にしながら演じるのは難しかったようです。・体育館での通し:私は舞台袖(上手)で、音響の一ノ瀬先生への合図と、プロンプターの役割をしました。役者の先生方は、体育館の舞台の感覚が確認できたと思います。照明の先生方も、今回やった方々が本番にもやってくれそうなので安心です。

 

Man役です。立ち稽古に臨むにあたり、他の人の台詞をテープに吹き込み、声をテープで聞きながら間に自分の台詞を言う練習を繰り返してきました。また、台詞だけでなく何度か演技をつけました。台本は通勤前に電車の中で暗記したものを繰り返すことが多かったですが、反省点としてはト書きの部分をあまり読まなかったことです。立ち稽古や舞台稽古であまり動けず「棒立ち」になってしまったのはこれが原因だと思いました。萩先生から「笑顔を作るように」と事前に言われていたのですが、演技中は自分の台詞を発信するために、他の人の台詞を聞いたり演技がどこまで進んでいるのか掴むのに必死で「困った顔」になっていたようです。例会の最後に舞台稽古の様子をビデオで見ましたが、劇の最中に不必要な「間」があったこと、背中は見せてはいませんでしたが、共演者との「横向き」の演技が多く観客に訴えるものが少ないように思いました。もっと前を向かなければなりません。また声も通りません。こちらの演技や台詞が完全でないと共演者も演技や台詞ができませんし、共演者の台詞や演技がスムーズに進まないとこちらもうまく行きません。もっと練習する必要を感じました。北原先生から「来訪者に対する驚き、怒り、警察を呼んでの勢い、そして絶望」を表現するように言われました。しかももっと演技を楽しむ心の余裕も大事です。「恋人」との語らいはもっと楽しそうでなければなりません。まだ課題は色々ありますが頑張ります。

 

初め,教室にて。次に体育館にて。自分のセリフだけを覚えたつもりになっていても,よい演技はできないということが分かりました。相手のセリフの意味や伝えたいことを理解することで,自分のセリフをしっかりと言うことができたり,セリフがないときの表情や振る舞い方が決まってきたりするのだと思いました。また,劇は役者のみで作るのではなく,音響や照明,プロンプター,広報など,たくさんの方々が協力し合って作り上げていくものなのだと実感しています。練習は次回の北研のみとなってしまいましたが,よいものにできるよう,がんばりたいと思います。

 

キャストのみなさんと、教室で通し稽古を行いました。出るタイミングが難しいです。2回通し稽古をすると、なんとなく呼吸がつかめてきました。キャスト同士の間合いも回数を重ねるごとに良くなっている気がします。普段は個人練習ですので、合わせて行うと思っていたのと違ったり、新しい発見があったりと大変興味深いです。誰かになりきって、会話をするということは英語が身体から発せられるようになる感覚だろうかと思いました。また、照明や音響を使って、体育館での通し稽古を行いました。たくさんの先生方の協力のお陰で、劇の通しを行うことができました。ありがとうございます。やはり、舞台で実際にやってみると、どのように動いたらいいのか頭の中のイメージよりも大きな動きが必要です。また、自分の台詞がない時の動きや目線も重要だなと思いました。なかなか奥が深く、おもしろいです。

 

役者さんたちの朗々とした台詞と北原先生のご指導の声が響いていました。その後、体育館に移動して立ち稽古をしました。私は、照明を担当させていただきました。生まれて初めての照明。意外と難しいことに驚き、上手くできないことにショックでした。自分では役者さんに光を当てているつもりでも、北原先生から「暗いよ」との声。後でビデオを見ると、本当に舞台の役者さんが暗いのです。稽古の進行にご迷惑をおかけしてしまいましたが、北研は教科指導だけでなく、演劇のあり方、さらには人と人との関わりも学ばせていただける場所だと実感いたしました。そして、それらは、様々な形で、自分の目の前の生徒たちに還元できるものだと確信いたします。
2.入試問題演習
入試の並び替え問題の指導方法を聞きました。
A : Oh, you have a nice bag.
B : Thank you.  It ( made  /  jeans  /  of  /  is  /  old )
まずは結びつく単語を考える。made of と old jeans
It が主語だから次に来るのは?動が来るので is。is made of old jeans か is old jeans made of かは自分で音読してみてしっくりくる方を選ぶ。
理屈や理論で指導するのではなく、体に染み付いた英語の感覚を大事にした指導だと感じます。音読を中心にした授業をしてこないと、この指導はできません。
また、この指導で今までやってきた学習方法が正しかったことが生徒は実感できます。このようにして入試問題を解いた生徒は高校生になってからも音読を大事にしながら
学習を続けていけると思います。最近の英語の参考書や教育書で音読が大事だという言葉は必ず出てきます。英語学習において音読が最も大事な学習方法の1つであるこ
とは確実だと思います。その音読が大事だという意識を生徒に植え付けるのこれほど適した指導方法は内容に感じます。
・単語を並び替えて文章を完成させる問題
→熟語や前置詞+名詞など、セットに出来るところから考えていく
→一度並び替えたら、頭の中で音読してみる。違和感があったら間違えている証拠。目だけで読むと間違えてしまう
→頭に入っている英語の例文と照らし合わせる。

 

2015年 秋田県立高校
A: Oh, you have a nice bag.
B: Thank you. It ___ ___ ___ ___ ___
[ made, jeans, of, is, old ]
何と何がくっつかコロケーションを意識して考えさせることが大切。この場合だと made of がくっつき、old と jeansもくっつく。そうやって繰り返し行った音読を繰り返し、「音」で勝負して、「読んでみて気持ち悪くないか」「不自然に感じないか」で正答を導いていく。
A: Mom, I’ll go to the park to play tennis this afternoon.
B:OK. Come  ___ ___ ___ ____ ___
[ dark, gets, home, it, before ]
動詞はどれ、何個あると問いかけ、接続詞before があるのに気づかせる。あとは、come home、it gets をくっつけ、正答に導く。一回並び替えて答えを出したら、声に出してみて確認する。

 

並べかえ問題の指導法について教えていただきました。手順としては,①くっつくのはどれかを考える②動詞はどれかを考える③並べかえた後で音読してみて,気持ち悪いのは答えではないで,やり直す

使用した単語は消していくことや,頭の中で,音で照らし合わせることが大切で,目でやると間違える,と指導するそうです。違和感があったら考え直す。とことん音を大事にした指導です。1年生の時から音読を積み重ねて,頭の中にたくさん英語が入っているからこそできる方法だと思いました。

 

2(2)② A: Oh, you have a nice bag.
B: Thank you.  It                             .

並びかえ made  jeans  of  is old

語群にあるものを組み合わせられるものをつなげていく。そして頭の中で音読し、違和感があったら間違いなので、別の組み合わせを考えて、文をつくる。It is made of old jeans.

④ A: Mom, I’ll go to the park to play tennis this afternoon.
B: O.K.  Come                                                            .
並びかえ  dark   gets   home   it   before
②同様組み合わせられるものをつなぎ、(gets home  など)うまく組み合わせられない、音読して違和感があるときは間違いであるので、他の組み合わせを考える。Come home before it gets dark.
北原先生より、「3年間かけて十分に音声を聞かせれば、頭の中の英語と照らしあわせて、違和感があれば間違いと気づく。」とコメントされていました。

 

Qこのような穴埋め問題の時、どのように指導するか?
以下の点に気をつけさせる。

・頭の中で、あてはめて音読してみて、少しでも違和感があったら違う。

・くっつく所はどこか、見つけてみる。例えば be made of のようなところ。
・目で解かない!
・「動詞はどれ?」と問いかける。
・動詞が2個あるということは→接続詞があって、文が2つだと考えられる。
・頭の中で入っている音と照らし合わせてみる。
・違和感がなければOK.あったら、言い換えてみる。
要するに、これまでたくさん音読してきたことが、ここでも生きてくる。頭の中にたくさん残っている音声をたよりに、試験問題を解くことができる。
3.最新のパフォーマンステストビデオ視聴
(1)1年生2学期劇「A New Year’s Visit」
サンシャイン教科書の確かprogram7の本文をそのまんま用いた劇。6人1グループでスキットを演じる。私もやっていますが。生徒同士で演技の仕方を相談したり
して協力して劇を作ります。簡単にできておすすめの活動だと思います。
(2)2年生2学期スキット「道案内」
どの生徒も演技(ジェスチャー)を大げさにやっている。このような積み重ねが3年生の英語劇につながってくるのだと思います。
(3) 2年生3楽器スキット「買い物」
大きな特徴は外でブルーシートを引いてやっていること。教室を飛び出すことで雰囲気が全然違う中でスキットをすることができていました。
(4)2年生2学期ディベート「夏か冬か」
発話していた英語は、主張は全て I think summer (winter) is better because ~ から始まっていた。反論は I disagree with ~
[summer side]
Winter  is too cold.     /      We can enjoy the shved ice.      /     We can hear many good sounds     /     We can enjoy more sports outside
We can enjoy pretty clothes.     /     We can paly with water guns outside.      /     In winter, we pay more money for electric heater.
Summer vacation is longer than winter vacation.      /      We can swim in the ocean.     /     Winter air is dry, I have dry skin.
Winter vacation has less time to do homework.     /     We can enjoy summer camps.    /    We can take a long trip.
In summer, we can see much green senery.      /      In winter, we eat a lot, so we get fat easily.    /     Winter air is dry, so flu is spread easily.
[winter side]
We can enjoy Japanese hot springs.     /     Winter has a lot of events.      /      We can get much money from our our grand parents.
In winter, people feel relax.      /      Summer is too hot.      /       We can see many handsome skiier.      /       Summer is noisy, insects are noisy.
We can have snow ball fights.      /      Date spots are more romantic with illumination.       /      We can see New Year’s sunrise.
There are many mosquitoes in summer.     /     Winte vacation has less homework than summer vacation.      /      We can see star more clearly.
We can eat good food, for example, christmas cakes….
この発話は全て生徒から出てきたものではなく、いくつかは北原先生が英語で質問しながら生徒から引き出したものです。
生徒の英語が完全でなくとも教師は生徒が何を言いたいのかを汲み取り、言いたい英語を引き出してやらなければいけない。そういうのが教師の英語力だと言われました。

 

 

(1)1年教科書スキット New Year’s Visit
・自分の言葉になっている。・役になりきっている。(おじいちゃん役のしゃがれ声が見事!)☆服を着ながら、歯磨きしながらなど、動きがあるので、自然な会話になっている。☆場面に入り込ませることが、自然な英語の発話につながる。☆セリフを言わないときの動きも大切。3年での劇指導につながる。
(2)2年フリマでの買い物スキット
実際に赤坂中の校門を出たところで撮影され、本物の通行人がいたりしておもしろかったです。Why are you in such a hurry?  By the way, where are you going?  Do you want some help?  Where am I on this map?  How long will it take?  Wait! Why do you go to ~?  Take care!  You can’t miss it.  Have a nice day.  Very close to the Tokyo Midtown.I don’t know. (続いて隣にいるもう一人が)Me neither.
・道をたずねる人が、教えてもらった道順を繰り返して確認しているので、聞きやすい。・中2でこの表現を使えるとは!!と、驚く場面がいくつもありました。そこにつながる指導(辞書、ALT、先輩など)があるからだと思います。
(3)3年生買い物スキット
・外でブルーシートを敷いて、フリマ型式で行なう(ラッピング不要なのがメリット)・とにかく見ていて面白い。楽しんでつくっている。I’m just looking.    Take your time.    Can I try this on?    Please show me something cheaper.    Do you need anything else?

(4)2年生ミニ・ディベート
【流れ】
前時:「夏と冬のどちらが好きか」、どちらも言えるように準備する。
本時:①チーム分け②2分作戦タイム(苦手な生徒から始めるか、得意な生徒からにするか)③ルール説明 得点(意見1点、反駁2点、ユニーク意見3点)スコアラー指名④キャプテン同士でじゃんけん
⑤意見の言い方確認   I think ** is better because 理由. 反駁I don’t think ** is better because 理由.I disagree because 理由.⑥ディベート開始
☆教員の役割・生徒の英語の修正・生徒の英語が不自然なときは北原先生が、おかしい箇所を聞き返したり、質問して、生徒から正しい英語を引き出そうとされていました。(例)S: Insects is noisy.  T: Insects is?  S: insects ARE noisy.S: Ice cream more eat.  T: Is that English? Who eats it?  S: They eat ice cream. S: shredded ice   T: shaved ice  S: I disagree.    T: I disagree with だれだれ(ここに人が来ると伝える)・進行役:生徒が原稿を見ながら意見を言っていたら、Are you reading? You have to speak.  詰まった生徒がいたら、Please help her.ほぼ一巡したら、途中で作戦タイム(1分)を入れる。・規律指導 意見を聞く姿勢ができている。1年のときからワーク答え合わせなどで訓練されているので、ディベートでも勝手に話す生徒がいない マスク Take off your mask.   挙手 I don’t nominate unless you stretch your elbow.

 

【パフォーマンス映像】
2年生 道案内、フリーマーケット 屋外での発表
・屋外で撮影。音が入らないとダメ。評価できない→人に聞こえる声量で
・機械で記録することで、客観的になる→相互評価の時によくわかる
3年生 即興スピーチ 「赤坂中紹介」
・即興スピーチの練習は2年生くらいから少しずつ
・学校情報が載っている紙を渡し、短時間でスピーチの内容を練る
【パフォーマンス映像のまとめ】
・日本語が入っていたらダメ→1年生の時から徹底することで生徒たちに浸透する
「あ、今日本語になったからダメだね」とディベートの最中生徒から聞こえてきました。
・マスクは話す時にははずす take your mask when you speak、手を挙げるときはまっすぐ stretch your
elbow→人と話す時に必要なマナー、しつけ
・人の意見を聞く姿勢は、普段の授業から→誰かの発言を全員で繰り返す「個→全→個」を1年生から繰り返すことで、人の発言を集中して聞くようになる
・英語での発話が苦手な生徒には、教師が少しヒントを与えてsentence
buildingのトレーニングをする→学校でしかできない事、教師の仕事(教師の英語力必要)

 

・3年生 「買い物」
一口に買い物と言っても、生徒によってかなり独創的なアイデアがあり、思わず笑ってしまいました。外でブルーシートを敷いており、フリマみたいな場面設定でした。北原先生もこのような場面設定だからラッピングする必要がないから良いんだとおっしゃってました。Can you give me a discount? やshopliftingなどの表現が出てきました。また、サングラスを指しながら、How about these one? と複数形を意識してさすがと感心しました。
・2年生「道案内」
キーセンテンスであるCould you tell me the way to-? How long-? だけでなく、最上級を使ってIt’s the
easiest / fastest way to get there. などの表現もありました。また、ペアの片方の子がI don’t know. と言い、それに続き、Me neither.と続けて言っていました。Me too.とついつい言ってしまうところをMe neither. と答えていたので、早速自分の3学年も生徒に確認しました。多くの生徒がMe neither.が出てこず、指導不足を感じました。外で撮影のため、騒音なども入るため、小さな声だと音が入らない。発表の後、撮影したものを見るときに、声の大小がはっきりと相互評価でわかる。声が小さいと必然的に評価も低くなる。

・3年生 「即興スピーチ」
赤坂という地名の由来、赤坂中の歴史、生徒・先生、学校行事などを説明していました。1950年(?)に天皇が来校したと聞いて驚きました。2年生ぐらいから徐々に即興スピーチを始めるといいとのこと。2020年の東京オリンピックを見据えて、準備したスピーチではなく、即興で何かについて話す力が必要になる。

・2年生 ディベート 「夏か冬か」
Opinion 1点 Rebuttal 2点 Unique idea 3点 のルールで肯定側は I think summer/winter is better because ~. 否定側は I disagree. I don’t think ~.で言い始める。ディベート始まる前に上記の言い方を全体で確認していた。途中でブレークを取って、作戦タイムにすると、生徒もダラけず、誰がどういう発言をするか討議できる。ディベート中も人の意見を聞く姿勢や基本ルールを守る。例えば、「日本語禁止 No Japanese」「声の大きさ Volume of voice」「話すときはマスクをはずす Take off your mask when you talk」「肘を伸ばして挙手する Stretch your elbows」などに注意させる。

 

・1年生劇(A New Year’s Visit):I am taking a bath.のように、教科書本文を少し変えて演じていました。また、役者の性別によってMomがDadになったり、GrandmaがGrandpaになったり、細かいところにも気を配っていたのが良かったです。・2年生スキット(道案内):いつもながら、どのペアもオリジナリティがあり、楽しんで見ることができました。You can’t miss it.のような表現も自然に使えてい
ました。
・3年生即興スピーチ(学校紹介):学校要覧を参考にしながら、グループで学校紹介をしていました。Location, History, Students & Teachers, Event, Club Activityなど、一人一人テーマを決めて話していました。使っている英語もシンプルで分かりやすく、入学したばかりの1年生に見せてもおもしろいかな、と思いました。
・2年生ミニディベート(夏か冬か):テーマが身近でシンプルなので、生徒たちの自由な発想で色々な意見が出ておもしろかったです。自分の意見を言うのはもちろんのこと、相手チームの意見を聞いてそれに反論することもできていました。途中で作戦タイムをとると、苦手な生徒も助けてもらうことができるので、大切な工夫だと思いました。そういうちょっとした配慮や工夫が、活動をより効果的にし、生徒が生き生きと活動できるようにしているのだと改めて感じました。この活動をさせるには、普段の授業でしっかりしつけておくこと(声の大きさ、手の挙げ方、日本語×、マスクなど)と教師の英語力が必要。

・2年生スキット(買い物):お店ではなくフリーマーケット風にすると、ラッピングをする必要がなくなる、というのは初めて聞きました。どれだけ現実の使用場面に近づけるか、ということへのこだわりが感じられました。当然のことながら、似たようなスキットは一つもなく、どのペアもオリジナリティあふれるものでした。今まで見せていただいた買い物スキットの中で、キャラが濃い役が一番多かったように思います。(男性客が女性店員にI’m looking at you.と言った時の気持ち悪さが何とも言えませんでした。)

 

・1年生2学期劇 「A New Year’s Visit」
Program 9 の本文まで生徒にパフォーマンスでやらせていたので驚きました。私は進度が遅れていて1年生は今ここをやっていますのでパフォーマンスまではできませんが、生徒の食いつきはとてもいいPROGRAMです。各文が短く人間関係も物語もわかりやすいのでこういう課を劇で行う発想が大切だと気がつきました。
・2年生2学期スキット 「道案内」
本当に校外で赤坂を背景に道案内のスキットを行っていて新鮮でした。雑音が多かったですが、声が小さいと聞こえないのでこういう環境で行うのも良いなと思いました。後でビデオで見ると声の大きさがわかるということでした。私は道案内についてはあまり時間がとれずALTとの授業で1時間やっただけで終わりました。皆にスキットでやらせることができませんでした。時間が足りなくなると色々なところにしわよせがきます。
・「赤坂中の紹介」即興スピーチ
交代ではきはき赤坂中について話していました。学校要覧を全員に渡し、自分で準備させるということです。
・2年生2学期ディべート「春か夏か」
実際に授業やビデオも何度も見させていただきました。女子生徒が蟬の鳴き声をした後生徒がすぐに辞書で引いている様子、作戦タイムでお互いに「こうしたらどう?」と聞く、ジェスチャーをしながら何とか思い出そうとするなどとても微笑ましいと思いました。人の意見を聞く姿勢も身につき、またIdisagree with 人などの表現も他の生徒が使っているのを聞いて自然に覚えるとのことでした。
・2年生3学期スキット「買い物」
皆堂々と話し、内容も自由なものでした。お店はラッピングしなければならないのでブルーシートを使ったフリーマーケットならそれもいらなくなるということでした。

 

①1年生劇「A New Year’s Visit」
ただセリフを話すのではなく,動きもしっかりと考えながら演じていました。この活動も,2年後の劇を作り出すための訓練の1つになっているのだと感じました。
②2年生スキット「道案内」
自分のセリフだけでなく,相手のセリフも覚えているのだということが分かりました。そうでなければ,タイミングやかけ合いなどがあんなにうまくいかないだろうと思ったからです。この積み重ねが,頭の中に英語の世界を作っていくのだと思います。
③3年生即興スピーチ「赤坂中紹介」
5人グループで,テーマ別に分担して発表していまいた。テーマは「学校のある場所や環境など→歴史→先生→行事→部活動」でした。とにかく発音がよく,素晴らしかったです。メモは手に持っていますが,話すときには顔をあげ,聞き手を意識して行っていました。
④2年生ミニディベート
この授業はライブで参観させていただきましたが,何度見ても素晴らしいと思います。生徒は何を言うか分からないし,間違った表現を正しく言い直させるためのヒントをあげたり,すぐに別の言い方で言い直してあげたりすることも必要になってきます。北原先生もおっしゃっていたように,やはり教師の英語力がないと厳しいと思います。しかしそれは授業の中でつけていくしかない,とお話されていました。授業で新しい表現を生徒に教えても,それを使う場を与えなければ使えるようにはならないし,それは私たち教師にも言えることだと思いました。自分の英語力をつけていくためにも,どんどん英語を使っていこうと思いました。
⑤2年生スキット「買い物」
外でブルーシートを広げ,フリーマーケットという設定で行っていました。どのペアもオリジナリティあふれる発表で,素晴らしかったです。いつも,その発想力に驚かされます。

 

・3年生 「買い物」
学校の屋外でフリマのようにシートに商品を並べたリアルな場面設定。売り子と買い手でそれぞれ6,7センテンス程度を言う会話がテンポよく交わされます。比較を使った買い物での表現もスラスラ使いこなしていました。
May I help you?/ What are you looking for? -I’m looking for~.
How about this one? ーIt’s too ~.
Do you have a bigger one? ーI’ll go and check.
Do you need anything else? ーI want sunglasses.
How about these?
How much is it?   -**yen.
It’s (little) too expensive. Please show me something cheeper./Please show me a cheeper one.
Have a good day! -Bye!
生徒が頭の中で英文を組み立ててひねり出しているのではなく、場面の中で体で覚えたものを自然と言えている点も印象的でした。さらに、どの組のスキットにも落ちがあったり意外性のある展開があったり、ストーリー自体がクリエイティブでとても楽しめました。英語+芸!!
・2年生 ディベート 「夏か冬か」
2年生の冬にもうここまでできるんですね。クラスを2チームに分け、発言の内容に応じて1・2・3のポイントがもらえる対戦型。一方の意見に対しもう一方のチームが反論していきます。日本語を一言でも行ってしまうとNG.各チームの発言の順番には制約がありました。チームI=英語のできる子から発表、チーム北原=英語のできない子から発表。なかなか興味深い試みでした。どちらにも利点があるように思いましたが活気づいたのはIチームだった印象です。机上には辞書(合本)があり、言いたいことがわからないとすぐに辞書で調べていました。これも基本動作として身についている点が本当に素晴らしいと思います。お!と思ってメモした表現を書いてみます。
I think <summer/winter> is better because~.
<a lot of time for doing the homework / less homework>
<can make a long trip / lots of events such as Christmas, new year…>
<has many festivals / get much money>
<see much green sceneries / date spots are romantic with illumination>
生徒がmanyとmuchや単数複数を間違えたりなどすると北原先生はその場で正しい言い方を教えておられました。またI disagree with~と足りなかったwithを先生が付け足すと、生徒は次から使っていました。新しいことも授業の中で教えていくとおっしゃっていました。改めて授業はLiveであり、先生方が生徒の貴重な時間を充実させるために努力されていることを感じました。

 

(1)1年生2学期 劇 ”A New Year’s Visit”
Sunshine Program 9のスキット教材を、実際に演じさせる形で、生徒さんたちが演じていました。   実際に着物をきたりして演じさせると、動機付けにもなり、大きな声を出して、楽しく演じている様子が印象的でした。
(2)2年生2学期スキット 「道案内」
ミッドタウンのオブジェの辺りで、ペアで活動をしていました。スキットにジョークやオチも交えながら、よい意味での緊張と余裕のあるパフォーマンスが多く、楽しみながら演じている様子がうかがえました。
(3)赤坂中学校紹介(2年)

学校要覧を生徒に渡し、その場で準備させ、即興に近い形で生徒さんたちが発表していました。即興のスピーキング活動をできるように、2年生から少しずつ即興性のある活動を授業で実践されているとのことでした。

(4)2年生2学期 ディベート「夏か冬か」
前日に、2チームに分かれて、「夏か冬か」のテーマでディベートをやることを連絡して実施されたとのことでした。苦手な生徒から発言させること、ポイントは発言1回で1ポイント、相手の意見への反論で2ポイント、ユニークな視点から主張できれば3ポイントという設定だそうです。途中にintermissionを挟むことで、作戦を練り直したり、また発言も出やすくなるとのことでした。その他、意見を活発に出させる、人の意見を聞く姿勢を育てるために、大きな声で発言させる、”Take off your mask when you talk.” “Stretch your elbow.” などの指示も徹底させる。日本語で発言したら0点ということでした。

(5)2年生3学期スキット「買い物」
フリーマーケットのように、校舎を出た、学校の敷地内の一角にブルーシートを敷き、ハンガーや商品になるものは、生徒さんが持ちよるように指示をして、ペアで活動していました。北原先生は、「外に出て、ブルーシート1枚敷くだけで、教室で行うのとは雰囲気も全然変わる。」というコメントをされていました。勤務校では、校舎の玄関を出たところが、ピロティになっていて、雨もしのげ、40人が入れるくらいのスペースはあるので、外来者の方の迷惑にならない等の気を遣いながら、実践してみたいと思いました。

 

1 1年生 2学期 劇  ”A New Years Visit”
教科書のSection の2つ分ほどを劇風に行っている。発音ももちろん良いのだが、なにしろキャスト同士の掛け合いが良い。1つの劇として、仕上がっている。
2 2年生 2学期 スキット 「道案内」
ミッドタウンの一角で撮影している。既に、「比較級」を使いこなしている。先輩のビデオを見ている為であろう、去年の学年のものよりも会話のテンポが良い気がする。
3 3年生 即興スピーチ 「赤坂中の学校紹介」
学校要覧を全員に渡して、作戦をたてたのち、すぐにビデオ撮り。原稿は作らない。総数や年度などのメモのみを見て、即興で話をしている。(これは、2020年の文科省にも即興で行わせるように出ている。)グループで話す内容をトピック別に役割を決めて学校紹介をしている。トピックは以下のとおりSchool events  / Teachers and students   /  History  /  Where    / Club activities 即興スピーチをおこなった生徒の感想で 「学習を通して自信を持ってそのようなこと(即興スピーチ)も行うことができるようになりました。」とありました。これまでの経験や練習が、人前で英語を話すということのハードルを下げ、生徒たちが自信をもって臨めるように育てられていると感じました。3年生のゴールはこのような即興力をつけてあげることです。
4 2学期ディベート  「夏か冬か」
夏か冬かのお題でやるので、考えてきてねと伝えておく。夏派か冬派は、当日決まる。作戦タイムをもうけることで、仲間同士が意見をシェアできる。司会とジャッジは北原先生。「しゃべってない人は一人につき、マイナス1ポイントになる。意見を言えると1ポイント。反論できると2ポイント。良いアイデアを出すと3ポイントもらえることもある。I  think  winter  is  better.  I  don’t  think so.  I  agree.    /    I  disagree.  I  disagree  with ●●. ←教科書にない文も、授業の中で使わせていく。
大切なポイント
・発言するときは相手の方を向いて言うこと。
・日本語を使ってはダメ。使った時点で終了!を徹底させている。
・みんなが発言を聞く姿勢が整っている。(これは、1年生の時からの積み重ね。誰かが発言したらリピートする癖がついているから。リピートするには、聞いていないと言えないので、これらが身に付いている。)

・言えていない子が言えるように、途中で作戦タイムをとる。
・声の大きさ。
・発言する際は必ずマスクをはずすこと。
・手をあげるときは、肘をまっすぐ、耳につけて。

 

①1年生2学期劇「A New Year’s Visit」
1年生の映像を見せていただくたびに、発音に磨きがかかっているのがわかります。まさに「生きた英語」を使っていました。辞書指導の際にもお話がありましたが、スキットや劇の中で相手の背景を考えたり思いやったりしている姿勢がよくわかりました。
②2年生2学期スキット「道案内」
先輩の映像を見てから作成に取り掛かっているのだと思いますが、いつも新しいアイディアがたくさん出てきており、先輩を越えようとしているのが見ていて感じられます。映像を全員で見ることで、声の大きさが平等にわかるそうです。
③2年生2学期ディベート「夏か冬か」
北原先生チームと一ノ瀬先生チームに分かれ、夏冬それぞれの良さなどについてディベートします。どちらの意見も考えておいて、当日どちらか決まり、作戦タイムを設けるそうです。意見は読まずに話す、Don’t read.と時々指導をされていました。また、マスクを外して話す、日本語を言ったらポイント無しなど、普段の授業からのご指導も徹底していました。
④2年生3学期スキット「買い物」
屋外でブルーシートを敷き商品を並べ、フリーマーケットのような形式でスキットをしていました。犬の役がいたり、スーパーマンの親戚がいたり、買ったほうきで飛んで帰ったりと、どのグループも素敵なアイディアが満載でした。演技をしている側も見ている側も、とても楽しそうでした。また、3年生の即興スピーチも見せていただきました。赤坂中について、学校要覧を渡しグループでスピーチをしていました。小さなミスなどは気にせず、全員堂々と、そして楽しそうに発表していました。

 

①1年生2学期劇「A New Year’s Visit」
生徒が生き生きと役になりきっていたことと、台詞がない子もその役に演じていたのが印象的でした。また、全体的に声も大きくて発音もとてもよかったです。

②2年生2学期スキット「道案内」
実際に赤坂中の前の道で道案内のロールプレーをしていました。笑いを取るような場面もあってオリジナリティーがありすばらしいと思いました。また、暗記もパーフェクトでクオリティーが高いと思いました。
③2年生2学期ディベート「夏か冬か」
北原先生チームと一ノ瀬先生チームに分かれ、夏冬それぞれの良さなどについてディベートします。ユニークなアイディアがある時はポイントが高いというのが生徒の意欲をあげているのすばらしいやり方だなと感じました。また、途中この単語はなんという?と北原先生が投げかけた際の生徒の辞書を引くスピードに驚きました。
④2年生3学期スキット「買い物」
屋外でブルーシートを敷き商品を並べ、フリーマーケットのような形式でスキットをしていました。スピーキングではレベルが高い単語や文法もいきいきと使いこなしていました。

 

①1年生2学期劇「A New Year’s Visit」
教科書のProgram 9 の会話を6人グループで演じていました。着物を実際に着ている人、ドライヤーを片手にしている人、お年寄りになりきっている人と、生徒自身が一生懸命に楽しそうに演じていました。男子生徒は「お父さん」「おじいさん」、女子生徒は「お母さん」「おばあさん」になり、教科書の台詞とは違えていたようです。
②2年生スキット「道案内」
東京ミッドタウンをバックにした道案内のスキットは、臨場感と豪華さがあるなあと思います。迷い人は紙を手にしているようでした。地図をイメージしたものでしょうか。生徒たちは体全体で演技しており、楽しそうでした。北原先生がおっしゃった「機械(ビデオ)は平等、声がマイクに入らないとだめ「聞こえなければ言っていないことと同じ」という言葉が印象的です。
③3年生スピーチ「赤坂中紹介」
赤坂中の紹介を即興でスピーチをするという取り組みです。練習はほとんどしていないそうです。(メモをチラ見している生徒もいました。)情報源は学校要覧です。「Teachers」「School Events」「Club Activities」などテーマを分担し、一人一人が笑顔で紹介していきます。最後は全員で「The end!!」と言って終わります。
④2年生2学期ディベート「夏か冬か」
・前日に、「夏か冬か」のディベートを明日行うことを生徒に伝える。・どちらのチームになるかは当日わかる。・生徒たちは教室全体を左右に分け、机を向かい合わせに。・2分間の作戦タイムを設けて、各チームが話し合い。・配点は「opinions」1点、「rebuttals」2点、「unique ideas」3点、「発言していない人」一人につきマイナス1点。・「えーと」などの日本語は禁止。・途中で、再度作戦タイムを設け、最終戦に備える。
⑤2年生3学期スキット「買い物」
道案内と同様にミッドタウンをバックにして、今度はブルーシートを敷き、フリーマーケット風に行います。ペットショップの設定、制服のリボンやビキニを買い求めにくるなど、各ペアが工夫しており、演じる側も周りで見ている側も楽しんでいるようでした。

 

3.2年生2学期ディベート 「夏か冬か」
教室を中央で向い合せに2つに分ける。教員は端で俯瞰しているような状況。前日に「夏」と「冬」のディベートを行うことを知らせておく。机上には辞書がある。2分間の作戦タイムがある。今回でこのディベートを見るのは3回目ぐらいです。クラスや時期など詳しいことは忘れましたが,最初に見たディベートでは,生徒に硬さがあり,答える生徒も偏りがあったように感じました。しかし今回は,何より生徒が,より楽しく,より意義を感じながら取り組んでいるように感じました。私自身も以前はその意義をあまり感じなかったのですが,北原先生が的確に「辞書(見ろ)!」と言われて必然に辞書を引く場面やチームで協力している場面を見てその良さを感じることができました。特に印象に残ったことは,(発表文を採点するのも・・1点,2点,3点,それを訂正するも)「教師の英語力が大事だ!」と言われたことです。名審判(ここでは名採点者)がいないと,不満を後に残す生徒が出てくると感じます。実施するのは非常に難しい活動ですが,自分の学校でもできれば(外国人ばかりと言えども,英語力は千差万別です)と思いました。

1.の4. 2年生3学期スキット 「買い物」
赤坂中前かつミッドタウン前の道路(車はめったに通りません:歩行者専用道路に近い)か中庭?で撮影。大きな,ブルーシートを敷き,その上に商品を並べて実施する。本当は普通の店舗の設定と思われますが,誰かが書かれました様に「フリーマーケット」のイメージあり。店員と客との会話。内容は,生徒自身が考えに考えた(今の世相を表すようにできるだけ笑いを取ろうとしているのが多し)自作スキットと思われます。特に毎回このスキットで感じることは2つあります。①準備が簡単であること。(もちろん,そこにもっていくまでが大変なのは承知です。また商品を持ってくる並べるのも大変だと思いますが)・・通常のというか私はこういう場合はビデオ撮影係です。ここではたぶんビデオを置いておくだけです。時たま役者がフェイドアウトします。また練習時間もあまりさせないとききました。(いや,しないと)そうすると,「やるかな,どうしようかな,ちょっとしんどいな,でもやるか」みたいな教員の心の動きがなくなり(私だけかもしれませんが),ルーティーンで無理なくできる,することができる。これはとても凄いことだと思います。(反省も兼ねて)②生徒が明らかに,先生の評価よりも先輩や同輩あるいはこの後続く後輩を意識して,「それよりも良いものを作りたい」という気持ちが表れている。・・・最近英字新聞で読んだ記事です。「英語(Native)の先生への相談」で,『やる気のない生徒(たぶん小学生)をどうしたらよいでしょうか?』の相談に対して,当然技術的なことを言うのだろうと思っていたら,(残念ながら手元にないので詳しい話は載せれないのですが)『他の生徒から学ばせなさい』と答えていました。多分このことは簡単な内容かもしれませんが,北研に来ていなかったら,正しく理解できなかったと思います。以上です。

 

ディベート2年「Winter or Summer」(12月公開授業時)北原チームVSI先生チームの対決

相手チームの意見を聞いて、それに対して意見を言っていく。日本語使用NG, やりながら新しい言い方を教えていく流れ。Opinion 1P   Rebattle(反論)2Pそれぞれのチームから出た意見、面白いと思った表現をあげてみます。学んできたこと、自分で考えたこと、それぞれの表現が、中学生ならではの発想、感性、多様さで、語彙の豊富さに驚きます。正確に言えなくても、伝えようとする工夫、言語を運用しようとする貪欲さ、attitudeにいつもながらうなります。流ちょうに言える生徒もいれば、ぽつりぽつり話す生徒もいますが、どの生徒も、自分のオリジナルな意見を伝えようと必死に身振り手振りを使って反論しています。(夏派:夏、冬派:冬とします。ほぼ出て来た順に例示)
夏:We can have シュレッディド・アイス ⇒北原先生より、shaved iceと指導。

シュレッダーから、シュレッディドという言葉を連想したところが素晴らしい!
冬:We can see ハンサムボーイ.
夏:I think summer is better because we have a lot of events, fire works…
冬:I think summer insects noisy… cicada(シケイダ:セミ) is noisy.
夏:I think summer is better because we can wear pretty clothes.

夏:  〃   〃  we can play with water guns(水デッポウ).

夏:  〃  〃  we can swim in the ocean.
冬:  〃   winter is better because winter vacation has less homework. =冬の方が宿題が少ない!冬:  〃    〃  we can see more clearly scenery than summer.

冬:  〃    〃  we can eat good foods, for example Christmas cake, osechi or zoni.
(ここで北原先生から中締めの指示が入る)
Let’s have a break time for 作戦タイム for 1 minutes. ⇒途中でインターミッションを入れると、お互いに意見、アドバイスを言えてよい。OK. Let’s restart!
冬:I think winter is better because we can enjoy Japanese public bath.

(このあたりになると、なるほどなるほどとうなる。大人でもなかなか出てこない発想)

夏: 〃  summer is better because we can make a long trip.
(確かにそうだ、そうだとうなづく。それぞれに夏と冬の醍醐味を言い得ている。)

夏: 〃  〃  we can get harvest.

北原先生:Harvest means get vegetables…(生徒の発言した単語に先生が説明をして教えていく)⇒発想や英語運用力がとても「適切」で「柔軟だ」

授業の中で、北原先生がおりおりに英語でこんな授業態度についての指導を入れている。大切な指導だと思い、ついついメモをとった。北原先生:Take off your mask when you talk, please.(マスクを外しなさい)⇒日本語でいうより英語でいうほうがスマート。北原クラスでは、うっかりマスクをしていると生徒が「I’m sorry」と言ってマスクを外す。しつけが行き届いている。日々の指導が大事だと感じる。Stretch your elbows. (手をまっすぐあげなさい)Sentence building.(文を作りなさい)生徒の発言はまだまだ無限にと思うほど、時間の限り続いていく。今まで学んだ語彙、表現の「総動員」の練習になるテーマだと思った。次に2年のペアでの買い物スキットでは、いつものように、校庭にブルーシートを敷いて、ハンガーラックに衣装をかけ、実物を用意してオリジナル・スキットを行った。男女の仲のよさ、ものを用意することの大切さ、ユーモアの要素が会話にあることの楽しさ、素晴らしさを感じる。