9月23日(土)第209回例会

【じゃれマガカルチャーの体験】

191のじゃれマガカルチャーのうち86の日本文化について扱われている。じゃれマガを扱った後、ALT

に初詣について説明するために準備をする活動をさせることで、即興会話練習をさせることができる。

【サンシャイン2年79ページ】

Our Project 5こんな人になりたい

(生徒へ配布したプリントより)

将来何になりたいか全くわからない人は”I want to be a person like Ichiro.”

など、にして、まだ,はっきり将来が決められない生徒にも配慮し、いじめに繋がらないようにする。

⚫︎評価項目

発音、内容、態度

⚫︎評価基準

A……1分間喋り続けられた。発音も内容もネイティブ並みである。原稿を持たない。または全く見ない。

B+….1分間喋り続けられた。発音も内容も標準を超えるレベルである。原稿に目を落とすことが少しあった。

B…..1分間喋り続けられた。発音も内容も合格レベルである。あまり原稿を見ない。

C+…..1分間は喋り続けられたが、発音や内容がいかに良くても,つっかえつっかえである。原稿を見っぱなしである。

C…..1分間喋り続けられない。(不合格)

⚫︎スピーチ進行予定表

本番まで全20回のスケジュールを細かく示す

これを示すことで生徒たちも先の見通しを持つことができる。

⚫︎相互評価用紙

ゴールは2016年10月29日の学芸発表会

上位3-5位が発表する。

【英語スピーチ「将来の夢」】

1、世界の車に(男子)

2、世界の国に(男子)「この世界の片隅に」周作役

3、研究者(女子)すず役

山中教授を尊敬している

4、高田純次(男子)ディレクターをやった生徒

5、産婦人科医(女子)

コウノトリのドラマを見て憧れた

(感想)

どの子も自信を持って英語を話していた。

難しい言葉を使わず、でもしっかり伝わる内容だった。

【3年生スキット「オリジナル」作成計画】

3

年間のスピーキング・パフォーマンスの総仕上げとしてスキット作成する。タイトルはオリジナル。初めから自分たちで作る。ストーリーも何でもあり。衣装、小道具、音楽、効果音,何を使っても良い。

1、保安検査場にて

空港職員と泥棒?の会話でも本当に宝石を盗んでいたのは空港職員というストーリー

2、DJサンタ

サンタクロースを探す,サンタクロースを名乗る女の子を信じない女子生徒、ノリのいいサンタ役の女の子。投げキッスをしながら退場した。

3、ダイヤ泥棒

泥棒の女の子2人と探偵役の女の子。でも本当の泥棒は探偵の女子。

4、アナウンサー役の男の子

iPhone8発売を長々と待つ男性にインタビュー

同じ男性がアニメのキャラクターを買いに並んでいる

赤坂中の北原先生をインタビュー。よく特徴をつかんでいる。

(感想)

オチがあって面白い。オリジナルスキットは生徒は楽しんでやる。グループでの評価を行い、低い子はみんなで助けなければならない。芸術とはこういうものと知る良い機会となる。

【北原先生より書籍紹介】

大修館書店「授業デザイン力を高める3つの力」読解力、要約力、編集力 著者中嶋洋一先生

【宮崎県延岡市立北川中学校】

北原先生の示範授業(2年サンシャイン)

北原先生の名前の説明 Knob and a key

North (北)+field(原)+forever lasting (延)+晃(sunshine)

⚫︎1.(帯活動1)1年生Scenes の音読

読んだら立つ、全員立ったら座る

⚫︎2.(帯活動2)読みトレ50#7

・読んだらWPMを図る

・質問に答えて線を引く

・範読

・Take 持っていく,連れていくと惹きつけられる。

・What is School lunch ? Write in kanji and stand up!→立った人をカウントする→給食

・U.S.を省略しないで言える人?

アメリカ合衆国(ゆっくり日本語でいう生徒たち笑) In English!→生徒たちはあーと言ってThe United States

・different の反対の言葉をこの中から(読みトレ本文中?)探した人stand up!

・チャレンジの辞書を見たら,You can see my name!

・different を開かせる。開けた人教えてあげて?と優しさのあふれるクラスにする

・same 意味確認

different same

形 形

always 、usually、sometimes のジェスチャーの違い

⚫︎3.前時の新語の復習

say とsaid発音とつづり

⚫︎I thinkを使った複文の導入

のんびりのんびりやって正解は意味ないよと生徒指導する。

—————, ————-—- ——————

プログラム2-1

Choco-Pla is very ———.

funny.

Would you like one more hint?

Do you think so?

Yugo kun thinks〜.

Daniel doesn’t think〜.

〇〇さんdoesn’t think 〜.

みんなじゃないね。じゃあ、どういえばいい?

それが今日やることだよ。

——— ——— Choco – Pla is very funny.

出来たら出来ない人に教えてあげて。

I think Choco-Pla is very funny.

think って辞書に何で書いてあるの?

動詞

主語と動詞がそろっているのをなんて言うの?

これは?主語と動詞。じゃあこれは?接続詞のthat。「よく知ってるね〜、すごいね〜。」

(褒める時はオーバー気味に。)

「何で君たちちゃんと辞書持ってるの?こんな中学校ないよ。」

指差してThat is my book!

I thinkをつけてI think that is my book.意見が少しと弱まる。

左側に今日の流れを書いておく。随時次はこれと確認。(生徒たちも安心して流れについて来れている。

⚫︎展開3 Scenes 1時間切れで割愛。

北原先生の示範授業の生徒さんたちはどの学校の生徒も不思議なくらい共通した温かい雰囲気があり、北原先生の授業にスッと順応してまるで普段から北原先生が教えておられるかのようです。ひとえに北研の先生方が,北原先生と同じく、愛情と情熱を持って教えておられるからだと思います。北原メソッドで救われる先生が多くいて,それによりさらに救われる生徒がいることをこれからも願ってやみません。

懇親会ではいつものネパールカレー料理屋さんに行きました。少しずつ若手の先生方が増えているのも嬉しいです。また、三単現のSを導入する前に北原先生がいつもされているという動詞の分類の仕方(sかesかのみならず、スかズかイーズか)について目から鱗の指導法をチラッとお聞きしました。詳しくは10月の北研でお話ししてくださるそうです。乞うご期待!

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1.中嶋洋一先生著書紹介「授業デザイン力を高める3つの力」

2.スピーチ(中2「My dream」)

〇夢がない子は「20年後の自分の未来予想図を書こう」。

〇本番までのスケジュールを出してあげる。(ゴールは学芸発表会。上位3~5人が発表)

〇練習を始める前に先輩のビデオを見せる。原稿を読ませる。

〇評価基準:A「1分間しゃべり続けられた。発音も内容もネイティブ並み。原稿を持たない。全く見ていない。」

〇実際の映像を見て:全員 発音が良い。ジェスチャーを良く使っている。目線もよい。絵や本物のものを見せながらスピーチ。見ている方も飽きなく楽しい。難しい表現をあまり使っていないのでわかりやすい。

3.スキット(中3)

〇3人一組。

〇授業中は時間を取らない。

〇2学期の成績に入る。定期テストの50点相当!!

〇上位3チームは学芸発表会で発表。

〇A+⇒Native speaker level(評価はグループでつける)

〇実際の映像:発音が全員大変良い。(2年生の時よりもはるかに良い)内容も演技も英語も完成度が高い。他学年も見ることで、1,2年生も目標になる。

4.北原先生 示範授業(宮崎県延岡市 2022年5月 2年生Sunshine)

〇初めて教えるクラスだが、先生の自己紹介から生徒たちが引き込まれる。生徒たちが次は何だろうとわくわくしている様子

〇北原先生の英語はわかりやすく、「生徒観」を読むとあまり学力が高いほうではないようだが、ほぼオールイングリッシュでも皆理解できているように感じた。

〇よみとれは正解ではなかった場合は、WPM0点

〇黒板に流れが書いてあり、確認しながら進めていた。

〇Pro2 think2 導入 黒板に「 Choco Pla is funny.」 生徒に「Do you think?」など質問をしながらI think that を引き出す。

 「I think」 のあとに 主語+動詞 は?文。文と文をつなぐのは?「接続詞」(that)⇒辞書で引かせる。

〇「Nagamine! That is my book!!」を「Nagamine! my book!」だと伝わらない。

でも「I think that Choco-pla is funny.」のthat は強調しなくていい。

⇒「音から離れない」ことが大切。

今回もとても勉強になりました。特にスキットでは自分も北原先生と同じように3年生では自分たちで考えてきて発表、としたのですが、完成度が全然違っていて悩んでいました。大きなヒントをいただきました。

NZのお土産のWho am I ?ゲームをすぐに先生方全員でやってみてくださったのは嬉しかったです。

生徒と同じですが北原先生が作り出す雰囲気が温かく、今回も楽しい研修会でした。

今後ともよろしくお願いいたします。

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1 じゃれマガカルチャー④

 初詣のトピックのじゃれマガを読んでから即興発話の活動。

①Does your family go to shrine and temple at New Year’s day?

Do you like going with them or with your friends?

When do you go for “hatsumode”?

Where do you go for “hatsumode”?

How much money do you throw in to the wooden box?

②ペアで「なぜ正月に初詣に行くのか」を自分の経験も交えて外国人に説明しよう。

(自分で考えてみました)We go to shrine on New Year’s day to pray for some wish to gods. Our wish is commonly such as to lead a healthy life, to pass entrance exams, to get boyfriend/girlfriend, etc. Before we pray, we throw money into the wooden box in front of the shrine building. We call it “osaisen”. The mount of money we throw is normally within 100 yen. After we pray, we buy fortune, what we call, “omikuji” to foresee the year. The fortune is tied a branch of a tree in the shrine or kept in our wallet and brought to the shrine next year.

2 生徒のパフォーマンスビデオ④

(1)将来の夢

 スピーチ進行予定表を見せてもらいました。

 1回目と2回目の授業で教科書のMy projectをやる。

3回目で先輩のスピーチ視聴&原稿を読む

4回目が原稿の書き方指導&スピーチ作り

5回目にチェックとリハーサル

6回目は発表、ビデオ撮り

7回目は発表の予備日

8回目が発表ビデオを視聴、相互評価

スピーチの準備は実質2回の授業だけですが、このくらいのスケジュールでないと相互評価まではできませんね。

生徒の発表は2年生の10月のものでしたが、北原先生曰く、発音はこの時期からもっと良くなってくるとのこと。赤坂中学校では3年生になってから劇の練習などでさらに発音をブラッシュアップさせる生徒がいたそうです。

(2)「完全自由なんでもありスキット」

 3人一組での発表。グループの作り方も生徒に一任。3年間の積み重ねがないとできない活動。

 この活動は私も自分の生徒にもやらせましたが、見ている生徒を笑わせるためにどんなスキットにしようかと考え、クラス発表会や楽しみ会の演し物を作るノリでやっていました。英語で伝える楽しさに気づける、生徒がブレイクスルーたまに必要な活動だと思います。

 1グループは北原先生の授業のパロディを作り、北原先生をおちょくるスキットを作っていましたが、私の生徒も私をおちょくるスキットを作っていました。それもthの発音にこだわるところにフォーカスを当てていたのが同じで、生徒達にthの指導はかなりインパクトを与えているのだなと可笑しかったです。

3 北原の参観・示範授業

 今回初めて北原先生の掴みの部分の話を見れてよかったです。北原延晃の名前の紹介をdoorとknobから始め、生徒がknob & keyと一斉にコールしているところは一気に生徒の心を掴んでいるなと思いました。そこからの晃=sunshineでSUNSHINEの教科書を見せて、後ろに名前が載っているところを探させたのもさすがですね。

 この自己紹介で一気に生徒との距離が縮まって、生徒達は明るく楽しそうに授業を受けられていました。

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1 じゃれマガカルチャー④(実演)

<範読後の指導>

usual 品詞は? 

walk □の何? 

Atsuta Shirine/Fujimae Tidal Flat… Have you ever been there?

Four of us誰のこと?

, stopping at ~(分詞構文) 高校で習うからね。「止まって、止まりながら」

along the way 道中 熱田神宮から藤前干潟までの道中に

We were greeted どこで習った?

sweet sake … What is “sweet sake”?

bonfire たき火(すみません、これはメモしてませんでした)

so mild that … so ~ that どこで習った? とても~なので…

as we watched ~ このas何?どういうこと?

the first sunrise とは?

☆品詞の確認、生徒にとって慣れていない表現の確認、未習語の確認、既習語の復習、地名がでてきたらすかさず行ったことある?と変化球の質問など、色々な角度のやりとりが先生と生徒の間でなされています。何度体験してもおもしろい、わくわくします。

☆じゃれマガカルチャーはその後の即興発話がさらに面白い。今回は初詣について先生から問いかけがありました。(K先生のレポートを参照ください。)

ここで生徒は日本文化について知っていることが多くあるので、それを発信しようとモチベーションがあがります。そしてここではaccuracyではなくfluencyに重きを置いて表現できます。よって、のびのびと生徒全員が自由に発話できるチャンスを設けているところが魅力だと思いました。

2 生徒のパフォーマンスビデオ④

2年生スピーチ「将来の夢」

3年生「完全自由なんでもありスキット」

印象に残ったことをお伝えします。

☆スピーチ進行表を作成し生徒に渡す。

 作ってあげると生徒にとってわかりやすい、取り組みやすい。〇月〇日にはこれをすると分かるので、自分でも準備ができる。学習の自己管理ができる生徒が育つと思う。また、スローラーナーも、先が見えることで不安が軽減するだろう。

☆「将来の夢」を語るうえで、ないよ~という生徒の声が聞こえてきそうですが、そういう子のことも考えて、~さんのようになりたい(I want to be a person like Ichiro.)という表現でもいいとしている。それにより、嘘の気持ちを発信することなく(例えば「先生」になりたくないけどとりあえず選んだというようなのではなく)、自分の本当の気持ちを表現できるようになる。表情も発話も変化してくるだろう。

☆2年生の生徒映像をみて、北原先生が、この子がすず役の子、今見ると2年生の時はこんなに下手だったっけ?とおしゃっていました。私はその映像をみて、発音上手だなと思っていました。。。もっと勉強します。。。。

☆3年生のなんでもありスキットは、設定やストーリーの創造力が素晴らしかったです。Try to be different. の精神が育っていて、普段の授業から各々が友達と違う表現をしようとトライしているし、先生を驚かせたり笑わせるぞという気持ちが強いから、3年生でここまでできるのだと思いました。保安検査場の荷物検査、サンタ、泥棒、ニュースキャスターなど色々な設定を考えて表現していました。観ていて楽しい、面白かったです。

☆3年生のスキットは3人組でした。これまでと同様、一人でも失敗したら全員の評価が下がるので、全員が全力で取り組む仕掛けがあります。

☆スキットの最後に”The end.”と声をそろえて言っていました。メリハリがありわかりやすいです。自分の授業のスキット発表の時にも、観ている人のことを考えて”The end.”というとみている人が終わったんだとわかるよ、と教えようと思いました。

3 北原先生の参観・示範授業④ 宮崎県N市立K中学校

2年生

帯活動1 1年生教科書Scenesの音読

帯活動2 読みトレ50 #7

展開1 前時の新語の復習

展開2 I think (that)を使った複文の導入

展開3 Scenes1の暗唱と暗写

展開4 教科書のリスニングとスピーキング練習

自己紹介のつかみはばっちり、そこからすでに生徒は、えー、ああ、へえ、わあーという反応がすごかったです。

Scenesの復習をこちらの学校ではやっているようです。映像拝見後に感想を話し合っていた時に、北原先生は「授業でやったら評価してあげたい」とおっしゃっていました。その言葉に「なるほど、確かに」「そして生徒目線だ」と思いました。

読みトレでは、生徒がdifferentの反対語を探して立った時、結果的に不正解だったのですが、辞書で調べるようすぐに切り替えていました。全員で必死に辞書調べをしていました。あの雰囲気が、間違いを恐れない生徒にしていくのだと感じました。全員で一丸となって助け合ったりしていました。

文法導入では、 that 形容詞(代名詞)と接続詞の時の読み方(強弱)が違うことを伝えていました。あれ、ないぞと自分の本を探している。That is my book! 友達が持っている本を指さして言う。 この時はthatは強く読む。 でも I think that Choco-Pla is funny.のthatは強く読まないからなくなっちゃうんだ。音から離れないというのが北原先生のモットー。生徒にも入っていきやすいものでした。

45分間の授業で、

・ピンポンが鳴ったら生徒は座る

・生徒が先生に対して”Yes.”だけではなく”Yes, please.”を言えるようになる。

・先に立ったら周りをヘルプする。

・間違ってもいいから早く立つ

ということをどんどん積極的にできるようになっていました。

北原メソッドに慣れている生徒とはいえ、実際に初めてお会いした北原先生を前に緊張もしたと思います。しかし、あっと言う間に授業にのめりこんでいく様子が見受けられました。生徒の成長が目に見えるのが北原メソッドなんだなと改めて感じた日でした。

10月の北研では、「なぬ!?知らなかった」ということが学べるようです。

三単現のs。生徒の心をつかむ導入を教えていただけるようですので、楽しみにしています。

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【1】じゃれマガカルチャー

・オリジナル

⑥ 授業後にWPM数値を教室の記録用紙に記録する。

・例会で示された変更

⑥書かれている文化が日本文化の場合、それについてペアで会話する。→即興会話の練習

1 先生が生徒に初詣について問いかける。生徒はペアで競って答える。

Does your family go to shrine and temple at New Year’s day?

Do you like going with them or with your friends?

When do you go for “hatsumode”?

Where do you go for “hatsumode”?

How much money do you throw in to the wooden box?

2 ペアで「なぜ正月に初詣に行くのか」を自分の経験を交えて外国人に説明しよう。本文の語句や表現を使ってもよい。

⑦授業後にWPM数値を教室の記録用紙に記録する。

*9月24日時点では、ダウンロードデータには反映されていない。

【2】生徒のパフォーマンスビデオ

①2年生 スピーチ「将来の夢」

・演台を使っていることから、「体育館のステージ?」と思ったが、国際理解教室での発表。

・スピーチが終わって、拍手が終わるまで動かずに聴衆の方を見て、拍手が終わってからの退場は事前指導。

・2年生の教科書が進んだところまでを、生徒はよく復習してスピーチ原稿に反映させている。

②3年生 スキット「オリジナル」

・「3人一組の方が、ペアよりも遊びがあって良い」

・2年生のように作成・練習のために授業を使わず、昼休みや放課後などを使って準備するように生徒向けプリントに書かれている。

・「

作成計画

(以下□で囲まれている)

メンバー( )( )( )

作成計画

1 構想

テーマ

場面

人間関係

2 練習日程

・指導者に、学年末の英語劇に繋げるための活動の一つという意識があるのは明白。

・2年生の時よりも、発話の強弱がはっきりとして表現力が上がると同時に、発音も上達している。

【3】師範授業

前回の例会では、師範授業の指導場面を、研修参加者向けにカスタマイズされた実演だったが、今回は、定点撮影による動画で、実際の生徒への指導の様子が示された。

・2022年5月20日 中2の接続詞that、Aパターン

・初めて出会う生徒ということもあって、ゆっくりと丁寧な指導。

・市での統一形式なのか、黒板の左側に流れが書かれている。その文字の部分を軽くたたいて示してからの指導。

以下、動画の板書ではなく、研修資料からの引用

1 1年教科書Scenesの音読

2 読みトレ50 #7

3 前時の新語の復習

4 I think (that)を使った複文の導入

・生徒の様子を見て、どのように生徒に参加してもらうかを授業をしながら考えている。

T: Do you think Chco-Pla is very funny?

S: No. I don’t think Choco-Pla is very funny.

何人か、連続してYesではなくNoでこたえていたのは、選ぶ前に生徒を観察したことが生きたと思われる。

・板書を使った発問について

I think (that) Choco-Pla is very funny.

2本の下線を引て次のように発問。

「これ、何だ?漢字一文字。」「主語と動詞が揃っているから「文」だね。」

文を読む練習の時に、thatを小さく発音するように指示してもう一度、読ませる。

繰り返し読みながら、段々とthatをフェイドアウトさせることによって、この接続詞が省略できると示す。

親睦会では、三単現の動詞のSの発音指導が話題になり、どう指導するかは、次回の例会で示されるとのこと。

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北原先生おすすめ本

「英語教師の授業デザイン力を高める3つの力ー読解力・ようやく力・編集力ー」中嶋洋一

・じゃれマガカルチャー

既習事項を確認する際、教員も文法をどこでいつ習うかを一覧表にまとめておくとよい。

じゃれマガカルチャーとはいつも通りじゃれマガを解いたあと、即興発話をする活動。

言いたいこと、知っていることは生徒も話したくなる。

・パフォーマンステストビデオ

「将来の夢」スピーチ 2学年

将来の夢がない生徒もいる、だからI want to be like 〇〇.というお題も用意しておく。

※評価基準に関しては学習指導要領が改定されても、そのままで良い。

スピーチに関して、今後の流れを把握するため、生徒にスケジュールを配っておくことは大切である。

今回のゴールは「学芸発表会」

ビデオを見た感想・・・スピーチをするときにジェスチャーをつけている。一年生からの積み上げ。

写真や衣装などを用意している。生徒が楽しそうにスピーチをしている。

「オリジナルスキット」3学年

総仕上げとして、3年の学期末に行う。3人で行う。男女、クラスは関係なし。

授業では準備時間をとらない。最初の導入などは行う。自分たちで時間を見つける。

2人になるとどうしても一人あたりの文章量が増えてしまう。

ビデオを見た感想・・・すごく楽しそう。感情を表に出し切っている。とてもイキイキしている。

※グループで評価する、 1人できていなかったらみんなダメ。現実ってそういうものだから。1年生の時からそう評価している。

・北原先生の参観・示範授業

Warm-up

1.

Greeting・・・示範授業のため自己紹介からスタート、自分の名前を紹介していた。つかみがすごい。面白い。生徒もみんな顔をあげて話を聞いていた。

2. 復習

教科書本文のダイアログをペアで読み上げる。(普段は一人で読んでいた)ダイアログである、二人で読み合うことの方が楽しいということでペアで読むことに急遽変更。

1. 読みトレ50

すぐスタートする。待たない。WPMを書く時間を与えていた。

答え合わせを全体でする際に、「答えずに黙っている方がよくない。発言して不正解の方がいいの。」と言っていた。

本文の内容に関して次々と質問をしていた。

例:What is “school lunch” in Japanese? Write down the kanji. The

U.K.って?じゃあU.S.A.ってなに?differentの反対の言葉をこのページから見つけて、線を引いて。引けたら立つ。辞書でdifferentを調べる。「終わった人は、終わった人同士で確認、確認が終わったら座っている人のお手伝い。」

chooseをジェスチャーで表して。

1. 前回行った新出単語の復習

Said →I said “Yes”. コロケーションを必ず教える、スペリングの確認、空書きをする

1. 文法導入

※1年生の文法に必ず返ること

書き終わったら、立つ。終わった人同士、歩き回っても良いから確認。時間になったら座る。

全員立つまで待たない。サクサク終わらせていく。

ミキノートの時でもジェスチャーをつけて音読する。

主語+動詞で文となる。文と文をつなげるものが接続詞の役割。

新出文法を導入するときも辞書を活用する。

一年生のときに学んだthatと、接続詞のthatの違いを説明する。

That is may pen. 状況的にthatを強く発音する。しかし、I think that の時は弱く発音する。そのため、省略も可能である。

1. そのまんまスキット

とにかく大切にしていることは、音から離れないこと。thatの読み方も導入。音を教える。これは自分のこだわり。

音から離れないこと。音を大切にすること。意識していたけれど、徹底して意識できていなかったことに気づきました。研修を終えて、先生方から多くを学び、音を大切にするよう心がけています。フォニックスの音の関係から、単語を調べたり、同じフォニックスが使われている単語をできるだけたくさん挙げるなど、音に着目した活動を多く取り入れるよう工夫しています。

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冒頭に、北原先生より、中嶋洋一先生の本の紹介。

タイトルは、「英語教師の授業デザイン力を高める3つの力」

英語だけでなく全教科で通用する内容、と北原先生。

1 じゃれマガカルチャー④

指導手順に、新しい活動が加えられた。

① 生徒各自黙読+秒数メモ→②Questionの答えの部分に下線→③教師:Question読み上げ&生徒:答を言う→④教師の範読→⑤文中の下線部について質問

というこれまでの手順にくわえ、

⑥書かれている文化が日本文化の場合、それについてペアで競って答える、

というもの。

本文が正月のイベントに関するものだったので、教師が次のような質問を口頭でおこない、生徒はペアを組みに競って答える

・Does your family go to shrines and temples at New Year’s?

・Do you like going with them or with your friend?

次のタスクは、ペアで「なぜ正月に初詣に行くのか」を自分の経験を交えて外国人に説明する、とういうもの。

実際にやってみてChallengingでとても楽しかった。

北原先生:「言えることがあるから子供たちは言える。こうやっていったらいいのではないか」

レジュメより

「既習語彙・文法の復習に

日英文化の学習に

日々のリーディングトレーニングに

歳時記のように使える

即興発話の練習に」

2 生徒のパフォーマンスビデオ④

今回は、2種類のビデオを視聴。

ひとつめは、2年生のスピーチでトピックは「将来の夢」。時期は10月下旬。中間テストがおわってから、全5,6コマで導入から作成そして発表+ビデオ撮→視聴・相互評価

タイトルは ”My Future Dream”や”My Future Job“だが、何になりたいのか全くわからに人は”I want to be a

person like Ichiro” のように、こんなひとになりた、または,

“After 20 years” =20年後の自分の未来予想図、書くことが思い浮かびにくい生徒に配慮したテーマ設定がなされている

評価は

・発音(適切なスピードか、も含む)

・内容:(整理されているか、語彙が適切か、面白いか、伝わってくるか、など)

・態度(原稿をみない、効果的なジェスチャーや表情)

5

人の生徒のものを視聴。いずれも発声、ジェスチャー、表情などいつもながら圧倒的。原稿を見る生徒は皆無、よどみなく生き生きと発表。内容は「世界の車を運転してみたい(車のハンドルを小道具として使用!)」「山中教授のような研究者になりたい(研究者ばりの白衣を着ての発表)」など

北原先生:この中の一人の生徒が、3年次の劇での素晴らしい発音にくらべ、この2

年次の発音はそれに遠く及ばなかった。(その後の伸びがすばらしかったことが確認できた)

ふたつめのビデオ視聴は、3年生のオリジナルスキット。

9月1日に説明。内容は「なんでもあり」で衣装、小道具、音楽、効果音等なにをつかってもよく、3人一組で取り組む。

*クラス合同で準備発表を行うため可能。この3年生のスキットづくりは、授業時間は一切使わずに、生徒自身で用意するというもの。

体育館の舞台上で、堂々たる発表。どれも5分かそれ以上の長さのスキットを、発声と身振り手振り、表情で、効果的に小道具を使い、かつ、

どれも爆笑を誘う場面が随所に仕込まれていた。「空港保安検査場にて」や「ダイヤ泥棒」「DJサンタ」など思い思いの題材による内容。なかでも「ニュース」

がテーマのスキットでは、2種類の街頭インタビューのあと、「赤坂中学の英語の授業」がとり上げられ、

一人の男子生徒が北原先生に扮して、ボンゴボンゴをつかって、生徒のbasic dialogueをビシビシ鍛えている様子は、とくに爆笑でした。

北原先生のコメント:「こういうふうに、子供が楽しめることをやってほしい。子供たちはこういう発想をもっているのだから」

2年生のスピーチ、3年生のスキットともに、9月初めに案内して、10月に発表し、そのなかでよかったものは、学芸会での発表となる →

モチベーションを上げることになっていると感じた。

また、授業時間もつかわず、かつ5

分を超える長さのスキットを、いきいきと楽しそうに、流ちょうに英語で演じられている様子をみて、やはり北原先生がよく言われるように、生徒の頭の中に英語の世界ができあがっていて「自分の言葉」としてつかえるようになっているレベルだからこそ可能なのだろう、と、参加者の皆さんとの語り合いのなかで話しました。

3 北原先生の参観・示範授業④2022年5月 宮崎県

まず、「北原延晃」という名前をつかった導入=knob and key, knob and

keyの連呼でつかみはOK!そして教科書に名前が載っていること、そして名前の延晃はeverlasting

sunshine ということで、教科書のSunshineとの共通点をしめし、生徒との一体感が生まれた。

1(帯活動1)1年教科書Scenesの音読

もともと各自でさせていたものを、「ペアのほうが楽しいだろう」と北原先生がペア活動に変更。実際見ていてとても楽しそう。

2年次に 、1

年生の範囲を復習させ定着をはかる仕掛けとして、LSDや、クイックQ&Aなどあるが、このようにシンプルに音読させる方法もあり、だったかな、とかんじました。

2(帯活動2)読みトレ50#7

生徒の黙読、教師の範読の後の下線部分のQ&Aにおいて、生徒が、語彙・文法の復習をしながら、集中力がつづくよう、いろいろな指示をだしていた。

語句の意味をジェスチャーで示させたり、What is “school lunch” in 漢字?と、日本語問題も織り交ぜてみたりと。

3(展開1)前時の新語の復習(1枚のみ)

said

一語でも手順通りすすめる。

4(展開2)I think (that)を使った複文の導入

ターゲットの事項を空欄(下線)にした板書で、生徒に穴埋めさせながらも、随時ジェスチャーや、発音への注意を喚起している。たとえば次のように

・ジェスチャーと音でthinkのthの発音は舌先がみえるよう発音してみせたり、I thinkというときには、Iで胸をさし、think

で頭をさす、といったジェスチャーを示す。

<板書計画>

Choco-Pla is very (funny).

I (think) (that) 〃 .

I (don’t) 〃 〃 〃 .

・接続詞のthatを、辞書で引かせたり(代名詞でないthatに出会う!)、音読のときに「なくても通じるので」that

は弱く読むことを練習させたりしていた。

北原先生:「接続しのthatはそれほど重要でないかもしれないが、音から離れてほしくないので」こうしている。

この後、Basic Dialogueの暗唱・暗写を行い、このコマは終了。45分授業でもあり、全員合格まではいかなかったとのこと。

基本対話(Program 2 Scene 1)

A: Let’s go hiking at five tomorrow morning.

B: I think (that) it’s too early.

A: Don’t worry. I’ll call you.

B: I don’t think I’ll hear the phone.

この日残り15分で、参加者の中よ北原先生へのニュージーランドのお土産で、ユニークなゲームを、その場で開封して参加者みんなで楽しみました。

厚紙でできているいろいろな形の口髭があって、そのオモテ側には、それぞれ、Johnny Depp, Alice in Wonderland,

Micky Mouse, Sherlock Holms、

北原先生

北研の皆様、]

芳澍女学院情報国際専門学校の宇梶憲市郎と申します。

北研例会第209回のレポート つづきです。

4(展開2)I think (that)を使った複文の導入

ターゲットの事項を空欄(下線)にした板書で、生徒に穴埋めさせながらも、随時ジェスチャーや、発音への注意を喚起している。たとえば次のように

・ジェスチャーと音でthinkのthの発音は舌先がみえるよう発音してみせたり、I thinkというときには、Iで胸をさし、think

で頭をさす、といったジェスチャーを示す。

<板書計画>

Choco-Pla is very (funny).

I (think) (that) 〃 .

I (don’t) 〃 〃 〃 .

・接続詞のthatを、辞書で引かせたり(代名詞でないthatに出会う!)、音読のときに「なくても通じるので」that

は弱く読むことを練習させたりしていた。

北原先生:「接続しのthatはそれほど重要でないかもしれないが、音から離れてほしくないので」こうしている。

この後、Basic Dialogueの暗唱・暗写を行い、このコマは終了。45分授業でもあり、全員合格まではいかなかったとのこと。

基本対話(Program 2 Scene 1)

A: Let’s go hiking at five tomorrow morning.

B: I think (that) it’s too early.

A: Don’t worry. I’ll call you.

B: I don’t think I’ll hear the phone.

この日残り15分で、参加者の中よ北原先生へのニュージーランドのお土産で、ユニークなゲームを、その場で開封して参加者みんなで楽しみました。

厚紙でできているいろいろな形の口髭があって、そのオモテ側には、それぞれ、Johnny Depp, Alice in Wonderland,

Micky Mouse, Sherlock Holms、

などが印字されている。次のような手順でゲームを行う。

・複数のヒゲを伏せて机の上に置き、数人一組のグループのなかで、一人が答えを見ないように「ヒゲ」を一つ取り上げ、

・他のメンバーには答えが見えるように口元に当てて

・Who am I? 、Am I a movie star?/ Am I male or female? / Am I from the US?/

などのYes/ No question を尋ねる。

・周りの答えを聞きながら、自分が誰であるかを突き止めていく、

というもの。

とても盛り上がりました!

筑波大付属の蒔田先生のWhat am I ?という活動とかなり似ているとおもいましたが、周りが当てようとするのでなく、

当人が、自分がだれかを当てようとするところが逆の関係で、これも面白いと思いました。

自分の生徒の興味や知識の範囲にあったものを自作できそうですね。

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1.スピーチ (My Dream)の映像拝見

中2の教科書から。

自分の将来の夢についてスピーチをする。

具体的な職業がない生徒は、「このような大人になりたい」。(某芸能人の名前を出していたのは驚きました。内容も、面白くてよかった!)

全員発音がよく、前を見てスピーチをしていて驚きました。

写真なども活用し、見ている人を楽しませる工夫も良かったです。

何より、自分の好きな分野のことについて話すので、緊張しながらも生き生きとスピーチとしていたのが印象的でした。

自分の授業でも、夢についてスピーチをさせたことはあったのですが「〇〇さんのような大人になりたい」という切り口は斬新で、ぜひ次にやるときは生徒に示してあげたいと思いました。

2、スキット発表会の映像拝見

3人1組でスキットを作成、発表。

なんと!!!授業中は時間を取らないとのこと!!!驚きました。それで皆が課題をこなすという、北原先生の指導力に改めて感動しました。点数は、

定期テストの50点分だそうです。

皆、発音も舞台度胸もよく、「これが中3‥‥?」と衝撃を受けました。

スキットの内容もとても練られていて、良い作品にしていこうという気概、そして皆の創意工夫が見れて良かったです。

3、北原先生の示範授業 in宮崎県延岡市

最初からknock そしてkey…自己紹介から生徒たちが引き込まれ、もうつかみから素晴らしい!!!さすが北原先生!!!と生徒と一緒に笑いながら感動。

また、改めて演技力も大切だなぁと思いました。例えば、 That is my

book!!のシーン。生徒がおお!となったのも、先生が上手にそのシーンを演じられ、面白くしていらっしゃったからだと思います。(文法の導入のところなど、私も見習います‥!)

4、Who am Iゲーム

ニュージーランドのお土産(ありがとうございました!)をトライさせていただきました。人の名前が書いてあるヒゲを顔に当てて、英語で「私は〜ですか?」と質問して、当てるもの。実際にやってみるととても面白く、大人でも盛り上がりました。生徒たちにもやらせたいと思います!!素敵なアイディアをありがとうございました。

5、3単現のS 導入

これは本編というより、その後の懇親会でのネタなのですが‥今まで、watchのようにs.o.x.sh.ch

で終わる語にはesを付ける、覚えやすいのは、「ソックス‥‥」と、今までは教えていたのですが‥‥。

そのような導入ではなく、もっと生徒自らに気づかせて、学ばせる方法がある!とお聞きしました。

ちょうど今月ずっと3単現を教えていた身としては目から鱗がボロボロ落ちまくりでした。詳しくはまた後日!!ということでしたので、全貌を教えて頂けるのを、楽しみにしております!!

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