今日は4年?ぶりに北研に参加させていただきました。会場までの道のりは初めてで、着いてからもどこから入っていいのか分からず、ウロウロしていたところ、志茂田中学校の職員の方(でしょうか…)に声をかけていただきました。ありがとうございました。そして、教室に入って北原先生に声をかけていただき、もうテンションが上がりました(笑)!!生北原先生にお会いできて、元気が出ました!いつも温かく迎えてくださり、ありがとうございます。また、顔を覚えてくださった先生方もいて、お話することができました。時間が過ぎるのがとても早く、充実した時間を過ごさせていただきました。皆様、ありがとうございました。(^▽^)/
1 じゃれマガカルチャー
ジャレル先生の読みトレ50や100、じゃれマガはご存知の方も多いと思います。北原先生はじゃれマガをもとにワークシートを作成していらっしゃいますが、じゃれマガカルチャーは、「文化」に特化したワークシートです。久しぶりに生徒として、北原先生のじゃれマガレッスンを受けてました。以下北原先生の発言をもとに書きます。
じゃれマガ① Today’s Topic…Royal Family
Britain and Japan are similar. Both countries are islands, and both countries have royal families. There are differences, however. The British Royal family has a lot of freedom. For example, the other day in Scotland, TV viewers were surprised when they turned on the weather report. Instead of the usual weatherman, they say Prince Charles. He gave the weather report for the day.
・下線が引いてあるところは、とばす。
・There are differences, however. 生徒のレベルに合わせて説明する。(Howeverは文頭に来ることもあれば、文中、最後にくることもあるよ。)
・freedomはCountable? Uncountable? sがないから。
・turned on 反対は? turn off
・(先生用に)weatherは何音節? 2音節
・(先生用に)Prince Charles Princeのnの発音によって、ceがツのように聞こえる。nとŋの発音がきちんと区別できる日本人は少ない。また、「準1級、準2級」を区別できる外国の人は結構日本が長いかも。
じゃれマガ➁ Today’s Topic…Until When?
I work at an environmental center, and I am in charge of the work schedule. The other day, one of the workers caught a cold. She sent me an email in Japanese saying that she would be off work. She said “suiyoubi made.” I thought that she would be absent “until Wednesday.” In other words, she would start work again on Wednesday. I didn’t find someone to take her place and this caused a problem. Now I know that “until” and “made” are not always the same. I will be more careful using Japanese, but please remember that in English it is better to say “through Wednesday.”
・sent me an emailこれはどこでやった?文法は教科書に戻してあげる。プロたるもの、文法を教科書のどこで習うかパッと言えなければいけない!(反省です…)
・saying that thatは□の何? 接続詞
・would は何? willの過去形。何で? 時制を合わせるため。この時制の一致は文法事項ではでてこないため、くせもの。
・until □の? どうして? 名詞(Wednesday)の前にあるから。
・someone to take her place どこで習った? 文法用語を使わずに、教科書に戻す!
・(先生用に)not always 部分否定
・untilと byの違い untilは継続を表す byは期限を表す
2 生徒のパフォーマンスビデオ
1つ目・・・1年生初めての音読テスト 平成28年度1学期
久しぶりに赤坂中の生徒のビデオを拝見しました。1年生6月の映像でした。どの生徒も、丁寧に発音している、発音を意識した音読をしている、という印象でした。それは、どの生徒も北原先生の音読テスト前の告知をきちんと読んで、練習してきているからだと感じました。生徒に分かりやすい告知をすることによって、生徒は何を評価されるのかが分かり、生徒もA評価に向けて頑張れると思いました。また、音読テストはJoel先生が行い(採点も)、北原先生は授業を進める、というスタイルでやることによって、効率的に行っていると感じました。
2つ目・・・1年生自己紹介ビデオ 平成28年度1学期
発音が丁寧になされており、自己紹介の内容とジェスチャーが合っていました。また、名前、家族、好きなこと、食べ物、スポーツについて話されていましたが、どれもその話題について2文(以上)話しているように感じました。たとえば、I have a brother, His name is…. He is strong. / I play badminton. I’m in the badminton club. のようなかたちです。
3つ目・・・2年生スキット「スキットづくりを楽しもう」 平成28年度1学期
・どのペアもとっても楽しそうに話していました。宇宙に行くなど、それぞれがユーモアあふれる内容でした。また、ペアが忘れかけたときには相手がジェスチャーで思い出させてあげる様子も見られ、ペアで頑張って練習したのだろうと伺えました。
・北原先生は発表を聞きながら、その場で評価していたそうです。なるべく時間の中で評価をする。あとからやるのは大変でしょう、とおっしゃっていましたが、まさにそのとおり!と思いました。後からやるのは時間がかかって大変でした。
・途中で日本語を話したペアは、北原先生の効果音とともに、切られていました。事前に生徒にも伝え、実行するからこそ、生徒は一生懸命覚えるのだろうとも思いました。
4つ目・・・2年生音読テスト 平成28年度1学期
1年生のゆっくりと、そして丁寧に発音する音読から、2年生は格段にスピードがアップし、英語らしい発音はそのまま!というレベルアップした音読でした。また、partyやa lot ofなどのtが欠落など、自然にできていました。これらは教えたわけではない(嫌いになるから)、早く読む練習をしているからだと教えてくれました。
・1年生のときにはなかった評価項目「臨場感」がありました。(Lisaになりきってはつらつと言っているかどうか)
・2年生6月の段階で発音ができている(仕上がっている)。
5つ目・・・3年生スピーキングテスト「修学旅行の思い出」 平成28年1学期
どの生徒も会話が弾み、テストというよりは楽しんでやっている、伝えたいという思いが見られるものでした。特に印象に思ったことは、1つの話題について深く話せることです。例えば、御朱印長を見せながら話した生徒は、歴史にも触れていました。また、awesome, a book to collect, is covered with, is made from, easy to dry, faster than I thoughtなど流れるように言葉が出てきていました。こんなに話せるなんてすごいよ、赤坂中生!と思いました。
・事前の準備はなし。〇〇(いつ)にやるよ、とテスト日を伝え、プリントを配付する。プリントは話の組み立て方ヒント。
・しゃべることが楽しいという経験の積み重ねが大事。
6つ目・・・3年生スキット「あの人にインタビューしよう」 平成28年度1学期
このときの3年生には評定1・2がいない学年だったそうです。どの生徒もA~A+。ここでも、ユーモアにあふれ、聞いていて面白い!生徒の伝えたい、笑わせたいという思いが見てとれました。
・北原先生からは、内容的にダメなもの(例えば、人を殺すなど)は指導するというお話がありました。
3 K先生の授業
K先生が1年目のときのビデオを拝見し、グループ討議を行いました。修学旅行明けでお疲れの中、お話してくださり、ありがとうございました。1年目とは思えない様子で、北原メソッドをやっておられました。また、大学で北原先生と出会い、学べたことはとても羨ましい限りです!
帯活動では、アクションカードを使いながら音としてingをつけて練習。授業の中で使用していたオーストラリアのNew Year’s Eveの様子を見せながら、現在進行形を使い、様子を説明。そして、教科書のScenesの動画を流して、何と話しているか気づかせる。その後に、新出文法として導入する、といった音から文字への手順が組まれていました。早く終わった生徒は別の生徒を教えに行く様子がうつっており、日ごろからそういう指導をしているのだと感じました。ビデオはここで終わってしまいましたが、ぜひ、また機会がありましたら見せてほしいと思いました。K先生、ありがとうございました。
コロナも徐々に収まり、北研に行きたいなとひそかに思っていましたが、今回、急遽、参加できそう!と思い、いろいろ調整して参加することができました。最近自信というか、元気がなくなっていたので、北原先生や北研の先生方にお会いすることができて、本当に来てよかった!と思いました。エネルギーをチャージさせてもらいました。北原先生、北研の皆様、ありがとうございました。
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1. 「じゃれマガカルチャー」紹介とじゃれマガ授業体験
2.赤坂中生徒のパフォーマンスビデオ
赤坂中生徒の3年間の成長記録を拝見しました。入念な事前準備で、生徒たちが迷いなく取り組める仕組みができていました。試験期日、会場での動線と手順、パフォーマンス向上のヒントが前もって示され、評価項目・規準・基準、成績の扱いも明らかになっていることがわかりました。
(1)1年生初めての音読テスト(6月中旬)
評価項目:①語と語のつながり ②発音(l, r, v, th) ③イントネーション
評価規準:②個々の発音がきちんとできているか
①③全体として英語らしい発音になっているか
評価基準:A+ネイティブ並み⇒Cもっと練習が必要 5段階
(2)1年生自己紹介(7月初旬)
評価項目:①発音 ②内容 ③演技
評価基準:A+3つの要素を満たし、発音がネイティブ並⇒D途中で止まる 7段階
(3)2年生スキット(6月上旬)
北原先生、ジョウル先生、前田先生の3人で評価
評価項目:①発音 ②内容 ③演技
評価基準:A+3つの要素を満たし、発音がネイティブ並⇒D途中で止まる 7段階
(4)2年生音読テスト(6月中旬)
評価項目:①イントネーション ②発音(f, v, th, l, r) ③臨場感
評価規準:①英語らしい音の流れができているか
②子音がはっきり発音されているか
③Lisaになりきってはつらつと言っているか
評価基準:A+ネイティブ並み⇒C通じない 6段階
(5)3年生スピーキングテスト「修学旅行の思い出」(6月初旬)
「修学旅行のお土産やパンフレットを見せて2分間対話を持続させる」
話の組み立て方のヒントを与える
①相手の注意を引く ②ジョウル先生への質問を用意する ③効果的なワザ(笑顔)など
評価規準:①多くの語彙、文型、表現をつかっているか
②質問に的確かつ迅速にこたえているか
③言語以外の表現(ジェスチャー、表情、アイコンタクト)を使っているか
評価基準:A①②③を満たす⇒C2分間話が続かない 5段階
(6)3年生スキット「あの人にインタビューしよう」
北原先生、ジョウル先生、前田先生の3人で評価
評価項目:①発音 ②内容 ③演技
評価基準:A+3つの要素を満たし、発音がネイティブ並⇒D途中で止まる 7段階
3.K先生の授業ビデオ
1年生 現在進行形導入 Program8 The Year-End Events (SUNSHINE Enflish Course 1)
上智大学で北原先生の講義を受けられたとのことで、北原メソッドが光る授業でした。
・落ち着いた優しい語り口で聞きやすく、生徒も助け合いながらよく活動していました。
・シドニーの年越しを紹介したビデオを見せながら、先生が状況を伝える形で、自然に現在進行形が導入されていました。
・絵カードで動詞ingの口慣らし、be動詞、一般動詞を復習してから現在進行形の形へと順を追って学習できるように工夫されていました。
ビデオ視聴ごとに少人数で感想や意見を交換しました。その中で新しい気付きがあり、北原先生に説明していただき、大変勉強になりました。ありがとうございました。
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意を決して、2回目、5年ぶり?に参加して、元気をいただきました。ありがとうございました。
1. じゃれマガ
3つのじゃれマガの難易度の違い、実際の使い方を具体的に教えていただきました。
今までじゃれマガをテスト問題として使うことはあったのですが、実際に授業で使うことはほとんどありませんでした。今回の体験を経て、進め方の理解がようやく深まりました(多分)ので今教えている学年が3年生になった来年度使うことを決意しました。
2. パフォーマンステストのビデオ視聴
北原先生が赤坂中でなさったパフォーマンステストを全学年視聴させていただきました。
話には聞いていましたが、こんなにも話せるようになるとは!と驚きました。また学年を追って見せていただきましたので成長の度合いや事前の指示がよく分かりました。また、授業をつぶさない授業中に取り出してやる方法をぜひ試してみようとも思いました。
3.K先生の授業ビデオ視聴
帯活動の歌、アクションカードでの〜ingの練習→動画で現在進行形の導入→教科書アニメによる理解→穴埋めでの文法説明と言う流れでした。
新採1年目で文法導入を北原メソッドで行い、それを北原先生に参観していただき、さらにそれを北研で公開された加藤先生が本当に素晴らしいです!!!
教材にリンクした動画の活用や生徒たちの協力体制の構築、他の先生方の温かいコメント、私に欠けているものです。心がけていきたいと思います。
今年度はたくさん参加したいと思います。今後もよろしくお願いいたします。
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【1】生徒のパフォーマンスビデオ
私の教室では、今回見せていただいた平成28年度の生徒達が使っていた旧Sunshineを、小学生達が使っているので、とても参考になった。
2年生になるとparty, a lot of, puddingのように文中で音がtやddが/d/, /r/に変わっていく発音も出来ていた。
北原先生「中2のこの頃(1学期)に、発音はほぼ完成している。中1の音読の段階で、速く読む練習をする中で、このような発音が自然に出来るようにした。一つひとつの発音を取り出して発音させると、楽しくないので、楽しい雰囲気の中でやった。」
グループ討議の際、中1の自己紹介の中で、内容を関連づけて、内容の流れがスムーズであることが指摘された。これは、旧Sunshineの教科書の指示がそのようになっていて、生徒が、忠実に教科書の指示を守っている証であろう。
九段中のリテリングを例にあげながら、北原先生は、今回もあらためて、SunshineのMy Projectのような、生徒達が自分たちのアイディアを基に考えるスキットをやらせながら、生徒達自身が自ら他の生徒達に見せたいと思うような活動をさせるべきとおっしゃっていた。
3年生スキット「あの人にインタビューしよう」での「やくざ」へのインタビューの後で、生徒に対する生活指導として、「kill peopleのような表現を使うべきではない」と指導した。
【2】北原の参観授業
初任者による中1の2学期、現在進行形を導入するAパターンの授業。
特別支援の生徒を配慮しながら、全体を見渡して落ち着いた対応をした指導。ingをアクションカードを用いて音で練習して、YouTubeや教科書のScenesの動画で文を聞かせた上で、ノートに文を書かせる流れ。
授業者本人には直接、グループ討議内で伝えたことだが、現行教科書では本文がとても長いので、できるだけカットできるところはカットすることが必要。スピード感も大事。具体的には、ノートに書く場面をあげた。
先生が「私はリサです」、「私はテニスを毎日しています」と言ってから生徒がノートに文を書いていたが、これでは、先生の日本語が、生徒の創造力を失わせてしまう。
*私なら次のようにする。
何も言わずにI ( ) tennis every day. を書かせる。空欄を埋めて文を書いた生徒は立つ。全員立ったら、最後の生徒が答えを埋めた文を言う。同じ文を書いた生徒は座る。
practice, play, watchなどが生徒の答えとして考えられる。答えは一つではないので、それぞれが出た段階で、同じ答えを生徒が、段階的に座っていく。
今回は、新潟県、岩手県からの先生が来られた。通いやすい東京や関東の若手は、できるだけ北原先生から直接、研修で学び、自ら授業を改善していくべきだと思う。
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今月の例会では、久しぶりに会えた人もいて、楽しかったです。懇親会は6人の参加でしたが、とても深い英語教育の話ができました。素敵な時間をありがとうございました。
1 じゃれマガカルチャー
毎年繰り返し使えるじゃれマガの教材ということで作られたものです。読みトレ100とじゃれマガの間の難易度の教材を目指して作ったそうです。
私も昨年度、読みトレ100とじゃれマガの両方を授業で扱っていましたが、読みトレ100だと簡単すぎと感じ、じゃれマガだと英検準2級レベルの生徒でも苦労していたので、その中間くらいの教材があればいいなと思っていました。
わくわくペアワークと同様にサブスクリプションサービスになっているので、是非使いたいです。
2 生徒のパフォーマンスビデオ
(1)音読テスト
1年生と2年生の1学期の音読テストを見ました。1年生は1つ1つの音は丁寧に正確に読んでいますが、まだまだたどたどしい感じで読んでいますが、2年生になるとスラスラ読んでいました。北原先生曰く、「2年生の1学期で音読は完成している。」ここは、自分の生徒と大きく異なる点だと思います。2年生の1学期に音読が完成していて、その状態で教科書を50回音読したら、それは大きな差になりますよね。
2年生の1学期で音読が完成するためには、1年生1学期の指導(最初のfine, thank you, everyoneのチェック、aa appleのフォニックス指導)、そして1年生のターゲットダイアローグ暗唱の指導が大事です。ターゲットダイアローグの指導は発音に厳しいのはもちろんなのですが、それだけでは、生徒のモチベーションを維持することはできないので、トータル(発音、ジェスチャー、表情)で指導することが大事。そうすることで生徒達は楽しみながら向上していく。
(2)スキット
北原先生は、新版の教科書からスキットが消えたことを嘆いています。私の生徒もスキットの発表を通じて英語の授業を楽しみ出しました。私の生徒の場合、3年生の「有名人にインタビューしよう」スキットがきっかけで、見ている人が楽しめるパフォーマンスを追求し始めました。それまで、女子に頼っていた男子が面白いアイデアを考えはじめ、逆転現象が起き始めました。スキットは英語という言語学習を楽しむための有効な手段なのだと思います。
北原先生の生徒の場合、上記のような私の生徒に起こった現象が2年生の1学期に起きています。2年生の1学期のスキットですでに楽しいスキット作りができていて、楽しんでいます。だから、差がついたんだなと思いました。スキットは本当に生徒が変わるきっかけになります。今後もスキットの指導は続けていきたいし、教科書にも復活してほしいですね。
(3)スピーキングテスト
3年生の修学旅行のShow&Tellのスピーキングテストは圧巻でした。北原先生が「こんなに話せる中学生は他にいないでしょ」と言っていましたが、本当にその通りだと思います。私の生徒の場合、3年生の2学期くらいから話せるようになってきましたが、それでも何か質問されたことに対して話すことができる程度で、赤坂中の生徒のように1人でペラペラと何かを相手に伝えることは苦手でした。あんな風に話せる生徒はどこにもいないと思いますし、あのような生徒を育てたいです。自分の指導でもある程度の生徒が育つようになってきたなと感じていましたが、あの映像を見ると「まだまだだな」と戒めになりますね。もっと頑張ろうと思えます。
(4)使われている表現
パフォーマンスビデオの中でpartyを「パーリィ」と言ったり、「a lot of」を「ァロッロフ」と言うように話し言葉でネイティブが素早く話すときに使うような言い方をしている生徒が多かったです。これに関しては北原先生は意図的に教えたことはないらしく、普段の北原先生やALTの話している姿を見て、聞いて生徒が勝手にやるようになっていったそうです。これには教師の英語力が大きく影響しています。話すのが苦手な英語教師のもとではこのような現象は決して起こりません。英語教師としてのスピーキング力を鍛えていきたいですね。みなさんもオンライン英会話やってみませんか?私は今年で4年目に突入しました。毎日やっているおかげで先日はフィリピン人の先生から「私より上手に話せるのに何で授業を受けているの?」と言われました。うれしかったですね~。
3 北原の参観・師範授業 千葉県柏市立第三中学校加藤里紗教諭の授業
上智大学の北原先生の教え子である加藤先生の授業ということで、どんな授業をするのだろうと興味がありました。1年生の12月の授業でしたが、生徒も先生もとても落ち着いた授業でした。まだ、初任のときの授業だということで、自分の初任のときと比べると授業にすでに型があり、生徒も安心して授業を受けられていて素晴らしいと思いました。教師になる前から北原先生に出会えた幸運を生かして今後の成長が楽しみです。
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1学期に行うテストの作成を考慮し、評価項目、評価規準、評価基準を明確にまとめました。
1 じゃれマガを使った授業のやり方
1️⃣ 1分間黙読させる。かかった秒数を余白にメモさせる。
2️⃣ 読み終わったらQuestionに対する答えの部分に下線をひかせる。
3️⃣ 1分間経ったらQuestionを読み上げる。生徒は自分の答を言う。この時、キーワードさえ合っていれば正解とする。
4️⃣ 範読する。
5️⃣ 下線について質問する。生徒は答える。なるべく日本語使用を控える。
※ 下線の〇年 ( )-( )の空欄に、教師はすぐ反応できなければならない。教科書の内容が全てアタマに入っていなければ!という北原先生の言葉に背筋が伸びました。
6️⃣ 授業後にWPM数値を記録する。
※ WPM数値は、じゃれマガ使用語数✖️60を1️⃣のかかった秒数で割る。
2 生徒のパフォーマンスビデオ
① 1年生初めての音読テスト(6月中旬)<先生は授業をし、ALTがテストを実施、評価する>
・評価項目
1️⃣ 語と語のつながり
2️⃣ lの発音
3️⃣ rの発音
4️⃣ vの発音
5️⃣ thの発音
6️⃣ イントネーション
・評価規準
個々の発音がきちんとできているか
全体として英語らしい発音になっているか
・評価基準
A➕ ネイティブの発音なみ
A 日本人中学生として素晴らしい。ネイティブの発音に近い
B➕ AとBの中間
B 日本人中学1年生としては十分
C もっと練習が必要
② 1年生自己紹介(7月初旬)<先生とALTで評価する>
・評価項目
1️⃣ 発音
2️⃣ 内容
3️⃣ 演技
・評価基準
A➕ 評価項目3つの要素をすべて満たし、かつ発音がネイティブなみ
A 評価項目3つの要素をすべて満たし申し分のない出来
B➕ 評価項目1つの要素に不満がある
B 評価項目1つまたは2つの要素に不満があるが合格。
C➕ 評価項目2つの要素に不満がある。ぎりぎり合格。
C 評価項目2つ以上の要素に不満がある。不合格。
D 途中で止まってしまった。不合格。
③ 2年生スキット(6月上旬)<先生とALTで評価する>
・評価項目
1️⃣ 発音
2️⃣ 内容
3️⃣ 演技
※できていれば、評価用紙のそれぞれの欄にチェックマークを入れる。
・評価基準
A➕ 評価項目3つの要素をすべて満たし、かつ発音がネイティブなみ
A 評価項目3つの要素をすべて満たし申し分のない出来
B➕ 評価項目1つの要素に不満がある
B 評価項目1つまたは2つの要素に不満があるが合格。
C➕ 評価項目2つの要素に不満がある。ぎりぎり合格。
C 評価項目2つ以上の要素に不満がある。不合格。
D 途中で止まってしまった。不合格。
※評価用紙の総合欄に上記の基準を参考に記入する。
④ 2年生音読テスト(6月中旬)
・ 評価項目
1️⃣ イントネーション
2️⃣ 個々の語の発音
3️⃣ 臨場感
・ 評価規準
1️⃣ 英語らしい音の流れ:音の上げ下げ、強弱、音のつながり、区切りができているか。
2️⃣ 子音がはっきり発音されているか。特に、f / v / th / l / r
・評価基準
A➕ ネイティブの発音なみ
A ネイティブの発音に近い
B➕ 日本人としてはとてもうまい
B 日本人中学2年生としては十分合格
B➖ 通じるぎりぎり
C 通じない
⑤ 3年生スピーキングテスト(6月初旬)<ALTが評価する>
・ 評価項目
修学旅行のお土産やパンフレットなどをALTに見せて、2分間対話を持続
・ 評価規準
1️⃣ 可能な限り多くの語彙、文型、表現を使っているか。
2️⃣ ALTの質問に適切に即答できるか。
3️⃣ ジェスチャー、表情、アイコンタクトなどの非言語的表現を最大限に活用しているか。
・評価基準
A 評価規準をすべて満たしている
B➕ 評価規準の1つが欠けている
B 評価規準の2つが欠けている
B➖ 評価規準すべてが欠けている
C 2分間対話を持続させることができない
⑥ 3年生スキット(6月上旬)<先生とALTで評価する>
・評価項目
1️⃣ 発音
2️⃣ 内容
3️⃣ 演技
※できていれば、評価用紙のそれぞれの欄にチェックマークを入れる。
・評価基準
A➕ 評価項目3つの要素をすべて満たし、かつ発音がネイティブなみ
A 評価項目3つの要素をすべて満たし申し分のない出来
B➕ 評価項目1つの要素に不満がある
B 評価項目1つまたは2つの要素に不満があるが合格。
C➕ 評価項目2つの要素に不満がある。ぎりぎり合格。
C 評価項目2つ以上の要素に不満がある。不合格。
D 途中で止まってしまった。不合格。
⭕️生徒に評価規準を詳しく提示することが大事!
それぞれのテストやスキットの映像を見て感心すると共に、ここに到達するまでの取り組みに興味をもちながら拝見しました。
北原先生は、音に拘っていらっしゃいますが、単語やリンキングをあえてピックアップして教えることはされていないとのこと。
生徒は、普段先生とALTの先生の会話を耳にしているだけとのこと。音に拘って教え込み、「英語の音は難しい。」と子どもたち に言わせてしまっていた自分を猛省しました。
3 北原先生の参観・示範授業
現在進行形の形・意味を理解して、現在進行形が含まれる文を言えるようになることを目標とした授業を展開されました。
YouTubeから導入に適切な動画を使い、先生が実況中継し、生徒に現在進行形の形や働きを気づかせるという手法に拍手です。
余計な説明は一切入っていませんでした。
授業の最後の振り返りでは、ほとんどの生徒が本時の目標を達成できたとのこと。
授業は、落ち着いてしっとりとした空気の中、すすめられていました。
4 懇親会で
6人でテーブルを囲んだお陰で、「なるほど!」と思うことがいくつかありました。
1️⃣ 面白い→面白がらせる!
北原先生が推されているスキットは、生徒たちの、聞く人を「面白がらせたい!」という気持ちが、英語の上達につながっているとのこと。
スキットはレベルが高くて…と思っていましたが、相手目線で取り組むと、ものすごい力が発揮されることは、特別活動で実感していました。「英語も特活と一緒かぁ!」と思わずひざを打ちました。
2️⃣ 学び合いのペア
二人のペアをどのように作るのか興味があり、北原先生にお聞きしました。
「学び合い」ができるペアになるまで、ペアづくりをさせる。いわゆる仲良しペアでは、全体のレベルアップは図れないということを、生徒に理解させることだと認識しました。
後日、北原先生のエッセイと、K先生の投稿から、佐藤学先生について知りました。
今まで、「教え合い」と「学び合い」を混同していました。「ワイワイ」と「しっとり」ですね。
今日試しに、小学5年生に「教え合い」と「学び合い」の違いを図に書いて説明しました。教え合い」は、わかっている人がわからない人に答えだけを教えること。得をするのは答えがわかった人だけ。「学び合い」は、わかっている人がわからない人に、答えに近づくためにヒントをあげること。ヒントを出すのも勉強になるから、得をするのは両者。お互いWIN WINの関係をつくれるペア、作れるかな?と言ったら、それなりにペア作成していました。見ていて微笑ましかったです。
3️⃣ 学び合いの課題はeasyでないものを
確かに、すぐ答えが導き出せるような課題は、学び合いになりませんね。
※北研後、教員仲間に例会の内容を話すと、とても興味をもってくれます。
北原メソッドは、英語教員だけでなく、他教科の教員向けにも大変ためになると感じています。
今度、他教科教員を例会に連れて行ってもいいですか?
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貴重な学びの機会をありがとうございました。また、授業へのお褒めの言葉やご助言をくださり、ありがとうございました。
○パフォーマンステスト
4.2年生音読テスト(6月上旬)
評価項目
①イントネーション
②個々の語の発音
③臨場感
party、a lot of、puddingなど、英語らしい発音をする生徒がたくさんいた。早く言う練習をすることで自然に発音できるようになる。難しいことは授業では教えない。
5.3年生スピーキングテスト「修学旅行の思い出」
話の組み立て方のヒントが書かれたプリントを渡して、準備させておく。
①相手の注意を引く
②行った場所と日を言う
③そこで見たものと感想を言う
④お土産で買ったものなどについて説明する
⑤形、材質、色、用途、値段を説明する
⑥ジョール先生にする質問を用意しておく
⑦ジョール先生の質問を予想して答え方を練習しておく
⑧その他効果的なワザ
生徒たちはヒントをもとに、積極的にジョール先生に伝えようとしていた。また、パンフレットやしおりなどを有効的に活用して、魅力を伝えていた。awesome、a book to collect、is covered withなどの表現も使っていた。生徒がかっこいいと思ったからこそ出てきた表現である。
6.3年生スキット「あの人にインタビューしよう」My Project 7
評価:発音、内容、演技
総合:A〜D
どのペアもユーモア溢れるインタビューをしていた。表現も豊かだった。英語が楽しいからこそ、伝えたい、笑わせたいと思って話す。kill peopleなど、世間的にダメな言葉は指摘する。
○授業参観
2021年12月の授業を見ていただきました。
たくさんのご助言やお褒めの言葉をありがとうございました。
・動画を使っての、現在進行形の導入が良い。また、季節にあった動画を選んでいたのも良い。
・動画を使って実況中継することで、現在進行形が使われる場面、目的がよくわかる。
・アクションカードで「ing」をつけて練習していたことがよい。しかし、動名詞と現在分詞の違いはどうやって区別させるのかが課題。
・文法の導入では、日本語を省き、さくさくと進めたほうが時間を有効に使うことができる
・I am Risa. I play tennis every day. の流れで、I am playing tennis.を扱うと、be動詞と一般動詞がなぜ一緒にあるのかなど、生徒が疑問に思う。教え方が難しい。
・本時の目標を生徒たちは達成できていたか、そのフォローが次の時間にあったかどうか。
・口調が優しく、温かい雰囲気が良い。
・上智大学で北原先生から学んだことが、1年目から活かされていることに感動した。
貴重なご意見をありがとうございました。まだまだ至らない点が多々ありますが、例会でいただいたご助言を活かして、授業を磨いていきたいと思います。先日の修学旅行で、ある生徒たちが「英語で困っていた外国人を助けました」と満面の笑みで教えてくれました。英語を使って、困ってる人を助けようとする温かい心にとても感動しました。それは、教え合いを大切にする北原メソッドのおかげかなと思いました。これからも、例会に参加したり、北原先生の本を読んだりして学んでいこうと思います。貴重な学びの機会をありがとうございました。
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貴重な学びの機会をありがとうございました。初参加で緊張しましたが、多くの学びを得ることができました。
0.
初めて北研に参加させていただきました。とても緊張しましたが英語授業について学び、授業を良くしていきたいという思いから、参加させていただくことに決めました。
1. じゃれマガカルチャー
実際に生徒役でじゃれマガを使った授業の体験を行い、日英の皇室や日本語と英語のニュアンスの差異が取り上げられた文を読みました。2つの文章を読むことで、日本で当たり前と思っていたことが海外では当たり前ではないことを再認識することができました。文化について知り、考えることができるのは外国語を学ぶ意義の1つだと思います。じゃれマガカルチャーを通して生徒は日本と海外の違いに気づいたり、改めて日本の良さなどについて考えたりすることができると思いました。さらに、継続して授業で活用することで生徒の読む力を伸ばすことができたり、既習事項を繰り返し確認したりすることができると思いました。
実際に北原先生の授業を受けてみて、ほどよい緊張感、範読を行った際の発音、生徒をやる気にさせる工夫など、学ぶべきポイントがたくさんありました。
2. 生徒のパフォーマンスビデオ
北原先生が指導された生徒たちのパフォーマンスビデオを視聴し、最初の1年生英語音読テストから驚いたポイントがたくさんありました。発音について例えば、“recycling” は日本語の影響を受けて最初を /l/から初めてしまいそうですが、生徒は /r/の発音を意識し、きちんと発音する姿が見られました。またリンキングやイントネーションも、生徒たちは難なく自然に行えていました。1年生の段階でここまでできることに衝撃を覚え、語彙指導や音読指導などで、発音についてきちんと教えることの必要性を強く感じました。
スピーチやスキットについては特に生徒がジェスチャーを多く使っており、ジェスチャーリーディングの効果を見ることができました。ジェスチャーを使うことによって原稿やセリフを忘れてしまっても、ジェスチャーが言葉を引っ張り出すとのことでした。また映像をよく見てみるとジェスチャーを使い、ペアの子を助けてあげたりする場面もありました。普段の授業で「助け合うこと」を大切にしているからこそ、生徒はパフォーマンス中であっても自然に助け合いを行うことができるのではと思いました。
3.K先生による授業
K先生の授業はとてもあたたかい雰囲気で、生徒を包み込むような教室空間でした。先生があたたかいからこそ、映像で見た生徒たちは安心して学んでいたのではないかと思います。
新出言語材料は、現在進行形でした。導入部分では動画を流し、同時に先生が現在進行形を使いながら実況中継という形で進めていました。アイデアとして面白く、新しく学ぶ文法が実際に使われる場面を生徒たちは視覚的にインプットすることができていました。また帯活動として取り入れていたアクションカードも、新出言語材料の伏線になっていたと思います。現在進行形の説明部分では生徒たちがお互いに教え合っていて、また空欄に入る語を書き終わり、立っている生徒で、遊んでいる子が見られなかったのが印象的でした。先生のあたたかさと、授業規律がしっかりしているからだと思いました。
先生が1年目のときに今回の映像を撮影したそうです。師匠である北原先生の教えをしっかりと受け継いだ授業でとてもすごいし、勉強になる点がたくさんありました。授業時間が短い日に撮られた授業動画のため、動画が途中で終わってしまっていたので機会があれば音読指導も見せていただき、また勉強させていただきたいです。
4. 懇親会
研究会後の懇親会も参加させていただきました。特に驚いたのは北原先生が東京教師道場で助言者をされていたとき、私が中学生、そして実習生の頃に教えていただいた先生が、北原班で学ばれていたことです。後でその先生に聞いたら、とても北原先生に可愛がってもらっていたそうです。確かに雰囲気や話し方などは北原先生と似ていましたが、つながりがここまで大きいことにとても驚きました。私が大学時代に教えていただいた先生も「楽しくなければ英語の授業じゃない!」をモットーに北原先生と東京で長年指導をされた先生です。
教師2年目でうまくいかないことも多いですが北原メソッドから多くのことを学ばせていただき、授業の型づくりに励みたいです。
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何を主にしようかなあと考えあぐねましてね。Joel先生の反応(ことば)も書いたしなあ…
で、H28年度6月半ば、中1の最初の音読テストにします。
数人での討議の際に、「今回のポイントだけを忠実に練習して臨んでいる(がんばっているのが見てとれる)」的な発言があり、なるほどなあと。
単純に音をきいていると気になるところはけっこうあって(複数のsとか、外来語にひっぱられてるとか)、でもそれは別観点で指導されて、ここはフォーカス!
が、練習のし甲斐もあるし、評価するほうも楽、気も楽、アクションも取りやすい、
と、改めてですが感じた次第(何が「改めて」かというと、「幹」でのこの項はいくつも扱っているから)。
K先生の授業は、生徒さんが動き回っているところが印象的でした。温かい仲間への気遣い含め、「継承」を感じました。がんばって!