8月26日(土)27日(日)北研熊本合宿

北研熊本合宿 楽しすぎて、本当にあっという間に終わってしまいました。U先生、本当にお疲れ様でした。

1日目

M先生 

英語科通信を出されたり、卒業した高校1年の生徒にアンケートを取られて、分析されていました。中学時代のペア学習が良かったと答えている生徒が98%もいて、びっくりしました。教えあったり、刺激しあったりしながらペアで伸びていく学習ができていたのだろうなぁと思いました。映像では、ばばばあちゃんや、動物になりきった男子生徒達がいきいきと、堂々と小学生に向けて、紙芝居を演じていました。発表時の生徒の立ち位置やジェスチャーも大変参考になりました。私も今年、今の教科書では初めて、一年生を教えているので、3学期マネしてばばばあちゃんのグループ読み聞かせをさせようと思いました。

S先生 

小学校と中学校の学習内容の重なりについて詳しく分析されていて、中学生を教えるにあたり、頭に入れておくべき情報が詰まった発表で勉強になりました。また小中で授業をされている経験から、北原メソッドが校種関係なく、目の前の子どもの発達段階に応じてアレンジできるとおっしゃいました。わたしも同感です。小3のWho are you?で動物のお面を頭につけて、色とりどりの森の飾り付けの中でskit発表する子どもの映像がとても印象に残りました。あれだけ、仕掛けを本物の劇のように凝ると、楽しさが何倍にもなるなと思いました。マネしたいです。

T先生

短期間で英語好きをぐーんと増やして、嫌いな生徒もめちゃくちゃ減らして、すごい!と思いました。またそれぞれの活動について生徒からアンケートを取り、分析もされていました。圧巻は生徒の映像でした。まだ中学一年生1学期なのに、気の利いたskitばかりで驚きました!7分間で作る即興skit、興味津々です。やってみるつもりですが、全く書かずにだとうちの生徒には厳しいので、北原先生のアドバイスにあったように単語◯語まではメモしていいという風にアレンジしてやってみたいです。

自分

1人の生徒の一年時から三年時までの成長や、学習成果発表会等のパフォーマンスを映像で観ていただきました。北原先生から、「一つ一つの発音指導だけではダメ」「固めて言う」「早く言う」ということを練習させないと発音がよくならないと助言をいただきました。

夜の懇親会(2次会)で、具体的に「固めて言う」「早く言う」はどういうことをすれば良いですか?とお尋ねしたら、英語の歌だよと言われ、あぁぁ ちょうどコロナの3年間だった生徒だから歌わせていません(涙)とお答えしました。歌はリスニングや内容理解で導入しても歌わせられないから休み時間に流すのみになっていました。歌も北原メソッドの大きな一部だったとあらためて思いました。今、教えている一年生は大きな声で楽しく歌っています。2学期に歌はめっちゃ大事とリンキングなんかと絡めて話したいと思います。

O先生

同じ宇城教育事務所管内の仲間の発表でした。アンケートをしっかり取られたり、パフォーマンスの後に振り返りを書かせ、分析され、次のゴールにつなげていかれています。脳が動く脳動英語、四字熟語やことわざを英語で即興説明、3人グループでの熊本の魅力発信プレゼンなど、面白そうな活動の数々、私もマネしてやってみます。大野先生の生徒はみんな英語が大好きになります。前からお願いしているように同じ学校にいるうちの娘のクラスを教えていただきたいです(^ω^)

どの先生方の生徒も、英語の力がぐんとついていることがテストの結果にもはっきり出ていました。宮根先生の発表タイトル通り、北原メソッドreally works!!! だなと思いました。

それぞれの先生方からの学びがたくさんあり、2学期からマネしたいことだらけでした。自分も発表して、足りない部分を北原先生から助言していただけて、良かったです♪

*2日目は、岡崎先生と北原先生の講演でした。

岡崎先生からは、OnsetとRimeといった音韻を認識するための指導について詳しく教えていただきました。下位層20%への指導のヒントがたくさんあり、現在教えている中学2年生(2年時から北原メソッド)の男子数名の顔を思い浮かべながら、聞きました。その生徒達が、映像の生徒のように音読できるようになるまで、音の足し算や引き算を意識しながら粘り強く指導しようと思います。

北原先生は、25分くらいの短い時間でしたが、じゃれマガや、じゃれマガからの即興会話、なるほど英文法を使った導入をしてくださいました。復習が随所に詰まった北原メソッドは、やはり最強です。また中学校発信語彙リスト三種の冊子もいただいたので、活用します!そして、北原先生の軽やかな、面白い、よくわかる、無駄がない、わくわくどきどきなんか楽しい、あの雰囲気に私も早く追いつきたいです。

懇親会は、一次会も楽しかったですが、2次会のT先生のドバイ旅行話(プレゼン)に会場のみんながお腹を抱えて爆笑し続けました。何も恐れずに、知らない土地でガンガンいろんな冒険をしていかれる先生の姿、パワフルな生き方が本当に素敵だなぁと思いました。

1日研修して、懇親会に最後までおられた後に翌日の部活のために車で帰られる先生がいたり、毎年合宿に参加して学ばれている先生がいたり、全国の先生方の学ぶ姿勢に刺激をたくさん受けました。

素晴らしい2日間をありがとうございました。同じ部屋の先生と、満天の星空の露天風呂で大笑いしたこと、本当はダメなのに湯船で写真を撮ったこと、北原先生との偶然の3次会で涙が出るまで笑い転げたこと、夏休み最高の思い出ができました🎶

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北研合宿を一言でまとめるならば…「想像をはるかに超える楽しさと学び」&「北研の心は一つ!でも、個人で見ると『クセ強』でネタの宝庫」

合宿は初参加でした。発表するチャンスをいただきましたが、当日が来るのがドキドキしかありませんでした。なぜなら、本家の先生方ともほとんど対面でお会いしたことがなく、「初めまして~!」と交わす時間もない状況で、自分の拙い実践にどこまで興味を持っていただけるか分からなかったからです。でも、結果的に、「自己実践の振り返り」=「次のゴール設定」ができたので、資料を準備する中で次の目標も見えてきました。スモールステップをさらにスモールに分けることがまだまだできていないので、様々な先生のご意見を参考にしながら、さらに成長していきたいと思いました。先生方のコメントを一つ一つ読んで、体が熱くなりました。本当にありがとうございました。

また、北研に所属する先生方の志は、ドバイのビルくらい高いのですが、こうやって対面で話してみるととても個性豊かで、心豊かな先生方が多いなと感じました。きっと同じ学校で勤務すると楽しいだろうな~と思います。オンライン研修だと時間の制限があるので、英語学習の話がメインになってしまいますが、部屋や二次会でのアノ話はきっとアノ空間でしか生まれてこなかったと思うので、今回の合宿に参加できてラッキーでした。T先生のバンジージャンプの話は、一生忘れません。1分に1回は大爆笑でしたね。以下、報告です。長いので3つに分けます。

●M先生「北原メソッドreally works!!!」

M先生はご自身の実践発表もi-padで録画されていて、すべてのことに向上心を持って取り組まれているのがよくわかりました。2日間とも隣の席に座らせていただきましたが、いつもご自身のノートにすぐ重要項目をメモされ、積極的に質問され、1秒も無駄にしたくない!という強い意気込みを感じていました。隣にいるだけでとても勉強になりました。

発表は、とても数値にこだわったものでした。卒業生に追跡調査をされ、ペア学習について「とても良かった」と回答している生徒が98%もいました。「教師―生徒」も大切ですが、多くの気づきを与えてくれる「生徒―生徒」Learn

from your friendsの精神がしっかりと浸透していたことが分かります。また、宮根先生はお忙しい傍らで、英語科通信も発行されていました。目的は、保護者への啓発も兼ねているそうです。字も大きく、読みやすくなっていました。保護者を味方につけ、授業と家庭学習を紐づけする重要な役割を果たしていると思います。

●S先生 「全校種で通じる北原メソッド~中学校7年間・小学校3年間で教えてみた考察~」

小学校勤務を経験された時の実践や、小学校英語のカリキュラムを簡潔にまとめて下さいました。「知っているようで知らないこと」の連続でした。特に、中学校一年の言語材料は、「三単現のSと現在(過去)進行形以外はすべて小学校で既習である」事実をこの時に知りました。Would you like~?や過去不規則動詞までしっかりと勉強していることは、自分の不勉強で知らなかったです。また、「北原メソッドって何ですか?」という発問をされて、北原先生自身も答えに悩まれていたようです…☆それから、Google Chromeで音読動画提出を夏休みの宿題として課されていました。動画の生徒は、確かに練習の成果が出ていて、1学期の授業よりも上達していたのが見て分かります。「音読絶対やっときなさいよ~!」と伝えるだけではダメだったなと反省しました。嫌いなICTとも仲良くした方が生徒の力が付くならば、次は挑戦したいと思います。佐藤先生のお話は、幹本をとても簡潔に分かりやすくまとめてらっしゃったような気がします。終わった後は、改めて幹本を読み直したかのような余韻がありました。先生の探究心と行動力、見習います。

●T先生 「本当にそれでいいのか?~引き継がれる指導法に縛られる学校を変える勇気~」

頓所先生と阿蘇大観峰(観光タイム有)まで移動する車中で、色々な裏話を聞いて「本当に勇気のいる発表だったんだな」と気づかされました。「これではいけない!」と一人で覚悟を決めて北原メソッドを実践され、そしてそこから数か月でしっかりと数値で生徒たちの変容が表れています。適性検査を受けて入学してきた生徒たち(学力が高い生徒たち)も、恥ずかしがったりツンとしたりする態度もなく、スキットを自己表現の場として最大限楽しんでいる映像にとても驚きました。しかも発音も良い!!また、資料の中に生徒アンケートで、「クイックQA、BD、Skitの活動からそれぞれ学んだこと」という項目がありましたが、生徒たち自身が「活動を通してshort memoryを鍛えられる」「〇〇ができるようになる」「▲▲などの新しい視点に気づけるようになる」「□□への抵抗感がなくなった」など、しっかりと分析できていることが衝撃的でした。教師の分析ではなく、生徒たちが自分の「メタ認知力」を上げているからこそできる考え方なのだろうと思います。

●S先生 「北原メソッド2周目の成果」

熊本県が誇るスーパーティーチャー柴先生の発表は、熊本弁満載で「他県の先生方には通じているだろうか…」と心配するほどでした。資料はA4一枚でアッサリしていましたが、内容はとても濃く、聴衆を飽きさせないとても興味深いプレゼンでした。一人の生徒の成長を追い、3年間の変容を動画で見せていただきました。生徒指導上大変で「伝説」と呼ばれていた生徒が、英語の授業を通して人としての成長を遂げ、まるでドキュメンタリーを見ているかのようでした。北原先生も「授業で人生を変えてるよね!」とおっしゃいました。支援の必要な生徒たちが、「もっと自分のことを知ってほしい!」とALTに積極的に話す映像を見て、とても微笑ましかったですし、そういう舞台を私もたくさん作ってあげたいと思いました。また、数値でも確実に結果を残されており、「全学調・話すこと」の領域では全国平均の3倍の学校平均値を打ち出すという驚異的な結果でした。どの領域も全国平均、県平均のはるかに上の数値だらけで、「北原メソッド+柴先生の愛される人柄」で英語の授業が無双状態になっているのが分かります。柴先生とは同じ宇城(うき)管内で仕事をしているので、北原メソッドでもっと熊本・宇城(うき)を盛り上げていきたいと語った2日間でした。私も早く追いつけるように頑張りたいです。

●岡﨑伸一先生 「小中接続のリタラシー活動~苦手な2割を救うために~」

初めて岡﨑先生のご講話を聴きましたが、目から鱗の連続でした。先生の語り口調も穏やかで、ユーモアに富まれていて、岡﨑先生の授業を受けてみたい!と思った時間でした。

内容としては、「ディスレクシア等の読めない・書けない生徒が、読める・書けるようになるための手立て」でした。<Phonetic awareness>音韻認識をしっかりと丁寧に行っていくことで、できない2割の生徒たちも、1年間を通して徐々に読み書きができるようになるというものです。音素体操をみんなで実践してみました。すぐにはできませんでしたが、ダンスみたいにたくさんの感覚を使うので、文字が苦手な生徒には取り掛かりやすいと思いました。私自身は、こういったフォニックスや発音の練習は1時間程度で終わっていました。反省です。しかし、岡﨑先生はこの音韻指導をとても丁寧に指導されるので、多くの生徒が自力で読み書きできるようになり、なんと7月~10月の約3か月で教科書の一周目が終わるそうです。バラエティに富んだ細やかな音韻認識の活動を帯活動でされています。音韻認識できるようになったかどうかの合格ラインは、英語の絵本がスラスラと引っかからず読めるようになったか。

以下、岡﨑先生の発表の中から特に取り入れたいものをまとめました。

No,1「教科書の音読検定~!」

①じゃんけんをして勝った人が最初 ②相手に聞こえる声で音読をする ③相手は評価をする。相手の教科書ページの右下にA,B,C評価を公平につけ、書く。

(A…1回もつっかからずに読める B…1回つっかかった C…2回以上つっかかった)

No,2「音の足し算と引き算」

Blending(音の足し算で読める)…「p-i-ck ➡ pick」

Segmenting(音の引き算で書ける)…「pick ➡ p-ick、 p-i-ck」

つまり引き算のやり方が分からないから、引き算の仕方を教えてないから、書けない生徒がいた!

No,3「長い単語の読み方」

much 読み方が分からない単語は、後ろから読んでいくと分かりやすい。m-u-ch「チ・ア・ム」結果的に、発音が良くなる!

●北原延晃先生 「授業での復習が圧倒的に足りない」

「2022年度春学期のリアクションペーパー結果より」

上智大学の生徒の半数は、「英語学習で苦労した経験あり」と答えていました。ということは、多くの学校の生徒たちは、彼ら以上に英語学習で躓きを経験していると考えられます。その躓きを少なくするために必要なものは・・・「復習」だと北原先生はおっしゃいます。確かに、どの教科の授業でも「これ、前も説明したでしょ?」「前にやったよね?」とストレスフルに感じる場面はあると思います。職員室でも「前も教えたのに全然覚えてない…」という話をよく聞きます。でも、教える側が「十分に復習しないものは定着しない」という理論を頭にいれておくと、生徒に対する接し方も変わってきます。「今は分からなくても、徐々に分かるようになるから大丈夫!」「もう一回やってみよう~覚えているかな~?」というスタンスで授業に臨むと、生徒の「やっぱり英語分からん」と残念な気持ちになる瞬間を減らせると思います。北原メソッドには、AパターンにもBパターンにもたくさんの復習タイムが組み込まれているので、取り残される生徒が少ないのですね。

また、講話の後半にはじゃれマガにも挑戦しました。いつものトレーニングに加えて、即興発話練習活用例も追加で紹介されました。じゃれマガをいつも通り答え合わせまでやった後のやり方は以下の通りです。

1 先生が生徒に給食について問いかける。 Do you like school lunches? Which do you like better, school lunch or bento? What is your favorite dish? What is good about school lunch?

2 ペアで「給食とは何か」を外国人に説明しよう。 ←この時に、じゃれマガの表現を活用する。Retell

の活動にもなるので、リーディング+スピーキング教材にもなる!

みなさん、楽しい夏の思い出をありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。

熊本支部のU先生、たくさんお世話してくださって本当にありがとうございました。

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火の国熊本で、燃えるような英語教育への情熱に刺激を受けた合宿でした。

*8/26(土)*

*1. M先生「北原メソッド really works!」*

北原メソッドとの出会いから実践、結果を出せた喜び、追跡調査までの丁寧な発表でした。

卒業生アンケートでは、ペア学習を「よかった」98%の回答とのこと。

学習のルールが守られ、教室に支持的な空気、信頼関係があるからこそだと思いました。

授業実践や学習アドバイスを発信する英語科通信は、学校と家庭をつなぐ架け橋ですね。

最後に見せていただいたパフォーマンス動画が、全てを証明していました。

「北原メソッド100%」お墨付きの授業、北研合宿全参加の情熱を見習いたいです。

*2. S先生「全校種で通じる北原メソッド~中学校7年間・小学校3年間で教えてみた考察~」*

ご経験を基に、多面的な視点に立った発表で、見過ごしていたものに気付かされました。

小学校英語では、いつ何をどのように教え、それがどう中学校英語につながるのか。

北原メソッドを通して見えてくるものを共有していただけたのは、ありがたかったです。

小学校:4技能CAN-DO各項目を年2回見取り、数字の伸びが一覧表で一目瞭然でした。

中学校:各活動を生徒がどう(好き・嫌い)捉えているのかをアンケート調査し、

「できるようになったこと」等を文章表現させて、生徒に還元していらっしゃいました。

*3. T先生「本当にそれでいいのか?~引き継がれる指導法に縛られる学校を変える勇気~」*

脈々と受け継がれている伝統的な指導法に疑問を持ち、一石を投じる勇気ある報告でした。

適性検査に合格して入学してくる生徒たちは、英語授業にいいイメージを持っていなかった。

それが、T先生の授業を経験して「好き36%⇒75%」と劇的に変化するのです。

生徒アンケートから、各活動の意義を理解して「好き」と答えているのが読み取れました。

クイックQ&A⇒「英語を体に自然に覚えさせるため」「質問は会話の種」「英語脳の作成」等

英語を使うことに喜びを感じている様子が、授業ビデオからも十分伝わりました。

*4. S先生「北原メソッド2周目の成果」*

TV番組「情熱大陸」で観たいと思うような、S先生の人間密着ドキュメンタリーでした。

圧巻だったのは、一人の男子生徒の英語との出会いから3年間の成長ビデオです。

「英語わからん!」と言っていた彼が、魔法にかかったかのように変身していくのです。

「将来の自分」をステージでパフォーマンス、プレゼンする生徒たちの姿も迫力ありました。

学テの好成績が証明され、「活動が多過ぎでは?」と指導した教育委員会の心をも動かし、

HPに英語指導の好事例として載るまでになったというのは、小気味いい顛末でした。

*5. O先生「実践報告~「英語好き」」を増やす授業を追い求めて~*」

大量の活動を失敗OK!で続けることが、いかに大切かを再認識させられる実践報告でした。

また、いただいた資料のきめ細やかなアンケート調査と深い考察には圧倒されました。

生徒に対しては大らかに指導する一方、声なき声に耳を澄まし、細やかに軌道修正していく。

扱う内容は「本物」。グループワークでモチベーション、他者への関心、自信の3つをUP。

生徒にも振り返りをさせることで次のゴールを設定、意識させる流れになっていました。

GTECの数値が大幅UPしたとのこと。熊本全域に北原メソッドを広げる原動力と感じました。

*8/27(日)*

*1. 岡﨑先生「小中接続のリタラシー活動~苦手な2割を救うために~」*

中1ギャップ=単語、文章が読めない、書けない をどう指導するか?

1. Alphabet(音素体操)

子音と母音を意識して、発音しながらジェスチャーでアブクド読みを表現

2. Onset & Rime <Phonics awareness>

onset:単語の最初の音韻単位 rime:onsetに続く文字列 例:n-et, p-et, v-et, w-et

3. Phonics

4. Sight Words

5. Basal (Graded) Readers

音素体操は初体験でした。英語の「音」が自然に意識できます。

フォニックスにいたるまでのスモールステップが、読み書きが苦手な生徒にとって必要。

読み書きにおいても音声から入るのが合理的で、スラスラ教科書を読めると自己肯定感UP。

Blending(音素を合わせる)で読みを、Segmenting(音素で分ける)で書きを補強できます。

初めて知ることが多く、大変勉強になりました。「英語は音素から」ですね。

詳しくは、岡﨑先生の「目指せ!英語のユニバーサル授業」(学研プラス)で。

*2. 北原先生「生徒のせいじゃない!授業での復習が圧倒的に足りないのだ」*

1. 復習の大切さ

英語が得意で好きなはずの上智大学生も、中高時代に授業での復習が十分でなく、苦労した。

北原メソッドは、授業の大半が復習と言ってもよい構成になっているから、力が付く。

帯活動は必須。展開では、1年1学期に戻る新出文法の導入、新語の導入で既習語との対比等

帯活動例:「英語の歌」「アルファベットカード」「アクションカード」「クイックQ&A」

「ディクテーション」「読みトレ」「日本文化紹介」「60秒、90秒クイズ」

2. じゃれマガ Do You Miss School Lunches?

学校給食をトピックに先生⇔生徒でやりとりし、「給食とは何か」を即興で語る。

本文の表現を利用することによって、リテリングの練習にもなる。

「じゃれマガカルチャー」は、即興発話のトレーニングになるように構成されている。

先生も生徒も負担なく楽しく力を付けていくには、多様な復習が大切と再認識しました。

熊本支部のU先生始め、皆様方には温かいお心遣いに感謝申し上げます。

車で連れて行っていただいた大観峰のパノラマは、想像以上に雄大で言葉を失うほどでした。

北原先生、岡﨑先生、ご講演をありがとうございました。

今後の実践に活かせるよう精進いたします。

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8月26日(土)~27日(日)に熊本県の阿蘇プラザホテルで行われた素晴らしい北研合宿に参加させていただきました。今回は発表者として参加でき、とても実りのある時間を過ごさせていただきました。熊本支部の先生方による初めから終わりまでの手厚いおもてなしに感謝します。

<一日目>

発表者の先生方のレジュメの情報が細かく、「共有してもらったらうれしい情報」がたくさんあり、発表前からすでに収穫が多かったです。

◎M先生の実践発表

・北原メソッドの威力を表現するには、客観的に数値で示すのが大事。

・生徒の直接的な感想(アンケート)は必要。例えば、現高校1年生に対するアンケートで、ペア学習が良かったと回答した生徒が98%いる。これは、アンケートをとらないとわからない生徒の思いだと思う。

・保護者に対しても、思いを伝えていくことが必要。宮根先生は辞書2冊必要(家用と学校用)と事前に保護者に説明している。また、英語科通信を発行して、生徒だけでなく保護者に対して思いを伝えている。

・生徒の映像で、日本文化紹介で「けん玉」について説明している生徒がいましたが、一生懸命に取り組んでおり、「伝えたい・言いたい」という思いが伝わってきた。

・北原先生のように追跡調査をされていました。英語の授業に対して振り返る項目があり、自分ならアンケート結果が少し怖く感じます。知りたいような、知りたくないような。でも、宮根先生はより良い授業をされるためにこれらのアンケートをとっていて、その熱意に圧倒されました。

◎S先生の実践発表

・「小学生がどんな教科書で学んでいるか知っていますか。」という問いに、ドキッとしました。佐藤先生が小学生も中学生もどちらも教えてこられたからこそ、その視点を大切にされていました。私はすっかり抜けていました。

・小学校6年生の映像「日本文化紹介」では、黒板に貼ってあるピクチャーカードから必要なものを選び、みんなに見せながら3人が順番に”Welcome to Japan. You can enjoy ~. It’s delicious. …“などと言って堂々と日本を紹介していました!こんなにできるんだと感じました。この元気な彼らをそのまま伸ばしていきたいと感じました。

・中学1年生の学習内容で、小学校で既習のものが多くあり、それにも驚かされました。生徒は書くことはできないにしても、小学校で音声として多くのことを学んでいます。今、私が担当しているのは中学1年生です。既習内容を思い出させ、意味がわかって発話していることを確認できたら、文字との一致に移行するなど、スムーズに学べるようにしていくと良いと感じました。

◎自分

まだ北原メソッドで指導して数か月なので、生徒の顕著な変容はお見せできませんでしたが、生徒が楽しそうに授業に取り組んでいる姿は少しお伝えできたのではないかと思います。嫌いを好きに変え、生徒がますます伸びていくようにしていきたいです。今回の発表を通して、生徒がどの活動に対してどんな学びを得ていると感じているのか、一方で予想とは違う収穫があると答えた生徒もいました。私にとっても新しい発見となりました。生徒の思いは、授業改善の大きなヒントになります。怖がらずに客観的に自分の指導力を把握し、改善へとつなげていきたいと思いました。素晴らしい機会をありがとうございました。

◎S先生の実践発表

・小学校では特支(情緒)にいて中学校では普通学級にいたという一人の生徒の成長を追った映像が素晴らしかったです。北原メソッドは授業の流れがわかるので、その生徒にとって安心できる場だったようで、落ち着いて授業を受けられたとのことです。1年生の音読テストでは、まだ不安な感じが見られましたが、他己紹介では、生き生きとトム・クルーズを紹介していました。2年生のQAテストでは、スムーズにすぐ質問に答えられていて感心しました。3年生の会話テストでは、自分の好きな釣りの話ができるのがうれしそうでした。こんなにできるようになるのかと驚かされました。

・3年生学習成果発表会ではマジックやダンスなど、自分が興味のあることを話す機会があり、改めて、生徒はそういった内容だと話したくて仕方ないのだと感じました。あたり前なのかもしれませんが、教える側に立つと肝心な部分が抜けてしまうことがあります。今回それを実感しました。

◎O先生の実践発表

アンケート結果で特に印象的だったのは、「英語が好き」な生徒はとても多いのですが、英語の「授業が好き」な生徒がそれを上回っているところです。「英語が好き」とは思えない生徒までも授業で惹きつけている大野先生がすごいと思ったからです。「力がついたと思う活動」では、上位が読みトレ、歌、〇回戦、基本学習でした。一方で、力がつかなかったと思う活動は、人それぞれ分かれていて、大差ありませんでした。生徒によって適した学び方は異なると思っていましたが、力がついたと思う活動では共通項目が多く、その他と顕著に差が出ているのが興味深いです。また、好きな活動と力がついたと思う活動が異なっているところも面白いです。生徒はこれをやると伸びるんだと実感しながら学んでいる証拠ですよね。アンケートや生徒の振りかえりシートを丁寧に分析し、なぜこう書いているのかを考察し、次につなげようとする姿勢が励みになりました。

<二日目>

岡﨑先生と北原先生の講演でした。

◎岡﨑先生

「小中接続のリタラシー活動 ~苦手な2割を救うために~」

リタラシー発達のパラダイムの図表では、音韻認識/意識(音韻の認識と操作)が日本の英語教育には足りていないとのこと。しかし、ディスレクシアの子たちは、まさにこれが必要なのに。「読める」という下地作りがいかに大切であるか。岡﨑先生は中学生を教えていたときに、中一の7月から教科書を開いたそうです。下地作りがあれば速いし、教科書を何周も学べるので、スローラーナーにとっても、いずれ「わかる」ようになるとのこと。Phonicsというと音の足し算(Blending)をイメージしがちでしたが、音の足し算をいくらやっても書けるようにはならないとのこと。音の引き算(Segmenting)ができて、初めてその単語を書けるようになる。これは見落としていました。

私自身が、生徒全体を集団として見るだけでなく、生徒一人ひとりを見て向き合っているだろうかと考えさせられました。生徒に、教科書の単語や文が読める・書けることで、自信をつけさせてあげられているのか。できているか、できていないならどうやって「できる」に変えていくのかを考えないといけません。一人も落ちこぼすことなく、全員に「わかる」ようにしていきたいと気持ちを新たにしました。

 ◎北原先生

・上智大生のリアクションペーパーより、今となっては英語が得意な彼らでさえ、中高時代の英語の授業で復習の時間がいかに保証されていなかったかが、伝わってきました。復習の時間を授業内で確保してあげることが必要です。北原メソッドなら、それが実現可能。帯活動、復習、展開のすべての流れにおいて、色々な言語材料を復習する時間があります。英語習得には反復が必要ですが、それを証明してくれたのが赤坂中の生徒でした。北原メソッドで授業を受けた彼らは英語ができるようになりました。

・「わくわくナルホド英文法」の過去進行形の部分を実演。

Grandma Baba was sleeping then. の下線部を引き出すためにTeacher talk がありました。このTeacher talkが今の私の課題ですので、とても参考になりました。自然に引き出すためのtalkが難しいのですが、セリフやナレーションを一人でやりながら、新出文法の導入をされていました。参考にさせていただきます。スピード、分かりやすく無駄のないtalk、生徒(役)へ「何してるの?」と暇な時間を作らずクラスメイトのために動くように声かけされたり、その一つ一つが勉強になりました。他にもじゃれマガの即興発話まで実演してくださいました。

今回、初めて九州に上陸しました!阿蘇の山々の景色がとてもきれいで、豊肥本線ののどかな雰囲気に癒されました。おいしい空気、おいしいごはん、最高の眺めと温泉、そして最高の北研メンバーとの交わりで夏休み最後を締めくくることができました。ご準備くださったU先生を始めとする北研熊本支部の先生方、ありがとうございました。

昨日から学校が始まりました。1か月会っていないと、生徒はお兄さんお姉さんになったのか少しよそよそしい感じがしました。早く前のような元気を取り戻したいと思います。頑張っていきます!

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この度は、熊本合宿に来ていただき大変ありがとうございました。皆さんのお顔を拝見できて懐かしく思えました。皆さんの生徒さんの発表を見て、またあの熱い熱い日々に早く戻りたいなと思いました。来年は、広島合宿楽しみにしています。

8/26(土)

今回の研修は特に二人の先生のレポートに気分がスカッとしました。その二人とは、T先生「本当にそれでいいのか?~引き継がれる指導法に縛られる学校を変える勇気~」とS先生「北原メソッド2周目の成果」でした。

まず、T先生は、昔から受け継がれている指導法では、生徒の反応がイマイチで、暗いという印象を抱かれました。生徒たちは、英語授業に良いイメージを持っていなかったが、T先生の授業を経験して「好き36%⇒75%」「嫌い52%⇒16%」に変化。同僚の先生もこの数字を見たらびっくりされることでしょう!!

生徒の感想で、「クイックQ&Aや、Basic Dialog, Skit発表などの、友達と一緒に協力しながら学べるイメージ。」とありましたが、まさに生徒と生徒、生徒と先生の関係が優しく温かくつながっているのだなと感じました。

発表をされている先生のお姿が、とても楽しそうで生き生きとされており、羨ましかったです。

S先生は「北原メソッド2周目の成果」ということで、まだ一周目もしていない僕としては、何周もしたい気持ちになりました。一人の男子生徒の英語との出会いから3年間の変容を目的としたビデオです。小学校の時から学級崩壊を繰り返してきて、中学校に入ってきての、最初に授業で「英語わからん!」と言っていた彼。その彼がまさかの成長を遂げていきます。3年間でこんなにも成長していくのだなと感心しました。逆に北原メソッドでなかったら、彼を救えていたでしょうか?少ない人数ながらも、堂々と発表をしている姿が印象的でした。全国学力テストの結果も良くて、教育委員会も「2年生で英語が上がるのは珍しい」と1時間もS先生に聞き取りをされています。教育委員会に一泡吹かせられたお姿は圧巻でした。

8/27(日)

*岡﨑先生「小中接続のリタラシー活動~苦手な2割を救うために~」

中1ギャップ=(読めない、書けない) 生徒をどのように指導していくか?

Phonicsを中心に丁寧な指導がありました。

*北原先生「生徒のせいじゃない!授業での復習が圧倒的に足りないのだ」

⭕️復習の大切さ

私の周りには、授業中、大した復習もせずに、すぐに「生徒が・・・」と嘆いたり、責任転嫁する先生方がたくさんいます。英語が得意であるはずの上智大学の学生さんも、中学高校時代は、問題集を解くなどの時間が多く、授業での復習が不十分であったそうです。北原メソッドは、授業の7、8割が復習の構成になっている。言われてみればそうだなと納得できた。僕が北原メソッドを始めた頃は、感覚が分からず、最初の30、40分を復習に充てていたこともあった。帯活動の多さについては、以前勤務校の教頭にも指摘された。「あなたの授業は、一つ一つの活動が短い。一つの活動で30分はやるべきだ。」と。しかし、4技能を鍛えていく上で帯活動は必須だと思う。短い時間のほうが生徒も飽きなく、楽しく、スピード感を持って授業に参加できる。あとで「教頭先生の授業楽しいと思う人?」と尋ねたら、一人しか手を挙げなかった。やっぱり最後は生徒に聞いた方が良いと思いました。

Aパターンの帯活動例:「英語の歌」「アルファベットカード」「アクションカード」「クイックQ&A」「ディクテーション」「読みトレ」「日本文化紹介」「60秒、90秒クイズ」

Aパターンの活動復習例:「新語の復習」「宿題の答え合わせ」「本文の復習」「スーパーペアワーク」「1年1学期に戻る新出文法の導入」

*じゃれマガ 2018  Do You Miss School Lunches?

学校給食をトピックに先生と生徒がインタラクティブにやりとりをする。Do you like school lunches?  Which do you like better, school lunch or bento?など

「じゃれマガカルチャー」は、即興発話練習としても使えるなんてお得だなと思いました。是非、現場でも使ってみたいですし、授業も盛り上がるだろうなと思いました。僕だったら「この内容は3年生のディベート活動や文化紹介でも使うから、自分なりの考えや思いを伝えられるようにしておいてね。英検にも役に立つよ」と先に言うと思います。教材を何度も何度もフル活用できるなんてさすが、北原メソッドだと思いました。今回もたくさんの学びがあり、本当に参加して良かったです。

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北研熊本支部の皆様の素晴らしいおもてなしを受け、北原先生、岡崎先生のお話を始め、たくさんの実践発表をお聞きし、本当に元気になり、パワーチャージをさせて頂きました。夏休みもあと4日ですが、早く生徒に会って、授業をしたくてたまらなくなりました。本当に楽しい夏のご褒美の合宿をありがとうございました。

2023第7回北研合宿in 熊本 日曜日11:05-11:35 北原先生の講演

今までのNew Horizon Elementaryにはフォニックスがたくさん扱われていた。しかし新しい小学校教科書からフォニックスが消えた。それは、文科省の考え。北原先生もフォニックスは中学校からで良いという考えとのこと。

⒈ 生徒のせいじゃない!授業での復習が圧倒的に足りていないのだ。

タイトルを見ただけで、ハッとさせられた。さらに、上智大学の生徒の感想を読んでみると、これまで受けてきた授業での復習が足りない(少ない、またはほとんどない)ことがわかる。英語が好きでたまらないはずの上智大学の学生でも、半分くらいは一度落ちこぼれている!それでも英語が大好きなので、自分で復習して追いついた、と言う衝撃の事実。北原メソッドは復習のコンポーネンツが豊富なので効果絶大と言える。

●北原メソッドの復習場面(下線部は復習のコンポーネンツ)L…Listening, S…speaking, W… writing, R…Reading, G…Grammar, V…Vocabulary

【Aパターンの流れ】

1. 帯活動

*「英語の歌」で既習語・既習文法を確認、インテイク・アウトプット(L,S)*

*「アルファベットカード」で音韻認識を強化(L, S)*

*「アクションカード」で基本動詞語句を反復(L, S)*

*「クイックQ&A」で疑問文とその答え方を何度でも復習(L, S)*

*「ディクテーション」で1年生教科書の復習(L, W)*

*「読みトレ50」で既習文法確認(R,G)*

*「読みトレ100」「じゃれマガ」で既習文法確認(R,G)*

*「日本文化紹介」で習った語彙・文法を使う(R,G)*

*「日本文化紹介」で習った語彙・文法を使う(S,V,G)*

*「60秒,90秒クイズ」で受験直前の総復習(V,G)*

北原先生より

●帯活動は全部復習。1回の授業で、6種類も帯活動を入れることもあった。帯活動だけで20分かかることもあったが、それくらい復習は必要。

2.復習

*復習①新語の復習(V)*

*復習②宿題(英語のパートナー)の答え合わせ(G)*

*復習③本文の復習Reading(R)*

*復習④Super Pairworkを使って前時に学習した文法を復習(S,L)*

3. 展開

*展開①1年1学期に戻る新出文法の導入(G)*

*展開②Basic Dialogそのまんまスキット

*展開③教科書右ページのListen, Speak

【Bパターンの流れ】

*1.帯活動*

*2.復習*

*3.展開

*展開①  「スパイラルワークシート」の答え合わせで既習語・既習文法確認(V,G)*

*展開②「Picture Q&A」で既習Q&Aの反復使用(1,2年)(S,L), 「Picture Describing」で既習語・既習文法の反復使用(3年)(S,W)*

展開③  オーラルイントロダクション

*展開④「新語のの導入」で既習語との対比”‘フォニックス,同意語、反意語)(V)*

*展開⑤  本文の内容理解

*展開⑥  音読

*展開⑦  ライティング

北原メソッドには、授業のあらゆる場面でたくさんの復習が含まれている。それゆえに高学力の子にも英検、学力テスト、入試点を保証するし、低学力の子がいない(救われている)。赤坂中生は高校行ったら全員が英語でトップクラスになるのは、復習を繰返し,基礎学力がしっかりついているから。いまだに赤坂中を超える中学校が出てこないのは復習が足りない学校が多いから。赤坂中を超える学校が出て来たら言って欲しい。

●過去進行形のわくわくナルホド英文法の実演

1. I…. well every day.  (3)-(1)

2. Grandma Baba …. well every day.  (6)-(1)

3. Grandma Baba …. well yesterday.  (9)-(1)

4. Grandma Baba …. …….. now.     (8)-(1)

5. Grandma Baba …. …….. then.

答え

1…sleep

2…sleeps

3….slept

4….is sleeping

5….was sleeping

(   )はプログラムのどこで学習したか。

✴︎新出文法の時には、教師は英語で場面を演じる。

(北原先生が語られたのは大体こんな感じ)

Listen to my story. Yesterday , I went to see Grandma Baba. Hi!Grandma Baba! ? Grandma?! Where are you? I called her many times but I couldn’t find her.  Nobody was here.  So I asked her friends.  They told me where she is. I looked at her bed. Finally I found her.  She ….  …… then!

…に入るのは何かを考えさせ、ヒントとする。

入るのはwas sleeping

大事❗️

過去進行形は新出文法なので、全員立つまで待つ必要はない。

どこで学習したのかを確認させることで、復習の大切さを伝えることができる。

書いた後、必ず音読をし、読み方を確認する。出来なかった生徒は音が入っていないから。今回はジェスチャー付きで音読した。理解を深めるのにジェスチャーはとても有効。

2、即興発話のトレーニングになる「じゃれマガカルチャー」

Do you miss school lunches?

給食のソフト麺に関するじゃれマガ。通常のじゃれマガに加えて、先生から質問することで即興発話を促す。

1. 先生が生徒に給食について問いかける。

Do you like school lunches?

Which do you like better, school lunch or bento?

What is good about school lunch?

(本文を利用して会話することでリテルになる!)

2. ペアで「給食とは何か」を外国人に説明しよう

外国人に給食についてペアで説明する活動。即興会話の良い練習になる。

【北原先生が北研会員のリクエストに答えて、忙しい英語教師のために作ってくださった時短アイテム!】

人気の高かったスーパーペアワークから現代版の新文法にアレンジし、進化したペアワーク。

●わくわくペアワーク2022年(1年、2年、3年)On and Onからデジタル版(タブレット版)発刊。サブスク配信でデータ使用料は年間4000円(全学年使い放題)

じゃれマガの中から文化に特化したものを北原先生が選んでまとめたじゃれマガ。

●じゃれマガカルチャー2023年サブスク配信でデータ使用料は年間4500円(全学年使い放題)

これまでどんな例文を作ったら良いか悩んでいたAパターンの文法導入の北原先生版を大公開!

●わくわくナルホド英文法1年2年3年サブスク配信でデータ使用料は年間6000円(全学年使い放題)

今回、合宿での北原先生のお話はたった30分でした。でも今回も内容が凝縮されていて、新たな気づきがありました。北研の研修会や合宿で生の北原先生のお話を聞けるのは本当にためになります。百聞は一見にしかずです。来年は広島ということです。これからも北原メソッドをフォローして行きますので,よろしくお願いします。

1日目先生方の発表

【M先生の発表】

「北原メソッドreally works!」

今年3月に卒業させた生徒たちは、北原メソッド100%で3年間育てた生徒たちだったので、その生徒たちに対して追跡調査を行なわれ,今、続々と結果が届いているとのことでした。紹介されたものの中で興味深かったのは、ペアワークに関しては、98%が高評価だったことです。宮根先生がなぜ数値にこだわるのかというと、これまで、抜群の集中力や目の輝き,前のめりに授業を受けていること、姿勢やリアクションも抜群だとしても、学力調査で結果が出るまで安心できなかったからだそうです。これまでいろいろなスーパーティーチャーを見てきたが、北原先生のように客観的なデータで裏打ちされた指導をしている人はいなかったので、自分もそれに見習いたいと思ったとのことでした。私もいつか3年間通して育て上げ、追跡調査をしてみたいと思いました。

【自分】

「全校種に通じる北原メソッド〜中学校7年間・小学校3年間で教えてみた考察〜」

以前からまとめてお伝えしたい、と思っていた、小学校で学んだことを踏まえた中学校での北原メソッドのすばらしさを今回発表することが出来ました。中学校で教えていると、小学校で何を学んでいるのか見えなくて、不安に思うことがありました。でも、小学校の学習内容を知った上で、中学校で教えるとまさに学習の連携が出来、児童生徒の力をさらにつけることが出来ます。いつでも理論と生徒目線とデータを基盤にして、北原メソッドを追求していきたいと思います。

【S先生】

 「北原メソッド2周目の成果」

小規模の中学校でも、漁村で荒々しい気性の生徒や保護者が多い地域でも、飛び込みの中学2年生に対しても、生徒に寄り添い、成果を上げておられることから、県教委から注目され、インタビューを受けられた。インタビューの内容について,成果を上げる指導については熊本県教委のホームページにあげられているとのこと。小学校から情緒学級在籍で、評判がよろしくなかった生徒の3年間の目覚ましい変容の様子を見せて頂きました。初めは「英語はわからんけん好かん」と訴えていた男の子が、みるみる頑張るようになっていきました。これはひとえに生徒へのS先生の愛情と情熱、また北原メソッドがすっきりと流れがわかりやすいので、情緒的に支援が必要な生徒も、安心して授業を受けられる効果であることを理解することが出来ました。

・1年1学期音読 初めは一生懸命読んでいるがたどたどしい様子

・1年生自己紹介 ジェスチャーで言葉を引き出す様子

・1年生他己紹介 トムクルーズについてALTに話す様子

・3年生会話テスト  このテストではIt’s for toを使うよう指示したとのこと。Stella Realについて熱く語る様子。ヒラメ、スズキなどの魚の名前で止まるも、ALTがJapanese fish name OK.と日本語でいいから話すよう励ましたので、安心して続けて話していた。釣りが好きなので、好きなものの話は生き生き話していた。ALTの対応も素晴らしい。

他にもたくさんの生徒たちの映像を見せて頂きました。

・3年生憧れの人物

・3年生日本文化紹介

・3年生成果発表会

・通知表で3の子,支援学級の男の子の3年生会話テスト。支援級の生徒でも楽しんで話している。

・3年生ベストメモリースピーチ

・学年14人の中でホープのマジシャンの男の子

3年生学習成果発表会。塾も行かず、授業だけで学習したとのことですが、発音もとても上手でした。S先生も、この子を見ていたら北原メソッドは間違いないと確信した,とおっしゃっていました。

【O先生】

O先生はデータを細かく取り,分析し、常に生徒の気持ちに寄り添い,授業改善をされていて素晴らしいな,と思いました。びっくりしたのは英語を苦手としている生徒が30-50%いるのに、英語を楽しいと感じている生徒が75%以上いるということです。O先生はストイックにアンケートを取っておられましたが、苦手な活動や力がつかなかった活動については、北原先生からそれほど大きな数値ではないので、ネガティブなデータは取らなくても良いというお話がありました。

O先生もおっしゃっていましたが、発表は究極のアウトプットになり、自分のして来たことを振り返り,反省したりして、次につながる内容だったと思います。今回発表する機会を得て、とても嬉しかったです。ありがとうございました。

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北研熊本先生方の心からのおもてなしと阿蘇の大自然に囲まれて行なわれた今回の合宿は、まさに8月の終わりを飾るにふさわしい輝く時間となりました。同じ志を持つもの同士が集うとは、このようなものなのですね。ここで触れた先生方の情熱、日々の確かな実践、今後を見据えた計画性を思い出すたび、まだまだ続くこのうだるような暑さの中で、一服の清涼剤を得たような気分になります。合宿に参加して本当によかったです。

以下、感じたことなどをレポートさせていただきます。

1日目(8月26日)

阿蘇プラザホテルの受付時間にフロアにいると、離れたところからいつもの聞き覚えのある声・・・。我らが北原先生の登場。ランニングTシャツ姿で登場された先生に「先生、夏男ですね!」と言うと「僕は、いつもこの格好だよ!」と。このやり取りに心がほぐれ、今回の楽しい合宿がスタートしました。

5名の先生方による実践発表 発表1人につき20分+北原先生の助言10分

発表者の先生方に共通して言えるのは、日々の確かな実践があることはもちろんですが、それを裏付けるデータや映像を効果的に使用することで、より一層聴いているものを納得させる内容であったということです。そしてさらにはプレゼン力。発表時間20分という中で、まずは聴き手をつかむというところから始まり、そこからの実践内容の展開、実践事項をどのような順番で紹介していくかも計算されており、最後のまとめまで時間的にも内容的にもまるで無駄のない、いえ「無駄がない」を超えて、倍の40分くらいの発表内容を聴いているようでした。先生方が、「北原メソッド」の有効性を堂々と自信をもって発表されている姿がお一人お一人輝いていました。そしてもうひとつ、発表中に垣間見えたことがあるのですが、生徒の映像を流しているときの先生方の何ともいえない優しい表情、私はこれを逃しませんでした。愛情いっぱいに指導をされているからこその表情でしょう。生徒さんたちは幸せです。

発表者① M先生 「北原メソッド really works!」

  アンケートの必要性を学びました。卒業生が続々と先生にアンケートの返信をしているというお話を聞いて、先生が生徒たちとの揺るぎない信頼関係を築いておられたからに他ならないと感じました。通信のお話等もとても参考になりました。北原メソッド100%を続けるとこんなにも効果が出る、ということが誰に対しても納得できる内容でした。

発表者② S先生 「全校種で通じる北原メソッド~中学校7年間・小学校3年間で教えてみた考察~」

小学校の指導内容や実態をきちんと知る必要があることを強く感じさせられました。先生のお話の中で、小学校勤務のときに教えていた児童を、今度は中学校勤務になってまた教えたというエピソードを聞き、うらやましく思いました。生徒の成長を追いかけるのは楽しいですね。小学生の「カントリーロード」の歌が発音よくてびっくりしました。

発表者③ T先生「本当にそれでいいの? ~引き継がれる指導法に縛られる学校を変える勇気~」

発表を聴いて、まずは「学校を変えていこう」と奮闘されているT先生の勇気にとても感動しました。何の疑いもなく、これまでのなされてきた指導が当たり前の英語授業だと信じ、受け身の学習・楽しくない学習を続けてきた生徒さんたちにとって、先生との出会いは宝物ですね。これからも、声を上げ続ける先生の勇気を応援していきます。

発表者④ S先生「北原メソッド 2週目の成果」

伝説の生徒と呼ばれていた、ある一人の男子生徒の成長ぶりを3年間にわたって追った動画を見せていただきました。どのようにして英語力が上達していったのかが一目でわかる素晴らしいデータでした。文化発表会の時の「自分が20年後に有名人になってふるさとに戻ってくるという設定でインタビューに答える」という動画も参考になりました。

発表者⑤ O先生 「実践報告 ~「英語好き」を増やす授業を追い求めて~」

生徒の振り返りの大切さを学びました。生徒が振り返ったことを次に反映させていく授業作りがなされていました。「失敗大歓迎」「脳動」「活動の終わりには先生と目を合わせる」などの言葉から、先生の生徒指導方針等もよくわかり、先生の明るさやこのような方針に救われている生徒がいっぱいいるのだろうと感じずにはいられませんでした。

そえぞれの発表のあとに、北原先生からの助言があり、発表された先生方のすぐれた実践(特に素晴らしいと感じられた部分)に対するコメントや今後にむけて(発音指導のアドバイス等)がありました。

8月27日(日)

岡崎伸一先生(熊本大学大学院教育学研究所 教育学部 外国語科)のご講演

「小中接続のリタラシー活動 ~苦手な2割を救うために~」

岡崎先生のお話は、うわさ通り、とにかく面白かったです。本題に入る前の、先生ご自身の体験談はユーモアいっぱいで笑いっぱなし(お話の内容もテンポの良い語り口にも)でした。これまで知らなかった音声指導に関する講義は、大変興味深かったです。「苦手な2割を救う」という課題は、自分自身長年意識してきたことなので、とても刺激的で参考になることばかりでした。

先生のお話で印象に残っている内容や初めて知ったこと

○バリアフリーの意味は、「困難を除去・軽減すること」であり、ユニバーサルデザインは「多くの人が共用できるように」最初から設計されている。バリアフリーの発展形がユニバーサルデザインというわけではない。BFとUDは類似しているが異なるアプローチと考えるべき。

○アレン先生の音素体操

○ Onset(頭文字)とRime(韻)を教科書の語彙でも指導する。

○音の足し算 ~頭を変えながら読ませる~ 

○ p,p,pick h,h,hand などのように読ませると、頭の音素に意識が向く。オンセットにフォーカスする。

○ Blending : p・i・ck → pick 読む技能につながる。Segmenting : pick → p・i・ck 書く技能につながる。

○音読検定

北原延晃先生(上智大学文学部英文科・愛知淑徳大学交流文化学部)

先生のご講演は30分程度でしたが、とても30分とは思えないほど内容が濃く充実していました。先生の講義の最初に「上智大の学生の半分は、中高で落ちこぼれていた。その原因は、復習を自分でするしかなかったから」というお話を聞き、ショックを受けました。

学力向上のためには、とにかく繰り返し繰り返し既習事項を復習することの必要性を痛感しました。それを怠っておいて、学力が身につかないのは生徒のせい、地域がよくない、というのは違うと改めて感じさせられました。「教えたのに生徒が覚えていない。」というのは、明らかに生徒のせいではなく、教師が定着させきっていない、という教師側の問題だと感じました。北原メソッドでは、どのように復習させたらよいかが体系化されているので、このメソッドで行なうことが学力を身につける一番の方法です。とにかく、上智大学生のリアクションペーパーの記述がすべてを物語っています。講義の中で、過去進行形導入Aパターンの授業を生徒の立場になって演習したり、じゃれマガのお話があたりして、いつもながら新鮮な気持ちにさせられました。ありがとうございました。