3月18日(土)第204回例会

1.「中学校発信語彙リスト三種」プレゼント&紹介

北原版発信語彙リスト三種完成に至るまでの道のり、どのように選定したのか、

語彙リストと共に、実際の活用の仕方まで丁寧に示されています。

現在は小冊子(ベネッセ)のみですが、今後データUPされる可能性あり。

2.「わくわくナルホド英文法」文法導入実演

サブスクリプションタイプの教材 データで使用

「この文法は、こういう状況、場面で使う」がわかるように作成

(1)開隆堂版文法事項中学校3年間リストを見て、参加者同士で意見交換

(2)教師用指導書部分を読んで、使い方を確認

・教師の「語り(場面)」が入っており、生徒に向けてどのような指示を出し、

どう活動を進めていけばよいのかがわかる。

・( )-( )の活用 どこで学習したのか思い出すためのヒント

・順を追った先の活動が見えているので、できる生徒にはどんどんやらせてよい。

・復習部分が終わったら、1文1文音読することが大事。新出文法を提示したら、それも音読。

・音に変換して脳内にある音と照合することで復習作業は完了する。

(3)北原先生が先生、参加者が生徒となり実演 その1

小・中1の文法導入(What is-?/How many -s do you have? /When do you~?など)

空所補充したら、立つ⇒指名された生徒が文を読む⇒同じ文を書いた生徒は復唱する⇒着席

(4)K先生の授業ビデオで「わくわく…」使用の授業場面(will導入)を視聴

・画面上で問題が先まで見えるので、問題集のようにどんどんやってしまう。

・少しずつ見せて、ノートに英文を書かせている。

(5) 北原先生が先生、参加者が生徒となり実演 その2

中2,中3の文法導入(過去進行形/will/have to/不定詞/関係代名詞/現在完了形など)

後置修飾はロマンス語(仏・伊・西)を例に説明する方法もある 知的な「ナルホド話」

(6)文法の確認 小グループで意見交換

・mustとhave toの違い

・不定詞の3用法

・現在完了形<継続>と現在完了進行形

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前回の例会は、予告では私の模擬授業が柱となったことから、研修後であっても、その後のレポートでは、参加者に真剣に正面から向き合うことを心がけた。そういう機会だからこそ選んだ、現実の生徒との授業では、「わかった」という感動を分かち合えた内容であったにもかかわらず、現職の教員が「役者」となった模擬授業では、途中で動かなくなるという、私の生涯で最悪の授業展開の一つとなった。その後、なぜ上手くいかなくなったかを考えることが、一定期間、悩んで今後の授業改善について考えるきっかけになった。それは、それなりに将来に生きる経験になったと思う。

今回は、「わくわくナルホド英文法」、まさしく北原メソッド「Aパターン」が中心で、前回の2月の例会と同じテーマだった。

模擬授業の疑似生徒とはいえ、一時的にも生徒になった参加者に対して、真剣に向き合ってレポートを書いた結果、3月の例会に、気持ちとしては、行きにくくはなったが、衝撃を受けた私のために、私の苦しみを聞いて、今後の授業改善のための検証に協力してくれた生徒たちの行動に励まされて、迷わず参加した。

2月の例会後の反省を通じて、研修会場に到着する前に、すでに自覚していたことだが、模擬授業を行う視点が、今回の北原先生の模擬授業とは、根本的に違っていた。2月の模擬授業では、私は、現実の生徒に対して行った授業を、当時の生徒が目の前にいるつもりで、そのままやることを心がけていたが、そのやり方では、私のイメージする生徒像を、的確にイメージしていない現職の先生相手では上手く行くはずがなかった。その一方で、今回、3月の例会では、北原先生は、北原メソッドを余り知らない先生が参加していることを踏まえて、そういう参加者でさえもが動けるような声かけをされているのがよく分かった。

今回の研修でのハイライトは、次々に示される、「一般的には導入が難しい」とされる文法項目について、「わくわくナルホド英文法」の「語り」には記されていない部分も含まれた実演だった。

「わくわくナルホド英文法」の利点

・板書が下手な先生であっても、生徒にとって読みやすい文字で提示できる。

・いわゆる伝統的な文法説明に使われるネタも考慮された上で、北原先生のベストなネタが採用されている。

今後の検討事項(今回の研修以外の視点も含めた考察)

小学生が中学文法をやっている私の教室の様子を見てみると、必ずしも、「時間短縮」を理由に、生徒がノートを書く機会を少なくしてしまうのは、少なくとも、中1の段階では疑問に思う。人数が少なくて、紙に書くことを簡単にチェックできる私の教室では、最初は四苦八苦していても、ノートに書くことに意味があると、私自身は思った。このことは、今後の現場の検証が必要だと、研修の場で共有された。

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嬉しいお知らせとして、幹の本上智大学教職課程編が刊行されるというアナウンスがありました。3年間のデータをF先生が提出してくれたので、詳細を幹の本に載せる予定。現在10人ほどの先生方のデータを載せているが,他の先生方の情報も4月末まで、受け付けているとのことです。

「中学校発信語彙リスト3種」という北原先生の論文の冊子を頂きました。ベネッセの山田さんのご協力で冊子になりました。非売品です。今回、参加者にプレゼントして頂きました。ありがとうございます!以前、教科書の太字が必ずしも重要語とは限らないという北原先生のお話がありましたので、冊子で確認して生徒に教えていきたいと思います。

●わくわくナルホド英文法のパワポでの操作初披露! 三省堂,開隆堂、光村の教科書対応表(どの文法をいつならうか)が載せられています。

また、教師用指導書には、とても丁寧でわかりやすく、Aパターンのやり方が説明されています。誰でも(字に自信がない方でも、板書の字を気にすることなく)文法を提示できます。同僚と足並みを揃えてやるのに便利です。

【使い方】

1、生徒用タブレットにロイロノートやGoogle

classroomなどを使って、生徒用ワークシート(PDF)を送る。生徒用ワークシートをプリントしても良い。

2、プロジェクターにパワーポイントを写す。(PCを使用しない場合はOHPを使ってプリントアウトした教師用を一文ずつ投影する。)

3、教師用の「語り(場面)」はこの「教師用指導書」の必要なページをプリントアウトして,パワポを操作しながら読み上げる。

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ここでいつも思うのが、北原先生の語りの素晴らしさです。私はWould you like a hint?やWould You like another

hint?が精一杯で、1文字ずつヒントを出して、穴埋めを書かせて終わってしまいがちです。

演技し,生徒の関心を惹きつけて語りをする技術が、決定的に自分に足りません。その点を懇親会でお聞きしたところ、コツは【間】だそうです。ピンときました!北原先生は語る前、いつも少し、モジモジして、いいたいことがあるんだけどなあ、という雰囲気を出しています!そのようにして、生徒(生徒役の私達)に「何だろう?北原先生、何してるんだろう?」と思わせるのです!

惹きつける【間】と【語り】を習得できれば,英語教師として◎だそうなので、頑張りたいと思います。

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●ナルホドわくわく英文法体験

全部で20種類の文法導入パターンを体験しました。生で直に北原先生から学べてとっても勉強になりました。

扱って頂いた内容

※What is—?

※ How many—s do you have?

※When do you—?

※There is / are—. Is / are there—?

※過去進行形

※Will

※have to / don’t have to

※ To+動詞の原形の名詞的用法

※ To +動詞の原形の副詞的用法

※ To +動詞の原形の形容詞的用法

※主語+動詞+人+物(第4文型SVOO)

※現在完了形(完了用法)

※現在完了形(経験用法)

※現在完了形(継続用法)

※現在完了進行形

※make, let, help+動詞の原形

※現在分詞の形容詞的用法(後置修飾)

※関係代名詞(目的格that)

※仮定法過去(be動詞)

※仮定法過去(一般動詞)

【今回改めて学んだ(確認した)こと】

*北原先生の語りでは、穴埋め部分は「 んー、んー」ということ。例:I have a mmm.(ペンを持ちながら)

*書かせた後、復習の部分が終わり、新文法部分の前で一度、一文一文音読のリピートをすること。(もちろん全部板書が終わってから,新文法部分が終わってからでもよいが、復習部分で音読すると、一度頭の中で整理できて良かった気がしました。次からが新しい所だよ、とわかりやすかったです。)

※音に変換することで、脳内にある音と照合することで復習作業が完了するということ。

*How manyの導入で、復習まで板書し,音読した後、パターンプラクティス的に1人の生徒にDo you have two apples?

の質問をし、No, I don’t. と答えさせ、three, four , five,… ten

apples?答えさせた後、「1発で聞くにはどうしたらいい?」と聞いて新出のHow manyに導いていた方法。

※質問を生徒にすることで、生徒をいつもからめて,巻き込んで、惹きつける手法。

※There is /areの導入でTokyo Towerは特定,不特定?どっち?と聞き、特定の時はisを使えばいいんだよという。two tall

towersは特定、不特定?と聞き、不特定の時はThere is/ areを使えばいいんだよ,というシンプルなわかりやすい説明の仕方。

※willの時は,レッツゴーのように腕をあげる。be going to は予定なので手帳を開くジェスチャーをする。

※三単現のsをつけるのは,主語が1人の時。それを日本語でいうのではなく、How many Grandma Babas ?とかHow many

dads?と聞いてから、「1人の時はsつけましょう。」とシンプルな説明。

※willの導入で、助動詞の時はどんな主語でもつけるだけと、日本語で言わないで、I can cook dinner. You? →You can

cook dinner. He? →He can cook dinner. She? →She can cook dinner.

とさらっとパターンプラクティスをすること。とにかく説明より音が先!

※発音で気をつける必要がある、won’t とwant について。won’t

はウォウント、wantはウォントとしっかり説明。(カタカナで書くのは難しいです💦北原先生は音で何度か確認されていました。)

*mustとhave toの違いをどう教えるか。先生方がどう理解しているか質問されました。皆さんいろんな考えががありました。北原先生はhave

toはそうしなければいけない状況にある場合はhave to

、そこまでの状況ではない場合はmustと言われました。教師がしっかり理解していなければ自信を持って教えられないので、もう少し調べたいと思います。

※不定詞という言葉自体がわかりにくい。北原先生も高校生,大学生まで言葉の意味が分かりづらかった。塾や参考書では不定詞の◯◯用法とすぐに出てくるが、それをいかにわかりやすく説明するかが大切。

※名詞的用法では、「名詞と同じ位置に来るからだよ」「wantの後に来る単語は何でも名詞だね。だから、wantのあとのto

learnは名詞的用法って言うよ。」と説明。

※want , like以外に名詞的用法によく使われる動詞は?と言ってtry , need, begin, start, なども紹介しておく。

※副詞的用法では、「to の前で切っても、toをandに替えても意味が通じたら副詞的用法だよ。」「to

learnが説明する言葉はどれ?」「学ぶために」どうしたの?そう、「行った」んだよね。動詞を説明する言葉を副詞って言うから副詞的用法だね。と説明。

*形容詞的用法では、「many things ってなんだ?そうか。to learn

するべきものか。説明する言葉が後ろに置かれているね。すぐ前の名詞を説明しているから形容詞用法。1年の時に習った、Look at the book

on/in/under the desk. これも説明する言葉を後ろに置くのは同じだね。(わくわくナルホド英文法の教師用より)

※現在完了の用法には、それぞれマーカー(見分けるための目印の言葉)がある。ジャレマガで扱う時にどの用法?と聞くとよい。

*現在完了進行形は、進行形を使うことによって現在までの動作の継続がよりはっきりしてくるので「現在完了形継続用法」よりもよく使われる。

*現在分詞の形容詞的用法(後置修飾)では、新文法導入後に高校生,大学生向けにナルホド話をするとよい。ロマンス語(フランス語,イタリア語、スペイン語)では形容詞一語でも後置修飾になる。Mont

Blanc

*後置修飾は文ではなく,最初は句で導入した方がフォーカスしやすい。「走っている電車= a running train 」

*なぜ関係代名詞というか。二つの文を関係づけている代名詞だから。

Look at the house. +Jim built it.

Look at the house which Jim built.

=Look at the house that Jim built.

同じところはどこ?houseとitだね。itは代名詞だよね。それをくっつけて一つになっちゃったから関係代名詞というんだよ。

*仮定法は現実と違う時に使う。

*今は3000円持ってないけどもし持っていると仮定したら→仮定法過去

*あの時3000円持ってなかったけど、もし持っていたと仮定したら→仮定法過去完了(高校)

●S先生の授業風景映像の視聴

Willの導入

I —— dinner on Sundays. (cook)

Dad ——dinner on Saturdays. (cooks)

He—— dinner yesterday. ( cooked)

Why don’t you think? Open your textbook! Do something

!(分かりやすい英語でしっかり指導されていました)

Mom — —— —— —— dinner tomorrow.

Mom is tired and busy. So instead of her,(語り)

I — cook dinner.

S先生は、プロジェクターにご自分のタブレット(パソコン)からパワポを映し、生徒にはノートには、全部従来通り書かせている、とのことでした。なぜかというと、プリントを配った時、できる生徒はどんどん先にやってしまい、うまく行かなかったので、一度やってみてやめ、あとは写させる方式にしたそうです。S先生によると、このパワポの利点は,板書で字の上手い下手の教師側の差が出ないことだとお話しがありました。

私は中2のモニターでやらせて頂いた時、生徒には余白はカットして小さいプリントを配り、ノートに貼らせました。生徒は他教科(社会も理科も)でプリントをノートに貼るのは慣れているため,それほど大変ではありませんでした。私自身は板書を手書きでしました。それでも生徒が書かない分、とても時短出来ました。出来る生徒には、出来ない子にとにかく教えてあげることを励ましました。

全部手書きとプリントのどちらがいいか、どんなところがいいか、

生徒にアンケートをとったところ、クラスの成績の良い1/4-1/5の生徒やキレイに書ける生徒は、手書きの方が頭に入るといい、大多数はプリントの方が見やすいし,要点がわかるし、ラクという反応でした。

タブレットに保存した場合、クラスルームが一年で解散したとしても残せるのか,ICTに詳しい方にお聞きしたいです。

もし残せないのならば、教師用の部分を印刷してあげれば?という提案を懇親会で北原先生に頂きました。ただ,その場合、どのよいに管理させるかが課題になるので、今後の検証が必要です。

また、1年生の初めから楽をさせるのではなく、初めは全部書かせて、そのうちプリントにするとか、タブレットに保存にするとか、段階的に導入しるのはどうか、と北原先生からのお話もありました。

ノートテイクの仕方も学ばせたいし、私はプリントを貼らせるがいいような気がしています。

S先生の生徒さんの反応は、黒板のチョークより時が黒くて見やすい、早く進むから効率が良い、先生の板書を待たなくて良い,時短で良い、黒板は場所によって見にくい見えやすいなどがなくてよい、と概ね好評でした。黒板の字を黒板消しで消すという手間も省くことができるので良いと思います。という感想には思わずなるほど!とニヤニヤしてしまいました。

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今回の例会は「わくわくナルホド英文法」の紹介でした。今まで、黒板を使ってのボードワークで行ってきたAパターンの授業がパワーポイントで行えるという教材です。年間6,000円のサブスクリプションで1〜3年生すべての文法の資料が使えます。「わくわくナルホド英文法」で検索するとすぐに購入ページに行けます。

この教材の利点は、今まで黒板に書いていた英文がすべてパワーポイントで表示できるので、教師による字の丁寧、荒いなどの板書の差がなくなり、誰でも同じ板書ができるようになります。

さらに、英文を導入する際のteacher talkも掲載されているので教師の指導力や英語力の差もある程度解消できます。

北原先生が理想とする汎用性のある指導法により近づいたのではないでしょうか。

今後、考えていかなければいけないことは、板書からパワーポイントになったことで増えた授業時間の中でどのような活動をしていくかということです。文法の導入の時間が短縮されたということは、クリエイティブな活動により時間を割けるようになったということです。北原先生は今後、「わくわくナルホド英文法」で学習した英文をより定着させるための例文集も作る予定だと話していました。時短のおかげで、より英語に触れる機会を作れそうなので、そのあたりの指導方法についても考えていきたいですね。

また、S先生が実際に「わくわくナルホド英文法」を使って授業している様子を動画で見せてくれました。そこで、生徒用のハンドアウトもPDFで用意されているのですが、1文ずつ導入した方が生徒が集中しやすいという話をしてくれました。ハンドアウト形式はワークをどんどん進める感覚で先の問題を解く生徒がいて、授業に集中しなくなるそうです。私も同じような経験をしたことがあるので、自分でも工夫して指導していきたいです。

最後に北原先生も話していましたが、この「わくわくナルホド英文法」のパワーポイントの指導は実験段階のものであり、今後我々が実践を積み重ねていく中でさらに洗練されていくものです。今までは、北原先生がトライ&エラーを繰り返して北原メソッドを作り上げてきましたが、これからは我々北研会員が北原先生のやってきたことを実践し、より良いものを作り上げていく必要があると感じました。

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本校では、3月10日に卒業式が行われました。この3年間、在校生は教室にてリモート参加だったのが、今年度は在校生も保護者も全員体育館に入ることができました。保護者と在校生はマスク着用ですが、ありがたいことに、卒業生と職員は、歌を歌う時以外はマスクを外すというスタイルで行われました。

 マスクをはずせることで、3年ぶりに発音指導ができるようになる。私自身、とてもワクワクしています。大昔、私が女子大に通っていた頃、教科教育法の授業で、教授が英語の授業では口紅を塗るようにとおっしゃっていました。生徒の目線を引き付けるのに、口紅を塗っていることが効果的だと。女子大ならではだし、時代を感じますね。マスクをして英語の授業をするなんて、どうなってしまうんだろうと悩み続けた3年間でした。

【わくわくナルホド英文法】

10月26日、北原先生が本校にお越しくださった際、Aパターンの授業を見ていただきました。

文法指導をパワーポイントで行うために、効果的な方法をあれこれ考えていて、10年前からパワポで作っていたアニメーションの機能を使って少しずつ答えを出していく方法でやってみることにしました。

Would you like a hint?と聞いたら、生徒がYes,please.と言いそうなところに一文字だけヒントを出せるようにアニメーションを設定しておきました。生徒の実態に合わせてヒントを出すには、下線部分のすべての答えに一文字ずつアニメーションを設定しないといけなかったのですが、そんなこと時間がいくらあっても足りない作業で、この日は、ここしか生徒にヒントが出せない!というリスキーな状態で授業に臨んでいました。

それをこの「わくわくナルホド英文法」は、叶えてくれていて、いくら仕事とは言え、浜島さんの作業量は膨大なものだったはずです。しかも3学年分すべての文法事項ですから。脱帽です。

そして、復習としてどの文を使うか、どのステップで文法を導入すれば分かりやすいのか、どういう説明をすれば、すんなり新文法に繋がるのか、これを考えるのが英語教員の醍醐味なんですが、毎時間となると結構大変なのに、北原先生が作ってくださっているという安心感もあり、このサブスク作成には本当に感謝しかありません。

わくわくナルホド英文法は、

・各教科書の対応表

・指導書➡️先生が読み上げる内容などが書かれている先生用の指導書

・PDF➡️生徒のタブレットに送る用

・パワーポイント➡️テレビ用

からなります。

PDFは、書き終わった生徒を遊ばせないように次の文も考えさせるメリットがありますが、

他の文も全て見えてしまうので、英語が得意な生徒は最後まで全部やってしまうということも起こります。

板書をうつすことが苦手な生徒にとっては、手元のタブレットから、ノートにうつすことで困り感を軽減することができるというメリットがあります。

S先生が実際に教えていらっしゃる映像を拝見しました。S先生は、電子黒板を使用して、パワポを映し出し、2つ目以降のヒントは、タッチペンで書かれているそうです。

生徒はそれをノートに書いていますが、

板書より文字が見やすいという声があるとのこと。

教師のレベルが統一されるというメリットもあるとのことでした。

来年度は試行錯誤しながら使っていくことになりそうですが、私は今のところ、授業ではテレビで映し出す。後ろに座っていてテレビが見づらい生徒、テレビが光って見えない生徒、板書を取るのが難しい生徒のみタブレットを使用して、ミキノートに書かせたいと思っています。

家に帰り、音読しながら、タブレットの新文法をライティングノートに書き、余裕があれば、自分のオリジナル文を書いてきて、次の時間の歌の時間にでもチェックしようかと考えています。

■Aパターン文法指導のポイント

下線部を書き終わった生徒は立つ。

立っている間、教え合いをしたり、他の生徒と答えを確認し合ったりしてよい。

最後の生徒が答え、同じ答えであればリピートする。

違う答えの人は立ったまま、当てられたら答え、同じ答えの人はリピートして座る。

答えてもリピートしてくれない理由は2つ

・Voice is too low

・The answer is wrong.

終わったら、必ず音読をする。

音で入れることが大切。

疑問文では、首かしげるジェスチャーを!

学期末のアンケートで何人かの生徒が、「毎回、復習してから新文法に入ってくれるので、頭が整理できて良かったです。」と書いてくれていました。

「わくわくナルホド英文法」を使って来年度授業をするのが今から楽しみです。

今月も貴重なお話をありがとうございました。

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今回は、「わくわくナルホド英文法」のお披露目でした。新出文法の導入を生徒役となり体験しました。「教師用指導書」「生徒用PDF」「パワポのデータ」の3つがあります。Aパターンで、北原先生がどのような例文を使用しているのか知ることができただけでなく、教師用には、どんな場面でどのような語りをするかまで詳しく書かれていて、実際の授業の場面を想像することができました。

to + 動詞の原形の副詞的用法では、

I went to Spain to learn Spanish.

「to learn が説明する言葉はどれ?「学ぶために」どうしたの?そう、「行った」んだよね。動詞を説明する言葉を副詞っていうからこれは副詞的用法。toの前で切っても、toをandに替えても意味が通じたら副詞的用法だよ。」

というような説明が書かれています。

ヒントが欲しい子がいた場合には、最初の文字を一文字ずつ表示するようになっていて、分かりやすいと思いました。パワーポイントを動かすのに、パソコンのマウスパッドをクリックするのではなく、指輪のように指にはめて使えるフィンガープレゼンターも紹介していただきました。自分もぜひ購入したいと思い、調べています。

PDFのデータでもプリントでも、次の英文がすでにのっているため、生徒の目に入ってしまうということもあるので、自分が実際にAパターンで行う時には、生徒のタブレットにPDFを送信するやり方か、印刷して配付するやり方か、今までどおりに生徒はノートに書くやり方か、いずれも試してみようと思います。

S先生が、実際にパワポを使って授業をしている動画を見せてくださいました。S先生からは、板書する時間が省けるので、生徒の様子をよく見ることができるようになったというようなお話がありました。生徒からの声として、先生が板書するのを待たなくてもよい、というものや、書く時間が省かれてよい、などがあったようです。

北原先生から、Aパターンができた理由は、新たな文法復習をする機会を作るためと話がお話されていました。私も北原メソッドに出会う前は、Aパターンのような形で復習の時間をとることはなかったのですが、Aパターンで復習を行うようになると、以前に学習したことは多くの生徒が忘れていることが分かりました。だから1年生に戻ることが必要なのですね。復習の部分が終わったら1文ずつ音読し、生徒にリピートさせることで、音を頭に入れてあげることが大切だということです。

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「進化」その1

 「わくわくナルホド英文法」。特に空欄の文字、1文字ずつの再生が効果的。

「進化」その2

 北原先生の説明が一層分かりやすく進化。

 理由:口調と声のトーンはより穏やかに。今まで以上にリラックスして聞けるので頭に入りやすい。

「進化」その3

 (その2の結果)より一層多くの方が「やってみよう!」と考えると思います。

 

 まとめ:北原メソッドの一層の普遍化へ。K先生のお言葉通り、北研メンバーで一層磨き上げて素晴らしい物に!

 懇親会

 北原先生のお隣でドキドキ。皆様に温かく迎えて頂き、心から感謝。私が、1980年代に「おかしいな」と思っていたことに対する北原先生の一言に溜飲が下る。帰途、いつもMLから刺激を頂くT先生、初対面のN先生ともお話ができて嬉しいひとときでした。どうもありがとうございました。

 元同僚との最近の会話より

元同僚は、新採以来、習熟度別クラスで授業。本人もそれが生徒の学力を伸ばすと信じて疑わず。ところが勤務校は、育児休業中に東京方式例1*へ。(私は、北研で勉強しつつ、同僚と共に徐々に変えました。)初めての少人数の形式に不安を抱えながら復職。ところが、1年間共に授業をやってみて、「あの子達があんな事ができるなんて思っていなかった。お互いに協力して、それぞれが学び合う集団になっていた。本当に感動した。(異動前の)最後の1年間が最高に勉強になった日々だった。」と今も思っているとつい最近、言われました。

この話を北原先生にご報告して喜んでいただけて嬉しかったです。

私は、何としても勤務校の授業+形態を変えたくて、自分が力を付けるために、退職前の4年間、北研に通いました。出会いにも恵まれました。北研があったことに心から感謝しています。

(*東京方式例1とは、各層の学力が均等人数になるようなクラス。「習熟度別クラス」を打破して都教委にこれを認めさせたのが北原先生を始めとする当時の東京の先生方。都教委の方針を覆した、本当にすごい事だったのです。)

個別最適化とは…

実は、私はこの言葉に違和感を持っていました。ちょっと話題になると、「学校には無駄が必要」という北原先生のお言葉。同感です。無駄が少なくなると息苦しくなる。学校に足が向かない。人生には、無駄と思われることが必要。実は、無駄な物などない。もう、先生ではない私には何も言えないのですが。現場の先生方のご活躍を陰ながら応援しています。

他にも先生方のお話に頷きながら耳を傾ける幸せなひとときでした。しっかりと実践を積み重ねる皆様のお言葉は心強いばかり。私も私の場所でがんばります。

北原先生、会場校のN先生、そして、北研の皆様。エネルギーをありがとうございました。北研にがんばって通ってよかったです。

皆様のますますのご活躍をお祈りしています。 

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当日は、雨が降る少し肌寒い日ではありましたが、北原先生、そしてお集まりになった先生方の熱気あふれる、素晴らしい研修会でした。北原先生の「ワクワクナルホド英文法」を教材に、模擬授業と、授業で実際に使用する際の解説をしていただきました。

書けない生徒のためにずつヒントを与えながら気付かせ、書かせていくという一連の流れで、とてもテンポよく進められていらっしゃいました。基本の流れは、既に他の先生方も書かれていらっしゃいますが、プロジェクター等に穴埋めの問題を映し、生徒は先生のヒントをもとに答えを書いて立つ。答えを言った生徒の後について、他の生徒も答えを言うというもの。生徒に活動させ、飽きさせない工夫が散りばめられていました。途中でS先生の模擬授業も拝見させて頂き、大変に勉強になりました。ありがとうございました。私の勤務校には電子黒板がないため、パワーポイントにしてテレビにうつすか、黒板を活用しようと考え中です。

今回の研修で学んだことは沢山ありますが、やはり生徒を惹きつけるTeacher talkの重要さについて、私自身を見直す良いきっかけとなりました。模擬授業を受けさせていただき、そのテンポの良さと、生徒が理解できる英語を使って語りかけていらっしゃるお姿・・・。懇親会で、生徒がシーンとなった時の対処法を様々な先生方から教えていただきましたが(わかりやすい英語に置き換えてもう一度聞いてみる、答えを言ってright?と念をおし先に進む、など)(その節はありがとうございました)まずは生徒がシーンとすることのない授業を目指し精進します。昨日が終了式でした。来年度も北研からたくさんのことを学び、より良い授業を行なっていくことができるよう、頑張ります!またよろしくお願い致します。

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研修の初めに「中学校発信語彙リスト三種」を頂きました。

内容を確認させて頂いたところ、語彙の種類や活用方法などが詳しく載っており、とても参考になりました。

その後、北原先生に「わくわくナルホド英文法」を実際に使い、実演と解説をして頂きました。

サブスクリプションの3点セットになっており、「教師用指導書」、「生徒PDF」、「パワーポイントデータ」の一式が入っています。

以下、使い方です。

①生徒用タブレットにロイロノートやGoogle Classroom等を使って、生徒用ワークシート(PDF)を送る。→紙版を配布すると生徒の管理問題も解決できる。

②プロジェクター等にパワーポイントを映す。→教員側の時短になる。

③教師用の「語り(場面)」は「教師用指導書」の必要なページをプリントアウトして読みあげる。

④・生徒はペンや手書きで下線に適語を書いて立つ。

・書けない生徒のために、ヒントとして( )―( )に当該文法事項の初出教科書のレッスン名とセクション名を書き、生徒はそのページを見て習ったことを思い出す。

→電子黒板のペン機能を使うと、すぐに書くことができ、生徒にも伝えやすい。

・生徒は書けたら立つ。そして友達と小さい声で答えを確認させたり、書けていない生徒のヘルプをしたりさせることで、早く終わった生徒を遊ばせない。

・書けない生徒にWould you like a hint?などと聞いて、Yes, please.と声が聞こえたら、「頭文字だけを書く」「最後の文字だけを書く」「最初の2文字を書く」など、どんどんヒントを出す。

→北原先生の授業ではジェスチャーも交えながら説明されていました。

・最後に立った生徒が答えを言う。他の生徒は自分と同じ答えなら、それを繰り返して言う。

・教師は最後の生徒が正解したら正解を映す。

・順次パワーポイントを進める。

→教師がパソコンに付きっきりになり、生徒に目が届かなくならないよう、ポインターなどを使用すると良い。

・復習部分が終わったら1文1文音読し、生徒は繰り返す。新出文法を提示したら、同様に音読させる。

→音に変換して、頭でもう一度確認させることが必要。

・全てのボードワークが終わったら、生徒は画面をタブレットに保存する。

→年度をまたいで保存できないこともあるようなので、工夫が必要。

使い方の説明をして頂いた後、北原先生から実際に実演をして頂きました。

生徒役として参加しましたが、内容がパターン化されており、とても分かりやすかったです。

パワーポイントで映せるのでテンポよく授業を進められ、生徒も頭と体を動かしながら参加できると感じました。

教師用指導書にある語りも分かりやすく、ヒントを生徒に出すときにジェスチャーも交えて行うことで、視覚的にも考えさせることができるのは良いと思いました。

複数の文法事項の導入・解説の仕方を教えて頂いたので、自分の授業でも実践したいと思います。

また、途中でS先生が生徒を相手に「わくわくナルホド英文法」を使って授業をした動画を見せて頂きました。

生徒の反応も良く、ヒントを交えながら質問を提示することで、文法事項の定着が出来ていると感じました。

今回の北研では、実際に授業を受けさせて頂くことで、どのように授業を展開したら良いのかより具体的にイメージすることが出来ました。

学んだことを活かせるよう、教材研究と授業力向上に努めたいと思います。

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北原先生から「中学校発信語彙リスト三種」をいただきました。ありがとうございます。リストアップされた語は以前私がメーリスで共有したものと同じでしょうか。これからの語彙指導の際の参考にさせていただきます。

例会のメインとなったのは完成した「わくわくナルホド英文法」の紹介でした。私が気づいたこの教材の利点を以下にまとめます。

①既習文法から新出文法の流れができている

②Teacher Talkが書いてある

③教師の字の乱雑さに左右されない

④効率的に活動が進められる

①②について

新しいことを教えることに一生懸命な教員が多いのは当然のことです。以前北原先生が既習文法についてある先生に「あなたならどうやって、いつ生徒に復習させますか」と鋭くツッコミを入れていたことを思い出しました。教えたら教えっぱなしではなく、Aパターンの度に既習文法と関連づけて新出文法を導入することで定着度の低い生徒も拾っていく、これも北原メソッドの強みなのだと思います。それが体系的にまとめられているのが「わくわくナルホド英文法」です。そして、その道筋も書いてあるので非常に勉強になります。

③について

自分の字の乱雑さを「自分の個性だ」とか「こういう字なので申し訳ない」と諦める教員がいます。実際に身近にいるので困ったものですが、教員になって間もない頃、自分も黒板に殴り書くように板書していました。しかし、特別支援に関することを学んでいくうちに、いかに視覚的な情報を効果的に提示するかの重要性に気がつきました。「わくわくナルホド英文法」は教員の字の丁寧さ、乱雑さに左右されないのが一つの強みだと思います。

④について

これは生徒が実感したことでもありますが、この教材を使うことで時間の短縮に繋がります。個人的に、試行錯誤を繰り返し、無駄を省き、効果的な活動を選別して残ったのが今の北原メソッドだと感じています。この教材を使うことで更に磨きをかけることができるなと思います。

お時間いただきまして、実際に教材を使用した授業映像も参加した先生方にはお見せしました。もし機材を使用するうえで分からない点があれば、各学校に配置されているICT支援員に聞くのが良いと思います。

いくつもAパターンの実践を披露していただきましたがそのうちの一つをレポートにしたいと思います。

23過去進行形

I sleep well every day

Grandmama Baba slept 〃 yesterday.

〃 〃 is sleeping now.

〃 〃 was sleeping then.

現在進行形のis sleepingを考えて書かせる時に北原先生が

Oh, where is Grandma Baba?

She’s in her room.

What’s she doing?

というスーパーショートスキットを一人二役で演じ、ターゲットのセンテンスに繋げていました。この間わずか5秒。この臨場感や全体を通したスピード感、空気感は実際に北研に足を運んでこそだと思います。

その他、不定詞の3つの用法の導入や高校から降りてきた仮定法も教えていただきました。ありがとうございました。

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0.1 北原先生からF先生の実践報告について

3/18のF先生のメール「3年間北原メソッドで活動した生徒の報告」のさらに詳しい実践が、今秋発刊の北原先生の幹本に掲載される。昔の古い歌でも生徒は喜んで喰いついてくる。(私は時々新しい曲で文法的に使えそうなものを選んでプリントを作りますが、時間がかかりなかなか続かないので、手元にある昔の曲でも良いんだと励まされました。) 

F先生のさらに詳しい実践、勉強になります。シェアありがとうございます。

0.2 辞書指導ワークショップin 兵庫、新潟、多摩について

新潟のワークショップはK先生が企画されされていたもの。K先生の思いが多くの先生方に伝わるワークショップです。

1. 「わくわくナルホド英文法」について

「教師用指導書」「生徒PDF」「パワーポイント データ」の3つで一式

・用意して頂いた以下の文法事項を全てやっていただきました。北原先生、すごいです!

・私自身わかっているのに自信が無くなったり、周りが気になり様子をうかがったり、焦ったりと久しぶりに生徒の気持ちになりました。4月からの授業に大変参考になりました。

□教えていただいた文法項目

■ 1 What is -? , 7 How many -s do you have? (小学校)

■ 9 When do you -? (Program 2-2) , 18 There is/are -. Is/Are there -? (Program 7-1)

  23 過去進行形(Program 10-3) , 2 will (Program 1-2 )

■   7 have to -/ don’t have to ( Program 2-3 ) , 8 to+動詞の原形の名詞的用法 (Program 3-1) , 10 to+動詞の原形の副詞的用法 (Program 3-3) , 11 to+動詞の原形の形容詞的用法 (Program 3-3) , 18 主語+動詞+人+物(第4文型SVOO) (Program 5-3) , 21 現在完了形(完了用法) (Program 7-1) , 24 現在完了形(継続用法) (Program 8-1) , 25 現在完了進行形 (Program 8-2)

■   8 make, let, help+動詞の原形, 9 現在分詞の形容詞的用法, 15 関係代名詞(目的格that) , 17 仮定法過去(be動詞), 18 仮定法過去( 一般動詞)

■   大田区立大森第六中学校のS先生が実際に「わくわく英文法」のwillの導入部分の授業をされている動画を見せてくださいました。パワーポイントで提示し、生徒達はノートに書くそうです。定着度の低い生徒にはその方がわかりやすく、また、プリントだと先回りしてやってしまう生徒がいるのでノートの方がよいとおっしゃっていました。

■ 【 2 will (Program 1-2)】には『我が家の夕食当番』表が掲載されていて日曜から土曜日までだれが夕食作りをするのかをやりとりできるようになっていて、この視点がやはり北原先生だなと思います。実際の場面を必ず出しながら英語で問い、答えさせる、頭を使わせる授業は「わくわくペアワーク」も同様だと今さらながら実感しました。

<感想:学んだこと>

・教師用の欄の「語り(場面)」には、生徒にどう語り掛け示すかが具体的に説明されていて、生徒にも教師にも授業をイメージしやすくなっているのが本当にありがたいです。

・新文法の前に必ず復習があり、しかもその時に北原先生がはっきりと「ここまでが復習になります。」と生徒にわかりやすく語り掛けていたのが、私には印象的でした。自分は果たしてこのように生徒サイドにたって授業をしていただろうかと自問自答しています。

・復習でのRepeat after the teacherでは、やりとりを臨場感を出し声色も変えて生徒が場面をイメージできるようにしっかり演じていたのもハッとさせられました。

・また、復習の文の一部を別な名詞を入れ変えて生徒とinteractionしていました。文法でもこのように運用可能な言語として柔軟に文法を教えられるのだと目から鱗でした!私の学校では、中1~高1まで毎週文法の参考書に沿って1単元ずつ小テストがあるため、何とかその文法を消化するのに精いっぱいでした。使える言語として文法を教える視点が欠落していた気がします。

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1.『中学校発信語彙リスト三種』

東京都中英研の先行研究に基づき、中学校検定教科書の語彙を3段階に分類したリストで、

アルファベット順に掲載されていて、検索もしやすく、大変貴重な資料をいただきました。

2.『わくわくナルホド英文法』を使用して、Aパターンの授業をしていただきました。

各学年とも『わくわくナルホド英文法』は「教師用指導書」「生徒PDF」「パワーポイントデータ」の3点で1セットなっています。

これまでのAパターンの指導で、板書からパワーポイントにツールが変わったという、提示のしかたの変更だけで、

特に変わったことはありません。

空欄を含むセンテンスを提示して、生徒は空欄にあてはまる語を考えて、空欄補充したら起立して待つ。

生徒が全員立ち上がったら、最後に立った生徒を指名して、センテンスを読み上げさせ、

同じセンテンスの生徒はリピートする、

という流れは変わらず、特に違和感等もありませんでした。指導書にはTeacher Talkも掲載されています。

パワーポイントで提示するので、教師が板書をする(提示する)時間が短くなり、その浮いた時間を他の活動に充てることも可能になります。

現学習指導要領で学習内容が大幅に増えた分、この時間が少しでも浮くことは、ありがたいことです。

3.S先生の授業動画

『わくわくナルホド英文法』使用した授業の動画も視聴させていただき、楽しく、テンポよく進められている様子がうかがえました。

『わくわくナルホド英文法』には、生徒用のワークシートがあるので、こちらを使用することもできますが、

教師が提示するセンテンスがすべてワークシートに掲載されているため、これまで通り生徒はノートに書き写す方がよいというお話もいただきました。

空欄のあるセンテンスが並んだワークシートを受け取ると、普通のワークブックに取り組むような感覚になってしまい、

やはり自分で文頭から手を動かして書いた方が、センテンスで確認していくことができそうな気がします。

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〇指導書にTeacher Talkがあるのは素晴らしいこと

「幹」の本文、テロップ、Web映像でも、文字化することを心掛けました。ルール、

なるほど〜という説明、ちょっとしたつっつき…これが随所にあることは非常に役立

つではず。

そして、さらに何かの形で蓄積できるといいですね。1年期限のサブスクなら更新の

機会も…?(と、勝手に言ってみる)。

〇形を変えたらやること

時短→稼いだ時間で何をやる? がまず、でしょうがほかにやることも。表現方法が

変われば、反応も変わるし意識も変わる。これをどう生かし、越えるかは皆さん次第

でしょう。期待し、応援します。わくわく新学期ですね!

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