2026年6月20日(土)第240回北研例会報告

6月の北研例会は、昨年9/18に京都市立樫原中学校で行われた示範授業の様子を映像で見ながら、参加者で考えや学びを深め素晴らしい会でした。 昨年度予定がつかず、直接見る機会を逃してしまったので、この例会で学べるのを大変楽しみにしていました。 いつも例会で学びを深めて下さる北原先生、会場校でイベントと重なった中でも滞りなく会を整えてくださったK. 先生、北原先生と田尻先生の夢のコラボを実現させてくださったM. 先生、本当にありがとうございます。 それでは、例会のレポートをさせていただきます。

【はじめに】 G7サミットでのT. 総理の英語についてにいろいろ言われているが、皆さんはどう思うか? T. 総理の英語は、1、発音が悪い 2、伝わればいいじゃないか 3、何か英語教師としてこだわりがある場合は3にしてね。 私は初参加のお若い女性の先生(お名前は聞きそびれました。橋架村塾で学ばれていたが、北研を紹介されて初参加とのことでした。)とペアで話し合い、その後、U. 先生とS. A. 先生と4人で話し合いました。 U. 先生:「オンラインでフィリピンの方と話した時にStyleがスタイルでは繋がらなかったから発音は大切であると思う。」 S. M.:「現在英語ボランティアで月一皇居ガイドをしているが、その際、様々な背景の人がいる中で伝えたいものがあれば、発音はそれほどでもないガイドさんもいるが、外国人の反応は良いから。 ただし、中学生には発音も大切にしてもらいたいので、英語教師としては発音を教えていく必要はあると思う。」

北原先生:「発音はそれほど気にしない人と、発音は大事という先生方が大体半々。 確かに通じればいいのだけれど、北原先生は発音にこだわってきた。 中学生に発音と綴りの関係などを教えれば、読めるし、言えるようになる。 表意文字の日本語に対し、表音文字の英語は書いて覚えられるものではない。 単語テストを排除するため、発音やフォニックスは大切。 しかも高校に行っても発音が良いと褒められるので、生徒は嬉しいのでは?」

【今回なぜティームティーチングになったのか?】 M. 先生の学校に田尻先生の元ゼミ生が実習に来た。 それで、ぜひご挨拶にいかなければと田尻先生が来られる日に北原先生に授業をお願いすることになった。

【映像や指導案を見る前に、教科書の内容を検討・教材研究】北原先生より 今回は、主語になる動名詞がメインターゲットだが、教科書の本文には熟語との組み合わせなど複雑なものも含まれている。 皆さんならどう扱うか。 指導案を見る前にそれぞれが考える。 その後、北原先生の示範授業映像を見て学ぶ。 話し合いでは、不定詞の名詞的用法との関連(書き換えなど)説明することはあるはず、それにしても一文が長い、との意見が出ました。 また右側の大意を掴む内容や本文の内容の読み取りの部分は時間との戦いで扱いきれないのでは?という意見も出ました。 しかし北原先生のこの後の扱い方を見て目から鱗の学びがありました。

北原先生:「本文の中には、Talking with him was fun./ I felt like learning about my own country. / Staying with a host family was a great experience. / l kept trying to speak in English.の文が、動名詞だが、今回のターゲットセンテンスは何か? 主語になる動名詞のはず。 だが、主語としても長いし、feel like 〜ifやkeep 〜ingなど複雑で、生徒は動名詞を理解するのが大変ではないか。」

「夢のコラボ! 北原・田尻のTT! 」 北原先生と田尻先生は当日15分間の打ち合わせのみだったが、旧知の仲で盟友のため、授業はいたってスムーズな雰囲気。 田尻先生はTTに徹して控えめな印象。

【授業の手順】(以下カッコ内は各パートの予定時間後ろは実際にかかった時間)

  1. Greeting (3min.) 3.45 北原先生の、「N.」の自己紹介 田尻先生はさらりと自己紹介
  2. Answer check of Spiral Worksheet(5min.)9.23 本来ならスパイラルワークシートの答え合わせは5分でやらなければいけないが、挙手が少なく、なかなか進まないため、時間がかかった。 手を挙げる際の注意点。 先生がどれくらいの生徒ができているか一瞬でみたいから肘を伸ばすようにという説明。 北原先生は所々生徒に辞書を引かせ、答え合わせを進めていかれた。 田尻先生が北原先生の説明を補足するためにホワイトボードに静かに記入。 スパイラルワークシートに記入 Say-Said 田尻先生:「(シュワーの)この「ア」は関西人にはいいやすいやろ?」ここは田尻先生の個性炸裂! 北原先生は2年生教科書のどこで習ったか、教科書を何度も開かせていた。 教科書下に書いてある黄色いキーセンテンスから探すんだよ。」 田尻先生はReason、Season、Personなどsonのつく言葉を板書されていた。
  3. Picture Q&A(7min.)6.29 2、ピクチャーQ&Aで生徒を起立させる。 「英語の授業で黙っているはさいてい!」Who is this boy?(右側)He is J. /Who is this boy?(左側)すぐには手が上がらない。 主要キャラクターのホストブラザーで初見えだから。) 勇気を出してHe is K. そうだよね❗️What country is this? It’s 〜.ホストブラザーだからね。 What are they doing?They are talking. 他の言い方は?一つじゃない、人と違った答えがいいんだよ。 They are speaking.そうだよね?他には?なかなか出ないので北原先生は田尻先生を指名。 田尻先生:They are breathing.(北原先生は笑いながら深呼吸してみせて)そうだよね、breathingしてるよね。 What are these? Shoes.This is a shoes.は×。 These are shoes.とは言わない。 上智大学生でも間違えるけどね。 答えられる人が出てこないので、「座っている人いくよ。 答えられなかったら立つ!」座っている男子を指名。 その子は自信を持ってThey are shoes! 当たった男の子は正解してとても嬉しそう。 田尻先生の得意分野の代名詞。 さらりと触れる。 ここで、北原先生より参加者に質問。 「代名詞どうなる?どうする?」問題。 北原先生:「普段教えていないのにテストでバツにするのは良くないよね。」 その後活動のクロージングとして「一回でもいいから手を上げましたよ、という人は座って。」と言って座らせる。 T. 先生より質問。「Those are shoes.ではダメなのか?」 北原先生:会話ではOK。 でも入門期の英語ではTheyが出ないとだめ。 当日北原先生はオーラルイントロダクションとニューワーズの順番を逆にしてしまったとのこと。 (本来なら先にオーラルイントロダクションなので、5と4が逆になります。)
  4. Introduction of New Words( 10-15min.)15.11 語彙指導(New Words) 新しい単語は全部で15語 フラッシュカード黙ってめくる。 気づかない生徒たちに、「今先生は何してる?」と注目させる。 ・Answer 「あかんのに」の「あ」、この「あ」は、「え」に近い音だよ。 ・enter ・explain( aiはエイ)ほかにどんな語?rain, train、生徒が出さなかったら次へ。 田尻先生:黒板にex(外)plain(平らな)と書く。 ・carefully 辞書!myがつくと(副詞) 「辞書を早く開けて立った人はお手伝いしてね。 ボッーとしていないでお手伝いして!」 意味は「注意」一度座らせてからCareをひいてください。 ◻︎の名詞、Carefulは?形容詞 田尻先生:care(注意)+ful(いっぱい)とホワイトボードに書く。 ・couldn’t ・felt感じた。 現在形は?feel. I fell happy.と使う。 ・K. 北原先生: K.なんとかという俳優いる?世代が違うため、北原先生が出してほしいK. ・コスナーは出ず。 生徒が出してきた**K.**さんはこちら側からず。 ・take off(前歯が見えないものダメだよ)辞書! Take offどっち引く?Take ? Off? 大きい方引いて Take〜の熟語たくさんあるよ。 Take away知らない?Take なんとかいっぱいあるよ ・In the endの the endはよくいうよね。 ・Each other 辞書!Each otherはい、辞書。 どっち引く?eachが多いか。 北原先生によると、どっちもならっている。 Each?other? 田尻先生:それぞれが他の人に対してということでお互いに、になる 北原先生が会場の先生を相手にデモンストレージをし、We know each other.と説明を加える? ・keep〜ing ・In the future、意味がわかったらジェスチャー、Question &Answer って言うよね。 Enterは入る、Entranceは?入口。 New Wordsの練習でもジェスチャー。
  5. Oral Introduction of the textbook (3min.)4.33 北原先生と田尻先生のオーラルイントロダクションには違いがある。 北原先生は教科書を時々見て言葉を加えていく。 田尻先生は教科書を暗記し、言葉をさらに噛み砕いて話をされた。
  6. Comprehension of the textbook the next Round(10min.)12.09 教科書右側Round 1パラグラフって意味わかる?一つの文章、まとまりのことだよ。 第一パラグラフではA. ホストブラザーとの会話からわかることを四択から選ばせる問題。 第二パラグラフ答え合わせはホームステイの総括。 (大意を掴ませる。答え合わせはなし!)
  7. 時間切れのため音読部分はカット

8.Closing (1min.) 1.33.

【オーラルイントロダクションについて】 本文だけを読むではダメ。 ミニマムしか乗っていないので、肉付けをして説明をする。 とはいえ、最近の教科書は長いけどね。 生徒の実態に合わせて、繰り返しや言い換えをするのがオーラルイントロダクション デジタル教科書をみせるだけではだめ。 文科省はデジタル教科書をチェックできないので、ストーリー展開を生徒の顔を見ながら説明をする、I(アイ)+1 (ワン) が大切。 北原先生:ノロノロやって正解は意味がない。 スピードスピード❗️終わった人は立つ。(先程の注意が聞いて、生徒は助け合いや教え合いで、学びを深めることができる) 答え合わせはしないで左側本文に入る 田尻先生は本文を暗記されていた ジェスチャーつけて読んでみて 北原先生:(生徒他に向かって)隣の人に質問してみて。 Why do you say tadaima when you get home?Why do you take off your shoes when you enter a house? 出来るかな?説明してみて。 最近ではアメリカでも靴を脱ぐ家もあるよ。 映像はここまで。 先生たちもお互いで上の質問と答えを英語でし合って。 これぞIntegrated studiesだよね。 日本とヨーロッパ・アメリカとの比較。 Climate drier、Big house、Showing a bare foot is a punishment、Gun society, they need to run. Custom of Tables and chairs 、うちと外の違い、Casual and outside、わらじ、たたみ、ちりを嫌う日本文化、けがれ、、、気が枯れるという考え方などさまざまな観点から理由が出ました。 Chinese/Korean Stone house オンドル Souse East/Asia

【感想】 懇親会でも話が出たのですが、北原先生の授業はまさに模範を示す示範授業でした。 今回学んだのは、オーラルイントロダクションの時に北原先生と田尻先生はやり方は違えど、それぞれの良さがあるということ、また、それぞれの教師の個性を出しながら楽しみながら行うのが良いということです。 北原先生に個人的に、「オーラルイントロダクションを行う自信がない。 内容を教材研究する時間がなかなか取れない。」と相談したのですが、北原先生からは「練習しないといつまで経ってもできない。 C. 先生はいつも屋上で練習していた。 でも楽しんでやればいい。」とアドバイスしていただきました。 少しだけ勇気が出ました。 やらなくてはいけないことが多いため、時間との戦いで、余裕がないのですが、オーラルイントロダクションができなければ英語教師としてはモグリだそうなので、がんばります。 それには、教材研究をしないといけないので、時間を取りたいと思います。 また、同じく懇親会での感想で出たのですが、語彙指導が15分も取られていて大切だと改めて思った点です。 例え授業内で音読が出来なくても、しっかり新しい単語を練習していれば、読めるので大事とのことでした。 北原先生と田尻先生というカリスマティーチャーたちの素晴らしいコラボと、個性をうまく活かした授業、役割分担など、大変参考になりました。 ありがとうございました。

【1.はじめに】 ①T. 首相の英語の発音が話題となっていることから、良い発音であることが必要 2)通じれば良い 3)英語教師としての思いがある、の3択で挙手。 ⇒英語は通じれば良い。 が、それだけでいいのか。 北原先生が発音を大切にされている理由。 発音ができればそのまま書ける。 英語の84〜85%はルールでカバーできるが例外も多い。 きちっとした発音を教えないと、綴りにつながらない。 発音を教えないから単語テストをしていたのがこれまで。 漢字テストとは違って、発音できれば書けるようになる。 Nativeと同じではないが近づける。

【2.夢のコラボ! 北原先生・田尻先生のTT 京都市立樫原中の示範授業】 ①New Horizon 2年 Unit4 Read and Think2 p54〜55 教科書を見て、自分ならどう授業を構成するか近くの方と話す。 ②ビデオ視聴 1)Greeting 北原先生の自己紹介。 first nameを何と読むか当てさせてから、knob and keyをリズムで紹介。 子ども達がリズムにのって、日本語の読み方にたどり着く姿が可愛らしかったです。 田尻先生は、中学校や大学で英語だけでなく野球を教えていることを紹介されていました。

2)Spiral Worksheet答え合わせ ・声かけについて 「一人一回でいいから手を挙げてください。」の声かけで始まりました。 最後にあてられなかったけど一回は手を挙げた人も座り、一回も手を挙げられなかった数名が立っていました。 英語の授業で最悪なのはだまっていること。 間違ったっていいんだよ。 間違えることは友人のためにもなる。 間違えてもいいから速くなど、声かけされていました。 又挙手の際には、肘を伸ばして挙手するのは誰がわかっているか(いないか)が一瞬でわかるからと理由を説明されていました。 ・問題について 既習文法の確認で、この文法を教科書のどこで習ったかを問う問題があり、生徒たち全員が必死にページをめくっていました。 英語が苦手な子も取り組みやすく、活動に動きがでて、私も取り入れたいと思いました。 以前テスト直前の授業を見学させていただいた時に拝見し、テスト対策のイメージが覆され印象に残っていたのですが、Spiral Worksheetにも使えるというのも発見でした。 ・一度座って終わりではない 答えた生徒から座っていきますが、立っている生徒が答えられない時には既に座っている生徒があてられ、答えられないと又立っていました。 短調になりがちな答え合わせに笑いが生まれ、できる生徒も最後まで取り組んでいました。 ・辞書を使いながら確認 Take off やeach otherなどは、takeなのかoffなのかどっちを引く? と確認されていました。 /th/や/f/の音が出てきた時は、しっかり口の形を指導。 又辞書をひいた時は立って終わりではなく、周りにまだみつけられていない生徒がいることを気付かせておられました。

3)Picture Q&A・Who is this boy? ・What country is this? ・What are they doing? ・What are these? Short answerでOKでしたが、皆文で答えようとしていました。 又一つの質問に正解が出ても、同じ意味で別の答え方はないか質問されていました。 What are these? に対してなかなかtheyが出なかったのですが、大学生でもできない難しさがあること、英検3級では減点の対象であることなどに触れておられました。

4)Oral Introduction ・デジタルテキストのピクチャーカードを見せながら。 本文はミニマム。 肉付けをして繰り返したり、言い換えるのがOral Introductionの意味。 新出単語じゃないけど知らない単語もある。 自分の生徒に合った単語を使える。 なんでも知ってる単語でなくアイプラスワンを目指す。 ・長文読解に対してどうヒントを出すのか、いつも疑問に感じていたのですが、Oral Introductionの役割が大きいことを感じました。 ピクチャーカードを使うことで視覚的効果が生まれる点も発見でした。

5)Introduction of New Words デジタルテキストになり、皆さんフォニックスなどの書き込みはどうされているのだろうと思っていたのですが、紙のフラッシュカードの良さを再度確認しました。

6)Comprehensio of the text –Round 1(Get the Gist) ・Paragraphという単語は生徒にとって難しいと、まずは本文の章ごとに自分で線を引かせておられました。 長文に取り組む時、私もここから始めたいです。 ・生徒が意味を理解しているかは、日本語を介するのではなくジェスチャーさせることで確認しておられました。

7)Comprehension of the text –Round2 ・教科書の問題の確認。 It was difficult to answer some questions from him. の**K. **

8)Closing 【田尻先生の板書】 ・北原先生の発音指導に、田尻先生が情報をプラスしながら板書されていました。 Say〔エイ〕 said〔エ〕 reason person season enter入る entrance入り口 ex/plain 外へ/平らな brain train plain〔エ〕 care/ful/ly 名注意/形/副 ・板書ではありませんが、answerのアエの中間の音は日本語にないと思いきや、関西弁の「あかん!」がその音になると実演してくださいました。

【ビデオ視聴後】 ・Why do you say ‘Tadaima’ and ‘Itterassyai’? ・Why do you get off shoes? ビデオ視聴後、教科書の内容から文化の違いを考えて、皆で意見を出し合いました。 これが本当に面白く、無意識に使っているけれど挨拶って願いなのかなと感じたり、様々な意見に気づかされたりしました。 北原先生も、もし自分が中学校の教員に戻れるならこういう授業をしたいとおっしゃっていましたが、私もこういうことを一緒に学びたいと思いました。 これから長文読解では、Oral Introductionによる分かり易さと文化的理解を深める楽しさを、二本の柱にしていきたいです。

今回の北研では、北原先生と田尻先生が京都の中学校2年生に行った示範授業のビデオを視聴しました。 今回の授業を通して、特に印象に残ったことが三つあります。

(1)語彙指導 今回の授業を見て、特に印象に残ったのは、読解に入る前の語彙指導です。 授業は教科書本文の読解を中心とした授業でしたが、北原先生は新出語彙の指導に約15分をかけていました。 その中では、単に教師が意味を与えるだけでなく、生徒に辞書を数回引かせる場面もありました。 読解を成立させるためには、その前提として語彙の理解が欠かせないという北原先生の信念が、授業の時間配分からも強く感じられました。 また、サポートに回っていた田尻先生が、後ろのホワイトボードに said[エ]のように発音のポイントを書き残していたことも印象的でした。 語彙を「意味が分かるもの」として扱うだけでなく、「音声として使えるもの」として定着させようとしていることが伝わってきました。 お二人の授業からは、英語の授業において音声を大切にする姿勢が随所に表れていました。

(2)オーラルイントロダクション オーラルイントロダクションについても大きな学びがありました。 今回の授業では、前半を北原先生、後半を田尻先生が担当されていました。 どちらのオーラルイントロダクションも、決して複雑なものではありませんでした。 しかし、本文の内容に入っていくための橋渡しとして、生徒がこれから読む内容を理解する手掛かりになるように組み立てられていました。 翌日、英語授業研究学会の定例会にも参加し、筑波大学附属中学校のN. 先生の授業を参観しました。 N. 先生の授業では、非常にスムーズなオーラルインタラクションの中で、生徒から本文理解につながるキーワードを自然に引き出していました。 その完成度の高さに大きな刺激を受けた一方で、普通の公立中学校で日常的に行うことを考えると、かなり高度な実践であるとも感じました。 それに対して、北原先生のオーラルイントロダクションは、教師が本文の内容をかみ砕き、生徒に伝えかけながら理解の足場をつくっていくものでした。 もちろん容易なことではありませんが、自分の授業や勤務校の生徒の実態を考えると、まず目指したいのはこちらの形だと感じました。 本文の内容をいきなり読ませるのではなく、教師の英語によって生徒の理解を少しずつ支えながら、読解へとつなげていく。 そのようなオーラルイントロダクションのあり方を、自分の授業でも意識していきたいと思いました。

(3)発展的な課題 もう一つ大きな学びとなったのは、発展的な課題の扱い方です。 ビデオ視聴後、北原先生は本文中にあった “Why do you say ‘Tadaima’ when you get home?” と “Why do you take off your shoes when you enter a house?” という二つの問いを、北研の参加者にも投げかけられました。 答えは歴史的な背景に基づくものでも、直感的に考えたものでもよいということでした。 私たちのグループでは、「アメリカ人が家の中で靴を脱がないのは、銃社会であることと関係があるのではないか。 いつでも逃げ出せるようにしておくために、靴を脱がない文化が生まれたのではないか」という考えを発表しました。 それに対して北原先生からは、そのような独創的な答えをお互いに聞くこと自体が良い刺激になるだろう、というコメントをいただきました。 前日の北原先生のエッセイにも、発展的な課題の使い方についての言及がありました。 そこでは、発展的な課題は「勉強ができる生徒だけが取り組むもの」ではなく、全員が取り組むべきものであり、そこに学び合いが生まれると述べられていました。 一方で、発展的な課題そのものの質が高くなければ、生徒は熱中しないという指摘もありました。 今回の二つの問いは、まさに生徒が熱中できる発展的な課題になりうるものだと感じました。 答えが一つに決まるわけではなく、文化や歴史、自分なりの想像をもとに考えることができます。 さらに、クラスメートの考えを聞くことで、自分にはなかった視点に出会うこともできます。 本文の理解を出発点としながら、そこから知的好奇心を刺激し、考えを交流する活動へと広がっていく。 発展的な課題とは、単に難しい問題を与えることではなく、生徒全員が「考えてみたい」と思える問いを用意することなのだと学びました。

(4)自分の授業を振り返って 今回の北研で学んだことを自分の授業に振り返ると、まず語彙指導が大雑把になっていたのではないかと感じました。 現在、私は飛び込みで3年生の授業を担当しています。 生徒の様子を見ると、単語リストや教科書本文に、一生懸命カタカナでふり仮名を書いている生徒が何人もいます。 その姿を見るたびに、彼らにとって教科書本文を読むという行為は、私が思っている以上に負荷の高い活動なのだと感じます。 生徒によっては、英語を読むこと自体が非常に苦しい活動になっているのではないかと思いました。 そのような生徒たちを救うためにも、音声を重視した丁寧な語彙指導は欠かせません。 単語の意味を確認して終わるのではなく、音として聞き、声に出し、文字と結びつけていく過程を授業の中で十分に確保する必要があります。 北原先生が新出語彙の指導にしっかり時間をかけていたこと、また田尻先生が発音のポイントをホワイトボードに書き残していたことは、今の自分の授業に足りていない部分を強く意識させてくれました。 今回の北研を通して、読解指導に入る前の準備の大切さを改めて考えさせられました。 語彙を音声と結びつけて丁寧に扱うこと、本文理解への橋渡しとなるオーラルイントロダクションを工夫すること、そして生徒全員が考えたくなる発展的な課題を用意すること。 どれもすぐに完璧にできるものではありませんが、自分の授業の中で少しずつ意識して取り入れていきたいと思います。

冒頭、某国内政治家の英語の発音が世間で話題になっていることに因み、「通じればいい」「やっぱり大事」「教師としてこだわりたい」あなたはどちら派?との問いかけで、近くの参加者同士で話し合い。 私自身は、勤務校でフィリピンの学生とオンライン英会話をやっていて、音質があまりよくない条件下でのやり取りでは特に「カタカナ発音」では通じにくいことを実感し、発音の大切さ再認識していたところだったので、「やっぱり大事」派として主張しました。 北原先生「通じればいいという論調が多いが、英語は例外が多いとはいえ、84%は綴りと音がルール通りであり、大半がカバーできる。 発音とつづりの関係をきちっと教えてあげれば、単語が覚えやすくなり、発音も、褒められて自信につながる。 発音がよくて悪いことはない。」

今回は、昨年9月18日に京都市立樫原中学校において行われた北原先生の示範授業 ここに田尻先生が加わった「夢のコラボTT」の記録映像を視聴しました。 ・田尻先生とのTTがなぜ実現したかーー北原先生が会いたかったので、京都に示範授業に行くことを知らせたら、その学校が、田尻先生のゼミ生が実習にいったところだったことがわかり、そのお礼もかねて田尻先生も駆けつけた、ということでした。 Textbook: New Horizon Book 2 Unit 4 Wha tis important in a homestay? Read and Think (2) Aims of this period: 1 To understand the passage including gerund used as subjects 2 To build vocabulary 授業の手順とかかった時間(レジュメ掲載のTeaching Procedure より

  1. Greeting (3’45”)
  2. Answer check of Spiral Worksheet (9’23”)
  3. Picture Q&A Speaking (6’29”)
  4. Oral Introduction of the text (4’32”)
  5. Introduction of New Words (15’11”)
  6. Comprehension of the text 1(Get the Gist)(2’09”)
  7. (割愛)
  8. Closing

北原メソッドBパターンの授業。 前時がAパターンの文法導入と練習。 動名詞のはいった、-I heard that you like swimming in the river. -Swimming can be dangerous などが入ったdialogueのを練習したのちに本時の教科書本文の理解にはいる,というもの。 1. Greetingでは、いつもの北原先生の自己紹介Knob and Keyノブアキー でつかみはOK. 2. Answer check of Spiral Worksheet 「一人一回でいいから手を上げてね」「手を上げるときひじを伸ばして」「先生が一瞬で見極めたいから。 前にすすめて次の活動に行きたいから」など、授業の進行を支える、学習規律づくりの声かけがあらためて大事だと思いました。 ・すぐに答えが出てこない際に、ヒントを与えたり、発音の注意点や、一部の語句については辞書を引かせたり、と丁寧に指導し、結果9分以上かかってしまった。 北原先生:「9分はかかりすぎで5分でいい。 同じことを何度もやるので「雑」でいい。」 3. Picture Q&A Speaking ・北原先生が教材について苦言:「かつての紙のピクチャーカードに比べてデジタルは実に貧弱でQ&Aに向いていない。」 さらに活動の冒頭Stand up, please. 生徒を立たせたときに「英語の授業で一番最低なのは、黙っていること。 話す練習なのに黙っていてはだめ。」 「間違ってもいい。 間違えることは、友達のためになる。 あいつのおかげで助かったなーって。」 「間違ってもいいから早く答える」など、クラスが安心して間違いながら学びが進むよう、声かけ。 ・教師:What are they doing?の問いに対して 一人がThey are talking. といった後、They are speaking. といった生徒に対して 「人と違った答え、いいねえ」と北原先生。 いつも言われるTry to be different の方向に生徒を励ます声かけ。 ・What are these?(靴の絵をさして) に対してshoes との応答に、full sentence! ⇒They are shoes. が答え。 ・参加者から、Those are ではだめなのか?との質問に対し、北原先生は、「間違いではないが、入門期ではThey で受けることを学ぶことが大事、」と。 ・(最後に)北原先生「いま立っている人で、一回でも手を上げた人は座って。 (座った後まだ立っている生徒に)一回も手を上げていないのは問題!」とまた、しつけを行う。 5. Introduction of New Words ・北原先生はここで、「緊張して」手順を間違え、オーラルイントロダクションのはずが先に新語導入にはいってしまいました。 「弘法も筆のあやまり」ですね。 Flash Cardの語句は次のとおり。 answer, enter, explain, carefully, couldn’t, felt, kept, feel like ~ing, K., take off,, in the end, each other, keep ~ing, in the future 指導のポイントは以下に。 ・answer a の発音について、北原先生は田尻先生に振り、「日本語にない音とおもうだろうけど、じつは関西人の「ぇあー」(字面ではうまく表現できません)」と、ユーモラスに説明。 wは発音しないことにも注意喚起。 ・explainのaiについて、「かならずエイと読みましょう。」では他にaiの入っている語は? ⇒rain, train, plainなど。 ・take off offの/f/の音。 下唇に触れている上前歯が相手に見えるように! 一語一語発音させながら、発音への注意を要所で伝えた後、「意味がわかるひとはジェスチャーで」といってまた最初の語から発音させ、要所で意味に関する問いかけ。 ・answer 「反対は?」 ⇒ask .・enter =go into と説明 また□の「名」の形もありentranceと板書。 ・carefully 辞書引きを指示。 まずcare を辞書で「引けたら立つ」⇒「立った人はぼーっとしてないで、座っている人の手伝いに行ってあげて。 ここじゃないよ、とか、もっと先とか、」(辞書引きのサポートを促す)つぎに、careful 、そしてcarefullyと順に辞書引きを生徒にさせていく。 ・take off を辞書で調べさせる(引けた人は立つ) 北原先生は「takeから引いている人? off から引いてい入る人は?」と挙手させて、辞書引きへの関心を高めていく。 ・each other も辞書引かせる。 これも eachからか?otherからか?と問いかけ。 発音と意味の辞書引きでたっぷり15分間の活動でした。 北原先生「田尻さんも言っているが、辞書指導大事!自分がもし、中学生のときから知っていたら、もっと楽に単語覚えられたのに!」と、その大切さが強調されました。 4. Oral Introduction of the text ・北原先生が初めに I am J. と言って、このセクションの「一人称語り手」J. くんになりきって、表情豊かに、感情をこめて、繰り返しや、言い換えも含めながら、内容を語って見せました。 115wordsという長めの本文の、終盤三分の一は(パラグラフが変わるところ)田尻先生が変わってOIを引き継ぎました。 TTのアシスタントの位置づけでしたが、田尻先生も、完璧に本文が入っていて、生徒に向かって流ちょうに演じておられる様子が圧巻でした! 北原先生:「本文だけ読むのはオーラルイントロでもなんでもない。 教科書に載っている文は(字数制限などもあって)ミニマム。 それに肉付けをして、生徒が分かりそうもなかったら繰り返したり、言い換えたりして、それがオーラルイントロダクション。 デジタル教材に入っている音でやっているが、それが生徒に合っているかどうかはわからない。 教科書検定は、デジタル教材には入っていないので、何が使われていてもチェックできない。 知らない単語がどれだけ使われているかわからない。 ストーリー展開を考えて、生徒の顔を見ながら教師がやるのがオーラルイントロダクション。 田尻さんと僕でも違う。 それぞれの個性を生かして。 生徒が分かりやすいものばかりでなくやはり、i+1(K. ですね!)のところを目指していくのがいい。」 6. Comprehension of the text 1(Get the Gist)2’09” まず北原先生が本文を朗読。 そのあと、「今度は皆さん、ジェスチャーをつけながら生きましょう」と生徒がジェスチャー音読。 つづいて、動名詞がターゲット(it for to は既習事項)のところなので、本文中の文の言い換えを生徒に言わせてみる。 It was difficult to answer some questions. ⇒answering some questions was difficult. Talking with him was fun ⇒It was fun to talk with him. この後、示範授業から離れて、例会参加者同士で本文の中んに出てきた問いかけ。 ・Why do you say “Tadaima” when you get home? ・Why do you take off your shoes when you enter a house? について、近くの人同士でdiscussion をおこない、European /AmericanとJapanese と対比できるよう板書して、それぞれの習慣、文化、気候などの点から、様々な意見がでました。 「こんな風にやると面白いでしょう。 これが総合学習(integrated study といわれたでしょうか?間違っていたらすみません)でしょう。 こういう授業をやってみたい」と北原先生。 それから、本文に使用されている語句について、次のような指摘がありました。 ・主語になる動名詞=動詞-ing がターゲットなのに、keep ~ing や、feel like ~ingなど、別の~ing が同一本文のなかに入っている。 「これはどうなの?」と。 生徒が混乱する可能性のあるものに常に注意が向いている、北原先生の「生徒目線」をまたここから学ぶことができました。 ・もう一点。 私は、教科書ワンセクションの本文が長くなり、音読はどうするのか、という疑問を持っていました。 3年生ならともかく、2 年生なら、まだ音読をしっかりと積み上げていくべきであろうと考え、 おそらく、本文の終わりの1/3を省いて、音読するのがいいのではないか、と思っていました。 この示範授業でも生徒の音読練習は含まれていませんでした。 例会終了後、北原先生に、音読はどうするのか、直接尋ねてみました。 「このままでは長すぎるので、はじめのパラグラフだけ(全体の2/3くらい)を音読すればいいのでは。 ターゲット文法事項も含まれているので。」とのお答えをいただきました。 例会の内容は以上です。 今回は、①オーラルリーディングの意義、力の入れどころ、②語彙指導における音声とつづりの関係の押さえ方、③辞書指導の重要性、④生徒目線で教材を見る、⑤本文のなかに、生徒が考えて話し合える要素があれば、テーマを抽出してディスカッションと意見交換をしてみる可能性などなど、多くのことを学ばせていただきました。

  1. Greetings 初めて”Knob and a key”のお話を聞くことができました。 その日会った生徒も惹きつける魅力的な自己紹介でした。 2. Answer check of spiral worksheet ワークシートの一例を幹の本で拝見しておりましたが、実際にそれを使ってどのように授業を進めていくかが、今回の動画から分かり大変意義深いものでした。 構文や文法をどこで習ったか教科書を使って参照させたり、頻出の表現の類義語(However → but )を想起させたり、生徒にとって難しい単語(my “own”, take off, each other など)は辞書を引かせたりと、短い時間の中で密度の高い指導が展開されていたと感じました。 生徒の視点で考えると、新しい本文に出会いながらも、既有知識を生かしながらさらにそこに新たな知識を組み立てていくという感覚があり、知識がバラバラにならずに教科書を進めていくことができているのだろうなと想像しました。 3. Picture Q&A Who is this boy? など、誰もが答えることのできる質問を重ね、”short answer”も認めながら行われたQ&Aでした。 イラストでキーワードや登場人物をイメージさせながら、What are these? – “They” are… という答え方の徹底的な指導も行うなど、本文理解と英語での基本的なやり取りの練習が両立して展開されていたと感じました。 全員立っている状態から、答えた人が座る、座った人も油断しないようもう一度立たせる、など活発な動きとともに行われ、実際に発言する生徒以外にも常に問いへの答えを考えさせる工夫もなされていました。 4. Oral Introduction of the text Oral Introductionでは、ジェスチャーや感情を表す語りによって、行間を肉付けし、生徒の顔をみながら繰り返したり言い換えたりすることが重要である、ということがよく分かる映像でした。 本文のどのあたりで、生徒が理解につまづくかを事前に、そして最中に見極め、ただ本文を読み上げるだけではない柔軟な指導が必要であると感じました。 5. New Words (実際には、 4 と 5 が逆の順番で実施されました) 合計で3回、フラッシュカードを使った語彙の確認が行われたと記憶していますが、1回目は音を中心に指導→練習をし、3回目から、それぞれの意味を確認しながらの指導が行われました。 また、発音を指導する際には、生徒がたとえ間違えたとしても、つづりを見て発音を推測させていました。 お近くの参加者の先生からは、「北原先生は、生徒の単語との最初の出会いを大切にされている、その方が生徒には定着する」というお話があり、新出単語でも生徒にまず「出会わせる」ということの重要性を感じました。 6. Comprehension of the text 本文を先生が音読される際、1回目は比較的ナチュラルに読み、2回目からは、1文ずつ読み、その後生徒とともにジェスチャーをしながら読むという流れをとられていました。 そして、1パラグラフが終わったところで、Questions に触れていました。 ここまでの語彙指導のところでも、生徒の発音、音読のレベルの高さがうかがえましたが、もし生徒がそれぞれの単語を1つずつ発音するのにも苦労するような場合には、どのような流れで音読指導をなさるのだろうか、と別のパターンの指導にも興味がわきました。 その後、参加者の先生方とともに、本文に関するクエスチョンに一緒に答えてみて、ディスカッションをいたしました。 歴史的な背景や、個人的な体験、独特な発想で様々な意見が出され、私も生徒のように楽しむことができました。 対面で初めて参加させていただき、また示範授業を拝見することができ、大変ありがたく思っております。 意欲的な先生方とともに、今後も学ばせていただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。

まず始めに「英語は通じれば良いのか、発音も大切なのか」という問いが北原先生からありました。 私としては国際的な舞台において日本の政治家が英語でスピーチすること自体に賞賛を送りたいと思っていましたが(通じれば良い) 、先生方とのディスカッションでは発音の重要性について話されることが多くあり、英語指導において発音を重要視されていることに改めて気づかされました。 次に昨年9月に実施された京都市立樫原中学校の示範授業(北原先生・田尻先生のTT)を視聴しました。 北原先生がメインでご指導され、田尻先生が補足を入れたりパートを分けて音読したりされていました。 先生方以外にも生徒の反応も見ながらでしたので、どこをしっかり見れば良いのかわからないくらい情報量の多い映像で大変勉強になりました。 特に示範授業で勉強になった点は以下になります。

〇声掛けやスピードについて ・挙手時に「肘を伸ばす」のは、先生が一瞬で全体の理解度を見極めて次の活動へ進むため。 活動のルールや目的を生徒達に説明することで生徒は納得して動く ・「英語の授業で最悪なのは黙っていること」「間違えることは友達のためになる」という声掛けがあった。 安心して間違えられる雰囲気作りをされている ・「早く答えないと意味がないよ」と伝えスピード感を重視し、生徒たちに即時の反応を意識をさせている 〇丁寧な語彙指導 ・特に厚く入れていたのが語彙指導であった。 15分でフラッシュカードや辞書引きをさせ、多くの語彙に触れていった ・辞書指導ではtake off や each other など、どちらの語から引くべきかを考えさせ、引けた生徒は周りのサポートに回るよう促していた ・今回のようにしっかりと語彙指導をするからこそ、教科書本文が自然と読めるようになったり、次の活動にスムーズに移ることができるのだと納得した 〇発展的な問題について ・教科書の内容から抽出された2 つの問いについてメンバー同士でディスカッションを行った。 英語だけにとどまらず、様々な知識を結びつけたり推測する活動だが、生徒が「考えてみたい」と思える問いであった ・このような問いこそが英語だけではない教科を横断した真の学び合いへつながると感じた

北原先生から英語は「通じればよいか」「発音か大事か」を投げかけられました。 私は、「英語の教師としてこだわりがある」というものに挙手をしました。 英語の教科書が、英語を第一言語としている国の音声を模範としていることから、「通じればよい」という答えに落ち着くことができませんでした。 やはり、英語教師としては、通じればいいは結果論として言えることはあるかもしれないけれども、私たちが普段authenticなものにふれさせたいと思っているときは、たいていインドで話されている英語や香港で話されている英語を選んでいないことが多いと思うからです。 やはり発音を大切にして教えていきたいという思いを再確認できました。

北原先生、田尻先生のティームティーチング 京都市立樫原中学校の示範授業 ここで感動したのは、Oral Introductionです。 北原先生と田尻先生が教科書の本文を読みあげる発音がとてもきれいでした。 そして、それに夢中になっているところに、教科書本文の行間を埋めるような理解しやすい文が自然に足されるのです。 教科書本文はミニマムな情報しか載っていない。 肉付けをしたり言い換えたりして説明をする。 生徒の顔を見て、理解しているかどうかを確認しながら説明してあげる。 生徒のレベルより少し上の英語で(i+1, K.)。 また、実際にやってみて楽しいと思ったのが、Comprehension of the textです。 本文にあるWhy do you say “Tadaima” when you get home? Why do you take off your shoes when you enter a house?の意見をペアで共有するところです。 英語を学ぶだけでなく、英語で日本文化を学んでいる感覚がしました。 また、全体を通して再確認できたことがあります。 それは、北原先生が生徒に活動の目的やなぜそのルールがあるのかを説明していることです。 ただやるのではなく、なぜそれをするのかを分かって生徒にやらせるという一つ一つ丁寧に生徒に向き合っていると感じました。 なぜ問題文をみんなで一緒に読むのか。 なぜ挙手をするとき肘を伸ばすのか。 なぜ早く答えるべきなのか。 この例会のあと、授業ではなぜ英語の歌を歌うのか、なぜ音読の時は教科書を持つのか、なぜゆっくり反応するより素早く反応することが大切なのかを生徒と確認しました。 これからも何度も確認していくつもりです。 例会で授業を視聴できることはとてもありがたいです。 授業の基本が本当に大切であり、それらを再確認することができるからです。 今月もありがとうございました。 またよろしくお願いします。

「夢のコラボ!北原・田尻のTT!2025.9.18 京都市立樫原中の示範授業」視聴 ・G7サミットでT. 首相の英語のスピーチについての →発音について。「通じりゃいいじゃない」という意見について、英語教師としてどう思うか。 ①通じりゃいい。 ②発音重視派。 ③英語教師としての特別な思いがある。 (北原T)書いて覚えたくない。 発音できればそのまま書ければいい。 (単語の87%はフォニックスで対応できる)初めから単語テストをやらせるのはかわいそう。 ⇒発音が良ければ、単語テストをやらなくていい。 漢字の書き取りと英単語の単語テストを一緒くたにしている人が多い。 ・教材研究:教科書(New Horizon)について ターゲットセンテンスは動名詞。 教科書の中で、It for toの文法がすぐそばに来ている。 どう教える?? ・ひじを伸ばして発言させる理由:先生が、どのくらいの生徒が、理解しているか?一瞬で知りたいから。 ・発言することが大事。 最悪なのは①黙っていること。 ②間違えること(間違えることで友達が助かる)。 ・Picture QA T: Short answer is OK. Who is this boy?(from the textbook) What country is this? What are they doing? 答えが一つでない。 人と違った答えが大事。 (田尻T; They are breathing!) What are these ? _Shoes. と、答えたらフルセンテンスにさせる発問をする。 ▲These / Those are shoes. (最後のシーンで)一回でも手を挙げて、当たらなかった人?(挙手させて着席)一度も手を挙げなかった人を、励ます。 ←チャンス! ・New Words answerのaの発音、日本語にある?(ある。 関西弁で笑) Take off. 前歯2本見えなければだめ。 ジェスチャーで覚えさせる。 …全てやらせている?発信語彙のみ? carefullyで辞書引き。 ①careで引けたら起立。 ②carefulで着席。 ③carefullyで起立させる。 例文を示す。 Look! 釘が落ちてるよ。 Walk carefully. take offのような熟語での辞書引きは、意味が多くありそうだなと思う方の単語で引かせる。 take の後ろの方にある熟語を示し、知っている熟語があればマーカーで線を引かせる。 each other 他の人を巻き込んで少しWe know each other. ・Oral Introduction T: 教科書本文の内容をもとに、登場人物になりきって説明(ナレーション)をする。 教科書本文は、ミニマムな情報しか入っていない。 それに情報を肉付けして伝える。 難しそうな単語は言い換えたりしている。 (ある記事で、リスニングやリーディングで、難しい単語が普通に入っている。 文科省も、そこまでは把握しきれない。) ⇒Iプラス1。 自分の生徒に合っていそうな語彙を使って実施する。 ・英問英答も、スピードが大事。 のろのろやってできた答えは意味がない。 価値が低い。 終わった人同士で答え合わせをさせる。 それも終わったらほかの人の手伝いへ。 すぐに答え合わせはしない。 長文のリーディングの後にわかるから。 ① (長文の音声)Tが範読する。 1回目は普通にさらっと。 2回目は1文ごとにポーズ。 ② ジェスチャーをつけて読ませる。 筆記具は持たせない。 (T1文範読、Ssはそれに対してジェスチャーをつけて再生。) “Why do you take off your shoes when you enter a house?” _本文にある質問を、生徒に実際に考えさせる… Europian / American / Japanese / Other Asianで考えさせる。 異文化理解に通じる。 以上になります。 教科書の、やるべき内容が増え、ただこなすだけの授業になっていた 自分の授業を振り返る良い機会となりました。 個人的に一番印象に残ったのは、その日初めて会った生徒(学習支援が必要)のことを北原先生は覚えていらして、「あの子はあれからどうしている?」と尋ねられていました。 視野を広く持たれてらっしゃり、改めて凄いなと感じました。

〇T. 首相のG7サミットの英語 発音について「通じりゃいいじゃない」という意見について、英語教師としてどう思うか。 ①通じればいい。 ②発音大切。 ③英語教師としての特別な思いがある。 をペアやグループで話しました。 北原先生:①「通じればいい」と思っている先生は単語をテストをする。 発音をきちんとしてたら単語テストはする必要がない。 発音通りに書いたらいいから。 ルールに当てはまらない例外は多いけれど、85%はルール的。 例外の単語ははじめからテストに出したり、×をしない。 日本語は表意文字だから、漢字を見て意味がわかるが、英語は表音文字なので、つづりを見ても意味がわからない。 〇夢のコラボ!北原・田尻のTT!2025.9.18 京都市立樫原中の示範授業視聴 今改めてあの映像を見ても、英語教育界のスーパースターのお二人が本校に来てくださり、示範授業をしてくださったことは奇跡のように感じます。 ところどころ自分の姿が映像に映っているので、「夢ではなかった」と確認できます。 今回は北原先生の「動き」に注目して観察してみました。 ちなみに教科書はボリュームあり過ぎるNew Horizon 2のRead and Think 2のページ。 私が毎度困っているページで、北原先生も「嫌だ」と言っていたページでしたが、職人であり、達人である北原先生の技には改めて脱帽です。 ・一番生徒が見える位置からあまり動かない。 ゆったりしている。(1時間の中で活動は多いが、先生は常にゆったりとして焦りがない。) ・先生自身の視線が一点にとどまることはなく(目の前にとても気になる生徒がいても)常にサーチライトのように全体を見ている。 (でももちろんサーチライトのように機械的ではない。) ・生徒を観ている時間が長い。 (そもそもタブレットを操作したりする活動がほぼない。) ・生徒の発話、辞書引きなど生徒の応答や動きを「待つ」が、動きの「端」をすぐとらえて、どんどん次の指示を出す。 (今回は予想外にスパイラルワークシートに時間がかかったので、その後の活動が予定よりも短くなった。 そのため新語の導入に関しても全てを行うのではなく、キリのよいところで「終わり」と言い、次の活動に進んだ。) ・動きの「端」に「なぜそうするのか」の理由を説明したり(今回は示範授業だったので、意識的に先生に向けても説明。)活動の潤滑油ともなる声掛けをする。 ・発話スピードや声のトーンは落ち着いてゆったりだが、緩急とユーモアのある発話で授業の流れをつくる。 (関西弁と交えたり、突っ込みどころを作り、田尻先生が突っ込んで笑いへ変えたり、場の空気を読みながら、授業の流れをコントロール) ・「異文化理解教育」の視点 この授業でホームステイ先でホストファミリーに「なぜただいま」と言うのか、「なぜ家に入る時に靴を脱ぐのか」とたずねられたJ.の話が出てくるので、生徒にそれを尋ねた。 授業では時間の関係で深めるまではいかなかったが。 例会ではその2つの質問を北原先生は私たち例会参加者に問いました。 ペアやグループで答えを考えて、それを全体で共有しました。 これは英語ができる・できないに関係なく、どの生徒にとっても興味深いなあ、と思いました。 自分ひとりで考えてもよくわからないままでしたが、仲間の色んな考えを聞くことによって「へえ、そんな考え方もあるのか、面白いなあ」と感じました。 教科書1ページ扱うにしても、「あれもこれもやらなければ」という焦りの気持ちでいたら、教科書に書かれてあるこのような点もさらりと流してしまって終わってしまいますよね。 (私です。) こういう異文化理解にもってこいのトピックを拾い、生徒と深めたりしながら、私も一緒に「面白いなあ」と感じたいと思いました。 示範授業で北原先生の真ん前に座っていたとても気になる生徒Sさん(短髪ですが、ハーフの女子です。 多くの先生が男子と思っていたようです。)がいました。 あの示範授業で1時間座っていられるのかもわからない彼女でしたが、途中から少しずつ前向きに取り組めたその子に対し、今回の例会の時に「あの子、今どうしてる?」と聞いてくださいました。 あの当時、転校してきたばかりで、学校に来るか来ないかという毎日でした。 3年生になり、進路も意識しはじめ、学校にも遅れても来るようになり、定期テストもきっちり受けられました。 北原先生が「『あの時、声かけられなくてごめんね』とあの子に伝えて」とおっしゃってくださったので、そのことを週明けにSさんに伝えました。 「あの時覚えてる?(北原先生の示範授業授業)」と聞いたら「うん」と言ったので、北原先生のメッセージを伝え、Sさんが頑張っていることを北原先生に伝えたよ、と言ったら少し?嬉しそうにしていました。 一期一会、まさにそんな機会をとても大切にしてくださっている北原先生。 先生のあたたかさが伝わりこれまた嬉しい気持ちになりました。

例会の冒頭で、北原の先生から G7サミットでの首相の英語スピーチ が話題に挙がった。 その英語については賛否論があり、「①通じればよい」「②やはり発音は大事」「③英語教員として」という観点で、私たちはグループで意見交換を行った。 私はこの話題を聞いた時、特に“発音の大切さ”に心が動いた。 英語は「意味が通じればよい」という考え方もあるが、国際的な場面では発音が相手への印象や信頼感に直結すると感じている。 また、英語教員として生徒に英語を教える立場からも「伝わる発音」を意識する姿勢は大切にしたいと思った。 グループでの意見交換のあと、北原先生からは、「単語テストをしたくないから」という理由で、発音指導を重視しているという話があった。 発音を徹底的に練習し、自信をつけた生徒は、その後の進路先でも「発音がいいね」と褒められることが多いという。 その成功体験が、英語への前向きな姿勢につながるという点が印象的だった。 さらに、フォニックスをしっかり行うことの重要性を強調していた。 フォニックスを通して音と文字の関係を理解することで、生徒は英語を学ぶ上での土台を自然に身につけていく。 その結果、単語テストに頼らなくても、語彙を増やしていける。 この話を聞いて、私は「発音を大切にすることは、生徒の自信づくりにもつながる」ということを改めて実感した。 その後、夢のコラボ、北原先生と田尻先生のTTによる示範授業を視聴した。 ここでは、実際の授業の流れや生徒への関わり方が具体的に示され、多くの学びがあった。 まず印象に残ったのは、冒頭の自己紹介で生徒の心をつかんでいたことである。 短い時間で場の空気を温め、雰囲気づくりがされていた。

「Spiral Worksheet」 このワークシートは復習内容であり、本来は多くの時間をかける必要はないとのことだった。 しかし、今回の授業では 9分23秒 を要していた。 実際は5分程度でよいとのことだった。 理由について、普段担当しているM. 先生によると、いつもはもっと内容が易しいためスムーズに進むが、今回は生徒にとって難易度が高かったのではないか、とのことだった。 また、ワークシートの答え合わせでは挙手した生徒に答えてもらう方式をとっていた。 その際、北原先生が「手を挙げるときは、肘を曲げずにまっすぐ伸ばしてね」と声をかけていた点が印象に残った。 理由は「誰ができているのかを確認するため」である。 こうした細やかな指示が、授業のテンポや生徒理解の精度を高めていると感じた。

「Picture Q and A」 デジタル教科書を用いて活動が進められた。 従来の Picture Cards と比べると少ないというところも問題にあがった。 この活動では、What are these? の答え方に時間を要していた。 生徒から正しい答えが出るまで丁寧にやり取りが続けられ、最初の生徒はThis is…、次の生徒はThese are…と答え、最終的にThey are…という形が導きだされた。 ここでは、代名詞の使い分けに自然に触れていた点が印象的だった。 これについては、英検3級でもこの部分は頻出であり、大学生でも間違えることが多いという。 だからこそ、 They are ・・・はきちんと指導すべきポイントであるという言葉が強く心に残った。 最後に、「1回でも手を挙げた人は座ってもいいよ。」と声をかけていた。 この言葉には、生徒が授業に参加しようとする意欲を大切にする姿勢が表れていると感じた。

「Introduction of New Words」 今回の新出単語および熟語は全部で15語あり、それぞれについて発音、品詞、使い方、必要に応じて反対語などが丁寧に確認されていた。 活動の中で、辞書を引いた場面は3回はあった。 特に熟語については、どの語で引いたか、辞書のどの語の項目にその熟語が載っていたかを生徒に問いかけていた点が印象的だった。 単に意味を調べるだけでなく、「どの語を手がかりにして調べるか」という視点をもたせることで、辞書の使い方そのものを学ばせていると感じた。 とても丁寧に進められており、時間も計15分11秒かけていた。 こうした積み重ねが、生徒の記憶に残る活動となり、後の学習の土台づくりにつながっていくと感じた。

「Oral Introduction of the text」 第1パラグラフは北原先生が担当し、第2パラグラフは田尻先生が行っていた。 生徒の反応を丁寧に見取りながら進めており、理解の様子に応じてテンポや説明の深さを調整されていた。 また、教科書の英文に必要に応じて情報を補足し、生徒が内容をイメージしやすいように工夫されていた。 ジェスチャーや表情も豊かで、視覚的・感情的な手がかりが多く、生徒が自然と意味をつかめるようになっていた。

「Comprehension of the text」 まず最初に、教科書の本文を最初から最後まで通して読む時間が設けられた。 2回目は、1文ずつ区切って丁寧に読み進めていた。 3回目には、ジェスチャーを交えながらリピートするよう促し、生徒が意味をイメージしながら音読できるよう工夫されていた。 この三段階の読みの活動は、全体の流れをつかむ、文ごとの意味を理解する、身体表現を伴って記憶に残せ、理解の定着につながっていると感じた。 最後に、参加者全員で本文にあった ① Why do you say “tadaima” when you get home? ② Why do you take off your shoes when you enter a house? という問いについて話し合い、意見を共有した。 これらの問いは、単なる英語の内容理解にとどまらず、社会的・文化的・歴史的背景、他国との比較など、さまざまな視点から考えるきっかけとなった。 自分が授業を行う立場としても、英語が読めるようにするだけに留まらず、その背景にある価値観や文化の違いについて理解し、考えておくことの重要性を強く感じた。

最後に・・・ 今回の例会を通して、語彙指導の丁寧さや発音指導の重要性、そして文化的背景を踏まえた学習の大切さを改めて実感しました。 現在 3 年生を担当していますが、辞書を使う習慣が十分に定着していないと感じており、語彙を自分で調べ、使い方を理解する力は卒業後の学習を支える基盤になると改めて思いました。 また、英語そのものだけでなく、その背後にある価値観や文化の違いについて生徒とともに考える姿勢を大切にしていきたいと思いました。

1.はじめに G7のT. 総理の英語の発音についていろいろな意見があるが、先生方はどう考えるか。 ①伝わればいい②発音大切③英語教師として何か特別な思いがある 伝わればいい→英語教師としてそれでいいのか?発音とつづりはつながっている。 漢字と英語は違う。 英語は書いて覚えるのではなく、発音できれば書けるようになる。 2.「夢のコラボ!北原・田尻のTT!2025.9.18京都市立樫原中の示範授業」 New Horizon 2年 Unit4 まずは、教科書を見て自分ならこのページをどのように指導するか考え、近くの人と話す。 (今回は主語になる動名詞がターゲットだが、この本文には他の文法や熟語等があるし、本文も長い。) 北原先生の授業視聴 (流れと実際にかかった時間) 1.Greeting(3:45) Ts greet with Ss and introduces themselves. 北原先生がT1。田尻先生がT2に徹していました。 2.Answer check of spiral worksheet(9:23) Raise their hands to answer questions. 生徒にとって問題が難しかったようで、時間がかかった。 本当は5分で終わらせたかった。 手を挙げる時はひじも伸ばす。 1人1度答えるように促す。 英語の授業で最悪なのは黙ってること。 間違えていいから早く答える。 田尻先生は北原先生の説明の補足と板書。 3.Picture QA(4:33) Who is this boy? What country is this? What are they doing? など 人と違った答えがいい。 答えが出なかったら座ってる人にも当てて答えられなかったらまた立つ。 What are these?-These are shoes. とは言わない。 上智の学生でも間違える。 英語の入門期にきちんとThey are で答えるのを指導したほうがいい。 4.Introduction of New Words(15:11) (本当はOral introduction of the textが先の予定だった)Shows Ss flash cards using word flash. ①生徒が読む ②発音のポイントをおさえながら練習 田尻先生: aの発音、アとエの間の音は関西弁で指導。 ③ジェスチャー、辞書でcareful、carefully、take off、each otherを確認。 5.Oral Introduction of the text(4:33) T shows picture cards explains the 1st half of the story. 本文はミニマムしかのっていないから、自分の生徒がわかる言葉プラス1くらいでできるといい。 6.comprehension of the text round 1 (2:09) round 2 (1:33) Round1: 2つのパラグラフが述べているものを記号で答える。 Round2: 3つの英語の質問に穴埋めで答える。 今回の北原先生の授業はまさに、示範授業。 ひとつひとつの動きや流れ、声がけなど生徒のためだけの授業だけでなく、われわれ教師にとっても学びの多いものでした。 例えば、手をまっすぐあげるのは誰がわかっているかを把握するため。 なぜやるのか理由を伝えると生徒はやる。 小学校でもテンポよく、発話・発音重視、動きのメリハリを意識して指導したいと思いました。 3. 教科書の内容から説明してみる。 Why do you say “tadaima“ when you get home? Why do you take off your shoes when you enter a house? 近くの先生方と話し合う。 これこそintegrated studies。 様々な観点から意見や考えがでました。 European/American drier, big house, gun society , Showing a bare foot is a punishmentなど Japanese Casual/formal, waraji, tatamiなど 改めて日本の文化について考えることができて楽しかったです。 普段からさまざまな日本文化を考えてみたいと思いました。 学びの多い例会でした。 ありがとうございました。 またよろしくお願いします。

まず、最初にT. 首相のG7サミットの英語をどう思うか、と北原先生から投げかけられました。 ①通じればいい。 ②発音は大切。 ③英語教師としての特別な思いがある。 を自分でまず考え、その後ペアやグループで話しました。 実はこの問への北原先生の答えに私は、ずっと疑問を抱いていたものがすっとほぐれました。 私は2024年に東京都の派遣でオーストラリアの大学で4週間ですが学ばせていただく機会を得ました。 そのとき大学の先生(アメリカ人)が強調されていたのは「現在の英語はEnglishではなくて、Englishesである。 そして、アメリカ英語やイギリス英語が優れている、という考えはいけない、どの国の英語も優劣はつけない。 どの発音だって通じればよい」ということでした。 これを聞いて高校の先生が「なるほど、確かに大学入試でもリスニングは色々な国の英語が扱われている」とおっしゃりました。 そのやりとりを受け、我々日本の教員団は「あんなに音読テストをしたり、丁寧な発音指導をしたりしていたが、色々な発音がOKなら、その音読テストで評価をつけることや、その発音指導自体、もはや不要なのか」という疑問がわいたのでした。 この問への大学の先生の答えは明言を避けられていました。 それ以来英語は通じればOKでよいのか?の問に、私は考えるもこれといって納得する答えを見つけられずにいたのです。 しかし、今回その答えが見つかったのです。 北原先生がいつもおっしゃる「読めるものは書ける」、そうこれこそが正しい発音を身につけさせたい答えだったのです。 正しい発音を身につければ、単語練習や単語テストをせずとも書けるようになる!のだから! その他、特に印象に残った点を記します。 スパイラルワークシートを使って、昨年の教科書の何ページにあるのかを、北原先生は何度も生徒に聞いてました。 この取り組みは「同じことを何度もやるので雑でOK」とのことでした。 また、プリントの答え合わせの際には「一人1回でいいから手をあげてね 」とおっしゃり、2回目の生徒へは「2回目?休んで休んで。 手をあげてない人?」と温かくおっしゃていました。 そして活動の最後には「1回でもいいから手を挙げた人?挙げたけど先生にあたらなかったよという人は座ってOK。 問題は手を挙げなかった人、黙っているのは最低。」と生徒を鼓舞するのでした。 また、「ゆっくり考えて正解もダメ、はやく答えて間違えるのOK」や、なぜ肘をピンと伸ばして挙手するのがいいのかを説明されているのも、まさに示範でありがたかったです。 「どのくらいの生徒が理解しているのか、それをこれからの授業に活かしたいからだよ。 それを一瞬で見たいからだよ。 」 単語指導も時間をかけ、途中に辞書引きも三度入れて丁寧にされていました。 辞書を引けたら立つ、2回目は引けたら座る、と、動きがあったのもテンポ感も素敵だなと思いました。 そしてところどころに北原先生のユーモアあふれる北原節がさらに魅力的でした。 例えば**K.**のところで警備員を想起させる英文を生徒へ投げかけたり。 Picture QAでも素晴らしいテンポ感のうえ、答えられて座った生徒にも、立っている生徒から答えがでなければ指名し、答えられなければStand up!!!と言い油断させない工夫がなされていました。